JP2005241672A - プラグ型光アイソレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】光コネクタのフェルールの先端に光アイソレータを付設する場合は光アイソレータの汎用性を確保できない。インライン型の光アイソレータの場合も、その光アイソレータを簡単に着脱できず、使い勝手が悪く汎用性に欠ける。
【解決手段】プラグ型光アイソレータ1は、光コネクタ2とアダプタ3の間に装着して使用されるが、アダプタに接続可能なファイバ心線11a付きの第1キャピラリ11と、第1キャピラリ11と直列状に配設され光コネクタ2を接続した状態では光コネクタ2に光結合されるファイバ心線12a付きの第2キャピラリ12と、第1,第2キャピラリの間に介装された光アイソレータ機構13と、第1,第2キャピラリと光アイソレータ機構を軸心方向相対移動不能に保持する保持機構14と、第1,第2キャピラリと光アイソレータ機構と保持機構を収容するハウジング10などを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラグ型光アイソレータに関し、特に光コネクタとアダプタ間に着脱可能に装着されるプラグ型光アイソレータに関する。
最近の光通信では、IP電話、FTTHにおいて波長分割多重伝送方式(WDM)が広く普及しつつあり、NTTのBフレッツなどのブロードバンド通信においては、1310nm、1550nmなどの波長の光によるPON−Systemが適用されつつある。
将来の光通信では、映像信号を高速で送信して、鮮明な画像の送信が要求される。
しかし、光信号の伝送系には、光信号の減衰、曲がり、劣化による戻り光が発生し、ノイズとなる。
光通信用のレーザ光は半導体レーザ(LDモジュール)より生成されるが、LDモジュールの出力部には戻り光がLDモジュールへ逆流してノイズを発生させるのを防止する為の、偏波依存型光アイソレータが組み込まれる。他方、EDFAなどの光増幅器の両端には、発振や雑音の発生を抑制する為の偏波無依存型光アイソレータが組み込まれる。
偏波依存型光アイソレータは、偏光子とファラデー回転子と検光子などで構成され、偏光板子や検光子としては偏光ガラスなどが採用される。偏波無依存型光アイソレータは、複屈折くさび板とファラデー回転子と複屈折くさび板などで構成される。また、別の偏波無依存型光アイソレータは、複屈折板とファラデー回転子と波長板と複屈折板などで構成される。通常、前記のファラデー回転子としては鉄ガーネットが採用されるが、鉄ガーネットに予め飽和磁界を付与した自己バイアス型のファラデー回転子と、鉄ガーネットの外周側に永久磁石を配置する自己バイアス型でないファラデー回転子とがある。また、複屈折くさび板や複屈折板にはルチル結晶が採用される。
特許文献1には、光コネクタのフェルールの先端部に、ファラデー回転子の両側に複屈折くさび板を設けた偏波無依存型光アイソレータを組み込んだ光コネクタが開示されている。特許文献2には、スリーブの軸孔に偏波無依存型光アイソレータと、この光アイソレータの両側に配置した1対のグレーテッドインデックスファイバ素線とを組み込んだ光ファイバスプライスが開示されている。
特開平10−206672号公報 特開2000−131066号公報
特許文献1の光コネクタにおいては、光コネクタのフェルールの先端に光アイソレータを組み込む構造であるが、この構造では光アイソレータが光ファイバに1対1の関係で結合されてしまうので、光ファイバまたは光信号に応じて光アイソレータを適宜着脱する自由度に欠け、光アイソレータ使用の面における汎用性に欠ける。
特許文献2の光ファイバスプライスの両側に光コネクタを夫々接続して、光コネクタのフェルールのファイバ心線同士を光アイソレータを介して光結合することができる。しかし、その光ファイバスプライスに光コネクタのフェルールを挿入して接続する場合に、そのフェルールを光ファイバスプライスの軸孔に挿入して接着する等の作業が必要であり、光アイソレータの装着が面倒であり、一旦接続後には簡単には離脱することができないなど、使用上種々不便であり、汎用性に欠ける。
LDモジュールに組み込まれる光アイソレータなどでは、光アイソレータの機能も決まっており着脱する必要もないが、光アイソレータを必要に応じて適宜組み込んで使用したいような場合には、適宜着脱可能なプラグ型の光アイソレータが望ましいが、そのような光アイソレータは何ら提案されていないのが実情である。
