JP2005245644A - シャワー用器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 異なる4つのモードを選択的に容易に実現できるシャワー用器具を提供する。
【解決手段】 本体1には、側面の所定位置を開口部とする入水孔11、とこの入水孔11の開口部に対向する位置を開口部とする切替弁嵌合孔13とを形成し、これらを供水路12、第1、第2連通管17,18により連通している。切替弁嵌合孔13には切替弁3が嵌合されており、切替弁3には、供水路12に連通する第1連通孔31と、選択的に第1、第2連通管17,18のいずれかに連通するか切替弁嵌合孔13の内壁により開放面が塞がれる第2連通孔32と、選択的にシャワー室側連通孔15または排水孔16に連通するか切替弁嵌合孔13の内壁により開放面が塞がれる第3の連通孔33とを形成しており、これら第1、第2、第3連通孔31,32,33を互いに連通する形状に形成している。
【選択図】 図1
【解決手段】 本体1には、側面の所定位置を開口部とする入水孔11、とこの入水孔11の開口部に対向する位置を開口部とする切替弁嵌合孔13とを形成し、これらを供水路12、第1、第2連通管17,18により連通している。切替弁嵌合孔13には切替弁3が嵌合されており、切替弁3には、供水路12に連通する第1連通孔31と、選択的に第1、第2連通管17,18のいずれかに連通するか切替弁嵌合孔13の内壁により開放面が塞がれる第2連通孔32と、選択的にシャワー室側連通孔15または排水孔16に連通するか切替弁嵌合孔13の内壁により開放面が塞がれる第3の連通孔33とを形成しており、これら第1、第2、第3連通孔31,32,33を互いに連通する形状に形成している。
【選択図】 図1
Description
この発明は、通常のシャワーモードと、これ以外の複数モードとを切り換えて利用するに好適なシャワー用器具に関するものである。
従来、複数モードを切り換えるシャワー用器具として、通常のシャワーモードと、噴流水のマッサージモードと、噴流水の吐出口から外気を吸入して体の一部を吸引する吸引モード(エステティックモード)とを切り換えられるシャワーヘッドが考案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この従来のシャワーヘッドは、シャワーモードの場合、流水源から入水された流水を負圧発生回路と切替弁とを介してシャワー放出面側に導き、シャワー放出面の略全面に形成された小径の孔から平面的に細い径の流水を射出する。また、従来のシャワーヘッドは、噴水流のマッサージモードの場合、入水された流水を切替弁で塞き止めて負圧発生部に留める。ここで、負圧発生部は前記シャワー放出面に設けられた所定径の噴水口に連通されており、負圧発生部内の水は噴水口から噴水流として吐出される。
また、このシャワーヘッドは、吸引モード(エステティックモード)の場合、入力された流水を負圧発生部の空間に通し、切替弁を介して排水口から外部に放出する。この際、流水が勢いよく切替弁を介して外部に放出することにより、負圧発生部では負圧が発生する。ここで、負圧発生部は噴水口に連通されているので、負圧発生部で発生した負圧により外気が噴水口から吸入される。
このように、従来のシャワーヘッドは、備えられた切替弁を操作することにより、細かい水流のシャワーモード、噴水流のマッサージモード、吸引を行う吸引モード(エステティックモード)の異なる3つのモードを実現している。
通常、シャワーは全身および顔や頭部を洗浄する際に利用するが、このような洗浄を行う際には同時に歯を洗浄することがある。
しかしながら、前述の従来のシャワーヘッドでは全身および顔や頭部を洗浄することは可能であるが、歯を直接洗浄することはできない。なぜならば、シャワーモードでは射出される流水の面積が大きいため、歯を部分的に集中して洗浄することができない。また、噴水流のマッサージモードでは、水流を所定径に集中することはできるが水勢が弱く、歯の表面上を軽く洗い流す程度しかできない。このため、従来では、全身および顔や頭部を洗浄するにはシャワーを用い、歯の洗浄には別の歯洗浄器を用いなければならなかった。
しかしながら、前述の従来のシャワーヘッドでは全身および顔や頭部を洗浄することは可能であるが、歯を直接洗浄することはできない。なぜならば、シャワーモードでは射出される流水の面積が大きいため、歯を部分的に集中して洗浄することができない。また、噴水流のマッサージモードでは、水流を所定径に集中することはできるが水勢が弱く、歯の表面上を軽く洗い流す程度しかできない。このため、従来では、全身および顔や頭部を洗浄するにはシャワーを用い、歯の洗浄には別の歯洗浄器を用いなければならなかった。
また、国や人によっては、体の他の細部、例えば股間(排泄部)をシャワー時に洗浄する習慣があり、このような部分を洗浄するには前述の歯の場合と同様に前記2つのモードでは確実に洗浄することはできなかった。
そこで、この発明の目的は、比較的広い面積で細かい水流を射出して全身洗浄を行うシャワーモードと、水勢が強い所定径の水流を噴出して歯等の体の細部の洗浄するビデ/デンタルモードと、水勢が弱く所定径の噴水流を吐出して体の所定部に当てるマッサージモードと、排水口から水流を排出して負圧を発生することで吸引部が当接された体の一部を吸引する吸引モード(エステティックモード)とを、切替弁の操作のみで行えるシャワー用器具を提供することにある。
この発明のシャワー用器具は、
流水源にホースを介して接続される入水部と、
該入水部から流入した流水を通路内に通過させて空間部において負圧を発生する負圧発生部と、
