JP2005243660A - 電気接続装置付きガラス板 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子部品を実装した電子部品実装基板を内蔵した電気接続装置の脱着が容易で、水分による錆化の発生を抑えた電気接続装置付きガラス板を提供する。
【解決手段】導体2には、導体2表面から突出するように電極端子7、17、27が設置され、電気接続装置6、16、26は、前記電極端子7、17、27に嵌合する構造を有しかつ電子部品実装基板12、22、32の電子部品9、19、29と電気的に接続された電極把持金具13、23、33を備え、該電極把持金具13、23、33と前記電極端子7、17、27とが嵌合するように圧挿されることにより、前記電気接続装置6、16、26がガラス板1の表面に保持されかつ前記導体2に電気的に接続されることを特徴とする電気接続装置付きガラス板。
【選択図】図2
【解決手段】導体2には、導体2表面から突出するように電極端子7、17、27が設置され、電気接続装置6、16、26は、前記電極端子7、17、27に嵌合する構造を有しかつ電子部品実装基板12、22、32の電子部品9、19、29と電気的に接続された電極把持金具13、23、33を備え、該電極把持金具13、23、33と前記電極端子7、17、27とが嵌合するように圧挿されることにより、前記電気接続装置6、16、26がガラス板1の表面に保持されかつ前記導体2に電気的に接続されることを特徴とする電気接続装置付きガラス板。
【選択図】図2
Description
本発明は、ガラス板の表面に形成されたアンテナ線などの導体と増幅装置などの電子部品を実装した電子部品実装基板を内蔵した電気接続装置とを備えて、電気接続装置と導体とが電気的に接続された電気接続装置付きガラス板に関する。
近年の自動車用窓ガラスには様々な機能が付加されている。例えば、後部窓ガラス等のガラス板の表面に銀を主成分とする銀ペーストの焼成体からなる導体を形成することで、AM、FM、TV等の受信を行うアンテナ機能を付与したガラスアンテナがある。ガラスアンテナは、AM、FM、TV等の様々な波長の電波を受信できるアンテナ部をガラス板の表面に銀ペーストの焼成体により形成する。また、外部電源から給電を受けたり、アンテナ部より受信した電気信号を外部に伝送したりするために、アンテナ部に連続してバスバー部も銀ペーストの焼成体により形成される。
アンテナ部により受信された電気信号は、必要に応じて増幅装置もしくは同調装置などを実装した電子部品実装基板からなる電子回路装置に伝送され、電子回路装置において電気的な信号レベルが調整されて、受信装置に伝送される。電子回路装置は、ガラスアンテナが形成された窓ガラス近傍の金属製のボディ部に配設されることが多い。銀ペーストの焼成体から電子回路装置までの結線は、ガラス表面のバスバー部に金属電極端子をはんだ付けし、ビニル被覆電線や同軸線からなるリード線の一端に設けられたコネクタを金属電極端子に接続し、リード線の他端を電子回路装置に接続して行われる。
図14は、ガラス板1の表面に形成された銀ペーストの焼成体からなる導体2に、電極端子3をはんだ付けしてリード線4を接続する従来の構造を示す斜視図である。リード線4の先端にコネクタ5が接続され、コネクタ5と電極端子3とを接続することにより、導体2とリード線4とを接続する構成となっている。
しかしながら、最近の中・高級車は、後部窓ガラスの窓枠周辺に様々な装置、例えば、3点式後部座席シートベルト装置用の支持軸や後部カーテンエアバック装置などが設けられており、増幅装置または同調装置などを実装した電子部品実装基板からなる電子回路装置を配置するスペースがなくなってきている。さらに、自動車ボディの剛性を向上させるためにボディ部の構造が複雑となり、電子回路装置を配置することが困難になってきている。
それゆえ、後部窓ガラスの窓枠周辺のボディに電子回路装置を配置するのではなく、ガラス板の表面に配置・実装する手法が求められており、提案もされている。
それゆえ、後部窓ガラスの窓枠周辺のボディに電子回路装置を配置するのではなく、ガラス板の表面に配置・実装する手法が求められており、提案もされている。
その一例として、接続すべき電子回路装置をセラミック多層基板に実装し、このセラミック多層基板を内蔵した接続装置を、車両のガラス板の表面に形成された導体にはんだ付けする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この場合、はんだ付けにより電子回路装置は、ガラス板の表面に固定されると共に導体と電気的に接続される。
また他の一例としては、電子回路装置を収めたハウジングを接着剤層によりガラス板の表面に固定させる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。ガラス板の表面に形成された導体との接続は、はんだ付けまたは導電性接着剤により導体と接合させることにより、または単に機械的な押圧による接触により、電気的に接続させる。この場合の接続部は、ハウジングの外部でもあっても良いし、ハウジングの内部であっても良い。接続部がハウジングの外部にある場合はその周辺を接着剤層によりシールし、接続部がハウジングの内部にある場合は、ハウジングの接着剤層によりシールし、接続部への水分の浸入を防止している。
