JP2011145834A - 旅行情報提供装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、旅行者が携帯する情報端末からの要求や位置情報に依存することなく、旅行中の旅行者へ有用な情報を提供可能にすることを課題とする。
【解決手段】本発明は、旅行者の属性に関する情報を記憶する旅行者情報記憶手段と、旅行者の旅程に関する情報を記憶する旅程記憶手段と、観光スポットに関する情報を記憶するスポット情報記憶手段と、旅程記憶手段に記憶された情報と現在の日時とを比較して旅行者の現在位置を予測する現在位置予測手段と、予測された現在位置を含む地域の観光スポットをスポット情報記憶手段から抽出する周辺スポット抽出手段と、抽出された観光スポットの中から旅行者の属性と適合する属性を持つ観光スポットを選出する推奨スポット選出手段と、推奨スポット選出手段により選出された観光スポットの情報を旅行者の情報端末へ送信する情報送信手段と、を備える。
【選択図】図9
【解決手段】本発明は、旅行者の属性に関する情報を記憶する旅行者情報記憶手段と、旅行者の旅程に関する情報を記憶する旅程記憶手段と、観光スポットに関する情報を記憶するスポット情報記憶手段と、旅程記憶手段に記憶された情報と現在の日時とを比較して旅行者の現在位置を予測する現在位置予測手段と、予測された現在位置を含む地域の観光スポットをスポット情報記憶手段から抽出する周辺スポット抽出手段と、抽出された観光スポットの中から旅行者の属性と適合する属性を持つ観光スポットを選出する推奨スポット選出手段と、推奨スポット選出手段により選出された観光スポットの情報を旅行者の情報端末へ送信する情報送信手段と、を備える。
【選択図】図9
Description
本発明は、旅行中の旅行者へ情報を提供する旅行情報提供装置に関する。
旅行者が携帯する情報端末からの要求を受けて旅先の地域情報を情報端末へ提供する方法(たとえば、特許文献1を参照)や、旅行者が携帯する情報端末が発信する位置情報に応じて旅先の地域情報を情報端末へ提供する方法(たとえば、特許文献2を参照)などが知られている。
ところで、旅行者が旅先において情報端末に要求を入力するのは面倒である。また、旅行者が携帯する情報端末が位置情報の発信機能を有していない場合には情報を受け取れないという問題もある。
本発明の目的は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、旅行者が携帯する情報端末からの要求や位置情報に依存することなく、旅行中の旅行者へ有用な情報を提供可能な技術の提供にある。
本発明は、上記した課題を解決するために、海外旅行中の旅行者が携帯する情報端末へ情報を送信する情報提供装置であって、予め定められた旅程から旅行者の現在位置を予測し、予測された現在位置及びその周辺において旅行者の属性にマッチした情報を選出して前記情報端末へ送信するようにした。
詳細には、本発明は、海外旅行中の旅行者が携帯する情報端末へ情報を提供する旅行情報提供装置であって、
旅行者の属性に関する情報を記憶する旅行者情報記憶手段と、
旅行中に旅行者が経由するランドマークの位置を識別する情報、及びランドマークの発着予定日時に関する情報を記憶する旅程記憶手段と、
旅行先に存在する施設又はイベント開催地の少なくとも一方を含む観光スポットの属性に関する情報を記憶するスポット情報記憶手段と、
前記旅程記憶手段に記憶された情報と現在の日時とを比較して旅行者の現在位置を予測する現在位置予測手段と、
前記現在位置予測手段により予測された現在位置を含む地域の観光スポットを前記スポット情報記憶手段から抽出する周辺スポット抽出手段と、
前記周辺スポット抽出手段により抽出された観光スポットの中から、前記旅行者情報記憶手段に記憶された旅行者の属性と適合する属性を持つ観光スポットを選出する推奨スポット選出手段と、
前記推奨スポット選出手段により選出された観光スポットの情報を旅行者の情報端末へ送信する情報送信手段と、
を備えるようにした。
旅行者の属性に関する情報を記憶する旅行者情報記憶手段と、
旅行中に旅行者が経由するランドマークの位置を識別する情報、及びランドマークの発着予定日時に関する情報を記憶する旅程記憶手段と、
旅行先に存在する施設又はイベント開催地の少なくとも一方を含む観光スポットの属性に関する情報を記憶するスポット情報記憶手段と、
前記旅程記憶手段に記憶された情報と現在の日時とを比較して旅行者の現在位置を予測する現在位置予測手段と、
前記現在位置予測手段により予測された現在位置を含む地域の観光スポットを前記スポット情報記憶手段から抽出する周辺スポット抽出手段と、
前記周辺スポット抽出手段により抽出された観光スポットの中から、前記旅行者情報記憶手段に記憶された旅行者の属性と適合する属性を持つ観光スポットを選出する推奨スポット選出手段と、
前記推奨スポット選出手段により選出された観光スポットの情報を旅行者の情報端末へ送信する情報送信手段と、
を備えるようにした。
このように構成された発明によれば、旅行者の情報端末が位置情報の発信機能を有していない場合であっても、旅行者の現在位置を特定することができる。さらに、旅行者の現在位置周辺に存在する観光スポットのうち旅行者の属性に見合った観光スポットの情報のみが旅行者へ提供されるため、旅行者が膨大な情報の中から自身の属性に見合った情報を選び出す手間を省くこともできる。その結果、旅行者は、旅行先において煩雑な操作や手続を行うことなく、有用な情報を入手することができる。
なお、旅行者が観光スポットに関する情報提供を希望するか否かの識別情報を予め旅行者情報記憶手段に記憶しておき、旅行者が観光スポットに関する情報提供を希望する場合のみ、情報提供装置から旅行者の情報端末へ観光スポットに関する情報が提供されるようにしてもよい。旅行者が観光スポットに関する情報提供を希望していない場合には、情報送信手段は、現在位置から次のランドマークへの移動方法を示す情報を情報端末へ送信してもよい。
