JP2005241287A - 半導体集積回路装置及びその検査方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びその検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 遅延故障検出能力の高い半導体集積回路を提供する。
【解決手段】 複数の同一機能ブロック2a、2b、2cに対して、テストデータ入力端子5から同一のテストデータを入力し、一つの同一機能ブロック2aを低周波数クロック信号で動作させ、その残りの同一機能ブロック2b、2cを高周波数クロック信号で動作させる。低周波数クロック信号で動作させた同一機能ブロック2aの出力信号と高周波数クロック信号で動作させた同一機能ブロック2b、2cの出力信号とを比較器4で比較する。次に、同一機能ブロック2bを低周波数クロック信号で動作させ、その他の同一機能ブロック2a、2cを高周波数クロック信号で動作させ、同様に各同一機能ブロックの出力信号を比較器4で比較する。この判定結果により遅延故障をしている同一機能ブロックの存在の有無が検出される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、1つの半導体チップ上に複数の同一機能ブロックを有する半導体集積回路装置及びその検査方法に関する。
近年、半導体集積回路装置の大規模化に伴い、設計期間とコストの低減のために既に設計、検証済みのマイクロプロセッサ、メモリ、ロジック回路などの複数の同一機能ブロックを、一つの半導体チップ上に搭載している半導体集積回路装置がますます増えている。
このような、複数の同一機能ブロックを有する半導体集積回路装置に対して機能検査(または、テストともいう)を行なう場合には、複数の機能ブロックに対して同一のテストデータを入力して検査を行なうという方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示された半導体集積回路装置の検査方法では、図9に示すように、半導体集積回路装置101内部の同一機能ブロック102a、102b、102c、に対してテストデータ入力端子105より同一のテストデータを入力し、クロック信号入力端子106より縮退故障検査の場合には同一の低周波数クロック信号を、また、遅延故障テストの検査の場合には同一の高周波数クロック信号を入力して機能ブロック102a、102b、102cを並列動作させ、機能ブロック102a、102b、102cの出力結果をそれぞれの機能ブロック102a、102b、102cに対応する記憶素子103a、103b、103cに記憶させる。
そして、各記憶素子103a、103b、103cに記憶された各機能ブロック102a、102b、102cの各出力を、同期信号入力端子107からの同期信号に基づいて、比較器104に入力し、各機能ブロック102a、102b、102cの出力が一致しているか否かを判定する。
各機能ブロックの機能が同一であるから、それらの機能が正常であれば、各同一機能ブロックのそれぞれの出力は一致する。従って、出力が一致していれば故障している機能ブロックはなく、不一致ならば故障している機能ブロックがあると判定される。その比較器104における判定結果が出力端子108より外部に出力される。このようにして、複数の同一機能ブロックに対して同時にテストを行なうことができる。
しかしながら、上述した従来の半導体集積回路装置では、各機能ブロックの出力が一致していれば故障なし、出力が一致していなければ故障ありと判定しているため、縮退故障、または、遅延故障が全ての機能ブロックにおいて発生している場合であっても、故障している機能ブロックはないと判定され、機能検査をパスしてしまうという欠点がある。
特開平4-147072号公報
本発明は、信頼性の高い遅延故障テストをすることが可能な半導体集積回路装置及びその検査方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の半導体集積回路装置は、半導体チップ上に設けられたN個の同一機能ブロックと、テストモード時に前記N個の同一機能ブロックに同一のテストデータを入力するためのテストデータ入力端子と、テストモード時に前記N個の同一機能ブロックにクロック信号を個別に入力するためのクロック信号入力端子と、前記N個の同一機能ブロックの各出力信号を同期信号に同期してそれぞれ記憶するN個の第1の記憶素子と、前記第1の記憶素子に記憶された各信号が一致しているか否かを判定し、その判定結果を記憶する第2の記憶素子を有する比較器と、前記比較器の判定結果を半導体集積回路装置の外部に出力するためのテスト出力端子とを有し、前記クロック信号入力端子には、テストモード時に、前記N個の同一機能ブロックのうちの1個の前記同一機能ブロックにのみ低周波数クロック信号が入力され、且つ残りのN−1個の前記同一機能ブロックには共通した高周波数クロック信号が入力されることを特徴としている。
また、本発明の別の態様の半導体集積回路装置の検査方法は、N個の同一機能ブロックのうちの選択された1個の前記同一機能ブロックにのみ前記同一機能ブロックを動作させるための低周波数クロック信号を入力し、残りのN−1個の前記同一機能ブロックには共通した高周波数クロック信号を入力するステップと、前記N個の同一機能ブロックに同一のテストデータを入力するステップと、同期信号に同期して、前記N個の同一機能ブロックからの各出力信号をN個の第1の記憶素子にそれぞれ記憶させるステップと、前記N個の第1の記憶素子に記憶された各信号が一致しているか否を判定し、その判定結果を半導体集積回路装置の外部に出力するステップとを有することを特徴としている。
本発明によれば、信頼性の高い遅延故障検査をすることが可能である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装置及びその検査方法について、図1乃至図4を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装置を示す回路構成図である。
