JP2005245156A - 位置修正方法、電動機制御装置/システム - Google Patents

位置修正方法、電動機制御装置/システム Download PDF

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Abstract

【課題】 電動機と、電動機によって作動する機械などの可動部とを含む系の周波数特性計測または共振周波数検出によって生じる、電動機および可動部の位置ずれを根本的に解消する。
【解決手段】 周波数特性計測または共振周波数検出を行っている間、検出部4は、可動部の動作量(変位量、速度、加速度など)をモニターする。周波数特性計測または共振周波数検出終了後、位置管理部320は、この動作量から、周波数特性計測または共振周波数検出によって生じた可動部の位置ずれ量を求める。位置ずれ修正指令部322は、この位置ずれ量にもとづいて、位置制御、速度制御を行いながら、可動部を周波数特性計測前または共振周波数検出前の位置に戻す。
【選択図】 図3

Description

本発明は、周波数特性計測機能または共振周波数検出機能を有する電動機制御装置に関する。
電動機の制御においては、サーボ調整を最適に行うため、電動機と、電動機によって作動する機械などの可動部とを含む系の周波数特性計測または共振周波数検出を行うことが重要である。かかる観点から、周波数特性計測機能または共振周波数検出機能を有する電動機制御装置がすでにいくつか提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
国際公開第01/82462号パンフレット 特開2000−278990号公報
電動機制御信号の周波数を掃引させるなどして、電動機と可動部を含む系の周波数特性計測または共振周波数検出を行うと、電動機および可動部の位置が、周波数特性計測または共振周波数検出を行う前の位置からずれてしまう。このずれをそのまま放置して電動機を使用しつづけると、作業者が位置の再設定を忘れた場合には、電動機の暴走などを引き起こすおそれがある。
また、電動機または可動部の位置が変化すると、電動機と可動部を含む系の周波数特性または共振周波数も変化するので、電動機または可動部の位置を正確に把握せずに周波数特性計測または共振周波数検出を行うと、正しい周波数特性または共振周波数は得られない。正しくない周波数特性または共振周波数を用いて電動機の制御を行えば、制御の精度は低下してしまう。
したがって、この位置ずれを防止する必要がある。
この点、特許文献1に記載の電動機制御装置は、位置ずれを可及的に防止するため、正転と逆転を交互に繰り返して周波数特性計測または共振周波数検出を行っている。
しかしながら、このような方法では、精度および再現性よく、位置ずれを防止することは困難である。
これに対し、特許文献2に記載の電動機制御装置は、特許文献1に記載の電動機制御装置とは異なり、位置制御を行いながら、周波数特性計測または共振周波数検出を行っている。
しかしながら、特許文献2に記載の電動機制御装置においても、電動機制御信号の周波数を掃引させるなどして周波数特性計測または共振周波数検出を行う場合には、制御系のゲインが小さいと、位置制御を行っているにもかかわらず、位置ずれが生じてしまう。位置ずれを避けるため、逆に制御系のゲインを大きくすれば、トルク飽和が生じ、周波数特性計測または共振周波数検出の精度が低下してしまう。このように、特許文献2に記載の電動機制御装置においても、電動機と可動部を含む系の周波数特性計測または共振周波数検出によって生じる位置ずれは十分に防止できない。
本発明の目的は、電動機と可動部を含む系の周波数特性計測または共振周波数検出によって生じる、電動機および可動部の位置ずれを根本的に解消する方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、電動機と可動部を含む系の周波数特性計測または共振周波数検出を行っている間、電動機または可動部の動作量(変位量、速度、加速度など)をモニターする。周波数特性計測または共振周波数検出終了後、この動作量から、周波数特性計測または共振周波数検出によって生じた、電動機または可動部の位置ずれ量を正確に求める。この位置ずれ量にもとづいて、位置制御を行いながら、電動機または可動部を周波数特性計測前または共振周波数検出前の位置に戻す。以上の処理によって、電動機および電動機によって作動する可動部の位置ずれは、根本的に解消される。