また、旅行者が現在位置周辺に存在する全ての観光スポットの情報を希望しているか、或いは旅行者の属性にマッチした観光スポットの情報のみを希望しているか、を識別する情報を予め旅行者情報記憶手段に記憶しておき、旅行者が希望する方法で情報が提供されてもよい。なお、情報提供方法の選択は、情報端末から送信される情報によって逐次変更されるようにしてもよい。
次に、本発明において、旅程記憶手段は、旅行中に旅行者が経由するランドマークの位置識別情報とランドマークの発着予定日時とを旅行者の識別情報に関連づけて記憶する旅程テーブルと、
旅行者がランドマーク間を移動する際に利用可能な交通機関の移動速度に相関する物理量(たとえば、時間と移動距離との関係)を記憶する移動時間テーブルと、
を含み、
前記現在位置予測手段は、現在日時と前記旅程テーブルに記憶された発着予定日時とを比較して旅行者が何れのランドマーク間を移動中であるかを判別する判別部と、
前記判別部により判別されたランドマーク間における旅行者の移動速度を前記移動時間テーブルから読み出す読出部と、
前記読出部により読み出された移動速度、旅行者が直前に出発したランドマークの出発予定日時、及び現在日時をパラメータとして、旅行者の現在位置を演算する演算部と、
を含むようにしてもよい。
旅行者がランドマーク間を移動する際に利用可能な交通機関の移動速度に相関する物理量(たとえば、時間と移動距離との関係)を記憶する移動時間テーブルと、
を含み、
前記現在位置予測手段は、現在日時と前記旅程テーブルに記憶された発着予定日時とを比較して旅行者が何れのランドマーク間を移動中であるかを判別する判別部と、
前記判別部により判別されたランドマーク間における旅行者の移動速度を前記移動時間テーブルから読み出す読出部と、
前記読出部により読み出された移動速度、旅行者が直前に出発したランドマークの出発予定日時、及び現在日時をパラメータとして、旅行者の現在位置を演算する演算部と、
を含むようにしてもよい。
このような構成によれば、旅行者の情報端末から位置情報を入手することができない場合であっても、旅行者の現在位置を予測することが可能となる。
なお、旅行者が利用可能な交通機関(移動手段)が複数ある場合は、複数の交通機関のうち、移動速度が最も速い交通機関を利用した場合を想定して現在位置を予測するようにしてもよい。その場合、旅行者が既に通過した地域の情報が提供される事態を可能な限り回避することができる。その結果、旅行者が行程を戻る事態、旅行者が観光スポットを訪れることを諦める事態などが回避され、サービス性が向上する。
本発明において、旅行者情報記憶手段は、旅行者の性別を識別する情報、旅行者の年齢を識別する情報、同行者を識別する情報、及び、旅行者に対する同行者の関係を識別する情報を記憶する旅行者情報テーブルと、
同行者の性別を識別する情報、及び同行者の年齢を識別する情報を記憶する同行者情報テーブルと、
を含み、
前記スポット情報記憶手段に記憶される属性情報は、観光スポットの位置を識別する情報と、観光スポットがターゲットにしている顧客の性別を識別する情報と、観光スポットがターゲットにしている顧客の年齢を識別する情報と、
を含み、
前記推奨スポット選出手段は、前記旅行者情報テーブルに記憶された情報から旅行者及び同行者のリーダーを識別する情報を抽出するリーダー情報抽出部と、
前記周辺スポット選出手段により選出された観光スポットの中から、前記リーダー情報抽出部により抽出されたリーダーの属性情報と適合する属性情報が最も多い観光スポットを選出する選出部と、
を含むようにしてもよい。
同行者の性別を識別する情報、及び同行者の年齢を識別する情報を記憶する同行者情報テーブルと、
を含み、
前記スポット情報記憶手段に記憶される属性情報は、観光スポットの位置を識別する情報と、観光スポットがターゲットにしている顧客の性別を識別する情報と、観光スポットがターゲットにしている顧客の年齢を識別する情報と、
を含み、
前記推奨スポット選出手段は、前記旅行者情報テーブルに記憶された情報から旅行者及び同行者のリーダーを識別する情報を抽出するリーダー情報抽出部と、
前記周辺スポット選出手段により選出された観光スポットの中から、前記リーダー情報抽出部により抽出されたリーダーの属性情報と適合する属性情報が最も多い観光スポットを選出する選出部と、
を含むようにしてもよい。
ここでいう「リーダー」とは、旅行者及び同行者を含むグループにおいて、観光スポットの選択権が相対的に強い者を示す。旅行者に同行者がいる場合は、旅行者の意向によって観光スポットが選択されるとは限らない。これに対し、本発明は、観光スポットを選択する際に、グループ内の何れの者の意向が反映され易いかについて、旅行者と同行者の関係の種類別に統計しておき、その統計結果(経験則)に従ってグループのリーダーを定めてもよい。
このような構成によれば、旅行者に同行者が伴うグループについても、グループが立ち寄る可能性の高い観光スポットの情報を提供することができる。なお、グループのリーダーは、旅行契約時に旅行者又は同行者から与えられる情報に基づいて定められてもよい。また、旅行の契約手続を行った代表者がリーダーに定められるようにしてもよい。
本発明において、前記スポット情報記憶手段に記憶される属性情報には、観光スポットと提携又は協賛する企業の識別情報と、観光スポットの顧客に対して提携企業又は協賛企業が実施しているキャンペーンに関する情報(たとえば、割引情報やポイント増量情報など)と、が含まれ、
前記情報送信手段から旅行者の情報端末へ送信される情報には、前記推奨スポット選出手段により選出された観光スポットにおいて実施されているキャンペーン情報が含まれるようにしてもよい。
前記情報送信手段から旅行者の情報端末へ送信される情報には、前記推奨スポット選出手段により選出された観光スポットにおいて実施されているキャンペーン情報が含まれるようにしてもよい。
