JP2005239880A - 加工適性に優れた粘着シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 打ち抜き適性、カス取り適性、オートラベラー適性という3つの加工適性に優れ、かつポリオレフィン系被着体から剥がれにくい、高い接着性を有する粘着シートを提供する。
【解決手段】 基材、粘着剤、剥離シートの順に積層された粘着シートであって、該粘着シートが、この粘着シートから前記剥離シートを剥離させ、基材層及び粘着剤層からなる粘着ラベルとし、この粘着ラベルの前記粘着剤層をポリプロピレン板に接着させ、この接着させた粘着ラベルに0.98N/25mmの荷重を30分間載荷させた時の前記接着させた粘着ラベルの剥がれ距離が、50mm以内であって、かつ前記粘着シートが、ポリプロピレン板に対するJIS−Z0237に記載の180度引き剥がし粘着力測定試験条件で測定した時の粘着力−引き剥がし時間曲線において、最大粘着力から30〜100%の振幅を有するスリップスティック現象で剥離する。
【選択図】 図1
【解決手段】 基材、粘着剤、剥離シートの順に積層された粘着シートであって、該粘着シートが、この粘着シートから前記剥離シートを剥離させ、基材層及び粘着剤層からなる粘着ラベルとし、この粘着ラベルの前記粘着剤層をポリプロピレン板に接着させ、この接着させた粘着ラベルに0.98N/25mmの荷重を30分間載荷させた時の前記接着させた粘着ラベルの剥がれ距離が、50mm以内であって、かつ前記粘着シートが、ポリプロピレン板に対するJIS−Z0237に記載の180度引き剥がし粘着力測定試験条件で測定した時の粘着力−引き剥がし時間曲線において、最大粘着力から30〜100%の振幅を有するスリップスティック現象で剥離する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、粘着シートの加工段階での加工適性に優れ、被着体から剥がれにくい粘着シートに関するものである。
粘着シートは、商業用から家庭用まで広範囲にわたってラベル、ステッカー等の形に加工して使用されている。この粘着シートから粘着ラベルを製造し、被着体である製品やその容器に、この粘着ラベルを貼付する。
その工程は、まず粘着シートの基材表面に目的に応じた印刷を行い、次いで、表面の基材と粘着剤からなる層までダイカット刃を入れて切断する行為、いわゆる“ハーフカット”により所望の形状にラベルを打ち抜く(以下、「打ち抜き」という。)。
次いで、この打ち抜きにより生じる不必要部分(基材に印刷が施されておらず、カス部分となる基材層及び粘着剤層)を剥き取った後(以下、「カス取り」という。)、一旦この粘着シートをロール状に巻き直す。
そして、自動ラベル貼付機(オートラベラー)を用いて、巻き取った粘着シート上に残っている粘着ラベルを、剥離シートより引き剥がし、被着体に貼り付けている。
次いで、この打ち抜きにより生じる不必要部分(基材に印刷が施されておらず、カス部分となる基材層及び粘着剤層)を剥き取った後(以下、「カス取り」という。)、一旦この粘着シートをロール状に巻き直す。
そして、自動ラベル貼付機(オートラベラー)を用いて、巻き取った粘着シート上に残っている粘着ラベルを、剥離シートより引き剥がし、被着体に貼り付けている。
このとき、粘着シートの打ち抜き適性が劣ると、ハーフカット工程時にダイカット刃に粘着剤が付着して、糸を曳く問題や一度打ち抜いたラベルが互いに再接着する問題(打ち抜き適性)がある。
また、この打ち抜き適性の劣る粘着シートを、そのままカス取り工程に送ると、カス部分を剥ぎ取る“カス取り”の際に、カスとラベルが共に剥離シートから剥き取られる問題(カス取り適性)が生じる。
さらに、オートラベル工程においては、自動ラベル貼付機(オートラベラー)による粘着ラベルの頭出しがうまく機能せず、粘着ラベルが剥離シートから剥がれず被着体に貼れない問題(オートラベラー適性)がある。
また、この打ち抜き適性の劣る粘着シートを、そのままカス取り工程に送ると、カス部分を剥ぎ取る“カス取り”の際に、カスとラベルが共に剥離シートから剥き取られる問題(カス取り適性)が生じる。
さらに、オートラベル工程においては、自動ラベル貼付機(オートラベラー)による粘着ラベルの頭出しがうまく機能せず、粘着ラベルが剥離シートから剥がれず被着体に貼れない問題(オートラベラー適性)がある。
そのため、粘着ラベルの加工段階にあっては、ラベルを打ち抜く際の(1)打ち抜き適性と、カス部分を取り除く際の(2)カス取り適性と、ラベルを被着体に貼付する際の(3)オートラベラー適性という3つの加工性が要求される。ここでは、これら3つの加工性を総称して、加工適性と称する。