本発明の目的は、光コネクタとアダプタの間に着脱可能に装着して使用できるプラグ型光アイソレータを提供すること、汎用性に優れるプラグ型光アイソレータを提供することなどである。
請求項1のプラグ型光アイソレータは、光コネクタとアダプタの間に着脱可能に装着した状態で使用されるプラグ型光アイソレータであって、前記アダプタのフェルール挿入孔に挿入可能なファイバ心線付きの第1キャピラリと、前記第1キャピラリと直列状に光結合可能に配設され、光コネクタとの結合状態では光コネクタ側フェルールのファイバ心線に光結合されるファイバ心線付きの第2キャピラリと、前記第1,第2キャピラリの間に介装された光アイソレータ機構と、前記第1,第2キャピラリと光アイソレータ機構を軸心方向相対移動不能に保持する保持機構と、前記第1,第2キャピラリと光アイソレータ機構と保持機構を収容するハウジングとを備えたことを特徴とするものである。
第1キャピラリをアダプタのフェルール挿入孔に挿入し、光コネクタを結合した状態では、光コネクタのファイバ心線が第2キャピラリのファイバ心線に光結合され、第1,第2キャピラリのファイバ心線は光アイソレータ機構を介して光結合され、第1キャピラリのファイバ心線がアダプタ側のフェルールのファイバ心線に光結合される。光アイソレータ機構により、戻り光の逆流が抑制される。
光アイソレータ機構は偏波依存型の光アイソレータでもよく、偏波無依存型の光アイソレータでもよく、光アイソレータ機構の順方向は、第2キャピラリから第1キャピラリに向う方向でもよく、第1キャピラリから第2キャピラリに向う方向でもよい。
請求項2のプラグ型光アイソレータは、請求項1の発明において、前記保持機構は、第1キャピラリの端部に外嵌されて第1キャピラリを軸心直交方向に位置決めする第1ホルダと、第2キャピラリに外嵌されて第2キャピラリを軸心直交方向に位置決めする第2ホルダとを備えたことを特徴とする。第1ホルダを介して第1キャピラリを軸心方向に位置決めし、第2ホルダを介して第2キャピラリを軸心方向に位置決めすることができる。
請求項3のプラグ型光アイソレータは、請求項2の発明において、前記第2ホルダは、光コネクタのフェルールを挿入可能な挿入孔を有することを特徴とする。そのため、光コネクタのフェルールを挿入孔に挿入すれば、光コネクタの軸心と第2キャピラリの軸心を合致させることができ、光コネクタのフェルールのファイバ心線を第2キャピラリのファイバ心線に光結合することができる。
請求項4のプラグ型光アイソレータは、請求項2の発明において、前記保持機構は、第1,第2ホルダの間において光アイソレータ機構の外周側に装着された磁石ホルダと、この磁石ホルダに装着されたほぼ環状の永久磁石を有することを特徴とする。
光アイソレータ機構のファラデー回転子が自己バイアス型のファラデー回転子でない場合に、上記の磁石ホルダと永久磁石とが活用される。
請求項5のプラグ光アイソレータは、請求項2〜4の何れかの発明において、前記第1ホルダは第1キャピラリの軸心に対して偏心した軸心を有し、第1キャピラリに対して相対的に第1ホルダを回動可能であることを特徴とする。そのため、第1キャピラリに対して相対的に第1ホルダを回動させることにより、第1キャピラリのファイバ心線を軸心直交方向へ位置調節することができる。
請求項1のプラグ型光アイソレータによれば、光コネクタとアダプタの間に着脱可能に装着して使用できるので、必要に応じて適宜選択的に使用することができるので、汎用性に優れる。光アイソレータ機構は第1,第2キャピラリの間に介装され、これらは保持機構により軸心方向相対移動不能に保持されるので、プラグ型光アイソレータを無理なく一定の状態で使用でき、その性能を確保することができる。
請求項2のプラグ型光アイソレータによれば、前記保持機構が、第1キャピラリの端部に外嵌されて第1キャピラリを軸心直交方向に位置決めする第1ホルダと、第2キャピラリに外嵌されて第2キャピラリを軸心直交方向に位置決めする第2ホルダとを有するため、第1ホルダを介して第1キャピラリを軸心方向に位置決めし、第2ホルダを介して第2キャピラリを軸心方向に位置決めすることができる。
