JP2005242686A - 情報提供システム、および携帯端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザが携帯電話機のみを所持して自動改札機を入退場すると情報を表示するシステムを提供する。
【解決手段】 ICチップ4を搭載した携帯電話機3を所持したユーザ2が自動改札機5を通過すると、ユーザ2はICチップ4に書込まれた情報に基づいて自動改札機5を入退場することができる。ICチップ4は、自動改札機5の入退場情報の書込タイミングを利用して、ユーザの状況等に応じて携帯電話機3のアプリケーションを起動させる。携帯電話機3のアプリケーションからIPネットワーク網6及びインターネット網7に接続された複数のコンテンツ情報を携帯電話機3へ配信する。配信情報の内容は、駅構内情報、発車時刻、駅周辺の情報である。
【選択図】 図1
【解決手段】 ICチップ4を搭載した携帯電話機3を所持したユーザ2が自動改札機5を通過すると、ユーザ2はICチップ4に書込まれた情報に基づいて自動改札機5を入退場することができる。ICチップ4は、自動改札機5の入退場情報の書込タイミングを利用して、ユーザの状況等に応じて携帯電話機3のアプリケーションを起動させる。携帯電話機3のアプリケーションからIPネットワーク網6及びインターネット網7に接続された複数のコンテンツ情報を携帯電話機3へ配信する。配信情報の内容は、駅構内情報、発車時刻、駅周辺の情報である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、特定ユーザの携帯端末に適切な情報を提供する情報提供システムに関し、特に、鉄道機関を利用するユーザの携帯端末に場所・時間・人などの条件に応じて適切な情報を提供する情報提供システムとこのシステムに適用される携帯端末に関する。
近年、殆んどの人が携帯電話機を所持していて、所望のアプリケーションを立ち上げて情報を表示したりサイトから情報を取得したりして情報提供を受けている。また、特定ユーザの携帯電話機に適切な情報を表示したり配信したりする情報提供システムなども知られている。例えば、下記の特許文献1には、ユーザが鉄道機関の自動改札機を通過したときに、そのユーザの携帯電話機に対して適切な情報を配信する情報提供システムの技術が開示されている。この技術は、ユーザが乗車券や定期券などと共に会員カードを自動改札機へ投入したとき、自動改札機がユーザの通行を許可すると会員カードの識別コードを情報配信装置へ送信する。すると、情報配信装置から識別コードのユーザが所持している携帯電話機に対して、商品情報、イベント情報、地域情報などの配信メールを送信する。これによって、会員であるユーザは電車の乗車中に必要な情報を取得することができるので、下車後などにタイムリーに目的の行動を起こすことができる。また、下記の特許文献2には、定期券とプリペードカードを自動改札機に投入すると、両者を関連付けて適切な関連情報(例えば、定期券の下車駅においてそのプリペードカードで利用できる商品情報など)をユーザの携帯電話機へ配信する技術が開示されている。
また、近年では、鉄道機関において、IC(Integrated Circuit:集積回路)チップを埋め込んだ鉄道用ICカードが開発され、『Suica定期券(登録商標)』などと呼ばれるプリペイド型の定期券・乗車券として広く普及し始めている。さらには、このような鉄道用ICカードをクレジットカードに応用するための実用化も行われている。つまり、クレジットカードの機能と鉄道機関の定期券・乗車券などのプリペイド機能が一体化された定期券付きクレジットカードとして開発され、例えば『ビュースイカ定期券(登録商標)』などと呼ばれて普及し始めている。ユーザが、このような『Suica定期券』や『ビュースイカ定期券』と共に所定の会員カードを自動改札機に投入すれば、前述と同様に、ユーザの携帯電話機に対して適切な情報を配信することができる。
特開2004−05242号公報
特開2004−21918号公報
しかしながら、上記従来の情報提供システムは、ユーザが、乗車券や定期券、あるいは鉄道用ICカードや定期券付きクレジットカードなどと共に所定の会員カードを自動改札機へ投入しなければ、ユーザの携帯電話機へ適切な情報を配信することができない。つまり、ユーザが自動改札機を入退場するときに所望の情報を携帯電話機に表示させるためには、少なくとも2枚のカードを自動改札機へ投入しなければならない。つまり、短い時間で自動改札機を通過するユーザにとっては、2枚のカードを同時に扱うことは極めて使い勝手が悪い。また、鉄道用ICカード(例えば、『Suica(登録商標)定期券』)や定期券付きクレジットカード(例えば、『ビュースイカ(登録商標)定期券』)が普及して、そのカードに会員の識別コードを記録することができたとしても、ユーザが所望の情報を表示させるためには少なくとも携帯電話機を所持していなければならない。つまり、ユーザが自動改札機を入退場するときに所望の情報を表示させるためには、最低限、鉄道用ICカードや定期券付きクレジットカードと携帯電話機とが必要である。