そこで、粘着剤の糸曳きを減少し、打ち抜き適性を改善した粘着シートとして、粘着剤の応力−歪み曲線において、400%歪み時の応力値が7N/cm2以上であることを特徴とする粘着シートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、打ち抜き適性とカス取り適性を改善した粘着シートとして、粘着剤の応力−歪み曲線において、100%歪み時の応力値が3N/cm2以上であることを特徴とする粘着シートが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−286458号公報
特開2003−286459号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に係る粘着シートにあっては、打ち抜き工程において、ダイカット刃が剥離シートに深く食い込んだ場合には、これにより生じた剥離シートのキズに粘着剤が入り込み、粘着ラベルが剥離シートから剥がれにくくなり、オートラベラー適性が低下する問題があった。
特に、剥離シートがポリオレフィン系樹脂フィルムやポリエステル樹脂である場合、剥離シートの粘着剤層側にポリオレフィン又はポリエステルからなる層を有する場合には、剥離シートのキズへの粘着剤の入り込みが大きいため、オートラベラー適性の低下が著しかった。
また、一般的に、気温の低い冬場は、この加工適性の問題は起こりにくいため、粘着剤の材質を硬くする方法もある。
しかしながら、通常は、それとともに粘着剤の接着性も低下するため、粘着ラベルが被着体から剥がれやすくなる問題があり、高い接着性と優れた加工適性とは両立しにくい問題であった。
しかしながら、通常は、それとともに粘着剤の接着性も低下するため、粘着ラベルが被着体から剥がれやすくなる問題があり、高い接着性と優れた加工適性とは両立しにくい問題であった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、打ち抜き適性、カス取り適性、オートラベラー適性という3つの加工適性に優れ、かつポリオレフィン系被着体から剥がれにくい、高い接着性を有する粘着シートを提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、
本発明は、基材、粘着剤、剥離シートの順に積層された粘着シートであって、該粘着シートが、この粘着シートから前記剥離シートを剥離させ、基材層及び粘着剤層からなる粘着ラベルとし、この粘着ラベルの前記粘着剤層をポリプロピレン板に接着させ、この接着させた粘着ラベルに0.98N/25mmの荷重を30分間載荷させた時の前記接着させた粘着ラベルの剥がれ距離が、50mm以内であって、かつ前記粘着シートが、ポリプロピレン板に対するに対するJIS−Z0237に記載の180度引き剥がし粘着力測定試験条件で測定した時の粘着力−引き剥がし時間曲線において、最大粘着力から30〜100%の振幅を有するスリップスティック現象で剥離することを特徴とする粘着シートを提供するものである。
本発明は、基材、粘着剤、剥離シートの順に積層された粘着シートであって、該粘着シートが、この粘着シートから前記剥離シートを剥離させ、基材層及び粘着剤層からなる粘着ラベルとし、この粘着ラベルの前記粘着剤層をポリプロピレン板に接着させ、この接着させた粘着ラベルに0.98N/25mmの荷重を30分間載荷させた時の前記接着させた粘着ラベルの剥がれ距離が、50mm以内であって、かつ前記粘着シートが、ポリプロピレン板に対するに対するJIS−Z0237に記載の180度引き剥がし粘着力測定試験条件で測定した時の粘着力−引き剥がし時間曲線において、最大粘着力から30〜100%の振幅を有するスリップスティック現象で剥離することを特徴とする粘着シートを提供するものである。
本発明の粘着シートは、打ち抜き適性、カス取り適性、オートラベラー適性という3つの加工適性に優れ、かつポリオレフィン系被着体から剥がれにくい、高い接着性を有するものである。
本発明の粘着シートは、基材、粘着剤、剥離シートから構成されている。
この基材としては、フィルム、不織布、紙等が挙げられる。具体的には、フィルムの材質としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン、セロファン等が挙げられる。また、不織布の材質としては、パルプ、レーヨン、マニラ麻、アクリロニトリル、ナイロン、ポリエステル等が挙げられる。また、紙としては、上質紙、樹脂コート紙等が挙げられる。
また、基材表面の粘着剤を積層する面には、コロナ処理を行ったり、アンカーコート剤を塗布してもよい。このような処理を行うことにより、基材層と粘着剤層の密着性が向上し、粘着剤が基材から脱離しにくくなり、糸曳きを起こす粘着剤量を低減でき、粘着剤の糸曳きを抑制することができる。
