JP2005243190A - データ記録再生装置及びデータ記録再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】アクセス速度に影響を与えることなく適切な迷光電気オフセット補正処理を行う。
【解決手段】迷光オフセットをオフセット補正用メモリ20に保存しておき、次回、記録媒体を挿入した直後又は電源投入直後の最初のサーボ起動時には、レーザオフ状態で前回保存しておいた迷光オフセット補正値を利用してオフセットを補正する。再生用のDRAMが一杯になって読込動作が一時停止されれば(ステップS4;イエス)、最終的な迷光オフセット補正を行う。この場合、レーザオフとレーザオンのオフセット補正を実行し、ここでのレーザオン時の迷光オフセット補正値を次回の初期オフセット補正に使用するオフセット値として保存する。これにより、次回、迷光オフセットを補正する際には、アクセス速度に影響を与えることなくオフセット補正処理を行うことができる。
【選択図】図1
【解決手段】迷光オフセットをオフセット補正用メモリ20に保存しておき、次回、記録媒体を挿入した直後又は電源投入直後の最初のサーボ起動時には、レーザオフ状態で前回保存しておいた迷光オフセット補正値を利用してオフセットを補正する。再生用のDRAMが一杯になって読込動作が一時停止されれば(ステップS4;イエス)、最終的な迷光オフセット補正を行う。この場合、レーザオフとレーザオンのオフセット補正を実行し、ここでのレーザオン時の迷光オフセット補正値を次回の初期オフセット補正に使用するオフセット値として保存する。これにより、次回、迷光オフセットを補正する際には、アクセス速度に影響を与えることなくオフセット補正処理を行うことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、データ記録再生装置及びデータ記録再生方法に関し、特に、編集性を重視したフォーマットで記録媒体にデータを記録するデータ記録再生装置及びデータ記録再生方法に関する。
近年、ディスク等の記録媒体は、大容量化のための技術が各種開発されている。また、1つのメディアについて多様なデータ、例えば、オーディオデータ、コンピュータ用途のデータ等を自在に記録再生できるようにすることも求められている。しかし、汎用的なメディアの開発に関しては、旧来の記録再生装置等の互換性、整合性も重要とされる。また、物理的にみても、旧来の資産を有効利用できることが好ましい。
現在広く普及しているミニディスク(Mini Disc;MD(登録商標))を例にあげる。ミニディスクは、公知のとおり、直径64mmの光磁気ディスクであって、音楽等のオーディオデータを記録再生できる。ミニディスクでは、オーディオデータは、ATRAC方式によってデータ量が1/5〜1/10に圧縮されて記録される。オーディオデータを例にとると、80〜160分程度の記録が可能となっている。また、ミニディスクは、記録データに対して、分割(ディバイド)、連結(コンバイン)、消去(イレーズ)、移動(トラックナンバムーブ)等、編集性を考慮したファイルシステムになっている。
CD−DA(Compact Disc Digital Audio)、DVD(Digital Versatile Disc)等のパッケージメディアに記録された音楽、映像等のコンテンツデータをパーソナルコンピュータ(PC)にて再生し、PCのHDD(Hard Disc Drive)を1次記録媒体として、2次記録媒体であるミニディスクに複製(コピー)又は移動(ムーブ)する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1では、PCと端末間におけるデータ転送時に転送用データを暗号化し、更にコンテンツデータ(トラックとも呼ばれる楽曲等の単位となるデータ)を編集してもコンテンツの権利管理を行うこと、及びSDMI(Secure Digital Music Initiative)方式におけるいわゆるチェックイン(権利譲渡)/チェックアウト(権利返却)の整合性をとることを実現している。
オーディオ用のミニディスクは、ユーザが容易に入手可能であることから、このミニディスクをコンピュータ用のデータストレージメディア等、音楽用途以外に幅広く利用できるようになると都合がよいのであるが記録容量が160MB程度と小さいうえ、メディア固有のID等の著作権保護情報を記録する領域が用意されていない。そのため、広範囲なデータストレージとして音楽映像配信等に利用することを想定した場合、配信したコンテンツの著作権保護等の要請に対応できないといった問題点がある。また、オーディオデータ記録領域以外の固有の管理領域による管理方式(PTOC(Premastered Table Of Contents)、UTOC(User Table Of Contents))を採用しているため、例えば、FATシステム等の汎用のファイルシステム用途への対応が困難である。更に、UTOC管理下のトラックにオーディオ以外のデータを記録した場合、多くのオーディオ機器(MDプレーヤ)で再生時に異音が発生する等の不具合が生じてしまう。つまり、オーディオ用ミニディスクを汎用的なストレージメディアとして利用することを想定した場合、記録容量、管理システム、著作権保護関係等の特殊情報、旧来機種での不具合等が問題になっていた。
ミニディスクシステムにおいてオーディオデータ以外のデータ記録を目的とした規格として、“MD−DATA”、又は“MD−CLIP”と呼ばれるディスク規格が既に開発されているがMD−DATAは、オーディオ用MDとは異なる専用ディスクである点、また、MD−DATA対応の専用の記録再生装置でないと利用できない点、記録容量が140MB程度である点等、上記要望を満たすものではない。また、MD−CLIPは、オーディオ用MDが使用でき、またUTOC管理対象外であった内周部分を利用することから、従来のオーディオ機器において不都合はないが汎用データ記録領域が2MB程度しかないために自ずと用途が限定されてしまっていた。
そこで、トラックピッチを狭くし、線速度及び変調方式を変更する等の改良を加えることで記録データの高密度化を実現し、更に、通常の記録領域と認証によって使用可能となる秘匿領域(セキュア領域)とを設けることによって、上述の不具合を解決した次世代ミニディスクが提案されている。これら次世代ミニディスクは、UTOCとは異なる新たな管理データ構成を採用し、ディスク記録時には平文にて記録されていた従来ミニディスクと異なり、データは暗号化されてディスク上に記録されるようになっている。また、次世代ミニディスクでは、著作権が発生する音楽コンテンツ、映像コンテンツ等のデータは、所定フォーマットでセキュア領域に記録され、セキュア領域を参照可能な装置によってのみ再生できるようになっている。
一般的に、光磁気記録媒体を含めた光学式の記録再生装置では、プルイン、プッシュプル等の信号に装置回路の電気的変動である電気オフセット、レーザパワーオフセット、記録媒体盤面にて反射した読取光以外の光検出器への反射光である迷光オフセット等が含まれてしまうことは避けられない。そのため、これらのオフセットを取り除く必要がある。
迷光電気オフセットは、通常、読取レーザ光をオンの状態でサーボ起動時に行っている。例えば、盤面からの直接反射光が検出できない程度に光ヘッドを持ち上げた状態で発光する。このときの信号レベルを測ることにより、迷光オフセットと電気オフセットとを測ることができる。そして、実際にサーボかけるときにはこのオフセット分を除く。