入水部から流入した流水を切替弁に導く第1、第2の連通管と、
流水を外部に排水する排水部と、
流水を多数の小孔から外部に放出するシャワー部と、
一端が負圧発生部の空間に連通し、中間部が第1の連通管に連通し、他端が外部に開放した吸引部と、
(1)負圧発生部と第2連通管とを前記シャワー部に連通させるか、
(2)負圧発生部を第1連通管に連通させるか、
(3)負圧発生部を排水部に連通させるか、
(4)負圧発生部からの流水を塞き止めるかを、選択的に発生させる切換弁と、
を設けたことを特徴としている。
流水源にホースを介して接続される入水部と、
該入水部から流入した流水を通路内に通過させて空間部において負圧を発生する負圧発生部と、
入水部から流入した流水を切替弁に導く第1、第2の連通管と、
流水を外部に排水する排水部と、
流水を多数の小孔から外部に放出するシャワー部と、
一端が負圧発生部の空間に連通し、中間部が第1の連通管に連通し、他端が外部に開放した吸引部と、
(1)負圧発生部と第2連通管とを前記シャワー部に連通させるか、
(2)負圧発生部を第1連通管に連通させるか、
(3)負圧発生部を排水部に連通させるか、
(4)負圧発生部からの流水を塞き止めるかを、選択的に発生させる切換弁と、
を設けたことを特徴としている。
この構成では、次の4つのモードが切替弁を制御することにより切り替えられる。
(1)シャワーモード
負圧発生部および第2連通管とシャワー部とが切替弁よりに連通されると、流水源からホースを介して入水部に入水された流水は、負圧発生部と第2連通管とを介して切替弁内を通りシャワー部に導かれる。シャワー部に導かれた流水は複数の小孔から外部に射出されることで、水流径が小さい平面状のシャワーとなる。
(1)シャワーモード
負圧発生部および第2連通管とシャワー部とが切替弁よりに連通されると、流水源からホースを介して入水部に入水された流水は、負圧発生部と第2連通管とを介して切替弁内を通りシャワー部に導かれる。シャワー部に導かれた流水は複数の小孔から外部に射出されることで、水流径が小さい平面状のシャワーとなる。
(2)デンタル/ビデモード
負圧発生部と第1連通管とが切替弁により連通されると、流水源からホースを介して入水部に入水された流水は、2つの経路で吸引部に導かれる。第1の流水経路は入水部から直接第1連通管のみを介して供給される経路であり、第2の流水経路は入水部から負圧発生部、切替弁、および第1連通管を介して供給される経路である。このように、2つの流水経路から水が供給されることで、水勢が維持されたまま、吸引部から外部に水が噴出される。
負圧発生部と第1連通管とが切替弁により連通されると、流水源からホースを介して入水部に入水された流水は、2つの経路で吸引部に導かれる。第1の流水経路は入水部から直接第1連通管のみを介して供給される経路であり、第2の流水経路は入水部から負圧発生部、切替弁、および第1連通管を介して供給される経路である。このように、2つの流水経路から水が供給されることで、水勢が維持されたまま、吸引部から外部に水が噴出される。
(3)吸引モード(エステティックモード)
負圧発生部と排水部とが切替弁により連通されると、流水源からホースを介して入水部に入水された流水は、負圧発生部の通路を介し切替弁内を通じて排水部に排水される。この際、負圧発生部では、排水部に導かれる流水により内部空間が負圧状態となる。負圧発生部は吸引部に連通しているので、負圧発生部で負圧が発生すると、吸引部内に外部から空気が流入する。このため、吸引部を体の所定部に当接させることで、該当部が吸引部内に吸引される。
負圧発生部と排水部とが切替弁により連通されると、流水源からホースを介して入水部に入水された流水は、負圧発生部の通路を介し切替弁内を通じて排水部に排水される。この際、負圧発生部では、排水部に導かれる流水により内部空間が負圧状態となる。負圧発生部は吸引部に連通しているので、負圧発生部で負圧が発生すると、吸引部内に外部から空気が流入する。このため、吸引部を体の所定部に当接させることで、該当部が吸引部内に吸引される。
(4)マッサージモード
負圧発生部からの流水が切替弁により塞き止められる、すなわち、負圧発生部が他の連通管や外部への開口部に連通されていないと、流水が負圧発生部内の切替弁に接続する隙間の空間から吸引部に流入する。吸引部に流入された流水は、吸引部の形状に応じた噴水流となり外部に吐出される。この際、負圧発生部から吸引部に流入される流水は負圧発生部内の隙間から流出するので、水勢が弱くなっており、吸引部からは前記ビデ/デンタルモードよりも水勢の弱い噴水流が吐出される。
負圧発生部からの流水が切替弁により塞き止められる、すなわち、負圧発生部が他の連通管や外部への開口部に連通されていないと、流水が負圧発生部内の切替弁に接続する隙間の空間から吸引部に流入する。吸引部に流入された流水は、吸引部の形状に応じた噴水流となり外部に吐出される。この際、負圧発生部から吸引部に流入される流水は負圧発生部内の隙間から流出するので、水勢が弱くなっており、吸引部からは前記ビデ/デンタルモードよりも水勢の弱い噴水流が吐出される。
また、この発明のシャワー用器具の切替弁は、一方の円形面側が負圧発生部側に配置された略円筒形状で形成され、負圧発生部の空間部に連通し、負圧発生部側の面から所定深さで形成された第1連通孔と、負圧発生部が設けられた筐体の第1、第2連通管のいずれかに連通し、負圧発生部側の面から所定深さで形成された第2連通孔と、第1、第2連通孔に連通し、一方端が円筒形状の外側面に開放する第3連通孔と、を備えたことを特徴としている。
この構成では、切替弁が円筒形状であり、切替弁内に複数の連通孔が前記構成で設けられていることで、この円筒形状の切替弁を円周方向に回転させれば、前記各モードが切り換えられる。
