JP2005247059A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

ウエビング巻取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005247059A
JP2005247059A JP2004057894A JP2004057894A JP2005247059A JP 2005247059 A JP2005247059 A JP 2005247059A JP 2004057894 A JP2004057894 A JP 2004057894A JP 2004057894 A JP2004057894 A JP 2004057894A JP 2005247059 A JP2005247059 A JP 2005247059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
webbing
holding box
winding
spring holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004057894A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Mori
信二 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2004057894A priority Critical patent/JP2005247059A/ja
Publication of JP2005247059A publication Critical patent/JP2005247059A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

【課題】ウエビング装着時の過度な圧迫感を軽減又は解消するためのテンションリデューサ機能を、モータによって簡単な構造、低コストで提供する。
【解決手段】 ウエビング巻取装置10におけるゼンマイバネ22の一端はスプリング保持箱24に係止されており、モータ36を駆動することにより、スプリング保持箱24を正逆方向に回転させてゼンマイバネ22のセット位置を変更することで、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力を加減(変更)する。これにより、ウエビング装着時の過度な圧迫感を軽減又は解消することができる。さらに、従来の如く巻取軸に加わるトルク値(ウエビングの張力)やウエビングの巻取量までをも検出してそれらに基づいてモータを制御する必要がなく、簡単でシンプルな構造でかつ低コストにより実現できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウエビング巻取装置に係り、特に、巻取軸に巻取り付勢力を付与するスプリングがスプリング保持箱に係止されこのスプリング保持箱をモータによって回転させることで、スプリングによる巻取り付勢力を加減することができる所謂テンションリデューサを備えたウエビング巻取装置に関する。
乗員拘束用シートベルト装置は、ウエビング巻取装置を備えている。このウエビング巻取装置には、ウエビング装着時の過度な圧迫感を軽減又は解消するための所謂テンションリデューサ機構や、車両急減速状態等に一定量ウエビングベルトをスプールに巻き取らせることで「スラック」等と称される僅かな緩みを解消すると共に、ウエビングベルトによる乗員の身体の拘束力を増加させ、より一層確実に乗員の身体を保持するプリテンショナー機構を設けたものがあり、さらに、前記各機能をモータによって行う構成の所謂モータリトラクタが知られている(一例として、特許文献1参照)。
この種のモータリトラクタでは、例えば、前述の如くテンションリデューサやプリテンショナーの機能を発揮できるのみならず、通常のウエビング装着時におけるウエビングの巻取りや引出しの補助等をも行うことが可能であり、極めて有益である。
しかしながら、前述の如き従来のモータリトラクタにおいては、モータ自体の各種の機能を全て有効に利用しようとする余りに(単一のモータによって前記ウエビング巻取装置の各機能を全て追求しようとしたために)、却って構造が複雑でコスト高になる問題があった。
特に、テンションリデューサ機構においては、乗員の体格や動きにまで細かく追従した制御を実現しようとすると、巻取軸に加わるトルク値(ウエビングの張力)やウエビングの巻取量までをも検出してそれらに基づいてモータを制御しなければならず、制御回路の構成や構造が複雑で大幅にコスト高になってしまう。
特開昭61−58153号公報
本発明は上記事実を考慮し、ウエビング装着時の過度な圧迫感を軽減又は解消するためのテンションリデューサ機能、及びウエビング装着時における巻取りや引出しの装着補助機能をモータによって行うにあたって、簡単でシンプルな構造で低コストにより実現できるウエビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に係る発明のウエビング巻取装置は、ウエビングが巻取り引出しされる巻取軸に一端が連結され前記巻取軸に巻取り付勢力を付与するスプリングと、前記スプリングの他端が係止されると共に回転可能に設けられ、正逆方向に回転して前記スプリングのセット位置を変更することで前記スプリングによる前記巻取り付勢力を加減するスプリング保持箱と、モータと、前記モータと前記スプリング保持箱とを連結し、前記モータの回転力を前記スプリング保持箱に伝達して回転させる駆動力伝達手段と、前記巻取軸の巻取回転及び引出回転を検出する回転方向検出手段と、前記スプリング保持箱の回転位置を検出する保持箱回転位置検出手段と、を備え、前記スプリング保持箱は、ウエビングが引き出されてからバックルが係止されるまでの間と、バックルが係止された後とで、異なる回転位置となるように設定されている、ことを特徴としている。
