JP2005247172A - 車両騒音低減部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来よりも軽量で、騒音低減性に優れ、断熱性が良好で、かつ難燃性に優れた車両用騒音低減部材を提供する。
【解決手段】 面状車体パーツ11と、複数の層からなる騒音低減積層体52とを具備し、騒音低減積層体52が有機繊維不織布層13の少なくとも片面に表皮材15を積層してなる吸音材41を有し、かつ騒音低減積層体52と面状車体パーツ11との間には空気層25を有するフロアカバー、車内壁カバー、天井カバー、エンジンルーム壁カバー等として好適な車両用騒音低減部材。
【選択図】 図1
【解決手段】 面状車体パーツ11と、複数の層からなる騒音低減積層体52とを具備し、騒音低減積層体52が有機繊維不織布層13の少なくとも片面に表皮材15を積層してなる吸音材41を有し、かつ騒音低減積層体52と面状車体パーツ11との間には空気層25を有するフロアカバー、車内壁カバー、天井カバー、エンジンルーム壁カバー等として好適な車両用騒音低減部材。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両における騒音低減および断熱のための軽量な部材に関する。
車両内における騒音を低減するために、自動車産業においては、長年にわたって、多層の遮音部材が使用されてきた。特に、このような遮音部材によって車両モーターからの騒音、ギヤボックスや補助ユニットからの騒音、排気システムからの騒音、および風やタイヤの騒音が効果的に遮音される。このような遮音部材は、一般に、スプリング−質量−システムとみなすことができ、面状自動車ボデイ用パーツの振動を減衰させるために、また、空気伝達性騒音を遮音するために、すべてのものが弾性スプリング層に連結された機密性重量層を備えている。
このような遮音部材として、例えば、特許文献1(欧州特許第334,178号)には、本質的に振動を起こしやすい車体パーツに対し面接触されるとともにスプリング−質量−システムにおけるスプリングとして機能するソフトな弾性フォーム材料層と、同じ材料からなりほとんどコンパクトで空気不透過性とされ、質量として機能する強化層とを備えた部材が提案されている。この場合、強化層は、フリースやカットフォームからなるフレーム内に、あるいはその上に配置された装飾カバー層やカーペット層内に、組み込まれている。この構成に基づいて、重量層の重さを40%にまで低減することができる。しかし、音響効率のコストがかさむ。
特許文献2(欧州特許第255,332号)には、半フレキシブルなキャリア層を利用することによって、スナップ容器のようにして、車体屋根に貼られた遮音パッケージが開示されている。このキャリア層によって、弾性的な吸音性フォーム層と粘弾性的な閉塞ポアを含んだ重量層(ビチューメンが充填されている)とからなる古典的なスプリング−質量−システムが、車両屋根に押し付けられている。車両屋根に対して、重量層を明確に連結していないため、重量層の振動は、うまく減衰される。しかし、一般に、スプリング−質量構成は遮音において、共鳴につながる。かかる共鳴は、通常、周波数の低い範囲で生じ、特に好ましくない。この現象は、概して、極度に軽量の構成が好ましくないことを示唆する。
また、特許文献3(特表2000−516175号公報)には、ポーラスなスプリング層と微小ポーラスを有するファイバ層のような硬質層を有し、重量層を有しない多層アセンブリパッケージと面状車体パーツを具備する遮音性、振動減衰性かつ断熱性のカバーを形成するための超軽量キットが提案されている。
ところで、車両の重量を低減することは、自動車業界において、一般的には好ましいこととされており、近年、ますます薄くかつ軽量の車体パーツが使用されるようになっているが、このことは音響的にはかなり不利となる。すなわち、遮音部材に対する要求は、軽量車体パーツを使用することによって、ますます増加している。
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、従来の騒音低減部材よりも軽量で、騒音低減性に優れ、難燃性を有し、経済性及びリサイクル性に優れた騒音低減部材を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、少なくとも1枚の有機繊維不織布と表皮材を積層してなる吸音材を、空気層を介して車両パーツに貼り付けた構成の部材が、騒音を低減することができ、断熱性が良好で、素材を選ぶことにより難燃性にすぐれた部材を得ることができることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は下記のとおりである。
1)少なくとも1つの面状車体パーツと、複数層からなる騒音低減積層体とを具備し、前記騒音低減積層体は、有機繊維不織布層の片面に硬質の表皮材を積層してなる吸音材層を有し、前記騒音低減積層体と前記面状車体パーツと(両者)の間には、空気層を有することを特徴とする車両騒音低減部材、
2)前記騒音低減積層体が、前記面状パーツ側と反対側の外側にカバー層であるソフトな装飾層またはカーペット層、および保護フリース層のいずれかの層をさらに有する前記1)に記載の車両騒音低減部材、
3)前記騒音低減積層体が、前記車体パーツとの間に、車体パーツに接して、少なくとも部分的に、減衰性中間層をさらに有する前記1)または2)に記載の車両騒音低減部材、
4)前記騒音低減積層体が、前記減衰性中間層に替えて、微小ポーラスを有する硬質中間層を車体パーツ側に有する前記3)に記載の車両騒音低減部材、
5)前記吸音材を構成する硬質の表皮材が、アラミドペーパーからなる前記1)〜4)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
6)前記吸音材を構成する硬質の表皮材が、長繊維不織布からなる前記1)〜4)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
7)前記吸音材を構成する硬質の表皮材が、熱成形した短繊維不織布からなる前記1)〜4)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
8)前記吸音材を構成する不織布層が、熱可塑性短繊維または熱可塑性短繊維と耐熱性短繊維とからなる前記1)〜7)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
9)前記車両騒音低減部材が、フロアカバーである前記1)〜3)および5)〜8)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
10)前記車両騒音部材が、車内壁カバーである前記1)〜3)および5)〜8)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
11)前記車両騒音低減部材が、天井カバーである前記1)〜8)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
12)前記車両騒音低減部材が、ドアカバ−である前記1)〜3)および5)〜8)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
13)前記車両騒音低減部材が、エンジンルーム壁カバーである前記1)〜8)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材。
1)少なくとも1つの面状車体パーツと、複数層からなる騒音低減積層体とを具備し、前記騒音低減積層体は、有機繊維不織布層の片面に硬質の表皮材を積層してなる吸音材層を有し、前記騒音低減積層体と前記面状車体パーツと(両者)の間には、空気層を有することを特徴とする車両騒音低減部材、
2)前記騒音低減積層体が、前記面状パーツ側と反対側の外側にカバー層であるソフトな装飾層またはカーペット層、および保護フリース層のいずれかの層をさらに有する前記1)に記載の車両騒音低減部材、
3)前記騒音低減積層体が、前記車体パーツとの間に、車体パーツに接して、少なくとも部分的に、減衰性中間層をさらに有する前記1)または2)に記載の車両騒音低減部材、
4)前記騒音低減積層体が、前記減衰性中間層に替えて、微小ポーラスを有する硬質中間層を車体パーツ側に有する前記3)に記載の車両騒音低減部材、
5)前記吸音材を構成する硬質の表皮材が、アラミドペーパーからなる前記1)〜4)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
6)前記吸音材を構成する硬質の表皮材が、長繊維不織布からなる前記1)〜4)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
7)前記吸音材を構成する硬質の表皮材が、熱成形した短繊維不織布からなる前記1)〜4)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
8)前記吸音材を構成する不織布層が、熱可塑性短繊維または熱可塑性短繊維と耐熱性短繊維とからなる前記1)〜7)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
9)前記車両騒音低減部材が、フロアカバーである前記1)〜3)および5)〜8)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
10)前記車両騒音部材が、車内壁カバーである前記1)〜3)および5)〜8)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
11)前記車両騒音低減部材が、天井カバーである前記1)〜8)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
12)前記車両騒音低減部材が、ドアカバ−である前記1)〜3)および5)〜8)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材、
13)前記車両騒音低減部材が、エンジンルーム壁カバーである前記1)〜8)のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材。
請求項1によると、有機繊維不織布層等の軽量な素材を用いた積層体を用いるため、従来の騒音低減部材よりもはるかに軽量で、しかも騒音低減性に優れ、断熱性の良好な車両用騒音低減部材を提供することができる。請求項2記載のように、カバー層や保護フリース層をさらに積層させることにより、さらに騒音低減性に優れ、安定性、美観に優れた部材を提供することができる。請求項3によると、振動減衰性中間層をさらに加えることにより、騒音低減とあわせて車両の振動を吸収することができる。また、請求項5〜8によると、吸音材の素材を選ぶことにより、耐熱性、難燃性、耐久性に優れた騒音低減部材を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1に、本発明の車両用騒音低減部材の基本的な層構成を説明する断面模式図を示す。本発明の車両騒音低減部材51は、基本的な構成として、面状車体パーツ11と、騒音低減積層体52を具備している。この騒音低減積層体52は複数の層を有し、少なくとも吸音材層41を有する。吸音材層41は、有機繊維不織布層13の少なくとも片面に硬質の表皮材層15を積層してなる。前記騒音低減部材51は、さらに、騒音低減のために不可欠な層として、車体パーツ11と騒音低減積層体52との間に空気層25を有する。空気層25および不織布層13は断熱性にも寄与する。空気層25は面状車体パーツ11と騒音低減積層体52とを接着剤で部分接着して形成することができ、または騒音低減積層体52の面状車体パーツ11と接する層にハニカム構造をもたせることにより、形成してもよい。前記騒音低減積層体52には、さらに、装飾層やカーペット層、保護層等の騒音低減のために必須ではない、補助層21,23を有することができる。本発明の騒音低減部材を構成する各層は接着剤を用いて、または縫製により一体化されている。前記面状車体パーツは、板状の車体構成品であり、例えば、ステンレス板、アルミニウム板、繊維強化プラステック板を挙げることができる。
図1に、本発明の車両用騒音低減部材の基本的な層構成を説明する断面模式図を示す。本発明の車両騒音低減部材51は、基本的な構成として、面状車体パーツ11と、騒音低減積層体52を具備している。この騒音低減積層体52は複数の層を有し、少なくとも吸音材層41を有する。吸音材層41は、有機繊維不織布層13の少なくとも片面に硬質の表皮材層15を積層してなる。前記騒音低減部材51は、さらに、騒音低減のために不可欠な層として、車体パーツ11と騒音低減積層体52との間に空気層25を有する。空気層25および不織布層13は断熱性にも寄与する。空気層25は面状車体パーツ11と騒音低減積層体52とを接着剤で部分接着して形成することができ、または騒音低減積層体52の面状車体パーツ11と接する層にハニカム構造をもたせることにより、形成してもよい。前記騒音低減積層体52には、さらに、装飾層やカーペット層、保護層等の騒音低減のために必須ではない、補助層21,23を有することができる。本発明の騒音低減部材を構成する各層は接着剤を用いて、または縫製により一体化されている。前記面状車体パーツは、板状の車体構成品であり、例えば、ステンレス板、アルミニウム板、繊維強化プラステック板を挙げることができる。
前記吸音材層41を構成する表皮材層15は、騒音低減性から通気量が50cc/cm2・sec以下であることが好ましい。さらに好ましくは通気量が0.01〜50cc/cm2・sec、特に好ましくは0.01〜30cc/cm2・secであるのがよい。なお、通気量は、JIS L 1096に基づいて測定される値である。
表皮材層15は、紙、多孔性フィルム、不織布(乾式および湿式)など種々の形態であってよい。表皮材層15として用いることのできる不織布は、構成繊維としてはステープル、フィラメントのいずれでもよい。通気性、製造コストの観点から、ポリエチレンやポリエステル等の熱可塑性長繊維から構成された不織布が好ましく使用される。特にスパンボンド製法により、繊維相互が部分的に接着されたサーマルボンド製布方法によるものが、吸音性の点で好ましい。このような不織布としては、市販の不織布、例えば、商品名「アクスター」(東レ社製)をそのまま用いることもできる。
また、ポリエステル等の熱可塑性短繊維から構成され、通気量が抑えられた不織布も好ましく使用される。特に、ニードルパンチしたのち、カレンダー加工等の熱成形処理を施された不織布が好ましく使用される。
また、チョップドファイバー、パルプやステープルなどを抄紙してなるペーパーやフェルトなど、短繊維からなる湿式不織布も好ましく使用される。このような不織布としては、市販の不織布、例えば、商品名「KEVLER100%ペーパー」(王子製紙社製)をそのまま用いることもできる。この不織布は、耐久性、難燃性に優れている。
吸音材層41を構成する有機繊維不織布(以下、単に、不織布という)13は目付が150〜1100g/cm2、嵩高度が0.01〜0.2g/cm3であることが好ましい。また、厚さは、2〜100mmが好ましく、さらに好ましくは5〜30mmである。かかる不織布としては、短繊維不織布、長繊維不織布のいずれであってもよく、例えば、ニードルパンチ不織布、ウォータージェットパンチ不織布、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布、ステッチボンド不織布などが挙げられる。
本発明において用いられる不織布を構成する繊維の断面形状は特に限定されず、真円断面状であってもよいし、異形断面状であってもよい。例えば、楕円状、中空状、X断面状、Y断面状、T断面状、L断面状、星型断面状、葉形断面状(例えば三つ葉形状、四葉形状、五葉形状等)、その他の多角断面状(例えば三角状、四角状、五角状、六角状等)などの異形断面状であってもよい。
また、本発明において、不織布を構成する繊維は、天然繊維でも合成繊維でもよいが、耐久性の点から合成繊維が好ましく使用される。かかる繊維としては、ポリエステル繊維、ポリアミド(例えばナイロン等)繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維等の熱可塑性繊維を挙げることができ、前記繊維素材を例えば湿式紡糸、乾式紡糸又は溶融紡糸等の公知の方法に従って製造したものを使用することができる。
中でも、耐久性、耐摩耗性に優れる点から、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ナイロン繊維が好ましく、これらの繊維単独、又は任意の割合で混合されたものであってもよい。特に、使用済み不織布の熱溶融により原料ポリエステルを容易にリサイクル使用することが可能で、経済性に優れ、不織布の風合いも良く、成形加工性に優れる点より、ポリエステル繊維が最も好ましい。これらの熱可塑性繊維は、一部または全部が反毛(回収再生繊維)であってもよい。特に、一旦車装に使用された繊維を回収して再生されたリサイクル繊維は好適に使用することができる。
上記のポリエステル繊維は、エチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位とするジカルボン酸とグリコールからなるポリエステル繊維をいい、ジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、イソフタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などが挙げられる。また、グリコール成分としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げられる。
熱可塑性繊維の繊維長及び繊度は、特に限定されないが、繊維長は10mm以上が好ましい。フィラメントでもステープルでもよいが、ステープルの場合は、繊維長10〜100mmが好ましく、特に20〜80mmが好ましい。繊維長10mm以上の短繊維を使用することにより、短繊維が不織布から脱落しにくくなり、加工性から100mm以下とすることが好ましい。繊度は0.5〜30dtex、特に1.0〜20dtexのものが好適である。