請求項3のプラグ型光アイソレータによれば、前記第2ホルダは、光コネクタのフェルールを挿入可能な挿入孔を有するため、光コネクタのフェルールを挿入孔に挿入すれば、光コネクタの軸心と第2キャピラリの軸心を合致させることができ、光コネクタのフェルールのファイバ心線を第2キャピラリのファイバ心線に光結合することができる。
請求項4のプラグ型光アイソレータによれば、前記保持機構が、第1,第2ホルダの間において光アイソレータ機構の外周側に装着された磁石ホルダと、この磁石ホルダに装着された永久磁石を有するため、自己バイアス型のファラデー回転子でないファラデー回転子を適用可能となる。
請求項5のプラグ光アイソレータによれば、前記第1ホルダは第1キャピラリの軸心に対して偏心した軸心を有し、第1キャピラリに対して相対的に第1ホルダを回動可能であるので、第1キャピラリに対して相対的に第1ホルダを回動させることにより、第1キャピラリのファイバ心線を軸心直交方向へ位置調節することができる。
本発明に係るプラグ型光アイソレータは、光コネクタとアダプタの間に着脱可能に装着した状態で使用されるプラグ型光アイソレータであり、このプラグ型光アイソレータは、偏波依存性のものでもよく、偏波無依存性のものでもよいが、基本的に、ファイバ心線付きの第1キャピラリと、ファイバ心線付きの第2キャピラリと、第1,第2キャピラリの間に介装された光アイソレータ機構と、第1,第2キャピラリと光アイソレータ機構を軸心方向相対移動不能に保持する保持機構と、第1,第2キャピラリと光アイソレータ機構と保持機構を収容するハウジングとを備えている。
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
図1〜図6に示すように、プラグ型光アイソレータ1は、光コネクタ2とアダプタ3の間に着脱可能に装着した状態で使用されるプラグ型光アイソレータである。
このプラグ型光アイソレータ1は、基本的に、第1キャピラリ11、第2キャピラリ12、第1,第2キャピラリ11,12の間に介装された光アイソレータ機構13、第1,第2キャピラリ11,12と光アイソレータ機構13を軸心方向相対移動不能に保持する保持機構14、第1,第2キャピラリ11,12と光アイソレータ機構13と保持機構14を収容する合成樹脂製のハウジング10などを備えている。
第1キャピラリ11は、ハウジング10の左端側部分の内部に配置されて保持機構14により保持されている。この第1キャピラリ11は例えばジルコニア製であり、光アイソレータ機構13に接する第1キャピラリ11の先端部(右端部)は部分球面状に形成され、第1キャピラリ11の左端部は小径の平坦面に形成されている。
第1キャピラリ11の軸心部にはファイバ心線11aが組み込まれており、この第1キャピラリ11は、アダプタ3のフェルール挿入孔20に挿入可能であり、アダプタ3のフェルール挿入孔20に挿入された状態では、そのファイバ心線がアダプタの左半部分に装着された図示外の光コネクタのファイバ心線に光結合され、ハウジング10の内部ハウジング10aがアダプタ3の係止爪21で係止される。但し、図1に示すアダプタ3は、その両側に光コネクタ2を装着する形式のものであるが、発光デバイスや受光デバイスに固定されたアダプタ(レセプタクルとも言う)の場合には、それに接続された光アイソレータ1が発光デバイスや受光デバイスに光結合される。
第2キャピラリ12は、ハウジング10の中央部分の内部に第1キャピラリと直列状に光結合可能に配置されて保持機構14により保持されている。この第2キャピラリ12は例えばジルコニア製であり、光アイソレータ機構13に接する先端部(左端部)は部分球面に形成され、右端部は小径の平面状に形成されている。第2キャピラリ12の軸心部にはファイバ心線12aが組み込まれており、光コネクタ2との結合状態では光コネクタ2のフェルール22のファイバ心線22aに光結合される。光コネクタ2のフェルール22をフェルール挿入孔18に挿入して接続した状態では光コネクタ2の内部ハウジング23が割りスリーブ19の係止爪19aにより係止される。第1,第2キャピラリ11,12の間には後述する光アイソレータ機構13が介装されている。
保持機構14は、第1,第2キャピラリ11,12と光アイソレータ機構13を軸心方向と軸心直交方向に相対移動不能に保持するものであり、ハウジング10は、第1,第2キャピラリ11,12と光アイソレータ機構13と保持機構14を収容するものである。この保持機構14は、第1ホルダ15と、第2ホルダ17と、磁石ホルダ16と、永久磁石16aと、割りスリーブ18などで構成されている。ハウジング10はハウジング本体に固着された内部ハウジング10aを有する。合成樹脂製の割りスリーブ19はハウジング10内にはめ込んで固定され、割りスリーブ19の右端部分には右端に開放状の軸心方向向きの1対のスリットが形成されている。
