JP2005244646A - 画像形成装置、データ管理方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像形成装置、データ管理方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置の記憶装置に保存されているデータのうち不要なものを従来よりも効果的に削除する。
【解決手段】記憶装置が備えられ、その記憶装置にユーザごとのボックス50が設けられている画像形成装置1に、ユーザがボックス50の使用権を有するか否かを判別する使用権判別部103と、使用権を有しないと判別されたユーザのボックス50およびそれに記憶されているデータを削除するボックス削除処理部105と、を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、パーソナルボックスのようなユーザごとの記憶領域を有するMFPなどの画像形成装置に関する。
近年、ハードディスクのような大容量の記憶装置を備えた画像形成装置が普及し始めている。また、ボックス機能などと呼ばれる機能が備わった画像形成装置も普及し始めている。係る機能によると、ユーザごとに「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域を設けることができる。そして、各ユーザは、自分の画像データまたは文書データなどのドキュメントデータを自分の記憶領域に保存しておくことができる。そのほか、カラースキャナ、FAX、カラープリンタ、およびネットワーク接続などの機能が備わるなど、画像形成装置はますます多機能化している。このような多機能な画像形成装置は、複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)と呼ばれることもある。
しかし、上に述べた画像形成装置の多機能化やコストダウンに対する取組みの活発化などによって、記憶装置の容量が不足しやすいという問題点が生じるようになった。その原因として、次のような点が挙げられる。
例えば、カラー画像のデータをスキャナで読み取ることができるようになったので1ファイル当たりのデータ量が増えた点、ネットワーク上のパーソナルコンピュータやFAX端末とのデータのやり取りが容易になったので取り扱うデータ数が増えた点、画像データを再使用するために記憶装置に記憶させたままにするユーザが増えた点、および無駄な印刷を少なくして用紙を節約するためにスキャンした画像データを記憶装置に記憶させたままにするユーザが増えた点、などが挙げられる。
そこで、記憶装置の容量を確保するために、特許文献1、2に記載されるような方法が提案されている。特許文献1に記載される方法によると、設定されている期間の経過後、パーソナルボックスに格納されているデータを消去する。特許文献2に記載される方法によると、データ消去時間になると消去対象の文書を消去してもよいか否かを選択するように求める画面を表示し(同公報の図9参照)、「はい」が選択された場合に文書のデータを消去する。
特開平11−177787号公報 特開2001−111798号公報
しかし、特許文献1に記載される方法では、必要なデータが削除されるおそれがある。一方、特許文献2に記載される方法では、不要になったデータのみを削除することができる。ところが、ユーザがそれを選択しない限り削除されないので、不要になったデータが残ったままになることが多い。つまり、特許文献2に記載される方法では、不要になったデータの削除を効果的に行うことができない。
本発明は、このような問題点に鑑み、画像形成装置の記憶装置に保存されているデータのうち不要なものを従来よりも効果的に削除することができるようにすることを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、記憶装置が備えられ、当該記憶装置にユーザごとのユーザ用記憶領域を設ける手段を有する画像形成装置であって、ユーザが前記ユーザ用記憶領域の使用権を有するか否かを判別する使用権判別手段と、前記使用権を有しないと判別されたユーザの前記ユーザ用記憶領域を削除する記憶領域削除手段と、を有することを特徴とする。
好ましくは、ユーザのユーザアカウントの登録状況を示すユーザ登録情報を定期的に取得する情報取得手段と、取得された前記ユーザ登録情報を保存しておく情報保存手段と、を有し、前記使用権判別手段は、前記情報保存手段に保存されている、前記情報取得手段によって前回に取得された前記ユーザ登録情報にはユーザアカウントが登録されている旨が示されるが最新の前記ユーザ登録情報にはユーザアカウントが登録されている旨が示されないユーザがあった場合に、当該ユーザは前記使用権を有しない、と判別する。
