JP2005215156A - 光デバイス - Google Patents

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Yasushi Sato
恭史 佐藤
Sadaaki Minamimoto
貞昭 南本
Hideto Sonoda
秀人 薗田
Mikio Kyomasu
幹雄 京増
Akira Kashiwazaki
昭 柏崎
Hiroshi Hashimoto
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Abstract

【課題】従来のフェルールと容易に光結合が可能な光デバイスにおいては、構造が複雑で偏光方向の位置決めが難しく、また、光アイソレータのような厚い素子を挿入する場合は挿入損失が大きいという問題点に対し、小型で信頼性が高くモジュールに実装の容易で、偏光方向の位置決めが容易な光アイソレータを用いた光デバイスを提供する。
【解決手段】シングルモードファイバと、該シングルモードファイバと外径が同一であって中心軸から外周に向かって徐々に屈折率が減少するグレイデッドインデックスファイバと、前記シングルモードファイバと外径が同一でコアを持たないコアレスファイバとを含む光結合用の複数の光ファイバからなる光ファイバ体が、フェルール内に配設されるとともに、該フェルール内に凹部が前記コアレスファイバを横切る様に設けられ、前記凹部内に光アイソレータを配設した光デバイスにおいて、前記凹部を保護するための保護部材を備え、保護部材は外光軸を中心とした回転を機械的に制限することによって偏光方向を規定する制限手段を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は非相反性を利用した光アイソレータを用いた光デバイスに関し、特に光通信用に好適な光デバイスに関する。
光アイソレータは方向性を有し、順方向には光を通すが、逆方向には光を遮断するという機能を有する。光通信、光計測に利用される半導体レーザー(以下LDと略す)は、外部から反射光が戻り、LDの活性層に入射すると内部の干渉状態が崩れ、波長のズレ、出力の変動等の不具合を起こす。LDを安定して発振させるために、逆方向の光を遮断する光アイソレータが活用されている。高精度な計測、高速な変調による通信、高密度化のために波長の厳重な制御が必要な通信では光アイソレータは不可欠となっている。
光アイソレータの模式図を図2(A)に示す。
光アイソレータ1は第1の偏光子2A、第2の偏光子2Bの間に配置されたファラデー回転子3と該ファラデー回転子3に磁界を印加するマグネット(不図示)から構成される。
図2(A)、(B)を用いて順方向、逆方向の光の挙動を示す。
なお、偏光子において以降、透過する偏光方向を偏光軸6と称するものとする。
図2(A)に示す様に順方向の光4は第1の偏光子2Aを透過し、偏光軸6aと同じ方向の直線偏光成分7のみになる。
さらにファラデー回転子3によって、偏光方向は45°回転させられ、第2の偏光子2Bの偏光軸6と一致する。
よって、第2の偏光子2Bによって減衰することなく、透過していく。
一方、図2(B)に示すように逆方向の光5は最初に第2の偏光子2Bに入射し、偏光軸6bと同じ方向の直線偏光成分7のみが透過する。この光がファラデー回転子3により45°偏光方向が回転する。第2の偏光子2Bの偏光軸6bが予め45°傾いていることにより、回転後の光は90°傾くことになり、第1の偏光子2Aの偏光軸6aと直交することにより遮断される。前記のような光アイソレータ1は上記の説明のように特定の偏光方向の光のみ透過させる為に偏光依存型の光アイソレータとも呼ばれるが、LDからの出射光は直線偏光であるため、LDを実装したモジュールではもっぱら偏光依存型の光アイソレータが用いられる。
また、図3に示すような、フェルールにフィルタを設置し、光コネクタと接続する光コネクタ型部品が提案されている(特許文献1)。
これは第1のファイバ貫通穴を有し該ファイバ貫通穴を横切るように形成されたスリットを有するフェルール本体8と、第1の貫通穴と連結する第2のファイバ貫通穴を有し、フェルール本体8の両端に連結された2つの連結部材9からなるものと、前記連結部材9の端面においてファイバ端面が露出するように第1および第2のファイバ貫通穴内に配置された光ファイバと、光路を横切るように前記スリット内に配置された光学的フィルタと、前記フェルールを収納し光コネクタと連結可能な本体10を具備している。これは、光学的フィルタをコネクタと簡便に連結することを目的としている。