このように、ユーザが鉄道機関を利用して所望の情報を取得するためには、自動改札機の入退場に必要な鉄道用ICカードとそのときに所望の情報を表示させるための携帯電話機とを所持していなければならないので、ユーザにとっては使い勝手がよくない。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが携帯電話機のみを所持して特定のゲートを通過したら所望の情報を表示できるような情報提供システムを提供することを目的とし、さらに詳しくは、ユーザが携帯電話機のみを所持して鉄道機関の自動改札機を入退場しなら所望の情報を表示できるような情報提供システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために創案されたものであり、請求項1に記載の情報提供システムは、所定の情報が記録されたICチップを搭載した携帯端末と、ICチップに記録されている情報の読み書きを行う読み書き手段とを備え、携帯端末は、ICチップと読み書き手段との交信によってICチップの記録内容が変化したタイミングによって、またはそのタイミングから所定の時間が経過したとき、自己のアプリケーションソフトを立ち上げて所望の報知情報を表示させることを特徴とする。
本発明の情報提供システムによれば、携帯電話機などの携帯端末には所定の情報の記録されたICチップが搭載されているので、その携帯電話機を読み書き手段にかざせば、読み書き手段がICチップに記録されている情報の読み書きを行う。これによって、ICチップに記録されている記録内容が変化するので、ICチップは記録内容の変化のタイミングによって、またはそのタイミングから所定の時間が経過したときに、携帯電話機のアプリケーションソフトを立ち上げて所望の報知情報を表示させることができる。
また、携帯端末は、読み書き手段がICチップに対して情報の書き込みを行う場合と情報の読み出しを行う場合とによって、異なるアプリケーションを立ち上げることを特徴とする。例えば、読み書き手段がICチップに対して金額情報などの書き込みを行ったときは、携帯端末によって該当するアプリケーションソフトを立ち上げてサービスを提供するためのサービス情報を表示させ、読み書き手段がICチップから金額情報などの読み出しを行ったときは、携帯端末の該当するアプリケーションソフトを立ち上げてICチップの残高情報を表示させる。このようにして、ICチップに情報を書き込む場合と読み出す場合とで使用目的が異なっていることを自動的に判断して、それぞれの使用目的に合った情報を携帯端末に表示させることにより、ユーザに対してきめ細かな情報提供サービスを行うことができる。
また、読み書き手段は鉄道機関の自動改札機であり、かつ、ICチップには乗車券情報が記録されており、自動改札機は、携帯端末が自動改札機を通過しようとするとき、ICチップに記録された乗車券情報の正当性に基づいて通過の可否を判定することを特徴とする。つまり、本発明の情報提供システムにおいては、携帯端末に搭載されたICチップに定期券情報を含む乗車券情報が記録されているので、ユーザは、いちいち定期券や乗車券を持ち歩かなくても、携帯端末を自動改札機にかざすだけでその自動改札機を通過することができる。しかも、自動改札機を通過したときに携帯端末に適切な情報を表示させることができる。
また、自動改札機が携帯端末の通過を可としたとき、携帯端末は自己のアプリケーションソフトを立ち上げることを特徴とする。本発明の情報提供システムによれば、携帯端末が自動改札機を通過したときに、ユーザや場所や時間に合わせて適切な情報を携帯端末に表示させることができる。これによって、鉄道機関を利用するユーザの利便性が一段と向上する。
また、携帯端末は、自動改札機への入場と退場とによって異なるアプリケーションソフトを立ち上げることを特徴とする。つまり、自動改札機によって駅構内と街を分けることにより、それぞれの場所にふさわしい情報をユーザに提供することができる。特に、改札口は、時間、場所、向き、個人などを確実に特定できる位置にあるので、このような改札口を境にしてそれぞれの場所にふさわしい情報を提供することにより、ユーザに対してきめ細かな情報提供サービスを行うことができる。
また、携帯端末は、その使用者の属性、使用場所、使用時間、嗜好の内、少なくとも一つの条件に応じて、それぞれ異なるアプリケーションソフトを立ち上げることを特徴とする。つまり、本発明の情報提供システムによれば、ユーザが若い女性であるか年配の男性であるかといった個人の属性や、携帯端末を使用している場所や時間やユーザの好みなどにマッチしたアプリケーションを立ち上げ、それぞれのユーザに最適な情報を携帯端末に表示させることができる。また、コンテンツのアクセス回数、検索内容に関するデータ等の前記アプリケーションの利用履歴を蓄積し、該利用履歴に基づいてアプリケーションを選択して立ち上げることを特徴とする。
また、ICチップを搭載した携帯端末であって、ICチップは、乗車券情報を格納すると共に、その乗車券情報が正当であると読み取られたときに携帯端末のアプリケーションソフトを立ち上げる機能を備えることを特徴とする。つまり、本発明の携帯端末は定期券情報も含む乗車券情報を格納しているので、定期券や乗車券を持ち歩かなくても、携帯端末を自動改札機にかざすだけでその自動改札機を通過することができる。しかも、自動改札機を通過したときに携帯端末に適切な情報を表示させることができる。これによって、鉄道機関を利用するユーザの利便性が一段と向上する。