請求項1記載のウエビング巻取装置では、巻取軸にはスプリングによって巻取り付勢力が付与されている。また、スプリングの他端はスプリング保持箱に係止されており、このスプリング保持箱は正逆方向に回転してスプリングのセット位置を変更することで、スプリングによる巻取り付勢力を加減(変更)することができる。さらに、モータを駆動すると、このモータの回転力が駆動力伝達手段を介してスプリング保持箱に伝達され、スプリング保持箱が回転されて、スプリングのセット位置が変更される。したがって、モータを駆動しスプリング保持箱を回転させてスプリングのセット位置を変更することで、スプリングによる巻取り付勢力を加減(変更)することができる。すなわち、ウエビング装着時や解除時にモータを駆動すれば、ウエビングの過度な圧迫感を軽減又は解消するための所謂テンションリデューサの機能や、ウエビングの巻取りや引出しの装着補助機能を発揮することができる。
しかもここで、スプリング保持箱は、ウエビングが引き出されてからバックルが係止されるまでの間と、バックルが係止された後とで、異なる回転位置となるように設定されている。このため、ウエビングが引き出されてからバックルが係止されるまでの間すなわち乗員のウエビング装着動作時におけるウエビング巻取り力と、バックルが係止された後すなわちウエビング装着状態におけるウエビング張力とを異なる設定とすることができる。例えば、ウエビングの非引き出し状態ではスプリングによる巻取り付勢力が最大となるようにスプリング保持箱を移動(回転)させ、ウエビングが引き出されてからバックルが係止されるまでの間ではスプリングによる巻取り付勢力が中間力状態となるようにスプリング保持箱を移動させ、バックルが係止された後ではスプリングによる巻取り付勢力が最小となるようにスプリング保持箱を移動させ、さらに、バックルが係止された後に再び解除されるとスプリングによる巻取り付勢力が最大となるようにスプリング保持箱を移動させるように構成することができる。
これにより、ウエビング装着時の過度な圧迫感を軽減又は解消して(テンションリデューサ機能)ウエビング装着時の快適性をより一層向上できると共に、ウエビング操作性(ウエビング装着時における巻取りや引出しの装着補助機能)をも向上することができる。
さらに、請求項1記載のウエビング巻取装置では、前述の如く単にスプリング保持箱を異なる回転位置とすることで、ウエビング装着動作時におけるウエビング巻取り力と、ウエビング装着状態におけるウエビング張力とを異なる設定とする構成であるため、換言すれば、スプリングによる巻取り付勢力を単に2つに設定し、スプリング保持箱の回転移動を単に2回に分けて行う設定であるため、従来の如く巻取軸に加わるトルク値(ウエビングの張力)やウエビングの巻取量までをも検出してそれらに基づいてモータを制御する必要がなく、簡単でシンプルな構造でかつ低コストにより実現できる。
なお、スプリング保持箱を異なる回転位置とすることによりウエビング装着動作時におけるウエビング巻取り力とウエビング装着状態におけるウエビング張力とを異なる設定とするにあたっては、例えば、モータの駆動回路を構成しモータを正逆方向に駆動するためのプリント基板を設け、しかも、このプリント基板に、巻取軸の巻取回転または引出回転(正逆の回転方向)を検出する回転方向検出手段と、スプリング保持箱の回転位置を検出すると共に所定の回転位置に応じて接点パターンが設定された保持箱回転位置検出手段とを一体に設けた構成とすることにより、実現できる。
このような構成とすれば、簡単でシンプルな構成によって前述の如きテンションリデューサ機能やウエビング装着補助機能を実現することができ、しかも、保持箱回転位置検出手段の接点パターン(例えば、そのパターン長さ)によって、テンションリデューサ機能におけるウエビング張力やウエビング装着補助機能におけるウエビング巻取り力等を任意に設定することが可能でとなり、適用の範囲も拡大する。
請求項2に係る発明のウエビング巻取装置は、請求項1記載のウエビング巻取装置において、前記保持箱回転位置検出手段は、前記スプリングによる前記巻取り付勢力が最大となる前記スプリング保持箱の第1位置と、前記スプリングによる前記巻取り付勢力が最小となる前記スプリング保持箱の第2位置と、前記スプリングによる前記巻取り付勢力が中間力状態となる第3位置と、を検出可能とされ、前記スプリング保持箱は、ウエビングの非引き出し状態では前記第1位置となり、ウエビングが引き出されてからバックルが係止されるまでの間では前記第3位置となり、バックルが係止された後では前記第2位置となり、バックルが係止された後に再び解除されると前記第1位置となる、ことを特徴としている。
