JP2005241986A - 消去装置 - Google Patents

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    • G03B42/00Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means
    • G03B42/08Visualisation of records by optical means

Abstract

【課題】蓄積性蛍光体パネルに残存する放射線エネルギを必要最小限の照射光量で消去することのできる消去装置を提供する。
【解決手段】カセッテに収納されている蓄積性蛍光体シートに対して読取モードが設定されているとき(ステップS1)、蓄積性蛍光体シートIPのICチップに記憶されている前回の消去時刻を読み取り(ステップS3)、放射線画像情報の読取処理を行った後(ステップS5)、現在の時刻までの経過時間を算出し(ステップS6)、前記経過時間に対応した消去光の必要照射光量を必要照射光量記憶部から読み取り(ステップS7)、放射線画像情報と、読み取った必要照射光量とから必要照射時間を算出し(ステップS8)、その必要照射時間に従って消去用光源を駆動して消去処理を行う(ステップS10)。次いで、今回の消去時刻を蓄積性蛍光体シートに記録して排出する(ステップS11、S12)。
【選択図】図4

Description

本発明は、蓄積性蛍光体パネルに消去光を照射し、前記蓄積性蛍光体パネルに残存する放射線エネルギを消去する消去装置に関する。
例えば、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギの一部が蓄積され、その後、可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギ強度に応じて輝尽発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)が知られている。この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を蓄積性蛍光体層を備えてなる蓄積性蛍光体パネルに一旦記録し、この蓄積性蛍光体パネルにレーザ光等の励起光を照射して得られる輝尽発光光を光電的に読み取って得られた画像信号に基づき、写真感光材料等の記録媒体、CRT等の表示装置に被写体の放射線画像を可視像として出力させる放射線画像情報記録再生システムが採用されている(特許文献1参照)。放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体パネルは、消去光を照射することで残存する放射線エネルギを消去した後、再度、放射線画像情報の記録に供される。
ところで、蓄積性蛍光体パネルに残存する放射線エネルギの消去処理が不十分であると、次回に記録された放射線画像情報を読み取って表示する場合、その表示画像が不適切となるおそれがある。このような事態を回避するため、消去処理時において、蓄積性蛍光体パネルに十分な照射光量からなる消去光を照射することが考えられる。
しかしながら、消去光の照射光量を増加させると、消去光の熱によって蓄積性蛍光体パネルが劣化したり、消去処理に長時間を要してしまうといった不具合が生じる。
そこで、例えば、特許文献2は、蓄積性蛍光体パネルに対する放射線の曝射量に応じて、消去光の照射光量を調整して消去することにより、必要最小限の照射光量で消去処理を行うようにした従来技術を開示している。また、特許文献3は、蓄積性蛍光体パネルの種類によって消去に必要な消去光の照射光量が異なることに鑑み、蓄積性蛍光体パネルの種類に応じて照射光量を調整して消去するようにした従来技術を開示している。
特開昭55−12429号公報 特開平11−311848号公報 特開平4−1630号公報
ところで、蓄積性蛍光体パネルは、前記のようにして必要な照射光量からなる消去光を照射したからといって、次回の撮影時において放射線エネルギが残存していないことが保証されるわけではない。例えば、次回の撮影が行われるまでに長時間が経過していると、蓄積性蛍光体層の内部に残存していた放射線エネルギが表層部に残像として出現する場合がある。また、保管中の自然放射線の影響がノイズとなって出現するおそれもある。従って、消去光の照射光量は、蓄積性蛍光体パネルに対する放射線の曝射量や蓄積性蛍光体パネルの種類だけでなく、前回の撮影からの経過時間も考慮して設定する必要がある。