また他の一例としては、電子回路装置を収納しかつガラス板の表面に形成された導体との接続用のバネ形状をした金属電極を備えた筐体を、金属電極の周縁に形成された接着層によりガラス板の表面に固着する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。この場合、ガラス板の表面に形成された導体に金属電極が押圧されて、電気的に接続する。
電子回路装置内に内蔵される電子部品実装基板上の電子回路は複雑化および高度化しており、その信頼性は必ずしも万全なものばかりでない。そのため、自動車のライフサイクルを懸案すると、故障などによる電子回路装置自体の交換が求められている。しかしながら、特許文献1によると、電子回路装置をガラス表面にはんだ付けするため、電子回路装置の取り替えが容易ではない。
また、特許文献2は、接続部の周辺を接着剤層によりシールしている。しかし、一般にガラス板の表面への接着に使用される接着材料は透湿性を持った材料が多く、特に自動車の窓ガラス用途に使用される接着剤は、長期の時間が経過すると水分が浸透していくおそれがある。そのため、接続部の金属が錆つき、導通不良を起こす問題がある。
特許文献3の場合も同様に、長期の時間が経過すると接続部に水分が浸透していくおそれがあり、そのため、接続部の金属が錆つき、導通不良を起こす問題がある。
そこで、本発明の目的は、上記課題に鑑み、電気接続装置の脱着が容易で、水分により接続部の錆化の発生を抑えた電気接続装置付きガラス板を提供することにある。
そこで、本発明の目的は、上記課題に鑑み、電気接続装置の脱着が容易で、水分により接続部の錆化の発生を抑えた電気接続装置付きガラス板を提供することにある。
本発明は前記課題を解決するために、ガラス板と、該ガラス板の表面に形成された導体と、電子部品実装基板を備えていて前記導体に配設された電気接続装置とを有する電気接続装置付きガラス板において、前記導体には、導体表面から突出するように電極端子が設置され、前記電気接続装置は、前記電極端子に嵌合する構造を有しかつ前記電子部品実装基板の電子部品と電気的に接続された電極把持金具を備え、該電極把持金具と前記電極端子とが嵌合するように圧挿されることにより、前記電気接続装置が前記ガラス板の表面に保持されかつ前記導体に電気的に接続されることを特徴とする電気接続装置付きガラス板を提供する。
このように構成された電気接続装置付きガラス板によれば、導体に設置した電極端子に電気接続装置を機械的に接続させるため、電気接続装置に内蔵された電子部品実装基板が故障等の不具合が発生した場合に、容易に取り外せるので、簡単に電気接続装置の交換できる。
また本発明は、前記電気接続装置と前記ガラス表面との間に空気流路を設けることが好ましい。
また本発明は、前記電気接続装置と前記ガラス表面との間に空気流路を設けることが好ましい。
電気接続装置とガラス板の表面との間に空気流路がなく完全にシールされていると、接続部に水分が浸透した場合に接続部の金属が錆化し接続が不安定になるが、このように、電気接続装置とガラス板の表面との間に空気流路を設けることにより、電気接続装置に備えられた電極把持金具と導体に設けられた電極端子との接続部の通気性が良くなり、電気接続装置内の湿気によりこの接続部が錆化することを防止できる。
さらに、前記電極端子は、金属材料からなり、前記導体に対して、はんだ付け、銀ろう付け、導電性接着剤、超音波溶接により固着されかつ電気的に接続されていることが好ましい。
このように、電極端子を導体に機械的な締結ではなく、はんだや接着剤により強固に固着することにより、電気接続装置が電極に嵌合された際に、電極端子ごと脱落するのを防止する。
このように、電極端子を導体に機械的な締結ではなく、はんだや接着剤により強固に固着することにより、電気接続装置が電極に嵌合された際に、電極端子ごと脱落するのを防止する。
また、前記電極把持金具は、表面に金属メッキが施されていることが好ましい。
このように電極把持具に金属メッキを施すことにより、電極把持具の錆を防止し、電極端子と電極把持具との接続部の抵抗が大きくなるのを防止する。
さらに、前記導体は、銀ペーストの焼成体であることが好ましい。
また、前記導体は、車両用窓ガラスに形成されていることが好ましい。
このように電極把持具に金属メッキを施すことにより、電極把持具の錆を防止し、電極端子と電極把持具との接続部の抵抗が大きくなるのを防止する。
さらに、前記導体は、銀ペーストの焼成体であることが好ましい。
また、前記導体は、車両用窓ガラスに形成されていることが好ましい。
以上のように本発明は、ガラス板の表面に形成されたアンテナ線用途の導体と、増幅装置などの電子部品を実装した電子部品実装基板を内蔵した電気接続装置とを備え、電気接続装置と導体とが電気的に接続しかつ脱着可能である電気接続装置付きガラス板を提供するものである。
本発明によれば以下の効果を奏する。
