JP2005248055A - 酸化防止剤分散体 - Google Patents
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Abstract
【課題】貯蔵安定性に優れるとともに、酸化防止剤を固体として回収する際に系外への排出を抑制可能な酸化防止剤分散体を提供する。
【解決手段】酸化防止剤、分散剤および水からなる酸化防止剤分散体において、前記酸化防止剤の平均粒径が1〜5μm、この酸化防止剤分散体の粘度が100〜300cP、この酸化防止剤分散体を酸で凝固後、アルカリ中和した際に得られる粒子の内150μm以上の粒子が80重量%以上であることを特徴とする酸化防止剤分散体。
【選択図】なし
【解決手段】酸化防止剤、分散剤および水からなる酸化防止剤分散体において、前記酸化防止剤の平均粒径が1〜5μm、この酸化防止剤分散体の粘度が100〜300cP、この酸化防止剤分散体を酸で凝固後、アルカリ中和した際に得られる粒子の内150μm以上の粒子が80重量%以上であることを特徴とする酸化防止剤分散体。
【選択図】なし
Description
本発明は、酸化防止剤分散体に関するものである。さらに詳しくは、貯蔵安定性に優れ、酸化防止剤分散体を酸で凝固後、アルカリ中和した際に得られる粒子径が大きく、酸化防止剤の系外への排出を抑制可能な酸化防止剤分散体に関するものである。
一般に、ジエン系ゴムを含有する重合体ラテックスから重合体を固体として回収する際には、酸による凝固(以下、酸析と呼ぶこともある)・アルカリ中和・脱水・乾燥を行う。これらの各工程や、その後の成形時には熱が与えられるため、熱劣化による重合体の着色が起きやすいことが指摘されており、この欠点を克服するため、種々の酸化防止剤が使用されている。また、酸化防止剤の添加方法は様々であるが、一般的には粉末状の酸化防止剤と分散剤を水中に分散する方法が取られている。
具体的には、粉末の酸化防止剤、乳化剤、懸濁剤および水を混合した後、粉砕・分散することによる、酸化防止剤の99重量%以上が粒径50μm以下である保存安定性に優れた酸化防止剤の製造方法(例えば、特許文献1参照)、粉末の酸化防止剤、シリコーン、懸濁剤および水からなり、酸化防止剤の99重量%以上が粒径50μm以下である保存安定性に優れた酸化防止剤分散液(例えば、特許文献2参照)、および酸化防止剤、減粘剤とポリビニルアルコールとが水系媒体中に分散されてなる送液性に優れた酸化防止剤分散体(例えば、特許文献3参照)などがすでに知られている。
しかしながら、上述した従来の酸化防止剤分散体は、貯蔵時に沈殿や水の分離を起こすという問題があり、さらには、酸化防止剤を酸析、アルカリ中和、脱水する際に、酸化防止剤が系外に排出されることにより酸化防止効果が薄れ、より多くの酸化防止剤を添加しなければならないことから、高コストになるという問題があった。
特開昭60−186547号公報
特開昭61−159483号公報
特開平11−349940号公報
本発明は、上述した従来技術における問題点の解決を課題として検討した結果達成されたものである。
したがって、本発明の目的は、貯蔵安定性に優れるとともに、酸化防止剤を固体として回収する際に系外への排出を抑制可能な酸化防止剤分散体を提供することにある。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、酸化防止剤の粒子径を細かくすると共に、一定範囲の粘度に調整することにより、貯蔵安定性を高め、さらに酸化防止剤分散体を酸析し、アルカリで中和後に得られる粒子径については、一定以上の大きさの粒子を大部分にすることが望ましく、これにより固体として回収する際に系外に排出されないことを知見し、本発明に到達した。
すなわち、上記目的を達成するため本発明によれば、酸化防止剤、分散剤および水からなる酸化防止剤分散体において、前記酸化防止剤の平均粒径が1〜5μm、この酸化防止剤分散体の粘度が100〜300cP、この酸化防止剤分散体を酸で凝固後、アルカリ中和した際に得られる粒子の内150μm以上の粒子が80重量%以上であることを特徴とする酸化防止剤分散体が提供される。
なお、本発明の酸化防止剤分散体においては、