しかし、サーボ起動時にレーザ光オンにて行う迷光電気オフセット補正では、ディスク状記録媒体と装置の回転機構との間でチャッキング不良が起こっていたとき、算出される補正値自体に誤差が生じ、この補正値を用いて正しい補正が行えずサーボ不安定に陥ることがあった。特に、上述した高密度記録に対応した装置の場合、アクセス速度、サーボ動作等には高精度な制御が求められる。
本発明は、アクセス速度に影響を与えることなく適切な迷光電気オフセット補正処理を行うことができるデータ記録再生装置及びデータ記録再生方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係るデータ記録再生装置は、記録媒体に対して光ビームを射出する光源と、記録媒体での反射光を検出する光検出手段と、記録媒体での反射光に含まれる迷光オフセットを算出するオフセット算出手段と、算出された迷光オフセットを保存する保存手段と、平常時にはオフセット算出手段にて算出されたオフセットに基づいて光検出手段における検出値を補正し、記録媒体を挿入した直後又は電源投入直後の最初のサーボ起動時には保存手段に保存された補正値を使用して光検出手段における検出値を補正するよう制御を行う補正制御手段とを備え、記録媒体を挿入した直後又は電源投入直後の最初のサーボ起動時には保存手段に保存された補正値を使用して光検出手段における検出値を補正する。
また、このデータ記録再生装置は、読み出したデータを一時的に記憶する一時記憶手段を備え、補正制御手段は、一時記憶手段が一杯になるとデータの読取動作を一時停止し、保存手段に保存された補正値を使用して光検出手段における検出値を補正するとともにオフセット補正手段にて算出された補正値により光検出手段における検出値を補正し、オフセット補正手段にて算出された補正値を保存手段に保存する制御を行う。更にオフセット補正手段は、読取時のビーム出力で算出した補正値から書込時の補正値を換算する。
ここで、記録媒体としては、データを記憶する領域と、該データの記録場所情報を含む管理データを記録する管理データ記録領域とを有する光磁気記録媒体を用いる。また、この記録媒体は、認証によって使用可能となる秘匿領域と通常の記録領域とを有し、秘匿領域には著作権保護されたデータが記録されるものである。
上述した目的を達成するために、本発明に係るデータ記録再生方法は、記録媒体に対して光ビームを射出する工程と、記録媒体での反射光を検出する光検出工程と、記録媒体での反射光に含まれる迷光オフセットを算出するオフセット算出工程と、算出された迷光オフセットを保存手段に保存する保存工程とを有し、平常時にはオフセット算出工程にて算出されたオフセットに基づいて光検出工程で検出される検出値を補正し、記録媒体を挿入した直後又は電源投入直後の最初のサーボ起動時には保存工程にて保存された補正値を使用して光検出工程で検出される検出値を補正するよう制御を行う補正制御工程とを有し、記録媒体を挿入した直後又は電源投入直後の最初のサーボ起動時には保存された補正値を使用して検出値を補正する。
また、このデータ記録再生方法における補正制御工程では、読み出したデータを一時的に記憶する記憶手段が一杯になるとデータの読取動作が一時停止され、保存された補正値を使用して光検出工程で検出される検出値が補正されるとともにオフセット補正工程にて算出された補正値により光検出工程で検出される検出値が補正され、オフセット補正工程にて算出された補正値が保存される。更にオフセット補正工程では、読取時のビーム出力で算出した補正値から書込時の補正値が換算される。
本発明に係るデータ記録再生装置及びデータ記録再生方法は、前回の迷光オフセット補正値を保存しておき、次回サーボ起動時にはこの保存した値を使用してレーザオフにて迷光オフセット補正を行うことにより、ディスク状記録媒体と装置の回転機構との間で生じるチャッキング不良による迷光オフセット補正不完全をなくすことができ、アクセス速度に影響を与えることなく迷光電気オフセット補正処理を行うことができる。また、予め用意された固定値を補正値として、これを使用してオフセットを補正するときと比べ、例えば、温度変化等によりレーザ特性、他の機器特性等が変化しても順応できる。
本発明に係るデータ記録再生装置は、プルイン、プッシュプル等の信号に含まれる電気オフセット、レーザパワーオフセット、迷光オフセット等のオフセットのうち迷光オフセット補正において、前回の迷光オフセットを保存し、記録媒体を挿入した直後又は電源投入直後の最初のサーボ起動時には、保存したオフセット分を用いてレーザオフにて迷光オフセット補正を行うことにより、チャッキング不良等によって引き起こされる補正値自体の誤差によるサーボ不安定を防止したものである。
本発明の具体例として示すデータ記録再生装置は、例えば、オーディオデータ、PCデータ等のように異なるフォーマットで作成された異なるデータを扱うことができる記録媒体の記録装置であって、記録媒体としては、ディスク状光磁気記録媒体であるミニディスク(登録商標)を用いる。特に、本具体例として示すデータ記録再生装置は、従来のミニディスクのほか、トラックピッチを狭くし線速度及び変調方式を変更する等の改良を加えることで記録データの高密度化を実現し、更に、通常の記録領域と認証によって使用可能となる秘匿領域(セキュア領域)とを設けた次世代ミニディスクにも対応している。
これら次世代ミニディスクは、UTOCとは異なる新たな管理データ構成を採用し、平文にて記録されていた従来ミニディスクと異なり、特定のデータは暗号化されて記録されるようになっている。次世代ミニディスクでは、著作権が発生する音楽コンテンツ、映像コンテンツ等のデータは、所定フォーマットでセキュア領域に記録され、セキュア領域を参照可能な装置によってのみ再生できるようになっている。新たな変調方式を採用したミニディスクでは、高音質の音楽データを長時間記録再生することを可能にしたことから、1枚のディスクで管理される楽曲数が膨大になっている。
オーディオデータは、ATRAC(登録商標)形式で符号化され、秘匿領域に記録可能な特定データとして扱われる。MP3(MPEG1 Audio Layer-3)形式、WMA(Windows Media Audio)形式等ATRAC以外のオーディオデータ、また、画像データ、テキストデータ等のデータは、通常記録領域に記録される。また、このミニディスクは、FATファイルシステムを使ってデータを管理することによりコンピュータとの親和性が図られている。この次世代ミニディスクの詳細については後述する。
本発明の具体例として示すデータ記録再生装置1における迷光オフセット処理の概略について図1を用いて説明する。
まず、記録媒体を挿入した直後又は電源投入直後の最初のサーボ起動時には初期オフセット補正としてレーザオフ状態でオフセット補正を行う(ステップS1)。この初期オフセット補正では、前回保存しておいた迷光オフセット補正値を利用し、この値を足し込むことで補正する。次に、反射率の高低からディスク種別を判別する。本具体例では、高反射率ディスクとしてディスク種別が次世代MD2か否か判別する(ステップS2)。次世代MDについては後段にて詳説する。次世代MD2であれば(ステップS2;イエス)、ディスク判別後にPTOPリードし、PTOPリード後の次のアクセス時に次世代MD2のリード時レーザ光出力による迷光オフセットを補正する。このときは、レーザオンでのオフセット補正を行う(ステップS3)。レーザオンでのオフセット補正としては、まずフォーカスを上方に張り付かせた状態(光ピックアップをディスク面から最も遠ざけた状態)でレーザオンし、このとき検出される検出値をオフセット補正値とする手法があげられる。