具体的には、第1の姿勢として、切替弁の第2連通孔が第2連通管に連通し、且つ切替弁の第3連通孔がシャワー部に連通することで、負圧発生部と第2連通管とがシャワー部に連通して前述のシャワーモードが実現される。また、第2の姿勢として、切替弁の第2連通孔が第1連通管に連通し、且つ切替弁の第3連通孔が他部に連通していないことで、負圧発生部が第1連通管のみに連通して前述のビデ/デンタルモードが実現される。また、第3の姿勢として、切替弁の第3連通孔が排水部に連通し、且つ切替弁の第2連通孔が他部に連通していないことで、負圧発生部が排水部のみに連通して前述の吸引モード(エステティックモード)が実現される。また、第4の姿勢として、切替弁の第2、第3連通孔が他部に連通しないことで、負圧発生部内の流水が吸引部に流出して前述のマッサージモードが実現される。そして、第1、第2、第3連通孔の構造を前述の構成とすることで、第1、第2、第3、第4の姿勢が切替弁の回転により実現される。これにより、使用者は切替弁を回転させるという容易な操作で前述の4つのモードを選択的に実現することができる。
具体的には、第1の姿勢として、切替弁の第2連通孔が第2連通管に連通し、且つ切替弁の第3連通孔がシャワー部に連通することで、負圧発生部と第2連通管とがシャワー部に連通して前述のシャワーモードが実現される。また、第2の姿勢として、切替弁の第2連通孔が第1連通管に連通し、且つ切替弁の第3連通孔が他部に連通していないことで、負圧発生部が第1連通管のみに連通して前述のビデ/デンタルモードが実現される。また、第3の姿勢として、切替弁の第3連通孔が排水部に連通し、且つ切替弁の第2連通孔が他部に連通していないことで、負圧発生部が排水部のみに連通して前述の吸引モード(エステティックモード)が実現される。また、第4の姿勢として、切替弁の第2、第3連通孔が他部に連通しないことで、負圧発生部内の流水が吸引部に流出して前述のマッサージモードが実現される。そして、第1、第2、第3連通孔の構造を前述の構成とすることで、第1、第2、第3、第4の姿勢が切替弁の回転により実現される。これにより、使用者は切替弁を回転させるという容易な操作で前述の4つのモードを選択的に実現することができる。
また、この発明のシャワー用器具の入水部は着脱可能な浄水手段を備えることを特徴としている。
この構成では、必要に応じて浄水手段を備え付けることで、前述の各モードで清浄化された流水が用いられる。特に、水を外部に流出させるモードでは流出された水が使用者に直接供給されるので有用である。すなわち、シャワーモード、ビデ/デンタルモード、マッサージモードにおいて使用者に優しい水が得られ、快適に使用することができる。
この構成では、必要に応じて浄水手段を備え付けることで、前述の各モードで清浄化された流水が用いられる。特に、水を外部に流出させるモードでは流出された水が使用者に直接供給されるので有用である。すなわち、シャワーモード、ビデ/デンタルモード、マッサージモードにおいて使用者に優しい水が得られ、快適に使用することができる。
また、この発明のシャワー用器具の排水部は入水部の外壁に沿って形成された排水管部と、入水部のホース接続位置に形成された排水口とからなることを特徴としている。
この構成では、前記吸引モードの際、排水部に流入された流水は排水管部を介して排水口から外部に排出される。ここで、排水口がホース接続位置に存在し、且つ配水管が入水部の外壁に沿っていることにより、排出された水は主にホース外壁を伝う方向で流れ吸引部側には殆ど流れない。これにより、吸引モード時に不要な排水が吸引部に流れることなく快適に使用することができる。
この発明によれば、本体に備えられた切替弁を操作するだけで、比較的広い面積で細かい水流を放出して全身洗浄を行うためのシャワーモードと、水勢が強い所定径の水流を噴出して歯等の体の細部の洗浄するビデ/デンタルモードと、水勢が弱く所定径の噴水流を吐出して体の所定部に当てるマッサージモードと、排水口から水流を排出して負圧を発生することで当接した体の一部を吸引する吸引モード(エステティックモード)とを、選択的に実現するシャワー用器具を構成することができる。これにより、使用者は、単一のシャワー用器具を用いて前記4つのモードを容易に且つ快適に使用することができる。すなわち、全身洗浄、歯等の局部洗浄、噴水流による部分マッサージ、吸引によるエスティックを、装置を交換することなく行うことができる。
本発明の実施形態に係るシャワー用器具であるシャワーヘッドについて図を参照して説明する。
図1は本発明のシャワーヘッドの概略構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)はA−A’面の断面図である。
図2はシャワーヘッド本体1の概略構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)はB−B’面断面図である。
図3は切替弁3の概略構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はC−C’面断面図である。