本発明の他の形態に係る画像形成装置は、前記ユーザ用記憶領域を当該画像形成装置に設ける権利を喪失しかつ前記ユーザ用記憶領域を他の画像形成装置に設ける権利を取得したユーザである移動ユーザがいるか否かを判別する使用権判別手段と、前記移動ユーザがいると判別された場合に、当該移動ユーザの前記ユーザ用記憶領域およびそれに格納されるデータを、当該移動ユーザが取得した権利に係る他の画像形成装置に送信するとともに、当該ユーザ用記憶領域およびデータを当該画像形成装置の前記記憶装置より削除する、データ移動手段と、を有する。
または、ユーザがいずれの画像形成装置に前記ユーザ用記憶領域を設ける権利を有するかを示す使用権情報を定期的に取得する情報取得手段と、取得された前記使用権情報を保存しておく情報保存手段と、を有し、前記使用権判別手段は、前記情報取得手段によって取得された最新の前記使用権情報と、前記情報保存手段に保存されている、前回に前記情報取得手段によって取得された前記使用権情報と、に基づいて、前記移動ユーザがいるか否かを判別する。
前記記憶領域削除手段を有する画像形成装置と前記データ移動手段を有する画像形成装置とを一体的に構成してもよい。
本発明によると、画像形成装置の記憶装置に保存されているデータのうち不要なものを従来よりも効果的に削除することができる。
請求項3〜6、8、10の発明によると、ユーザに与えられたアクセス権の変更などに応じて、当該ユーザのデータを移動させることができる。
図1はネットワークシステム100の全体的な構成の例を示す図、図2は画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図、図3は画像形成装置1の機能的構成の例を示す図、図4はアドレス帳データベース87の例を示す図、図5は使用権情報データベース88の例を示す図、図6は操作画面HG1の例を示す図である。
ネットワークシステム100は、図1に示すように、本発明に係る画像形成装置1(11、12、…)、アドレス帳サーバ2、端末装置3、および通信回線4などによって構成される。画像形成装置1、アドレス帳サーバ2、および端末装置3は、通信回線4を介して互いに接続されている。通信回線4として、インターネット、LAN、公衆回線、または専用線などが用いられる。通信プロトコルとして、TCP/IP、FTP、SMTP、またはPOP3などが用いられる。
画像形成装置1として、例えば、コピー、プリンタ、スキャナ、FAX、またはドキュメントサーバなどの機能を集約した複合機が用いられる。このような複合機は、MFP(Multi Function Peripherals)と呼ばれることもある。または、UNIX(登録商標)サーバまたはいわゆるPCサーバはなどのサーバ機を用いることもできる。以下、画像形成装置1として、複合機(MFP)を用いた場合を例に説明する。
「ドキュメントサーバ」は、ユーザごとにパーソナルボックスを与えておき、各ユーザが自分のパーソナルボックスによって画像ファイルなどのドキュメントデータを保存し管理するための機能である。「ボックス機能」などと呼ばれることもある。「パーソナルボックス」は、ドキュメントデータなどを蓄積(保存)しておくための記憶領域であり、パーソナルコンピュータにおける「フォルダ」または「ディレクトリ」に相当する。以下、パーソナルボックスを単に「ボックス」と記載する。
端末装置3として、パーソナルコンピュータまたはワークステーションが用いられる。ネットワークシステム100のユーザは、自分の端末装置3を操作して画像形成装置1にアクセスし、ドキュメントサーバ機能を様々な目的に使用することができる。例えば、スキャナ機能またはFAX機能などによって取得されたドキュメントデータを自分のボックスに保存しておき、必要に応じて自分の端末装置3にダウンロードすることができる。または、FAX送信を行い、用紙への印刷(プリントアウト)を行い、または他のユーザとドキュメントデータを共用するために、端末装置3で作成したドキュメントデータを自分のボックスに保存しておくことができる。
以下、ネットワークシステム100を役所または会社などの団体に適用した場合を例に説明する。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU1a、RAM1b、ROM1c、制御用回路1d、不揮発性メモリ1e、磁気記憶装置(HDD)1f、画像入力装置1g、画像出力装置1h、操作表示装置1j、通信装置1k、および外部インタフェース1mなどによって構成される。