次に、再生用のDRAMが一杯になって読込動作が一時停止されたか否かを判別し(ステップS4)、読込動作が一時停止されれば(ステップS4;イエス)、最終的な迷光オフセット補正を行う(ステップS5)。この場合、レーザオフとレーザオンのオフセット補正を実行し、ここでのレーザオン時の迷光オフセット補正値を次回の初期オフセット補正に使用するオフセット値として保存する。
これにより、次回、迷光オフセットを補正する際には、アクセス速度に影響を与えることなくオフセット補正処理を行うことができる。また、リード時レーザ光出力以外のオフセット補正も行う。なお、ライトモードのオフセット補正は、データを消去しないようにリードモードのレーザパワーから換算した出力にする。
次世代MD2を読み取る際のリード時レーザ光出力はある程度の強度があるため、リード時のレーザ光出力によって記録されているデータを消去する虞がある。そこで迷光オフセット補正は、消去の虞がないPTOP領域にて行う。ステップS2において次世代MD2でなければ、直接ステップS4の処理になる。
以下、データ記録再生装置1にて使用可能となるミニディスク90について説明する。ここで適用できるミニディスク90としては、上述の次世代MD1、次世代MD2があげられる。次世代MD1、次世代MD2は、高密度記録技術及び新規ファイルシステムを適用することによって、従来のミニディスクと筐体外形及び記録再生光学系に互換性を有しつつ記録容量を実現している。勿論、従来の光磁気記録方式を採用したディスクに、著作権保護のための情報、データ改竄チェックのための情報、他の非公開情報等を記録するエリアを設けて秘匿性を持たせることもできる。
ミニディスク90では、一連のオーディオトラック及びデータトラックは、ディスク上で必ずしも物理的に連続して記録される必要はなく、複数のパーツに分割して記録されていてもよい。パーツとは、物理的に連続して記録される区間を示す。すなわち、物理的に離れた2つのPCデータ記録領域が存在する場合でも、データトラックの数としては、1つとして扱われる場合もあり、複数トラックとして扱われる場合もある。
まず、従来のミニディスクの仕様について説明する。ミニディスク(及びMD−DATA)の物理フォーマットは、以下のように定められている。
従来ミニディスクのトラックピッチは、1.6μm、ビット長は、0.59μm/bitとなる。また、レーザ波長λは、λ=780nmであり、光学ヘッドの開口率は、NA=0.45としている。記録方式としては、グルーブ(ディスク盤面上の溝)をトラックとして記録再生に用いるグルーブ記録方式を採用している。また、アドレス方式としては、ディスク盤面上にシングルスパイラルのグルーブを形成し、このグルーブの両側に対して所定の周波数(22.05KHz)で蛇行したウォブル(Wobble)を形成し、絶対アドレスを上記周波数を基準にFM変調してウォブルドグルーブトラックに記録する方式をとっている。なお、本明細書では、ウォブルとして記録される絶対アドレスをADIP(Address in Pre-groove)ともいう。
従来のミニディスクでは、メインデータ部である32セクタにリンクセクタである4セクタを付加して合計36セクタを1クラスタ単位として記録を行っている。上記ADIP信号はクラスタアドレス、セクタアドレスから構成される。上記クラスタアドレスは、8ビットのクラスタHと8ビットのクラスタLとから構成され、セクタアドレスは、4ビットのセクタから構成される。
また、従来のミニディスクでは、記録データの変調方式としてEFM(8−14変換)変調方式が採用されている。また、誤り訂正方式としては、ACIRC(Advanced Cross Interleave Reed-Solomon Code)を用いている。データインタリーブには、畳み込み型を採用している。これにより、データの冗長度は、46.3%となっている。
また、従来のミニディスクにおけるデータの検出方式は、ビットバイビット方式であって、ディスク駆動方式としては、CLV(Constant Linear Velocity)が採用されている。CLVの線速度は、1.2m/sである。
記録再生時の標準のデータレートは、133kB/s、記録容量は、164MB(MD−DATAでは、140MB)である。また、データの最小書換単位(単位クラスタ)は、上述のように32個のメインセクタと4個のリンクセクタによる36セクタで構成されている。
続いて、次世代MD1に関して説明する。次世代MD1は、上述した従来のミニディスクと記録媒体の物理的仕様は、同一である。そのため、トラックピッチは、1.6μm、レーザ波長λは、λ=780nmであり、光学ヘッドの開口率は、NA=0.45である。記録方式としては、グルーブ記録方式を採用している。また、アドレス方式は、ADIPを利用する。このように、ディスクドライブ装置における光学系の構成、ADIPアドレス読出方式、及びサーボ処理は、従来のミニディスクと同様であるため、従来ディスクとの互換性が達成されている。
次世代MD1は、記録データの変調方式として、高密度記録に適合したRLL(1−7)PP変調方式(RLL;Run Length Limited、PP:Parity preserve/Prohibit rmtr(repeated minimum transition runlength))を採用している。また、誤り訂正方式としては、より訂正能力の高いBIS(Burst Indicator Subcode)付きのRS−LDC(Reed Solomon-Long Distance Code)方式を用いている。
具体的には、ホストアプリケーション等から供給されるユーザデータの2048バイトに4バイトのEDC(Error Detection Code)を付加した2052バイトを1セクタ(データセクタ、後述するディスク上の物理セクタとは異なる)とし、32セクタを304列×216行のブロックにまとめる。ここで、各セクタの2052バイトに対しては、所定の疑似乱数との排他的論理和をとるようなスクランブル処理が施される。このスクランブル処理されたブロックの各列に対して32バイトのパリティを付加して、304列×248行のLDC(Long Distance Code)ブロックを構成する。このLDCブロックにインタリーブ処理を施して、152列×496行のブロック(Interleaved LDC Block)とし、38列ずつ1列の上記BISを介して配列することで155列×496行の構造とし、更に先頭位置に2.5バイト分のフレーム同期コード(Frame Sync)を付加して、1行を1フレームに対応させ、157.5バイト×496フレームの構造とする。この各行が1レコーディングブロック(クラスタ)内のデータ領域の496フレームに相当する。
以上のデータ構造において、データインタリーブは、ブロック完結型とする。これによりデータの冗長度は、20.50%になる。また、データの検出方式として、PR(1,2,1)MLによるビタビ復号方式を用いる。
ディスク駆動方式には、CLV方式を用い、その線速度は、2.4m/sとする。記録再生時の標準データレートは、4.4MB/sである。この方式を採用することにより、総記録容量を300MBにすることができる。変調方式をEFMからRLL(1−7)PP変調方式とすることによって、ウインドウマージンが0.5から0.666となるため、1.33倍の高密度化が実現できる。また、データの最小書換単位であるクラスタは、16セクタ、64kBで構成される。このように記録変調方式をCIRC方式からBIS付きのRS−LDC方式及びセクタ構造の差異とビタビ復号を用いる方式にすることで、データ効率が53.7%から79.5%となるため、1.48倍の高密度化が実現できる。