請求項2記載のウエビング巻取装置では、ウエビングの非引き出し状態ではスプリング保持箱が第1位置へ移動しており、スプリングによる巻取り付勢力が最大となっている。ウエビングが引き出されると、バックルが係止されるまでの間では、スプリング保持箱が第3位置へ移動されてスプリングによる巻取り付勢力が中間力状態となり、乗員のウエビング装着動作性(引出し性)が向上する。さらに、バックルが係止された後では、スプリング保持箱が第2位置へ移動されてスプリングによる巻取り付勢力が最小となり、ウエビング装着時における過度な圧迫感が軽減又は解消され、快適性(装着性)が向上する。さらに、バックルが係止された後に再び解除されると、スプリング保持箱が第1位置へ移動されてスプリングによる巻取り付勢力が最大となり、ウエビングは速やかに全量巻き取られる。
このように、乗員のウエビング操作性や装着時の快適性をより一層向上することができる。
以上説明した如く、本発明に係るウエビング巻取装置は、ウエビング装着時の過度な圧迫感を軽減又は解消するためのテンションリデューサ機能、及びウエビング装着時における巻取りや引出しの装着補助機能をモータによって行うにあたって、簡単でシンプルな構造で低コストにより実現できるという優れた効果を有している。
図1には、本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置10の構成が分解斜視図にて示されている。また、図2には、このウエビング巻取装置10の構成が断面図にて示されている。さらに、図3にはウエビング巻取装置10の構成が図2の3−3線に沿った断面図にて示されており、図4にはウエビング巻取装置10の構成が図2の4−4線に沿った断面図にて示されている。
ウエビング巻取装置10は、巻取軸12を備えている。巻取軸12は、フレーム14に回転可能に支持されると共に、ウエビング(図示省略)の一端が係止されており、この巻取軸12の回転によりウエビングが巻取りまたは引出される。
巻取軸12の一端部にはフレーム14の外側においてアダプタ16が連結されており、さらに、当該フレーム14の側方にはカバー18及びボックス状のベース20が取り付けられている。アダプタ16は、ベース20内を貫通しその先端はベース20よりも外側に突出しており、常に巻取軸12と一体回転する。
ベース20内には、ゼンマイバネ22及びスプリング保持箱24が配置されている。ゼンマイバネ22は、その内端部がアダプタ16に係止されると共に、外端部がスプリング保持箱24に係止されており、巻取軸12をウエビング巻取り方向に付勢している。一方、ゼンマイバネ22の外端部を係止するスプリング保持箱24は、ゼンマイバネ22を内部に収容する状態でアダプタ16と同軸的にかつ正逆方向に回転可能に(アダプタ16とは相対回転可能に)ベース20に支持されている。このため、スプリング保持箱24が正逆方向に回転することで、ゼンマイバネ22の外端部の係止位置、すなわちゼンマイバネ22のセット位置を変更することができ、結果的に当該ゼンマイバネ22によって巻取軸12に付与される巻取り付勢力を加減(変更)することができる構成となっている。
スプリング保持箱24の外周縁には、ウォーム歯部26が形成されており、所謂ウォームホイールを構成している。また、スプリング保持箱24の他側(ゼンマイバネ22と反対側)の面には、間欠歯部28が一体に形成されている。この間欠歯部28は、前述したアダプタ16と同様に、ベース20よりも外側に突出して配置されている。
スプリング保持箱24のウォーム歯部26には、駆動力伝達手段を構成するウォームギヤ30が噛み合っている。ウォームギヤ30はシャフト32の一端に支持されており、さらに、シャフト32の他端には駆動力伝達手段を構成する平歯車34が取り付けられている。この平歯車34には、モータ36の回転軸に取り付けられ同様に駆動力伝達手段を構成する平歯車38が噛み合っている。モータ36はステー37によって固定されると共に、前記平歯車34、平歯車38等はカバー39によって被覆されている。これにより、モータ36が駆動すると、その駆動力が平歯車38、平歯車34、ウォームギヤ30、及びウォーム歯部26を介して伝達されてスプリング保持箱24が回転される構成である。したがって、モータ36を適宜に駆動することで、スプリング保持箱24を正逆何れかに回転させてゼンマイバネ22のセット位置を変更し、当該ゼンマイバネ22によって巻取軸12に付与される巻取り付勢力を加減(変更)できる構成である。
一方、ベース20の他側(スプリング保持箱24と反対側)の面には後に説明するプリント基板40が設けられると共に、ホルダ42がベース20の軸部44によって回転可能に支持されている。ホルダ42の外周縁には、スプリング保持箱24の間欠歯部28に対応するギヤ部46が形成されている。このため、スプリング保持箱24が回転すると、間欠歯部28が間欠的にギヤ部46に噛合い、ホルダ42が間欠的に回転されるようになっている。また、図7、図8(A)及び図8(B)にも示す如く、ホルダ42の裏面側(プリント基板40の側)には、保持箱回転位置検出手段を構成するコンタクト48が取り付けられており、プリント基板40の接点パターンに接触している。
また、ホルダ42の上方には、支軸50によってアーム52が所定範囲内で揺動可能に支持されている。このアームの先端部分には突起54が突出形成されている。さらに、図5及び図6に示す如く、アーム52の裏面側(プリント基板40の側)には、回転方向検出手段を構成するコンタクト56が取り付けられており、プリント基板40の接点パターンに接触している。