第1ホルダ15は、例えばステンレス製のもので、第1キャピラリ11の右端部分に回転摺動可能に密着状に外嵌され、この第1ホルダ15により第1キャピラリ11が軸心直交方向に位置決めされる。図3に示すように、第1ホルダ15は第1キャピラリ11が密着状に且つ摺動可能に挿通するキャピラリ挿通孔15aを有し、第1ホルダ15は内部ハウジング10aの装着孔に密着状に且つ回動可能に内嵌されている。第1ホルダ15の軸心は、第1キャピラリ11の軸心(つまり、キャピラリ挿通孔15aの軸心)に対して約2,3μm偏心しているので、第1ホルダ15を第1キャピラリ11に対して相対的に回動させることにより、第1キャピラリ11の軸心の位置を上下左右に微調節可能である。
組立て時に、第1キャピラリ11のファイバ心線11aと第2キャピラリ12のファイバ心線12aの光結合が最適となるように、第1キャピラリ11の軸心の位置を微調節してから、第1ホルダ15は内部ハウジング10aに接着にて固着され、第1キャピラリ11が第1ホルダ15に接着にて固着される。
第2ホルダ17は例えばステンレス製のもので、この第2ホルダ17は第2キャピラリ12の左端部分に外嵌される大径部17aとこの大径部17aから右方へ延びて割りスリーブ19に内嵌された小径部17bとを有する。前記の大径部17aは内部ハウジング10aの装着孔に密着状に内嵌されてハウジング10に対して軸心方向と心軸心直交方向の位置が決められている。この第2ホルダ17に第2キャピラリ12を密着状に内嵌して接着することで第2キャピラリ12が軸心方向と軸心直交方向に位置決めされている。
前記の小径部17bは割りスリーブ19に密着状に内嵌されている。第2ホルダ17には、第2キャピラリ12と光コネクタ2のフェルール22とが密着状に挿入される挿入孔が形成されている。前記挿入孔のうちの右端側約1/3部分は光コネクタ2のフェルール22が挿入されるフェルール挿入孔18であり、このフェルール挿入孔18に光コネクタ2のフェルール22を接続した状態において、第2ホルダ17により光コネクタ2のフェルール22のファイバ心線22aと第2キャピラリ12のファイバ心線12aとが同心状に位置決めされて光結合される。
磁石ホルダ16と永久磁石16aは、保持機構14と光アイソレータ機構13の両方に属するものである。合成樹脂製の磁石ホルダ16は内部ハウジング10aの装着孔に密着状に内嵌され、磁石ホルダ16の内周面は第1,第2キャピラリ11,12の外周面から離隔している。この磁石ホルダ16には、後述のようにファラデー回転子に作用させる軸心方向向きの磁界を発生させるリング状の永久磁石16aが組み込まれている。
図2に示すように、光アイソレータ機構13は、偏光依存性のないアイソレータであり、ルチル結晶からなる1対の薄い複屈折楔板13a,13cの間に薄い鉄ガーネット板である自己バイアス型でないファラデー回転子13bを挟着してそれらを光透過性のある接着剤で接着したものである。光コネクタ2のファイバ心線22aから伝送される光信号が第2キャピラリ12のファイバ心線12aに伝送されて、図2の矢印A,Bの方向へ光信号が伝送されるものとする。
右側の複屈折楔板13aの光軸方向は例えば鉛直方向であるすると左側の複屈折楔板13cの光軸方向は鉛直方向から光の進行方向に向って時計回りに45度回転した方向である。永久磁石16aにより光の進行方向と同方向の磁界が発生する。この光アイソレータ機構13は周知の機構であり、矢印A,Bの方向へ進行する光は透過するものの、矢印A,Bの方向と反対方向へ向う反射光は光アイソレータ機構13により遮断される。光アイソレータ機構13は第1,第2キャピラリ11,12の先端に密着して両キャピラリ11,12のファイバ心線11a,12aに光結合される。
以上のプラグ型光アイソレータ1の作用、効果について説明する。