図1に示すように、本実施例の半導体集積回路1は、1つの半導体チップ上に、複数の同一機能ブロック2a、2b、2c、第1の記憶素子3a、3b、3c、及び比較器4を有している。
各同一機能ブロック2a、2b、2cは、半導体集積回路装置1の外部に設けられたテストデータ入力端子5にそれぞれ共通接続され、テストモード時には、半導体集積回路装置1の外部からテストデータ入力端子5を介して同一のテストデータが入力される。また、各同一機能ブロック2a、2b、2cは、半導体集積回路装置1の外部に設けられたクロック信号入力端子6a、6b、6cにそれぞれ個別に接続され、テストモード時には、半導体集積回路装置1の外部から各クロック信号入力端子6a、6b、6cを介して、クロック信号が入力される。そして、各同一機能ブロック2a、2b、2cは、与えられたクロック信号に基づいて、テストデータを処理する。
各第1の記憶素子3a、3b、3cは、各同一機能ブロック2a、2b、2cに1対1に対応付けられ各出力部に接続されて、各同一機能ブロック2a、2b、2cの出力信号を記憶する。また、各第1の記憶素子3a、3b、3cには、半導体集積回路装置1の外部に設けられた同期信号入力端子7から同一の同期信号(T)が入力され、この同期信号(T)が入力されたタイミングにおいて各同一機能ブロック2a、2b、2cの出力信号を記憶する。
また、各第1の記憶素子3a、3b、3cの各出力は、比較器4の入力にそれぞれ接続され、各第1の記憶素子3a、3b、3cに記憶された各同一機能ブロック2a、2b、2cの出力信号は、比較器4に入力され、各同一機能ブロック2a、2b、2cの各出力信号が一致しているか否かが判定される。また、比較器4の判定結果は、半導体集積回路装置1の外部に設けられたテスト出力端子8より外部に出力される。
図2は、本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装置の比較器を示す回路構成図である。
比較器4は、一致検出回路20と、ORゲート21と、第2の記憶素子22で構成されている。
一致検出回路20は、複数の入力信号が、一致したときには“0”を出力し、一致しなかったときには“1”を出力するものである。なお、この一致検出回路20は、種々の回路を構成することが可能である。
一致検出回路20は、各第1の記憶素子3a、3b、3cの各出力が入力として与えられ、一致検出回路20の出力がORゲート21の一方の入力として与えられ、第2の記憶素子22に記憶されている値がORゲート21のもう一方の入力として与えられている。ORゲート21の出力が第2の記憶素子22に記憶され、また、第2の記憶素子22の値がテスト出力端子8を介して、半導体集積回路装置1の外部に出力されるように構成されている。
次に、上記半導体集積回路装置1における同一機能ブロックの検査方法について、図1乃至図4を参照して説明する。
ここで、各同一機能ブロック2a、2b、2cへのクロック信号の入力及び、各第1の記憶素子3a、3b、3cへの同期信号の入力は、次のようにして行われる。
同一機能ブロック2a、2b、2cのうち、一つの同一機能ブロックにのみ低周波数クロック信号(LC)が入力され、他の残りの同一機能ブロックには高周波数クロック信号(HC)が入力される。
高周波数クロック信号(HC)は、同一機能ブロックの実動作時における動作クロック信号等、同一機能ブロックの製品仕様により規定されたクロック信号のことであり、本実施例では周期が20nsのクロック信号を用いている。
低周波数クロック信号(LC)は、同一機能ブロックが遅延故障していても、テストデータの処理を終えているような、実動作時の動作クロック信号の周期に比べて十分に長い周期を有するクロック信号であり、本実施例では周期が200nsのクロック信号を用いている。
低周波数クロック信号(LC)及び高周波数クロック信号(HC)は、同期信号(T)が入力されるタイミングに基づいて、各同一機能ブロックに入力される。つまり、図4に示すように、高周波数クロック信号(HC)が入力されてから20ns後に、同期信号(T)が入力され、又、低周波数クロック信号(LC)が入力されてから200ns後に、同期信号(T)が入力されるように、各同一機能ブロックに低周波数クロック信号(LC)又は高周波数クロック信号(HC)を入力し、各第1の記憶素子に同期信号(T)を入力する。
最初に、上記半導体集積回路装置1における同一機能ブロックの検査方法に関して、遅延故障している同一機能ブロックが存在しないとした場合について説明する。
まず始めに、同一機能ブロック2a以外の遅延故障の有無を判定するために、同期信号(T)を入力するタイミングより200ns以上前に、クロック信号入力端子6aに低周波数クロック信号(LC)を入力し、同期信号(T)を入力するタイミングより20ns前に、他のクロック信号入力端子6b及び6cに高周波数クロック信号(HC)を入力して、同一機能ブロック2aを低周波数クロック信号(LC)で動作させ、同一機能ブロック2b、2cを高周波数クロック信号(HC)で動作させる。
そして、同期信号(T)が入力されるタイミングで、低周波数クロック信号(LC)で動作させて得られた同一機能ブロック2aの出力信号と、高周波数クロック信号(HC)で動作させて得られた同一機能ブロック2b、2cの出力信号を、第1の記憶素子3a、3b、3cにそれぞれ記憶する(ステップS301)。
ここでは、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2b及び2cは遅延故障していないので、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2aと、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2b及び2cの出力信号は互いに一致する。例えば、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2aが“1”を出力しているときは、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2b、2cの出力信号も“1”で、各第1の記憶素子3a、3b、3cは“1”を記憶する。