さらに、アーム52の側近には、ローター58が配置されている。ローター58は、前述したアダプタ16の先端に一体的に係止されており、常にアダプタ16(すなわち、巻取軸12)と一体に回転する。また、ローター58の外周にはフリクションスプリング60が嵌め込まれている。フリクションスプリング60は、略C字形に形成されており、開放側端部が一対の係合部62、64となっている。これらの係合部62、64は、アーム52の突起54に対応しており、ローター58の回転に伴ってそれぞれ突起54に係合可能である。係合部62、64がアーム52の突起54に係合することで、アーム52が支軸50回りに揺動し、しかも、アーム52がその揺動範囲限に達すると(揺動が制限された状態まで揺動すると)フリクションスプリング60がローター58と相対移動してローター58のみが空転する(ローター58が回転しても、フリクションスプリング60は係合部62、64がアーム52の突起54に係合した状態のままで保持される)構成である。
一方、図9には、プリント基板40の構成が平面図にて示されている。また、図10には、モータ36の駆動回路の構成が概略的なブロック図にて示されている。
前述の如くゼンマイバネ22のセット位置を変更するためにスプリング保持箱24を回転させるためのモータ36は、単一のプリント基板40に設けられ保持箱回転位置検出手段を構成する保持箱回転位置検出部66に接続されており、さらに、この保持箱回転位置検出部66は、同様に単一のプリント基板40に設けられ回転方向検出手段を構成する回転方向検出部68に接続されている。さらに、回転方向検出部68は、車両のバックルに設けられたバックルスイッチ70を介して電源72に接続されている。
プリント基板40は、モータ36の駆動回路を構成しており、モータ36を正逆方向に駆動するための単一の基板となっている。
図9に示す如く、プリント基板40には、前述したアーム52のコンタクト56に対応した回転方向検出部68と、ホルダ42のコンタクト48に対応した保持箱回転位置検出部66とが、何れもパターン状の接点として構成されており、アーム52のコンタクト56が回転方向検出部68に接触することで、巻取軸12の巻取回転または引出回転を検出することができ、一方、ホルダ42のコンタクト48が保持箱回転位置検出部66に接触することで、モータ36の駆動によるスプリング保持箱24の回転移動位置が決定(検出)されるように構成されている。
すなわち、巻取軸12(アダプタ16、ローター58)の巻取回転または引出回転を検出する回転方向検出部68として、COMパターン部74、RETパターン部76、及びEXTパターン部78が設けられている。これらの各パターン部には、アーム52に取り付けられたコンタクト56が摺接しており、アーム52の揺動によって、COMパターン部74とRETパターン部76とがコンタクト56を介して導通されることで巻取軸12の巻取回転が検出され、一方、COMパターン部74とEXTパターン部78とがコンタクト56を介して導通されることで巻取軸12の引出回転が検出される構成となっている。これにより、モータ36の駆動電流極性を切り替えモータ36を正回転または逆回転で駆動できるように構成されている。
また一方、モータ36の駆動によるスプリング保持箱24の回転移動位置を決定(検出)する保持箱回転位置検出部66として、COMパターン部80、MAXパターン部82、MINパターン部84、MEDパターン部86が設けられている。これらの各パターン部には、ホルダ42の裏面側に取り付けられたコンタクト48が摺接しており、ホルダ42の回転によって、コンタクト48の接触位置が変更されることで、スプリング保持箱24の回転移動位置を決定(検出)する(モータ36の駆動回路が閉路する)ことができる。
すなわち、COMパターン部80とMAXパターン部82とがコンタクト48を介して導通されることでモータ36の駆動回路が閉路(ON)してモータ36が駆動され、さらに、コンタクト48がCOMパターン部80とMAXパターン部82から離れる時点で回路が切れ(OFFになり)、スプリング保持箱24がゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最大となる「第1位置」へと回転される構成である。また、COMパターン部80とMINパターン部84とがコンタクト48を介して導通されることでモータ36の駆動回路が閉路(ON)してモータ36が駆動され、さらに、コンタクト48がCOMパターン部80とMINパターン部84から離れる時点で回路が切れ(OFFになり)、スプリング保持箱24がゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最小となる「第2位置」へと回転される構成である。さらに、COMパターン部80とMEDパターン部86とがコンタクト48を介して導通されることでモータ36の駆動回路が閉路(ON)してモータ36が駆動され、さらに、コンタクト48がCOMパターン部80とMEDパターン部86から離れる時点で回路が切れ(OFFになり)、スプリング保持箱24がゼンマイバネ22による巻取り付勢力が中間力状態となる「第3位置」へと回転される構成である。