前記熱可塑性短繊維は、それぞれ単独で又は二種以上を混合して用いることができる。同種又は異種の繊維で、繊度や繊維長の異なる熱可塑性短繊維を混合して用いることもできる。この場合、繊維の混合比は任意であり、不織布の用途や目的に合せて適宜決定することができる。
熱可塑性繊維と耐熱性繊維を併用した不織布も使用することができ、耐熱性繊維の具体例としては、例えば、アラミド繊維、ポリフェニレンスルフィド繊維、ポリベンズオキサゾール繊維、ポリベンズチアゾール繊維、ポリベンズイミダゾール繊維、ポリエーテルエーテルケトン繊維、ポリアリレート繊維、ポリイミド繊維、フッ素繊維及び耐炎化繊維から選ばれた一種又は二種以上の有機繊維を挙げることができる。なかでもアラミド繊維が好ましく、加熱収縮が少ない点よりパラ系アラミド繊維が特に好ましい。パラ系アラミド繊維としては、例えば、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維(米国デュポン株式会社、東レ・デュポン株式会社製、商品名「KEVLAR」(登録商標))、コポリパラフェニレン−3,4’−オキシジフェニレンテレフタルアミド繊維(帝人株式会社製、商品名「テクノーラ」(登録商標))等の市販品が挙げられる。
前記の耐熱性繊維における繊維長及び繊度は、特に限定されないが、繊度は0.1〜50dtexが好ましく、特に0.3〜30dtexのものが好適に用いられ、繊維長は20〜100mm、特に40〜80mmの短繊維であることが好ましい。
熱可塑性短繊維と耐熱性短繊維を併用した不織布においては、熱可塑性短繊維/耐熱性短繊維=95/5〜55/45(質量比)の比率であることが好ましい。加工性、難燃性および経済性の点より、熱可塑性短繊維/耐熱性短繊維の比率(質量比)は、より好ましくは88/12〜65/35、さらに好ましくは85/15〜65/35であることが望ましい。
熱可塑性繊維中には0.1〜15dtexの細デニールの熱可塑性短繊維を含有させると耐摩耗性、吸音性に優れ、好ましい。細デニールの熱可塑性繊維としては、前述のポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、線状低密度ポリエチレン繊維、エチレン−酢酸ビニル共重合体繊維等から選ばれる一種又は二種以上の繊維を挙げることができる。
表皮材15と不織布13との積層法としては、融着、縫合、接着剤による接着、さらには熱エンボス、超音波接着、接着樹脂によるシンター接着、熱接着シートによる接着、ウエルダーによる接着などの汎用の方法により結合、積層したものが使用される。なかでも、熱溶融接着剤粉末、又は熱接着性の低融点繊維、低融点フィルム、低融点ネット、低融点不織布等を表皮材と不織布との間に挟みこんで熱処理して低融点物を溶融させ、不織布と無塵紙を部分的に接着したものが騒音低減性に優れ、好ましい。
(実施形態1)
図2に、本発明の第1の実施形態である、フロアカバーまたは車内壁カバーとして好適な車両用騒音低減部材の断面模式図を示す。この車両用騒音低減部材51は、アルミニウム板等の面状車体パーツ11と、この上に接着された約2mm厚さの振動減衰性を有する軽量な減衰性中間層17を有する。車体パーツ11と減衰性中間層17の間には空気層25が形成されている。減衰性中間層17としては、例えばビチューメン組成物の層を含む積層体など公知のものを使用することができる。かかる減衰性中間層17としては、例えば、アルミニウム箔、繊維強化プラステイック紙、EPDM(Ethylene−Propyrene−Diene terpolymer)や成型フォームまたはこれらの積層体を有するものが知られている。
図2に、本発明の第1の実施形態である、フロアカバーまたは車内壁カバーとして好適な車両用騒音低減部材の断面模式図を示す。この車両用騒音低減部材51は、アルミニウム板等の面状車体パーツ11と、この上に接着された約2mm厚さの振動減衰性を有する軽量な減衰性中間層17を有する。車体パーツ11と減衰性中間層17の間には空気層25が形成されている。減衰性中間層17としては、例えばビチューメン組成物の層を含む積層体など公知のものを使用することができる。かかる減衰性中間層17としては、例えば、アルミニウム箔、繊維強化プラステイック紙、EPDM(Ethylene−Propyrene−Diene terpolymer)や成型フォームまたはこれらの積層体を有するものが知られている。
この減衰性中間層17の上には、吸音材層41が積層されており、吸音材層41は、不織布層13と表皮材層15からなっており、不織布層13が減衰性中間層17と接している。不織布層13としては、パラ系アラミド繊維「ケブラー(登録商標)」ステープル(東レ・デユポン株式会社製)とポリエステルステープル(東レ株式会社製)を混繊(重量比で30:70)してカードを経たウエブをニードルパンチして得た厚さ10mm(目付400g/m2、嵩高度0.04g/cm3)の不織布が用いられている。不織布層13に接する表皮材層15には、不織布「アクスター(登録商標)」(G2200IS、厚さ540μm、目付200g/m2、東レ株式会社製)が用いられている。不織布層13と表皮材層15はEVAパウダーを用いて熱融着されている。
フロアカバーとして好適に用いられる形態としては、約5mm厚さのカーペット層22および装飾層23の少なくともいずれかが吸音材41の表皮材層15の上の、車両の乗客空間側に連結される。装飾層やカーペット層を設けることにより、安定性、美観に優れるばかりでなく、低周波領域の吸音性にも優れる。本実施形態の構成は騒音低減のための、車内壁カバーとしても好適に用いることができ、この用途の場合には、カーペット層22を省略することができる。
(実施形態2)
図3に、本発明の第2の実施形態である天井カバーとして好適な車両用騒音低減部材の断面模式図を示す。この車両用騒音低減部材51は、面状車体パーツ11と、この上に貼り付けられた微小ポーラスを有する硬質中間層26を有する。硬質中間層26としては、厚さ約2mmの熱圧成形された不織布、硬質ウレタン発泡体などが使用できる。硬質中間層26は、面状車体パーツ11との間に空気層25が形成されるように部分接着されている。その次の層として、吸音材層41が、前記硬質中間層26に不織布層13が接するように設けられている。吸音材層41を構成する不織布層13は前記実施形態1と同じものが使用され、表皮材層15としては、再生ポリエステルステープルウエブをニードルパンチして得た不織布をカレンダー加工して得られた厚さ約1mmの不織布が用いられている。表皮材層15の次に、ポーラスな、好ましくは開放ポアを有する約2mm厚さのソフトな装飾層23が設けられている。この天井カバーにも、厚みの薄いフォーム製の減衰性中間層(図2の17に示す)を設けることもできる。また、硬質中間層26を省略することもできる。
図3に、本発明の第2の実施形態である天井カバーとして好適な車両用騒音低減部材の断面模式図を示す。この車両用騒音低減部材51は、面状車体パーツ11と、この上に貼り付けられた微小ポーラスを有する硬質中間層26を有する。硬質中間層26としては、厚さ約2mmの熱圧成形された不織布、硬質ウレタン発泡体などが使用できる。硬質中間層26は、面状車体パーツ11との間に空気層25が形成されるように部分接着されている。その次の層として、吸音材層41が、前記硬質中間層26に不織布層13が接するように設けられている。吸音材層41を構成する不織布層13は前記実施形態1と同じものが使用され、表皮材層15としては、再生ポリエステルステープルウエブをニードルパンチして得た不織布をカレンダー加工して得られた厚さ約1mmの不織布が用いられている。表皮材層15の次に、ポーラスな、好ましくは開放ポアを有する約2mm厚さのソフトな装飾層23が設けられている。この天井カバーにも、厚みの薄いフォーム製の減衰性中間層(図2の17に示す)を設けることもできる。また、硬質中間層26を省略することもできる。
(実施形態3)
図4に、本発明の第3の実施形態であるドアカバーとして好適な車両用騒音低減部材の断面模式図を示す。この車両用騒音低減部材51は、面状車体パーツ11に接して、薄い厚さの減衰性中間層17を備えている。この減衰性中間層17は、ビチューメンを含有する減衰材料とアルミニウム箔を積層した多層の積層体から構成されている。また、空気層25と騒音低減積層体52の間に、約25μm厚さのPU箔30を有する。その上に、騒音低減積層体52を構成する不織布層13と表皮材層15を有する吸音材層41が設けられている。その次に、ポーラスな、好ましくは開放ポアを有する約2mm厚さのソフトな装飾層23が設けられている。
図4に、本発明の第3の実施形態であるドアカバーとして好適な車両用騒音低減部材の断面模式図を示す。この車両用騒音低減部材51は、面状車体パーツ11に接して、薄い厚さの減衰性中間層17を備えている。この減衰性中間層17は、ビチューメンを含有する減衰材料とアルミニウム箔を積層した多層の積層体から構成されている。また、空気層25と騒音低減積層体52の間に、約25μm厚さのPU箔30を有する。その上に、騒音低減積層体52を構成する不織布層13と表皮材層15を有する吸音材層41が設けられている。その次に、ポーラスな、好ましくは開放ポアを有する約2mm厚さのソフトな装飾層23が設けられている。
(実施形態4)
図5に、本発明の第4の実施形態であるエンジンルーム壁カバーとして好適な車両用騒音低減部材の断面模式図を示す。この車両用騒音低減部材51は、エンジンに近い側に、汚染物、例えばオイルや水に対して耐性を有する保護層28が設けられている。保護層28として、ファイバ製フリースが用いられており、約0.2〜0.4mm厚さを有する。面状車体パーツ11と不織布層13との間にも保護フリース層28が設けられている。この保護層28は車体パーツとの間に、空気層25を形成するように設けられている。不織布層13として、パラ系アラミド繊維「ケブラー(登録商標)」ステープル(東レ・デユポン株式会社製)とポリエステルステープル(東レ株式会社製)を混繊(重量比で30:70)してカードを経たウエブをニードルパンチして得た厚さ10mm(目付400g/m2、嵩高度0.04g/cm3)の不織布が用いられており、騒音低減性、耐久性に優れ、難燃性に優れる。不織布層13に接する表皮材層15には、「KEVLER(登録商標)100%ペーパー」(王子製紙株式会社製、目付72g/m2、厚さ95μm、通気量0.93cc/cm2・sec)を用いており、さらに耐久性、難燃性に優れ、エンジンルーム壁カバーとして好適である。不織布層13と表皮材層15はEVAパウダーを用いて熱融着されている。実施形態4において、面状車体パーツ11側に設けられた保護フリース層28は省略することができる。
図5に、本発明の第4の実施形態であるエンジンルーム壁カバーとして好適な車両用騒音低減部材の断面模式図を示す。この車両用騒音低減部材51は、エンジンに近い側に、汚染物、例えばオイルや水に対して耐性を有する保護層28が設けられている。保護層28として、ファイバ製フリースが用いられており、約0.2〜0.4mm厚さを有する。面状車体パーツ11と不織布層13との間にも保護フリース層28が設けられている。この保護層28は車体パーツとの間に、空気層25を形成するように設けられている。不織布層13として、パラ系アラミド繊維「ケブラー(登録商標)」ステープル(東レ・デユポン株式会社製)とポリエステルステープル(東レ株式会社製)を混繊(重量比で30:70)してカードを経たウエブをニードルパンチして得た厚さ10mm(目付400g/m2、嵩高度0.04g/cm3)の不織布が用いられており、騒音低減性、耐久性に優れ、難燃性に優れる。不織布層13に接する表皮材層15には、「KEVLER(登録商標)100%ペーパー」(王子製紙株式会社製、目付72g/m2、厚さ95μm、通気量0.93cc/cm2・sec)を用いており、さらに耐久性、難燃性に優れ、エンジンルーム壁カバーとして好適である。不織布層13と表皮材層15はEVAパウダーを用いて熱融着されている。実施形態4において、面状車体パーツ11側に設けられた保護フリース層28は省略することができる。
(実施形態5)
図6に、本発明の第5の実施形態であるエンジンルーム壁カバーとして好適な車両用騒音低減部材の断面模式図を示す。この車両用騒音低減部材51においては、吸音材41の表皮材層15が面状車体パーツ11に貼り付けられ、空気層25に隣接して配置されている。エンジンに近い側には、前記保護層28が設けられている。吸音材41は車装に用いられたポリエステル繊維を再生して得られたステープルウエブをニードルパンチして得た厚さ15mm(目付1035g/m2)の不織布層13と実施形態4に記載した「ケブラー(登録商標)100%ペーパー」からなる表皮材層15を積層して形成されている。
図6に、本発明の第5の実施形態であるエンジンルーム壁カバーとして好適な車両用騒音低減部材の断面模式図を示す。この車両用騒音低減部材51においては、吸音材41の表皮材層15が面状車体パーツ11に貼り付けられ、空気層25に隣接して配置されている。エンジンに近い側には、前記保護層28が設けられている。吸音材41は車装に用いられたポリエステル繊維を再生して得られたステープルウエブをニードルパンチして得た厚さ15mm(目付1035g/m2)の不織布層13と実施形態4に記載した「ケブラー(登録商標)100%ペーパー」からなる表皮材層15を積層して形成されている。
本実施形態および実施形態4の場合には、騒音低減積層体52は、面状車体パーツ11に部分的に接着してもよいし、また、単に、車体パーツの上に置いておくこともできる。かかる実施形態の場合に、硬質中間層26を設けると安定性がよく、好ましい。また、空気層25と騒音低減積層体52の間に薄い厚さの減衰性中間層(図4の17に示す)を設けることもできる。このような車両用騒音低減部材51はエンジンカバーとしても好適に使用することができる。
11 面状車体パーツ
13 有機繊維不織布層
15 表皮材層
17 減衰性中間層
21 補助層
22 カーペット層
23 装飾層(補助層)
25 空気層
26 硬質中間層
28 保護層
30 PU箔
41 吸音材層
51 車両用騒音低減部材
52 騒音低減積層体
13 有機繊維不織布層
15 表皮材層
17 減衰性中間層
21 補助層
22 カーペット層
23 装飾層(補助層)
25 空気層
26 硬質中間層
28 保護層
30 PU箔
41 吸音材層
51 車両用騒音低減部材
52 騒音低減積層体
Claims (13)
- 少なくとも1つの面状車体パーツと、複数層からなる騒音低減積層体とを具備し、前記騒音低減積層体は、有機繊維不織布層の片面に硬質の表皮材を積層してなる吸音材層を有し、前記騒音低減積層体と前記面状車体パーツとの間には、空気層を有することを特徴とする車両騒音低減部材。
- 前記騒音低減積層体が、前記面状パーツ側と反対側の外側にカバー層であるソフトな装飾層またはカーペット層、および保護フリース層のいずれかの層をさらに有する請求項1に記載の車両騒音低減部材。
- 前記騒音低減積層体が、前記車体パーツとの間に、車体パーツに接して、少なくとも部分的に、減衰性中間層をさらに有する請求項1または2に記載の車両騒音低減部材。
- 前記騒音低減積層体が、前記減衰性中間層に替えて、微小ポーラスを有する硬質中間層を車体パーツ側に有する請求項3に記載の車両騒音低減部材。
- 前記吸音材を構成する硬質の表皮材が、アラミドペーパーからなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材。
- 前記吸音材を構成する硬質の表皮材が、長繊維不織布からなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材。
- 前記吸音材を構成する硬質の表皮材が、熱成形した短繊維不織布からなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材。
- 前記吸音材を構成する不織布層が、熱可塑性短繊維または熱可塑性短繊維と耐熱性短繊維とからなる請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材。
- 前記車両騒音低減部材が、フロアカバーである請求項1〜3および5〜8のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材。
- 前記車両騒音部材が、車内壁カバーである請求項1〜3および5〜8のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材。
- 前記車両騒音低減部材が、天井カバーである請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材。
- 前記車両騒音低減部材が、ドアカバ−である請求項1〜3および5〜8のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材。
- 前記車両騒音低減部材が、エンジンルーム壁カバーである請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両騒音低減部材。
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---|---|---|---|
JP2004061658A JP2005247172A (ja) | 2004-03-05 | 2004-03-05 | 車両騒音低減部材 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2004
- 2004-03-05 JP JP2004061658A patent/JP2005247172A/ja active Pending
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