また、図4に示すように光アイソレータとコネクタとを簡便に接続する例が提案されている。光アイソレータ1は偏光無依存型を用い、両端からビーム変換素子12で挟まれることによって光学的に結合されていて、割スリーブ13内に固定されている(特許文献2)。
さらに、図5に示すようにシングルモードファイバ16A、16B、グレイデッドインデックスファイバ17A、17B、コアレスファイバ18からなる光ファイバ体が固定されたフェルール14に凹部を形成し、光アイソレータ1を設置した構造の凹部周辺に補強用環状部材14を設置する例が示されている(特許文献3)。
特開平5−60934公報 特開平7−84143公報 特開2003−161838公報
図3に示す特許文献1の例では、フェルール本体8以外に複数の連結部材9を用いるため複雑化してしまい、全長が長くなってしまう。
また、内蔵される光ファイバは単なる光ファイバとしての記述しかなく、スリットを構成することで、大きな挿入損失を生じてしまう。厚さ200μm程度までのフィルタ等の比較的薄い光学素子を想定している場合では使用可能であるが、シングルモードファイバではスリット幅400μmを超えるとスリット部の損失は10dBを超えてしまい、通常のデバイスとして使用できない。特に光アイソレータは厚さ700μmを超える長さをもつため、特殊な光ファイバを用い光結合の対策を行わないと、対応できない。
また、偏光依存型の光アイソレータは入射偏光方向に影響を受け、通常のコネクタの光を入射光とすることは出来ない。これは光ファイバが動くことでも偏光状態が変化するためであるが、特許文献1の例では偏光方向について示唆されていないため、基本的に偏光に影響を受けるデバイスを想定していない。
図4に示す特許文献2の例では、ビーム変換素子12を用いることで挿入損失の問題は解決している。ただし、作製の難しいコア拡大ファイバを想定している。
コア拡大ファイバはシングルモードファイバの一部を数百度で長時間加熱することにより、コアのゲルマニウムをクラッドに拡散させることによりテーパー状のコアを形成するものであり、また、偏光無依存型を前提としているため、偏光方向を規定する必要が無い。
一方、偏光無依存型アイソレータは偏光依存型アイソレータに比べ、複屈折単結晶を用い、複雑化するという問題がある。
さらに、図5に示す特許文献3では、フェルール14に形成した凹部の外周部に補強用環状部材15を被せ、強度を上げる構造にしている。ここで一例として用いられる偏光依存型光アイソレータ1は入射する光が直線偏光であって、光アイソレータと直線偏光の方向の角度を一定に定める機構が無い等の問題点がある。
上記に鑑みて本発明は、シングルモードファイバと、該シングルモードファイバと外径が同一であって中心軸から外周に向かって徐々に屈折率が減少するグレイデッドインデックスファイバと、前記シングルモードファイバと外径が同一でコアを持たないコアレスファイバとを含む光結合用の複数の光ファイバからなる光ファイバ体が、フェルール内に配設されるとともに、該フェルール内に凹部が前記コアレスファイバを横切る様に設けられ、前記凹部内に光アイソレータを配設した光デバイスにおいて、前記凹部を保護するための保護部材を備え、該保護部材は光軸を中心とした回転を機械的に制限することによって偏光方向を規定する制限手段を有することを特徴とする。
さらに、前記制限手段は保護部材に設けた平面部であることを特徴とする。
さらに、前記制限手段は保護部材に設けた突起部であることを特徴とする。
さらに、前記制限手段は保護部材に設けた溝部であることを特徴とする。
さらに、前記制限手段は光アイソレータの入射偏光方向と光デバイスの光軸回りの回転角を10度以内に定めることを特徴とする。
さらに、前記保護部材は、前記フェルールと一体にダイシングにより凹部を加工された形状を持つことを特徴とする。
さらに、前記光ファイバ体が配設されたフェルールに外部から他のフェルールを接合するためのスリーブを具備したことを特徴とする。