なお、コンタクト48がMAXパターン部82、MINパターン部84、あるいはMEDパターン部86から離れる時点で回路が切れる(OFFになる)構成であるが、図8(A)及び図8(B)に示す如く、その境界部分においてはこれに対応してカバー88に突起90が形成されており、当該境界部分ではコンタクト48が突起90に係合することでホルダ42に対して僅かに相対移動する(所謂、ロストモーションする)ことでコンタクト48が各パターン部から好適に離れるように構成されている。
これにより、スプリング保持箱24は、ウエビングが引き出されたか否か(回転方向検出部68の信号)及びバックルが係止されたか否か(バックルスイッチ70の信号)に応じて回転されるようになっており、ウエビングの非引き出し状態では前記「第1位置」となり、ウエビングが引き出されてからバックルが係止される(バックルスイッチ70がONする)までの間では前記「第3位置」となり、バックルが係止された後では前記「第2位置」となり、バックルが係止された後に再び解除されると(バックルスイッチ70がOFFすると)前記「第1位置」となる構成である。
なおこの場合、本実施の形態においては、例えば、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最大となるスプリング保持箱24の「第1位置」(すなわち、ウエビングの非引き出し状態)を基準として、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最小となるスプリング保持箱24の「第2位置」は、スプリング保持箱24が例えば10回転した状態であり、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が中間力状態となるスプリング保持箱24の「第3位置」は、スプリング保持箱24が例えば5回転した状態となるように設定されている。すなわち、換言すれば、スプリング保持箱24は、ウエビングが引き出されてからバックルが係止されるまでの間では5回転され、バックルが係止された後では更に5回転され(合計10回転され)、バックルが係止された後に再び解除されると前記「第1位置」となるように逆向きに10回転されて基の位置に復帰するように、プリント基板40の各部の配置関係や、及びCOMパターン部80、MAXパターン部82、MINパターン部84、MEDパターン部86のパターン形状(長さ)等が設定されている。
次に本実施の形態の作用を説明する。
上記構成のウエビング巻取装置10では、巻取軸12にはゼンマイバネ22によって巻取り付勢力が付与されている。また、ゼンマイバネ22の他端はスプリング保持箱24に係止されており、このスプリング保持箱24が正逆方向に回転してゼンマイバネ22のセット位置(他端の係止位置)を変更することで、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力を加減(変更)することができる。さらに、モータ36を駆動すると、このモータ36の回転力がウォームギヤ30等を介してスプリング保持箱24に伝達され、スプリング保持箱24が正逆何れかの方向に回転されて、ゼンマイバネ22のセット位置が変更される。
したがって、適宜にモータ36を駆動しスプリング保持箱24を回転させてゼンマイバネ22のセット位置を変更することで、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力を加減(変更)することができる。すなわち、ウエビング装着時や解除時にモータ36を駆動すれば、ウエビングの過度な圧迫感を軽減又は解消するための所謂テンションリデューサの機能や、ウエビングの巻取りや引出しの装着補助機能を発揮することができる。
ここで、本実施の形態においては、ウエビングの非引き出し状態ではスプリング保持箱24が「第1位置」へ移動しており、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最大となっている。
ウエビングが引き出されると、巻取軸12(アダプタ16、ローター58)の回転に伴ってアーム52が揺動し、巻取軸12の回転方向(引出し回転)がプリント基板40の回転方向検出部68によって検出される。さらにこれと同時に、巻取軸12の回転に伴ってホルダ42が間欠的に回転し、スプリング保持箱24の回転移動位置が検出されながらモータ36が駆動される。すなわち、バックルが係止される(バックルスイッチ70がONする)までの間では、モータ36の駆動によってスプリング保持箱24が5回転されて「第3位置」へ移動される。これにより、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が中間力状態となり、乗員のウエビング装着動作性(引出し性)が向上する。
またこの場合、ウエビングが引き出された後にバックルが係止されることなく途中でウエビングが巻き取られると、巻取軸12(アダプタ16、ローター58)の回転に伴ってアーム52が揺動し、巻取軸12の回転方向(巻取り回転)がプリント基板40の回転方向検出部68によって検出される。これにより、モータ36が逆向きに駆動しスプリング保持箱24が逆向きに5回転されて再び「第1位置」へ復帰される。
一方、ウエビングが引き出されバックルが係止された後では、バックルスイッチ70のON信号に基づいてモータ36が駆動され、スプリング保持箱24が更に5回転されて「第2位置」へ移動される。これにより、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最小となり、ウエビング装着時における過度な圧迫感が軽減又は解消され、快適性(装着性)が向上する。