電気接続装置は、電極把持金具を備えた電子部品実装基板を内蔵しているので、ガラス板上に形成された導体に強固な接合方法で接合された電極端子と電極把持金具とが嵌合するように電気接続装置を圧挿することで、電極把持金具と電極端子との充分な機械的な接続を維持することができ、安定的な電気接続が実現できる。
電気接続装置は、電極把持金具を備えた電子部品実装基板を内蔵しているので、ガラス板上に形成された導体に強固な接合方法で接合された電極端子と電極把持金具とが嵌合するように電気接続装置を圧挿することで、電極把持金具と電極端子との充分な機械的な接続を維持することができ、安定的な電気接続が実現できる。
また、電気接続装置と電極端子との接続は機械的な接続なので、補修のための脱着が容易に行える。また、電気接続装置が導体に装着された状態で、電気接点となる部分の近傍に充分な空気流路が設けられることにより、さらに電極端子および電極把持金具にはメッキ処理を施すことにより、水分の滞留による錆化の発生を防止できる。
また、部品点数が少なく、構造も簡単なため、組み立て作業を簡略化でき、コストを低く抑えることができる。さらに小型なのでスペースを奪わない。
次に、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
図1は、ガラス板1の表面に形成された銀ペーストの焼成体からなる導体2に本発明の一例である電気接続装置6、16を取り付けた斜視図である。
図1は、ガラス板1の表面に形成された銀ペーストの焼成体からなる導体2に本発明の一例である電気接続装置6、16を取り付けた斜視図である。
(実施の形態1)
実施の形態1は、ガラス板1の表面に形成された導体2に電極端子7を設け、ガラス板1に対して垂直方向に電気接続装置6を脱着可能とした本発明の一つの実施の形態である。図2は、実施の形態1の一例を示すもので、図1でいうA−A線に沿ってガラス面と垂直な方向に切った断面をガラス面に水平な矢印の方向から見た断面図(以下、A−A断面図という。)である。図3は、実施の形態1の一例を示すもので、図1でいうB−B線に沿ってガラス面と平行な方向に切った断面をガラス面に垂直な矢印の方向から見た断面図(以下、B−B断面図という。)である。図4は、実施の形態1の一例を示すもので図2におけるガラス板から電気接続装置を取り外した際のA−A断面図である。
実施の形態1は、ガラス板1の表面に形成された導体2に電極端子7を設け、ガラス板1に対して垂直方向に電気接続装置6を脱着可能とした本発明の一つの実施の形態である。図2は、実施の形態1の一例を示すもので、図1でいうA−A線に沿ってガラス面と垂直な方向に切った断面をガラス面に水平な矢印の方向から見た断面図(以下、A−A断面図という。)である。図3は、実施の形態1の一例を示すもので、図1でいうB−B線に沿ってガラス面と平行な方向に切った断面をガラス面に垂直な矢印の方向から見た断面図(以下、B−B断面図という。)である。図4は、実施の形態1の一例を示すもので図2におけるガラス板から電気接続装置を取り外した際のA−A断面図である。
図1に示すように、ガラス板1には銀ペーストの焼成体等からなる導体2が分離する形で2つ形成されている。この2つの導体2それぞれに、金属材料からなる電極端子7が、はんだ付けなどにより接合されている。電極端子7は、電気接続装置6と接続する側の端子部分がガラスに対してほぼ垂直に設けられており、電気接続装置6をガラスに対して垂直に押圧することにより電極端子7と嵌合できるような構造となっている。
電気接続装置6は、筐体8の内部に、電子部品9、同軸線10および電源線11などが接続された電子部品実装基板12と、電極端子7と嵌合する電極把持金具13とが備えられている。筐体8は、電極端子7が挿入可能なように、下面の少なくとも一部が開口する構成となっている。図2に示す筐体8は、下面全体が開口している構成を示している。
電子部品実装基板12は、電子部品9がはんだ付けなどにより実装され、同軸線10および電源線11の芯線14あるいは同軸線10の網線も同様にはんだ付けなどにより接続されている。また図2、3、4に示すように、電極把持金具13は、一部がはんだ付けおよび機械かしめなどにより電子部品実装基板12に接続され、筐体8の下面より電極端子7が挿入可能なように嵌合部分15を備えている。また、電子部品実装基板12は、筐体12の所定の位置に設置され、必要に応じて電極把持金具13の嵌合部分15以外が、封止剤などにより固着保護される。
上記構成の電気接続装置6は、ガラス板1に接合された電極端子7と電極把持金具13の嵌合部分15が対向する位置から、ガラス板1に対して垂直に押圧されて、電極端子7と電極把持金具13とを嵌合させることにより、ガラス板1に形成された導体2と接続される。電気接続装置6は、電極把持金具13が嵌合部分15の弾性力により電極端子7を締め付けて強固に嵌合しているため、ガラス板1から脱落することがない。ガラス板1から電気接続装置6を取り外すと図4に示すようになる。