このような構成によれば、旅行者が観光スポットを訪れる可能性を高めることができる。さらに、旅行者が観光スポットを訪れた場合には、旅行者がキャンペーンによるサービスを受けることができるとともに、提携企業又は協賛企業も宣伝効果などの利益を受けることができる。
本発明において、情報送信手段は、旅行者が滞在する観光スポットの場所(現在位置)から次のランドマークへの移動方法を示す情報である誘導情報を旅行者の情報端末へ送信するようにしてもよい。
この構成によれば、旅行者が旅程に含まれていない観光スポットを訪れた場合であっても、旅行者が自ら移動方法を調べる手間を省くことができる。
なお、スポット情報記憶手段に記憶される属性情報には、顧客が観光スポットに滞在した時間の平均値である平均滞在時間と、顧客の属性に応じた平均滞在時間の補正値と、が含まれ、
情報送信手段は、前記推奨スポット選出手段により選出された観光スポットの平均滞在時間と旅行者の属性に適合する補正値とを前記スポット情報記憶手段から読み出し、それら平均滞在時間と補正値とを加算して旅行者の推定滞在時間を算出し、算出された推定滞在時間が経過した時点で誘導情報を送信するようにしてもよい。
情報送信手段は、前記推奨スポット選出手段により選出された観光スポットの平均滞在時間と旅行者の属性に適合する補正値とを前記スポット情報記憶手段から読み出し、それら平均滞在時間と補正値とを加算して旅行者の推定滞在時間を算出し、算出された推定滞在時間が経過した時点で誘導情報を送信するようにしてもよい。
このような構成によれば、旅行者が移動方法を調べる手間が省けるとともに、観光スポットから次のランドマークへ出発する時刻を計算する手間なども省ける。さらに、観光スポットを訪れた後の旅程を消化することができなくなる事態も回避することができる。
本発明において、情報送信手段は、推奨スポット選出手段により選出された観光スポットの情報を旅行者の情報端末へ送信する際に、現在位置から観光スポットへ移動する方法と、観光スポットの予約方法と、観光スポットの利用料金の決済方法と、現在位置から次のランドマークへ移動する方法と、の少なくとも1つの情報を付加して送信するようにしてもよい。
このような方法によれば、観光スポットを利用する際に事前の予約が必要な場合、観光スポットが有料である場合などに、それらの予約方法や決済方法を旅行者自らが調べる手間を省くことができる。なお、観光スポットの予約方法や利用料の決済方法などを示す情報には、旅行提供者が代行して手続する方法が含まれるようにしてもよい。その場合、旅行者が自ら予約手続や決済手続を行うことなく、観光スポットを利用することが可能になる。また、現在位置からランドマークへ移動する方法に関する情報が情報端末へ送信されると、旅行者が観光スポットに立ち寄らない場合においても旅行者が最適な移動方法を知ることができるとともに、移動方法を間違える事態や次のランドマークへ旅程通りに辿り着けない事態などを回避することができる。
本発明において、スポット情報記憶手段に記憶される属性情報には、観光スポットを既に利用した旅行者から収集された評価情報が含まれ、
情報送信手段は、前記推奨スポット選出手段により選出された観光スポットの情報を旅行者の情報端末へ送信する際に、前記評価情報も送信するようにしてもよい。
情報送信手段は、前記推奨スポット選出手段により選出された観光スポットの情報を旅行者の情報端末へ送信する際に、前記評価情報も送信するようにしてもよい。
このような構成によれば、旅行者は、観光スポットへ立ち寄るか否かを判断する際に、評価情報を参考にすることができる。その結果、旅行者は、観光スポットが自身の嗜好に合うか否かについてより正確に判断することが可能になる。
本発明は、上記手段の少なくとも一部を有する装置として捉えても良いし、上記処理の少なくとも一部を含む情報処理方法、又はかかる方法を実現するためのプログラムやそのプログラムを記録した記録媒体として捉えることもできる。なお、上記手段及び処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
本発明によれば、旅行者が携帯する情報端末からの要求や位置情報に依存することなく、旅行中の旅行者へ有用な情報を提供することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。先ず、本発明の旅行情報提供装置を適用するシステムの全体構成について図1に基づいて説明する。
<全体構成>
図1は、本発明を適用するシステムの全体構成を示す図である。図1に示すシステムは、ネットワーク1を介して相互に通信可能な旅行情報提供装置2と情報端末3とデータベース4とを備えている。
図1は、本発明を適用するシステムの全体構成を示す図である。図1に示すシステムは、ネットワーク1を介して相互に通信可能な旅行情報提供装置2と情報端末3とデータベース4とを備えている。
情報端末3は、海外旅行中の旅行者が携帯するユーザ端末である。情報端末3は、ネットワーク1に接続された無線基地局と無線通信回線を確立することによりネットワーク1にアクセスする一般的な通信機能と、提供されたデータに基づく画面を表示及び操作することができる一般的なユーザインタフェース機能とを有するものであればよく、本発明は情報端末3のハードウェア構成及び機能構成を限定するものではない。なお、このような情報端末3としては、携帯電話や携帯型情報端末などを例示することができる。
旅行情報提供装置2は、旅行代理店、或いは旅行代理店と提携したインターネットプロバイダーにより管理される端末であり、各旅行者の属性情報や旅程に関する情報などを記憶する機能、各旅行者の現在位置を予測する機能、各旅行者の現在位置に応じた旅行情報を作成する機能、旅行情報をネットワーク1を介して情報端末3へ送信する機能などを有する装置である。旅行情報提供装置2は、たとえば、CPU、RAM、ROM、記憶装置(たとえば、ハードディスク)、及び通信装置を備えたコンピュータシステムにより実現される。