以上説明したように、本発明によれば、周波数特性計測または共振周波数検出の間の電動機または可動部の動作量にもとづいて正確に位置ずれ量を把握し、周波数特性計測または共振周波数検出の後に自動的に位置ずれを修正するので、作業者が位置の再設定を忘れたとしても、暴走などを引き起こすおそれもなく、周波数特性計測または共振周波数検出の精度が低下することもない。その結果、作業者の負担も軽減される。
また、本発明によれば、周波数特性計測または共振周波数検出とは独立に、可動部または電動機の動作量を検出し、周波数特性計測後または共振周波数検出後に、検出した動作量にもとづいて、可動部または電動機の位置ずれを修正するので、周波数特性計測または共振周波数検出が正常に終了せずに、位置ずれを残したまま終了した場合(強制終了も含む)でも、位置ずれ修正が可能になる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態の電動機制御装置の構成が示されている。本実施形態の電動機制御装置は、指令制御部1と、指令部2と、制御部3と、検出部4と、演算部5を含む。
指令制御部1は、指令部2が、電動機の動作を制御するための指令信号を制御部3に出力するのを制御する。指令信号は、例えば、電動機によって作動する機械などの可動部の時間ごとの変位量と速度を指定する信号を含む。
指令部2は、指令制御部1の制御を受けて、指令信号を制御部3に出力する。
制御部3は、指令部2からの指令信号にもとづいて電動機の動作を制御する制御信号を生成し、この制御信号にもとづいて電動機の動作を制御する。また、制御部3は、検出部4から可動部の動作量のデータを受け取って、電動機の動作を閉ループ制御する。さらに、これを周波数特性計測後または共振周波数検出後の位置ずれ修正に利用する。ここで、可動部の動作量は、可動部の変位量、速度、加速度を含む。
検出部4は、可動部の動作量を検出し、動作量のデータを制御部3と演算部5にそれぞれ出力する。検出部4による可動部の動作量の検出は、可動部に取り付けられた各種(変位量、速度、加速度など)センサによって行われる。
演算部5は、指令部2から指令信号を、検出部4からこの指令信号に対応する可動部の動作量のデータをそれぞれ受信し、電動機と可動部を含む系の周波数特性計測または共振周波数検出に利用する。周波数特性計測は、例えば、広い周波数スペクトルを有する制御信号を生成する指令信号に対応する可動部の動作量のデータを周波数スペクトル分解したり(例えば、高速フーリエ変換(FFT)を用いて)、制御信号の周波数を掃引する指令信号に対応する可動部の動作量のデータを、周波数に対してプロットしたりすることによって行う。共振周波数検出においては、広い周波数スペクトルを有する制御信号を生成する指令信号を用いる場合、この制御信号に対応する可動部の動作量の周波数スペクトルにおいて、動作量が極大となる周波数を共振周波数とする。また、制御信号の周波数を掃引する指令信号を用いる場合、同様に、動作量の極大値を与えた周波数をもって、共振周波数とする(特開2002−134868号公報参照)。
図2を参照すると、制御部3の詳細な構成が示されている。制御部3は、加算器30と、アンプ31と、位置修正部32を含む。
加算器30は、指令部2からの指令信号と、位置修正部3からの位置ずれ修正指令信号を加算するものである。しかし、本発明では、位置ずれ修正を周波数特性計測後または共振周波数検出後に行うので、これらの指令信号を加算することはなく、いずれか入力された指令信号がアンプ31に出力される。
アンプ31は、指令部2からの指令信号または位置修正部3からの位置ずれ修正指令信号を増幅したうえで、電動機に対する制御信号を生成する。
位置修正部32は、検出部4から可動部の動作量のデータを受け取り、これにもとづいて可動部の位置ずれを修正するための位置ずれ修正指令信号を生成する。位置修正部32は、この位置ずれ修正指令信号を加算器30に出力する。
本実施形態の電動機制御装置では、まず、指令部2からの指令信号により、周波数特性計測または共振周波数検出を行う。しかし、本実施形態の制御部3は、位置制御および速度制御を行わず、開ループで構成されているため、周波数特性計測後または共振周波数検出後、可動部に位置ずれが生じている可能性がある。そこで、周波数特性計測後または共振周波数検出後、位置修正部32によって、可動部に生じた位置ずれを修正する。
図3を参照すると、位置修正部32の詳細な構成が示されている。位置修正部32は、位置管理部320と、スイッチ321と、位置ずれ修正指令部322と、スイッチ323と、減算器324と、位置制御器325と、スイッチ326と、減算器327と、速度制御器328を含む。
位置管理部320は、積分器3200と、位置監視部3201と、減算器3202を含む。