この基材としては、フィルム、不織布、紙等が挙げられる。具体的には、フィルムの材質としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン、セロファン等が挙げられる。また、不織布の材質としては、パルプ、レーヨン、マニラ麻、アクリロニトリル、ナイロン、ポリエステル等が挙げられる。また、紙としては、上質紙、樹脂コート紙等が挙げられる。
また、基材表面の粘着剤を積層する面には、コロナ処理を行ったり、アンカーコート剤を塗布してもよい。このような処理を行うことにより、基材層と粘着剤層の密着性が向上し、粘着剤が基材から脱離しにくくなり、糸曳きを起こす粘着剤量を低減でき、粘着剤の糸曳きを抑制することができる。
この粘着剤としては、ポリマーの種類で、ゴム系、アクリル系、シリコーン系、ウレタン系、ビニルエーテル系等が挙げられる。また、粘着剤の形態として、溶剤系、エマルジョン型粘着剤、水溶性粘着剤等の水系、ホットメルト型粘着剤、UV硬化型粘着剤、EB硬化型粘着剤等の無溶剤系等を用いることができる。
そのなかでも、炭素数2〜14(メタ)アルキルアクリレートと極性基含有ビニルモノマーを必須成分としてなるアクリル系共重合体と、粘着付与樹脂とを含有するエマルジョン型アクリル系粘着剤組成物であることが好ましい。
そのなかでも、炭素数2〜14(メタ)アルキルアクリレートと極性基含有ビニルモノマーを必須成分としてなるアクリル系共重合体と、粘着付与樹脂とを含有するエマルジョン型アクリル系粘着剤組成物であることが好ましい。
このような炭素数2〜14の(メタ)アルキルアクリレートとして、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、n−オクチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソノニルアクリレート、オクチルアクリレート、ラウリルアクリレート等のモノマーが挙げられる。これらのモノマーは単独で用いてもよく、また2種以上を併用してもよい。
そのなかでも、得られる粘着剤組成物の粘着力と凝集力とのバランスを考慮して、炭素数2〜14の(メタ)アルキルアクリレートとして、n−ブチルアクリレート又は2−エチルヘキシルアクリレートが好ましく、アクリル系共重合体中にこれを50質量%以上含むものが好ましく、70質量%以上含むものが最も好ましい。
また、極性基含有ビニルモノマーとして、スチレン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、カルボキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート等を用いることができる。
そのなかでも、極性基含有ビニルモノマーとして、アクリル酸又はメタクリル酸が好ましく、アクリル系共重合体中にこれを0.1〜10質量%含むものが好ましく、1〜10質量%含むものが最も好ましい。
含有量を0.1〜10質量%とするのは、0.1質量%未満では加工適性や接着力が十分でなく、10質量%を越えると初期接着力が低下するからである。
含有量を0.1〜10質量%とするのは、0.1質量%未満では加工適性や接着力が十分でなく、10質量%を越えると初期接着力が低下するからである。
また、本発明で用いる粘着付与樹脂は、特にポリオレフィン(ポリエチレンやポリプロピレン等)のような低極性被着体に対する粘着力を高め、耐剥がれ性を高めるために使用されるものであり、ロジンやロジンのエステル化合物等のロジン系樹脂;ジテルペン重合体やα−ピネン−フェノール共重合体等のテルペン系樹脂;脂肪族系(C5系)や芳香族系(C9)等の石油樹脂;その他、スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂等が挙げられる。
そのなかでも、重合ロジンペンタエリスリトールエステルが好ましく、アクリル系共重合体100質量部に対して、これを3〜20質量部含有するのが好ましく、5〜20質量部含有するのが最も好ましい。重合ロジンペンタエリスリトールエステルの含有量が3質量部未満では、充分な耐剥がれ性が得られにくく、逆に20質量部を越えると、低温接着性が低下しやすいからである。
そのなかでも、重合ロジンペンタエリスリトールエステルが好ましく、アクリル系共重合体100質量部に対して、これを3〜20質量部含有するのが好ましく、5〜20質量部含有するのが最も好ましい。重合ロジンペンタエリスリトールエステルの含有量が3質量部未満では、充分な耐剥がれ性が得られにくく、逆に20質量部を越えると、低温接着性が低下しやすいからである。