さらに、シングルモードファイバと、該シングルモードファイバと外径が同一であって中心軸から外周に向かって徐々に屈折率が減少するグレイデッドインデックスファイバと、前記シングルモードファイバと外径が同一でコアを持たないコアレスファイバとを含む光結合用の複数の光ファイバからなる光ファイバ体が、フェルール内に配設されるとともに、該フェルール内に凹部が前記コアレスファイバを横切る様に設けられ、前記凹部内に光アイソレータを配設した光デバイスにおいて、前記凹部を保護し、且つ他のフェルールと接続可能なスリーブを被せ、該スリーブが光軸を中心とした回転を機械的に制限することによって偏光方向を規定する制限手段を有することを特徴とする。
さらに、前記制限手段はスリーブに設けた平面部であることを特徴とする。
さらに、前記制限手段はスリーブに設けた突起部であることを特徴とする。
さらに、前記制限手段はスリーブに設けた溝部であることを特徴とする。
さらに、前記制限手段は、光アイソレータの入射偏光方向と光デバイスの光軸回りの回転角を10度以内に定めることを特徴とする。
さらに、前記スリーブは前記フェルールと一体にダイシングにより凹部を加工された形状を持つことを特徴とする。
本発明によれば以下の様な効果を奏する。
光アイソレータを他のフェルール、もしくはフェルール付のデバイスと容易に低損失に結合させ使用できる。
また、フェルールに凹部を形成することによる強度低下を軽減できる。
また、光アイソレータの入射偏光方向の光軸回りの角度決めが無調整で容易にできる。
これは前記制限手段が無い場合では、光軸回りの回転調整機構を持つ実装装置を用い、別途形成したマーキング等を元に画像認識等で回転調整を行うか、光軸回りの回転調整機構を持つ実装装置を用いて光を光デバイスに通し、出力光を測定しながら回転調整を行うといった大掛かりな装置が必要となるからである。
図1に本発明を実施するための形態を示す。
まず、シングルモードファイバ16A、グレイデッドインデックスファイバ17A、コアレスファイバ18、グレイデッドインデックスファイバ17B、シングルモードファイバ16Bをこの順番に接続し光ファイバ体19とした。
その後フェルール14の穴に前記光ファイバ体19を接着固定し、フェルール14の両端面を研磨した。
その後、フェルール14ごと、光ファイバ体19のコアレスファイバ18の部分を分断し凹部20を形成した後に、光アイソレータ1を凹部20内に接着し、隙間に接着剤21を充填した。
さらに制限手段として平面部23を持つ保護部材22をフェルール14の凹部20の部分に被せて固定し光デバイスM1とした。
なお、平面部23は凹部20の底面と平行になるように固定されており、単なるマーキングで無い切り欠きである平面部23と外部に取り付ける部品とで機械的位置決めが可能となり、偏光方向が確実に決めることができる。
なお、制限手段は突起部や溝部でもよく、光軸回りの偏光軸6のズレは10度以下が望ましい。
図13は挿入損失0.2dBの光アイソレータに対する入射偏光の方向をずらして時に挿入損失が増加する様子を示すグラフである。9〜10度で0.3dBを超える。即ち過剰損失が0.1dBとなるため10度以下が望ましい。偏光方向を規定する制限手段がないと、偏光ズレによる損失のばらつきが増大してしまう。
具体的に実施例を図1を用いて説明する。
モードフィールド径10μmのシングルモードファイバ16A、コア径105μm、屈折率差0.85%のグレイデッドインデックスファイバ17Aを0.8mm、純石英でコアを持たないコアレスファイバ18を1.6mm、前記グレイデッドインデックスファイバ17Aと同様のパラメータを持つグレイデッドインデックスファイバ17Bを0.8mm、シングルモードファイバ16Bをこの順番に融着接続し光ファイバ体19とした。
その後外径1.25mmのジルコニア製のフェルール14の穴に前記光ファイバ体19を接着固定し、フェルール14の両端面を研磨した。
なお、接着には熱硬化型エポキシ系接着剤を用いた。
その後、フェルール14ごと、光ファイバ体19のコアレスファイバ18の部分をダイシングにより分断し深さ約0.78mmの凹部20を形成した。
さらに図2のように偏光子、ファラデー回転子からなる厚さ0.8mmの光アイソレータ1(図1中には偏光子、ファラデー回転子は図示せず)を凹部20内にUV熱併用型のアクリル系接着剤にて接着し、隙間にエポキシ系の低TG(TG<−50度)のUV硬化型接着剤21を充填した。
なお、上記光アイソレータ1は図2中下方の辺と入射偏光方向が一致しており、従って凹部20の底面の方向と入射偏光方向も一致する。
一方、外径2.3mm、内径1.25mm、長さ2mmのジルコニアスリーブを保護部材22とし、外周の一部を研磨加工し平面部23を形成した。
