JP2005241321A - レーザ走査装置、レーザ走査型顕微鏡および走査プログラム - Google Patents
レーザ走査装置、レーザ走査型顕微鏡および走査プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005241321A JP2005241321A JP2004049077A JP2004049077A JP2005241321A JP 2005241321 A JP2005241321 A JP 2005241321A JP 2004049077 A JP2004049077 A JP 2004049077A JP 2004049077 A JP2004049077 A JP 2004049077A JP 2005241321 A JP2005241321 A JP 2005241321A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scanning
- laser
- scanning mechanism
- driving
- laser light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】レーザ光を出力するレーザ光源と、上記レーザ光を標本上で二次元走査するための走査機構と、上記走査機構を駆動する走査機構駆動手段とを備えたことを特徴とするレーザ走査装置であって、上記走査機構駆動手段が、標本面上において上記レーザ光が線速度略一定でらせん状に走査するように、上記駆動手段を駆動することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明のレーザ走査装置は、レーザ光を出力するレーザ光源と、上記レーザ光を標本上で二次元走査するための走査機構と、上記走査機構を駆動する走査機構駆動手段とを備えたことを特徴とするレーザ走査装置であって、上記走査機構駆動手段が、標本面上において上記レーザ光が線速度略一定でらせん状に走査するように、上記駆動手段を駆動することを特徴とする。
また、本発明のレーザ走査装置は、レーザ光が二次元走査される際の走査軌跡の中心部から周辺部に走査するように、上記走査機構駆動手段が上記駆動手段を駆動することが望ましい。
図1は、本発明を適用したレーザ走査型顕微鏡の構成例を示す図である。
光源1から照射されたレーザ光は、走査機構2を構成するXガルバノミラー21およびYガルバノミラー22により、それぞれ水平方向および垂直方向へ偏向され、対物レンズ5を通り、ステージ6上の標本面を走査する。すると、標本面からの透過光、反射光、あるいは蛍光は、再び対物レンズ5、走査機構2を通り、光電変換手段3に入る。
A/D変換器4は、パーソナルコンピュータ(PC)7に接続されており、PC7が有するCPU71は、上記A/D変換器4によってデジタル化された標本画像のデータを、PC7と接続された図示しないCRTなどの表示装置に表示させる。
上記制御プログラム721は、上記Xガルバノミラー21を駆動するための駆動波形を生成する処理を実行する。このXガルバノミラー21を駆動するための駆動波形は、2つの正弦波(sin波)sinω1tおよびsinω2tの合成であり、sinω2tの振幅をAとすると、ある時刻tにおけるXガルバノミラー21の位置は、下記に示す式(1)のように表現することができる。
X=Asinω2t・sinω1t ・・・式(1)
また、同様にして上記制御プログラム721は、上記Yガルバノミラー22を駆動するための駆動波形を生成する処理を実行する。このYガルバノミラー22を駆動する駆動波形は、Xガルバノミラー21の駆動波形をπ/2だけ進ませた波形となり、ある時刻tにおけるYガルバノミラー22の位置は、下記に示す式(2)のように表現することができる。
Y=Asinω2t・cosω1t ・・・式(2)
図2は、式(1)および式(2)により算出したXガルバノミラー、Yガルバノミラーの駆動波形を示す図である。
図3は、らせん状に走査される走査軌跡を説明するための図である。
ヘロンの公式より、原点0、点a、点bで囲まれた三角形0abの面積Sは下記の式(4)のように示すことができる。
s=(k+A+Asinω2t)/2 ・・・式(3)
S=(s(s−k)(s−A)(s−Asinω2t))1/2 ・・・式(4)
ここで、kは弧abの弦である。線速度一定の場合、時間間隔tが一定であれば、弦abに続く弧bc、弧cd(図示しない)における弦k´,k″(図示しない)は同じ長さとなるため、定数とみなすことができる。
S=(A・Asinω2t・sinω1t)/2 ・・・式(5)
上記式(3)、式(4)および式(5)より角速度ω1は以下の式(6)で表現することができる。
ω1=(1/t)sin-1(2S/(A・Asinω2t)) ・・・式(6)
すなわち、上記式(6)により、角速度ω1は時刻tの関数で表すことができ、これを式(1)および式(2)にそれぞれ代入することにより、各軸のミラー駆動波形は図4に示すようになる。
次に、上記駆動波形生成処理についてフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS1において、走査開始からの経過時刻tを0とする。そして、ステップS2において、走査範囲の半径を変化させる角速度であるω2を取得する。
そして、ステップS4において、ω2t=πとなったかどうかを判断する。