次に、第1の記憶素子3aにおける低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2aの出力信号と、第1の記憶素子3b、3cにおける高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2b、2cの出力信号とを比較器4に入力する。
比較器4は、図2に示すような構成になっており、各第1の記憶素子3a、3b、3cに記憶されている同一機能ブロック2a、2b、2cの各出力信号が一致検出回路20に入力される。一致検出回路20は、入力が一致していれば出力は“0”になり、一致していなければ出力は“1”となる。従って、各第1の記憶素子3a、3b、3cからの入力がともに“1”であるため、一致検出回路20の出力は“0”となる。
この一致検出回路20の出力がORゲート21の一方に入力され、第2の記憶素子22に記憶されている値が、ORゲート21のもう一方の入力となる。この第2の記憶素子22には初期値として“0”が保存してあるので、“0”が入力される。
ORゲート21は、入力がともに“0”であるので、“0”を出力し、第2の記憶素子22は、この“0”を記憶する(ステップS302)。
続いて、同一機能ブロック2а、2b、2cの動作クロックを変える。即ち、同一機能ブロック2aについても遅延故障の有無を判定するために、図4に示すように、同期信号(T)を入力するタイミングより200ns以上前に、クロック信号入力端子6bに低周波数クロック信号(LC)を入力し、同期信号(T)を入力するタイミングより20ns前に、他のクロック信号入力端子6a及び6cに高周波数クロック信号(HC)を入力して、同一機能ブロック2bを低周波数クロック信号(LC)で動作させ、同一機能ブロック2a、2cを高周波数クロック信号(HC)で動作させる。そして、同期信号(T)が入力されるタイミングで、低周波数クロック信号(LC)で動作させて得られた同一機能ブロック2bの出力信号と、高周波数クロック信号(HC)で動作させて得られた同一機能ブロック2a、2cの出力信号を、第1の記憶素子3a、3b、3cにそれぞれ記憶させる(ステップS303)。
ここでは、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2a及び2cは遅延故障していないので、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2bと、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2a及び2cの出力信号は互いに一致する。例えば、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2aが“1”を出力しているときは、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2b、2cの出力信号も“1”で、各第1の記憶素子3a、3b、3cは“1”を記憶する。
次に、第1の記憶素子3bに記憶されている低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2bの出力信号と、第1の記憶素子3a、3cに記憶されている高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2a、2cの出力信号とが比較器4の一致検出回路20に入力される。各第1の記憶素子3a、3b、3cからの入力がともに“1”であるため、一致検出回路20の出力は“0”となる。
この一致検出回路20の出力がORゲート21の一方に入力され、ORゲート21のもう一方の入力には、ステップS302において第2の記憶素子22に保存された値“0”が入力される。
ORゲート21は、入力がともに“0”であるので、“0”を出力し、第2の記憶素子22は、この“0”を記憶する(ステップS304)。
次に、第2の記憶素子22の値を判定結果としてテスト出力端子8より半導体集積回路装置1の外部に出力して読み取る(ステップS305)。このとき、第2の記憶素子22からは、初期状態の値と同じ“0”が出力されるので、同一機能ブロック2a、2b、2cは遅延故障していないということが分かる。
次に、上記半導体集積回路装置1における同一機能ブロックの検査方法に関して、遅延故障している同一機能ブロックが存在しているとした場合について説明する。例えば、同一機能ブロック2bに遅延故障があるとする。
まず、上述したように、クロック信号入力端子6aに低周波数クロック信号(LC)を入力し、他のクロック信号入力端子6b及び6cに高周波数クロック信号(HC)を入力して、同一機能ブロック2aを低周波数クロック信号(LC)で動作させ、同一機能ブロック2b、2cを高周波数クロック信号(HC)で動作させる。そして、同期信号(T)が入力されるタイミングで、低周波数クロック信号(LC)で動作させて得られた同一機能ブロック2aの出力信号と、高周波数クロック信号(HC)で動作させて得られた同一機能ブロック2b、2cの出力信号を、第1の記憶素子3a、3b、3cにそれぞれ記憶する(ステップS301)。
このとき、同一機能ブロック2bは、遅延故障しているが、同一機能ブロック2a及び2cは遅延故障していないので、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2aと、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2cの出力信号は互いに一致するが、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2aと、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2bの出力信号は一致しない。例えば、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2aが“1”を出力しているときは、遅延故障している同一機能ブロック2bは“0”を出力し、遅延故障していない同一機能ブロック2cは“1”を出力し、第1の記憶素子3a及び3cは“1”を記憶し、第1の記憶素子3bは、“0”を記憶する。