図2に示すように、シャワーヘッドの本体1は、上下面が円形で高さが上下面の直径よりも短い略円筒形状からなり、側面部の対向する位置には、側面部よりも外側に徐々に径を小さくながら突出する突起部が形成されている。これら突起部が形成された側面部の対向する位置には円筒形状の入水孔11と切替弁嵌合孔13とが延びる方向の中心軸を一致させて本体1の側面からそれぞれ所定深さで形成されている。入水孔11と切替弁嵌合孔13とは、これら孔と中心軸を同じにするとともにこれらの孔よりも径の短い円筒形状の供水路12により連通されている。また、入水孔11と切替弁嵌合孔13とは、供水路12の中心軸に対して下面側に所定距離dで離間された位置に中心軸を有する第1連通管17と、供水路12の中心軸に対して突起部が形成されていない側面側に同じ所定距離dで離間された位置に中心軸を有する第2連通管18とにより連通されている。第1連通管17と第2連通管18とは、同じ内径で供水路12に平行して形成されるとともに、供水路12の中心軸と第1連通管17の中心軸とを結ぶ直線と供水路12の中心軸と第2連通管18の中心軸とを結ぶ直線とが直交する位置に形成されている。ここで、第1連通管17は供水路12の中心軸から本体1の下面におろす垂線上に形成されている。第2連通管18は入水部11側から見て供水路12の中心軸を中心として第1連通管17に対して時計回り方向に為す角90°の位置に形成されている。
図1は本発明のシャワーヘッドの概略構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)はA−A’面の断面図である。
図2はシャワーヘッド本体1の概略構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)はB−B’面断面図である。
図3は切替弁3の概略構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)はC−C’面断面図である。
図2に示すように、シャワーヘッドの本体1は、上下面が円形で高さが上下面の直径よりも短い略円筒形状からなり、側面部の対向する位置には、側面部よりも外側に徐々に径を小さくながら突出する突起部が形成されている。これら突起部が形成された側面部の対向する位置には円筒形状の入水孔11と切替弁嵌合孔13とが延びる方向の中心軸を一致させて本体1の側面からそれぞれ所定深さで形成されている。入水孔11と切替弁嵌合孔13とは、これら孔と中心軸を同じにするとともにこれらの孔よりも径の短い円筒形状の供水路12により連通されている。また、入水孔11と切替弁嵌合孔13とは、供水路12の中心軸に対して下面側に所定距離dで離間された位置に中心軸を有する第1連通管17と、供水路12の中心軸に対して突起部が形成されていない側面側に同じ所定距離dで離間された位置に中心軸を有する第2連通管18とにより連通されている。第1連通管17と第2連通管18とは、同じ内径で供水路12に平行して形成されるとともに、供水路12の中心軸と第1連通管17の中心軸とを結ぶ直線と供水路12の中心軸と第2連通管18の中心軸とを結ぶ直線とが直交する位置に形成されている。ここで、第1連通管17は供水路12の中心軸から本体1の下面におろす垂線上に形成されている。第2連通管18は入水部11側から見て供水路12の中心軸を中心として第1連通管17に対して時計回り方向に為す角90°の位置に形成されている。
本体1の下面は、円形状の中心位置が所定高さで所定径の円筒形状に突起しており、この突起部には、該突起部と同じ中心軸を有する所定径の円筒形からなる吸引孔10が形成されている。また、この本体1の下面には、吸引孔10が形成された突起部を除く略全面に亘り、吸引孔10と同心円状で所定径、所定深さのシャワー室凹部14が形成されている。吸引孔10はこの吸引孔10と同じ中心軸を有する第3層通孔19により共振路12および第1層通孔17に挿通されており、シャワー用凹部14はシャワー室側挿通孔15により切替弁嵌合部13に挿通されている。
切替弁嵌合部13はシャワー室側挿通孔15によりシャワー用凹部14に挿通されるとともに、シャワー室側挿通孔15と対向する位置に形成された排水孔16に挿通されている。
排水口16は一方端が切替弁嵌合孔13に通じ、他方端が前記入水孔11が形成された面側面から外部に開口している。
排水口16は一方端が切替弁嵌合孔13に通じ、他方端が前記入水孔11が形成された面側面から外部に開口している。
本体1は、入水孔11内に外部から流入する流水を分水する入水分水板8が設置されており、入水孔11と供水路12との接続部にノズル2が設置されており、切替弁嵌合孔13と供水路12との接続部には切替弁3が設置されている。切替弁3の切替弁嵌合孔13から突出する側の端部には切替弁3を回転させる操作手4が設置されている。
また、本体1の下面のシャワー用凹部14は、取付孔60と複数の射水孔61とが備えられた射水板6により覆われている。この射水板6は略円板状をなし、取付孔60は射水板6の中心位置に前記突起部へ嵌合する形状で形成されている。射水孔61はそれぞれ極小径で、円板状の中心位置を中心として放射形状に形成されている。また、本体1の下面側のシャワー用凹部14内には、取付孔50と複数の分水孔51が備えられたシャワー用分水板5が設置されている。このシャワー用分水板5は、略円板形状をなし、取付孔50はシャワー用分水板5の中心位置に前記突起部へ嵌合する形状で形成されている。分水孔51はそれぞれ射水孔61よりは大きいが小径で形成され、円板状の中心位置を中心として放射形状に形成されている。また、本体1の下面側の吸引孔10には各種吸引用治具が装着されるアタッチメント7が嵌合されている。
また、本体1の下面のシャワー用凹部14は、取付孔60と複数の射水孔61とが備えられた射水板6により覆われている。この射水板6は略円板状をなし、取付孔60は射水板6の中心位置に前記突起部へ嵌合する形状で形成されている。射水孔61はそれぞれ極小径で、円板状の中心位置を中心として放射形状に形成されている。また、本体1の下面側のシャワー用凹部14内には、取付孔50と複数の分水孔51が備えられたシャワー用分水板5が設置されている。このシャワー用分水板5は、略円板形状をなし、取付孔50はシャワー用分水板5の中心位置に前記突起部へ嵌合する形状で形成されている。分水孔51はそれぞれ射水孔61よりは大きいが小径で形成され、円板状の中心位置を中心として放射形状に形成されている。また、本体1の下面側の吸引孔10には各種吸引用治具が装着されるアタッチメント7が嵌合されている。