本発明で用いる剥離シートとしては、グラシン紙、クラフト紙、クレーコート紙、ポリエチレン等のポリオレフィンフィルムをラミネートした紙、ポリビニルアルコールやアクリル酸エステル共重合体等の樹脂を塗布した紙、ポリエステルやポリプロピレン等のポリオレフィン系合成樹脂フィルム等に、離型剤であるフッ素樹脂やシリコーン樹脂等を塗布したもの等が挙げられる。
そのなかでも、粘着剤層側にポリオレフィンやポリエステルからなる層を有する剥離シートである場合に効果が高い。紙だけからなる剥離シートであると、紙の凹凸がそのまま粘着剤に転移し、被着体に貼付した際のラベルの外観が劣るため、基材が透明材料からなる粘着ラベルには紙だけからなる剥離シートは使いにくいからである。
そのなかでも、粘着剤層側にポリオレフィンやポリエステルからなる層を有する剥離シートである場合に効果が高い。紙だけからなる剥離シートであると、紙の凹凸がそのまま粘着剤に転移し、被着体に貼付した際のラベルの外観が劣るため、基材が透明材料からなる粘着ラベルには紙だけからなる剥離シートは使いにくいからである。
本発明の粘着シートは、この粘着シートから剥離シートを剥離させ、基材層及び粘着剤層からなる粘着ラベルとし、この粘着ラベルの粘着剤層をポリプロピレン板に接着させ、この接着させた粘着ラベルに0.98N/25mmの荷重を30分間載荷させた時、この接着させた粘着ラベルの剥がれ距離が、50mm以内、好ましくは20mm以内、最も好ましくは5mm以内のものである。
この粘着ラベルの剥がれ距離試験は、温度23±2℃、相対湿度50±5%の雰囲気中で、化学的あるいは物理的な表面処理を施していない平滑なポリプロピレン板に、幅25mmの粘着ラベルを接着させ1時間放置した後、その粘着ラベルの基材端部(遊び部分)に0.98Nの定荷重を試験板から90度方向に載荷し、30分間放置した時の粘着ラベルの剥がれた距離を測定することにより規定される。
この剥がれ距離が50mmより小さいと、粘着ラベルが被着体から剥がれにくく、長時間にわたり高い接着性を有する。一方、この剥がれ距離が50mmを超えるものは、被着体から剥がれやすい。
また、本発明の粘着シートは、上述した高い接着性を有すると共に、ポリプロピレン板に対するJIS−Z0237に記載の180度引き剥がし粘着力測定試験条件で測定した時、その粘着力−引き剥がし時間曲線において、最大粘着力から30〜100%、好ましくは60〜100%、最も好ましくは80〜100%の振幅を有するスリップスティック現象で剥離するものである。
なお、上記試験においては、粘着シートの剥離を開始した直後と粘着シート全体が剥離する直前は剥離挙動が安定しないので、粘着シート全体の15〜85%の範囲で剥離が行われている時の粘着力−引き剥がし時間曲線を対象にスリップスティック現象の状態を測定する。
なお、上記試験においては、粘着シートの剥離を開始した直後と粘着シート全体が剥離する直前は剥離挙動が安定しないので、粘着シート全体の15〜85%の範囲で剥離が行われている時の粘着力−引き剥がし時間曲線を対象にスリップスティック現象の状態を測定する。
この180度引き剥がし粘着力測定試験は、JIS−Z0237に記載の試験板に対する180度引き剥がし粘着力測定試験に準拠する条件で行う。まず、化学的あるいは物理的な表面処理を施していない平滑な表面を有するポリプロピレン板に粘着ラベルを接着させ、温度23±2℃、相対湿度50±5%の雰囲気中で、1時間静置後、その粘着ラベルの基材端部(遊び部分)を180度に折り返し、300mm/分の速さで連続して剥離させた時の引き剥がし時間に対する180度引き剥がし粘着力を測定するものである。
本発明の粘着シートを、この180度引き剥がし粘着力測定試験で測定した時の粘着力−引き剥がし時間曲線のグラフを、図1に示す。図1のように、粘着力がある一定の最大値を一定時間保持した後、急激に粘着力が減少し、その後直ちに粘着力が元に戻るのを何回か繰り返しながら剥離していく現象を“スリップスティック”という。この時、粘着力の振幅は、上述したように最大粘着力に対して30〜100%、好ましくは60〜100%、最も好ましくは80〜100%である。振幅が30%未満の場合は、連続的に剥離している状態であり、もはや“スリップスティック”による剥離ではない。
また、最小粘着力を示した時間から次の最小粘着力を示す時間までの周期は、0.2〜12秒であるのが好ましく、0.5〜6秒であるのがより好ましい。
また、最小粘着力を示した時間から次の最小粘着力を示す時間までの周期は、0.2〜12秒であるのが好ましく、0.5〜6秒であるのがより好ましい。
この“スリップスティック”現象は、本発明の粘着シートでなくても気温の低い場合に発生することがあるが、このような粘着シートにあっては一般的に粘着剤の材質が硬く、その接着性は低いものである。
また、最大粘着力に対して振幅が30%未満の連続剥離を起こす粘着シートの場合は、一般的に粘着剤の材質が軟らかく、糸曳きを生じやすいものである。