さらに前記保護部材22をフェルール14の凹部20の部分に被せて熱硬化型エポキシ接着剤にて接着固定し光デバイスM1とした。
なお、平端部23と凹部20の底面の方向は一致するように接着固定されている。
このような光デバイスM1の光学的特性は、両端面の他のフェルール14との接続損失を含め1.2〜1.8dB、アイソレーションは37〜42dBとなった。
また、抗折強度は保護部材22が無い場合の4〜5Nに比べ20N以上と向上している。
このような光デバイスM1は入射側にフェルール14を具備したモジュール(図示せず)、出射側に光コネクタ(図示せず)を接続することによって、光アイソレータ非搭載のモジュールを簡便に光アイソレータ搭載のモジュールとすることができる。
また、光ファイバ体19にグレイデッドインデックスファイバ17A、17Bを用いているため、0.8mmの厚さの光アイソレータ1を挿入しても前述の様に低損失に結合させて使用できる。
なお以降の実施例では、凹部20、光アイソレータ1、接着剤21からなる部分は共通のため光アイソレータ部26として表す。
図6の(A)〜(D)は偏光方向の制限手段の形状例を示す。
図6(A)に示す形状によれば平面部23は保護部材22の全長の一部であって、加工の手間が大幅に低減できる。
また図6(B)の形状は、光モジュールM1の外部に実装される他の部品が直線で構成される場合、例えば平面状に光モジュールM1を載置する場合に適する。
さらに図6(C)のように凹部底面に対し直交方向に平面部23を設けたり、より強固な光軸回りの制限を行う為に図6(D)のように上下2箇所に平面部23を設けても良い。
図7(A)〜(E)は制限手段として保護部材22に突起部24を設けた例である。
(A)〜(D)のような形状は外部に取り付ける他の部品に応じて選択できる。また(E)のように角度を変えてつけても良い。
図8(A)〜(D)は保護部材22に光軸回りの回転の制御手段として溝部25を形成した例である。
尚、図13はアイソレータ偏光軸に対する入射光の偏光方向ズレ角度とアイソレータの損失の関係を示すグラフである。
図9(A)〜(C)は、光アイソレータ部の形成手順を変えた実施例である。
以下に図9(A)の作製手順を示す。
フェルール14の穴に光ファイバ体19を接着固定し、フェルール14の両端面を研磨した。なお接着には熱硬化型エポキシ系接着剤を用いた。その後、ジルコニアスリーブを保護部材22とし、フェルール14に被せて熱硬化型エポキシ接着剤にて接着固定した後に、保護部材22、フェルール14を一度にダイシング加工を行った。
また、同時にダイシング加工にて平面部23を形成した。さらに、実施例1と同様に光アイソレータを搭載し光アイソレータ部26とした。
光アイソレータ部を形成した後にスリーブを被せる場合では、光アイソレータ近傍をスリーブが擦るように移動するため光アイソレータ周辺の接着層を巻き込んでしまう可能性があり、また、保護部材22を被せる前の強度的に弱い段階があること、保護部材22を被せる際に負荷が掛かり、破損させてしまうこともあり、保護部材22を予め取り付ける工程としている。
これにより作製時の不具合の発生を抑えることができる。
特に図9(A)の場合は光軸回りの回転を機械的に規定する制限手段である平面部23をダイシング時に同時に形成できることから作製の手間を大幅に低減できる。
図10は図1、図6〜9の実施例に、他のフェルールと接続するためのスリーブ27A、27Bを取り付けた例である。
図9(A)は保護部材に光軸回りの回転を機械的に規定する制限手段を平面部23としたもの、図9(B)は保護部材に光軸回りの回転を機械的に規定する制限手段を突起部24としたもの、図9(C)はスリーブ27Bに光軸回りの回転を機械的に規定する制限手段として溝部25を形成し、フェルール14に接着している。
図11(A)は保護部材22が他のフェルールを接続する為のスリーブを兼ねる例である。
作製手順はまず、フェルール14の穴に前記光ファイバ体19を接着固定し、フェルール14の両端面を研磨した。なお接着には熱硬化型エポキシ系接着剤を用いた。
その後、フェルール14ごと、光ファイバ体19をダイシングにより分断し、さらに、実施例1と同様に光アイソレータを搭載し光アイソレータ部26とした。
他のフェルールとの接続と保護を兼ねる保護部材22の外周の一部を研磨加工し、光軸回りの回転を機械的に規定する制限手段として、平面部23を形成した。