本発明の情報提供システムによれば、携帯電話機などの携帯端末にICチップが搭載されていて、そのICチップに定期券・乗車券情報が記録されていると共に携帯電話機のアプリケーションを立ち上げる機能が付加されている。したがって、ユーザにとっては、定期券や乗車券を持ち歩かなくても、携帯電話機だけを所持していれば鉄道機関の自動改札機を通過することができるので、定期券を忘れたりするおそれもなくなって通勤時などの行動が極めて便利になる。また、自動改札機を通過すると自動的にまたはユーザの意思によって適切なアプリケーションが立ち上がるので、例えば、自動改札機を出たときにタイムリーに駅及び駅周辺の地図や情報などを取得することができる。また、ユーザが老若男女等さまざまな属性にあっても、それぞれのユーザに適した多彩な情報や広告を取得することもできる。このようにして、簡単な操作で自分の好みやTPO(時間、位置、状態)に合った情報を取得することができるので、極めて便利な情報取得手段を構築することができる。また、ユーザにとっては自分の携帯電話機で改札口を通過できる満足感を味わうこともできる。また、携帯端末からICチップへ電源を供給する構成とすれば、ICチップへ十分な電源を供給して、そのデータ電送に際して十分な出力を得ることができる。
また、情報提供システムの提供者側(鉄道会社側)にとっては、駅の案内情報などは必要に応じてユーザの携帯電話機に表示することができるので、駅係員が列車の時刻、運行情報、道順などの各種案内情報を顧客に伝えることや、顧客の問い合わせ等の応対の頻度も低くなり、駅係員の労働負担が軽減される。また、場合によっては、携帯電話機のユーザから情報提供料などを徴収することにより、対価を得ることができる。また、駅構内における掲示物や電光掲示板の設置を必要最小限にすることができるので、掲示費用をかなり節減することができる。さらには、ユーザの携帯電話機に広告情報を提供することができるので、広告主から相応の広告料を徴収して副収入を得ることもできる。また、携帯電話機によって改札口から駅構内をナビゲーションすることができるので、障害者等に対するバリアフリーの一環として利用することもできる。
さらには、車内の空いた時間帯に顧客が閲覧できるような情報の提供、駅構内で迷ったときに道案内となる情報の提供、あるいは、街中へ出るとの案内情報の提供など、多彩なコンテンツを提供することができるので、顧客へのサービス提供が一段と向上する。また、顧客の登録によってカスタマイズされた情報サービスを提供したり、顧客のコンテキストによって表示内容や表示順序を変更したりするなど、顧客のコンテキストに応じた情報サービスを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明における情報提供システムの実施の形態について詳細に説明するが、まず、本発明における情報提供システムの概要について説明する。なお、以下の説明では、理解を容易にするために、本発明の情報提供システムを鉄道機関で利用する場合について述べる。しかし、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。
本発明の情報提供システムを実現するためには、携帯電話機に対して鉄道用ICチップを搭載する。なお、この鉄道用ICチップは、従来の鉄道用ICカード(例えば、『スイカ(登録商標)定期券』)などと同様に定期券情報やプリペイド型の乗車券情報などが記録されていると共に、自動改札機を通過した情報を書き込んだときに携帯電話のアプリケーションソフトを立ち上げる機能をも備えている。したがって、この携帯電話機を鉄道機関の自動改札機にかざせば改札口を入退場することができると共に、自動改札機を入退場するときに携帯電話機に所望のアプリケーションソフトが立ち上がって情報を表示させることができる。以下、このような鉄道用ICチップを搭載した携帯電話機を『モバイルスイカ(登録商標)』ということがある。
図1は、本発明における情報提供システムの概念図ある。図1に示す情報提供システム1は、鉄道利用者(以下、ユーザと云う)2が所持していて、鉄道用ICチップ(以下、単にICチップと云う)4とアプリケーションソフトとを搭載した携帯電話機3と、鉄道機関に設置された自動改札機(読み書き装置)5と、携帯電話機3の情報キャリアを行うIPネットワーク網6と、IPネットワーク網6に接続されていてコンテンツ8a,8b…8nの配信を行うインターネット網7とを備えた構成となっている。