積分器3200は、検出部4から、周波数特性計測中または共振周波数検出中の可動部の動作量のデータを受け取る。ここでは、動作量として速度を用いる。積分器3200は、速度のデータを積分して、これにより得た変位量のデータを位置監視部3201と、スイッチ323に出力する。
位置監視部3201は、積分器3200から受け取った変位量のデータにもとづいて、可動部の現在位置をモニターする(位置監視部3201は、初期位置を把握しているものとする)。位置監視部3201は、可動部の現在位置のデータを減算器3202に出力する。
減算器3202は、位置監視部3201から可動部の現在位置のデータを受け取り、可動部の初期位置のデータ値から可動部の現在位置のデータ値を差し引く。この差分値は、可動部の位置ずれ量となる。減算器3202は、この差分値データをスイッチ321に出力する。
スイッチ321は、減算器3202から上記差分値データを受け取る。スイッチ321が閉じられると、この差分値データが位置ずれ修正指令部322に出力される。
位置ずれ修正指令部322は、スイッチ321から上記差分値データを受け取る。位置ずれ修正指令部322は、この差分値データにもとづき、可動部の位置を周波数特性計測前または共振周波数検出前の初期位置に戻すための位置ずれ修正指令信号を生成する。位置ずれ修正指令信号は、例えば、可動部の時間ごとの変位量と速度を指定する信号を含む。位置ずれ修正指令部322は、スイッチ321が開かれ、スイッチ323とスイッチ326が閉じられると、この位置ずれ修正指令信号を減算器324に出力する。
スイッチ323は、積分器3200の出力である可動部の変位量のデータを受け取る。スイッチ323が閉じられると、可動部の変位量のデータは減算器324に出力される。
減算器324は、位置ずれ修正指令部322から位置ずれ修正指令信号を、スイッチ323から可動部の変位量のデータを受け取る。減算器324は、位置ずれ修正指令信号と可動部の変位量のデータを位置制御器325に出力する。可動部の変位量のデータは、位置制御器325のフィードバック信号になる。
位置制御器325は、減算器324から位置ずれ修正指令信号と可動部の変位量のデータを受け取る。位置制御器325は、可動部の変位量のデータをフィードバック信号として用い、可動部の変位量が位置ずれ修正指令信号で指定された変位量と等しくなるように位置制御信号を生成し、これを減算器327に出力する。つまり、位置に関する閉ループが形成される。なお、位置制御器325は、位置ずれ修正指令信号のうち、速度の指定に関する信号については、そのまま減算器327に出力する。
スイッチ326は、検出部4から可動部の速度のデータを受け取る。スイッチ326が閉じられると、可動部の速度のデータは減算器327に出力される。
減算器327は、位置制御器325から、位置制御信号と、位置ずれ修正指令信号のうち、速度の指定に関する信号を受け取る。また、減算器327は、スイッチ326から可動部の速度データを受け取る。減算器327は、これらを速度制御器328に出力する。可動部の速度データは、速度制御器328のフィードバック信号になる。
速度制御器328は、減算器327から、位置制御信号と、位置ずれ修正指令信号のうち、速度の指定に関する信号と、可動部の速度のデータを受け取る。速度制御器328は、可動部の速度のデータをフィードバック信号として用い、可動部の速度が位置ずれ修正指令信号で指定された速度と等しくなるように速度制御信号を生成し、これを加算器30に出力する。つまり、速度に関する閉ループが形成される。なお、速度制御器328は、位置制御信号については、そのまま加算器30に出力する。
次に、位置修正部32の動作を時系列に説明する。
周波数特性計測中または共振周波数検出中は、スイッチ321、スイッチ323、スイッチ326のいずれもが開いている。検出部4から可動部の速度データが入力されており、位置監視部3203は可動部の現在位置を把握している。周波数特性計測または共振周波数検出が終了すると、スイッチ321が閉じられる。
スイッチ321が閉じられると、位置管理部320によって、可動部の初期位置と現在位置の差分値データが位置ずれ修正指令部322にロードされる。ロードが終了すると、スイッチ321は開かれる。位置ずれ修正指令部322は、差分値データにもとづいて位置ずれ修正指令信号を生成する。