さらに前記保護部材22をフェルール14に被せて熱硬化型エポキシ接着剤にて接着固定し、フェルール14にスリーブ27Aを被せ光デバイスM2とした。
なお、スリーブと保護部材、さらに光軸回りの回転を機械的に規定する制限手段を兼ねることから、部材点数が少なくするとともに工数が減少する。
なお、図11(B)のように光軸回りの回転を機械的に規定する制限手段として溝部25を形成しても良い。
図12は前述の実施例7において光アイソレータ部の形成手順を変えた実施例である。
以下に(A)の作製手順を示す。
フェルール14の穴に光ファイバ体19を接着固定し、フェルール14の両端面を研磨した。
なお、接着には熱硬化型エポキシ系接着剤を用いた。
その後、他のフェルールと接続する為のスリーブと保護部材を兼ねるジルコニアスリーブを保護部材22とし、フェルール14に圧入した後に、保護部材22、フェルール14を一度にダイシング加工を行った。
また、同時にダイシング加工にて光軸回りの回転を機械的に規定する制限手段として平面部23を形成した。
さらに、実施例1と同様に光アイソレータを搭載し光アイソレータ部26とした。
さらに、スリーブ27Aをフェルール14に被せ光デバイスM3とした。
光アイソレータ部26を形成した後にスリーブ27を被せる場合では、光アイソレータ近傍をスリーブ27が擦るように移動するため光アイソレータ周辺の接着層を巻き込んでしまう可能性があり、また、保護部材22を被せる前の強度的に弱い段階であるため、保護部材22を被せる際に負荷が掛かり、破損させてしまうこともあり、保護部材22を予め取り付ける工程としていることにより作製時の不具合の発生を抑えることができる。
特に(A)の場合は作製の手間を大幅に低減できる。
また、制限手段である平面部23をダイシング時に同時に形成できることから、部材点数を少なくするとともに工数が減少する効果が得られる。
また図12(B)のように制限手段として溝部25を形成しても良い。
なお、表1に抗折強度の実測結果を示す。
Figure 2005215156
直径1.25mmのジルコニア製のフェルール14に深さ約0.78mmの凹部を形成した場合の結果であるが、図1のような保護部材22を設けることにより、平均27N程度まで抗折強度は向上する。
本発明の実施例を説明する側断面図と正面図である (A)は光の往き(B)は光の戻りに対する通常の光アイソレータの動作を説明する模式図である。 従来の光デバイスを示す側断面図である。 従来の光アイソレータを示す側断面図である。 従来の光アイソレータを示す側断面図である。 (A)は本発明の光デバイスにおいて光軸回りの回転を機械的に規定する制限手段として別の平面部を設けた実施例を示す側断面図と正面図であり、(B)〜(D)は本発明の制限手段として他の平面部の形状の実施例を示す側断面図と正面図である。 (A)は本発明の光デバイスにおいて別の光軸回りの回転を機械的に規定する制限手段として突起部を設けた実施例を示す側断面図と正面図であり、(B)〜(E)は本発明の制限手段として他の突起部の形状の実施例を示す側断面図と正面図である。 (A)は本発明の光デバイスにおいて別の光軸回りの回転を機械的に規定する制限手段として溝部を設けた実施例を示す側断面図と正面図であり、(B)〜(D)は本発明の制限手段として他の溝部の形状の実施例を示す側断面図と正面図である。 (A)は本発明の光デバイスにおいて、保護部材とフェルールを一体に加工し凹部と制限手段を形成した形状とする実施例を示す側断面図と正面図であり、(B)、(C)は本発明の制限手段として他の形状の実施例を示す側断面図と正面図である。 (A)は本発明の光デバイスにおいて、他のフェルールを接合するためのスリーブを具備した実施例を示す側断面図と正面図であり、(B)、(C)は本発明の制限手段として他の形状の実施例を示す側断面図と正面図である。 (A)は本発明の光デバイスにおいて、他のフェルールを接合するためのスリーブと保護部材を兼ねる実施例を示す側断面図と正面図であり、(B)は本発明の制限手段として他の形状の実施例を示す側断面図と正面図である。 (A)は本発明の光デバイスにおいて保護部材とフェルールを一体に加工し凹部を形成した形状とし、且つ他のフェルールを接合するためのスリーブと保護部材を兼ねる実施例を示す側断面図と正面図であり、(B)は本発明の制限手段として他の形状の実施例を示す側断面図と正面図である。 入射偏光のズレと損失の関係を示すグラフである。
符号の説明
M1、M2、M3、光デバイス