画像入力装置1gは、原稿台、CCDなどのイメージセンサ、画像処理制御およびスライダ制御を行うための機構、および原稿自動送り装置などによって構成されており、原稿の用紙の原稿面の画像を光学的に読み取って電子データに変換して画像データを生成する。つまり、スキャナ装置である。画像出力装置1hは、印刷データに基づいて所定の用紙に画像を印刷する、レーザタイプまたはインクジェットタイプの印刷装置(プリンタ、エンジン)である。
操作表示装置1jは、画像形成装置1のユーザのためのユーザインタフェースであって、液晶ディスプレイおよび操作パネルなどによって構成される。液晶ディスプレイは、操作画面または設定画面などを表示する。操作パネルは、テンキー、スタートボタン、カーソルキー、およびユーティリティボタンなどのボタンまたはキーを有する。操作表示装置1jとして、タッチパネルを用いてもよい。
通信装置1kは、アドレス帳サーバ2および端末装置3と通信回線4を介してデータのやり取りを行うための装置である。通信装置1kとして、NIC(Network Interface Card)、モデム、またはNCU(Network Control Unit)などが用いられる。外部インタフェース1mは、USB(Universal Serial Bus)またはRS−232Cなどのインタフェースであって、デジタルカメラなどの周辺機器を接続するために用いられる。アドレス帳サーバ2または端末装置3を接続することもできる。
不揮発性メモリ1eは、EEPROMまたはフラッシュメモリなどのように書換え可能でありかつ不揮発性であるメモリである。ROM1cは、読出し専用のメモリである。一般に、ROMは不揮発性メモリに含まれるが、本実施形態では、EEPROMまたはフラッシュメモリなどとROMとを区別し、前者を「不揮発性メモリ1e」と記載し後者を「ROM1c」と記載する。
CPU1aおよび制御用回路1dは、画像形成装置1を構成する各部の制御を行う。つまり、CPU1aおよび制御用回路1dは、画像形成装置1全体を制御する制御部であると言える。
RAM1bは、外部から受信した画像データまたは画像入力装置1gによって取得された画像データを一時記憶するための画像メモリおよびプログラムの実行のためのワークメモリとして用いられる。
磁気記憶装置1fには、オペレーティングシステム(OS)およびファームウェアなどのプログラムおよびデータなどが記憶される。ファームウェアには、コピー、プリンタ、スキャナ、FAX、またはドキュメントサーバなどの各機能すなわち画像形成装置1の基本機能に係る処理を実行するためのプログラムが含まれている。例えば、画像形成装置1を構成する各ハードウェアの基本制御のためのプログラムおよび画像データの圧縮および復号のためのプログラムなどが含まれている。
そのほか、磁気記憶装置1fには、端末装置3のWebブラウザと情報の送受信を行うためのCGI(Common Gateway Interface)プログラム、電子メールの送信用のプログラム、および図3に示すユーザ登録情報取得部101、ユーザ登録情報保存部102、使用権判別部103、ユーザ問合せ部104、ボックス削除処理部105、ボックス移動処理部106、およびユーザ別印刷データ記憶部107などの機能を実現するためのプログラムが記憶されている。
これらのプログラムまたはデータは必要に応じてRAM1bにロードされ、CPU1aによってプログラムが実行される。磁気記憶装置1fに記憶される一部または全部のプログラムは、ROM1cまたは不揮発性メモリ1eに記憶されていてもよい。または、図3に示す機能の一部または全部を、プロセッサ(制御用回路1d)によって実現するようにしてもよい。
図1に戻って、アドレス帳サーバ2は、アドレス帳データベース87および使用権情報データベース88を管理している。アドレス帳データベース87には、図4に示すように、ネットワークシステム100のユーザのユーザID、ユーザ名、所属グループ(所属部署)、および連絡先の電子メールアドレスなどに関する情報すなわちユーザアカウントの情報が格納されている。使用権情報データベース88には、図5に示すように、ネットワークシステム100内の各資源をいずれのグループ(部署)のメンバ(ユーザ)が使用することができるかのを示す情報すなわち使用権(アクセス権)の情報が格納されている。
以下、ネットワークシステム100の画像形成装置1のうちの画像形成装置11を例に、ボックスの管理のための処理内容などについて説明する。
図3のユーザ別印刷データ記憶部107は、使用権情報データベース88(図5参照)に示される画像形成装置11自身に対応する部署の社員(ユーザ)ごとにボックス50を設け、これらのボックス50およびそれに格納されるデータの管理を行う。