スイッチ321が開かれると、スイッチ323とスイッチ326が閉じられ、位置および速度に関する閉ループが形成される。閉ループ形成後、位置ずれ修正指令部322は、位置制御器325および速度制御器328に位置ずれ修正指令信号を出力し、位置および速度を制御しながら、可動部の位置ずれを修正する。位置ずれ修正後、スイッチ323およびスイッチ326は開かれる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態の電動機制御装置では、制御部3に位置制御器や速度制御器を設けず、位置および速度を制御せずに周波数特性計測または共振周波数検出を行っていた。第2の実施形態の電動機制御装置では、速度を制御しながら周波数特性計測または共振周波数検出を行う。
図4を参照すると、本発明の第2の実施形態の電動機制御装置の制御部3の構成が示されている。第1の実施形態の電動機制御装置の制御部3と異なる点は、速度を制御しながら周波数特性計測または共振周波数検出を行うために、減算器33と速度制御器34が追加されている点である。
減算器33は、検出部4から可動部の速度データを受け取る。可動部の速度データは、速度制御器34のフィードバック信号になる。速度制御器34は、可動部の速度が指令部2からの指令信号に含まれる速度指定または位置修正部32(または位置ずれ修正指令部322)からの位置ずれ修正指令信号に含まれる速度指定と等しくなるように、可動部の速度を制御する。つまり、速度の閉ループが形成される。
速度を制御しながら周波数特性計測または共振周波数検出を行っても、可動部の位置ずれは生じるので、周波数特性計測後または共振周波数検出後、位置ずれを修正する必要がある。
図5を参照すると、本発明の第2の実施形態の電動機制御装置の位置修正部32の構成が示されている。第1の実施形態の電動機制御装置の位置修正部32と異なる点は、制御部3に速度制御器34を設けたので、位置修正部32には速度制御器が不要になる点である。したがって、スイッチ326、減算器327、速度制御器328が省略され、位置制御器325は、加算器30に直接接続される。速度制御は、速度制御器34を利用して行われる。
(第3の実施形態)
図6を参照すると、本発明の第3の実施形態の電動機制御装置の制御部3の構成が示されている。第3の実施形態の電動機制御装置も、第2の実施形態の電動機制御装置と同様、速度を制御しながら周波数特性計測または共振周波数検出を行う。しかし、周波数特性計測または共振周波数検出に関する速度制御の速度指定は指令部2からの指令信号によって行われず、外部信号によって行われる。ここでは、可動部の速度がゼロになるように制御が行われる(C=0)。指令部2からの指令信号は、新たに設けられた加算器35に外乱として入力される。
速度がゼロになるように制御しながら周波数特性計測または共振周波数検出を行っても、可動部の位置ずれは生じるので、周波数特性計測後または共振周波数検出後、位置ずれを修正する必要がある。
第3の実施形態の電動機制御装置においても、制御部3に速度制御器34を設けたので、位置修正部32には速度制御器は不要となる。したがって、第3の実施形態の電動機制御装置の位置修正部32は、図5と同じ構成でよい。速度制御は、速度制御器34を利用して行われる。
(第4の実施形態)
第1から第4の実施形態の電動機制御装置では、周波数特性計測または共振周波数検出の際に位置制御は行っていなかった。第4の実施形態の電動機制御装置では、速度のみならず位置も制御して周波数特性計測または共振周波数検出を行う。
図7を参照すると、本発明の第4の実施形態の電動機制御装置の制御部3の構成が示されている。速度制御に加え位置制御も行うので、第2の実施形態の電動機制御装置の制御部3(図4)から、積分器36と、減算器37と、位置制御器38がさらに追加されている。
積分器36は、検出部4から可動部の速度データを受け取り、これを積分して可動部の変位量のデータを生成する。変位量のデータは、減算器37に出力され、位置制御器38のフィードバック信号になる。位置制御器38は、可動部の変位量が指令部2からの指令信号に含まれる変位量指定または位置修正部32(または位置ずれ修正指令部322)からの位置ずれ修正指令信号に含まれる変位量指定と等しくなるように、可動部の変位量を制御する。つまり、位置と速度の閉ループが形成される。
第4の実施形態の電動機制御装置は、位置および速度を制御しながら周波数特性計測または共振周波数検出を行う。しかし、[発明が解決しようとする課題]で説明したように、周波数特性計測または共振周波数検出においては、トルク飽和を避けるため、制御系のゲインを小さくしなければならない。その結果、位置制御を行っているにもかかわらず、位置ずれが生じてしまう。したがって、位置ずれを修正する必要性が生じる。