前記酸化防止剤が、ヒンダードフェノール系酸化防止剤50〜100重量%と、ホスファイト系および/または硫黄系酸化防止剤0〜50重量%(ただし、酸化防止剤の合計を100重量%とする)とからなること、
前記分散剤が、脂肪酸アルカリ金属塩20〜100重量%、不均化ロジン酸アルカリ金属塩0〜80重量%、およびその他の分散剤0〜10重量%(ただし、分散剤の合計を100重量%とする)とからなること、
前記ヒンダードフェノール系酸化防止剤が、下記式(I)で表される化合物であること、および
前記酸化防止剤が、ヒンダードフェノール系酸化防止剤50〜100重量%と、ホスファイト系および/または硫黄系酸化防止剤0〜50重量%(ただし、酸化防止剤の合計を100重量%とする)とからなること、
前記分散剤が、脂肪酸アルカリ金属塩20〜100重量%、不均化ロジン酸アルカリ金属塩0〜80重量%、およびその他の分散剤0〜10重量%(ただし、分散剤の合計を100重量%とする)とからなること、
前記ヒンダードフェノール系酸化防止剤が、下記式(I)で表される化合物であること、および
本発明によれば、以下に説明するとおり、貯蔵安定性に優れると共に、酸析、アルカリ中和後の脱水時に系外に排出される酸化防止剤量を抑制でき、コスト低減が可能な酸化防止剤分散体が得られる。
以下、本発明の酸化防止剤分散体について詳細に説明する。
本発明に使用する酸化防止剤は、酸化防止能を有するものであれば特に制限はなく、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤、および硫黄系酸化防止剤などが使用できるが、好ましくはヒンダードフェノール系酸化防止剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤とホスファイト系酸化防止剤の混合物、およびヒンダードフェノール系酸化防止剤と硫黄系酸化防止剤の混合物である。特に好ましくは、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、およびヒンダードフェノール系酸化防止剤とホスファイト系酸化防止剤の混合物である。ヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、下記式(I)で表されるp−クレゾールとジシクロペンタジエンとの縮合物をブチル化した化合物、
ホスファイト系酸化防止剤の具体例としては、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルホスファイト、ビス(n−オクタデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス[2,4−ビス(1,1−ジメチルエチル)−6−メチルフェニル]エチルエステル亜リン酸、およびテトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)[1,1−ビフェニル]―4,4’−ジイルビスホスフォナイトなどが挙げられる。この中でもトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトが耐加水分解性に優れる点で好ましい。
硫黄系酸化防止剤の具体例としては、ジラウリル・チオジプロピオネート、ジステアリル・チオジプロピオネート、および2−メルカプトベンズイミダゾールなどが挙げられる。
これら酸化防止剤の好ましい使用割合としては、ヒンダードフェノール系酸化防止剤50〜100重量%、ホスファイト系および/または硫黄系酸化防止剤0〜50重量%(ただし、酸化防止剤の合計を100重量%とする)である。さらに好ましくは、ヒンダードフェノール系酸化防止剤70〜100重量%、ホスファイト系および/または硫黄系酸化防止剤0〜30重量%である。酸化防止剤分散体に使用される成分の総量を100重量部としたときに占める酸化防止剤の割合は、30〜60重量部の範囲であることが、保存安定性および送液性が優れる点で好ましく、40〜50重量部の範囲がより好ましい。