そこで、通常は、残存する放射線エネルギの影響を回避するため、システムの起動時等において、蓄積性蛍光体パネルに予め消去処理を施すようにしている。この場合、必要以上の照射光量からなる消去光を照射してしまうと、消去に無駄なエネルギを消費し、あるいは、長時間を要することになるため、これらを考慮して消去光の照射光量を設定しなければならない。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、蓄積性蛍光体パネルに残存する放射線エネルギを必要最小限の照射光量で消去し、消去に要するエネルギ及び処理時間を節減し、効率的且つ確実に消去処理を行うことのできる消去装置を提供することを目的とする。
本発明に係る消去装置は、蓄積性蛍光体パネルに消去光を照射し、前記蓄積性蛍光体パネルに残存する放射線エネルギを消去する消去装置において、
前記蓄積性蛍光体パネルに前記消去光を照射した前回の消去時刻からの経過時間を算出する経過時間算出手段と、
前記経過時間に基づき、前記蓄積性蛍光体パネルに残存する前記放射線エネルギを消去するのに必要な前記消去光の必要照射光量を設定する必要照射光量設定手段と、
前記必要照射光量からなる前記消去光を前記蓄積性蛍光体パネルに照射する消去手段と、
を備えることを特徴とする(請求項1記載の発明)。
この場合、前回の消去処理を行った消去時刻からの経過時間を算出し、前記経過時間に基づいて必要照射光量を設定して消去処理を行うことにより、必要最小限のエネルギ、あるいは、必要最小限の消去時間で確実な消去処理を行うことができる。
なお、前回の消去処理からの経過時間に対する必要照射光量を経過時間毎に必要照射光量記憶手段に記憶させておき、算出された経過時間に対する必要照射光量を必要照射光量記憶手段から読み出すことにより、適切な必要照射光量を簡便に設定して消去処理を行うことができる(請求項2記載の発明)。
また、消去光を照射した消去時刻を蓄積性蛍光体パネルに対応させて消去時刻記録手段により記録し、この消去時刻を消去時刻読取手段により読み取って経過時間を算出することができる(請求項3記載の発明)。
また、消去時刻記録手段及び消去時刻読取手段は、蓄積性蛍光体パネルに保持された消去時刻記憶手段に対して、消去時刻の記録処理及び読取処理を行うことにより、蓄積性蛍光体パネルに対応した必要照射光量を設定することができる(請求項4記載の発明)。
さらに、前回の消去時刻からの経過時間と、蓄積性蛍光体パネルに記録された画像情報とに基づいて必要照射光量を設定することにより、残存する画像情報及び時間の経過による残像を確実に消去することができる(請求項5記載の発明)。
本発明の消去装置によれば、蓄積性蛍光体パネルに残存する放射線エネルギを必要最小限の照射光量からなる消去光により確実に消去することができる。この場合、消去に必要なエネルギを節減することができるとともに、消去に要する時間を短縮することができる。しかも、照射される消去光が必要最小限に設定されるため、蓄積性蛍光体パネルの消去光による劣化を抑制し、長寿命化を図ることができる。
図1は、本発明の消去装置が適用される画像読取装置10の構成図である。
画像読取装置10の上部には、被写体の放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体パネルである蓄積性蛍光体シートIPが収容されたカセッテ18(図2参照)が装填される複数のカセッテ装填部20a〜20dが設けられる。最上部のカセッテ装填部20aの上部には、画像読取装置10の作動状態や操作手順を表示するとともに、必要な指示を行うためのタッチパネル22が配設される。
ここで、カセッテ18は、蓄積性蛍光体シートIPを収納する本体部24と、本体部24に対して開閉自在な蓋部材28とを有し、蓋部材28の開口部26から蓄積性蛍光体シートIPを出入するように構成される。また、本体部24の側部には、カセッテ18のID番号等の識別情報を記録したバーコードラベル29が装着されている。
蓄積性蛍光体シートIPは、フレキシブルなパネルから構成され、後述する放射線画像情報の消去処理を行った消去時刻を記憶するRFID(Radio Frequency ldentification)等からなるICチップ31(消去時刻記憶手段)が装着されている。なお、特定の蓄積性蛍光体シートIPと特定のカセッテ18とが必ず対応している場合には、カセッテ18側にICチップ31を装着してもよい。蓄積性蛍光体シートIPは、画像読取装置10における搬送路を直線状に構成できる場合には、ガラス等の硬質材料からなる支持基板に柱状の蓄積性蛍光体層を蒸着して形成される硬質なパネルとすることもできる。