また、実施の形態1では、図2に示すように電気接続装置6をガラス板1に装着した際、筐体8とガラス板1との間に空隙50ができるように電極端子7と電極把持金具13とが構成されている。これは、電気接続装置6がガラス板1に装着された状態で、結露などにより電極端子7および電極把持金具13の近傍および嵌合部分15に水分が溜まったとしても、空気の流れにより水分の蒸発を促進させるための空気流路用の空隙50である。この空隙50が設けられることにより、錆などの発生を抑制できる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、ガラス板1の表面に形成された導体2に電極端子17を設け、ガラス板1に対して平行方向に電気接続装置16を脱着可能とした本発明の一つの実施の形態である。
実施の形態2は、ガラス板1の表面に形成された導体2に電極端子17を設け、ガラス板1に対して平行方向に電気接続装置16を脱着可能とした本発明の一つの実施の形態である。
図5は、実施の形態2の一例を示すもので図1でいうA−A断面図である。図6は、実施の形態2の一例を示すもので図1でいうB−B断面図である。図7は、図5のC−C断面図である。図8は、実施の形態2の一例を示すもので図5におけるガラス板から電気接続装置を取り外した際のA−A断面図である。
実施の形態2は実施の形態1同様に、図1に示すように、ガラス板1には銀ペーストの焼成体等からなる導体2が分離する形で2つ形成され、この2つの導体2それぞれに金属材料からなる電極端子17が、はんだ付けなどにより接合されている。電極端子17は、電気接続装置16と接続する側の端子部分がガラスに対してほぼ水平に設けられており、電気接続装置16を水平方向に押圧することより電極端子17と嵌合できるような構造となっている。
電気接続装置16は、筐体18の内部に、電子部品19、同軸線20および電源線21などが接続された電子部品実装基板22と、電極端子17と嵌合する電極把持金具23とが備えられている。筐体18は、電極端子17と嵌合可能なように電極把持金具23を筐体18外部に備えられるよう、下面の少なくとも一部が開口する構成となっている。図5に示す筐体18は、下面全体が開口している構成を示している。
電子部品実装基板22は、電子部品19がはんだ付けなどにより実装され、同軸線20および電源線21の芯線24あるいは同軸線20の網線も同様にはんだ付けなどにより接続されている。また図5、7、8に示すように、電極把持金具23は、一部がはんだ付けおよび機械かしめなどにより電子部品実装基板22に接続され、筐体18の下面より電極端子17とガラス板1に対して水平方向から嵌合可能なように嵌合部分25を備えている。また、電子部品実装基板22は、筐体18に所定の位置に設置され、必要に応じて電極把持金具23の嵌合部分25以外が、封止剤などにより固着保護される。
上記構成の電気接続装置16は、ガラス板1に対して水平方向に押圧されて、電極端子17と電極把持金具23とを嵌合させることにより、ガラス板1に形成された導体2と接続される。電気接続装置16は、電極把持金具23が嵌合部分25の弾性力により電極端子17と強固に嵌合しているため、ガラス板1から脱落することがない。ガラス板1から電気接続装置16を取り外すと図8に示すようになる。
また、実施の形態1と同様に実施の形態2でも、図5、7に示すように電気接続装置16をガラス板1に装着した際に、筐体18とガラス板1との間に空隙51ができるように電極端子17と電極把持金具23とが構成されている。これは、電気接続装置16がガラス板1に装着された状態で、結露などにより電極端子17および電極把持金具23の近傍および嵌合部分25に水分が溜まったとしても、空気の流れにより水分の蒸発を促進させるための空気流路用の空隙51である。この空隙51が設けられることにより、錆などの発生を抑制できる。
(実施の形態3)
図9は、ガラス板1の表面に形成された銀ペーストの焼成体からなる導体2に本発明の一例である電気接続装置26を取り付けた斜視図である。
図9は、ガラス板1の表面に形成された銀ペーストの焼成体からなる導体2に本発明の一例である電気接続装置26を取り付けた斜視図である。
実施の形態3は、ガラス板1の表面に形成された導体2に電極端子27を上方に突出させるように設け、電子部品実装基板32を縦置きに筐体28に設置し、ガラス板1に対して垂直方向に電気接続装置26を脱着可能とした本発明の一つの実施の形態である。
図10は、実施の形態3の一例を示すもので、図9でいうD−D線に沿ってガラス面と垂直な方向に切った断面をガラス面に水平な矢印の方向から見た断面図(以下、D−D断面図という。)である。図11は、実施の形態3の一例を示すもので、図9でいうE−E線に沿ってガラス面と平行な方向に切った断面をガラス面に垂直な矢印の方向から見た断面図(以下、E−E断面図という。)である。図12は、図10のF−F断面図である。図13は、実施の形態3の一例を示すもので図10におけるガラス板から電気接続装置を取り外した際のD−D断面図である。