図6を参照すると、本発明の第4の実施形態の電動機制御装置の位置修正部32の構成が示されている。第4の実施形態の電動機制御装置の制御部3には位置制御器38を設けたので、位置修正部32では、速度制御器のみならず位置制御器も省略可能である。したがって、スイッチ323、減算器324、位置制御器325、スイッチ326、減算器327、速度制御器328が省略され、位置ずれ修正指令部322は、加算器30に直接接続される。位置制御と速度制御は、それじれ位置制御器38と速度制御器34を利用して行われる。
(第5の実施形態)
第1から第4の実施形態の電動機制御装置は単軸用のものであったが、第5の実施形態の電動機制御装置は多軸に対応できる。
図9を参照すると、本発明の第5の実施形態の電動機制御装置の構成が示されている。図9は2軸用のものである。各軸の構成、動作は、図1で説明したものと同様であるが、
周波数特性計測または共振周波数検出を行う際、指令部2aからの指令信号に対応する、検出部6a、6bによって検出される各軸の可動部の動作量、指令部2bからの指令信号に対応する、検出部6b、6aによって検出される各軸の可動部の動作量が必要になることである。
制御部3a、3bについては、第1から第4の実施形態の制御部3(位置修正部32)のいずれも用いることができ、周波数特性計測または共振周波数検出にともなう位置ずれを独立に修正できる。
なお、第1から第5の実施形態では、位置修正の精度を上げるために、速度制御器を用いたが、速度制御は必須ではなく、場合によっては速度制御器を省略してもよい。
また、第1から第5の実施形態では、検出部4は、可動部の動作量として速度を検出する場合を示してきた。しかし、速度に限らず、変位量、加速度などを用いてもよい。変位量を用いる場合、例えば図3では、検出部4の出力を位置監視部3201に直接入力し、スイッチ326には、検出部4の出力を微分した信号を入力すればよい。また、加速度を用いる場合、検出部4の出力を二回積分して位置監視部3201に入力し、スイッチ326には、検出部4の出力を一回積分した信号を入力すればよい。
さらに、第1から第5の実施形態では、検出部4が可動部をモニターする(センサが可動部に取り付けられる)場合を示してきたが、検出部4が電動機をモニターしてもよい(センサを電動機に取り付けてもよい)。電動機の位置ずれを修正することによっても、可動部の位置ずれを修正することによっても、電動機と可動部双方の位置ずれは解消されるからである。
本発明の第1の実施形態の電動機制御装置の全体構成を示した図である。 本発明の第1の実施形態の電動機制御装置における制御部3の内部構成を示した図である。 本発明の第1の実施形態の電動機制御装置における位置修正部32の内部構成を示した図である。 本発明の第2の実施形態の電動機制御装置における制御部3の内部構成を示した図である。 本発明の第2の実施形態の電動機制御装置における位置修正部32の内部構成を示した図である。 本発明の第3の実施形態の電動機制御装置における制御部3の内部構成を示した図である。 本発明の第4の実施形態の電動機制御装置における制御部3の内部構成を示した図である。 本発明の第4の実施形態の電動機制御装置における位置修正部32の内部構成を示した図である。 本発明の第5の実施形態の電動機制御装置の全体構成を示した図である。
符号の説明
1 指令制御部
2、2a、2b 指令部
3、3a、3b 制御部
30 加算器
31 アンプ
32 位置修正部
320 位置管理部
3200 積分器
3201 位置監視部
3202 減算器
321 スイッチ
322 位置ずれ修正指令部
323 スイッチ
324 減算器
325 位置修正器
326 スイッチ
327 減算器
328 速度制御器
33 減算器
34 速度制御器
35 加算器
36 積分器
37 減算器
38 位置制御器
4、4a、4b 検出部
5 演算部

Claims (21)

  1. 電動機と、前記電動機によって作動する可動部とを含む変動部の周波数特性計測によって生じる、前記変動部の位置ずれを修正する位置修正方法であって、
    前記周波数特性計測の間、前記変動部の動作量を検出する第1のステップと、
    前記周波数特性計測後、前記動作量にもとづき、前記変動部の位置ずれ量を求める第2のステップと、
    前記位置ずれ量にもとづき、前記変動部の変位量を制御しながら、前記変動部を前記周波数特性計測前の位置に戻す第3のステップを有する位置修正方法。
  2. 前記第3のステップでは、前記変動部の速度制御をさらに行う、請求項1に記載の位置修正方法。
  3. 前記動作量は変位量である、請求項1または2に記載の位置修正方法。