これらを総合すると、次世代MD1は、記録容量を従来ミニディスクの約2倍である300MBにすることができる。
一方、次世代MD2は、例えば、磁壁移動検出方式(DWDD:Domain Wall Displacement Detection)等の高密度化記録技術を適用した記録媒体であって、上述した従来ミニディスク及び次世代MD1とは物理フォーマットが異なっている。次世代MD2は、トラックピッチが1.25μm、ビット長が0.16μm/bitであり、線方向に高密度化されている。また、従来ミニディスク及び次世代MD1との互換をとるため、光学系、読出方式、サーボ処理等は、従来の規格に準じて、レーザ波長λは、λ=780nm、光学ヘッドの開口率は、NA=0.45とする。記録方式は、グルーブ記録方式、アドレス方式は、ADIPを利用した方式とする。また、筐体外形も従来ミニディスク及び次世代MD1と同一規格とする。
但し、従来ミニディスク及び次世代MD1と同等の光学系を用いて、上述のように従来より狭いトラックピッチ及び線密度(ビット長)を読み取る際には、デトラックマージン、ランド及びグルーブからのクロストーク、ウォブルのクロストーク、フォーカス漏れ、CT信号等における制約条件を解消する必要がある。そのため、次世代MD2では、グルーブの溝深さ、傾斜、幅等を変更した点が特徴的である。具体的には、グルーブの溝深さを160nm〜180nm、傾斜を60°〜70°、幅を600nm〜800nmの範囲と定める。
また、次世代MD2は、記録データの変調方式として、高密度記録に適合したRLL(1−7)PP変調方式(RLL;Run Length Limited、PP:Parity preserve/Prohibit rmtr(repeated minimum transition runlength))を採用している。また、誤り訂正方式としては、より訂正能力の高いBIS(Burst Indicator Subcode)付きのRS−LDC(Reed Solomon−Long Distance Code)方式を用いている。
データインタリーブは、ブロック完結型とする。これによりデータの冗長度は、20.50%になる。またデータの検出方式は、PR(1,−1)MLによるビタビ復号方式を用いる。また、データの最小書換単位であるクラスタは、16セクタ、64kBで構成されている。
ディスク駆動方式には、ZCAV(Zone Constant Angular Velocity)方式を用い、その線速度は、2.0m/sとする。記録再生時の標準データレートは、9.8MB/sである。したがって、次世代MD2では、DWDD方式及びこの駆動方式を採用することにより、総記録容量を1GBにできる。
本具体例に示すミニディスクの盤面上のエリア構造例を図2、図3に模式的に示す。次世代MD1は、従来ミニディスクと同じ媒体であって、ディスクの最内周側は、プリマスタードエリアとして、PTOC(Premastered Table Of Contents)が設けられている。ここには、ディスク管理情報が物理的な構造変形によるエンボスピットとして記録されている。
プリマスタードエリアより外周は、光磁気記録可能なレコーダブルエリアとされ、記録トラックの案内溝としてのグルーブが形成された記録再生可能領域である。このレコーダブルエリアの最内周側は、UTOC(User Table Of Contents)領域であって、このUTOC領域には、UTOC情報が記述されるとともに、プリマスタードエリアとの緩衝エリア、レーザ光の出力パワー調整等のために用いられるパワーキャリブレーションエリアが設けられている。
次世代MD2は、図3に示すように、高密度化を図るためにプリピットを用いない。したがって、次世代MD2にはPTOC領域がない。次世代MD2には、レコーダブルエリアの更に内周領域に、著作権保護のための情報、データ改竄チェックのための情報、他の非公開情報等を記録するユニークIDエリア(Unique ID;UID)、PTOPが設けられている。このUIDエリアは、記録領域に適用したDWDD方式とは異なる記録方式で記録されている。
なお、ここでは、次世代MD1及び次世代MD2に音楽データ用のオーディオトラックとデータトラックとをディスク上に混在記録することもできる。この場合、例えば、図4に示すように、データエリアに少なくとも1つのオーディオトラックが記録されたオーディオ記録領域AAと、少なくとも1つのデータトラックが記録されたPC用データ記録領域DAとがそれぞれ任意の位置に形成されることになる。
一連のオーディオトラック及びデータトラックは、ディスク上で必ずしも物理的に連続して記録される必要はなく、図4に示すように複数のパーツに分割して記録されていてもよい。パーツとは、物理的に連続して記録される区間を示す。すなわち、図4のように物理的に離れた2つのPCデータ記録領域が存在する場合でも、データトラックの数としては、1つの場合もあり、複数の場合もある。但し、図4は、次世代MD1の物理的仕様に関して示したものであるが、次世代MD2に関しても同様に、オーディオ記録領域AAとPC用データ記録領域DAとを混在して記録することができる。
データ記録再生装置1の構成について図5を用いて説明する。ここで示すデータ記録再生装置1は、パーソナルコンピュータ(以下、PCと記す。)100と接続でき、次世代MD1及び次世代MD2をオーディオデータのストレージとして使用できるほか、PC等の外部ストレージとして使用できる。
データ記録再生装置1は、メディアドライブ部11と、メモリ転送コントローラ12と、クラスタバッファメモリ13と、補助メモリ14と、USBインタフェース15、16と、USBハブ17と、システムコントローラ18と、オーディオ処理部19と、オフセット補正用メモリ20とを備える。
メディアドライブ部11は、装填された従来ミニディスク、次世代MD1、及び次世代MD2等の個々のディスク90に対する記録/再生を行う。メディアドライブ部11の内部構成は、図6を用いて詳説する。
メモリ転送コントローラ12は、メディアドライブ部11からの再生データ及びメディアドライブ部11に供給する記録データの送受制御を行う。クラスタバッファメモリ13は、メディアドライブ部11によってディスク90のデータトラックから高密度データクラスタ単位で読み出されたデータをメモリ転送コントローラ12の制御に基づいてバッファリングする。補助メモリ14は、メディアドライブ部11によってディスク90から読み出されたUTOCデータ、CATデータ、ユニークID、ハッシュ値等の各種管理情報及び特殊情報をメモリ転送コントローラ12の制御に基づいて記憶する。
システムコントローラ18は、USBインタフェース16、USBハブ17を介して接続されたPC100との間で通信可能とされ、このPC100との間の通信制御を行って、書込要求、読出要求等のコマンドの受信、ステイタス情報、その他の必要情報の送信等を行うとともに、データ記録再生装置全体を統括制御している。