ユーザ登録情報取得部101は、定期的に(例えば、1週間〜1か月に1度)アドレス帳サーバ2にアクセスして最新のアドレス帳データベース87および使用権情報データベース88を取得する。
ユーザ登録情報保存部102には、ユーザ登録情報取得部101が前回に取得したアドレス帳データベース87および使用権情報データベース88が保存されている。以下、前回に取得されたアドレス帳データベース87および使用権情報データベース88をそれぞれ「前回アドレス帳データベース87B」および「前回使用権情報データベース88B」と記載することがある。
使用権判別部103は、ユーザ登録情報取得部101が取得した最新のアドレス帳データベース87および使用権情報データベース88とユーザ登録情報保存部102に保存されている前回アドレス帳データベース87Bおよび前回使用権情報データベース88Bとに基づいて、画像形成装置11および他の画像形成装置1を使用する権利(使用権、アクセス権)の状況について変化があったか否かを、次のように判別する。
例えば、アドレス帳データベース87と前回アドレス帳データベース87Bとを照合し、その結果、前回アドレス帳データベース87Bには含まれているがアドレス帳データベース87には含まれていないユーザが見つかった場合は、そのユーザについて、画像形成装置11の使用権が喪失し、かつ、他の画像形成装置1の使用権もない、という状況になったと判別する。以下、このような状況を「状況A」と記載する。例えば、前回アドレス帳データベース87Bが図4に示すような内容であるが、アドレス帳データベース87からは「ユーザID=001」のユーザ(山田さん)が削除されていた(ユーザアカウントがなくなっていた)場合は、山田さんが状況Aになったと判別する。
または、照合の結果、所属部署に変化があったユーザが見つかった場合は、さらに、そのユーザの使用権の状況について変化があったか否かを使用権情報データベース88および前回使用権情報データベース88Bに基づいて判別する。例えば、第2開発部に所属していた「ユーザID=002」のユーザ(田中さん)が第3開発部に異動したとする。また、使用権情報データベース88の内容は、田中さんの異動前に係る前回使用権情報データベース88Bから変化がなく、図5のままであったとする。この場合に、使用権情報データベース88を参照し、田中さんの画像形成装置11の使用権は消滅したが、画像形成装置12の使用権が発生した、と判別する。つまり、田中さんの使用権は、画像形成装置11のものから画像形成装置12のものに変更された、と判別する。以下、このように、使用権に係る画像形成装置1に変更が生じた状況を「状況B」と記載する。また、この画像形成装置12のような、変更後の使用権に係る画像形成装置1を「変更後画像形成装置」と記載することがある。
または、使用権情報データベース88と前回使用権情報データベース88Bとを照合し、その結果、使用権に変更があった部署(グループ)が見つかった場合は、その部署に属するすべてのユーザについて、状況Bになったと判別する。例えば、前回使用権情報データベース88Bが図5に示すような内容であるが、使用権情報データベース88には第2開発部に対する使用権が画像形成装置11ではなく画像形成装置12に設定されているとする。また、ユーザの異動および削除はなく、図4に示す通りであったとする。この場合は、アドレス帳データベース87に示される、第2開発部に属するユーザ(田中さん、伊藤さん)が状況Bになったと判別する。
ユーザ問合せ部104、ボックス削除処理部105、およびボックス移動処理部106は、使用権判別部103による判別結果に応じて、使用権について変化があったユーザのボックス50を削除しまたは移動させる処理を、次のような手順で行う。
状況Aになった(つまり、いずれの画像形成装置1の使用権をも持たなくなった)と判別されたユーザがいる場合は、ユーザ問合せ部104は、その旨を通知しかつそのユーザのボックス50の削除の許可を求めるための電子メール78をそのユーザの電子メールアドレスに対して送信する。電子メール78を受信したユーザは、ボックス50の削除を許可する場合は、許可する旨を知らせる電子メール79を所定の電子メールアドレスに送信(返信)する。
ユーザ問合せ部104が、その電子メール79を受け取ると、ボックス削除処理部105は、そのユーザのボックス50およびそれに格納されているデータを削除(消去)する処理を行う。
または、画像形成装置11の管理者に削除の操作を行わせるようにしてもよい。例えば、管理者が画像形成装置11にログオンした際に、図6に示すような操作画面HG1を操作表示装置1j(図2参照)の液晶ディスプレイに表示する。そして、「削除許可」ボタンが選択された場合に、削除対象のボックス50およびデータを削除するようにしてもよい。