  4. 前記動作量は速度である、請求項1または2に記載の位置修正方法。
  5. 前記動作量は加速度である、請求項1または2に記載の位置修正方法。
  6. 前記周波数特性計測は共振周波数検出を含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の位置修正方法。
  7. 前記共振周波数検出は、前記電動機を動作させる信号の周波数を掃引させて行う、請求項6に記載の位置修正方法。
  8. 電動機と、前記電動機によって作動する可動部とを含む変動部の周波数特性計測を行う第1の手段と、
    前記周波数特性計測の間、前記変動部の動作量を検出する第2の手段と、
    前記周波数特性計測後、前記動作量にもとづき、前記変動部の位置ずれ量を求める第3の手段と、
    前記位置ずれ量にもとづき、前記変動部の変位量を制御しながら、前記変動部を前記周波数特性計測前の位置に戻す第4の手段を有する電動機制御装置。
  9. 前記第4の手段は、前記変動部の速度を制御する手段をさらに有する、請求項8に記載の電動機制御装置。
  10. 電動機と、前記電動機によって作動する可動部とを含む変動部の速度を制御する速度制御手段を有し、前記速度制御手段によって前記変動部の速度を制御しながら、前記変動部の周波数特性計測を行う第1の手段と、
    前記周波数特性計測の間、前記変動部の動作量を検出する第2の手段と、
    前記周波数特性計測後、前記動作量にもとづき、前記変動部の位置ずれ量を求める第3の手段と、
    前記位置ずれ量にもとづき、前記変動部の変位量を制御しながら、前記変動部を前記周波数特性計測前の位置に戻す第4の手段を有する電動機制御装置。
  11. 前記第4の手段は、前記速度制御手段を利用して前記変動部の速度を制御する手段をさらに有する、請求項10に記載の電動機制御装置。
  12. 電動機と、前記電動機によって作動する可動部とを含む変動部の速度を制御する速度制御手段を有し、前記速度制御手段によって前記変動部の速度が所定の速度になるように制御しながら、外乱入力された周波数特性計測のための信号にもとづいて、前記変動部の前記周波数特性計測を行う第1の手段と、
    前記周波数特性計測の間、前記変動部の動作量を検出する第2の手段と、
    前記周波数特性計測後、前記動作量にもとづき、前記変動部の位置ずれ量を求める第3の手段と、
    前記位置ずれ量にもとづき、前記変動部の変位量を制御しながら、前記変動部を前記周波数特性計測前の位置に戻す第4の手段を有する電動機制御装置。
  13. 前記第4の手段は、前記速度制御手段を利用して前記変動部の速度を制御する手段をさらに有する、請求項12に記載の電動機制御装置。
  14. 電動機と、前記電動機によって作動する可動部とを含む変動部の変位量を制御する変位量制御手段を有し、前記変位量制御手段によって前記変動部の変位量を制御しながら、前記変動部の周波数特性計測を行う第1の手段と、
    前記周波数特性計測の間、前記変動部の動作量を検出する第2の手段と、
    前記周波数特性計測後、前記動作量にもとづき、前記変動部の位置ずれ量を求める第3の手段と、
    前記位置ずれ量にもとづき、前記変位量制御手段を利用して前記変動部の変位量を制御しながら、前記変動部を前記周波数特性計測前の位置に戻す第4の手段を有する電動機制御装置。
  15. 前記第1の手段は、前記変動部の速度を制御する速度制御手段をさらに有し、前記速度制御手段によって前記変動部の速度も制御しながら、前記周波数特性計測を行い
    前記第4の手段は、前記速度制御手段を利用して前記変動部の速度を制御する手段をさらに有する、請求項14に記載の電動機制御装置。
  16. 前記動作量は変位量である、請求項8から15のいずれか1項に記載の電動機制御装置。
  17. 前記動作量は速度である、請求項8から15のいずれか1項に記載の電動機制御装置。
  18. 前記動作量は加速度である、請求項8から15のいずれか1項に記載の電動機制御装置。
  19. 前記周波数特性計測は共振周波数検出を含む、請求項8から18のいずれか1項に記載の電動機制御装置。
  20. 前記第1の手段は、前記共振周波数検出のために、前記電動機を動作させる信号の周波数を掃引させる手段をさらに有する、請求項19に記載の電動機制御装置。
  21. 請求項8からの20のいずれか1項に記載の前記電動機制御装置を複数有し、それぞれが異なる電動機を制御する電動機制御システム。

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