データベース4は、旅行代理店やクレジットカード会社などが管理するデータベースである。旅行代理店が管理するデータベース4には、旅行者の旅程に関する情報が旅行者の識別情報と関連づけて記憶されるとともに、海外各地のお奨め情報やキャンペーン情報などが地域別に記憶されている。クレジットカード会社が管理するデータベース4には、各旅行者の属性に関する情報が旅行者の識別情報と関連づけて記憶されている。
なお、旅行代理店が管理するデータベース4、及びクレジットカード会社が管理するデータベース4は、インターネットなどのオープンネットワークを介して旅行情報提供装置2と接続されてもよいが、クローズドネットワークを介して旅行情報提供装置2と接続されることが好ましい。
<旅行情報提供装置の構成>
次に、旅行情報提供装置2の構成について図2乃至図8に基づいて説明する。図2は、旅行情報提供装置2の構成を示す概念図である。図2において、旅行情報提供装置2は、記憶部20と制御部21とを備えている。記憶部20は、たとえば、ハードディスクで構成され、制御部21が各種処理を実行する際に利用するデータや制御部21が実行するためのアプリケーションプログラムなどを記憶する。制御部21は、CPU(Central Processing Unit)などの1つ又は複数のプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM
(Random Access Memory)、インターフェース回路などによって構成される。通信部22は、ネットワーク1に接続され、情報端末3との通信や、データベース4との通信を実現する。
次に、旅行情報提供装置2の構成について図2乃至図8に基づいて説明する。図2は、旅行情報提供装置2の構成を示す概念図である。図2において、旅行情報提供装置2は、記憶部20と制御部21とを備えている。記憶部20は、たとえば、ハードディスクで構成され、制御部21が各種処理を実行する際に利用するデータや制御部21が実行するためのアプリケーションプログラムなどを記憶する。制御部21は、CPU(Central Processing Unit)などの1つ又は複数のプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM
(Random Access Memory)、インターフェース回路などによって構成される。通信部22は、ネットワーク1に接続され、情報端末3との通信や、データベース4との通信を実現する。
(1)記憶部20の構成
記憶部200には、旅行者情報DB200、スポット情報DB201、旅程DB202、現在位置DB203などの各種データベースが記憶される。
記憶部200には、旅行者情報DB200、スポット情報DB201、旅程DB202、現在位置DB203などの各種データベースが記憶される。
旅行者情報DB200は、個々の旅行者に対応した個人情報テーブルを記憶している。個人情報テーブルは、図3に示すように、旅行者の「氏名」、「個人ID」、「年齢」、「性別」、「代表者情報」、「旅行人数」、「血縁ID」、「友人ID」、「住所」、「電話番号」、「メールアドレス」、「旅行予約状況」、「旅行開始日時」、「旅行終了日時」、「旅行予約ID」、「同行者ID」、「過去旅行ID」、「過去旅行の同行者ID」などが記憶される。
「代表者情報」は、旅行者が旅行者及び同行者を含む旅行グループの代表者であるか否かを識別する情報であり、旅行者が代表者である場合には「1」が記憶され、旅行者が代表者ではない場合には「0」が記憶される。なお、旅行者が単独で旅行する場合には、代表者情報の値は「1」に設定される。
「血縁ID」は、旅行者の血縁者を識別する情報である。友人IDは、代表者の友人を識別する情報である。なお、図3に示す例では、友人IDは、未登録であるため、「null」が記憶されている。
「旅行予約ID」は、旅行中又は旅行前の旅行であって、予約済みの旅行を識別するIDである。「同行者ID」は、旅行予約IDにより識別される旅行において、旅行者と同行する者を識別するIDである。なお、図3では、旅行者の同行者が血縁者である例を示している。
「過去旅行ID」は、旅行者が過去に予約した旅行を識別するIDである。図3に示す例では、旅行者が過去に2回の旅行を予約しているので、過去旅行aのIDと過去旅行bのIDが記憶されている。
このように構成される個人情報テーブルは、旅行者が旅行の予約を行ったときに旅行情報提供装置2のオペレータが作成してもよく、旅行の予約を受け付けた旅行代理店が管理するデータベース4から提供されてもよく、或いは旅行者が旅行の決済を行ったときに使用したクレジットカードの会社により管理されるデータベース4から提供されるようにしてもよい。なお、上記した個人情報テーブルは、旅行者の各同行者についても作成されるものとする。
次に、スポット情報DB201は、各国の各地域に存在する観光施設又は各地域で開催されるイベントの少なくとも一方を含む観光スポットの識別情報と、観光スポットの位置(観光施設の位置又はイベントの開催位置)を示す情報(緯度、経度)と、を関連づけて記憶する地図情報テーブルが記憶されている。
また、スポット情報DB201には、観光スポット毎に観光スポットの属性情報を記憶したスポット情報テーブルも記憶されている。スポット情報テーブルは、たとえば、図4に示すように、「スポットID」、「スポット名称」、「緯度・経度」、「施設ジャンル」、「提携企業」、「キャンペーンID」、「平均消費金額」、「ターゲット性別」、「ターゲット年齢」、「ターゲット顧客」、「使用言語」、「平均滞在時間」、「年齢及び性別による時間変化」、「人数による時間変化」、「危険フラグ」、「今後の危険可能性」、「危険開始日時」、などが記憶されている。
「緯度・経度」は、観光スポットの位置(施設の位置、又はイベントの開催場所)を示す情報である。「ジャンル」は、観光スポットのジャンルを示す情報である。図4では、観光スポットが土産店である例を示している。
「提携企業」は、観光スポットと提携している企業又は観光スポットに協賛している企
