JP2005246806A - インクジェット記録材料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】木材パルプを主成分とする紙基材上に、少なくとも1層のインク受理層とキャスト処理によって形成される光沢発現層を有するインクジェット記録材料において、該紙基材が填料として少なくとも焼成カオリンを含有し、かつ該光沢発現層がアルミナ水和物を含有することを特徴とするインクジェット記録材料。
【選択図】 なし
Description
Al2O3・nH2O
アルミナ水和物は組成や結晶形態の違いにより、ジプサイト、バイアライト、ノルストランダイト、ベーマイト、ベーマイトゲル(擬ベーマイト)、ジアスポア、無定形非晶質等に分類される。中でも、上記の式中、nの値が1である場合はベーマイト構造のアルミナ水和物を表し、nが1を越え3未満である場合は擬ベーマイト構造のアルミナ水和物を表し、nが3以上では非晶質構造のアルミナ水和物を表す。特に、本発明に好ましいアルミナ水和物は、少なくともnが1を越え3未満の擬ベーマイト構造のアルミナ水和物である。
濾水度450mlのLBKP100部からなる木材パルプに、市販のアルキルケテンダイマー0.1部、市販カチオン性ポリアクリルアミド0.03部、市販カチオン化澱粉1.0部、硫酸バンド0.5部と填料として吸油量60ml/100gの焼成カオリン(アンシレックス:エンゲルハード社製)を、該填料の含有量が各々3質量%、5質量%、10質量%、20質量%となるように調製後、長網抄紙機を用いて坪量90g/m2で抄造し、紙基材A1〜A4を得た。
紙基材A3の焼成カオリン(アンシレックス:エンゲルハード社製)に代えて、湿式粉砕重質炭酸カルシウム(エスカロン#800:三共精粉社製)を用いて、含有量が10質量%の紙基材Bを得た。
紙基材A3の焼成カオリン(アンシレックス:エンゲルハード社製)に代えて、軽質炭酸カルシウム(白艶華PZ:白石カルシウム社製)を用いて、含有量が10質量%の紙基材Cを得た。
紙基材A3の焼成カオリンに代えて、タルク(タルクSF:浅田製粉社製)を用いて、含有量が10質量%の紙基材Dを得た。
紙基材A3の焼成カオリンに代えて、カオリン(BRU−30:P.T.ALTERABADI社製)を用いて、含有量が10質量%の紙基材Eを得た。
紙基材A3の焼成カオリンに代えて、焼成カオリンと湿式粉砕重質炭酸カルシウム(エスカロン#800:三共精粉社製)を用いて、含有量が焼成カオリン7質量%、湿式粉砕重質炭酸カルシウム3質量%の紙基材Fを得た。
紙基材A3の焼成カオリンに代えて、焼成カオリンと湿式粉砕重質炭酸カルシウム(エスカロン#800:三共精粉社製)を用いて、含有量が焼成カオリン3質量%、湿式粉砕重質炭酸カルシウム7質量%の紙基材Gを得た。
該紙基材上に多孔質顔料を主成分とする塗被組成物を塗設してインク受理層を得た。塗被組成物は、多孔質顔料として市販の合成非晶質シリカ(ミズカシルP78D:水沢化学社製)を100部、バインダーとして市販のポリビニルアルコール(PVA117:クラレ社製)40部、カチオン性染料定着剤として変性ポリアミド系樹脂(スミレーツレジン1001 住友化学工業(株)製)20部、湿潤剤としてアセチレングリコール(日信化学工業(株) サーフィノール465)0.2部を秤量し、水に加えてインク受理層塗布液を固形分濃度15%で調合して得た。
イオン交換水1200g、イソプロピルアルコール900gを3Lの反応器に仕込み、75℃に加熱した。アルミニウムイソプロポキシド408gを加え、75gで24時間、続き95℃で10時間加水分解を行った。加水分解後、酢酸24g加えて95℃で48時間攪拌した。次に、固形分濃度が15質量%になるように濃縮し、白色の超微粒子状アルミナ水和物の分散液を得た。このゾルを室温で乾燥させ、X線回折を測定したところ、擬ベーマイト構造を示した。また、透過型電子顕微鏡で平均粒径を測定したところ、30nmであった。
紙基材A1を紙基材Bに変更した以外は実施例1と同様にして比較例1のインクジェット記録シートを得た。
紙基材A1を紙基材Cに変更した以外は実施例1と同様にして比較例2のインクジェット記録シートを得た。
紙基材A1を紙基材Dに変更した以外は実施例1と同様にして比較例3のインクジェット記録シートを得た。
紙基材A1を紙基材Eに変更した以外は実施例1と同様にして比較例4のインクジェット記録シートを得た。
実施例3にて用いた光沢発現層中の顔料をコロイダルシリカ(スノーテックスAK:日産化学社製)を100部に変更した以外は実施例3と同様にして比較例5のインクジェット記録シートを得た。
表面光沢は、JIS Z 8741に準拠し、村上色彩技術研究所製デジタル光沢計GM−26D型を用いて入反射角度が20度で測定した。
写像性は、JIS H 8686に準拠し、光学的装置の光学くしを通して得られた光量の波形から写像性を像鮮明度として求める方法である。光学くしは暗部明部の比が1:1で、その幅は0.125、0.5、1.0及び2.0mmの各種のものがある。測定は、光学くしを移動させ、記録紙上の最高波形(M)、及び最低波形(m)を読み取り、次式により像鮮明度を求める。
C=(M−m)/(M+m)×100
ここで、C:像鮮明度(%)、M:最高波形、m:最低波形である。
インク吸収性は、キャノン製プリンター「BJS700(設定:光沢紙、標準)」を用いて画像を印刷して行った。評価に用いた画像は黒、シアン、マゼンタ、イエロー、ブルー、レッド、グリーン各色100%ベタ印字部、及びその中に白抜き文字を設けたパターンなどからなる。インク吸収性は、ベタ印字部内の均一性、隣り合ったベタ印字部の境界部や白抜き文字の鮮鋭性などを目視で観察して評価した。◎はインク吸収良好。○はベタ印字部の不均一、白抜き文字のつぶれが観察されるが実用上問題無いレベル。△は、○と×の中間レベル。×は、インク吸収不足による印字障害が観察されるレベルである。
Claims (3)
- 木材パルプ及び填料を主成分とする紙基材上に、少なくとも1層のインク受理層とキャスト処理によって形成される光沢発現層を有するインクジェット記録材料において、該紙基材が該填料として焼成カオリンを含有し、かつ該光沢発現層がアルミナ水和物を含有することを特徴とするインクジェット記録材料。
- 該紙基材中における焼成カオリンの含有量が7質量%以上15質量%以下である請求項1に記載のインクジェット記録材料。
- 該光沢発現層におけるアルミナ水和物の含有量が30質量%以上90質量%以下である請求項1または2に記載のインクジェット記録材料。
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JP2004061208A JP2005246806A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | インクジェット記録材料 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016040080A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | 松本油脂製薬株式会社 | タイヤ内面用離型剤 |
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2004
- 2004-03-04 JP JP2004061208A patent/JP2005246806A/ja active Pending
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JP2016040080A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | 松本油脂製薬株式会社 | タイヤ内面用離型剤 |
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