実施の形態3は実施の形態1、2と同様に、図9に示すように、ガラス板1には銀ペーストの焼成体等からなる導体2が分離する形で2つ形成され、この2つの導体2それぞれに金属材料からなる電極端子27が、はんだ付けなどにより接合されている。電極端子27は、電気接続装置26と接続する側の端子部分がガラス面に対して略垂直に設けられており、電気接続装置26を垂直方向に押圧することより電極端子27と嵌合できるような構造となっている。また、図13の電極端子27側に示すように、2個の電極端子27は、樹脂などの絶縁物からなる連結具53により連結され、端子部分の面が同一平面上になるよう配されている。連結具53により連結されることにより、2個の電極端子27間の位置精度を向上させることができる。さらに、連結具53は筐体28と嵌合または係合する機構を有しており、筐体28と連結具53が機械的に結合することにより、電極端子27と電気接続装置26との接続もより強固なものとなる。
電気接続装置26は、筐体28の内部に、電子部品29、同軸線30および電源線31などが接続された電子部品実装基板32と、電極端子27と嵌合する電極把持金具33とが備えられている。筐体28は、電極端子27が挿入可能なように、下面の少なくとも一部が開口する構成となっている。また、図10に示すように電子部品実装基板32はガラス面に対して略垂直になるよう筐体28に配設され、電極把持金具33は、一部がはんだ付けおよび機械かしめなどにより電子部品実装基板32に接続され、筐体28の下面より電極端子27とガラス板1に対して垂直方向から嵌合可能なように嵌合部分35を備えている。電極端子27側において端子部分の面が同一平面上にあるため、電極把持金具33が電子部品実装基板32に接面するように設けることが可能となり、筐体28の厚さを薄くできる。さらに電子部品実装基板32がガラス面に対して垂直に配設されるので、大きなスペースを奪わない程度であるが、筐体28の高さが高くなるため、着脱の際に作業者が電気接続装置26を把持しやすくなる。
電子部品実装基板32は、電子部品29がはんだ付けなどにより実装され、同軸線30および電源線31の芯線34あるいは同軸線30の網線も同様にはんだ付けなどにより接続されている。また、電子部品実装基板32は、筐体28に所定の位置に設置され、必要に応じて電極把持金具33の嵌合部分35以外が、封止剤などにより固着保護される。
上記構成の電気接続装置26は、ガラス板1に対して垂直方向に押圧されて、電極端子27と電極把持金具33とを嵌合させることにより、ガラス板1に形成された導体2と接続される。電気接続装置26は、電極把持金具33が嵌合部分35の弾性力により電極端子27と強固に嵌合しているため、ガラス板1から脱落することがない。さらに、連結具53と筐体28とが機械的に結合しているため、電気接続装置26は、ガラス板1により強固に接続される。ガラス板1から電気接続装置16を取り外すと図13に示すようになる。
また、実施の形態1、2と同様に実施の形態3でも、図10、13に示すように電気接続装置26をガラス板1に装着した際に、筐体28とガラス板1との間に空隙52ができるように電極端子27と電極把持金具33とが構成されている。これは、電気接続装置26がガラス板1に装着された状態で、結露などにより電極端子27および電極把持金具33の近傍および嵌合部分35に水分が溜まったとしても、空気の流れにより水分の蒸発を促進させるための空気流路用の空隙52である。この空隙52が設けられることにより、錆などの発生を抑制できる。
実施の形態1、2および3において、電極端子7、17、27、電極把持金具13、23、33、電子部品実装基板12、22、32、筐体8、18、28の形状・大きさは、上述したものに限られるものではない。例えば、筐体8、18、28の外形を、何らかの外力がかかっても引っかかりにくくしたり、デザイン性も良くしたりするため、蒲鉾型にしても良い。さらに、筐体8、18、28を着色して、見栄えを良くすることもできる。また、電気接続装置6、16、26をガラス板1に装着した際に、電気接続装置6、16、26自体が車体等のトリムに覆われるなど露出しない環境である場合など、特に不具合がないのであれば、筐体8、18、28はなくても良い。
筐体8、18、28の材料は、電気絶縁性材料であれば特に限定されないが、耐久性や電子部品実装基板12、22、32を固着保護する封止剤との接着性を考慮して決定する。例えば、ABS(アクロルニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂が挙げられる。また、製造方法は、切削加工、射出成型でも良く、特に限定されない。また、封止剤の材料は、電気絶縁性および耐水性に優れた材料であれば特に限定されないが、例えばエポキシ樹脂などが好ましい。
電子部品実装基板12、22、32の材料は電気絶縁材料にエッチング処理された金もしくは銅で電子部品などを実装・配線する回路パターンが形成されたプリント基板であることが望ましく、特に電気絶縁材料にガラス繊維入りエポキシ樹脂やアルミナ・セラミックスが用いられることが好ましい。
電極端子7、17、27のガラス板1上の導体2への接合方法は、電気伝導性および耐水・耐湿性および強度に優れた手法であれば特には限定されないが、接合工程のコストなどを考量して決定される。たとえば、はんだ付け、導電性接着剤による接着、超音波溶接などが挙げられる。