このような制御プログラム721の処理により生成されたX軸およびY軸の駆動波形は、上記PC7のCPU71により上記走査機構2を構成するXガルバノミラー21およびYガルバノミラー22へそれぞれ送出されミラーを駆動する。
すなわち、ある時刻tにおけるXガルバノミラー21の位置X、およびYガルバノミラーの位置Yは、上記式(1)、(2)で示した通りである。また、時刻tから微小時間Δt後(時刻t+Δt)のXガルバノミラー21の位置X´、およびYガルバノミラーの位置Y´は、下記の式(7)、(8)に示す通りである。
X´=Asinω2(t+Δt)・sinω1(t+Δt) ・・・式(7)
Y´=Asinω2(t+Δt)・cosω1(t+Δt) ・・・式(8)
上記式(1)、(2)、(7)、および(8)より、ある時刻tからΔt後の弦ab(図3参照)の長さCは、下記の式(9)のように表現できる。
C=((X´−X)2)+(Y´−Y)2)1/2 ・・・式(9)
この式(9)で求めた弦abの長さCを時刻tで微分したものは、Xガルバノミラー21、およびYガルバノミラー22の移動速度となり、下記の式(10)のように表現することができる。
dC/dt=(d/dt)・((X´−X)2)+(Y´−Y)2)1/2 ・・・式(10)
そして、上記式(10)、および式(1)、(2)より、移動速度dC/dtを一定に保つような角速度ω1を導くことも可能である。
2 走査機構
3 光電変換手段
4 A/D変換器
5 対物レンズ
6 ステージ
7 パーソナルコンピュータ(PC)
21 Xガルバノミラー
22 Yガルバノミラー
71 CPU
72 記憶媒体
721 制御プログラム
Claims (5)
- レーザ光を出力するレーザ光源と、
前記レーザ光を標本上で二次元走査するための走査機構と、
前記走査機構を駆動する走査機構駆動手段と、
を備えたことを特徴とするレーザ走査装置において、
前記走査機構駆動手段は、標本面上において前記レーザ光が線速度略一定でらせん状に走査するように、前記駆動手段を駆動することを特徴とするレーザ走査装置。 - 前記走査機構駆動手段は、レーザ光が二次元走査される際の走査軌跡の周辺部から中心部に走査するように、前記駆動手段を駆動することを特徴とする請求項1に記載のレーザ走査装置。
- 前記走査機構駆動手段は、レーザ光が二次元走査される際の走査軌跡の中心部から周辺部に走査するように、前記駆動手段を駆動することを特徴とする請求項1に記載のレーザ走査装置。
- 請求項1乃至3の何れか1項に記載のレーザ走査装置と、
前記二次元走査された標本からの蛍光、反射光、または透過光を電気信号に変換する光電変換手段と、
前記光電変換手段によって電気信号に基づいて、前記標本の画像を生成する画像生成手段と、
を備えたことを特徴とするレーザ走査型顕微鏡。 - レーザ光を標本上で二次元走査する走査機構を駆動制御するコンピュータに対して、
前記走査機構の駆動を開始させる手順と、
標本面上において前記レーザ光が線速度略一定でらせん状に走査するように、前記走査機構を駆動する手順と、
前記走査機構の駆動を終了させる手順と、
を実行させるための走査プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004049077A JP2005241321A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | レーザ走査装置、レーザ走査型顕微鏡および走査プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004049077A JP2005241321A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | レーザ走査装置、レーザ走査型顕微鏡および走査プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005241321A true JP2005241321A (ja) | 2005-09-08 |
Family
ID=35023216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004049077A Pending JP2005241321A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | レーザ走査装置、レーザ走査型顕微鏡および走査プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005241321A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012070298A1 (ja) * | 2010-11-24 | 2012-05-31 | Hoya株式会社 | 走査型共焦点内視鏡システム |
WO2013089053A1 (ja) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | Hoya株式会社 | 走査型内視鏡システム |
CN114431955A (zh) * | 2022-02-14 | 2022-05-06 | 清华大学 | 超快激光振镜扫描耦合方法 |
EP4435490A1 (de) | 2023-03-22 | 2024-09-25 | Abberior Instruments GmbH | Verfahren, minflux-mikroskop und computerprogramm für die lokalisierung oder für das verfolgen von emittern |
