JP2005247117A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、車両用盗難防止装置に関し、撮影手段のレンズが不正に遮蔽されることに起因する車両盗難の容易化を防止することを目的とする。
【解決手段】 カーテシスイッチ、フードスイッチ、侵入センサ、及び傾斜センサを用いて、車両盗難時に行われる盗難行為を検出する。かかる盗難行為が検出された場合には、シャッターによるレンズ遮蔽を解除してカメラによる車両盗難行為の撮影を実行する。かかる処理が実行された後、カメラレンズが現に遮蔽されているか否かをシャッター位置センサを用いて判別する。そして、レンズが現に遮蔽されていると判別される場合は、レンズの不正遮蔽を伴って車両盗難が行われていると判断し、警報器及び通報器による車外への警報及び通報を行うと共に、シャッターが全開位置近傍に達してカメラレンズの遮蔽が解除されるように再度シャッターアクチュエータに対して切り換え指令を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用盗難防止装置に係り、特に、車両自体やタイヤなどの車両部品,車内に置かれているものなどの車両盗難が行われる際の行為をカメラを用いて撮影するうえで好適な車両用盗難防止装置に関する。
従来より、車両盗難行為を撮影するために設けられたカメラを備える車両用盗難防止装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置においては、車両に設置したセンサなどを用いて車両盗難時に行われる行為が検出されると共に、その行為検出を行う必要があるか否か判別される。そして、車両盗難行為を検出する必要がないときにはカメラレンズが乗員から隠蔽され、その撮影が行われない一方、車両盗難行為を検出する必要があるときにはカメラレンズの隠蔽が解除され、かかる状態で車両盗難行為が検出された際にカメラによる撮影が行われる。かかる盗難防止装置によれば、車両盗難行為が行われた際にその行為がカメラにより撮影されるため、車両盗難の証拠や手口を事後に残すことが可能となる。
特開2003−291783号公報
ところで、上記の如く車両盗難行為を撮影するカメラが設けられていると、盗難者は、撮影開始によるカメラの格納解除やレンズシャッターの開放を手などで押さえることによって阻止し、カメラレンズを不正に遮蔽して車両盗難を行うことが考えられる。この点、上記従来の装置では、カメラレンズが盗難者によって不正に遮蔽されても、カメラの撮影不能の状態が継続すると共に、車両盗難に対して車外への警報や通報がなされないため、車両盗難を容易に遂行できるという不都合が招来する。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、撮影手段のレンズが不正に遮蔽されることに起因する車両盗難の容易化を防ぐことが可能な車両用盗難防止装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、請求項1に記載する如く、所定タイミングで、車両盗難行為を撮影するために設けられた撮影手段を、レンズが遮蔽される非撮影モードからレンズの遮蔽が解除され撮影が行われる撮影モードへ切り換える撮影切換手段を備える車両用盗難防止装置であって、前記撮影手段のレンズが現に遮蔽されているか否かを判別する遮蔽判別手段と、前記撮影切換手段により前記撮影手段に対する前記非撮影モードから前記撮影モードへの切り換え指令が行われた後に、前記遮蔽判別手段により前記撮影手段のレンズが遮蔽されていると判別される場合、車外へ向けて警報又は通報を行う警報通報手段と、を備える車両用盗難防止装置により達成される。
請求項1記載の発明において、例えば車両盗難時に行われる行為が検出された際や一定時間が経過したなどの所定タイミングで、撮影手段は、レンズが遮蔽される非撮影モードからレンズの遮蔽が解除され撮影が行われる撮影モードへ切り換わる。また、撮影手段のモードの非撮影モードから撮影モードへの切り換え指令がなされた後に撮影手段のレンズが現に遮蔽されていると判別される場合には、車外へ向けて警報又は通報がなされる。かかる構成においては、車両盗難時において撮影手段のレンズの不正な遮蔽が行われた場合に盗難防止のために車外への警報や通報が行われることとなるため、盗難者は車両盗難を容易に遂行することができなくなる。