また、実施の形態3の電極端子27のように、実施の形態1、2においても電極端子7、17を2個以上ガラス板1上の導体2に接合する際には、樹脂などの絶縁物からなる位置決め連結具を用いることが好ましい。位置決め連結具を用いることにより、それぞれの電極端子間の位置精度を向上させることができる。
また、電極把持金具13、23、33と電極端子7、17、27との嵌合、係合構造も実施の形態1、2および3に限定されるものではなく、機械的な嵌合、係合で容易に脱落しない構造であれば良い。
電極端子7、17、27および電極把持金具13、23、33の材料は、導電性材料であれば特に限定されないが、長期間にわたる安定性や相互の相性をおよび弾性力の保持の必要性を考慮して、金属材料を使用しその表面には金、銀、錫、ニッケルなどの金属メッキをすることが望ましい。
また、ガラス板1は、無機ガラスおよび有機ガラスの両方を含む。
次に実施例について具体的に説明する。実施例1は、実施の形態1の方式、実施例2は、実施の形態2の方式を実施したものである。
(実施例1)
厚さ0.8mmのJIS−H5100−C2801Pに示される銅合金板を8mm×15mmの短冊形状に打ち抜き加工し、短冊形状の銅合金板を底面が8mm×10mmとなるようにL字型に曲げ加工して図2、3に示す電極端子7を製作した。さらに電極端子7の表面にJIS−D0201−MBNi5に示されるニッケルメッキを施した。一方、ガラス1上に7mm×16mmの長方形の導体2を14mmの間隔で2個設けた。導体2は銀ペーストを焼成させて形成させた。この導体2に電極端子7を錫鉛はんだではんだ付けして接合した。
厚さ0.8mmのJIS−H5100−C2801Pに示される銅合金板を8mm×15mmの短冊形状に打ち抜き加工し、短冊形状の銅合金板を底面が8mm×10mmとなるようにL字型に曲げ加工して図2、3に示す電極端子7を製作した。さらに電極端子7の表面にJIS−D0201−MBNi5に示されるニッケルメッキを施した。一方、ガラス1上に7mm×16mmの長方形の導体2を14mmの間隔で2個設けた。導体2は銀ペーストを焼成させて形成させた。この導体2に電極端子7を錫鉛はんだではんだ付けして接合した。
電子部品実装基板12は幅10mm×長さ36mmで厚さ1.2mmのガラス繊維入りエポキシ樹脂基板に電子部品実装用の電極パターンを銅合金のエッチング処理にて形成したものを使用した。この上に抵抗、コンデンサ、コイル、ダイオード、トランジスタ、およびICなどの電子部品9を錫鉛はんだではんだ付けし、電子部品実装基板12に実装した。
電極把持金具13は厚さ0.5mmのJIS−H5110のC5191Pに示されるりん青銅合金を使用し、表面にJIS−D0201−MBNi5に示されるニッケルメッキを施した。電極端子7との嵌合部分15は、幅8mm×高さ3mm×厚さ0.5mmの空間を形成するように曲げ加工した。電子部品実装基板12との接合部は5mm×5mmであり、電子部品実装基板12と接合した状態で、嵌合部分15の空間の開口が、電気接続装置6に設置された状態で下方を向くように形成されている。この電極把持金具13を電子部品実装基板12にかしめ加工および錫鉛はんだではんだ付けし、接合した。
また、1.5C2Vの同軸線10、および0.75mm2の自動車用ビニル被覆電線(AVSS線)11を電源線に使用し、それぞれの芯線14および同軸線のGND網線を電子部品実装基板に錫鉛はんだではんだ付けして、接合した。
筐体8は、底面が幅14mm×長さ40mm、高さ10mmで肉厚2mmのほぼ直方体とし、底面の一面を開口して内部に幅10mm×長さ36mmの電子部品実装基板12を挿入しかつ固定できるようにした。また筐体8の側面には同軸線10、電源線11を取り出すための開口を設けた。さらに筺体8の材料についてはABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂を使用し、射出成形により成形した。
電子部品9、同軸線10、電源線11および電極把持金具13等を実装した後、電子部品実装基板12の電極把持金具13を除いた部分を、防水保護剤としてエポキシ樹脂を塗布した。また、筺体8の内部にプライマーを塗布し、防水処理済の電子部品実装基板12を筺体8の内部に収納される所定の位置まで挿入し固定した。さらに電極把持金具13を除いてエポキシ樹脂を塗布し電子部品実装基板12と筐体8とを接合した。特に、同軸線10、電源線11の筺体8への取り付け部分は、同軸線10、電源線11に応力が発生したときに電子部品実装基板12上のはんだ付け部に応力が発生しないように、エポキシ樹脂により接着固定した。以上により、電気接続装置6を製作した。
エポキシ樹脂を充分に硬化および養生させた後、ガラス板1上に接合された電極端子7に対して、電極把持金具13の嵌合部分15を、電極端子7に向って押し込み、充分に嵌合するまで圧挿した。この時、電極把持金具13の嵌合部分15の空間の厚さは、電極端子7の厚さよりも0.3mm小さいため、電極把持金具13と電極端子7が嵌合すると、電極把持金具13の弾性力により、電極端子7を締め付けるため、電極把持金具13と電極端子7は強固に保持し合う。