本発明に使用する分散剤としては、酸析時に凝固する乳化剤であれば特に制限はないが、例えばオレイン酸、ラリウル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、酸などの脂肪酸、および不均化ロジン酸などのアルカリ金属塩が挙げられる。これら分散剤の好ましい使用割合としては、脂肪酸アルカリ金属塩20〜100重量%、不均化ロジン酸アルカリ金属塩0〜80重量%、その他の分散剤0〜10重量%(ただし、酸化防止剤分散体に使用する分散剤の合計を100重量%とする)の範囲である。この範囲にある場合、酸化防止剤分散体を酸析、アルカリ中和後に得られる粒子が大きくなるため好ましい。さらに、脂肪酸アルカリ金属塩25〜75重量%、不均化ロジン酸アルカリ金属塩25〜75重量%、その他の分散剤0〜5重量%の範囲であることが、取り扱い時に泡立ちにくい点で、より好ましい。酸化防止剤分散体に使用される成分の総量を100重量部としたときに占める分散剤の割合は、1〜7重量部の範囲であることが、保存安定性および酸析後の排水汚濁が少ない点で好ましく、2〜5重量部の範囲がより好ましい。
本発明に使用する水については、特に制限はないが、脱イオン水や蒸留水の使用が好ましい。
酸化防止剤分散体に使用される成分の総量を100重量部としたときに占める水の割合は、33〜69重量部の範囲が好ましく、45〜58重量部の範囲がより好ましい。
本発明における酸化防止剤分散体中の酸化防止剤の平均粒子径は、保存安定性の点で1〜5μmの範囲であることが必要であり、1.5〜3μmの範囲がより好ましい。この平均粒子径を得る方法としては、通常は湿式での微分散処理が行われる。具体的な微分散処理方法としては、酸化防止剤、分散剤、水の混合物をボールミル、ホモジナイザー、コロイドミル、ラインミキサー、砥石方式の粉砕機などにより、微分散化する方法が挙げられる。
本発明の酸化防止剤分散体の粘度は、100〜300cPの範囲であることが、保存時の水の分離や沈殿しない点、および流動性が優れる点で必要であり、120〜200cPの範囲がより好ましい。また、本発明の酸化防止剤分散体には粘度調節のため、ポリビニルアルコールなどの増粘剤を加えても良い。
本発明の酸化防止剤分散体を酸析後、アルカリ中和した際に得られる粒子の内150μm以上の粒子が80重量%以上であることが、脱水時に酸化防止剤を系外に排出させないために必要であり、150μm以上の粒子が90%重量%以上であることがより好ましい。
かくしてなる本発明の酸化防止剤分散体は、貯蔵安定性に優れると共に、酸析、アルカリ中和後の脱水時に系外に排出される酸化防止剤量を抑制でき、コスト低減が可能であるため、ジエン系ゴムを含有する重合体ラテックス、例えばABS樹脂ラテックスから重合体を固体として回収する際に適用することにより、顕著な効果を発揮する。
以下、実施例および比較例により本発明の構成、効果をさらに説明する。実施例および比較例中、特にことわりのない限り「部」および「%」で表示したものは、すべて「重量部」および「重量%」を表わしたものである。
なお、以下の実施例および比較例においては、各特性を以下の測定方法にて評価した。
(1)酸化防止剤の平均粒子径
酸化防止剤分散体における酸化防止剤の平均粒子径を堀場製作所製レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置“LA−920”で測定した。
酸化防止剤分散体における酸化防止剤の平均粒子径を堀場製作所製レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置“LA−920”で測定した。
(2)粘度
(株)東京計器製作所製B型動的粘度計で測定した。
(株)東京計器製作所製B型動的粘度計で測定した。
(3)酸析後、アルカリ中和した際に得られる150μm以上の粒子量
酸化防止剤分散体100部に対して、硫酸2部を加えて凝固、水酸化ナトリウム2部を添加して中和した。その後目開き150μmの篩いでロ過し、篩い上に残った固形分を乾燥後精秤した。この結果から最初に添加した酸化防止剤量に対する割合(%)を算出した。
酸化防止剤分散体100部に対して、硫酸2部を加えて凝固、水酸化ナトリウム2部を添加して中和した。その後目開き150μmの篩いでロ過し、篩い上に残った固形分を乾燥後精秤した。この結果から最初に添加した酸化防止剤量に対する割合(%)を算出した。
(4)保存安定性
酸化防止剤分散体を容器に取り静置状態で7日間保存した。この時、液面上部が透明になっている部分を水の分離部分として観察した。また固形分の沈殿についても観察した。観察結果を以下の通り判断した。