また、上記の目的は、請求項2に記載する如く、所定タイミングで、車両盗難行為を撮影するために設けられた撮影手段を、レンズが遮蔽される非撮影モードからレンズの遮蔽が解除され撮影が行われる撮影モードへ切り換える撮影切換手段を備える車両用盗難防止装置であって、前記撮影手段のレンズが現に遮蔽されているか否かを判別する遮蔽判別手段と、前記撮影切換手段により前記撮影手段に対する前記非撮影モードから前記撮影モードへの切り換え指令が行われた後に、前記遮蔽判別手段により前記撮影手段のレンズが遮蔽されていると判別される場合、再度、前記撮影手段に対して前記撮影モードを実現させるための指令を発する再指令手段と、を備える車両用盗難防止装置により達成される。
請求項2記載の発明において、例えば車両盗難時に行われる行為が検出された際や一定時間が経過したなどの所定タイミングで、撮影手段は、レンズが遮蔽される非撮影モードからレンズの遮蔽が解除され撮影が行われる撮影モードへ切り換わる。また、撮影手段のモードの非撮影モードから撮影モードへの切り換え指令がなされた後に撮影手段のレンズが現に遮蔽されていると判別される場合には、再度、撮影手段に対して撮影モードを実現させるための指令が発せられる。かかる構成においては、車両盗難時において撮影手段のレンズの不正な遮蔽が行われた場合にもその遮蔽の解除によって撮影手段の撮影が可能となり撮影機会が増すこととなるため、盗難者は車両盗難を容易に遂行することができなくなる。
尚、請求項3に記載する如く、請求項1又は2記載の車両用盗難防止装置において、車両盗難時に行われる行為を検出する盗難行為検出手段を備え、前記所定タイミングは、前記盗難行為検出手段により前記行為が検出された時点であることとしてもよい。
請求項1乃至3記載の発明によれば、撮影手段のレンズが不正に遮蔽された際に車外への警報又は通報を行うことで或いはその遮蔽の解除処理を行うことで、かかる撮影手段の不正遮蔽に起因する車両盗難の容易化を防止することができる。
図1は、本発明の一実施例である車両に搭載される車両用盗難防止装置10のシステム構成図を示す。図1に示す如く、本実施例の車両用盗難防止装置10は、車両自体やタイヤ,エンジンなどの車両部品,車内に置かれているものなどの車両盗難を防止するために設けられた電子制御ユニット(以下、ECUと称す)12を備えており、ECU12により車両盗難防止のための制御を行う。
ECU12には、イグニションオフ時に車両ドアが施錠されているか解錠されているかを区別するための信号が供給されている。ECU12は、イグニションオフ時にすべての車両ドアが施錠されている場合には、供給される施錠信号に基づいて車両盗難行為を監視するセキュリティモードとなり、一方、何れかの車両ドアが解錠されている場合には、供給される解錠信号に基づいて車両盗難行為の監視を解除するアンセットモードとなる。
ECU12には、車両盗難が行われる際の行為を検出するためのセンサとしての、カーテシスイッチ14、フードスイッチ16、侵入センサ18、及び傾斜センサ20が接続されている。カーテシスイッチ14は、フロントやリア,ラッゲージなどの車両ドアの開閉に応じた信号を出力する。フードスイッチ16は、車両のフロントフードやリアフードの開閉に応じた信号を出力する。侵入センサ18は、例えば超音波を用いて車両車内へ侵入する者や車内に位置するものが存在するか否かに応じた信号を出力する。また、傾斜センサ20は、車両の水平からの傾きが所定角度以上に達しているか否かに応じた信号を出力する。
ECU12は、カーテシスイッチ14の出力信号に基づいて車両ドアの開閉状態を検出し、フードスイッチ16の出力信号に基づいて車両フードの開閉状態を検出し、侵入センサ18の出力信号に基づいて車両侵入者の有無を検出し、傾斜センサ20の出力信号に基づいて車両が所定角度以上に傾いているかを検出する。そして、ECU12は、上記した車両盗難行為を監視するセキュリティモードにおいて、上記の検出結果に基づいて、車両ドア又は車両フードがこじ開けられているか否か、車両侵入者が存在しているか否か、及びレッカー移動やジャッキアップにより車両が所定角度以上に傾いているか否かを判定し、車両盗難が行われている或いはこれから行われるおそれがあるか否かを判別する。
ECU12には、また、カメラ22が接続されている。カメラ22は、車内に配設されており、例えば運転席に座る人の顔や車外から運転席へ侵入する人などの車両盗難行為に関わる状況を撮影する。尚、カメラ22は、唯一つ設けられていてもよく、また、互いに異なる箇所が撮影されるように複数設けられていてもよい。カメラ22は、ECU12から供給される指令に従って撮影を実行する。ECU12は、車両盗難が行われる際の行為を検出した結果として車両盗難が行われている或いはこれから行われるおそれがあると判別した場合に、カメラ22に対して撮影を実行させる信号を供給する。尚、カメラ22の撮影した画像データは、車両に搭載された記録媒体に記録されることとしてもよいし、また、通信手段を介して情報処理センタやインフラなどに送信され更に車両所有者に提供されることとしてもよい。
カメラ22の有するレンズの前面には、そのレンズを遮蔽するシャッターが設けられている。このシャッターには、ECU12に接続されるシャッターアクチュエータ24が取付けられている。シャッターアクチュエータ24は、ECU12から供給される指令に従ってカメラシャッターの開閉を制御する。カメラシャッターは、シャッターアクチュエータ24の作動によりレンズを遮蔽する状態(全閉状態)とその遮蔽を解除する状態(全開状態)とに切り換わる。ECU12は、車両盗難が行われる際の行為を検出した結果として車両盗難が行われている或いはこれから行われるおそれがあると判別した場合に、シャッターアクチュエータ24に対してシャッターの状態切り換えによってカメラレンズの遮蔽を解除させる信号を供給する。
上記したカメラ22のシャッター近傍には、ECU12に接続されるシャッター位置センサ26が配設されている。シャッター位置センサ26は、シャッターの全閉位置と全開位置との間における現実の位置に応じた信号を出力するセンサである。シャッター位置センサ26の出力信号は、ECU12に供給される。ECU12は、シャッター位置センサ26の出力信号に基づいてシャッターの位置を検出し、シャッターが全開位置近傍にないことによってカメラ22のレンズが遮蔽されているか否かを判別する。
ECU12には、更に、警報器28及び通報器30が接続されている。警報器28は、ECU12から供給される作動信号に従って、車両外部へ向けてサイレンやホーン,音声案内による警報を発する。また、通報器30は、ECU12から供給される作動信号に従って、車両外部に設けられたセンタやインフラ,車両所有者又は車両運転者の携帯する携帯端末へ向けて車両が盗難に遭遇したことを通報する。ECU12は、上記した手法に従って車両盗難が行われている或いは行われるおそれがあると判別した状況下において後述の如く所定の場合に、警報器28および通報器30に対して警報及び通報を行うことを指令する作動信号を供給する。
次に、本実施例の車両用盗難防止装置10の動作について説明する。
本実施例において、イグニションがオン状態にある場合及びイグニションがオフ状態にあっても何れかの車両ドアが解錠されている場合には、盗難防止装置10は、ECU12による車両盗難行為の監視を解除するアンセットモードにある。かかる状態からイグニションがオフ状態にある際にすべての車両ドアが施錠されると、盗難防止装置10は、ECU12による車両盗難行為の監視を実行するセキュリティモードに移行する。
ECU12は、セキュリティモードにおいて、カーテシスイッチ14、フードスイッチ16、侵入センサ18、及び傾斜センサ20を用いて車両盗難に直結する行為(盗難要因)が発生しているか否かを検出すると共に、更に、かかる盗難要因が生じている場合にはその要因を特定する。ECU12は、上記した盗難要因が発生していないと判断する場合には、カメラ22による撮影が不能となるようにシャッターによるカメラレンズの遮蔽状態を維持させる(非撮影モード)。