また、電気接続装置6を電極端子7に装着したときの筺体8の下面とガラス板1との空隙50は1.5mm程度であった。この1.5mmの高さの空隙50が空気流路として、錆化の防止に効果がある。
この構成において、環境試験として電極端子7と電子部品実装基板12の電極把持金具13との接合部15の錆の発生状況を評価したところ、図7に示される従来の接続構造の電極端子3とリード線4付コネクタ5との接合部の錆発生状況と、実施例1と、を比較しても、同等の結果が得られ、問題なかった。
また、筺体8を電極端子7から脱着する抜挿力を測定したところ、10回の平均値が50.5Nであり、JIS−D54051989の自動車用電線端子のCW型自動車用ぎぼし型複めす端子に規定される抜挿力19.6N〜68.6Nを充分に満たしていた。
(実施例2)
厚さ0.8mmのJIS−H5100−C2801Pに示される銅合金板を8mm×25mmの短冊形状に打ち抜き加工し、短冊形状の銅合金板を底面が8mm×10mm、上面が同じく8mm×10mm、底面と上面の連結部の高さが約5mmとなるような階段形状に曲げ加工して図4、5に示す電極端子17を製作した。さらに電極端子17の表面にはJIS−D0201−MBNi5に示されるニッケルメッキを施した。一方、ガラス1上に7mm×16mmの長方形の導体2を18mmの間隔で2個設けた。導体2は銀ペーストを焼成させて形成させた。この導体2に電極端子17を錫鉛はんだではんだ付けして接合した。
厚さ0.8mmのJIS−H5100−C2801Pに示される銅合金板を8mm×25mmの短冊形状に打ち抜き加工し、短冊形状の銅合金板を底面が8mm×10mm、上面が同じく8mm×10mm、底面と上面の連結部の高さが約5mmとなるような階段形状に曲げ加工して図4、5に示す電極端子17を製作した。さらに電極端子17の表面にはJIS−D0201−MBNi5に示されるニッケルメッキを施した。一方、ガラス1上に7mm×16mmの長方形の導体2を18mmの間隔で2個設けた。導体2は銀ペーストを焼成させて形成させた。この導体2に電極端子17を錫鉛はんだではんだ付けして接合した。
電子部品実装基板22は幅10mm×長さ40mmで厚さ1.2mmのガラス繊維入りエポキシ樹脂基板に電子部品実装用の電極パターンを銅合金のエッチング処理にて形成したものを使用した。この上に抵抗、コンデンサ、コイル、ダイオード、トランジスタ、およびICなどの電子部品19を錫鉛はんだではんだ付けし、電子部品実装基板22に実装した。
電極把持金具23は厚さ0.5mmのJIS−H5110のC5191Pに示されるりん青銅合金を使用し、表面にJIS−D0201−MBNi5に示されるニッケルメッキを施した。電極把持金具23との嵌合部分25は、幅8mm×長さ8mm×厚さ0.5mmの空間を電子部品実装基板22の裏面とで形成するように曲げ加工した。電子部品実装基板22との接合部は5mm×5mmである。この電極把持金具23を電子部品実装基板22の裏面部に来るように、かしめ加工および錫鉛はんだではんだ付けし接合した。
また、1.5C2Vの同軸線20、および0.75mm2の自動車用ビニル被覆電線(AVSS線)21を電源線に使用し、それぞれの芯線24および同軸線20のGND網線を電子部品実装基板22に対して錫鉛はんだではんだ付けして、接合した。
筐体18は、底面が幅14mm×長さ44mm、高さ10mmで肉厚2mmのほぼ直方体とし、底面の一面を開口して内部に幅10mm×長さ40mmの電子部品実装基板22を挿入しかつ固定できるようにした。また筐体18の側面には同軸線20、電源線21を取り出すための開口を設けた。さらに筺体18の材料についてはABS(アクロルニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂を使用し、射出成形により成形した。
電子部品19、同軸線20、電源線21および電極把持金具23等を実装した後、電子部品実装基板22の電極把持金具23を除いた部分を、防水保護剤としてエポキシ樹脂を塗布した。また、筺体18の内部にプライマーを塗布し、防水処理済の電子部品実装基板22を筺体18の内部に収納される所定の位置まで挿入し固定した。さらに電極把持金具23を除いてエポキシ樹脂を塗布し電子部品実装基板22と筐体18とを接合した。特に、同軸線20、電源線21の筺体18への取り付け部分は、同軸線20、電源線21に応力が発生したときに電子部品実装基板22上のはんだ付け部に応力が発生しないように、エポキシ樹脂により接着固定した。以上により、電気接続装置16を製作した。
エポキシ樹脂が充分に硬化および養生された後、ガラス板1上に接合された電極端子17に対して、電極把持金具23の嵌合部分25を、電極端子17に向って側面方向より押し込み、充分に嵌合するまで圧挿した。この時、電極把持金具23の嵌合部分25の空間の厚さは、電極端子17の厚さよりも0.3mm小さいため、電極把持金具23と電極端子17が嵌合すると、電極把持金具23の弾性力により、電極端子17を締め付けるため電極把持金具23と電極端子17とは強固に保持し合う。