1、光アイソレータ
2A、第1の偏光子、2B、第2の偏光子
3、ファラデー回転子
4、順方向の光
5、逆方向の光
6、偏光軸
7、直線偏光成分
8、フェルール本体
9、連結部材
10、本体
12、ビーム変換素子
13、割りスリーブ
14、フェルール(保護体)
15、補強用環状部材
16A、16B、シングルモードファイバ
17A、17B、グレイデッドインデックスファイバ
18、コアレスファイバ
19、光ファイバ体
20、凹部
21、接着剤
22、保護部材
23、平面部
24、突起部
25、溝部
26、光アイソレータ部
27A、27B、スリーブ

Claims (13)

  1. シングルモードファイバと、該シングルモードファイバと外径が同一であって中心軸から外周に向かって徐々に屈折率が減少するグレイデッドインデックスファイバと、前記シングルモードファイバと外径が同一でコアを持たないコアレスファイバとを含む光結合用の複数の光ファイバからなる光ファイバ体が、フェルール内に配設されるとともに、該フェルール内に凹部が前記コアレスファイバを横切る様に設けられ、前記凹部内に光アイソレータを配設した光デバイスにおいて、前記凹部を保護するための保護部材を備え、保護部材は外光軸を中心とした回転を機械的に制限することによって偏光方向を規定する制限手段を有することを特徴とする光デバイス。
  2. 前記制限手段は保護部材に設けた平面部であることを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  3. 前記制限手段は保護部材に設けた突起部であることを特徴とする請求項1記載の光デバイス
  4. 前記制限手段は保護部材に設けた溝部であることを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  5. 前記制限手段は光アイソレータの入射偏光方向と光デバイスの光軸回りの回転角を10度以内に定めたものであることを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  6. 前記保護部材は、前記フェルールと一体にダイシングにより凹部を加工された形状を持つものであることを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
  7. 前記光ファイバ体が配設されたフェルールに、外部から他のフェルールを接合するためのスリーブを具備したことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の光デバイス。
  8. シングルモードファイバと、該シングルモードファイバと外径が同一であって中心軸から外周に向かって徐々に屈折率が減少するグレイデッドインデックスファイバと、前記シングルモードファイバと外径が同一でコアを持たないコアレスファイバとを含む光結合用の複数の光ファイバからなる光ファイバ体が、フェルール内に配設されるとともに、該フェルール内に凹部が前記コアレスファイバを横切る様に設けられ、前記凹部内に光アイソレータを配設した光デバイスにおいて、前記凹部を保護し、且つ他のフェルールと接続可能なスリーブを被せ、該スリーブが光軸を中心とした回転を機械的に制限することによって偏光方向を規定する制限手段を有することを特徴とする光デバイス。
  9. 前記制限手段はスリーブに設けた平面部であることを特徴とする請求項8記載の光デバイス。
  10. 前記制限手段はスリーブに設けた突起部であることを特徴とする請求項8記載の光デバイス。
  11. 前記制限手段はスリーブに設けた溝部であることを特徴とする請求項8記載の光デバイス。
  12. 前記制限手段は、光アイソレータの入射偏光方向と光デバイスの光軸回りの回転角を10度以内に定めることを特徴とした請求項8記載の光デバイス。
  13. 前記スリーブは前記フェルールと一体にダイシングにより凹部を加工された形状を持つことを特徴とした請求項8から12の何れかに記載の光デバイス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008028630A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光空間通信ユニット

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