このプラグ型光アイソレータ1の第1キャピラリ11をアダプタ3のファイバ挿入孔20に挿入して光アイソレータ1をアダプタ3に接続し、光コネクタ2のフェルール22をフェルール挿入孔18に挿入して光コネクタ2を接続した状態にすると、光コネクタ2のファイバ心線22aと第2キャピラリ12のファイバ心線12aとが光結合し、第1,第2キャピラリ11,12のファイバ心線11a,12aが光アイソレータ機構13に光結合され、光コネクタ2側から伝送される光信号が、ファイバ心線12aと光アイソレータ機構13とファイバ心線11aを通過し、アダプタ3の左半部に接続された光コネクタ(図示略)のファイバ心線に伝送されるが、光アイソレータ機構13の戻り光阻止機能により反射光の逆流が阻止され、反射光が第2キャピラリ12のファイバ心線12aへ戻るのが抑制される。
このプラグ型光アイソレータ1は、光コネクタ2とアダプタ3の間に着脱可能に装着して使用できるため必要に応じて適宜選択的に光アイソレータ1を使用することができるので、汎用性に優れる。光アイソレータ機構13は保持機構14に軸心方向相対移動不能に保持された第1,第2キャピラリ11,12の間に介装されるので、プラグ型光アイソレータ1を無理なく一定の状態で使用でき、その性能を確保することができる。また、第1キャピラリ11の右端部と第2キャピラリ12の左端部が部分球面状に形成されているため、第1,第2キャピラリ11,12のファイバ心線11a,12aと光アイソレータ機構13を光結合する性能を高めることができる。
保持機構14の第1ホルダ15の軸心と第1キャピラリ11の軸心とが偏心しており、第1キャピラリ11に対して第1ホルダ15を回動させることで、第1キャピラリ11のファイバ心線11aの軸心直交方向位置を簡単に微調節することができるので、第1,第2キャピラリ11,12のファイバ心線11a,12aと光アイソレータ機構13の光結合の結合性能を簡単に高めることができる。
第2ホルダ17に形成した挿入孔に、第2キャピラリ12と光コネクタ2のフェルール22を挿入して光結合する構成であるので、フェルール22をフェルール挿入孔18に挿入すれば、光コネクタ2の軸心と第2キャピラリ12の軸心を合致させることができ、光コネクタ2のフェルール22のファイバ心線22aを第2キャピラリ12のファイバ心線12aに光結合することができる。
保持機構14が、第1,第2ホルダ15,17の間において光アイソレータ機構13の外周側に装着された磁石ホルダ16と、この磁石ホルダ16に装着された永久磁石16aを有するため、自己バイアス型のファラデー回転子でないファラデー回転子を適用することができる。尚、ハウジング10の突起10bは、アダプタ3のハウジングのスリットに係合して回転規制するものである。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
1)前記光アイソレータ機構13の代わりに、図7に示すような光アイソレータ機構13Aを採用してもよい。この偏光依存型の光アイソレータ機構13Aは、薄いガラス製の偏光板13dと、前記実施例と同様のファラデー回転子13bと、検光子としての薄いガラス製の偏光板13eとで構成されている。偏光板13dの透過軸方向に対して偏光板13eの透過軸方向は光の進行方向に向って45度時計回り方向へずらしてある。
2)前記光アイソレータ機構13の代わりに、図8に示すような光アイソレータ機構13Bを採用してもよい。この偏光無依存型の光アイソレータ機構13Bは、ルチル結晶などの光透過性の複屈折材料からなる薄い複屈折板13fと、前記実施例と同様のファラデー回転子13bと、ガラス製のλ/2板13gと、前記複屈折板13fと同様の検光子としての薄い複屈折板13hとで構成されている。
この光アイソレータ機構13Bの場合、第2キャピラリ12のファイバ心線12aと第1キャピラリ11のファイバ心線11aとを軸心直交方向に微小距離離隔させる必要があるが、プラグ型光アイソレータ1の組み立て段階において、第1ホルダ15を回動させることにより第1キャピラリ11のファイバ心線11aの軸心直交方向の位置を微調節して簡単に最適位置に設定することができる。
3)前記光アイソレータ機構13,13A,13Bでは、自己バイアス型でないファラデー回転子13bを採用したので、磁石ホルダ16と永久磁石16aを採用したが、自己バイアス型のファラデー回転子を採用する場合には、永久磁石16aは省略できる。