システムコントローラ18は、プルイン、プッシュプル等の信号に含まれる電気オフセット、レーザパワーオフセット、迷光オフセット等のオフセットを補正している。特に、これらの各オフセットのうち迷光オフセット補正において、迷光オフセットをオフセット補正用メモリ20に保存しておき、次回、記録媒体を挿入した直後又は電源投入直後の最初のサーボ起動時には、保存した補正値を用いてレーザオフにて迷光オフセット補正を行う。
また、システムコントローラ18は、読み出したデータによってクラスタバッファメモリ13が一杯になるとデータの読取動作を一時停止し、オフセット補正用メモリ20に保存された補正値を使用して迷光オフセットを補正するとともに算出した補正値により迷光オフセットを補正し、算出された補正値をオフセット補正用メモリ20に保存する制御を行っている。システムコントローラ18は、読取時のビーム出力で算出した補正値から書込時の補正値を換算している。
また、システムコントローラ18は、ディスク90がメディアドライブ部11に装填された際、ディスク90からの管理情報等の読出をメディアドライブ部11に指示し、メモリ転送コントローラ12によって読み出されたPTOC、UTOC等の管理情報等を補助メモリ14に格納させる。システムコントローラ18は、これらの管理情報を読み込むことによって、ディスク90のトラック記録状態を把握できる。また、CATを読み込ませることにより、データトラック内の高密度データクラスタ構造を把握でき、PC100からのデータトラックに対するアクセス要求に対応できる状態となる。また、システムコントローラ18は、ユニークID又はハッシュ値により、ディスク認証処理、その他の処理等を実行したり、これらの値をPC100に送信し、PC100上でディスク認証処理及びその他の処理を実行させる。
システムコントローラ18は、PC100から、あるFATセクタの読出要求があった場合、メディアドライブ部11に対して、このFATセクタを含む高密度データクラスタの読出を実行する旨の信号を与える。読み出された高密度データクラスタは、メモリ転送コントローラ12によってクラスタバッファメモリ13に書き込まれる。但し、既にFATセクタのデータがクラスタバッファメモリ13に格納されていた場合、メディアドライブ部11による読出は必要ない。このとき、システムコントローラ18は、クラスタバッファメモリ13に書き込まれている高密度データクラスタのデータから、要求されたFATセクタのデータを読み出す信号を与え、USBインタフェース15、USBハブ17を介して、PC100に送信するための制御を行う。
また、システムコントローラ18は、PC100から、あるFATセクタの書込要求があった場合、メディアドライブ部11に対して、このFATセクタを含む高密度データクラスタの読出を実行させる。読み出された高密度データクラスタは、メモリ転送コントローラ12によってクラスタバッファメモリ13に書き込まれる。但し、既にこのFATセクタのデータがクラスタバッファメモリ13に格納されていた場合は、メディアドライブ部11による読出は必要ない。
システムコントローラ18は、PC100から送信されたFATセクタのデータ(記録データ)を、USBインタフェース15を介してメモリ転送コントローラ12に供給し、クラスタバッファメモリ13上で該当するFATセクタのデータの書換えを実行させる。また、システムコントローラ18は、メモリ転送コントローラ12に指示して、必要なFATセクタが書き換えられた状態でクラスタバッファメモリ13に記憶されている高密度データクラスタのデータを記録データとしてメディアドライブ部11に転送させる。このとき、メディアドライブ部11は、装着されている媒体が従来ミニディスクであればEFM変調方式で、次世代MD1又は次世代MD2であればRLL(1−7)PP変調方式で高密度データクラスタの記録データを変調して書き込む。
なお、本具体例として示すデータ記録再生装置1において、上述した記録再生制御は、データトラックを記録再生する際の制御であり、MDオーディオデータ(オーディオトラック)を記録再生する際のデータ転送は、オーディオ処理部19を介して行われる。
オーディオ処理部19は、入力系として、例えば、ライン入力回路/マイクロフォン入力回路等のアナログ音声信号入力部、A/D変換器、及びデジタルオーディオデータ入力部を備える。また、オーディオ処理部19は、ATRAC圧縮エンコーダ/デコーダ、圧縮データのバッファメモリを備える。更に、オーディオ処理部19は、出力系として、デジタルオーディオデータ出力部、D/A変換器及びライン出力回路/ヘッドホン出力回路等のアナログ音声信号出力部を備えている。
ディスク90に対してオーディオトラックが記録されるのは、オーディオ処理部19にデジタルオーディオデータ(又は、アナログ音声信号)が入力される場合である。入力されたリニアPCMデジタルオーディオデータ、或いはアナログ音声信号で入力された後、A/D変換器で変換されて得られたリニアPCMオーディオデータは、ATRAC圧縮エンコードされ、バッファメモリに蓄積される。その後、所定タイミング(ADIPクラスタ相当のデータ単位)でバッファメモリから読み出され、メディアドライブ部11に転送される。
メディアドライブ部11では、転送された圧縮データをEFM変調方式又はRLL(1−7)PP変調方式で変調してディスク90にオーディオトラックとして書き込む。
メディアドライブ部11は、ディスク90からオーディオトラックを再生する場合、再生データをATRAC圧縮データ状態に復調してオーディオ処理部19に転送する。オーディオ処理部19は、ATRAC圧縮デコードを行ってリニアPCMオーディオデータとし、デジタルオーディオデータ出力部から出力する。或いは、D/A変換器によりアナログ音声信号としてライン出力/ヘッドホン出力を行う。
なお、この図5に示す構成は、一例であって、例えば、データ記録再生装置1をPC100に接続してデータトラックのみ記録再生する外部ストレージ機器として使用する場合は、オーディオ処理部19は、不要である。一方、オーディオ信号を記録再生することを主たる目的とする場合、オーディオ処理部19を備え、更にユーザインタフェースとして操作部、表示部等を備えることが好適である。また、PC100との接続は、USBに限らず、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.:アメリカ電気・電子技術者協会)の定める規格に準拠した、いわゆるIEEE1394インタフェースのほか、汎用の接続インタフェースが適用できる。
続いて、データ記録再生装置1におけるメディアドライブ部11の構成について図6を用いて、更に詳細に説明する。
メディアドライブ部11は、従来ミニディスク、次世代MD1及び次世代MD2を記録再生するために、特に、記録処理系として、従来ミニディスクの記録のためのEFM変調・ACIRCエンコードを実行する構成と、次世代MD1及び次世代MD2の記録のためのRLL(1−7)PP変調・RS−LDCエンコードを実行する構成とを備える点が特徴的である。また、再生処理系として、従来ミニディスクの再生のためのEFM復調・ACIRCデコードを実行する構成と、次世代MD1及び次世代MD2の再生にPR(1,2,1)ML及びビタビ復号を用いたデータ検出に基づくRLL(1−7)復調・RS−LDCデコードを実行する構成を備えている点が特徴的である。
メディアドライブ部11は、装填されたディスク90をスピンドルモータ21によってCLV方式又はZCAV方式にて回転駆動する。記録再生時には、このディスク90に対して、光学ヘッド22からレーザ光が照射される。