次に、各第1の記憶素子3a、3b、3cに記憶されている各同一機能ブロック2a、2b、2cの出力信号を比較器4の一致検出回路20にそれぞれ入力する。一致検出回路20には、第1の記憶素子3bの出力“0”と第1の記憶素子3a及び3cの出力“1”とが入力され、入力の値が異なるため、一致検出回路20の出力は“1”となる。
この一致検出回路20の出力がORゲート21の一方に入力され、ORゲート21のもう一方の入力には、第2の記憶素子22に初期値として保存してある“0”が入力される。
従って、ORゲート21は、一致検出回路20の出力が“1”であるので、“1”を出力し、第2の記憶素子22は、この“1”を記憶する(ステップS302)。
続いて、同一機能ブロック2a、2b、2cの動作クロックを換える。即ち、クロック信号入力端子6bに低周波数クロック信号(LC)を入力し、他のクロック信号入力端子6a及び6cに高周波数クロック信号(HC)を入力して、同一機能ブロック2bを低周波数クロック信号(LC)で動作させ、同一機能ブロック2a、2cを高周波数クロック信号(HC)で動作させる。そして、同期信号(T)が入力されるタイミングで、低周波数クロック信号(LC)で動作させて得られた同一機能ブロック2bの出力信号と、高周波数クロック信号(HC)で動作させて得られた同一機能ブロック2a、2cの出力信号が、各第1の記憶素子3a、3b、3cにそれぞれ記憶される(ステップS303)。
このとき、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2a及び2cは遅延故障していないので、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2bと、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2a及び2cの出力信号は互いに一致する。例えば、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2aが“1”を出力しているときは、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2b、2cの出力信号も“1”で、各第1の記憶素子3a、3b、3cはいずれも“1”を記憶する。
次に、各第1の記憶素子3a、3b、3cに記憶している各同一機能ブロック2a、2b、2cの出力信号が一致検出回路20に入力される。各第1の記憶素子3a、3b、3cからの入力がいずれも“1”であるため、一致検出回路20の出力は“0”となる。
この一致検出回路20の出力がORゲート21の一方に入力され、ORゲート21のもう一方の入力には、ステップS302において第2の記憶素子22に記憶されている“1”が入力される。
従って、ORゲート21は、第2の記憶素子22からの入力が“1”であるので、“1”を出力し、第2の記憶素子22は、この“1”を記憶する(ステップS304)。
次に、第2の記憶素子22の値をテスト出力端子8より半導体集積回路装置1の外部に出力して読み取る(ステップS305)。このとき、第2の記憶素子22からは、初期状態の“0”と異なる“1”が出力されるので、同一機能ブロック2a、2b、2cのうちのいずれかに遅延故障が存在していることが分かる。
このようにして、遅延故障している同一機能ブロックがあれば、第2の記憶素子22の出力は“1”になり、遅延故障がなければ“0”が出力される。ここで用いた比較器4内部の第2の記憶素子22は、最低限直前の比較ステップでのORゲート21の出力結果を記憶することができればよい。
以上のような本実施例の半導体集積回路装置によれば、複数の同一機能ブロックのうち、一つの同一機能ブロックを低周波数クロック信号で動作させ、その残りの同一機能ブロックを高周波数クロック信号で動作させ、且つ低周波数クロック信号で動作させる同一機能ブロックを順次変え、各同一機能ブロックの出力信号を比較器に入力することにより、半導体集積回路内に遅延故障をしている同一機能ブロックが存在するか否かを正確に検査することができる。
また、比較器内に第2の記憶素子を設けて判定結果を記憶させておくことにより、テストの最後、もしくは任意の時刻にテスタで判定結果を確認することで、テスタのメモリ使用量を削減することでできる。
以下に、本発明の第2の実施例に係る半導体集積回路装置及びその検査方法について、図5を用いて説明する。図5は、本発明の第2の実施例に係る半導体集積回路装置を示す回路構成図である。
本実施例は、上記実施例1とテストデータの入力部分の構成が異なるが、その他の構成部分は同じであり、同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
この第2の実施例の半導体集積回路装置は、図5に示すように、実施例1における各同一機能ブロック2a、2b、2cの各テストデータを入力するためのテストデータ入力端子にテストデータ記憶素子11a、11b、11cをそれぞれ配置する。さらに、テストデータ記憶素子11a、11b、11cを直列に接続し、テストデータ記憶素子11cをテストデータ入力端子12に接続し、テストデータ記憶素子11aをテストデータ出力端子13に接続している。また、テストデータ記憶素子11には、シフト動作制御信号端子14a、14b、14cよりシフト動作制御信号を入力し、各同一機能ブロック2a、2b、2cにテストデータを入力する。なお、その他の構成部分については、上記実施例1と同じ構成であり、その説明を省略する。