ノズル2は、異なる外径を有する3つの円筒部からなり、特定方向に径が変化する(小さくなる、又は大きくなる)形状で形成されている。この際、中央の円筒部外径が供水路12の内径に略一致する形状で形成されている。このノズル2を入水孔11側から供水路12側へ順に径が小さくなるように配置することで、中央の円筒部が供水路12に嵌合し固定される。また、ノズル2は、円筒部の中心軸に一致する中心軸を備え、異なる2つの内径を有するノズル孔21が形成されている。ノズル孔21は径が大きい側の円筒部側で内径が大きく、径が小さい側の円筒部側で内径が小さい。
切替弁3は、図3に示すように、本体部が略円筒形状をなし、両端の円形面の略中心がそれぞれ所定長さに突起している。切替弁3の本体部の外径は切替弁嵌合孔13の内径に略一致し、一方の突起部の外径は供水路12の内径に略一致し、他方の突起部は操作手4に形成された嵌合凹部の形状と略一致する。そして、この一方の突起部を供水路12側として挿入すると、一方の突起部が供水路12に嵌合し、本体部が切替弁嵌合孔13に嵌合して固定される。
この際、切替弁3とノズル2とは、予め供水路12内での寸法が設定されており、向かい合う先端同士が当接しない極近距離に設置される。
この際、切替弁3とノズル2とは、予め供水路12内での寸法が設定されており、向かい合う先端同士が当接しない極近距離に設置される。
また、切替弁3には、供水路12に嵌合する突起部の端面から本体部にかけて、突起部と本体部との円形面の略中心を中心軸とする所定深さで所定径の第1連通孔31が形成されている。また、切替弁3には、第1連通孔31と平行に、第1連通孔31と略同じ内径の第2連通孔32が形成されており、第1連通孔31の中心軸と第2連通孔32とは、本体1に形成された供水路12と、第1、第2連通管17,18との距離と同じ距離dで離間されている。さらに、切替弁3には、第1、第2連通孔31,32の中心軸が存在する平面に垂直な方向に延び、その一端が切替弁3の円周面から外部に開放する、断面直方形状の第3連通孔33が形成されており、第3連通孔33は、供水路12側から見て、第1連通孔31の中心軸と第2連通孔32の中心軸とを結ぶ方向に対して、第1連通孔33の中心軸を中心として反時計回り方向に為す角90°の方向に延びる形状で形成されている。そして、第3連通孔33は、第1連通孔31に連通するとともに、内壁に一部に凹部が形成され、この凹部により第2連通孔32に連通している。
本体1の切替弁嵌合孔13側の側部には、切替弁3に接続する操作手4が設置されており、この操作手4は自身に形成されている凹部を切替弁3に形成されている突起部に勘合させることにより固定されている。この操作手4の本体1と対向する面には、中心から放射方向に所定位置に、切替弁3により選択されるモードを表す記号(E,M,S,V/D)がそれぞれ為す角90°で形成されている。これらモードを表す記号は、後述する各モードに応じて、選択されているモード時に本体1の上面側に該当する記号が配置されるように形成されている。
本体1の入水孔11側の側面には、所定長さの入排水管9が設置されている。入排水管9は、入水孔11に接続する所定径の入水管91と、該入水管91に沿って入水管91よりも小さい径で形成され、排水孔16に接続する排水管92とからなる。入水管91の内径は本体1の入水孔11の内径に略等しく、排水管92の内径は排水孔16の内径に略等しい。また、入水管91の他方端は流水源に接続するホースに接続され、排水管92の他方端は排水口93を介して外部に開放されている。
次に、このような構成のシャワーヘッドを用いて各モードを実行する方法について、図4〜図11を参照して説明する。
(1)シャワーモード
図4はシャワーモード時の状態を示すシャワーヘッドの平面断面図および側面断面図である。図4における各種線径の矢印は流水径路を示す。
シャワーモードを実行する際には、操作手4を表面記号S(図1参照)が本体1の上面側に来るように回転させて固定する。操作手4がこの状態になることで、切替弁3が、図4に示すような状態で固定される。具体的には、切替弁3の第2連通孔32が本体1の第2連通管18と対向する位置に固定され、第3連通孔33の開放部が本体1のシャワー室側連通孔15に対向する位置に固定される。これにより、切替弁3の第1連通孔31は本体1の供水路12に挿通されているので、本体1の供水路12と第2連通管18とが切替弁3、シャワー室側連通孔15を介して本体1下面側のシャワー室凹部14に連通する。
図4はシャワーモード時の状態を示すシャワーヘッドの平面断面図および側面断面図である。図4における各種線径の矢印は流水径路を示す。
シャワーモードを実行する際には、操作手4を表面記号S(図1参照)が本体1の上面側に来るように回転させて固定する。操作手4がこの状態になることで、切替弁3が、図4に示すような状態で固定される。具体的には、切替弁3の第2連通孔32が本体1の第2連通管18と対向する位置に固定され、第3連通孔33の開放部が本体1のシャワー室側連通孔15に対向する位置に固定される。これにより、切替弁3の第1連通孔31は本体1の供水路12に挿通されているので、本体1の供水路12と第2連通管18とが切替弁3、シャワー室側連通孔15を介して本体1下面側のシャワー室凹部14に連通する。