水の分離 分離した水の液面/全体の液面≦5% …○
分離した水の液面/全体の液面≦10% …△
分離した水の液面/全体の液面>10% …×
固形分の沈殿 沈殿なし…○
沈殿あり…×。
酸化防止剤分散体を容器に取り静置状態で7日間保存した。この時、液面上部が透明になっている部分を水の分離部分として観察した。また固形分の沈殿についても観察した。観察結果を以下の通り判断した。
水の分離 分離した水の液面/全体の液面≦5% …○
分離した水の液面/全体の液面≦10% …△
分離した水の液面/全体の液面>10% …×
固形分の沈殿 沈殿なし…○
沈殿あり…×。
(5)ABS樹脂(以下、ABSという)パウダー中に残存する酸化防止剤の定量
ABSパウダーをテトラヒドロフランに溶解後、メタノールで再沈させて重合体成分を除去した後、溶液に含まれる酸化防止剤を(株)島津製作所製高速液体クロマトグラフィーで定量した。この結果からABSパウダーに添加した酸化防止剤量に対する割合(%)を算出した。
ABSパウダーをテトラヒドロフランに溶解後、メタノールで再沈させて重合体成分を除去した後、溶液に含まれる酸化防止剤を(株)島津製作所製高速液体クロマトグラフィーで定量した。この結果からABSパウダーに添加した酸化防止剤量に対する割合(%)を算出した。
[参考例1]ABSパウダーの製造
以下の物質を重合容器に仕込み、撹拌しながら65℃に昇温した。
ポリブタジエン(重量平均粒子径0.2μm)50部(固形分換算)
オレイン酸カリウム 0.5部
ブドウ糖 0.5部
ピロリン酸ナトリウム 0.5部
硫酸第一鉄 0.005部
脱イオン水 120部。
以下の物質を重合容器に仕込み、撹拌しながら65℃に昇温した。
ポリブタジエン(重量平均粒子径0.2μm)50部(固形分換算)
オレイン酸カリウム 0.5部
ブドウ糖 0.5部
ピロリン酸ナトリウム 0.5部
硫酸第一鉄 0.005部
脱イオン水 120部。
内温が65℃に達した時点を重合開始として、スチレン75部、アクリロニトリル25部およびt−ドデシルメルカプタン0.3部からなる混合物50部を5時間かけて連続滴下した。並行してクメンハイドロパーオキサイド0.25部、オレイン酸カリウム2.5部および脱イオン水25部からなる水溶液を、7時間で連続滴下し反応を完結させた。
反応後に、酸化防止剤分散体を固形分換算で0.5部添加し、このグラフト共重合体ラテックスを硫酸で凝固し、水酸化ナトリウムで中和した後、洗浄、濾過、乾燥してグラフト共重合体を得た。
[参考例2]ヒンダードフェノール系酸化防止剤
p−クレゾールとジシクロペンタジエンとの縮合物をブチル化した化合物(ELI
OKEM社製、商品名:Wingstay−L)を使用した。
p−クレゾールとジシクロペンタジエンとの縮合物をブチル化した化合物(ELI
OKEM社製、商品名:Wingstay−L)を使用した。
[参考例3]ホスファイト系酸化防止剤
トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト(チバ・スペシャリティ
・ケミカルズ社製、商品名:IR−168)を使用した。
トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト(チバ・スペシャリティ
・ケミカルズ社製、商品名:IR−168)を使用した。
[参考例4]脂肪酸アルカリ金属塩
牛脂脂肪酸のカリウム塩を使用した。
牛脂脂肪酸のカリウム塩を使用した。
[参考例5]不均化ロジン酸アルカリ金属塩
不均化ロジン酸のカリウム塩を使用した。
不均化ロジン酸のカリウム塩を使用した。
[実施例1〜3、比較例1〜3]
表1に示す処方の通り、酸化防止剤、分散剤、水を混合後、ホモジナイザーにより分散、微細化することにより酸化防止剤分散体を得た。得られた分散体の各種物性およびABSパウダー中に残存していた酸化防止剤量の測定結果を表2に示した。
表1に示す処方の通り、酸化防止剤、分散剤、水を混合後、ホモジナイザーにより分散、微細化することにより酸化防止剤分散体を得た。得られた分散体の各種物性およびABSパウダー中に残存していた酸化防止剤量の測定結果を表2に示した。