業の名称を示す情報である。「キャンペーンID」は、上記した提携企業又は協賛企業が観光スポットにおいて実施しているキャンペーン(たとえば、割引情報やポイント増量情報など)の識別情報である。
業の名称を示す情報である。「キャンペーンID」は、上記した提携企業又は協賛企業が観光スポットにおいて実施しているキャンペーン(たとえば、割引情報やポイント増量情報など)の識別情報である。
「平均消費金額」は、旅行者が観光スポットにおいて消費する金額の平均値を示す情報である。なお、観光スポットが商業施設ではない場合は、平均消費金額の代わりに施設利用料(たとえば、入場料や鑑賞料)が記憶されてもよい。
「ターゲット性別」は、観光スポットが主な顧客対象とする旅行者の性別を示す情報である。「ターゲット年齢」は、観光スポットが主な顧客対象とする旅行者の年齢(或いは、年代)を示す情報である。「ターゲット顧客」は、観光スポットが主な顧客対象とする旅行者の国籍を示す情報である。
「平均滞在時間」は、旅行者が観光スポットに滞在する時間の平均値(分)を示す情報である。「年齢及び性別による時間変化」は、旅行者の年齢及び性別による滞在時間のばらつきを補正するための補正値を示す情報である。図4に示す例では、たとえば、F1が10代以下の女性を示し、F2が20代女性を示し、F3が30代女性を示し、F4が40代以上の女性を示している。また、M1が10代以下の男性を示し、M2が20代男性を示し、M3が30代男性を示し、M4が40代以上の男性を示している。「人数による時間変化」は、旅行者及び同行者を含むグループの人数による滞在時間のばらつきを補正するための補正値を示す情報である。図4に示す例では、性別及び年齢に応じて異なる補正値が記憶されている。なお、上記した補正値は、あくまで一例であり、運用時の適合作業によって適宜変更されてもよいことは勿論である。
「危険フラグ」は、観光スポットの危険度を示す情報である。ここでいう危険とは、治安低下や災害などによる危険のみならず、観光スポットのサービス(相場に対する売値の高低や為替レートの高低など)の低下による危険も含まれる。危険度は、サービス低下よりも治安低下の方が高く格付けされるものとする。また、観光スポットに危険がない場合は、危険フラグの値が「0」に設定される。
観光スポットの治安や災害に関する情報は、各国の大使館などの公的機関から提供されてもよい。観光スポットのサービスに関する情報は、観光スポットを既に利用した旅行者から投稿されてもよい。
「今後の危険可能性」は、観光スポットの近隣において事件、事故、災害が発生した場合等において、それらの影響が観光スポット近隣に及ぶ可能性が高いほど高く格付けされる情報である。「危険開始日時」は、既に発生した事件、事故、災害などの発生日時を示す情報である。
図4に示した例では、1つの施設を1つの観光スポットとして捉える例について述べたが、複数の施設が密集している場合には、密集した区域を1つの観光スポットとして捉えてもよい。その場合、スポット情報テーブルの「施設名」には、図5に示すように、複数の施設が密集した区域(地区や道路)の名称が記憶されるようにしてもよい。
また、旅程DB202は、旅行中の旅行者又は旅行グループが経由するランドマークの位置識別情報と各ランドマークの発着予定日時とを記憶する旅程テーブル、旅行者がランドマーク間を移動する所要時間を記憶する移動時間テーブル、危険情報テーブルなどを記憶している。
旅程テーブルは、旅行者毎又は旅行グループ毎に作成されるテーブルであり、旅行ID
によって旅行者又は旅行グループに関連づけられている。図6は、旅程テーブルの一例を示す図である。図6に示す旅程テーブルには、各ランドマークの「発着予定日時」と「位置(緯度・経度)」が時系列に記憶される。
によって旅行者又は旅行グループに関連づけられている。図6は、旅程テーブルの一例を示す図である。図6に示す旅程テーブルには、各ランドマークの「発着予定日時」と「位置(緯度・経度)」が時系列に記憶される。
移動時間テーブルは、ランドマーク間を識別する情報であるマーカー情報と、移動距離に応じた所要時間と、を関連づけて記憶するテーブルである。図7は、移動時間テーブルの一例を示す図である。図7に示す移動時間テーブルは、徒歩による移動時間を記憶したテーブルと、自動車(タクシー、バス)による移動時間を記憶したテーブルと、を備えている。
図7中のマーカー「W1」及び「T1」は、たとえば、ランドマークaからランドマークbまでの移動区間を示し、「W2」及び「T2」はランドマークbからランドマークcまでの移動区間を示している。
次に、現在位置DB203は、旅行中の旅行者の現在位置に関する情報を記憶している。具体的には、現在位置DB203には、各旅行者の現在位置テーブルを備えている。現在位置テーブルは、図8に示すように、旅行者の「個人ID」、「旅行ID」、「旅行予定時間」、「場所(緯度・経度)」、「利用可能交通機関」、「現在時刻」、「場所予測(緯度・経度)」、「予測場所周辺スポット」などが記憶される。
「旅行予定時間」は、旅行者が直前に出発したランドマークの出発予定日時を示す情報である。「場所(緯度・経度)」は、旅行者が直前に出発したランドマークの位置を示す情報である。「利用可能交通機関」は、旅行者が直前に出発したランドマークから次のランドマークまで移動する際に利用可能な交通機関を示す情報である。「現在時刻」は、現時点の日時を示す情報である。「場所予測(緯度・経度)」は、旅行者の現在位置の予測情報である。「予測場所周辺スポット」は、予測された現在位置の周辺に存在する観光スポットを示す情報である。
(2)制御部21の構成
制御部21は、記憶部20に記憶されるアプリケーションプログラムを実行することにより、図2に示す処理ブロックを実現する。このような処理ブロックには、現在位置予測部210、周辺スポット抽出部211、推奨スポット選出部212、情報送信部213、決済部214などが含まれる。
制御部21は、記憶部20に記憶されるアプリケーションプログラムを実行することにより、図2に示す処理ブロックを実現する。このような処理ブロックには、現在位置予測部210、周辺スポット抽出部211、推奨スポット選出部212、情報送信部213、決済部214などが含まれる。