光学ヘッド22は、記録時に記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力を行い、また再生時には、磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力を行う。このため、光学ヘッド22は、レーザ出力手段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタ、対物レンズ等からなる光学系及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。光学ヘッド22に備えられる対物レンズとしては、例えば2軸機構によってディスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持されている。
また、本具体例では、媒体表面の物理的仕様が異なる従来ミニディスク及び次世代MD1と、次世代MD2とに対して最大限の再生特性を得るために、両ディスクに対してデータ読み取り時のビットエラーレートを最適化できる位相補償板を、光学ヘッド22の読取光光路中に設ける。
ディスク90を挟んで光学ヘッド22と対向する位置には、磁気ヘッド23が配置されている。磁気ヘッド23は、記録データによって変調された磁界をディスク90に印加する。また、図示しないが光学ヘッド22全体及び磁気ヘッド23をディスク半径方向に移動させためのスレッドモータ及びスレッド機構が備えられている。
このメディアドライブ部11では、光学ヘッド22、磁気ヘッド23による記録再生ヘッド系、スピンドルモータ21によるディスク回転駆動系のほかに、記録処理系、再生処理系、サーボ系等が設けられる。記録処理系としては、従来ミニディスクに対する記録時にEFM変調、ACIRCエンコードを行う部位と、次世代MD1及び次世代MD2に対する記録時にRLL(1−7)PP変調、RS−LDCエンコードを行う部位とが設けられる。
また、再生処理系としては、従来ミニディスクの再生時にEFM変調に対応する復調及びACIRCデコードを行う部位と、次世代MD1及び次世代MD2の再生時にRLL(1−7)PP変調に対応する復調(PR(1,2,1)ML及びビタビ復号を用いたデータ検出に基づくRLL(1−7)復調)、RS−LDCデコードを行う部位とが設けられる。
光学ヘッド22のディスク90に対するレーザ照射によりその反射光として検出された情報(フォトディテクタによりレーザ反射光を検出して得られる光電流)は、RFアンプ24に供給される。RFアンプ24では、入力された検出情報に対して電流−電圧変換、増幅、マトリクス演算等を行い、再生情報としての再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、グルーブ情報(ディスク90にトラックのウォブリングにより記録されているADIP情報)等を抽出する。
従来ミニディスクの再生時には、RFアンプで得られた再生RF信号は、コンパレータ25、PLL回路26を介して、EFM復調部27及びACIRCデコーダ28で処理される。再生RF信号は、EFM復調部27で2値化されてEFM信号列とされた後、EFM復調され、更にACIRCデコーダ28で誤り訂正及びデインタリーブ処理される。オーディオデータであれば、この時点でATRAC圧縮データの状態となる。このとき、セレクタ29は、従来ミニディスク信号側が選択されており、復調されたATRAC圧縮データがディスク90からの再生データとしてデータバッファ30に出力される。この場合、図5のオーディオ処理部19に圧縮データが供給される。
一方、次世代MD1又は次世代MD2の再生時には、RFアンプで得られた再生RF信号は、A/D変換回路31、イコライザ32、PLL回路33、PRML回路34を介して、RLL(1−7)PP復調部35及びRS−LDCデコーダ36で信号処理される。再生RF信号は、RLL(1−7)PP復調部35において、PR(1,2,1)ML及びビタビ復号を用いたデータ検出によりRLL(1−7)符号列としての再生データを得て、このRLL(1−7)符号列に対してRLL(1−7)復調処理が行われる。更に、RS−LDCデコーダ36にて誤り訂正及びデインタリーブ処理される。
この場合、セレクタ29は、次世代MD1及び次世代MD2側が選択され、復調されたデータがディスク90からの再生データとしてデータバッファ30に出力される。このとき、図5のメモリ転送コントローラ12に対して復調データが供給される。
RFアンプ24から出力されるトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEは、サーボ回路37に供給され、グルーブ情報は、ADIPデコータ38に供給される。
ADIPデコータ38は、グルーブ情報に対してバンドパスフィルタにより帯域制限してウォブル成分を抽出した後、FM復調、バイフェーズ復調を行ってADIPアドレスを抽出する。抽出された、ディスク上の絶対アドレス情報であるADIPアドレスは、従来ミニディスク及び次世代MD1の場合であれば、MDアドレスデコーダ39を介し、次世代MD2の場合であれば、次世代MD2アドレスデコーダ40を介してドライブコントローラ41に供給される。
ドライブコントローラ41では、各ADIPアドレスに基づいて、所定の制御処理を実行する。またグルーブ情報は、スピンドルサーボ制御のためにサーボ回路37に戻される。
サーボ回路37は、例えばグルーブ情報に対して再生クロック(デコード時のPLL系クロック)との位相誤差を積分して得られる誤差信号に基づき、CLVサーボ制御及びZCAVサーボ制御のためのスピンドルエラー信号を生成する。
またサーボ回路37は、スピンドルエラー信号、上記のようにRFアンプ24から供給されたトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、或いはドライブコントローラ41からのトラックジャンプ指令、アクセス指令等に基づいて各種サーボ制御信号(トラッキング制御信号、フォーカス制御信号、スレッド制御信号、スピンドル制御信号等)を生成し、モータドライバ42に対して出力する。すなわち、上記サーボエラー信号又は指令に対して位相補償処理、ゲイン処理、目標値設定処理等の必要処理を行って各種サーボ制御信号を生成する。
モータドライバ42では、サーボ回路37から供給されたサーボ制御信号に基づいて所定のサーボドライブ信号を生成する。ここでのサーボドライブ信号としては、2軸機構を駆動する2軸ドライブ信号(フォーカス方向、トラッキング方向の2種)、スレッド機構を駆動するスレッドモータ駆動信号、スピンドルモータ21を駆動するスピンドルモータ駆動信号となる。このようなサーボドライブ信号により、ディスク90に対するフォーカス制御、トラッキング制御、及びスピンドルモータ21に対するCLV制御又はZCAV制御が行われる。
ディスク90に対して記録動作が実行される際には、図5に示したメモリ転送コントローラ12から高密度データ、或いはオーディオ処理部19からの通常のATRAC圧縮データが供給される。従来ミニディスクに対する記録時には、セレクタ43が従来ミニディスク側に接続され、ACIRCエンコーダ44及びEFM変調部45が機能する。この場合、オーディオ信号であれば、オーディオ処理部19からの圧縮データは、ACIRCエンコーダ44でインタリーブ及びエラー訂正コード付加が行われた後、EFM変調部45においてEFM変調される。EFM変調データがセレクタ43を介して磁気ヘッドドライバ46に供給され、磁気ヘッド23がディスク90に対してEFM変調データに基づいた磁界印加を行うことで変調されたデータが記録される。