そして、本実施例では、テストデータ入力端子12より入力されたテストデータは、シフト動作制御信号に基づいてシフトされ、各テストデータ記憶素子11a、11b、11cに直列に入力され、各テストデータ記憶素子11a、11b、11cに同一のテストデータが格納された後、各同一機能ブロック2a、2b、2cに、同時に同一のテストデータが入力される。そして、このテストデータを、シフトされてテストデータ出力端子13より出力することも可能である。
なお、上記シフト動作制御信号端子14a、14b、14cは、テストモード時以外の実動作時においても、入力端子として用いることができる。
また、本実施例の半導体集積回路装置における同一機能ブロックの検査方法については、上記実施例1と同じであるので、説明は省略する。
上記のような本実施例の半導体集積回路装置では、上記実施例1と同様の効果の他に、1つのテストデータ入力端子に入力されたテストデータを順次シフトさせて各同一機能ブロックの入力側に設けたテストデータ記憶素子にすることにより、各同一機能ブロックに同一のテストデータを入力しているので、半導体集積回路装置の検査に用いることのできる入出力端子が少数のときでも、遅延故障テストを行なうことができる。
以下に、本発明の第3の実施例に係る半導体集積回路装置及びその検査方法について、図1、図4、図6及び図7を用いて説明する。この第3の実施例の半導体集積回路装置は、図1の第1の実施例及び図5の第2の実施例における比較器4に換えて、図6に示す構成の比較器60を設けたもので、その他の構成は第1及び第2の実施例の場合と同様であり、比較器60以外の部分については、同一符号を付しその説明は省略する。
この比較器60は、EXORゲート61a、61b、61c、ANDゲート62a、62b、62c、ORゲート64a、64b、64c、第2の記憶素子65a、65b、65c及び選択回路66を有している。
EXORゲート61a及び61bは、第1の記憶素子3a及び3bの各出力が入力として与えられ、EXORゲート61cは、第1の記憶素子3a及び3cの出力が入力として与えられている。
各ANDゲート62a、62b、62cの一方の入力には、EXORゲート61a、61b、61cの各出力が与えられ、ANDゲート62b、62cのもう一方の入力には、制御信号63が入力され、ANDゲート62aのもう一方の入力には、この制御信号63の反転信号が入力される。
各ORゲート64a、64b、64cの一方の入力には、各ANDゲート62a、62b、62cの各出力が与えられ、もう一方の入力には、各第2の記憶素子65a、65b、65cに記憶されている値がそれぞれ与えられる。
各第2の記憶素子65a、65b、65cは、各ORゲート64a、64b、64cの各出力によって上書きされ、その上書きされた値を記憶する。
選択回路66は、各第2の記憶素子65a、65b、65cに記憶している値を選択し、テスト出力端子8を介して半導体集積回路装置1の外部に出力するように構成されている。
次に、上記比較器60を用いた上記半導体集積回路装置1における同一機能ブロックの検査方法について、図1、図4、図6及び図7を参照して説明する。
最初に、同一機能ブロック2a、2b、2cのいずれにも遅延故障がない場合について説明する。
まず、上記実施例1と同様に、図4に示す同期信号(T)を入力するタイミングより200ns以上前に、クロック信号入力端子6aに低周波数クロック信号(LC)を入力し、同期信号(T)を入力するタイミングより20ns前に、他のクロック信号入力端子6b及び6cに高周波数クロック信号(HC)を入力して、同一機能ブロック2aを低周波数クロック信号(LC)で動作させ、同一機能ブロック2b、2cを高周波数クロック信号(HC)で動作させる。そして、同期信号(T)が入力されるタイミングで、低周波数クロック信号(LC)で動作させて得られた同一機能ブロック2aの出力信号と、高周波数クロック信号(HC)で動作させて得られた同一機能ブロック2b、2cの出力信号を、第1の記憶素子3a、3b、3cにそれぞれ記憶する(ステップS701)。
このとき、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2b及び2cは遅延故障していないので、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2aと、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2b及び2cの出力信号は互いに一致する。例えば、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2aが“1”を出力しているときは、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2b、2cの出力信号も“1”で、各第1の記憶素子3a、3b、3cはいずれも“1”を記憶する。
次に、EXORゲート61a及び61bには、第1の記憶素子3a及び3bの出力“1”が入力され、EXORゲート61cには、第1の記憶素子3a及び3cの出力“1”が入力される。そのため、各EXORゲート61a、61b、61cの出力はいずれも“0”となる。
この各EXORゲート61a、61b、61cの各出力“0”がそれぞれANDゲート62a、62b、62cの一方に入力される。ANDゲート62b、62cのもう一方の入力には、外部より制御信号63の“1”が入力される。ANDゲート62aのもう一方の入力には制御信号63の反転信号“0”が入力される。これにより、ANDゲート62a、62b、62cの出力信号は全て“0”となる。
そして、このANDゲート62a、62b、62cの各出力“0”をORゲート64a、64b、64cにそれぞれ入力する。第2の記憶素子65a、65b、65cには初期値として“0”が記憶してあるので、ORゲート64a、64b、64cの各出力は“0”となり、それぞれの第2の記憶素子65a、65b、65cに“0”が記憶される(ステップS702)。