次に、図1に示す情報提供システム1の動作について説明する。ICチップ4を搭載した携帯電話機3を所持したユーザ2が自動改札機5を通過しようとすると、ユーザ2はICチップ4に書き込まれた定期券情報または乗車券情報に基づいて自動改札機5を入退場することができる。このとき、ICチップ4は、自動改札機5の入退場情報の書き込みを行うと共に、書き込まれた時刻またはその時刻に基づいてタイマ設定したタイミングを利用して、ユーザの状況や意図などに合わせて携帯電話機3のアプリケーションを起動させる。つまり、携帯電話機3を所持したユーザ2が自動改札機5を通過すると、自動改札機5を通過した情報がICチップ4に書き込まれたことにより、ICチップ4に書き込まれた情報、ユーザ2が選択した情報、ユーザ2の携帯電話機3によって取得された情報、及び情報提供システム1を運営する事業者が判断した情報などにより、ユーザ2の携帯電話機3に搭載されたアプリケーションソフトが表示順序や表示方法などを工夫して起動する。
その後、ユーザ2の選択操作により携帯電話機3のアプリケーションが立ち上がって、携帯電話会社のIPネットワーク網6及びインターネット網7に接続された複数のデータベースのコンテンツ8a,8b…8nのうちから、所望の情報が携帯電話機3へ配信される。このときの配信情報の内容は、例えば、地図を含む駅構内情報、駅設備情報、発車時刻、列車編成情報、駅周辺の街の情報、駅ビル情報、広告、天気、クーポン、ニュース、ゲーム、列車運行などの各種情報である。なお、携帯電話機3は、アプリケーションを立ち上げたとき、外部から情報を取得するのではなく、自己があらかじめ保有している情報を表示させることもできる。このような多彩な情報を携帯電話機3へ提供によってユーザの利便性が一段と高まると共に、情報の利用料や広告の提供などによって情報配信事業者の収益にも結びつく。
次に、本発明における情報提供システムについて詳細に説明する。図2は、本発明に適用される携帯電話機に搭載されたICチップの構成図である。図2において、携帯電話機3に搭載されたICチップ4は、図1に示す自動改札機(読み書き装置)5との間で非接触によって無線交信を行うRF(Radio Frequency)回路11と、読み書き可能なメモリであるRAM(Randam Access Memory)12aと読出し専用のメモリであるROM(Read-Only Memory)12bと読出し専用の不揮発性メモリであるEEPROM12cを有するメモリ回路12と、ICチップ4全体の制御を行うCPU13とを備えた構成となっている。また携帯電話機3には、CPU14が設けられ、このCPU14によって制御される読み書き装置15によって前記ICチップ4へのデータの書き込み、および読み出しの制御が行われるようになっている。尚ICチップ4に内蔵されたCPU13は、例えば、自動改札機等の通過に際して、当該自動改札機の読み書き手段との間で直接データを授受する機能を持っている。したがって、例えば、携帯電話機3がバッテリ容量の低下や故障等の情況にあっても、独立して、通常の無電源方式の非接触式ICカードと同様に機能することができる。
次に、図2に示すICチップ4の動作について説明する。メモリ回路12のEEPROM12cには定期券情報などが書き込まれている。したがって、ICチップ4を図1の自動改札機5にかざすと、自動改札機5がICチップ4のRF回路11と無線交信を行い、メモリ回路12のEEPROM12cに書き込まれている定期券情報が自動改札機4によって読み取られ、その定期券情報が正当であれば自動改札機5はユーザ2(つまり、携帯電話機3)の入退場を許可する。また、自動改札機5がユーザ2(携帯電話機3)の入退場を許可すると、CPU13が入退場した時刻をメモリ回路12のRAM12aに書き込む。
このようにして、ICチップ4の記録内容が変化したとき、または記録内容が変化したときから所定の時間が経過したときに、CPU13がICチップ4のメモリ回路12内のROM12bに書き込まれた情報などによって、携帯電話機3に搭載されたアプリケーションソフトを起動させる。これによって、ユーザ2は自動改札機4の入退場時に適切な情報を携帯電話機に表示させることができる。このとき、表示される情報は携帯電話機3自身があらかじめ所持している情報の場合もあるし、インターネット網7を介して外部から取り込んだ情報の場合もある。なお、以下の説明では、ICチップ4の記録内容の変化とは、そのICチップ4に時間や場所や金額などの情報が書き込まれることを云う。
次に、携帯電話機3が自動改札機5を入退場したときにICチップ4の記録内容を変化させて、その携帯電話機3のアプリケーションを立ち上げる方法について具体的に説明する。アプリケーションのプログラムが携帯電話機3のCPUに理解できるコードを持つネイティブアプリケーションを起動させる場合は、次のような手順でアプリケーションを起動させる。(1)携帯電話機3が自動改札機5を通過すると、自動改札機5の読み書き装置が通過時刻をICチップ4のメモリ回路12(RAM12a)に書き込む。(2)次に、OSレベルのアプリケーション(つまり、タイマ起動アプリケーションと同じレベルのアプリケーション)が、ICチップ4におけるメモリ回路12のRAM12aの領域に書き込まれた時刻を監視し、書き込み時間(例えば1、2分)を加算した時間をタイマ設定時間とする。(3)このようにしてICチップ4におけるメモリ回路12のRAM12aに設定されたタイマ設定時間に到達したら、その領域に合ったアプリケーションを起動する。(4)そして、起動したアプリケーションがICチップ4のメモリ内容を読み、ふさわしい情報を携帯電話機3に表示させる。尚、加算される書き込み時間は、例えば、システム無の標準時刻と各携帯電話機3との時刻のずれを加味した時間、自動改札を通過した後、アプリケーションを立ち上げるのに適切な時間を加味して設定される。より具体的には、ICチップ4に記録された定期券情報や乗車券情報から、当該改札口から目的とするプラットホームまでの所要時間、あるいは乗車するまでの時間が推定できるから、改札口を通ってから所定の時間が経過する毎に適切なアプリケーションを立ち上げるようにしても良い。
