JP2005240788A - キャブレター - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のフロート式キャブレターの手入れは、長期休止後の再始動の際に、フロートチャンバー内や燃料パイプ内に残留した為に変質した燃料の排出を人手に頼っていたために、ほとんど実行されず、実行されたとしても完全に排出されないことがあり、再始動が困難であったり、始動した場合には、吸気バルブガイドなどに変質した燃料のガム状物質が付着して不具合を起こしていた。
【解決手段】上記欠点を解消するべく、フロートチャンバー2の底部から通路6でつながったサブチャンバー7に収納された発砲ウレタン又は綿状などで構成する毛細管集合体8を配置することで、先行してくる変質した燃料を優先して吸収固定し、キャブレター本体1に設けられたメインゼット5から吸い上げられる燃料を常に、新鮮な状態に保ち、エンジントラブルを防ぐ。7の先端Aは防塵できる方法で大気開放とし、8は自然乾燥するのでメンテナンスフリーとなる。
【選択図】図1
【解決手段】上記欠点を解消するべく、フロートチャンバー2の底部から通路6でつながったサブチャンバー7に収納された発砲ウレタン又は綿状などで構成する毛細管集合体8を配置することで、先行してくる変質した燃料を優先して吸収固定し、キャブレター本体1に設けられたメインゼット5から吸い上げられる燃料を常に、新鮮な状態に保ち、エンジントラブルを防ぐ。7の先端Aは防塵できる方法で大気開放とし、8は自然乾燥するのでメンテナンスフリーとなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、長期間の休止後のエンジンの再始動を容易にするフロート式キャブレターに関する。
従来のキャブレターにおいては、配管内やフロートチャンバー内の残存燃料を排出する手段はフロートチャンバー底部にボルトやコック等でふさがれた排出用の通路が設けられ、必要に応じてその都度人手により行われていた。
従来の方法では、キャブレターの手入れは人手によって排出作業を実行する必要があるが、現実にはほとんど行われていない為に長期間の休止の間に燃料パイプやフロートチャンバー内に残っていた燃料がが変質して次回の始動が困難となる。
また、この方法ではフロートチャンバー内の燃料は排出できるが、燃料タンクからキャブレターまでの配管内の燃料は排出されずに残ってしまう欠点がある。
本発明は、このような問題点を解決しようとするものであり、運転後や長期休止後の残留燃料を人手によることなく効果的にフロートチャンバー内から排出しエンジンの再始動を容易にするキャブレターを実現することを目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成するためにフロート式キャブレター本体、フロートチャンバーとその底部から通路でつながれた毛細管集合体を収納したサブチャンバーを設けて、フロートチャンバー内の残留燃料などを効果的に取りこみ固定する構造としたものである。
上記解決手段による作用は次の通りである。すなわち、先行してフロートチャンバーに送られてくる、燃料パイプ内やフロートチャンバー内で変質した燃料は、フロートチャンバー内にたまることなく底部の通路からサブチャンバーに吸収固定されるため、フロートチャンバー内にあるメインジエットへ吸い上げられる燃料はいつも新鮮な燃料なので、長期間休止した後の再始動が容易となる。
また、燃料に混入している水等の不純物もサブチャンバーに吸収固定され、フロートチャンバー内にとどまることが無いので、フロートチャンバー内は常に清浄な状態が保たれる。
前述の通り、本発明のキャブレターは現在のフロート式キャブレターの最大の弱点ともいえる、長期休止後の再始動のトラブルを防いで、メンテナンスの手間が省け、ガム質化した変質燃料を吸入することによるエンジンの吸気バルブとバルブガイドの固着などのトラブルも防げる。
以下、本発明の実施形態を図1に基づいて説明する。
図においては、1はキャブレター本体、2はそのフロートチャンバー、3はそのフロート、4はその燃料パイプの接続ジョイント、5はメインジエット、6はフロートチャンバーからサブチャンバー7につながる通路、9はフロートチャンバーのドレン排出用通路の止め栓ボルト、8は7に収納された毛細管集合体で構成され、サブチャンバー7の先端Aは、ごみが入らないエアークリーナーケース内などに開放するか、先端に防塵キャップを付けて大気開放として8が自然乾燥する構造とする。
以下、上記構成の動作を説明する。長期間使用せずに始動した場合に先行して送られてくる前回の停止後に燃料パイプ内に残った為に変質した燃料や、運転停止後にフロートチャンバー2内に残留する燃料や水などの不純物は、必然的にフロートチャンバー底部に設けられた通路6を通ってサブチャンバーに収納された発砲ウレタンや格子状、綿状、針金状、燒結合金などで構成する毛細管集合体8に吸収固定されるので、フロートチャンバー2の中の燃料は新鮮なもののみとなり、再始動の際に変質燃料はメインジエット5からエンジンのシリンダー内には吸入されず、変質燃料が原因によるトラブルを防げる。
また、毛細管集合体8に吸収固定された燃料や水などはエンジン停止後に時間をかけて自然蒸発することで毛細管集合体の吸収機能は回復することが出来るので、人手を煩わせることなく常にキャブレターのコンディションが保たれる。
1 キャブレター本体
2 フロートチャンバー
3 フロート
4 燃料パイプ接続ジョイント
5 メインジエット
6 2と7をつなぐ通路
7 サブチャンバー
8 発砲ウレタン、綿状、格子状、針金状、燒結合金で構成された毛細管集合体
2 フロートチャンバー
3 フロート
4 燃料パイプ接続ジョイント
5 メインジエット
6 2と7をつなぐ通路
7 サブチャンバー
8 発砲ウレタン、綿状、格子状、針金状、燒結合金で構成された毛細管集合体
Claims (1)
- フロート式キャブレターにおいて、そのフロートチャンバー底部から外部に排出する通路を設けその先に毛細管集合体を収納したサブチャンバーを接続したことを特徴とするキャブレター
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004087960A JP2005240788A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | キャブレター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004087960A JP2005240788A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | キャブレター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005240788A true JP2005240788A (ja) | 2005-09-08 |
Family
ID=35022767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004087960A Pending JP2005240788A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | キャブレター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005240788A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6172831B1 (ja) * | 2017-02-22 | 2017-08-02 | 昌克 ▲高▼野 | 残留燃料による気化器固着防止機構及び当該機構を備えた気化器、並びに原動機 |
WO2018155020A1 (ja) * | 2017-02-22 | 2018-08-30 | 昌克 ▲高▼野 | 残留燃料による気化器固着防止機構及び当該機構を備えた気化器並びに内燃機関 |
-
2004
- 2004-02-25 JP JP2004087960A patent/JP2005240788A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6172831B1 (ja) * | 2017-02-22 | 2017-08-02 | 昌克 ▲高▼野 | 残留燃料による気化器固着防止機構及び当該機構を備えた気化器、並びに原動機 |
WO2018155020A1 (ja) * | 2017-02-22 | 2018-08-30 | 昌克 ▲高▼野 | 残留燃料による気化器固着防止機構及び当該機構を備えた気化器並びに内燃機関 |
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