現在位置予測部210及び周辺スポット抽出部211は、図6に示したような旅程テーブルに記憶された情報と、図7に示したような移動時間テーブルと、地図情報テーブルと、現在の日時と、に基づいて、図8に示したような現在位置テーブルを作成する。
たとえば、図8に示した例では、現在時刻が「2009年12月18日11時00分」であるため、旅行者が直前に出発したランドマークは、図6中の「ランドマークa」となる。そこで、現在位置予測部210は、「旅行予定時間」としてランドマークaの出発予定日時(2009年12月18日10時05分)を登録し、「場所(緯度・経度)」としてランドマークaの緯度・経度を登録する。
また、図7に示した例では、ランドマークaとランドマークbとの間(W1、T1)で旅行者が利用可能な交通機関は徒歩及び自動車(タクシー、バス)であるため、「利用可能交通機関」として徒歩及び自動車(タクシー、バス)が登録される。
現在位置予測部210は、「旅行予定時間」と「現在時刻」との差、及び移動時間テーブルに登録された情報から、旅行者がランドマークaから移動した距離を求める。なお、
旅行者が利用可能な交通機関が複数ある場合には、現在位置予測部210は、複数の交通機関のうち、移動速度が最も速い交通機関を利用した場合を想定して移動距離を求めてもよい。現在位置予測部210は、「場所(緯度・経度)」に登録された情報と移動距離とをパラメータとして旅行者の現在位置(緯度・経度)を演算し、その演算結果を「場所予測(緯度・経度)」に登録する。
旅行者が利用可能な交通機関が複数ある場合には、現在位置予測部210は、複数の交通機関のうち、移動速度が最も速い交通機関を利用した場合を想定して移動距離を求めてもよい。現在位置予測部210は、「場所(緯度・経度)」に登録された情報と移動距離とをパラメータとして旅行者の現在位置(緯度・経度)を演算し、その演算結果を「場所予測(緯度・経度)」に登録する。
周辺スポット抽出部211は、現在位置予測部210により予測された現在位置とスポット情報DB201の地図情報テーブルとを比較して、予測された現在位置の周辺に存在する観光スポット(観光スポットのスポットID)を抽出する。そして、周辺スポット抽出部211は、抽出された観光スポットのスポットID(又は名称)を現在位置テーブルの「予測場所周辺スポット」に登録する。
次に、推奨スポット選出部212は、現在位置テーブルに登録された観光スポットの中から、旅行者の属性にマッチした観光スポット(推奨スポット)を選出する。たとえば、推奨スポット選出部212は、各観光スポットのスポット情報テーブル(図4,5を参照)に登録されている「ターゲット性別」と「ターゲット年齢」と「ターゲット顧客」とを旅行者の個人情報テーブル(図3を参照)に登録されている情報と比較し、個人情報テーブルに登録されている情報とマッチする項目が最も多い観光スポットを推奨スポットに選出する。
なお、旅行者が同行者とともにグループで旅行している場合は、旅行者の意向によって観光スポットが選択されるとは限らない。そこで、推奨スポット選出部212は、旅行者と同行者の関係に応じてグループのリーダーを推定し、推定されたリーダーの属性に基づいて推奨スポットを選出する。
たとえば、同行者が旅行者の妻である場合は、妻をリーダーに定めてもよい。同行者が旅行者の妻及び娘である場合は、娘をリーダーに定めてもよい。同行者が旅行者の友人である場合は、代表者又は最年長者をリーダーに定めてもよい。その際、グループ内の何れの者の意見が反映され易いかについて、旅行者及び同行者の関係の種類(夫婦、親子、家族、友人、会社同僚など)毎に統計しておき、その統計結果(経験則)に基づいてグループのリーダーを定めてもよい。また、前述の図3に示した個人情報テーブルの「代表者情報」に「1」が登録されている者をリーダーに定めてもよい。さらに、旅行の契約時に旅行者から与えられる情報に基づいて予めリーダーが定められていてもよい。
また、推奨スポット選出部212は、推奨スポットのスポット情報テーブルの危険フラグに「0」以外の値が登録されている場合は、推奨スポットを除く観光スポットの中から新たな推奨スポットを選出してもよい。
情報送信部213は、推奨スポット選出部212により選出された観光スポットの情報を通信部22を介して情報端末3へ送信する。その際、情報送信部213から情報端末3へ送信される情報には、推奨スポットの概要、キャンペーン情報、予測された現在位置から推奨スポットまでの行き方(移動方法)、予測された現在位置から次のランドマークまでの行き方(移動方法)、等が含まれる。
なお、推奨スポットが有料の施設又はイベントである場合、旅行者が現在位置から観光スポットへ移動する際に鉄道や飛行機を利用する必要がある場合、或いは推奨スポットを利用するために事前の予約が必要な場合などは、情報送信部213は、上記した情報に加え、鉄道又は飛行機の予約及び決済の方法、観光スポットの予約方法、観光スポットの利用料金の決済方法、等の情報も情報端末3へ送信してもよい。
情報送信部213は、旅行者が観光スポットに関する情報提供を希望している場合のみ、上記したような情報を情報端末3へ送信するようにしてもよい。その場合、旅行者が観光スポットに関する情報提供を希望しているか否かを識別する情報は、旅行者の個人情報テーブルに登録されるようにしてもよい。
情報送信部213は、予測された現在位置の周辺に存在する全ての観光スポットの情報を希望している場合には、周辺スポット抽出部211により抽出された全ての観光スポットの情報を情報端末3へ送信するようにしてもよい。その場合、旅行者が全ての観光スポットの情報提供を希望しているか否かを識別する情報は、旅行者の個人情報テーブルに登録されるようにしてもよい。