次世代MD1及び次世代MD2に対する記録時には、セレクタ43が次世代MD1・次世代MD2側に接続され、RS−LCDエンコーダ47及びRLL(1−7)PP変調部48が機能する。この場合、メモリ転送コントローラ12から送られた高密度データは、RS−LCDエンコーダ47でインタリーブ及びRS−LDC方式のエラー訂正コード付加が行われた後、RLL(1−7)PP変調部48にてRLL(1−7)変調される。
RLL(1−7)符号列に変調された記録データは、セレクタ43を介して磁気ヘッドドライバ46に供給され、磁気ヘッド23がディスク90に対して変調データに基づいた磁界印加を行うことでデータが記録される。
レーザドライバ/APC49は、上記のような再生時及び記録時においてレーザダイオードにレーザ発光動作を実行させるが、いわゆるAPC(Automatic Laser Power Control)動作も行う。具体的には、図示しないが、光学ヘッド22内には、レーザパワーモニタ用のディテクタが設けられており、このモニタ信号がレーザドライバ/APC49にフィードバックされるようになっている。レーザドライバ/APC49は、モニタ信号として得られた現在のレーザパワーを予め設定されているレーザパワーと比較して、その誤差分をレーザ駆動信号に反映させることによって、レーザダイオードから出力されるレーザパワーが設定値で安定化されるように制御している。ここで、レーザパワーは、ドライブコントローラ41によって、再生レーザパワー及び記録レーザパワーとしての値がレーザドライバ/APC49内部のレジスタにセットされる。
ドライブコントローラ41は、システムコントローラ18からの指示に基づいて、以上の各動作(アクセス、各種サーボ、データ書込、データ読出の各動作)が実行されるように各構成を制御する。なお、図6において一点鎖線で囲った各部は、1チップの回路として構成することもできる。
ところで、ディスク90が図4のように、予めデータトラック記録領域とオーディオトラック記録領域とが分割して領域設定されている場合、システムコントローラ18は、記録再生するデータがオーディオトラックかデータトラックかに応じて、設定された記録領域に基づいたアクセスをメディアドライブ部11のドライブコントローラ41に指示することになる。また、装着されたディスク90に対して、PC用のデータ又はオーディオデータの何れか一方のみを記録許可し、これ以外のデータの記録を禁止する制御を行うようにもできる。すなわち、PC用のデータとオーディオデータとを混在しないように制御することもできる。したがって、データ記録再生装置1は、上述した構成を備えることにより、従来ミニディスク、次世代MD1及び次世代MD2の間の互換性を実現している。
続いて、データ記録再生装置1における迷光オフセット補正処理の具体例について図7を用いて説明する。
本具体例における迷光オフセット補正には基本的に、A)初期迷光オフセット補正、B)迷光オフセット再補正、C)最終迷光オフセット補正、D)次世代MD2リード用迷光オフセット補正の4種類がある。これらの補正のうち、ディスクが次世代MD2以外の場合であれば、A→C、A→B→Cの何れかの処理であり、次世代MD2であれば、A→D→C、A→B→D→Cの何れかの処理が実行される。また、本具体例では、即時書込処理を実行するためのクイックモードが用意されている。このクイックモードの場合にはA→Dという流れで迷光補正処理が行われる。
ノーマルモード(通常使用)における迷光オフセット補正処理を図7に示す。まず、データ記録再生装置1は、ディスクが挿入後又は電源投入後初のサーボ起動時であるか否か判別する(ステップS11)。初のサーボ起動であれば、Aの初期迷光オフセット補正を行う(ステップS12)。
初期迷光オフセット補正の手順を図8に示す。初期迷光オフセット補正ではまず、次世代MD1における迷光オフセット補正か、次世代MD2のアクセス用出力のための補正か、次世代MD2のリード用出力のための補正かを設定する(ステップS21)。次に、迷光オフセット補正を行う。この迷光オフセット補正は、レーザオフによる補正であり、保存された補正値を使用する(ステップS22)。オフセット補正値(OFFSET)を、OFFSET=電気オフセット+オフセット補正用メモリ20に保存された迷光オフセット(NV値という。)とする(ステップS23)。
次に、データ記録再生装置1は、オフセット再補正を行っておらず且つサーボをかけている最中又はアクセス中にオフセット補正エラーが発生したか否かを判別する(ステップS13)。このとき再補正を行っておらずオフセット補正エラーが発生した場合(ステップS13;イエス)には、Bの迷光オフセット再補正を行う(ステップS14)。迷光オフセット再補正の手順を図9に示す。迷光オフセット再補正では、MD1における迷光オフセット補正か、次世代MD2のアクセス用出力のための補正か、次世代MD2のリード用出力のための補正かを設定する(ステップS31)。次に行う迷光オフセット補正は、レーザオンによる補正である(ステップS32)。
一方、サーボをかけている最中又はアクセス中にオフセット補正エラーが発生しなければ(ステップS13;ノー)、ディスク種別が次世代MD2か否か判別する(ステップS15)。次世代MD2であれば、ディスク判別後にPTOPリードし、PTOPリード後の次のアクセス時にDの次世代MD2のリード用迷光オフセット補正を行う(ステップS16)。次世代MD2のリード用迷光オフセット補正の手順を図10に示す。次世代MD2のリード用迷光オフセット補正では、オフセットのNV値を保存する(ステップS41)。このときの電気オフセット分を、電気オフセット補正値=(現在のオフセット補正値)−(迷光オフセット(NV値))にて求め、次世代MD2のリード用オフセットを補正する。このときは、レーザオンでのオフセット補正とする(ステップS42)。次に、ステップS42にてレーザオンで求められたオフセット補正値から次回の初期迷光オフセット補正として使用する補正値を求める(ステップS43)。初期迷光オフセット補正に使用する補正値を、迷光オフセット補正値=(ステップS42にてレーザオンで求められたオフセット補正値)−(ステップS41で求められた電気オフセット補正値)にて求める。求めた値を新たなNV値として仮保存し(ステップS44)、データ記録再生装置1のスリープ時に正規保存する。
次に、TOCリード後の記録アクセス時、又はTOCリード後であって且つUSB挿入による以外のストップ時の何れの場合であるか否か判別する(ステップS17)。TOCリード後の記録アクセス時、又はTOCリード後であって且つUSB挿入による以外のストップ時の場合(ステップS17;イエス)、Cの最終オフセット補正を行う(ステップS18)。最終オフセット補正の手順を図11に示す。次世代MD2のリード用迷光オフセット補正ではまず、検出器におけるABCD領域の迷光オフセットのNV値を保存する(ステップS51)。続いてレーザオフにてリード用以外の迷光オフセット補正を行う(ステップS52)。このときの電気オフセット分を、電気オフセット補正値=(現在のオフセット補正値)−(迷光オフセット(NV値))にて求め(ステップS53)、レーザオンでリード用以外のオフセット補正を行う(ステップS54)。次に、ステップS54にてレーザオンで求められたオフセット補正値から次回の初期迷光オフセット補正として使用する補正値を求める(ステップS55)。初期迷光オフセット補正に使用する補正値を、迷光オフセット補正値=(ステップS54にてレーザオンで求められたオフセット補正値)−(ステップS53で求められた電気オフセット補正値)にて求める。求めた迷光オフセット補正値をNV値として保存する。(ステップS56)。続いて、H_PITであるか否か判別する(ステップS57)。H_PITディスクであれば、ABCD迷光オフセットの保存値を反映させる(ステップS58)。ここでH_PITディスクと記したのは、反射率の高い(Hi)PITディスクを示しており、本具体例における次世代MD2を示す。