また、電気接続装置16を電極端子17に装着したときの筺体18の下面とガラス板1との空隙51は1.5mm程度であった。この1.5mmの高さの空隙51が空気流路として、錆化の防止に効果がある。
この構成において、環境試験として電極端子17と電子部品実装基板22の電極把持金具23との接合部の錆の発生状況を評価したところ、図7に示される従来の接続構造の電極端子3とリード線4付コネクタ5との接合部の錆発生状況と比較しても問題なく良好な結果であった。
また、筺体18を電極端子17から脱着する抜挿力を測定したところ、10回の平均値が42.8Nであり、JIS−D54051989の自動車用電線端子のCW型自動車用ぎぼし型複めす端子に規定される抜挿力19.6N〜68.6Nを充分に満たしていた。
以上説明したように本発明によれば、電気接続装置と電極端子とは充分な機械的な嵌合が維持されているだけなので、補修のための脱着が容易に行え、また、電気接続装置が導体に装着時に、電気接点となる部分の近傍には充分な空気流路が設けられているので、水分の滞留による錆化の発生を防止できる。
1:ガラス板
2:導体
6、16、26:電気接続装置
7、17、27:電極端子
8、18、28:筐体
12、22、32:電子部品実装基板
13、23、33:電極把持金具
50、51、52:空隙
53:連結具
2:導体
6、16、26:電気接続装置
7、17、27:電極端子
8、18、28:筐体
12、22、32:電子部品実装基板
13、23、33:電極把持金具
50、51、52:空隙
53:連結具
Claims (6)
- ガラス板と、該ガラス板の表面に形成された導体と、電子部品実装基板を備えていて前記導体に配設された電気接続装置とを有する電気接続装置付きガラス板において、前記導体には、導体表面から突出するように電極端子が設置され、前記電気接続装置は、前記電極端子に嵌合する嵌合部分を有しかつ前記電子部品実装基板の電子部品と電気的に接続された電極把持金具を備え、該電極把持金具と前記電極端子とが嵌合するように圧挿されることにより、前記電気接続装置が前記ガラス板の表面に保持されかつ前記導体に電気的に接続されることを特徴とする電気接続装置付きガラス板。
- 前記電気接続装置と前記ガラス板の表面との間に空気流路を設けた請求項1に記載の電気接続装置付きガラス板。
- 前記電極端子は、金属材料からなり、前記導体に対して、はんだ付け、銀ろう付け、導電性接着剤、および超音波溶接から選ばれる少なくとも一つの方法により固着されかつ電気的に接続されている請求項1または2に記載の電気接続装置付きガラス板。
- 前記電極把持金具は、表面に金属メッキが施されている請求項1から3のいずれかに記載の電気接続装置付きガラス板。
- 前記導体は、銀ペーストの焼成体である請求項1から4のいずれかに記載の電気接続装置付きガラス板。
- 前記導体は、車両用窓ガラスの表面に形成されている請求項1から5のいずれかに記載の電気接続装置付きガラス板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004037145A JP2005243660A (ja) | 2004-01-29 | 2004-02-13 | 電気接続装置付きガラス板 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004021787 | 2004-01-29 | ||
JP2004037145A JP2005243660A (ja) | 2004-01-29 | 2004-02-13 | 電気接続装置付きガラス板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005243660A true JP2005243660A (ja) | 2005-09-08 |
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ID=35025109
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004037145A Withdrawn JP2005243660A (ja) | 2004-01-29 | 2004-02-13 | 電気接続装置付きガラス板 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005243660A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013112122A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Toyota Motor Corp | ウインドガラス構造 |
-
2004
- 2004-02-13 JP JP2004037145A patent/JP2005243660A/ja not_active Withdrawn
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