画像読取装置10の内部には、カセッテ装填部20a〜20dの任意の1つに対応し、カセッテ18から蓄積性蛍光体シートIPを取り出す一方、読取消去が完了した蓄積性蛍光体シートIPをカセッテ18に収納する昇降枚葉部30が配設される。昇降枚葉部30は、カセッテ装填部20a〜20dに対応して昇降する昇降台32を備え、この昇降台32には、蓋部材28が開放されたカセッテ18内に進入自在な吸着盤34と、この吸着盤34で吸着保持された蓄積性蛍光体シートIPを受け取って送り出す搬送ローラ対36と、蓄積性蛍光体シートIPに埋設されたICチップ31に対して消去時刻の読み取り及び記録を行う読取記録部33とが配設される。
昇降枚葉部30の下部には、複数組のローラ対38を備えた搬送路40が下方に延在して設けられる。この搬送路40に沿って、消去部42が配置される。消去部42は、ケーシング44内に複数本の消去用光源46を配列して構成される。
搬送路40の下部には、読取部50が配設される。読取部50は、蓄積性蛍光体シートIPを副走査方向(矢印A、B方向)に搬送する副走査搬送機構52と、副走査方向に搬送される蓄積性蛍光体シートIPの主走査方向(副走査方向と略直交する方向)に励起光であるレーザビームLを照射する光学系54と、このレーザビームLの照射によって蓄積性蛍光体シートIPから生ずる輝尽発光光を光電的に読み取る集光系56とを備える。
副走査搬送機構52は、蓄積性蛍光体シートIPを搬送する第1及び第2ローラ対60、62を備える。集光系56は、蓄積性蛍光体シートIPにおけるレーザビームLの走査位置に沿って一端部が配設される光ガイド96と、光ガイド96の他端部に装着されるフォトマルチプライヤ98とを備える。
図3は、画像読取装置10の制御回路の構成を示す。画像読取装置10の全体の制御を行う制御部80(経過時間算出手段、必要照射光量設定手段)には、タッチパネル22と、蓄積性蛍光体シートIPに装着されたICチップ31に対して消去時刻の読み取り及び記録を行う読取記録部33(消去時刻読取手段、消去時刻記録手段)と、蓄積性蛍光体シートIPに残存する放射線エネルギを消去する消去部42(消去手段)と、消去部42による消去光の必要照射光量を前回の消去処理からの経過時間との関係で記憶する必要照射光量記憶部82(必要照射光量記憶手段)と、現在の時刻を設定するタイマ81とが接続される。
本実施形態の画像読取装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その動作につき図4に示すフローチャートに従って説明する。
先ず、オペレータは、タッチパネル22を操作し、処理モードを設定する(ステップS1)。この場合、処理モードとは、蓄積性蛍光体シートIPに記録された放射線画像情報を読み取る読取モードと、蓄積性蛍光体シートIPの消去処理のみを行う消去モードとがある。
所望の処理モードを設定した後、蓄積性蛍光体シートIPを収納したカセッテ18を選択したカセッテ装填部20a〜20dに装填する(ステップS2)。カセッテ18が装填されると、昇降枚葉部30の読取記録部33は、カセッテ18に収納されている蓄積性蛍光体シートIPのICチップ31に記憶されている前回の消去時刻を読み取る(ステップS3)。なお、ICチップ31には、消去処理を行った時刻が後述するようにして記録されているものとする。
処理モードとして通常の読取モードが設定されている場合(ステップS4)、蓄積性蛍光体シートIPに対する放射線画像情報の読取処理が行われる(ステップS5)。
すなわち、図示しない開蓋機構がカセッテ18の蓋部材28を開蓋した後、昇降台32の吸着盤34がカセッテ18の開口部26から内部に移動し、この吸着盤34により蓄積性蛍光体シートIPが吸着保持される。次いで、吸着盤34によって蓄積性蛍光体シートIPがカセッテ18から取り出され、搬送ローラ対36に供給される。
搬送ローラ対36は、蓄積性蛍光体シートIPを挟持して搬送路40に供給する。搬送路40は、複数のローラ対38の回転作用下に蓄積性蛍光体シートIPを鉛直下方向に向かって搬送し、読取部50を構成する副走査搬送機構52に供給する。
副走査搬送機構52では、蓄積性蛍光体シートIPが第1及び第2ローラ対60、62に挟持されて矢印A方向(水平方向)に副走査搬送される一方、光学系54からレーザビームLが導出される。このレーザビームLは、蓄積性蛍光体シートIPを主走査する。レーザビームLの照射により蓄積性蛍光体シートIPから得られた輝尽発光光は、光ガイド96を介してフォトマルチプライヤ98により光電的に読み取られる。
蓄積性蛍光体シートIPに担持されている放射線画像情報の読み取りが終了した後、副走査搬送機構52を介して前記蓄積性蛍光体シートIPが矢印B方向に搬送され、搬送路40の消去部42に供給される。
制御部80は、ステップS3で読み取った蓄積性蛍光体シートIPの前回の消去時刻と、タイマ81により設定された現在の時刻とを用いて、前回の消去処理からの経過時間を算出する(ステップS6)。次いで、この経過時間に対応して蓄積性蛍光体シートIPの消去に必要な消去光の必要照射光量を必要照射光量記憶部82から読み取る(ステップS7)。
この場合、必要照射光量記憶部82には、例えば、図5に示すように、経過時間t1以下、経過時間t1〜t2、経過時間t2〜t3、経過時間t3以上(t1<t2<t3)に応じて、必要照射光量0、a1〜a3(0<a1<a2<a3)が記憶されている。なお、経過時間t1以下では、蓄積性蛍光体シートIPの内部に残存していた放射線エネルギが表層部に残像として出現することがないため、必要照射光量を0に設定している。
そこで、制御部80は、例えば、ステップS5の読取処理で得られた放射線画像情報に基づき、読取処理後に残存する放射線画像情報を消去するために必要な消去光の照射光量を算出し、その照射光量と、必要照射光量記憶部82から読み取った、前回の消去処理からの経過時間に応じて出現する残像を消去するために必要な消去光の照射光量とを加算する。そして、加算された照射光量を得ることのできる消去光の必要照射時間を算出する(ステップS8)。なお、消去用光源46からの消去光の強度を制御できる場合には、必要照射時間を一定として、消去光の強度を制御して必要な消去光の照射光量を得るようにすることもできる。
この場合、残存する放射線画像情報を消去する必要があることから、必要照射時間が0になることはなく、従って、消去が必要であると判断し(ステップS9)、消去処理を行う(ステップS10)。
消去部42は、ステップS8で算出した必要照射時間だけ消去用光源46を点灯し、蓄積性蛍光体シートIPに残存する放射線画像情報の消去処理を行う。この場合、蓄積性蛍光体シートIPに記録された放射線画像情報と、前回の消去処理からの経過時間とに基づいて消去光の照射時間が設定されているため、必要最小限の照射光量及び照射時間で消去処理を確実に遂行することができる。
消去後の蓄積性蛍光体シートIPは、昇降枚葉部30によって再びカセッテ18に戻され、蓋部材28が閉じられる。このとき、昇降枚葉部30に配設された読取記録部33は、蓄積性蛍光体シートIPに装着されているICチップ31に対して、今回の消去処理を行った消去時刻を記録する(ステップS11)。
消去時刻が記録された蓄積性蛍光体シートIPを収納したカセッテ18は、カセッテ装填部20a〜20dから排出され(ステップS12)、次の放射線画像情報の撮影処理に供せられる。
一方、画像読取装置10の電源投入時等であって、画像読取装置10を用いた前回の読取消去処理からある程度の時間が経過している場合、蓄積性蛍光体シートIPの内部に残存していた放射線エネルギや自然放射線の影響により残像やノイズの生じるおそれがある。この場合、タッチパネル22を用いて消去モードを設定し(ステップS1)、蓄積性蛍光体シートIPに対する消去処理のみを行う。
消去モードが設定されてカセッテ18が装填されると(ステップS2)、昇降枚葉部30の読取記録部33は、カセッテ18に収納されている蓄積性蛍光体シートIPのICチップ31に記憶されている前回の消去時刻を読み取る(ステップS3)。なお、蓄積性蛍光体シートIPに装着されたICチップ31から消去時刻を読み取ることにより、例えば、蓄積性蛍光体シートIPをカセッテ18から取り出してクリーニングを行い、あるいは、カセッテ18のメンテナンス等に伴ってカセッテ18を交換したような場合であっても、消去時刻のデータを他の蓄積性蛍光体シートIPのデータと取り違えてしまうおそれはない。
次いで、制御部80は、消去モードが設定されているため(ステップS4)、放射線画像情報の読取処理を行わず、ステップS3で読み取った蓄積性蛍光体シートIPの前回の消去時刻と、タイマ81により設定された現在の時刻とを用いて、前回の消去処理からの経過時間を算出する(ステップS6)。次いで、この経過時間に対応して蓄積性蛍光体シートIPに残存する放射線エネルギの消去に必要な消去光の必要照射光量を必要照射光量記憶部82から読み取る(ステップS7)。