次に、自動改札機5を通過した時刻を携帯電話機3のメモリに書き込んでアプリケーションを起動させる場合は、次のような手順でアプリケーションを起動させる。(1)携帯電話機3が自動改札機5を通過すると、自動改札機5の読み書き装置が通過時刻をICチップ4のメモリ回路12(RAM12a)に書き込むと同時に携帯電話機3のメモリ(図示せず)にも書き込む。(2)次に、OSレベルのアプリケーション(つまり、タイマ起動アプリケーションと同じレベルのアプリケーション)が、携帯電話機3のメモリ領域に書き込まれた時刻を監視し、書き込み時間(例えば1、2分)を加算した時間をタイマ設定時間とする。(3)このようにして携帯電話機3のメモリ領域に設定されたタイマ設定時間に到達したら、その領域に合ったアプリケーションを起動する。(4)そして、起動したアプリケーションがICチップの内容を読み、ふさわしい情報を携帯電話機3に表示させる。
次に、携帯電話機3が自動改札機5を通過してICチップの記録内容が変化したとき、または、ICチップの記録内容が変化して所定のタイマ設定時間に達したときに、携帯電話機3に立ち上げられるアプリケーションについて説明する。
図3は、ICチップの記録内容が変化したときに、携帯電話機に立ち上げられるコンテキストとコンテンツとの関係を示す概念図である。図3に示すように、ICチップの記録内容が変化したときに最初に表示されるポータルアプリケーションの情報は、ユーザ個人のコンテキストとそれに対応するコンテンツの項目である。ユーザ個人のコンテキストには、自動改札機5を通過した時間や場所(つまり駅名)などと共に、ユーザの年齢、性別、嗜好、住所などの項目が表示される。したがって、コンテキストの中の各項目に対応するデータに基づいて、そのユーザに最適なコンテンツの項目が表示される。これによって、コンテキストの項目によって、ユーザの状態に応じて自動的に、あるいはユーザの意図を反映したコンテンツを携帯電話機3に表示させることができる。
図3は、ICチップの記録内容が変化したときに、携帯電話機に立ち上げられるコンテキストとコンテンツとの関係を示す概念図である。図3に示すように、ICチップの記録内容が変化したときに最初に表示されるポータルアプリケーションの情報は、ユーザ個人のコンテキストとそれに対応するコンテンツの項目である。ユーザ個人のコンテキストには、自動改札機5を通過した時間や場所(つまり駅名)などと共に、ユーザの年齢、性別、嗜好、住所などの項目が表示される。したがって、コンテキストの中の各項目に対応するデータに基づいて、そのユーザに最適なコンテンツの項目が表示される。これによって、コンテキストの項目によって、ユーザの状態に応じて自動的に、あるいはユーザの意図を反映したコンテンツを携帯電話機3に表示させることができる。
例えば、コンテキストの中から、『時間』の項目が選択されていて、自動改札機5を通過した時間が「18時」であると確認された場合、『年齢』の項目について「40歳」、『嗜好』の項目について「酒」というデータが選択(あるいは設定)されると、それに該当するアプリケーションが立ち上がってコンテンツの表示項目として例えば『飲食店情報』が表示される。次に、コンテンツ項目の中の『飲食店情報』の項目をクリックすれば、ユーザが自動改札機5を退場した駅周辺の飲食店の案内情報が表示される。同様にして、ユーザ個人のコンテキスト項目の中から所望の項目を選択すれば、『クーポン』や『占い』などのコンテンツの情報を表示させることができる。なお、『Suica』、駅の『構内地図』、『駅設備』、列車の『運行情報・時刻情報』などのコンテンツは、ユーザ個人のコンテキスト項目を選択しなくても、携帯電話機3が自動改札機5を通過すればそれらのコンテンツの項目は自動的に表示される。したがって、ユーザは、自動改札機5を退場したときに、例えば、『駅設備』の項目をクリックすればその駅の設備(例えば、トイレ)の設置場所を知ることができる。
次に、携帯電話機の使用場所によるコンテンツの分類について説明する。図4は、携帯電話機の使用場所によるコンテンツの分類を示す概念図である。図4に示すように、ホームや電車内はユーザにとって落ち着いた時間帯であるので、『ニュース』や『天気予報』やプリペイド情報の『履歴・残高』などを表示させる。また、自動改札機5から退場するときは、直ぐに行動を起こすための参考になる『駅ビル情報』や『お勧め情報』などを表示させる。さらに、ユーザが改札口を出て街で散策しているときは、『クーポン』、帰りの列車の『運行情報』、列車案内を示す『電光掲示』、商品などの購入金額の『精算機能』などを表示させる。また、街から帰るときに自動改札機5から入場する場合は、駅の『構内情報』や列車の『運行情報』などを表示させる。これによって、ユーザは、それぞれの場所において最適な情報を取得してタイムリーに行動を起こすことができる。