また、最大粘着力に対して振幅が30%未満の連続剥離を起こす粘着シートの場合は、一般的に粘着剤の材質が軟らかく、糸曳きを生じやすいものである。
上述したこれらの粘着シートに対して、本発明の粘着シートは、粘着ラベルの剥がれ距離が50mm以内であって、最大粘着力から30〜100%の振幅を有するスリップスティック現象で剥離するものであり、これにより高い接着性と優れた加工適性を両立することができる。
このことから、本発明の粘着シートにあっては、ポリプロピレン板にこれを接着させ、静的状態で荷重を載荷させた時、粘着剤が粘性体として挙動する割合が高くなるため、高い接着性を示したと考えられる。一方、速い速度でポリプロピレン板から剥離させる動的状態では、粘着剤が弾性体として挙動する割合が高くなるため、この速度域に近い条件で加工を行う打ち抜き工程、カス取り工程、オートラベラー工程では優れた加工適性を示したと考えられる。
特に、本発明の粘着シートの剥離シートが、ポリオレフィン系樹脂フィルムやポリエステル樹脂である場合、剥離シートの粘着剤層側にポリオレフィン又はポリエステルからなる層を有する場合は、打ち抜き工程において、粘着剤が弾性体として挙動する割合が高いことにより、ダイカット刃が剥離シートに深く食い込んでも、そのキズ部分に粘着剤が入り込む量が少なくなるため、粘着ラベルが剥離シートから剥がれにくくなることはなく、より優れたオートラベラー適性を発揮することができる。
本発明の粘着シートは、例えば、炭素数2〜14の(メタ)アルキルアクリレートと、極性基含有ビニルモノマーをエマルジョンにより重合させたアクリル系共重合体に、粘着付与樹脂を添加した粘着剤組成物からなる粘着剤を、剥離シートに塗工し、乾燥、熱硬化、電離放射線硬化等による処理を行い、基材を貼り合わせる方法で得られる。
また、上記粘着剤を先に基材に塗工し、乾燥、熱硬化、電離放射線硬化等による処理を行い、剥離シートを貼り合わせる方法でも得られる。また、基材層と粘着剤層の密着性を向上させるために、高温下で貼り合わせを行ってもよい。
また、上記粘着剤を先に基材に塗工し、乾燥、熱硬化、電離放射線硬化等による処理を行い、剥離シートを貼り合わせる方法でも得られる。また、基材層と粘着剤層の密着性を向上させるために、高温下で貼り合わせを行ってもよい。
この時、塗工する粘着剤の厚みは、乾燥後の厚みで5〜50μmが好ましく、10〜30μmがより好ましい。粘着剤の厚みが5μmより薄いと、粘着ラベルの被着体に対する接着性が不充分となり、一方、50μmを超えると、ハーフカット打ち抜き後の粘着剤層が互いに再接着を起こす接触面積が広くなり、カス取り適性が低下するからである。
以下、実施例により、本発明をさらに詳しく説明する。本発明は、下記実施例に何ら制限されるものではない。
[実施例1]
〈粘着剤の合成〉
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に、脱イオン水270質量部を入れ、窒素を吹き込みながら75℃まで昇温した。
〈粘着剤の合成〉
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に、脱イオン水270質量部を入れ、窒素を吹き込みながら75℃まで昇温した。
撹拌下、ラテムルE−118B(花王社製)を0.8質量部、過硫酸カリウムを0.1質量部添加した。
続いて2−エチルヘキシルアクリレートが296質量部、スチレンが56質量部、メチルアクリレートが20質量部、メチルメタクリレートが20質量部、メタクリル酸が8質量部、N−メチロールアクリルアミドが2質量部からなる単量体混合物に、ラテムルE−118Bを32質量部と脱イオン水を80質量部加えて乳化させたモノマープレエマルジョンの一部(4質量部)を添加し、反応容器温度を75℃に保ちながら60分間重合させた。
続いて2−エチルヘキシルアクリレートが296質量部、スチレンが56質量部、メチルアクリレートが20質量部、メチルメタクリレートが20質量部、メタクリル酸が8質量部、N−メチロールアクリルアミドが2質量部からなる単量体混合物に、ラテムルE−118Bを32質量部と脱イオン水を80質量部加えて乳化させたモノマープレエマルジョンの一部(4質量部)を添加し、反応容器温度を75℃に保ちながら60分間重合させた。
引き続き、反応容器内温度を75℃に保ちながら、残りのモノマープレエマルジョン509質量部と過硫酸カリウムの水溶液(有効成分1質量%)60質量部を、各々別の滴下漏斗を使用して、反応容器内温度を75℃に保ちながら240分間かけて滴下して重合させた。
滴下終了後、同温度にて180分間撹拌し、共重合体を冷却した。
滴下終了後、同温度にて180分間撹拌し、共重合体を冷却した。