この場合、レーザオフとレーザオンのオフセット補正を実行し、このときの迷光オフセット補正値を保存する。これにより、次回のアクセス速度に影響を与えることなくオフセット補正処理を行うことができる。次世代MD2の迷光オフセット補正は、データの書かれていないPTOP領域にて行う。ステップS15において次世代MD2でなければ、直接ステップS17の処理になる。
一方、TOCリード後の記録アクセス時、又はTOCリード後であって且つUSB挿入による以外のストップ時の場合でなければ(ステップS17;ノー)、アクセス中にオフセットエラーが発生したか否か判別する(ステップS19)。オフセットエラーでなければ、ステップS17から繰り返し、オフセットエラーであれば、ステップS13の処理から繰り返す。
なお、上述した処理において、オフセット補正エラーと判断する場合としては、次のものがあげられる。ディスクが挿入されていない場合、フォーカスがかからない場合、ディスクのエリア判別ができない場合、ディスク判別ができない場合、アドレスは読み取れたがアクセス後サーボが外れてリトライする場合、アクセス時にアドレスが連続して読み出せない場合、ABCDの最大値がリフレクト誤判別閾値を超えた場合等である。上述したオフセット補正処理では、基本的にはオフセット再補正を実行するようにし、オフセット再補正を行ったとしても設定したリトライ回数の最大値になるまではオフセット再補正を繰り返すようにする。リトライ回数以上で更に上述の条件に適合する場合にはサーボエラーとして処理する。また、ABCDの最大値がリフレクト誤判別閾値を超えたときに永久ループにならないようにするためにリトライカウンタを設けるとよい。リトライカウンタの設定値を超えた場合、サーボエラーとして処理する。また、ディスク判別リトライ時のオフセット補正を追加する。次世代MD2の場合、PTOPリード後のアクセス時に次世代MD2リードオフセット補正を行う。クイックモードの場合、PTOPリードが終わっている状態であるため、サーボスタート時に次世代MD2をリードするためのオフセット補正フラグをオフにする。
以上説明したように本発明に係るデータ記録再生装置1によれば、迷光オフセット補正値をオフセット補正用メモリ20に保存し、次回サーボ起動時にはこの保存した値を使用してレーザオフにて迷光オフセット補正を行うことにより、ミニディスクと装置の回転機構との間で生じるチャッキング不良によって引き起こされる迷光オフセット補正値自体の誤差によるサーボ不安定を防止でき、アクセス速度に影響を与えることなく適切な迷光電気オフセット補正処理を行うことができる。また、予め決められた補正値を用意してこれを迷光オフセット補正に使用する方法と比べ、例えば、温度変化等によりレーザ特性、ほかの機器特性が変化しても順応できるという利点がある。
本発明は、光学式記録再生を用いてデータを記録再生する装置であれば、適用することができる。
1 データ記録再生装置、 11 メディアドライブ部、
12 メモリ転送コントローラ、 13 クラスタバッファメモリ、
14 補助メモリ、 15,16 USBインタフェース、
17 USBハブ、 18 システムコントローラ、
19 オーディオ処理部、 20 オフセット補正用メモリ
12 メモリ転送コントローラ、 13 クラスタバッファメモリ、
14 補助メモリ、 15,16 USBインタフェース、
17 USBハブ、 18 システムコントローラ、
19 オーディオ処理部、 20 オフセット補正用メモリ
Claims (9)
- 記録媒体に対して光ビームを射出する光源と、
上記記録媒体での反射光を検出する光検出手段と、
上記記録媒体での反射光に含まれる迷光オフセットを算出するオフセット算出手段と、
上記算出された迷光オフセットを保存する保存手段と、
平常時には上記オフセット算出手段にて算出されたオフセットに基づいて上記光検出手段における検出値を補正し、上記記録媒体を挿入した直後又は電源投入直後の最初のサーボ起動時には上記保存手段に保存された補正値を使用して上記光検出手段における検出値を補正するよう制御を行う補正制御手段と
を備えることを特徴とするデータ記録再生装置。 - 読み出したデータを一時的に記憶する一時記憶手段を備え、
上記補正制御手段は、上記一時記憶手段が一杯になるとデータの読取動作を一時停止し、上記保存手段に保存された補正値を使用して上記光検出手段における検出値を補正するとともに上記オフセット補正手段にて算出された補正値により上記光検出手段における検出値を補正し、上記オフセット補正手段にて算出された補正値を上記保存手段に保存する制御を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ記録再生装置。 - 上記オフセット補正手段は、読取時のビーム出力で算出した補正値から書込時の補正値を換算することを特徴とする請求項1記載のデータ記録再生装置。
- 上記記録媒体は、データを記憶する領域と、該データの記録場所情報を含む管理データを記録する管理データ記録領域とを有する光磁気記録媒体であることを特徴とする請求項1記載のデータ記録再生装置。
- 上記補正制御手段は、上記光磁気記録媒体からデータを読み出す際の迷光オフセット補正のためのビーム照射を上記管理データ記録領域にて行うよう上記光源を制御することを特徴とする請求項4記載のデータ記録再生装置。
- 上記記録媒体は、認証によって使用可能となる秘匿領域と通常の記録領域とを有し、上記秘匿領域には著作権保護されたデータが記録されることを特徴とする請求項1記載のデータ記録再生装置。
- 記録媒体に対して光ビームを射出する工程と、
上記記録媒体での反射光を検出する光検出工程と、
上記記録媒体での反射光に含まれる迷光オフセットを算出するオフセット算出工程と、
上記算出された迷光オフセットを保存手段に保存する保存工程とを有し、
平常時には上記オフセット算出工程にて算出されたオフセットに基づいて上記光検出工程で検出される検出値を補正し、上記記録媒体を挿入した直後又は電源投入直後の最初のサーボ起動時には上記保存工程にて保存された補正値を使用して上記光検出工程で検出される検出値を補正するよう制御を行う補正制御工程と
を有することを特徴とするデータ記録再生方法。 - 上記補正制御工程では、読み出したデータを一時的に記憶する記憶手段が一杯になるとデータの読取動作が一時停止され、保存された補正値を使用して上記光検出工程で検出される検出値が補正されるとともに上記オフセット補正工程にて算出された補正値により上記光検出工程で検出される検出値が補正され、上記オフセット補正工程にて算出された補正値が保存されることを特徴とする請求項7記載のデータ記録再生方法。
- 上記オフセット補正工程では、読取時のビーム出力で算出した補正値から書込時の補正値が換算されることを特徴とする請求項7記載のデータ記録再生方法。
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