このような連通状態となると、入排水管9の入水管91を介して本体1の入水孔11に入水された流水は、供水路12と第2連通管18との両方を介してシャワー室凹部14に供給される。シャワー室凹部14に供給された流水は、シャワー分水板5の複数の分水孔51を介することにより下面側全面に略均等に分水される。分水された流水は、シャワー射水板6の複数の射水孔61を介して、流水径の小さいシャワー状の水となり外部(下面側から外側)の放射される。この構成では、流水が供水路12と第2連通管18とを介してシャワー室凹部14に供給されるので、流水面積が広くなり、流水量を多く確保することができる。これにより、水勢がよく平面状に放射されるシャワーモードを実現することができる。
(2)ビデ/デンタルモード
図5はビデ/デンタルモード時の状態を示すシャワーヘッドの平面断面図および側面断面図である。図5における各種線径の矢印は流水径路を示す。
ビデ/デンタルモードを実行する際には、操作手4を表面記号V/D(図1参照)が本体1の上面側に来るように回転させて固定する。操作手4がこの状態になることで、切替弁3が、図5に示すような状態で固定される。具体的には、切替弁3の第2連通孔32が本体1の第1連通管17と対向する位置に固定され、第3連通孔33の開放部が本体1の切替弁嵌合孔3の内壁により塞がれる。これにより、切替弁3の第1連通孔31は本体1の供水路12に挿通されているので、本体1の供水路12が切替弁3を介して本体1の第1連通管17に連通する。
図5はビデ/デンタルモード時の状態を示すシャワーヘッドの平面断面図および側面断面図である。図5における各種線径の矢印は流水径路を示す。
ビデ/デンタルモードを実行する際には、操作手4を表面記号V/D(図1参照)が本体1の上面側に来るように回転させて固定する。操作手4がこの状態になることで、切替弁3が、図5に示すような状態で固定される。具体的には、切替弁3の第2連通孔32が本体1の第1連通管17と対向する位置に固定され、第3連通孔33の開放部が本体1の切替弁嵌合孔3の内壁により塞がれる。これにより、切替弁3の第1連通孔31は本体1の供水路12に挿通されているので、本体1の供水路12が切替弁3を介して本体1の第1連通管17に連通する。
このような連通状態となると、入排水管9の入水管91を介して本体1の入水孔11に入水された流水は、供水路12と第1連通管17とに分水される。供水路12に流入された流水は切替弁3の第1連通孔31、第3連通孔33、第2連通孔32を介して第1連通管17に供給される。第1連通管17に双方から供給された流水は、第3連通管19を介して吸引孔10に嵌合されたアタッチメント7の連通孔71に供給される。ここで、アタッチメント7に洗浄用治具が接続されていなければ、供給された流水は高い水勢で外部に噴出される。この構成では、流水が入水孔11から直接の経路と、供水路12、切替弁3とを介する経路との2経路により第1連通管17に供給され、この流水が第3連通管19を介して吸引孔10に供給されるので、流水面積が比較的広くなり((4)のマッサージモードよりも広くなり)、所望の水勢を得ることができる。これにより、吸引孔10から外部に高い水勢の流水が噴出されて、ビデ/デンタルモードが実現される。以下、具体的に、(a)デンタルモードの場合と、(b)ビデモードの場合について説明する。
(a)デンタルモードの場合、アタッチメント7には、図6に示す歯洗浄治具100が装着されており、この歯洗浄治具100に連通孔71に供給された流水が流入する。
図6は歯洗浄治具100の概略構成を示す断面図であり、歯洗浄治具100は、アタッチメント7に装着される装着部101と、洗浄ノズル102と、装着部101、洗浄ノズル102間を接続して、それぞれに設けられた流水管同士を挿通するホース103とから構成される。
アタッチメント7から流入した流水は装着部101の流水管とホース103とを介して洗浄ノズル102の流水管に流入される。洗浄ノズル102はホース103側端部から先端部にかけて徐々に内径が小さくなる形状を為しているので、ホース103から流入された流水は、先端部の小径の開放部から高い水勢で噴出される。この噴流水を歯表面に噴射することで歯が洗浄されて、デンタルモードが実現される。
(b)ビデモードの場合、アタッチメント7には、図7に示すビデ洗浄治具200が装着されており、このビデ洗浄治具200に連通孔71に供給された流水が流入する。
図7はビデ洗浄治具200の概略構成を示す断面図であり、ビデ洗浄治具200は、アタッチメント7に装着される装着部201と、ビデ洗浄ノズル202と、装着部201、ビデ洗浄ノズル202間を接続して、それぞれに設けられた流水管同士を挿通するホース203とから構成される。
アタッチメント7から流入した流水は装着部201の流水管とホース203とを介してビデ洗浄ノズル202の流水管に流入される。ビデ洗浄ノズル202はホース203側端部から先端部の間で先端部から所定距離内の側壁に小径の噴出孔が複数形成されているので、ホース203から流入された流水は、ビデ洗浄ノズル202に備えられた小径で複数の噴出孔から高い水勢で噴出される。この噴流水を股間等の所定部分に噴射することで、その部分が洗浄されてビデモードを実現することができる。
(3)吸引モード(エステティックモード)
図8は吸引モード(エステティックモード)時の状態を示すシャワーヘッドの平面断面図および側面断面図である。図8における実線矢印は流水径路を示し、破線矢印は空気の流入経路を示す。