次いで、この共重合体に、粘着付与樹脂としてスーパーエステルE−650(荒川化学社製)を添加し(固形分比で、共重合体/粘着付与樹脂=100/15)、60分間撹拌した。
その後、pHが8.0になるようにアンモニア水(有効成分10質量%)でこれらを調製し、100メッシュ金網で濾過して、粘着剤を得た。
その後、pHが8.0になるようにアンモニア水(有効成分10質量%)でこれらを調製し、100メッシュ金網で濾過して、粘着剤を得た。
〈粘着シートの作成〉
剥離シート(64GPS、王子製紙社製)に、乾燥後の厚みが23μmとなるように上記粘着剤を塗工し、熱風乾燥機を用いて90℃で3分間乾燥させ、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム50μm(エステルA4100、東洋紡社製)を貼り合わせ、23℃で2日間熟成することにより、粘着シートを作成した。
剥離シート(64GPS、王子製紙社製)に、乾燥後の厚みが23μmとなるように上記粘着剤を塗工し、熱風乾燥機を用いて90℃で3分間乾燥させ、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム50μm(エステルA4100、東洋紡社製)を貼り合わせ、23℃で2日間熟成することにより、粘着シートを作成した。
〈ポリプロピレン板に対する180度引き剥がし粘着力の測定〉
本発明の粘着シートのポリプロピレン板に対する180度引き剥がし粘着力の測定は、JIS−Z0237に準じた下記に記載した測定方法で行った。
化学的あるいは物理的な表面処理を施していない平滑な表面を有するポリプロピレン板に対し、幅25mm、長さ100mmに切断した粘着ラベルを、23℃、50%の環境下、2kgのローラーで300mm/秒の速度にて1往復圧着させた。
次いで、同環境下で1時間放置後、引っ張り試験機(株式会社エーアンドディ社製 RTA100)にて、300mm/分の速さで、180度引き剥がし粘着力を測定した。
測定時に、スリップスティック現象が発生する場合を○、発生しない(最大粘着力に対して振幅が30%未満)場合を×と評価した。
本発明の粘着シートのポリプロピレン板に対する180度引き剥がし粘着力の測定は、JIS−Z0237に準じた下記に記載した測定方法で行った。
化学的あるいは物理的な表面処理を施していない平滑な表面を有するポリプロピレン板に対し、幅25mm、長さ100mmに切断した粘着ラベルを、23℃、50%の環境下、2kgのローラーで300mm/秒の速度にて1往復圧着させた。
次いで、同環境下で1時間放置後、引っ張り試験機(株式会社エーアンドディ社製 RTA100)にて、300mm/分の速さで、180度引き剥がし粘着力を測定した。
測定時に、スリップスティック現象が発生する場合を○、発生しない(最大粘着力に対して振幅が30%未満)場合を×と評価した。
〈ポリプロピレン板に対する定荷重剥離測定〉
化学的あるいは物理的な表面処理を施していない平滑な表面を有するポリプロピレン板に対し、幅25mm、長さ250mmに切断した粘着ラベルを、23℃、50%の環境下、2kgのローラーで300mm/秒の速度にて1往復圧着させた。
次いで、同環境下で1時間放置後、粘着ラベルの基材端部に0.98N(100gf)の定荷重を90度方向にかけて、30分間放置後の粘着ラベルの剥離距離を測定した。
化学的あるいは物理的な表面処理を施していない平滑な表面を有するポリプロピレン板に対し、幅25mm、長さ250mmに切断した粘着ラベルを、23℃、50%の環境下、2kgのローラーで300mm/秒の速度にて1往復圧着させた。
次いで、同環境下で1時間放置後、粘着ラベルの基材端部に0.98N(100gf)の定荷重を90度方向にかけて、30分間放置後の粘着ラベルの剥離距離を測定した。
〈加工適性の評価〉
粘着シートの加工適性を調べるため、シール印刷加工機(OPM−W150、恩田製作所製)にて、上記粘着シートを20mm×20mmの正方形状にハーフカットした後、カス取りを行い、ロール形状に巻き取った。
その後、自動ラベル貼付機(F205R、フジレーベル社製)にて、ラベル貼付を行った。尚、ハーフカットでは打ち抜き刃が剥離シートに充分入るように深くカットした。
ラベル貼付において、粘着ラベルが目的の位置に問題なく貼付された場合を○、目的の位置からずれて貼付された場合や、ラベルの頭が出ずに巻き込んだ場合は×と評価した。
粘着シートの加工適性を調べるため、シール印刷加工機(OPM−W150、恩田製作所製)にて、上記粘着シートを20mm×20mmの正方形状にハーフカットした後、カス取りを行い、ロール形状に巻き取った。
その後、自動ラベル貼付機(F205R、フジレーベル社製)にて、ラベル貼付を行った。尚、ハーフカットでは打ち抜き刃が剥離シートに充分入るように深くカットした。