つまり、自動改札機5によって鉄道空間と街を分けることにより、それぞれの場所にふさわしい情報をユーザに提供することができる。特に、改札口は、時間、場所、向き、個人などを確実に特定できる位置にあるので、このような改札口を境にしてそれぞれの場所にふさわしい情報を提供することにより、ユーザに対してきめ細かな情報提供サービスを行うことができる。
図5は、自動改札機の入退場によるアプリケーションの分類を示す概念図である。図5に示すように、例えば、新宿駅の自動改札機を16時20分ごろに退場(OUT)するときは、新宿駅界隈の『周辺地図』、『デパート』、『クーポン』、『おすすめ』などの街中でユーザが必要とする情報を主に携帯電話機3に表示する。また、新宿駅の自動改札機を入場(IN)して帰るときは、『運行情報・時刻情報』などのように乗車に必要な情報を直ちに(つまり、自動改札機を入場したタイミングで)表示すると共に、列車内でゆっくり落ち着いて見たり楽しんだりするための『ゲーム』や『ニュース』などの情報を少し時間遅れをもって表示する。また、退場のときは、すぐに必要なコンテンツと、街で必要なコンテンツとを同時にメニュー形式で表示し、入場のときは、すぐに必要なコンテンツと、ホームや電車内で求められるコンテンツとを同時にメニューとして表示することができる。
つまり、『運行情報・時刻情報』は、直ぐに必要な情報であるので、自動改札機を入場(IN)してICチップの記録内容が変化したら直ちに(遅れ時間ゼロで)表示させる。一方、『ゲーム』や『ニュース』などの情報は、ユーザがホームに着いてから、または列車に乗ってから落ち着いて見たり楽しんだりするために、自動改札機5を入場(IN)してICチップの記録内容が変化してから所定の時間が経過した後に(例えば、2、3分の時間がたってから)表示させる。言い換えれば、『ゲーム』や『ニュース』などの情報は、あらかじめ設定したタイマ設定時間が経過した後に表示させる。このようにして、自動改札機5の入退場に応じて、図5に示すようなアプリケーションのメニューが表示されるので、ユーザは所望のメニューをクリックすることによって所望のコンテンツを表示させることができる。
図6は、電車内におけるアプリケーションの分類を示す概念図である。例えば、20代の女性に対して夕方の16時20分頃に提供する情報としては、一般的な共通情報である『車内広告』、『ニュース』、『クーポン』、『運行情報・時刻情報』など以外に、『お買い物情報』や『お勧め情報』や『行先駅周辺地図』など、20代の女性が好みそうな情報のメニューを表示させる。また、30代の男性に対して夕方の16時24分頃に提供する情報としては、一般的な共通情報以外に、『ゲーム』や『スポーツ』など、30代の男性が好みそうな情報のメニューを表示させる。このようにして、それぞれの年齢層や性別や時間に応じて興味や関心のありそうなコンテンツのメニューを表示させることによって、ユーザに対して関心の高いコンテンツを適切に提供することができる。
図7は、街中におけるアプリケーションの分類を示す概念図である。例えば、20代の女性が街の中を散策しているときに提供する情報としては、一般的な共通情報以外に、『お買い物情報』や『近くのお勧め情報』などのメニューを表示させる。また、30代の男性が街の中を散策しているときに提供する情報としては、一般的な共通情報以外に『ゲーム』や『ワンポイント英会話』や『スポーツ』などのメニューを表示させる。このようにして、それぞれのユーザが街中にいて興味や関心のありそうなコンテンツのメニューを表示させることによって、ユーザに対して関心の高いコンテンツを適切に提供することができる。
図8は、時間帯によるアプリケーションの分類を示す概念図である。例えば、20代の女性に対して朝方に提供する情報としては、一般的な共通情報以外に、『ランチクーポン』や『今日の特売』など昼休み時に必要となりそうな情報のメニューを表示させる。また、20代の女性に対して夕方に提供する情報としては、一般的な共通情報以外に『明日の天気』や『ワンポイント英会話』や『今日の注目テレビ』など帰宅後に必要となりそうな情報のメニューを表示させる。
なお、鉄道機関の自動改札機を境として、ホームや電車内に適したアプリケーションを自動起動するか、街中に適したアプリケーションを自動起動するかの判別は、前述のようにICチップの記録内容の変化を読み取ればよいが、街中の散策中において適切なアプリケーションを自動起動するためには、GPSなどによって携帯電話が位置情報を取得することによって実現することができる。