一方、状況Bになった(つまり、使用権が別の画像形成装置1に対するものに変更された)と判別されたユーザがいる場合は、ユーザ問合せ部104は、状況Aの場合と同様に電子メールなどによって、ユーザまたは管理者に対して、ボックス50を移動させる旨を通知するとともにその許可を求める。そして、ユーザまたは管理者からその許可が得られると、ボックス移動処理部106は、そのユーザのボックス50およびそれに格納されているデータを、変更後画像形成装置に転送(移動)させる。なお、元のボックス50およびそれに格納されているデータは画像形成装置11からは削除される。
図7は画像形成装置1の処理の流れの例を説明するフローチャート、図8はボックス削除処理の流れの例を説明するフローチャート、図9はボックス移動処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、画像形成装置1におけるボックス50の管理の手順について、フローチャートを参照して説明する。
図7において、画像形成装置1は、随時、ボックス50へ画像データなどのドキュメントデータを格納し、ドキュメントデータをあるボックス50から別のボックス50へ移動させ、またはドキュメントデータをコピーしまたは削除するなどの、ドキュメント管理に関する処理を行っている(#1)。
定期的にアドレス帳サーバ2より最新のアドレス帳データベース87および使用権情報データベース88を取得し(#2)、これらのデータベースを、前回に取得したデータベースすなわち前回アドレス帳データベース87Bおよび前回使用権情報データベース88Bと照合する(#3)。
状況Aになった(いずれの画像形成装置1の使用権をも持たなくなった)と判別されたユーザがいる場合は(#4でYes)、そのユーザのボックス50に対してボックス削除処理を実行する(#5)。係る処理は、図8に示す手順で行われる。
図8において、そのユーザまたは管理者に対して通知を行い、削除を許可するように求める(#51)。許可が得られた場合は(#52でYes)、そのユーザのボックス50およびそれに格納されているデータを削除する(#53)。
許可が得られなかった場合は(#52でNo)、そのユーザのボックス50は削除せずにそのまま維持する(#54)。または、ユーザから許可が得られなかった場合は、管理者に対してその旨を通知し、管理者の独自の判断によって削除を行うことができるようにしてもよい。
図7に戻って、状況Bになった(使用権が別の画像形成装置1に対するものに変更された)ユーザがいる場合は(#4でNo、#6でYes)、ボックス移動処理を実行する(#7)。係る処理は、図9に示す手順で行われる。
図9において、そのユーザまたは管理者に対して通知を行い、移動を許可するように求める(#71)。許可が得られた場合は(#72でYes)、そのユーザのボックス50およびそれに格納されているデータを新たな使用権に係る画像形成装置1(変更後画像形成装置)に送信することによって移動させる(#73)。
許可が得られなかった場合は(#72でNo)、そのユーザのボックス50を削除する(#74)。または、削除せずにそのボックス50を維持するようにしてもよいし、削除、維持、または強制移動などの処理のうちのいずれかを管理者に選択させるための画面を用意しておいてもよい。
図7に戻って、ユーザ登録情報保存部102(図3参照)に保存されている前回アドレス帳データベース87Bおよび前回使用権情報データベース88Bを削除し、ステップ#2で取得したアドレス帳データベース87および使用権情報データベース88を新たに前回アドレス帳データベース87Bおよび前回使用権情報データベース88Bとして保存する(#8)。つまり、ユーザ登録情報保存部102に保存されているデータベースの置換え(更新)を行う。
本実施形態によると、画像形成装置の記憶装置に保存されているデータのうち不要なものを従来よりも効果的に削除することができる。
本実施形態では、画像形成装置1は、定期的に最新のアドレス帳データベース87および使用権情報データベース88を取得したが、管理者の指示に基づいて取得するようにしてもよい。または、アドレス帳サーバ2においてこれらのデータベースに変更があったと検知された場合に、最新のデータベースを取得するようにしてもよい。
本実施形態では、ユーザアカウントがなくなったユーザのボックス50およびそれに格納されているデータを削除したが、ユーザが指定する端末装置などに転送するようにしてもよい。