4)前記光アイソレータ機構として前記以外の公知の種々のものを適用することできる。また、光アイソレータ機構の順方向は、前記の矢印A,Bの方向に限定されるものではなく、矢印A,Bと反対方向向きとなる場合もある。即ち、発光デバイスに装備したアダプタに装着するプラグ型光アイソレータは、発光デバイスから出力される光信号の進行方向を順方向とする。その他、このプラグ型光アイソレータは、光増幅デバイスの両端側に装備される場合もあり、光アイソレータ機構の順方向は適宜設定されることになる。
その他、当業者ならば本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で本発明を実施可能であり、本発明はそれらの変更形態をも包含する。
プラグ型光アイソレータと光コネクタとアダプタの横断断面図である。 光アイソレータ機構とその周辺部の拡大図である。 第1キャピラリと第1ホルダと内部ハウジングの拡大断面図である。 プラグ型光アイソレータの縦断断面図である。 プラグ型光アイソレータの平面図である。 プラグ型光アイソレータの側面図である。 変更形態に係る光アイソレータ機構とその周辺部の拡大図である。 別の変更形態に係る光アイソレータ機構とその周辺部の拡大図である。
符号の説明
1 プラグ型光アイソレータ
2 光コネクタ
3 アダプタ
10 ハウジング
11 第1キャピラリ
11a ファイバ心線
12 第2キャピラリ
12a ファイバ心線
13,13A,13B 光アイソレータ機構
14 保持機構
15 第1ホルダ
16 磁石ホルダ
16a 永久磁石
17 第2ホルダ
18 フェルール挿入孔

Claims (5)

  1. 光コネクタとアダプタの間に着脱可能に装着した状態で使用されるプラグ型光アイソレータであって、
    前記アダプタのフェルール挿入孔に挿入可能なファイバ心線付きの第1キャピラリと、 前記第1キャピラリと直列状に光結合可能に配設され、光コネクタとの結合状態では光コネクタ側フェルールのファイバ心線に光結合されるファイバ心線付きの第2キャピラリと、
    前記第1,第2キャピラリの間に介装された光アイソレータ機構と、
    前記第1,第2キャピラリと光アイソレータ機構を軸心方向相対移動不能に保持する保持機構と、
    前記第1,第2キャピラリと光アイソレータ機構と保持機構を収容するハウジングと、 を備えたことを特徴とするプラグ型光アイソレータ。
  2. 前記保持機構は、第1キャピラリの端部に外嵌されて第1キャピラリを軸心直交方向に位置決めする第1ホルダと、第2キャピラリに外嵌されて第2キャピラリを軸心直交方向に位置決めする第2ホルダとを備えたことを特徴とする請求項1に記載のプラグ型光アイソレータ。
  3. 前記第2ホルダは、光コネクタのフェルールを挿入可能な挿入孔を有することを特徴とする請求項2に記載のプラグ型光アイソレータ。
  4. 前記保持機構は、第1,第2ホルダの間において光アイソレータ機構の外周側に装着された磁石ホルダと、この磁石ホルダに装着された永久磁石を有することを特徴とする請求項2に記載のプラグ型光アイソレータ。
  5. 前記第1ホルダは第1キャピラリの軸心に対して偏心した軸心を有し、第1キャピラリに対して相対的に第1ホルダを回動可能であることを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載のプラグ型光アイソレータ。
JP2004047213A 2004-02-24 2004-02-24 プラグ型光アイソレータ Pending JP2005241672A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009512897A (ja) * 2005-10-24 2009-03-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 光コネクタ、ファイバー分配ユニット及び光コネクタ用ファイバー終端処理プラットフォーム

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JP2009512897A (ja) * 2005-10-24 2009-03-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 光コネクタ、ファイバー分配ユニット及び光コネクタ用ファイバー終端処理プラットフォーム

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