また、情報送信部213は、推奨スポットから次のランドマークへ移動する方法を示す情報である誘導情報を情報端末3へ送信してもよい。その場合、情報送信部213は、スポット情報テーブルに登録されている平均滞在時間と年齢・性別による時間変化とに基づいて旅行者の推定滞在時間を算出し、算出された推定滞在時間が経過した時点で誘導情報を送信するようにしてもよい。
なお、旅行者が観光スポットに関する情報提供を希望していない場合には、情報送信部213は、予測された現在位置から次のランドマークまでの行き方(移動方法)に関する情報のみを情報端末3へ送信してもよい。
次に、決済部214は、飛行機や鉄道の予約及び決済手続、観光スポットの予約及び決済手続を代行する。
<旅行情報提供装置の動作>
以下、旅行情報提供装置2の動作について図9のフローチャートに沿って説明する。図9は、旅行情報提供装置2の制御部21により実行される処理を示すフローチャートである。
以下、旅行情報提供装置2の動作について図9のフローチャートに沿って説明する。図9は、旅行情報提供装置2の制御部21により実行される処理を示すフローチャートである。
制御部21は、図6に示した旅程テーブルと現在時刻とを比較することにより、旅行者が直前に経由(出発)したランドマークの出発予定日時及び位置情報(緯度・経度)を読み出す(S101)。
制御部21は、現在位置テーブルの「旅行予定時間」及び「場所(緯度・経度)」に、前記S101で読み出されたランドマークの出発予定日時及び位置情報(緯度・経度)を登録する。現在位置予測部210は、移動時間テーブルから旅行者が利用可能な交通機関を特定し、現在位置テーブルの「利用可能交通機関」に登録する。さらに、現在位置予測部210は、現在位置テーブルの「現在時刻」に現在の日時を登録する(S102)。
制御部21は、現在位置テーブルの「旅程予定時間」に登録された日時と「現在時刻」に登録された日時との差、及び移動時間テーブルに登録された情報に基づいて、旅行者がランドマークから移動した距離を求める。次いで、制御部21は、現在位置テーブルの「場所(緯度・経度)」に登録された情報と移動距離とをパラメータとして旅行者の現在位置(緯度・経度)を演算し、その演算結果を「場所予測(緯度・経度)」に登録する(S103)。
制御部21は、現在位置テーブルの「場所予測(緯度・経度)」に登録された位置情報とスポット情報DB201の地図情報テーブルとを比較して、予測された現在位置の周辺に存在する観光スポットを抽出し、現在位置テーブルの「予測場所周辺スポット」に登録する(S104)。
制御部21は、現在位置テーブルの「予測場所周辺スポット」に登録された観光スポットの中から、旅行者の属性にマッチした観光スポット(推奨スポット)を選出する(S105)。
制御部21は、推奨スポットのスポット情報テーブルを参照して、旅行者が推奨スポットに滞在する時間を推定する(S106)。
制御部21は、推奨スポットの危険フラグに「0」以外の値が登録されているか否かを判別する(S107)。危険フラグに「0」以外の値が登録されている場合には、制御部21は、S105へ戻り、他の推奨スポットを選択する。一方、危険フラグに「0」が登録されている場合には、制御部21は、S108へ進む。
S108では、制御部21は、推奨スポットのスポット情報テーブルにキャンペーンIDが登録されているか否かを判別する。S108において否定判定された場合は、制御部21は、S111へ進み、前記S106で算出された推定滞在時間が経過した時点で、推奨スポットから次のランドマークへ移動する方法を示す誘導情報を情報端末3へ送信する。
S108において肯定判定された場合は、制御部21は、S109ヘ進み、情報送信フラグに「1」が登録されているか否かを判別する。このフラグは、旅行者が推奨スポットの情報提供を希望している場合に「1」が登録され、希望していない場合は「0」が登録されるフラグであり、個人情報テーブルなどに設けられる。
S109において否定判定された場合は、制御部21は、S111へ進む。S109において肯定判定された場合は、制御部21は、S112へ進む。S112では、制御部21は、旅行者の情報端末3へ推奨スポットの情報を送信する。さらに、制御部21は、前記S106で算出された推定滞在時間が経過した時点で、推奨スポットから次のランドマークへ移動する方法を示す誘導情報を情報端末3へ送信する。
以上述べた実施例によれば、旅行者の情報端末3が位置情報の発信機能を有していない場合であっても、旅行者の現在位置を特定することができる。さらに、旅行者の現在位置周辺に存在する観光スポットのうち旅行者の属性に見合った観光スポットの情報を提供することができるため、旅行者が膨大な情報の中から自身の属性に見合った情報を選び出す手間を省くこともできる。その結果、旅行者は、旅行先において煩雑な操作を行うことなく、有用な情報を入手することができる。
1 ネットワーク
2 旅行情報提供装置
3 情報端末
4 データベース
20 記憶部
21 制御部
22 通信部
200 記憶部
201 スポット情報DB
202 旅程DB
203 現在位置DB
210 現在位置予測部
211 周辺スポット抽出部
212 推奨スポット選出部
213 情報送信部
214 決済部
2 旅行情報提供装置
3 情報端末
4 データベース
20 記憶部
21 制御部
22 通信部
200 記憶部
201 スポット情報DB
202 旅程DB
203 現在位置DB
210 現在位置予測部
211 周辺スポット抽出部
212 推奨スポット選出部
213 情報送信部
214 決済部
Claims (8)
- 海外旅行中の旅行者が携帯する情報端末へ情報を提供する旅行情報提供装置であって、
旅行者の属性に関する情報を記憶する旅行者情報記憶手段と、
旅行中に旅行者が経由するランドマークの位置識別情報及びランドマークの発着予定日時に関する情報を記憶する旅程記憶手段と、
旅行先に存在する施設又はイベント開催地の少なくとも一方を含む観光スポットの属性に関する情報を記憶するスポット情報記憶手段と、
前記旅程記憶手段に記憶された情報と現在の日時とを比較して旅行者の現在位置を予測する現在位置予測手段と、