また、自動改札機を通過する時に半自動によってアプリケーションを起動する場合は、自動改札機5を通過した時点でその自動改札機から携帯電話機に対してメールを送信し、ユーザがメールを立ち上げた場合はブラウザを起動して所望のアプリケーションを立ち上げるようにすることもできる。例えば、自動改札機を退場するときに『この街のイベント情報があります』などというメールを携帯電話機に送信すれば、関心のあるユーザは、そのメールを立ち上げることにより、その街のイベント情報に関するアプリケーションを立ち上げて該当するイベント情報を表示させることができる。なお、メールを送信する時に簡単なコンテンツ(例えば、広告など)を添付して送信してもよい。その他、ユーザ動作による半自動起動としては、赤外線起動によってICチップを反応させてアプリケーションを起動させることもできる。なお、赤外線起動とは、携帯電話機が電源ONのときに、vTriggerオブジェクトと呼ばれる特定の形式のデータを携帯電話機に送信して待ち受け状態からアプリケーションを起動させることを云う。また、手動起動を行う場合は、通常の携帯電話機で行われているような起動方法、ボタンの長押、タイマ起動などによって行えばよい。
以上説明したように、本発明の情報提供システムは、ICチップを搭載した携帯電話機(モバイルスイカ)が自動改札機を通過すると、ICチップの記録内容が変化して(つまり、フラグが立って)適切なアプリケーションを立ち上げる。例えば、モバイルスイカが自動改札機へ入場したら、直ちに発車時刻や発車番線を表示する電光掲示板のアプリケーションを立ち上げ、自動改札機より退場したら1、2分して駅周辺の地図やお勧めスポットを表示するアプリケーションを立ち上げる。このとき、携帯電話機自身に内蔵されているアプリケーションを立ち上げることもできるし、特定のWebページに接続してアプリケーションを立ち上がることもできる。
また、自動改札機の通過によって、直ちに所望のアプリケーション自体が立ち上げるのではなく、アプリケーションのメニュー(あるいはWebページのリスト)を表示させることもできる。つまり、自動改札機を通過すると、最初に情報メニューを表示させるためのアプリケーションが立ち上がって、その中から所望の情報メニューを選択すると対応するアプリケーションが立ち上がって所望の情報を表示させるという手順を踏むこともできる。
また、アプリケーションを立ち上げる場合は、時間帯に応じて最適なアプリケーションを自動的に立ち上げることもできる。例えば、通勤時間帯には時刻表示やニュースなどを自動的に表示させ、昼間の時間帯には買物情報の公告などを自動的に表示させ、夕方の時間帯は食事の広告やホテルの広告などを自動的に表示させ、さらに終電間際の時間帯には電車の乗り継ぎ駅の時刻表などを自動的に表示させるようにすることもできる。また、自動改札機へ入場するときは、時刻表示、番線案内、構内地図など駅構内で必要な情報を表示させるアプリケーションを主体的に起動させ、自動改札機から退場するときは駅周辺の地図、広告類、バス、タクシー乗り場案内などを表示させるアプリケーションを主体的に起動させることもできる。
また、自動改札機を通過してICチップの記録内容が変化した直後に立ち上がるアプリケーションと、ICチップの記録内容が変化してから所定の時間が経過した後に立ち上がるアプリケーションとがある。つまり、列車の番線や駅の構内地図などを表示させるアプリケーションは自動改札機へ入場した直後に立ち上げる必要があるが、ニュースのサイトへの接続などは、入場してから2〜3分後(つまり、ユーザがプラットホームで電車を待っているタイミング)にアプリケーションを立ち上げるというように、自動改札機へ入場してからタイムラグをもってアプリケーションを立ち上げる。この場合は、自動改札機の入退場直後に、「ありがとうございます」と表示させるアプリケーションをタイムラグゼロで立ち上げることによって、ユーザに対して空白時間帯を作らない配慮をすることもできる。
また、自動改札機を通過できる携帯電話機は、ICチップに定期券情報や指定券情報などが記録されているので、自動改札機へ入場した時刻からその列車が目的駅へ到着する時刻が予想でき、かつ自動改札機より退場した時刻から街中を散策する時刻が予測できるので、それぞれの情況に応じて、列車の到着時刻を表示したり、降車駅が近づいていることを知らせるアラームを報知したり、街中情報を表示したりするアプリケーションを立ち上げることもできる。また、車内での暇つぶしのために広告情報を表示することもできる。
また、ICチップの記録内容を変化させるトリガとして、待時間ゼロを含む所定の待時間後に特定のアプリケーションを立ち上げる機能を実現させるために、携帯電話機などのスケジュール管理機能を利用してもよい。なお、スケジュール管理機能とは、予め設定された時刻になるとアラームが鳴って、予定している内容のテキストや予定内容を示すアイコンを表示するアプリケーションが自動的に立ち上がる機能である。したがって、自動改札機に入場したら、その30秒後の時刻に所定のアプリケーション(例えば、情報表示のメニュー)を立ち上げるスケジュール管理機能が携帯電話機に自動セットすれば、自動改札機を通過してから所定の時刻(例えば、2、3分後)になると、所定のアプリケーションを立ち上げることができる。このようなスケジュール管理機能によって、ユーザは、自動改札機への入場時にはホームに着いた時点でニュースを立ち上げることもできるし、退場時には駅構内から出た時点で周辺地図を立ち上げることもできる。