また、バックルが係止された後に再び解除されると(バックルスイッチ70がOFFすると)、バックルスイッチ70のOFF信号に基づいてモータ36が逆向きに駆動され、スプリング保持箱24が逆向きに10回転されて再び「第1位置」へ移動される。これにより、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最大となり、ウエビングは速やかに全量巻き取られる。
ここで、図11には、前述の如き各機構の「入力」と「出力」の関係が、「0」→「ON(有効)」、「1」→「OFF(無効)」として表されている。すなわち、「入力」としては、バックルスイッチ70の信号(バックルが係止されたか否か)、回転方向検出部68の信号による巻取軸12の巻取回転または引出回転状態(ウエビングが引き出されたか否か)、及び、保持箱回転位置検出部66の信号によるスプリング保持箱24の回転移動位置(「第1位置」、「第2位置」、「第3位置」)の各事項であり、一方、「出力」としては、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力である。
この図11において、例えば、A欄に示す如く、ウエビングが引き出されてからバックルが係止される(バックルスイッチ70がONする)までの間では、回転方向検出部68(COMパターン部74とEXTパターン部78)によってこれが検出されると共に、保持箱回転位置検出部66(COMパターン部80とMAXパターン部82)によってモータ36が駆動され、スプリング保持箱24が回転されてゼンマイバネ22による巻取り付勢力が弱くなり、さらに、B欄に示す如く、スプリング保持箱24が前記「第3位置」となった時点で、保持箱回転位置検出部66(COMパターン部80とMEDパターン部86)によってモータ36が停止されて、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が中間力状態で維持される。
さらに例えば、図11においてC欄に示す如く、ウエビングが引き出されてからバックルに係止されることなく再びウエビングが巻き取られると、スプリング保持箱24が回転されてスプリング保持箱24が再び前記「第1位置」となる。
また例えば、D欄に示す如く、ウエビングが引き出されてバックルが係止されると(バックルスイッチ70がONすると)、保持箱回転位置検出部66(COMパターン部80とMAXパターン部82)によってモータ36が駆動され、スプリング保持箱24が更に回転されてゼンマイバネ22による巻取り付勢力が弱くなり、さらに、E欄に示す如く、スプリング保持箱24が前記「第2位置」となった時点で、保持箱回転位置検出部66(COMパターン部80とMINパターン部84)によってモータ36が停止されて、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最小状態で維持される。
このように、本実施の形態に係るウエビング巻取装置10では、ウエビングの非引き出し状態ではゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最大となるようにスプリング保持箱24を移動(回転)させ、ウエビングが引き出されてからバックルが係止されるまでの間ではゼンマイバネ22による巻取り付勢力が中間力状態となるようにスプリング保持箱24を移動させ、バックルが係止された後ではゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最小となるようにスプリング保持箱24を移動させ、さらに、バックルが係止された後に再び解除されるとゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最大となるようにスプリング保持箱24を移動させる構成である。
これにより、ウエビング装着時の過度な圧迫感を軽減又は解消して(テンションリデューサ機能)ウエビング装着時の快適性をより一層向上できると共に、ウエビング操作性(ウエビング装着時における巻取りや引出しの装着補助機能)をも向上することができる。
さらに、本実施の形態に係るウエビング巻取装置10では、前述の如く単にスプリング保持箱24を異なる回転位置とすることで、ウエビング装着動作時におけるウエビング巻取り力と、ウエビング装着状態におけるウエビング張力とを異なる設定とする構成であるため、換言すれば、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力を単に複数(本実施の形態では、3つ)に設定し、スプリング保持箱24の回転移動を単に2回に分けて行う設定であるため、従来の如く巻取軸に加わるトルク値(ウエビングの張力)やウエビングの巻取量までをも検出してそれらに基づいてモータを制御する必要がなく、簡単でシンプルな構造でかつ低コストにより実現できる。