前記現在位置予測手段により予測された現在位置を含む地域の観光スポットを前記スポット情報記憶手段から抽出する周辺スポット抽出手段と、
前記周辺スポット抽出手段により抽出された観光スポットの中から、前記旅行者情報記憶手段に記憶された旅行者の属性と適合する属性を持つ観光スポットを選出する推奨スポット選出手段と、
前記推奨スポット選出手段により選出された観光スポットの情報を旅行者の情報端末へ送信する情報送信手段と、
を備えることを特徴とする旅行情報提供装置。 - 請求項1において、前記旅程記憶手段は、旅行中に旅行者が経由するランドマークの位置識別情報とランドマークの発着予定日時とを旅行者の識別情報に関連づけて記憶する旅程テーブルと、
旅行者がランドマーク間を移動する際に利用可能な交通機関の移動速度に相関する物理量を記憶する移動時間テーブルと、
を含み、
前記現在位置予測手段は、現在日時と前記旅程テーブルに記憶された発着予定日時とを比較して旅行者が何れのランドマーク間を移動中であるかを判別する判別部と、
前記判別部により判別されたランドマーク間における旅行者の移動速度を前記移動時間テーブルから読み出す読出部と、
前記読出部により読み出された移動速度、旅行者が直前に出発したランドマークの出発予定日時、及び現在日時をパラメータとして、旅行者の現在位置を演算する演算部と、
を含むことを特徴とする旅行情報提供装置。 - 請求項1又は2において、前記旅行者情報記憶手段は、旅行者の性別を識別する情報、旅行者の年齢を識別する情報、同行者を識別する情報、及び、旅行者に対する同行者の関係を識別する情報を記憶する旅行者情報テーブルと、
同行者の性別を識別する情報、及び同行者の年齢を識別する情報を記憶する同行者情報テーブルと、
前記スポット情報記憶手段に記憶される属性情報は、観光スポットの位置を識別する情報と、観光スポットがターゲットにしている顧客の性別を識別する情報と、観光スポットがターゲットにしている顧客の年齢を識別する情報と、
を含み、
前記推奨スポット選出手段は、前記旅行者情報テーブルに記憶された情報から旅行者及び同行者のリーダーを識別する情報を抽出するリーダー情報抽出部と、
前記周辺スポット選出手段により選出された観光スポットの中から、前記リーダー情報抽出部により抽出されたリーダーの属性情報と適合する属性情報が最も多い観光スポットを選出する選出部と、
を含むことを特徴とする旅行情報提供装置。 - 請求項1乃至3の何れか1項において、前記スポット情報記憶手段に記憶される属性情
報には、観光スポットに提携する企業の識別情報と、観光スポットの顧客に対して提携企業が実施しているキャンペーンに関する情報と、が含まれ、
前記情報送信手段から旅行者の情報端末へ送信される情報には、前記推奨スポット選出手段により選出された観光スポットにおいて実施されているキャンペーン情報が含まれることを特徴とする旅行情報提供装置。 - 請求項1乃至4の何れか1項において、前記情報送信手段は、旅行者が滞在する観光スポットの場所から次のランドマークへの移動方法を示す情報である誘導情報を旅行者の情報端末へ送信することを特徴とする旅行情報提供装置。
- 請求項5において、前記スポット情報記憶手段に記憶される属性情報には、顧客が観光スポットに滞在した時間の平均値である平均滞在時間と、顧客の属性に応じた平均滞在時間の補正値と、が含まれ、
前記情報送信手段は、前記推奨スポット選出手段により選出された観光スポットの平均滞在時間と旅行者の属性に適合する補正値とを前記スポット情報記憶手段から読み出し、それら平均滞在時間と補正値とを加算して旅行者の推定滞在時間を算出し、算出された推定滞在時間が経過した時点で誘導情報を送信することを特徴とする旅行情報提供装置。 - 請求項1乃至6の何れか1項において、前記情報送信手段は、前記推奨スポット選出手段により選出された観光スポットの情報を旅行者の情報端末へ送信する際に、現在位置から観光スポットへ移動する方法と、観光スポットの予約方法と、観光スポットの利用料金の決済方法と、現在位置から次のランドマークへ移動する方法と、の少なくとも1つの情報も送信することを特徴とする旅行情報提供装置。
- 請求項4において、前記スポット情報記憶手段に記憶される属性情報には、観光スポットを既に利用した旅行者から収集された評価情報が含まれ、
前記情報送信手段は、前記推奨スポット選出手段により選出された観光スポットの情報を旅行者の情報端末へ送信する際に、前記評価情報も送信することを特徴とする旅行情報提供装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010005224A JP2011145834A (ja) | 2010-01-13 | 2010-01-13 | 旅行情報提供装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010005224A JP2011145834A (ja) | 2010-01-13 | 2010-01-13 | 旅行情報提供装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011145834A true JP2011145834A (ja) | 2011-07-28 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2011145834A (ja) |
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2010
- 2010-01-13 JP JP2010005224A patent/JP2011145834A/ja active Pending
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Title |
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