JP2005241820A - ホログラム記録媒体及びその記録方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明のホログラム記録媒体は、透光性の第1及び第2の基板と、第1の基板と第2の基板間に形成され、金属、金属酸化物の微粒子及びカーボンクラスターの少なくともいずれか、3次元架橋ポリマーマトリクス、ラジカル重合性化合物、及び、光ラジカル重合開始剤を有する記録層とを備えることを特徴とする。光加熱成分として、金属、金属酸化物の微粒子又はカーボンクラスターを有することにより、記録感度及び屈折率差を向上することができた。
【選択図】 図1
Description
以下、本発明に係わるホログラム記録媒体について、詳細に説明する。
記録層は、光加熱成分、3次元架橋ポリマーマトリクス、ラジカル重合性化合物及び光ラジカル重合開始剤により構成される。その他、適宜、添加剤、溶媒等を加えても良い。
光加熱成分は、サーボ光を吸収して熱を発生させるため、熱活性型である光重合反応を活性化する。記録時において、サーボ光は、記録光と参照光が照射される記録部を照射する。これにより、記録部は効率的に加熱され、記録感度を向上できる。
3次元架橋ポリマーマトリクスは、常温で液状である重合性化合物とその硬化剤により形成される。この形成反応は、記録層となる調製溶液の調合時に生じ、記録層形成時には完了している。
2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−3',4'−エポキシ−1,3−ジオキサン−5−スピロシクロヘキサン、1,2−エチレンジオキシ−ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメタン)、4',5'−エポキシ−2'−メチルシクロヘキシルメチル−4,5−エポキシ−2−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、エチレングリコール−ビス(3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート)、ビス−(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、
ジ−2,3−エポキシシクロペンチルエーテル等が挙げられる。また、エーテル化合物として、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジル
エーテル、レゾルシンジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、パラターシャリーブチルフェニルグリシジルエーテル、ジブロモフェニルグリシジルエーテル、ジブロモネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ジメチロールパーフルオロヘキサンジグリシジルエーテル、4,4'−ビス(2,3−エポキシプロポキシパーフルオロイソプロピル)ジフェニルエーテル等が挙げられる。また、エステル化合物として、アジピン酸ジグリシジルエステル、オルソフタル酸ジグリシジルエステル等が挙げられる。また、ビニル化合物としては、ビニル−2−クロロエチルエーテル、ビニル−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、1,4−シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、トリメチロールエタントリビニルエーテル、ビニルグリシジルエーテル等が挙げられる。
ラジカル重合性化合物は、光ラジカル重合開始剤から発生するラジカル活性種により光重合反応を生じ、ポリマーを形成する。
ビス(4−アクリロキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)メタン、2,2−ビス(4−アクリロキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アクリロキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アクリロキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、ビス(4−アクリロキシエトキシフェニル)スルホン、ビス(4−アクリロキシジエトキシフェニル)スルホン、ビス(4−アクリロキシプロポキシフェニル)スルホン、ビス(4−アクリロキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)スルホン等が挙げられる。また、メタクリレート反応基を有する化合物としては、アクリレート反応基を有する化合物として例示した化合物において、アクリレートをメタクリレートに変えた化合物等が挙げられる。また、ビニル反応基を持つものとして、スチレン、2−ブロモスチレン、N−ビニルカルバゾール等が挙げられる。
光ラジカル重合開始剤は、記録光及び参照光によりラジカル活性種を発生し、ラジカル重合性化合物に付加反応し、光重合反応を開始させる。
記録層には、適宜、増感剤、高分子結合剤、熱重合防止剤、消泡剤、着色剤、消色剤等の添加剤を加えてもよい。
記録層を構成する好ましい各成分の割合は、3次元架橋ポリマーマトリクスは20wt%以上90wt%以下(より好ましくは35wt%以上85wt%以下)、ラジカル重合性化合物は7wt%以上70wt%以下(より好ましくは12wt%以上45wt%以下)、光ラジカル
重合開始剤は0.3wt%以上8wt%以下(より好ましくは0.01wt%以上5wt%以下)、添加剤は0wt%以上10wt%以下(より好ましくは0.01wt%以上10wt%以下)である。
本発明の記録層の調製溶液は通常の方法で作成される。例えば、上述の各成分を冷暗所にて高速撹拌機を使用して混合することにより作成する。
第1の基板は透光性であり、少なくとも、記録光、参照光及びサーボ光について透光性を有する。