なお、前述した実施の形態においては、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最大となるスプリング保持箱24の「第1位置」(すなわち、ウエビングの非引き出し状態)を基準として、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最小となるスプリング保持箱24の「第2位置」は、スプリング保持箱24が例えば10回転した状態とし、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が中間力状態となるスプリング保持箱24の「第3位置」は、スプリング保持箱24が例えば5回転した状態とする構成としたが、このよなスプリング保持箱24の回転数(回転位置)の設定はこれに限るものではなく、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力等を考慮して任意に設定可能である。
また、前述した実施の形態においては、プリント基板40の保持箱回転位置検出部66においてMEDパターン部86を設け、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が中間力状態となるスプリング保持箱24の「第3位置」が設定された(検出できる)構成、すなわち、ウエビングの非引き出し状態におけるスプリング保持箱24の「第1位置」からこのスプリング保持箱24が5回転されて「第3位置」となる構成としたが、このような巻取り付勢力の中間状態を省略して構成することもできる。
すなわち、図12に示すプリント基板100の如く、保持箱回転位置検出部102として、COMパターン部104、MAXパターン部106、及びMINパターン部108のみとし、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最大となるスプリング保持箱24の「第1位置」、及び、ゼンマイバネ22による巻取り付勢力が最小となるスプリング保持箱24の「第2位置」を検出できる構成としてもよい。
本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置の構成を示す図2の3−3線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置の構成を示す図2の4−4線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置のアームの要部の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置のアームのコンタクトの構成を示す図5の6−6線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置のホルダの要部の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置のホルダのコンタクトの構成を示す図7の8−8線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置のプリント基板の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置のモータの駆動回路の構成を示す概略的なブロック図である。 本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置における各機構の「入力」と「出力」の関係を示す図表である。 本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置のプリント基板の他の例を示す平面図である。
符号の説明
10 ウエビング巻取装置
12 巻取軸
16 アダプタ
22 ゼンマイバネ(スプリング)
24 スプリング保持箱
30 ウォームギヤ(駆動力伝達手段)
36 モータ
40 プリント基板
42 ホルダ
48 コンタクト(保持箱回転位置検出手段)
52 アーム
56 コンタクト(回転方向検出手段)
58 ローター
60 フリクションスプリング
66 保持箱回転位置検出部(保持箱回転位置検出手段)
68 回転方向検出部(回転方向検出手段)

Claims (2)

  1. ウエビングが巻取り引出しされる巻取軸に一端が連結され前記巻取軸に巻取り付勢力を付与するスプリングと、
    前記スプリングの他端が係止されると共に回転可能に設けられ、正逆方向に回転して前記スプリングのセット位置を変更することで前記スプリングによる前記巻取り付勢力を加減するスプリング保持箱と、
    モータと、
    前記モータと前記スプリング保持箱とを連結し、前記モータの回転力を前記スプリング保持箱に伝達して回転させる駆動力伝達手段と、
    前記巻取軸の巻取回転及び引出回転を検出する回転方向検出手段と、
    前記スプリング保持箱の回転位置を検出する保持箱回転位置検出手段と、
    を備え、
    前記スプリング保持箱は、ウエビングが引き出されてからバックルが係止されるまでの間と、バックルが係止された後とで、異なる回転位置となるように設定されている、
    ことを特徴とするウエビング巻取装置。
  2. 前記保持箱回転位置検出手段は、前記スプリングによる前記巻取り付勢力が最大となる前記スプリング保持箱の第1位置と、前記スプリングによる前記巻取り付勢力が最小となる前記スプリング保持箱の第2位置と、前記スプリングによる前記巻取り付勢力が中間力状態となる第3位置と、を検出可能とされ、
    前記スプリング保持箱は、ウエビングの非引き出し状態では前記第1位置となり、ウエビングが引き出されてからバックルが係止されるまでの間では前記第3位置となり、バックルが係止された後では前記第2位置となり、バックルが係止された後に再び解除されると前記第1位置となる、