その他、ネットワークシステム100、画像形成装置1、アドレス帳サーバ2の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データベースの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明によると、ユーザのアカウントの変化に基づいてパーソナルボックスを削除することができる。よって、特に、多数のユーザが共用する画像形成装置において記憶装置の記憶容量の確保を行うために有効的に用いられる。
ネットワークシステムの全体的な構成の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 アドレス帳データベースの例を示す図である。 使用権情報データベースの例を示す図である。 操作画面の例を示す図である。 画像形成装置の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ボックス削除処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ボックス移動処理の流れの例を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
1f 磁気記憶装置
1k 通信装置
50 ボックス(ユーザ用記憶領域)
87 アドレス帳データベース(ユーザ登録情報)
88 使用権情報データベース(使用権情報)
101 ユーザ登録情報取得部(情報取得手段)
102 ユーザ登録情報保存部(情報保存手段)
103 使用権判別部(使用権判別手段)
105 ボックス削除処理部(記憶領域削除手段)
106 ボックス移動処理部(データ移動手段)
107 ユーザ別印刷データ記憶部

Claims (10)

  1. 記憶装置が備えられ、当該記憶装置にユーザごとのユーザ用記憶領域を設ける手段を有する画像形成装置であって、
    ユーザが前記ユーザ用記憶領域の使用権を有するか否かを判別する使用権判別手段と、
    前記使用権を有しないと判別されたユーザの前記ユーザ用記憶領域およびそれに記憶されているデータを削除する記憶領域削除手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. ユーザのユーザアカウントの登録状況を示すユーザ登録情報を定期的に取得する情報取得手段と、
    取得された前記ユーザ登録情報を保存しておく情報保存手段と、を有し、
    前記使用権判別手段は、前記情報保存手段に保存されている、前記情報取得手段によって前回に取得された前記ユーザ登録情報にはユーザアカウントが登録されている旨が示されるが最新の前記ユーザ登録情報にはユーザアカウントが登録されている旨が示されないユーザがあった場合に、当該ユーザは前記使用権を有しない、と判別する、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 他の画像形成装置とデータの送受信を行う通信装置およびデータを記憶する記憶装置が備えられ、当該記憶装置にユーザごとのユーザ用記憶領域を設ける手段を有する画像形成装置であって、
    前記ユーザ用記憶領域を当該画像形成装置に設ける権利を喪失しかつ前記ユーザ用記憶領域を他の画像形成装置に設ける権利を取得したユーザである移動ユーザがいるか否かを判別する使用権判別手段と、
    前記移動ユーザがいると判別された場合に、当該移動ユーザの前記ユーザ用記憶領域およびそれに記憶されているデータを、当該移動ユーザが取得した権利に係る他の画像形成装置に送信するとともに、当該ユーザ用記憶領域およびデータを当該画像形成装置の前記記憶装置より削除する、データ移動手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. ユーザがいずれの画像形成装置に前記ユーザ用記憶領域を設ける権利を有するかを示す使用権情報を定期的に取得する情報取得手段と、
    取得された前記使用権情報を保存しておく情報保存手段と、を有し、
    前記使用権判別手段は、前記情報取得手段によって取得された最新の前記使用権情報と、前記情報保存手段に保存されている、前回に前記情報取得手段によって取得された前記使用権情報と、に基づいて、前記移動ユーザがいるか否かを判別する、
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 他の画像形成装置とデータの送受信を行う通信装置およびデータを記憶する記憶装置が備えられ、当該記憶装置にユーザごとのユーザ用記憶領域を設ける手段を有する画像形成装置であって、
    各ユーザについての、前記ユーザ用記憶領域を設ける権利に関する状況を判別する、使用権判別手段と、