続いて、同一機能ブロック2a、2b、2cの動作クロックを換える。即ち、クロック信号入力端子6bに低周波数クロック信号(LC)を入力し、他のクロック信号入力端子6a及び6cに高周波数クロック信号(HC)を入力して、同一機能ブロック2bを低周波数クロック信号(LC)で動作させ、同一機能ブロック2a、2cを高周波数クロック信号(HC)で動作させる。そして、同期信号(T)が入力されるタイミングで、低周波数クロック信号(LC)で動作させて得られた同一機能ブロック2bの出力信号と、高周波数クロック信号(HC)で動作させて得られた同一機能ブロック2a、2cの出力信号を、第1の記憶素子3a、3b、3cにそれぞれ記憶する(ステップS703)。
このとき、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2bの出力信号は“1”であるため、第1の記憶素子3bには“1”が記憶され、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2a及び2cは、遅延故障がないためその出力信号はいずれも“1”であるため、第1の記憶素子3a及び3cには“1”が記憶される。
この各第1の記憶素子3a、3b、3cの各出力“1”が各EXORゲート61a、61b、61cに入力される。そのため、各EXORゲート61a、61b、61cの出力はいずれも“0”となる。そして、この各EXORゲート61a、61b、61cの出力“0”がそれぞれANDゲート62a、62b、62cの一方に入力される。ANDゲート62b及び62cのもう一方には外部より制御信号63の“0”が入力され、ANDゲート62aの入力には制御信号63の反転信号の“1”が入力される。これにより、ANDゲート62a、62b、62cの出力は全て“0”となる。
そして、このANDゲート62a、62b、62cの各出力“0”がORゲート64a、64b、64cにそれぞれ入力される。第2の記憶素子65a、65b、65cには“0”が記憶されているので、ORゲート64a、64b、64cの各出力は全て“0”となり、それぞれの第2の記憶素子65a、65b、65cに“0”が記憶される(ステップS704)。
この後、各第2の記憶素子65a、65b、65cの値が、選択回路66により選択され、テスト出力端子8を介して半導体集積回路装置1の外部に出力される(ステップS705)。このとき、各第2の記憶素子65a、65b、65cには、“0”が記憶されているので、同一機能ブロック2a、2b、2cは遅延故障していないことが分かる。
次に、遅延故障している同一機能ブロックが存在しているとした場合について説明する。例えば、同一機能ブロック2aに遅延故障があるとする。
まず、上述したように、クロック信号入力端子6aに低周波数クロック信号(LC)を入力し、他のクロック信号入力端子6b及び6cに高周波数クロック信号(HC)を入力して、同一機能ブロック2aを低周波数クロック信号(LC)で動作させ、同一機能ブロック2b、2cを高周波数クロック信号(HC)で動作させる。そして、同期信号(T)が入力されるタイミングで、低周波数クロック信号(LC)で動作させて得られた同一機能ブロック2aの出力信号と、高周波数クロック信号(HC)で動作させて得られた同一機能ブロック2b、2cの出力信号を、各第1の記憶素子3a、3b、3cにそれぞれ記憶する(ステップS701)。
ここで、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2aは“1”を出力し、また高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2b、2cは遅延故障していないため“1”をいずれも出力し、各第1の記憶素子3a、3b、3cは、いずれも“1”を記憶する。
次に、各第1の記憶素子3a、3b、3cの各出力“1”が各EXORゲート61a、61b、61cに入力される。そのため、各EXORゲート61a、61b、61cの出力は全て“0”となる。各EXORゲート61a、61b、61cの各出力“1”がそれぞれANDゲート62a、62b、62cの一方に入力される。ANDゲート62b及び62cのもう一方の入力には、外部より制御信号63の“1”が入力され、ANDゲート62aのもう一方の入力には制御信号63の反転信号である“0”が入力される。そのためANDゲート62a、62b、62cの出力は全て“0”となる。この各ANDゲート62a、62b、62cの各出力“0”が各ORゲート64a、64b、64cの一方に入力され、もう一方には各第2の記憶素子65a、65b、65cに記憶されている“0”が入力されるので、各ORゲート64a、64b、64cの出力は全て“0”となり、それぞれの第2の記憶素子65a、65b、65cに“0”が記憶される(ステップS702)。
続いて、各同一機能ブロック2a、2b、2cに入力される動作クロックを換える。即ち、クロック信号入力端子6bに低周波数クロック信号(LC)を入力し、他のクロック信号入力端子6a及び6cに高周波数クロック信号(HC)を入力して、同一機能ブロック2bを低周波数クロック信号(LC)で動作させ、同一機能ブロック2a、2cを高周波数クロック信号(HC)で動作させる。そして、同期信号(T)が入力されるタイミングで、低周波数クロック信号(LC)で動作させて得られた同一機能ブロック2bの出力信号と、高周波数クロック信号(HC)で動作させて得られた同一機能ブロック2a、2cの出力信号が、各第1の記憶素子3a、3b、3cにそれぞれ記憶される(ステップS703)。