    ことを特徴とする請求項1記載のウエビング巻取装置。
JP2004057894A 2004-03-02 2004-03-02 ウエビング巻取装置 Pending JP2005247059A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004057894A JP2005247059A (ja) 2004-03-02 2004-03-02 ウエビング巻取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004057894A JP2005247059A (ja) 2004-03-02 2004-03-02 ウエビング巻取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005247059A true JP2005247059A (ja) 2005-09-15

Family

ID=35027972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004057894A Pending JP2005247059A (ja) 2004-03-02 2004-03-02 ウエビング巻取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005247059A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011504984A (ja) * 2007-11-27 2011-02-17 オートリブ ディベロップメント エービー 可逆的なベルトテンショナ
JP2012116426A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Tokai Rika Co Ltd ウェビング巻取装置
WO2017209189A1 (ja) * 2016-06-03 2017-12-07 タカタ株式会社 シートベルトリトラクタ及びシートベルトシステム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011504984A (ja) * 2007-11-27 2011-02-17 オートリブ ディベロップメント エービー 可逆的なベルトテンショナ
JP2012116426A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Tokai Rika Co Ltd ウェビング巻取装置
WO2017209189A1 (ja) * 2016-06-03 2017-12-07 タカタ株式会社 シートベルトリトラクタ及びシートベルトシステム
JPWO2017209189A1 (ja) * 2016-06-03 2019-03-28 Joyson Safety Systems Japan株式会社 シートベルトリトラクタ及びシートベルトシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5189179B2 (ja) シートベルト装置
JPH048058Y2 (ja)
ES2460618T3 (es) Dispositivo de retención del ocupante de un vehículo
JP3813518B2 (ja) シートベルトリトラクター
JP2006282015A (ja) シートベルトリトラクタ、シートベルト装置、シートベルト装置付車両
AU2005230294B2 (en) Webbing take-up device
JP2001171485A (ja) シートベルト巻取装置
US8590658B2 (en) Occupant protection device
JP2010058679A (ja) 乗員拘束装置
JP4845805B2 (ja) 車両のシートベルト装置
JP2005247059A (ja) ウエビング巻取装置
JP2005247060A (ja) ウエビング巻取装置
JP4272575B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP2005297675A (ja) ウエビング巻取装置
JP2006188087A (ja) ウエビング巻取装置
JPH0524507A (ja) シートベルトリトラクタ
JP2013001291A (ja) シートベルト装置
JP2006143154A (ja) ウエビング巻取装置
JPWO2006046604A1 (ja) シートベルト装置
JP2008296674A (ja) 車両のシートベルト装置
KR200152755Y1 (ko) 자동차의 시트벨트 버클 경사각 조절장치
JP2002002450A (ja) シートベルト巻取り装置
JP2010120603A (ja) シートベルト装置
JP4272574B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP2006160056A (ja) ウエビング巻取装置及び3点式シートベルト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090303