なお、鉄道会社が各種の情報を携帯電話機へ提供する場合は、各種の団体や会社などと提携する必要がある、例えば、ニュースなどは新聞社やテレビ局と提携し、クーポンなどは旅行会社や情報提供会社などと提携する必要がある。コラムや人気作家のエッセイなどは出版会社などと提携する必要がある。また、行政情報や行政案内は市町村役場と連携して情報を提供する必要がある。なお、時刻情報、運行遅延情報、駅設備、駅ビル、駅内の店舗案内、構内地図、トイレの場所、各ホームの位置、及びお勧め情報などの各種情報は、鉄道会社が独自に作成した情報を提供することができる。また、ゲームなどの情報は毎月違ったゲームを提供することが望ましい。
以上述べた実施の形態は、鉄道会社が、ICチップを搭載した携帯電話機と自動改札機とを用いて情報提供システムを構築した場合を例にして説明したが、本発明の情報提供システムはこれに限定されるものではない。つまり、本発明の情報提供システムを実現するためには、所定の情報が記録されたICチップを搭載した携帯端末と、ICチップに記録されている情報の読み書きを行う読み書き手段とを備える必要がある。このような構成にすれば、携帯端末は、ICチップと読み書き手段との交信によってICチップの記録内容が変化したタイミングによって、またはそのタイミングから所定の時間が経過したときに、自己のアプリケーションソフトを立ち上げて所望の報知情報を表示させることができる。
1 情報提供システム
2 鉄道利用者(ユーザ)
3 携帯電話機
4 ICチップ
5 自動改札機
6 IPネットワーク
7 インターネット網
8a、8b…8n コンテンツ
11 RF回路
12 メモリ回路
12a RAM
12b ROM
12c EEPROM
13 CPU
2 鉄道利用者(ユーザ)
3 携帯電話機
4 ICチップ
5 自動改札機
6 IPネットワーク
7 インターネット網
8a、8b…8n コンテンツ
11 RF回路
12 メモリ回路
12a RAM
12b ROM
12c EEPROM
13 CPU
Claims (9)
- 所定の情報が記録されたICチップを搭載した携帯端末と、
前記ICチップに記録されている情報の読み書きを行う読み書き手段とを備え、
前記携帯端末は、
前記ICチップと前記読み書き手段との交信によって該ICチップの記録内容が変化したタイミングによって、または前記タイミングから所定の時間が経過したことを条件として、自己のアプリケーションソフトを立ち上げることを特徴とする情報提供システム。 - 前記携帯端末は、前記読み書き手段が前記ICチップに対して情報の書き込みを行う場合と情報の読み出しを行う場合とによって、異なるアプリケーションを立ち上げることを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
- 前記読み書き手段は鉄道機関の自動改札機であり、かつ、前記ICチップには乗車券情報が記録されており、
前記自動改札機は、前記携帯端末が該自動改札機を通過しようとする場合に、前記ICチップに記録された乗車券情報の正当性に基づいて通過の可否を判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報提供システム。 - 前記自動改札機が前記携帯端末の通過を許可した場合に、該携帯端末が自己のアプリケーションソフトを立ち上げることを特徴とする請求項3に記載の情報提供システム。
- 前記携帯端末は、前記自動改札機への入場と退場とによって異なるアプリケーションソフトを立ち上げることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の情報提供システム。
- 前記携帯端末は、その使用者の属性、使用場所、使用時間、嗜好の内、少なくとも一つの条件に応じて、それぞれ異なるアプリケーションソフトを立ち上げることを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れかに記載の情報提供システム。
- 前記携帯端末は、前記アプリケーションの利用履歴を蓄積し、該利用履歴に基づいてアプリケーション、およびアプリケーション内のコンテンツを選択して立ち上げることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の情報提供システム。
- 前記利用履歴は、コンテンツのアクセス回数、検索内容に関するデータであることを特徴とする請求項7に記載の情報提供システム。
- ICチップを搭載した携帯端末であって、
前記ICチップは、
乗車券情報を格納すると共に、該乗車券情報が正当であると読み取られたときに前記携帯端末のアプリケーションソフトを立ち上げる機能を備える
ことを特徴とする携帯端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004051876A JP2005242686A (ja) | 2004-02-26 | 2004-02-26 | 情報提供システム、および携帯端末 |
Applications Claiming Priority (1)
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