このとき、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2cは遅延故障していないが、同一機能ブロック2aは遅延故障しているので、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2bと、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2cの出力信号は一致するが、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2bと、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2aの出力信号は一致しない。例えば、低周波数クロック信号(LC)で動作させた同一機能ブロック2bの出力信号は“1”のため、第1の記憶素子3bには“1”が記憶されるが、高周波数クロック信号(HC)で動作させた同一機能ブロック2a及び2cのうち、遅延故障していない同一機能ブロック2cは出力信号“1”で、第1の記憶素子3cには“1”が記憶されるが、同一機能ブロック2aは遅延故障しているため、その出力信号は“0”で、第1の記憶素子3aには“0”が記憶される。
次に、この各第1の記憶素子3a、3b、3cの各出力が各EXORゲート61a、61b、61cにそれぞれ入力される。このとき、第1の記憶素子3aの出力が“1”であるので、各EXORゲート61a、61b、61cの出力は全て“1”となる。
この各EXORゲート61a、61b、61cの出力“1”がそれぞれANDゲート62a、62b、62cの一方に入力される。ANDゲート62b及び62cのもう一方の入力には、外部より制御信号63の“0”が入力され、ANDゲート62aのもう一方の入力には制御信号63の反転信号の“1”が入力される。そのためANDゲート62aは、入力がともに“1”であるため、“1”を出力し、ANDゲート62b及び62cの出力は“0”となる。この各ANDゲートの出力が各ORゲート64a、64b、64cの一方にそれぞれ入力され、もう一方の入力には各第2の記憶素子65a、65b、65cの出力“0”が入力されるので、ORゲート64aの出力は“1”であり、ORゲート64b及び64cの出力は“0”となる。これにより、第2の記憶素子65aには、“1”が記憶され、第2の記憶素子65b及び65cには“0”が記憶される(ステップS704)。
この後、第2の記憶素子65a、65b、65cに記憶されている値が、選択回路66により選択され、テスト出力端子8を介して半導体集積回路装置1の外部に出力される(ステップS705)。このとき、第2の記憶素子65aには、“1”が記憶されており、第2の記憶素子65b及び65cには、“0”が記憶されているので、第2の憶素子65aに対応する同一機能ブロック2aには遅延故障が発生しており、第2の記憶素子65b及び65cに対応する同一機能ブロック2b及び2cには遅延故障がないことが分かる。
これにより、複数の同一機能ブロックのうち、どの同一機能ブロックが遅延故障しているかを特定することができる。
以下に、本発明の第4の実施例に係る半導体集積回路装置について、図8を参照して説明する。この第4の実施例の半導体集積回路装置は、図1の第1の実施例における比較器4及び図5の第2の実施例における比較器4に換えて、図8に示す構成の比較器80を設けたもので、他の構成は、第1、第2及び第3の実施例と同様であるため、同一符号を付しその説明を省略する。
この比較器80は、図2に示す比較器4と図6に示す比較器60を並列に接続したものである。比較器81は図2に示す比較器4と同一のものであり、比較器82は図6に示す比較器60と同一のものである。
本実施例では、第1の記憶素子3a、3b、3cの各出力が比較器81及び82にそれぞれ入力され、この比較器81及び82の出力が、選択回路83により選択され、テスト出力端子8を介して半導体集積回路装置の外部に出力されるように構成されている。
この半導体集積回路装置では、まず、最初に、選択回路83により、比較器81の第2の記憶素子に記憶された値を半導体集積回路装置1の外部に出力して、半導体集積回路装置1内に遅延故障している同一機能ブロックが存在するか否かを判断する。ここで、“0”が出力されれば、半導体集積回路装置1内の各同一機能ブロック2a、2b、2cには遅延故障が存在せず、“1”が出力されれば、各同一機能ブロック2a、2b、2cのいずれかが遅延故障を発生していることが分かる。
次に、遅延故障を発生している同一機能ブロックが存在する場合には、選択回路83により、比較器82の各第2の記憶素子に記憶された値を出力することにより、どの同一機能ブロックが遅延故障しているかを特定することができる。
この実施例では、まず、比較器81の第2の記憶素子に記憶されている値を選択回路83により選択的に出力して半導体集積回路1内に遅延故障している同一機能ブロックの存在の有無を判定する。その判定結果、遅延故障の同一機能ブロックが存在しなければ検査終了となり、遅延故障している同一機能ブロックが存在していれば、選択回路83により比較器82の第2の記憶素子に記憶されている値を出力し、どの同一機能ブロックが遅延故障しているかを判断する。
上記比較器82は、どの同一機能ブロックが遅延故障をしているかを特定できるが、同一機能ブロックごとその出力を比較する上に論理ゲート数も多いため検査に時間が掛かる。一方、比較器81は、短時間で検査できるがどの同一機能ブロックが故障しているかを特定することはできないが、本実施例では、比較器80は、比較器81と比較器82とを組み合わせて構成しているため、短時間にどの同一機能ブロックが遅延故障しているかを特定することが可能である。
また、上記の実施例1乃至実施例4では、半導体集積回路装置内に3つの同一機能ブロックが存在する場合を一例として取り上げたが、同一機能ブロックは2つ以上であれば、何個でも良いことは勿論である。
本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装置を示す回路構成図。 本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装置の比較器の回路構成図。 本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装置の機能検査の手順を示すフローチャート。 本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装置に用いられる制御クロック信号のキャプチャー図。 本発明の第2の実施例に係る半導体集積回路装置を示す回路構成図。 本発明の第3の実施例に係る半導体集積回路装置の比較器の回路構成図。 本発明の第3の実施例に係る半導体集積回路装置の機能検査の手順を示すフローチャート。 本発明の第4の実施例に係る半導体集積回路装置の比較器の回路構成図。 従来の半導体集積回路装置の回路構成図。