吸引モード(エステティックモード)を実行する際には、操作手4を表面記号E(図1参照)が本体1の上面側に来るように回転させて固定する。操作手4がこの状態になることで、切替弁3が、図8に示すような状態で固定される。具体的には、切替弁3の第2連通孔32が本体1の切替弁嵌合孔13の内壁により塞がれ、第3連通孔33の開放部が本体1の排水孔16の開放部に対向する位置に固定される。これにより、切替弁3の第1連通孔31は本体1の供水路12に挿通されているので、本体1の供水路12が切替弁3を介して本体1上面側の排水孔16に連通する。
図8は吸引モード(エステティックモード)時の状態を示すシャワーヘッドの平面断面図および側面断面図である。図8における実線矢印は流水径路を示し、破線矢印は空気の流入経路を示す。
吸引モード(エステティックモード)を実行する際には、操作手4を表面記号E(図1参照)が本体1の上面側に来るように回転させて固定する。操作手4がこの状態になることで、切替弁3が、図8に示すような状態で固定される。具体的には、切替弁3の第2連通孔32が本体1の切替弁嵌合孔13の内壁により塞がれ、第3連通孔33の開放部が本体1の排水孔16の開放部に対向する位置に固定される。これにより、切替弁3の第1連通孔31は本体1の供水路12に挿通されているので、本体1の供水路12が切替弁3を介して本体1上面側の排水孔16に連通する。
このような連通状態となると、入排水管9の入水管91を介して本体1の入水孔11に入水された流水は、供水路12を介して排水孔16に導かれる。排水孔16に導かれた流水は、排水孔16、入排水管9の排水管92、排水口93を介して外部に高い水勢で放出される。ここで、排水孔16に高い水勢の流水が導かれることで、本体1の供水路12内のノズル2と切替弁3とに挟まれた空間内で負圧が発生する。すなわち、この供水路12のノズル2と切替弁3とに挟まれた空間が、本発明の「負圧発生部」に相当する。このように供水路12内で負圧が発生すると、供水路12内の空間に連通する第3連通管19内も負圧なり、さらには吸引孔10内も負圧になり、吸引孔10に外部から空気が吸入される。この際、図8に示すように、吸引孔10にアタッチメント7が装着されていれば、第3連通管19内が負圧になることにより、アタッチメント7の連通孔71が負圧になり、外部に開放する嵌合凹部70に外部から空気が吸入される。これにより、嵌合凹部70に以下の各吸引治具を装着し、吸引治具を体の所望部分に当接させることで、当接部が吸引されて吸引モード(エステティックモード)を実現することができる。この際、排水孔16に流入された流水は排水管92、排水口93を介して入排水管9に接続されたホースがわに放出されるので、排水が吸引部に不要に流れ込まず快適に吸引を行うことができる。
吸引治具は、基本構造として、アタッチメント7の嵌合凹部70に嵌合する嵌合部と、吸引部分に応じた形状や径で形成された吸引部とからなる。
図9は椀状の吸引治具の例を示す側面断面図であり、図10は円筒形状の吸引治具の例を示す側面断面図である。
例えば、椀状の吸引治具300は、図9に示すように、椀状に形成された吸引部301とこの吸引部301の頂点部に備えられた嵌合部302とが一体形成されてなる。この吸引部301の凹部を、例えば、胸部(乳房)に装着し、前記吸引モードを実行することで、胸部が吸引部301内に吸引されてエステティック作用が生じる。
図9は椀状の吸引治具の例を示す側面断面図であり、図10は円筒形状の吸引治具の例を示す側面断面図である。
例えば、椀状の吸引治具300は、図9に示すように、椀状に形成された吸引部301とこの吸引部301の頂点部に備えられた嵌合部302とが一体形成されてなる。この吸引部301の凹部を、例えば、胸部(乳房)に装着し、前記吸引モードを実行することで、胸部が吸引部301内に吸引されてエステティック作用が生じる。
また、例えば、円筒形状の吸引治具400は、図10に示すように、一方の円形面が開放された円筒形状の吸引部401とこの吸引部401の頂点部(吸引部401の他方の円形面側壁の中心位置)に形成された嵌合部402とが一体形成されてなる。この吸引部401の凹部を、例えば、腹部に装着し、前記吸引モードを実行することで、腹部が吸引部401内に吸引されてエステティック作用が生じる。
(4)マッサージモード
図11はマッサージモード時の状態を示すシャワーヘッドの平面断面図および側面断面図である。図11における各種線径の矢印は流水径路を示す。
マッサージモードを実行する際には、操作手4を表面記号M(図1参照)が本体1の上面側に来るように回転させて固定する。操作手4がこの状態になることで、切替弁3が、図11に示すような状態で固定される。具体的には、切替弁3の第2連通孔32と第3連通孔33とがともに本体1の切替弁嵌合孔13の内壁により塞がれる。
図11はマッサージモード時の状態を示すシャワーヘッドの平面断面図および側面断面図である。図11における各種線径の矢印は流水径路を示す。
マッサージモードを実行する際には、操作手4を表面記号M(図1参照)が本体1の上面側に来るように回転させて固定する。操作手4がこの状態になることで、切替弁3が、図11に示すような状態で固定される。具体的には、切替弁3の第2連通孔32と第3連通孔33とがともに本体1の切替弁嵌合孔13の内壁により塞がれる。
このような連通状態となると、入排水管9の入水管91を介して本体1の入水孔11に入水された流水は、第1連通管17と、供水路12内のノズル2と切替弁3との間の空間を介して第3連通管19に流入される。この際、供水路12からはノズル2と切替弁3との間の狭空間から流水が漏出するだけなので、第3連通管19に流入される流水の水勢は低い。この低い水勢の流水は、第3連通管19から吸引孔10に流入され、吸引孔10に装着されたアタッチメント7の嵌合凹部70から外部に所定の流水径で吐出される。この構成では、流水が供水路12の狭空間を介して吸引孔10に供給されるので、流水面積が狭くなり、流水量を多く確保することができず、水勢が低くなる。これにより、水勢が高すぎない所定径の噴水流が吐出され、この吐出された流水を体の所定位置に当てることでマッサージモードを実現することができる。
以上のように、本実施形態の構成を用いることにより、比較的広い面積で細かい水流を放出して全身洗浄を行うためのシャワーモードと、水勢が強い所定径の水流を噴出して歯等の体の細部の洗浄するビデ/デンタルモードと、水勢が弱く所定径の噴水流を吐出して体の所定部に当てるマッサージモードと、排水口から水流を排出して負圧を発生することで当接した体の一部を吸引する吸引モード(エステティックモード)とを、容易に選択的できるシャワーヘッドを実現することができる。
また、切替弁を円筒形状にし、この切替弁を側面に沿う方向に回転させることで、前記各モードを切り換えることが容易になり、前記4つのモードを切替弁の回転操作という簡素な操作で切り換えるシャワーヘッドを実現することができる。
また、排水口がシャワーヘッドの中心から離れた位置に配置されていることにより、吸引モード時に排水が不要に吸引部に流れず、快適に吸引モードを実行することができる。
なお、前述の実施形態では、ホースを介して流水源からの水を直接本体内に供給したが、入排水管の入水管にカートリッジ式の浄水器を装着するようにしてもよい。この浄水器としては、例えば、セラミックが内部に挿入されたものや、磁石が流水管の外周にはいちされたものなどがある。このため、本体には清浄化された流水が流入されるので、この清浄化された流水を用いて前記各モードを実現することができる。これにより、使用者は快適に前記モード、特にシャワーモード、ビデ/デンタルモード、マッサージモードを使用することができる。
1−本体
2−ノズル
3−切替弁
4−操作手
5−シャワー分水板
6−シャワー射水板
7−アタッチメント
8−入水分水板
9−入排水管
10−吸引孔
11−入水孔
12−供水路
13−切替弁嵌合孔
14−シャワー室凹部
15−シャワー室側連通孔
16−排水孔
17−第1連通管
18−第2連通管
19−第3連通管
21−ノズル孔
31−第1連通孔
32−第2連通孔
33−第3連通孔
50,60−取付孔
51−分水孔
61−射水孔
70−嵌合凹部
71−連通孔
91−入水管
92−排水管
93−排水口
100−歯洗浄治具
101−装着部
102−洗浄ノズル
103−ホース
200−ビデ洗浄治具
201−装着部
202−ビデ洗浄ノズル
203−ホース
300−椀状の吸引治具
301−吸引部
302−嵌合部
400−円筒形状の吸引治具
401−吸引部
402−嵌合部
2−ノズル
3−切替弁
4−操作手
5−シャワー分水板
6−シャワー射水板
7−アタッチメント
8−入水分水板
9−入排水管
10−吸引孔
11−入水孔
12−供水路
13−切替弁嵌合孔
14−シャワー室凹部
15−シャワー室側連通孔
16−排水孔
17−第1連通管
18−第2連通管
19−第3連通管
21−ノズル孔
31−第1連通孔
32−第2連通孔
33−第3連通孔
50,60−取付孔
51−分水孔
61−射水孔
70−嵌合凹部
71−連通孔
91−入水管
92−排水管
93−排水口
100−歯洗浄治具
101−装着部
102−洗浄ノズル
103−ホース
200−ビデ洗浄治具
201−装着部
202−ビデ洗浄ノズル
203−ホース
300−椀状の吸引治具
301−吸引部
302−嵌合部
400−円筒形状の吸引治具
401−吸引部
402−嵌合部
Claims (4)
- 流水源にホースを介して接続される入水部と、
該入水部から流入した流水を通路内に通過させて空間部において負圧を発生する負圧発生部と、
前記入水部から流入した流水を切替弁に導く第1、第2の連通管と、
流水を外部に排水する排水部と、
流水を多数の小孔から外部に放出するシャワー部と、
一端が負圧発生部の空間に連通し、中間部が前記第1の連通管に連通し、他端が外部に開放した吸引部と、
(1)前記負圧発生部と前記第2連通管とを前記シャワー部に連通させるか、
(2)前記負圧発生部を前記第1連通管に連通させるか、
(3)前記負圧発生部を前記排水部に連通させるか、
(4)前記負圧発生部からの流水を塞き止めるかを、選択的に発生させる切換弁と、
を設けたことを特徴とするシャワー用器具。 - 前記切替弁は、一方の円形面側が前記負圧発生部側に配置された略円筒形状で形成され、
前記負圧発生部の前記空間部に連通し、該負圧発生部側の面から所定深さで形成された第1連通孔と、
前記第1連通管と前記第2連通管とのいずれかに連通し、前記負圧発生部側の面から所定深さで形成された第2連通孔と、
前記第1連通孔と前記第2連通孔とに連通し、一方端が前記円筒形状の外側面に開放する第3連通孔と、を備えた請求項1に記載のシャワー用器具。 - 前記入水部は着脱可能な浄水手段を備える請求項1または請求項2に記載のシャワー用器具。
- 前記排水部は、前記入水部の外壁に沿って形成された排水管部と、前記入水部のホース接続位置に形成された排水口とからなる請求項1〜請求項3のいずれかに記載のシャワー用器具。
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- 2004-03-03 JP JP2004058374A patent/JP2005245644A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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