制御部80は、必要照射光量記憶部82から読み取った必要照射光量より、消去光の必要照射時間を算出する(ステップS8)。前回の消去処理からの経過時間が所定の経過時間t1よりも長い場合には、残像が生じるおそれがあり消去が必要であると判断し(ステップS9)、前記必要照射時間による消去処理を行う(ステップS10)。この場合、前回の消去処理からの経過時間に基づいて消去光の照射時間が設定されているため、必要最小限の照射光量及び照射時間で消去処理を確実に遂行することができる。
消去後の蓄積性蛍光体シートIPは、昇降枚葉部30によって再びカセッテ18に戻され、蓋部材28が閉じられる。このとき、昇降枚葉部30に配設された読取記録部33は、蓄積性蛍光体シートIPに埋設されているICチップ31に対して、今回の消去処理を行った消去時刻を記録する(ステップS11)。
一方、前回の消去処理からの経過時間が所定の経過時間t1以下の場合には、残像が生じるおそれがないものとして必要照射光量が0に設定されている。従って、制御部80は、蓄積性蛍光体シートIPに対する消去処理を行うことなく、カセッテ18を直ちに外部に排出する(ステップS12)。この場合、無駄な消去処理を省略することができるため、当該蓄積性蛍光体シートIPを用いた放射線画像情報の記録処理を速やかに遂行することができる。
なお、上述した実施形態では、蓄積性蛍光体シートIPに埋設したICチップ31に対して、読取記録部33により消去時刻の読み取り及び記録を行っているが、例えば、カセッテ18の側部に配設したバーコードラベル29を図示しないバーコードリーダを用いて読み取ることで蓄積性蛍光体シートIPを特定し、画像読取装置10側に記憶した前記蓄積性蛍光体シートIPに係る前回の消去時刻と現在の時刻とから経過時間を算出するようにしてもよい。
本発明の消去装置が適用される画像読取装置の構成図である。 画像読取装置に装填されるカセッテ及び蓄積性蛍光体シートの説明図である。 画像読取装置の制御回路ブロック図である。 画像読取装置の動作フローチャートである。 画像読取装置の必要照射光量記憶部に記憶されるデータの説明図である。
符号の説明
10…画像読取装置 18…カセッテ
20a〜20d…カセッテ装填部 29…バーコードラベル
30…昇降枚葉部 31…ICチップ
33…読取記録部 40…搬送路
42…消去部 50…読取部
80…制御部 81…タイマ
82…必要照射光量記憶部 IP…蓄積性蛍光体シート

Claims (5)

  1. 蓄積性蛍光体パネルに消去光を照射し、前記蓄積性蛍光体パネルに残存する放射線エネルギを消去する消去装置において、
    前記蓄積性蛍光体パネルに前記消去光を照射した前回の消去時刻からの経過時間を算出する経過時間算出手段と、
    前記経過時間に基づき、前記蓄積性蛍光体パネルに残存する前記放射線エネルギを消去するのに必要な前記消去光の必要照射光量を設定する必要照射光量設定手段と、
    前記必要照射光量からなる前記消去光を前記蓄積性蛍光体パネルに照射する消去手段と、
    を備えることを特徴とする消去装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記経過時間に対する前記必要照射光量を記憶する必要照射光量記憶手段を備え、前記必要照射光量設定手段は、前記必要照射光量記憶手段から前記必要照射光量を読み出して設定することを特徴とする消去装置。
  3. 請求項1記載の装置において、
    前記蓄積性蛍光体パネルに前記消去光を照射した消去時刻を記録する消去時刻記録手段と、
    前記蓄積性蛍光体パネルに対応して記録された前記消去時刻を読み取る消去時刻読取手段と、
    を備えることを特徴とする消去装置。
  4. 請求項3記載の装置において、
    前記消去時刻記録手段及び前記消去時刻読取手段は、前記蓄積性蛍光体パネルに保持された消去時刻記憶手段に対して、前記消去時刻の記録処理及び読取処理を行うことを特徴とする消去装置。
  5. 請求項1記載の装置において、
    前記必要照射光量設定手段は、前記経過時間と、前記蓄積性蛍光体パネルに記録された画像情報とに基づいて前記必要照射光量を設定することを特徴とする消去装置。

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