符号の説明
1、101 半導体集積回路装置
2a、2b、2c、102a、102b、102c 同一機能ブロック
3a、3b、3c 第1の記憶素子
4、60、80、81,82、104 比較器
5、12、105 テストデータ入力端子
6、106 クロック信号入力端子
7、107 同期信号入力端子
8、108 テスト出力端子
11a、11b、11c テストデータ記憶素子
13 テストデータ出力端子
14a、14b、14c シフト動作制御信号入力端子
20 一致検出回路
21、64a、64b、64c ORゲート
22、65a、65b、65c 第2の記憶素子
61a、61b、61c、 EXORゲート
62a、62b、62c ANDゲート
63 制御信号
66、83 選択回路
103a、103b、103c 記憶素子

Claims (4)

  1. 半導体チップ上に設けられたN個の同一機能ブロックと、
    テストモード時に前記N個の同一機能ブロックに同一のテストデータを入力するためのテストデータ入力端子と、
    テストモード時に前記N個の同一機能ブロックに周波数の異なるクロック信号を個別に入力するためのクロック信号入力端子と、
    前記N個の同一機能ブロックの各出力信号を同期信号に同期してそれぞれ記憶するN個の第1の記憶素子と、
    前記第1の記憶素子に記憶された各信号が一致しているか否かを判定し、その判定結果を記憶する第2の記憶素子を有する比較器と、
    前記比較器の判定結果を半導体集積回路装置の外部に出力するためのテスト出力端子とを有し、
    前記クロック信号入力端子には、テストモード時に、前記N個の同一機能ブロックのうちの1個の前記同一機能ブロックにのみ低周波数クロック信号が入力され、且つ残りのN−1個の前記同一機能ブロックには共通した高周波数クロック信号が入力されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 半導体チップ上に設けられたN個の同一機能ブロックと、
    テストモード時にテストデータを入力するためのテストデータ入力端子に直列接続され、且つ前記N個の同一機能ブロックのいずれかに接続された複数のテストデータ記憶素子と、
    前記テストデータ記憶素子に入力されるテストデータを順次シフトさせるためのシフト動作制御信号を入力するためのシフト動作制御信号端子と、
    テストモード時に前記N個の同一機能ブロックに周波数の異なるクロック信号を個別に入力するためのクロック信号入力端子と、
    前記N個の同一機能ブロックの各出力信号を同期信号に同期してそれぞれ記憶するN個の第1の記憶素子と、
    前記第1の記憶素子に記憶された各信号が一致しているか否かを判定し、その判定結果を記憶する第2の記憶素子を有する比較器と、
    前記比較器の判定結果を半導体集積回路装置の外部に出力するためのテスト出力端子とを有し、
    テストモード時に、前記テストデータ記憶素子を介して前記N個の同一機能ブロックに同一のテストデータがそれぞれ入力され、前記クロック信号入力端子には、テストモード時に、前記N個の同一機能ブロックのうちの1個の前記同一機能ブロックにのみ低周波数クロック信号が入力され、且つ残りのN−1個の前記同一機能ブロックには共通した高周波数クロック信号が入力されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 前記比較器は、
    N個のEXORゲート、N個のANDゲート、N個のORゲート及びN個の前記第2の記憶素子を有し、
    第1の前記EXORゲートは、第1の前記第1の記憶素子の出力を一方の入力とし、且つ第2の前記第1の記憶素子の出力を他方の入力とし、
    第m(2≦m≦N)の前記EXORゲートは、第1の前記第1の記憶素子の出力を一方の入力とし、第mの前記第1の記憶素子の出力を他方の入力とし、
    第1の前記ANDゲートは、第1の前記EXORゲートの出力を一方の入力とし、制御信号の反転信号を他方の入力とし、
    第mの前記ANDゲートは、第mの前記EXORゲートの出力を一方の入力とし、前記制御信号を他方の入力とし、
    第1の前記ORゲートは、前記第1の前記ANDゲートの出力を一方の入力とし、第1の前記第2の記憶素子の出力を他方の入力とし、
    第mの前記ORゲートは、前記第mの前記ANDゲートの出力を一方の入力とし、第mの前記第2の記憶素子の出力を他方の入力とし、
    第1の前記第2の記憶素子は、第1の前記ORゲートの出力を判定結果として記憶し、
    第mの前記第2の記憶素子は、第mの前記ORゲートの出力を判定結果として記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  4. N個の同一機能ブロックのうちの選択された1個の前記同一機能ブロックにのみ前記同一機能ブロックを動作させるための低周波数クロック信号を入力し、残りのN−1個の前記同一機能ブロックには共通した高周波数クロック信号を入力するステップと、
    前記N個の同一機能ブロックに同一のテストデータを入力するステップと、
    同期信号に同期して、前記N個の同一機能ブロックからの各出力信号をN個の第1の記憶素子にそれぞれ記憶させるステップと、
    前記N個の第1の記憶素子に記憶された各信号が一致しているか否を判定し、その判定結果を半導体集積回路装置の外部に出力するステップと
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の検査方法。
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