一方、ECU12は、上記した盗難要因が発生していると判断する場合には、車両盗難が行われている或いはこれから行われるおそれがあると判断し、シャッターアクチュエータ24に対してシャッターの切り換え指令を行うことによりカメラ22による撮影が可能となるようにシャッターによるカメラレンズの遮蔽を解除させると共に、カメラ22に対して撮影指令を行うことによりカメラ22による撮影を実行させる(撮影モード)。尚、この際、複数のカメラ22が設けられている構成では、少なくとも、検出された車両盗難行為を撮影可能なカメラ22を撮影モードとすることとすれば足りる。
かかる制御処理によれば、車両盗難時に行われる行為が検出されることにより車両盗難が行われている或いはこれから行われるおそれがあると判断する場合、その車両盗難行為がカメラ22を用いて撮影され、車両盗難の証拠や手口が事後に残ることとなるので、車両盗難の抑止効果を得ることが可能となる。
ところで、本実施例の如く車両盗難行為を撮影するカメラ22が車両に搭載されていると、車両の盗難を行おうとする者は、車両盗難を行う際にそのカメラ撮影を不能にすべく、シャッターが開放されないように手で押さえたりテープで貼り付けるなどしてカメラレンズを不正に遮蔽状態に保持させ、カメラ22の撮影モードを実現させないようにすることがある。かかる不正遮蔽行為に対して何らの対処も施されないと、車両盗難が容易に遂行されてしまうという不都合が招来する。そこで、本実施例の車両用盗難防止装置10は、車両盗難の容易化を防止すべく、カメラレンズの不正遮蔽行為に対処することとしている。
すなわち、本実施例において、ECU12は、車両盗難行為の検出に起因してカメラ22(具体的には、シャッターアクチュエータ24)に対する非撮影モードから撮影モードへのシャッターの切り換え指令を行うと、その切り換え指令によって通常カメラ22のレンズの遮蔽状態が解除される遅延時間が経過した後、シャッター位置センサ26を用いてシャッターが全開位置近傍になくカメラ22のレンズが現に遮蔽されているか否か、すなわち、カメラ22が非撮影モードに維持されており撮影モードに切り換わっていないか否かを判別する。
全閉から全開へのシャッターの切り換え指令後にシャッターが全開位置近傍にあってカメラレンズが遮蔽されていない場合は、カメラ22の撮影モードが実現され、カメラ22による撮影を行うことが可能であるので、かかる判別がなされたときは、何らの措置も施されず、カメラ撮影が実行される。一方、上記した切り換え指令後にシャッターが依然として全開位置近傍になくカメラレンズの遮蔽が継続する場合は、カメラ22の撮影モードが実現されず、カメラ22による撮影を行うことが不可能であるので、かかる判別がなされたときは、カメラレンズが車両盗難者により不正に遮蔽された状態で車両盗難が行われている或いはこれから行われ得ると判断し、警報器28および通報器30に対して警報及び通報を行うことを指令する作動信号を供給すると共に、シャッターが全開位置近傍に達してカメラレンズの遮蔽が解除されるように再びシャッターアクチュエータ24に対して切り換え指令を行う。
図2は、上記の機能を実現すべく、本実施例の車両用盗難防止装置10においてECU12が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図2に示すルーチンは、セキュリティモードにおいて所定時間ごとに繰り返し起動されるルーチンである。図2に示すルーチンが起動されると、まずステップ100の処理が実行される。
ステップ100では、カーテシスイッチ14、フードスイッチ16、侵入センサ18、及び傾斜センサ20を用いて、車両の盗難時に行われる行為(盗難要因)が発生しているか否かが検出される。その結果、何ら盗難要因が発生していないことが検出された場合には、以後何ら処理が進められることなく今回のルーチンは終了される。一方、何れかの盗難要因が発生していることが検出された場合には、次にステップ102の処理が実行される。
ステップ102では、シャッターアクチュエータ24に対してカメラシャッターの全閉位置から全開位置への切り換え指令が行われると共に、カメラ22に対して撮影実行の指令が行われる。かかる処理が行われると、カメラシャッターが正常に機能する場合には、そのシャッターによるカメラレンズの遮蔽が解除されることでカメラ撮影が可能になると共に、実際にカメラ22の撮影が開始されることとなる。
ステップ104では、シャッター位置センサ26を用いて、カメラシャッターが全開位置近傍に位置していないことによりカメラレンズが現に遮蔽されているか否か、すなわち、カメラ22の非撮影モードから撮影モードへの切り換えが実際にはなされていないか否かが判別される。その結果、カメラレンズの遮蔽が解除されそのレンズが遮蔽されていないと判別される場合は、カメラ撮影が可能であると判断されるので、以後何ら処理が進められることなく今回のルーチンは終了される。一方、カメラレンズの遮蔽解除が実現されずレンズが遮蔽されていると判別される場合は、カメラ撮影が不能であってカメラレンズが不正に遮蔽された状態で車両盗難行為が行われていると判断されるので、次にステップ106の処理が実行される。
ステップ106では、警報器28および通報器30に対して警報及び通報により作動させることを指令する作動信号が供給されると共に、再びシャッターアクチュエータ24に対して上記ステップ102における処理と同様の切り換え指令すなわちカメラレンズの遮蔽を解除させ撮影モードを実現させる指令が発せられる。かかる処理が実行されると、以後、警報器28および通報器30が作動されることで、車両盗難行為検出時にカメラレンズの不正な遮蔽が行われていることに起因する警報及び通報が車外へ向けて発せられると共に、シャッターアクチュエータ24によるシャッターの再開放処理が実行されることで、カメラ22のレンズの不正な遮蔽からの解除が促進される。本ステップ106の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
上記図2に示すルーチンによれば、車両自体やタイヤ,エンジンなどの車両部品,車内に置かれているものなどの車両盗難時に行われる行為(盗難要因)が検出された場合に、カメラレンズの遮蔽を解除してカメラ22による撮影を開始することができる。このため、車両盗難が行われた場合にも、その車両盗難行為がカメラ22により撮影され、車両盗難の証拠や手口が残ることとなるので、車両盗難の抑止効果が得られることとなる。
また、上記図2に示すルーチンによれば、上記した盗難要因検出後に、カメラレンズの遮蔽解除指令がなされたにもかかわらず実際にはカメラレンズの遮蔽が継続する場合には、不正遮蔽が行われているとして警報器28および通報器30の作動による車外への警報・通報を行うと共に、シャッター閉じによるカメラレンズの遮蔽をシャッターアクチュエータ24の再作動によって解除させることができる。車外への警報・通報が行われれば、車両盗難者がシャッターが開放されないようにカメラレンズを不正に遮蔽状態に保持して車両盗難を行おうとしても、その後車両盗難行為を継続することは困難となる。また、カメラレンズのシャッター閉じによる遮蔽状態が不正に継続されている状態でその遮蔽解除が行われれば、車両盗難者が一旦カメラレンズを不正に遮蔽して車両盗難を行うときにもその遮蔽の解除によりカメラ22が車両盗難者などを撮影可能となりその撮影機会が増すこととなるので、この場合も、車両盗難者は車両盗難を継続することが困難となり、また、車両盗難を敢行すればカメラ撮影によってその盗難の証拠や手口を残すこととなる。
従って、本実施例の車両用盗難防止装置10によれば、車両の盗難要因が検出された状況下で、シャッターを開放させない不正行為に起因して、盗難行為を撮影するカメラ22のレンズの遮蔽状態が継続するときにも、すなわち、カメラ22が非撮影モードから撮影モードへ実際には切り換わらないときにも、その旨の車外への警報及び通報並びに再解除指令によるレンズ遮蔽の解除処理によってかかるレンズの不正遮蔽に起因する車両盗難の容易化を防ぐことが可能となっており、これにより、車両盗難の抑止効果の向上が図られている。