ラベル貼付において、粘着ラベルが目的の位置に問題なく貼付された場合を○、目的の位置からずれて貼付された場合や、ラベルの頭が出ずに巻き込んだ場合は×と評価した。
〈ラベルの接着性の評価〉
粘着ラベルがポリオレフィン系被着体から剥がれにくいか否かの接着性を調べるため、上記粘着ラベルを、12mmφのポリプロピレン製円柱に巻き付け、23℃、50%の環境下、1日放置し、ラベルの浮きを評価した。
浮きが発生していない場合を○、発生した場合を×とした。
粘着ラベルがポリオレフィン系被着体から剥がれにくいか否かの接着性を調べるため、上記粘着ラベルを、12mmφのポリプロピレン製円柱に巻き付け、23℃、50%の環境下、1日放置し、ラベルの浮きを評価した。
浮きが発生していない場合を○、発生した場合を×とした。
以下、スリップスティックの有無の結果、定荷重剥離測定の結果、加工適性の評価結果、ラベルの接着性の評価結果を、表1に各々示す。
[比較例1]
粘着剤として、アクリル共重合体からなるSPS−1250−3(大日本インキ化学工業社製)100質量部に対し、イソシアネートからなるNC−40(大日本インキ化学工業社製)3.8質量部を混合したものを使用したことと、粘着シートの作成時の熟成期間を40℃で2日間としたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを作成した。この粘着シートの評価は、実施例1と同様の方法で行った。
スリップスティックの有無の結果、定荷重剥離測定の結果、加工適性の評価結果、ラベルの接着性の評価結果を、表1に示す。
粘着剤として、アクリル共重合体からなるSPS−1250−3(大日本インキ化学工業社製)100質量部に対し、イソシアネートからなるNC−40(大日本インキ化学工業社製)3.8質量部を混合したものを使用したことと、粘着シートの作成時の熟成期間を40℃で2日間としたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを作成した。この粘着シートの評価は、実施例1と同様の方法で行った。
スリップスティックの有無の結果、定荷重剥離測定の結果、加工適性の評価結果、ラベルの接着性の評価結果を、表1に示す。
[比較例2]
粘着剤として、アクリル共重合体からなるSPS−1260(大日本インキ化学工業社製)を使用したことと、粘着シートの作成時の熟成期間を23℃で14日間としたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを作成した。この粘着シートの評価は、実施例1と同様の方法で行った。
スリップスティックの有無の結果、定荷重剥離測定の結果、加工適性の評価結果、ラベルの接着性の評価結果を、表1に示す。
粘着剤として、アクリル共重合体からなるSPS−1260(大日本インキ化学工業社製)を使用したことと、粘着シートの作成時の熟成期間を23℃で14日間としたこと以外は、実施例1と同様にして粘着シートを作成した。この粘着シートの評価は、実施例1と同様の方法で行った。
スリップスティックの有無の結果、定荷重剥離測定の結果、加工適性の評価結果、ラベルの接着性の評価結果を、表1に示す。
[比較例3]
〈粘着剤の合成〉
攪拌機、寒流冷却器、温度計、滴下漏斗及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、n−ブチルアクリレートを80.9質量部、2−エチルヘキシルアクリレートを12質量部、酢酸ビニルを5質量部、アクリル酸を2質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを0.1質量部と、重合触媒としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.2質量部とを酢酸エチルの100質量部に溶解し、80℃で8時間重合して、質量平均分子量70万のアクリル共重合体溶液を得た。
〈粘着剤の合成〉
攪拌機、寒流冷却器、温度計、滴下漏斗及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、n−ブチルアクリレートを80.9質量部、2−エチルヘキシルアクリレートを12質量部、酢酸ビニルを5質量部、アクリル酸を2質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを0.1質量部と、重合触媒としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.2質量部とを酢酸エチルの100質量部に溶解し、80℃で8時間重合して、質量平均分子量70万のアクリル共重合体溶液を得た。