実施例と比較例1との比較から、酸化防止剤を酸析後、アルカリ中和して得られた粒子の内、150μm以上の粒子が少ない場合には、ABSパウダー中に残存する酸化防止剤量も少なくなることが分かる。実施例と比較例2との比較から、酸化防止剤分散体の粘度が低い場合には、保存時に水が分離するため、保存安定性が劣ることが分かる。さらに、実施例と比較例3との比較から、得られた酸化防止剤分散体における酸化防止剤の平均粒子径が大きい場合には、粘度が低下するため保存時に水が分離すると共に、保存時に固形物が沈殿することが分かる。
本発明の酸化防止剤分散体は、貯蔵安定性に優れると共に、酸析、アルカリ中和後の脱水時に系外に排出される酸化防止剤量を抑制でき、コスト低減が可能であるため、ジエン系ゴムを含有する重合体ラテックス、例えばABS樹脂ラテックスから重合体を固体として回収する際の添加剤として適用することにより、顕著な効果を発揮する。
Claims (5)
- 酸化防止剤、分散剤および水からなる酸化防止剤分散体において、前記酸化防止剤の平均粒径が1〜5μm、この酸化防止剤分散体の粘度が100〜300cP、この酸化防止剤分散体を酸で凝固後、アルカリ中和した際に得られる粒子の内150μm以上の粒子が80重量%以上であることを特徴とする酸化防止剤分散体。
- 前記酸化防止剤が、ヒンダードフェノール系酸化防止剤50〜100重量%と、ホスファイト系および/または硫黄系酸化防止剤0〜50重量%(ただし、酸化防止剤の合計を100重量%とする)とからなることを特徴とする請求項1に記載の酸化防止剤分散体。
- 前記分散剤が、脂肪酸アルカリ金属塩20〜100重量%、不均化ロジン酸アルカリ金属塩0〜80重量%、およびその他の分散剤0〜10重量%(ただし、分散剤の合計を100重量%とする)とからなることを特徴とする請求項1または2に記載の酸化防止剤分散体。
- 前記酸化防止剤を30〜60重量部、分散剤を1〜7重量部、水を33〜69重量部(ただし、酸化防止剤+分散剤+水の合計を100重量部とする)含有してなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸化防止剤分散体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004061835A JP2005248055A (ja) | 2004-03-05 | 2004-03-05 | 酸化防止剤分散体 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009132877A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Afton Chemical Corp | 抗酸化特性を向上させる添加剤および潤滑剤組成物 |
WO2013027042A1 (en) | 2011-08-19 | 2013-02-28 | Nufarm Uk Limited | Novel inhibitor compositions and methods of use |
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2004
- 2004-03-05 JP JP2004061835A patent/JP2005248055A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009132877A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Afton Chemical Corp | 抗酸化特性を向上させる添加剤および潤滑剤組成物 |
WO2013027042A1 (en) | 2011-08-19 | 2013-02-28 | Nufarm Uk Limited | Novel inhibitor compositions and methods of use |
US20140194559A1 (en) * | 2011-08-19 | 2014-07-10 | Nufarm Uk Limited | Novel Inhibitor Compositions and Methods of Use |
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