尚、上記の実施例においては、ECU12がカーテシスイッチ14、フードスイッチ16、侵入センサ18、及び傾斜センサ20を用いて車両盗難時に行われる行為を検出した時点が特許請求の範囲に記載した「所定タイミング」に、カメラ22が特許請求の範囲に記載した「撮影手段」に、それぞれ相当していると共に、ECU12が、カーテシスイッチ14、フードスイッチ16、侵入センサ18、及び傾斜センサ20を用いて車両盗難時に行われる行為を検出することにより特許請求の範囲に記載した「盗難行為検出手段」が、上記図2に示すルーチン中ステップ104の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「遮蔽判別手段」が、ステップ106において警報器28および通報器30の作動による車外への警報・通報を行うことにより特許請求の範囲に記載した「警報通報手段」が、ステップ106においてカメラレンズの不正な遮蔽を解除すべくシャッターアクチュエータ24によるシャッターの再開放処理を行うことにより特許請求の範囲に記載した「再指令手段」が、それぞれ実現されている。
ところで、上記の実施例においては、シャッターアクチュエータ24に対してカメラシャッターの全閉位置から全開位置への切り換え指令が行われた後におけるそのシャッターが全開位置に到達せずに遮蔽されている状態が継続するか否かの判別を、シャッターの位置を検出するシャッター位置センサ26を用いて行うこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上記した切り換え指令が供給された際におけるカメラ22の撮像画像と正常時に映るべきカメラ22の撮像画像とを比較することにより、シャッターの遮蔽が継続するか否かの判別を行うこととしてもよい。
また、上記の実施例においては、車両の盗難要因が検出されている状態でカメラ22のレンズが不正に遮蔽された際に、警報器28及び通報器30による警報及び通報と共に、再度シャッターアクチュエータ24によるレンズ遮蔽の解除処理を行って撮影モードを実現させる構成を採用することとしているが、何れか一方のみ、すなわち、警報器28及び通報器30による警報及び通報のみ或いはシャッターアクチュエータ24によるレンズ遮蔽の解除のみを行う構成に適用することとしてもよい。
また、上記の実施例においては、車両盗難行為が検出された状況でカメラ22のレンズが不正に遮蔽されている場合、警報器28による警報及び通報器30による通報の双方を行うこととしているが、何れか一方を行う構成であってもよい。また、上記の実施例においては、警報器28による警報及び通報器30による通報を、車両盗難行為が検出された状況でカメラ22のレンズが不正に遮蔽されている場合に行うこととしているが、それに加えて、車両盗難行為が検出された時点でも、その盗難行為に関する警報器28による警報及び通報器30による通報を行うこととしてもよい。
また、上記の実施例においては、車両盗難行為として検出される盗難要因として、カーテシスイッチ14を用いた車両ドアの開放、フードスイッチ16を用いた車両フードの開放、侵入センサ18を用いた車両侵入者の存在、及び傾斜センサ20を用いた車両の所定角度以上の傾斜を想定しているが、それらの一部のみを想定した構成であってもよいし、ガラス割れセンサを用いたガラス割れなどを更に盗難要因として想定した構成であってもよい。
また、上記の実施例においては、カメラレンズの前面にそのレンズを遮蔽するシャッターを設け、そのシャッターの開閉をシャッターアクチュエータ24により制御することでカメラ22の撮影モードと非撮影モードとを切り換えることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、カメラ22自体を外部から見えないように格納する状態とその格納を解除する状態とを切り換える格納機構を設け、その格納機構を制御することでカメラ22の撮影モードと非撮影モードとを切り換えることとしてもよい。かかる構成においては、車両盗難者がカメラの格納が解除されないように格納機構を手で押さえるなどしてカメラレンズを不正に遮蔽したときにも、その旨の車外への警報及び通報並びに格納機構への再解除指令によるレンズ遮蔽の解除によってカメラレンズの不正遮蔽に起因する車両盗難の容易化を防ぐことが可能となる。