次に、前記アクリル共重合体溶液の固形分100質量部に対して、特殊ロジンエステル系粘着付与樹脂(荒川化学工業社製「スーパーエステルA100」)を8質量部及びロジンエステル系粘着付与樹脂(荒川化学工業社製「ペンセルD135」)を12質量部添加し、酢酸エチルを加えて均一に混合して、固形分45質量%の粘着剤主剤を得た。
この粘着剤主剤の100質量部に、イソシアネート系架橋剤(大日本インキ化学工業社製「NC−40」)を1.2質量部添加し、15分間攪拌して粘着剤を得た。
この粘着剤主剤の100質量部に、イソシアネート系架橋剤(大日本インキ化学工業社製「NC−40」)を1.2質量部添加し、15分間攪拌して粘着剤を得た。
粘着剤の合成以外は、実施例1と同様にして粘着シートを作成した。この粘着シートの評価は、実施例1と同様の方法で行った。
スリップスティックの有無の結果、定荷重剥離測定の結果、加工適性の評価結果、ラベルの接着性の評価結果を、表1に示す。
スリップスティックの有無の結果、定荷重剥離測定の結果、加工適性の評価結果、ラベルの接着性の評価結果を、表1に示す。
実施例1と比較例1〜3とを比較すると、実施例1の粘着シートは、スリップスティック現象、定荷重剥離測定での剥がれ長さ、加工適性、ラベルの接着性のいずれの評価結果も良好であった。それに対して、比較例1〜3の粘着シートは、この4つの評価基準のいずれかが劣るものであった。
以上の結果から、本発明の粘着シートは、スリップスティック現象で剥離するものであり、打ち抜き適性、カス取り適性、オートラベラー適性という3つの加工適性に優れ、かつポリオレフィン系被着体から剥がれにくい、高い接着性を有するものであることが確認された。
Claims (4)
- 基材、粘着剤、剥離シートの順に積層された粘着シートであって、
該粘着シートが、この粘着シートから前記剥離シートを剥離させ、基材層及び粘着剤層からなる粘着ラベルとし、この粘着ラベルの前記粘着剤層をポリプロピレン板に接着させ、この接着させた粘着ラベルに0.98N/25mmの荷重を30分間載荷させた時の前記接着させた粘着ラベルの剥がれ距離が、50mm以内であって、かつ
前記粘着シートが、ポリプロピレン板に対するJIS−Z0237に記載の180度引き剥がし粘着力測定試験条件で測定した時の粘着力−引き剥がし時間曲線において、最大粘着力から30〜100%の振幅を有するスリップスティック現象で剥離することを特徴とする粘着シート。 - 前記粘着剤が、炭素数2〜14の(メタ)アルキルアクリレートと極性基含有ビニルモノマーを必須成分としてなるアクリル系共重合体と、
粘着付与樹脂とを含有するエマルジョン型アクリル系粘着剤組成物からなることを特徴とする請求項1に記載の粘着シート。 - 前記アクリル系共重合体が、炭素数2〜14の(メタ)アルキルアクリレートとして、n−ブチルアクリレート又は2−エチルヘキシルアクリレートを50質量%以上、
極性基含有ビニルモノマーとして、アクリル酸又はメタクリル酸を0.1〜10質量%で共重合させた共重合体であって、
該共重合体100質量部に対して、粘着付与樹脂として、重合ロジンペンタエリスリトールエステルを3〜20質量部含有することを特徴とする請求項2に記載の粘着シート。 - 前記剥離シートが、前記粘着剤層側にポリオレフィン又はポリエステルからなる層を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の粘着シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004051578A JP2005239880A (ja) | 2004-02-26 | 2004-02-26 | 加工適性に優れた粘着シート |
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JP (1) | JP2005239880A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006307144A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-11-09 | Dainippon Ink & Chem Inc | 加工適性に優れた粘着シート |
JP2010235710A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Lintec Corp | 水分散型アクリル系粘着剤組成物、粘着シートおよびその使用方法 |
-
2004
- 2004-02-26 JP JP2004051578A patent/JP2005239880A/ja not_active Withdrawn
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