第2の基板は透光性であり、少なくとも、記録光、参照光及びサーボ光について透光性を有する。
ホログラム記録媒体は、反射層、中間層、保護層、スペーサ等を備えても良い。
ることが好ましい。これは、記録前の記録層は、モノマーが分散した準安定状態にあるので自然光劣化が問題となるためである。なお、記録後の記録層は、干渉縞に対応し、ラジカル重合性化合物の重合が完了した安定状態にあるため、自然光によるアーカイブルライフ短寿命化は起こらない。
以下、本発明に係わるホログラム記録方法について、詳細に説明する。
mW以上100 mW以下程度である。従って、サーボ光のエネルギー密度は1 W/cm2以上5000 W/cm2以下程度である。
リクスの含有率を63.83wt%とした以外は、実施例A1と同様である。
2 記録層
3 第2の基板
4 反射層
d1 記録層上面における記録光及び参照光のビーム径
d2 記録層下面における記録光及び参照光のビーム径
dS 記録シフト
Claims (7)
- 透光性の第1及び第2の基板と、
前記第1の基板と前記第2の基板間に形成され、金属、金属酸化物の微粒子及びカーボンクラスターの少なくともいずれか、3次元架橋ポリマーマトリクス、ラジカル重合性化合物、及び、光ラジカル重合開始剤を有する記録層とを備えることを特徴とするホログラム記録媒体。 - 前記金属、金属酸化物の微粒子及びカーボンクラスターのいずれかは、前記3次元架橋ポリマーマトリクスの細孔中に保持されることを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録媒体。
- 前記金属は、金、銀、パラジウム、白金より選ばれる1種以上であり、前記金属酸化物は、酸化チタンより選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1又は2記載のホログラム記録媒体。
- 前記金属、金属酸化物の微粒子の平均粒径は1nm以上100nm以下であり、前記記録層中の含有率は10wt%以上40wt%以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のホログラム記録媒体。
- 前記カーボンクラスターはメタノフラーレンであることを特徴とする請求項1又は2記載のホログラム記録媒体。
- 前記ホログラム記録媒体は、前記第2の基板の前記記録層側と反対の面に反射層を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のホログラム記録媒体。
- サーボ光は記録光と参照光により照射される前記記録層の記録部を照射し、前記金属、金属酸化物の微粒子及びカーボンクラスターの少なくともいずれかはサーボ光を吸収し前記記録部を加熱することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のホログラム記録媒体の記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004049633A JP2005241820A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | ホログラム記録媒体及びその記録方法 |
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JP2005241820A true JP2005241820A (ja) | 2005-09-08 |
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ID=35023637
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JP2004049633A Pending JP2005241820A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | ホログラム記録媒体及びその記録方法 |
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JP (1) | JP2005241820A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006101003A1 (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | National University Corporation The University Of Electro-Communications | 有機微粒子を含む感光性組成物 |
JP2008052793A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Sharp Corp | 記録媒体およびそれを用いたサーボ信号検出方法、情報記録再生装置 |
JP2008164941A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Tdk Corp | ホログラム記録媒体 |
JP2013510204A (ja) * | 2009-11-03 | 2013-03-21 | バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト | 異なった書込コモノマーを含有する感光性ポリマー組成物 |
WO2021095400A1 (ja) * | 2019-11-11 | 2021-05-20 | ソニー株式会社 | ホログラム記録用組成物、ホログラム記録媒体、ホログラム、及びこれを用いた光学装置、光学部品 |
-
2004
- 2004-02-25 JP JP2004049633A patent/JP2005241820A/ja active Pending
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