また、上記の実施例においては、車両の盗難要因が検出された際にカメラレンズが不正に遮蔽されている場合、カメラレンズの不正な遮蔽からの解除を図ってカメラ22の撮影モードを実現させるためにシャッターアクチュエータ24によるシャッターの再開放処理を実行するが、一回の再開放処理によってカメラレンズの遮蔽解除が実現されずカメラ22の撮影モードが実現されないときには再び再開放処理を実行すること、すなわち、複数回の再開放処理を許容することとしてもよい。
更に、上記の実施例においては、車両の盗難要因が検出された際にレンズの遮蔽を解除してカメラ22による撮影を開始することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、車両盗難要因の検出の有無に関係なく定期的にレンズの遮蔽を解除してカメラ22による撮影を開始し、その撮影を一定周期ごとに一定時間だけ行うものに適用することも可能である。この場合には、一定周期が経過する時期が特許請求の範囲に記載した「所定タイミング」に相当することとなる。
本発明の一実施例である車両用盗難防止装置のシステム構成図である。 本実施例の車両用盗難防止装置において実行される制御ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 車両用盗難防止装置
12 ECU
14 カーテシスイッチ
16 フードスイッチ
18 侵入センサ
20 傾斜センサ
22 カメラ
24 シャッターアクチュエータ
26 シャッター位置センサ
28 警報器
30 通報器

Claims (3)

  1. 所定タイミングで、車両盗難行為を撮影するために設けられた撮影手段を、レンズが遮蔽される非撮影モードからレンズの遮蔽が解除され撮影が行われる撮影モードへ切り換える撮影切換手段を備える車両用盗難防止装置であって、
    前記撮影手段のレンズが現に遮蔽されているか否かを判別する遮蔽判別手段と、
    前記撮影切換手段により前記撮影手段に対する前記非撮影モードから前記撮影モードへの切り換え指令が行われた後に、前記遮蔽判別手段により前記撮影手段のレンズが遮蔽されていると判別される場合、車外へ向けて警報又は通報を行う警報通報手段と、
    を備えることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 所定タイミングで、車両盗難行為を撮影するために設けられた撮影手段を、レンズが遮蔽される非撮影モードからレンズの遮蔽が解除され撮影が行われる撮影モードへ切り換える撮影切換手段を備える車両用盗難防止装置であって、
    前記撮影手段のレンズが現に遮蔽されているか否かを判別する遮蔽判別手段と、
    前記撮影切換手段により前記撮影手段に対する前記非撮影モードから前記撮影モードへの切り換え指令が行われた後に、前記遮蔽判別手段により前記撮影手段のレンズが遮蔽されていると判別される場合、再度、前記撮影手段に対して前記撮影モードを実現させるための指令を発する再指令手段と、
    を備えることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  3. 車両盗難時に行われる行為を検出する盗難行為検出手段を備え、
    前記所定タイミングは、前記盗難行為検出手段により前記行為が検出された時点であることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用盗難防止装置。
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JP2008074382A (ja) * 2006-08-24 2008-04-03 Denso Corp タイヤ盗難検出装置
CN110239488A (zh) * 2019-06-14 2019-09-17 重庆长安汽车股份有限公司 车辆防盗视频联合录制方法及系统
CN114684071A (zh) * 2020-12-28 2022-07-01 观致汽车有限公司 用于车辆的防盗报警方法、防盗报警系统和车辆

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