    ユーザがいずれの画像形成装置にも前記ユーザ用記憶領域を設ける権利を有しないと判別された場合に、当該画像形成装置の前記記憶手段に設けられている当該ユーザの前記ユーザ用記憶領域およびそれに記憶されているデータを削除する記憶領域削除手段と、
    ユーザが前記ユーザ用記憶領域を当該画像形成装置に設ける権利を喪失しかつ前記ユーザ用記憶領域を他の画像形成装置に設ける権利を取得したと判別された場合に、当該画像形成装置の前記記憶手段に設けられている当該ユーザの前記ユーザ用記憶領域およびそれに記憶されているデータを当該他の画像形成装置に送信するとともに、当該ユーザ用記憶領域およびデータを当該画像形成装置の前記記憶装置より削除する、データ移動手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. ユーザのユーザアカウントの登録状況を示すユーザ登録情報およびユーザがいずれの画像形成装置に前記ユーザ用記憶領域を設ける権利を有するかを示す使用権情報を定期的に取得する情報取得手段と、
    取得された前記ユーザ登録情報および前記使用権情報を保存しておく情報保存手段と、を有し、
    前記使用権判別手段は、
    前記情報取得手段によって前回に取得された前記ユーザ登録情報にはユーザアカウントが登録されている旨が示されるが最新の前記ユーザ登録情報にはユーザアカウントが登録されている旨が示されないユーザがあった場合に、当該ユーザは前記使用権を有しない、と判別し、
    前記情報取得手段によって取得された最新の前記使用権情報と前記情報保存手段に保存されている、前回に前記情報取得手段によって取得された前記使用権情報とを照合することによって、前記ユーザ用記憶領域を当該画像形成装置に設ける権利を喪失しかつ前記ユーザ用記憶領域を他の画像形成装置に設ける権利を取得したユーザを判別する、
    請求項5記載の画像形成装置。
  7. 記憶装置が備えられ、当該記憶装置にユーザごとのユーザ用記憶領域を設ける手段を有する画像形成装置におけるデータ管理方法であって、
    ユーザが前記ユーザ用記憶領域の使用権を有するか否かを判別するステップと、
    前記使用権を有しないと判別されたユーザの前記ユーザ用記憶領域を削除するステップと、
    を有することを特徴とするデータ管理方法。
  8. 他の画像形成装置とデータの送受信を行う通信装置およびデータを記憶する記憶装置が備えられ、当該記憶装置にユーザごとのユーザ用記憶領域を設ける手段を有する画像形成装置におけるデータ管理方法であって、
    前記ユーザ用記憶領域を当該画像形成装置に設ける権利を喪失しかつ前記ユーザ用記憶領域を他の画像形成装置に設ける権利を取得したユーザである移動ユーザがいるか否かを判別するステップと、
    前記移動ユーザがいると判別された場合に、当該移動ユーザの前記ユーザ用記憶領域およびそれに記憶されているデータを、当該移動ユーザが取得した権利に係る他の画像形成装置に送信するとともに、当該ユーザ用記憶領域およびデータを当該画像形成装置の前記記憶装置より削除するステップと、
    を有することを特徴とするデータ管理方法。
  9. 記憶装置と当該記憶装置にユーザごとのユーザ用記憶領域を設ける手段とを有する画像形成装置を制御するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    ユーザが前記ユーザ用記憶領域の使用権を有するか否かを判別する処理と、
    前記使用権を有しないと判別されたユーザの前記ユーザ用記憶領域を削除する処理と、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  10. 他の画像形成装置とデータの送受信を行う通信装置と、データを記憶する記憶装置と、当該記憶装置にユーザごとのユーザ用記憶領域を設ける手段と、を有する画像形成装置を制御するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記ユーザ用記憶領域を当該画像形成装置に設ける権利を喪失しかつ前記ユーザ用記憶領域を他の画像形成装置に設ける権利を取得したユーザである移動ユーザがいるか否かを判別する処理と、
    前記移動ユーザがいると判別された場合に、当該移動ユーザの前記ユーザ用記憶領域およびそれに記憶されているデータを、当該移動ユーザが取得した権利に係る他の画像形成装置に送信するとともに、当該ユーザ用記憶領域およびデータを当該画像形成装置の前記記憶装置より削除する処理と、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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