-
2004
- 2004-02-25 JP JP2004049077A patent/JP2005241321A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012070298A1 (ja) * | 2010-11-24 | 2012-05-31 | Hoya株式会社 | 走査型共焦点内視鏡システム |
JP2012110479A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Hoya Corp | 走査型共焦点内視鏡システム |
AU2011333119B2 (en) * | 2010-11-24 | 2015-07-16 | Hoya Corporation | Scanning confocal endoscope system |
WO2013089053A1 (ja) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | Hoya株式会社 | 走査型内視鏡システム |
JPWO2013089053A1 (ja) * | 2011-12-12 | 2015-04-27 | Hoya株式会社 | 走査型内視鏡システム |
CN114431955A (zh) * | 2022-02-14 | 2022-05-06 | 清华大学 | 超快激光振镜扫描耦合方法 |
EP4435490A1 (de) | 2023-03-22 | 2024-09-25 | Abberior Instruments GmbH | Verfahren, minflux-mikroskop und computerprogramm für die lokalisierung oder für das verfolgen von emittern |
WO2024194179A1 (de) | 2023-03-22 | 2024-09-26 | Abberior Instruments Gmbh | Verfahren, minflux-mikroskop und computerprogramm für die lokalisierung oder für das verfolgen von emittern |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4790875B1 (ja) | 二次元光走査装置 | |
JP2015200693A (ja) | 誘導放射抑制顕微鏡装置 | |
JP2008102362A (ja) | アクチュエータ、光スキャナ、および画像形成装置 | |
JP6071591B2 (ja) | 光走査型内視鏡 | |
JP2004317676A (ja) | レーザ顕微鏡、レーザ光走査装置、レーザ光走査方法、画像データ生成方法 | |
JP2005241321A (ja) | レーザ走査装置、レーザ走査型顕微鏡および走査プログラム | |
JP5598740B2 (ja) | 走査型顕微鏡 | |
JPWO2015145826A1 (ja) | 走査型内視鏡用画像処理装置 | |
WO2016116968A1 (ja) | 光走査装置 | |
US10488641B2 (en) | Scanning microscope | |
JPWO2017037781A1 (ja) | 走査型観察装置 | |
JP2016086197A (ja) | 映像投射システム | |
JP2007025190A5 (ja) | ||
JP6107782B2 (ja) | プログラム及びレーザ加工装置 | |
JP2022184515A (ja) | 光走査装置、光走査装置の駆動方法、及び画像描画システム | |
JP4303465B2 (ja) | 共焦点顕微鏡 | |
WO2016116962A1 (ja) | 光走査方法及び光走査装置 | |
WO2017037782A1 (ja) | 走査型観察装置 | |
JP5104776B2 (ja) | 走査装置、二次元走査装置及び二次元光走査装置 | |
CN113917680B (zh) | 扫描方法、扫描轨迹采集结构及内窥镜系统 | |
WO2017109814A1 (ja) | 光走査型観察装置 | |
JP5299489B2 (ja) | アクチュエータ、光スキャナ、および画像形成装置 | |
JP2010066702A (ja) | レーザー光走査方法及びその装置 | |
JP4792239B2 (ja) | 走査型共焦点レーザ顕微鏡 | |
JP6993206B2 (ja) | 走査型レーザ顕微鏡 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20070221 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20090703 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090707 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090827 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20091006 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |