JP2005239571A - 抗体産生誘導剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】これまでに知られていない茶成分を有効成分とする抗体産生誘導剤を提供すること。
【解決手段】本発明の抗体産生誘導剤は、茶由来の多糖類を有効成分とした全く新しい抗体産生誘導剤である。上記の抗体産生誘導剤を経口摂取すると、優れた抗体産生誘導作用を発揮することができ、免疫機能の低下に起因して起こる様々な感染症の予防に有用である。また、本発明の抗体産生誘導剤は、原料が従来から食用に供されている天然由来のものであるため、人体への安全性が高く、長期にわたり継続的に摂取することができる。
【選択図】なし
【解決手段】本発明の抗体産生誘導剤は、茶由来の多糖類を有効成分とした全く新しい抗体産生誘導剤である。上記の抗体産生誘導剤を経口摂取すると、優れた抗体産生誘導作用を発揮することができ、免疫機能の低下に起因して起こる様々な感染症の予防に有用である。また、本発明の抗体産生誘導剤は、原料が従来から食用に供されている天然由来のものであるため、人体への安全性が高く、長期にわたり継続的に摂取することができる。
【選択図】なし
Description
本発明は、茶多糖類を有効成分とする抗体産生誘導剤及びこの抗体産生誘導剤を有効量含有してなる飲食品、哺乳動物用飼料に関する。
生体は、病原体などの異物の体内侵入をいち早く察知し排除する免疫システムを有しており、体内で産生される抗体が血液やリンパの流れに乗って全身に働く体液性免疫、腸管などの特定の局所で働く粘膜免疫(腸管免疫)、リンパ球が抗原へ直接攻撃する細胞性免疫などが知られており、これら免疫はそれぞれ異なる役割を果たしている。
体液性免疫とは、リンパ球の一つであるB細胞が形質細胞に分化して抗体を産生し、その抗体が血液やリンパの流れに乗って体内を巡り抗原特異的に抗原抗体反応を起こすものである。
抗体は、細菌などの産生する毒素に結合してその毒性を中和させる作用、侵入してきたウィルスと結合して細胞内への侵入または増殖を抑える作用、細菌に結合し食細胞が菌を取り込む過程を助けるオプソニン作用、異質細胞の破壊や補体の働きを誘導する作用など、抗原抗体反応に中心的な役割を果たしている。
抗体は、細菌などの産生する毒素に結合してその毒性を中和させる作用、侵入してきたウィルスと結合して細胞内への侵入または増殖を抑える作用、細菌に結合し食細胞が菌を取り込む過程を助けるオプソニン作用、異質細胞の破壊や補体の働きを誘導する作用など、抗原抗体反応に中心的な役割を果たしている。
このように生体では、それぞれ異なる役割をもつ体液性免疫、細胞性免疫及び粘膜免疫が複雑に関与しあいながら、外界から身を守っている。
これらの免疫システムにより体内で産生される抗体量が減少すると、これに伴い免疫機能も低下し、様々な感染症が引き起こされるようになる。特に、高齢者では免疫機能が低下しており、また乳幼児では免疫機能が未発達であるため、感染症の危険は大きい。とりわけ、近年高齢化が進んだ結果、高齢者の免疫機能の低下は深刻な問題である。また、最近は外食の機会の増加やストレスなどに起因する食生活の偏りなど栄養上の面からの免疫力の低下も問題視されている。
これらの免疫システムにより体内で産生される抗体量が減少すると、これに伴い免疫機能も低下し、様々な感染症が引き起こされるようになる。特に、高齢者では免疫機能が低下しており、また乳幼児では免疫機能が未発達であるため、感染症の危険は大きい。とりわけ、近年高齢化が進んだ結果、高齢者の免疫機能の低下は深刻な問題である。また、最近は外食の機会の増加やストレスなどに起因する食生活の偏りなど栄養上の面からの免疫力の低下も問題視されている。
更に、ヒト以外の哺乳動物、例えば家畜やペットにおいても、免疫機能の低下は深刻な問題である。特に、家畜の肺炎や細菌性の下痢などの感染症は、当該家畜の成長に大きなマイナスであるばかりでなく、他の健全な家畜へ伝播する恐れがある。特に、幼動物の場合、動物自身のもつ免疫力の弱さから感染症を発症し、死の転帰をとる例も少なくない。また、感染症により発育遅延となる影響も大きく、家畜の場合、その経済的損失は大きい。
そこで、免疫機能を向上させ、これに起因する感染症の発症を抑える様々な物質の探索が行われている。中でも、天然由来の素材、特に従来より食されている食品由来の成分であれば、安全性が保障されているので経口的に摂取可能であり、気軽に免疫機能を向上させることができ、好ましい。
このような食品由来の成分の一つとして、茶成分が挙げられる。
このような食品由来の成分の一つとして、茶成分が挙げられる。
例えば、腸管免疫について非特許文献1には、SDラットの腸間膜リンパ節リンパ球の細胞培養にあたり、エピガロカテキンガレートを添加するとIgA産生が増強されることが報告されている。
また、非特許文献2では、(+)‐カテキン((+)‐C)やその誘導体をヒトの末梢血単核細胞(PBMC)に添加して細胞培養すると、リンパ球の増殖・分化作用が進み、IgG及びIgMの産生が促進されることが報告されている。
しかしながら、茶の成分が有する作用の解明は未だ十分には行われておらず、未知な部分も多い。したがって、これまでに知られていない茶成分の有する作用の探求は非常に意義深いものである。
また、非特許文献2では、(+)‐カテキン((+)‐C)やその誘導体をヒトの末梢血単核細胞(PBMC)に添加して細胞培養すると、リンパ球の増殖・分化作用が進み、IgG及びIgMの産生が促進されることが報告されている。
しかしながら、茶の成分が有する作用の解明は未だ十分には行われておらず、未知な部分も多い。したがって、これまでに知られていない茶成分の有する作用の探求は非常に意義深いものである。
Food Sci. Technol. Int. Tokyo, vol.3, no.2, p.179−183(1997)
International Journal of Immunopharmacology, vol.6, no.3, p.205−215(1984)
そこで本発明は、これまでに知られていない茶成分を有効成分とする抗体産生誘導剤を提供することを目的とする。
本発明者らは上記の点に鑑みて種々の検討を行った結果、茶由来の多糖類に優れた抗体産生誘導作用を見出し、本発明を完成させるにいたった。
すなわち、請求項1記載の本発明は、茶多糖類を有効成分とする抗体産生誘導剤である。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の抗体産生誘導剤において、血中の抗体含量増大作用を有するものである。
請求項3記載の本発明は、請求項2記載の抗体産生誘導剤において、血中の抗体がIgAであることを特徴とするものである。
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3記載の抗体産生誘導剤を有効量含有してなる飲食品である。
請求項5記載の本発明は、請求項1乃至3記載の抗体産生誘導剤を有効量含有してなる哺乳動物用飼料である。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の抗体産生誘導剤において、血中の抗体含量増大作用を有するものである。
請求項3記載の本発明は、請求項2記載の抗体産生誘導剤において、血中の抗体がIgAであることを特徴とするものである。
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3記載の抗体産生誘導剤を有効量含有してなる飲食品である。
請求項5記載の本発明は、請求項1乃至3記載の抗体産生誘導剤を有効量含有してなる哺乳動物用飼料である。
本発明の抗体産生誘導剤は、経口摂取により体内の抗体含量を増大させ、優れた抗体産生誘導作用を発揮することができる。
更に、本発明の飲食品は、上述の抗体産生誘導剤を含有するので、免疫機能の低下に起因して起こる様々な感染症の予防に特に有用である。中でも、免疫機能が低下している高齢者、免疫機能が未発達の乳幼児等に対して、免疫増強作用を賦与する目的で利用することが有用である。また、食生活の偏りになど栄養上の面に起因する免疫機能低下にも対応することができる。
更に、本発明の飲食品は、上述の抗体産生誘導剤を含有するので、免疫機能の低下に起因して起こる様々な感染症の予防に特に有用である。中でも、免疫機能が低下している高齢者、免疫機能が未発達の乳幼児等に対して、免疫増強作用を賦与する目的で利用することが有用である。また、食生活の偏りになど栄養上の面に起因する免疫機能低下にも対応することができる。
このような本発明の抗体産生誘導剤及び飲食品は、前記した免疫機能の低下に起因して起こる様々な感染症の予防のほかに、ガンの抑制、食餌性抗原によるアレルギーの抑制などにも有用である。
そして、ヒト以外の哺乳動物、例えば、豚、牛、馬、羊、鶏のような家畜動物や、犬、猫などのペット動物についても、上述の飲食品の場合と同様に、飼料に抗体産生誘導剤を含有させることにより、免疫機能を増強し、感染症の予防を図ることができ、この点において本発明は有用である。
そして、ヒト以外の哺乳動物、例えば、豚、牛、馬、羊、鶏のような家畜動物や、犬、猫などのペット動物についても、上述の飲食品の場合と同様に、飼料に抗体産生誘導剤を含有させることにより、免疫機能を増強し、感染症の予防を図ることができ、この点において本発明は有用である。
本発明の抗体産生誘導剤の有効成分として機能する茶多糖類とは、茶を水乃至熱水にて抽出して得られるものであればよく、特に制限されるものではない。また一般的に多糖類とは、単糖またはオリゴ糖以外の糖類であり、重合度10以上のものを称する。
本発明の抗体産生誘導剤の有効成分として機能する茶多糖類の分子量は特に制限されるものではなく、いずれの分子量であっても抗体産生誘導作用を十分発揮することができるが、分子量1万以上の茶多糖類がとりわけ優れた抗体産生誘導効果を有するため好ましい。
本発明の抗体産生誘導剤の有効成分として機能する茶多糖類の構成糖は特に制限されるものではないが、好ましくは、少なくともガラクチュロン酸、ガラクトースおよびアラビノースを構成糖として含有していればよい。また、茶多糖類中に含有される構成糖の割合は特に制限されないが、好ましくはガラクチュロン酸、ガラクトースおよびアラビノースの合計の構成比率が茶多糖類中の構成糖全体の15%以上がよく、さらに好ましくは30%以上がよい。なお、ガラクチュロン酸、ガラクトースおよびアラビノースの各成分の構成比は特に制限されるものではない。
以下に、本発明の抗体産生誘導剤の有効成分として機能する茶多糖類の製造方法について詳しく説明する。
本発明における茶とは、ツバキ科に属する茶樹(Camellia sinensis)から得られる葉、茎、木部、根、実のいずれか、或いはこれらの2種類以上の混合物を意味し、生あるいは乾燥物の別を問わない。また、既製の紅茶、プアール茶等の発酵茶、ウーロン茶、包種茶等の半発酵茶、緑茶、釜煎り緑茶、ほうじ茶等の不発酵茶のいずれであってもよいし、また、これらの2種類以上の混合物であってもよい。
茶抽出物は、上記茶をそのまま若しくは粉砕物とした後抽出操作に供するか、乾燥後必要に応じて粉砕して抽出操作に供して調製することができる。乾燥粉砕物は、茶の葉、茎、木部、根、実をそのまま乾燥した後粉砕するか、又は生のまま細かく切断した後乾燥することによって調製することができる。
抽出方法としては、水乃至熱水を用いて、一般的に用いられる方法により抽出させればよく、例えば、水、温水、熱水中に茶(そのまま若しくは粗末・細切物)、又はそれらの乾燥粉砕物(粉末など)を浸漬する方法、加温し攪拌しながら抽出を行う方法などが挙げられる。得られた抽出液は必要に応じて濾過または遠心分離などにより固形物を除去した後、これをそのまま用いてもよく、さらに濃縮して用いても、あるいはこれを凍結乾燥あるいはスプレードライなどの方法により粉末化して用いてもよい。さらに、カテキン類などの茶多糖類以外の成分を取り除いて用いてもよい。一般的には茶抽出物の市販品を用いればよく、例えば、三井農林(株)「ポリフェノン」、太陽化学(株)「サンフェノン」、(株)伊藤園「テアフラン」などを例示することができる。
抽出方法としては、水乃至熱水を用いて、一般的に用いられる方法により抽出させればよく、例えば、水、温水、熱水中に茶(そのまま若しくは粗末・細切物)、又はそれらの乾燥粉砕物(粉末など)を浸漬する方法、加温し攪拌しながら抽出を行う方法などが挙げられる。得られた抽出液は必要に応じて濾過または遠心分離などにより固形物を除去した後、これをそのまま用いてもよく、さらに濃縮して用いても、あるいはこれを凍結乾燥あるいはスプレードライなどの方法により粉末化して用いてもよい。さらに、カテキン類などの茶多糖類以外の成分を取り除いて用いてもよい。一般的には茶抽出物の市販品を用いればよく、例えば、三井農林(株)「ポリフェノン」、太陽化学(株)「サンフェノン」、(株)伊藤園「テアフラン」などを例示することができる。
茶抽出物から茶多糖類を調製するには、例えば50−90%エタノール水溶液などの含水有機溶媒あるいはエタノールなどの有機溶媒を加えてよく攪拌し、このとき生じた不溶物を遠心分離などにより回収する。そしてこの不溶物に再度上記のエタノール水溶液などの含水有機溶媒あるいはエタノールなどの有機溶媒を加えて十分に攪拌後、遠心分離などを用いて不溶物を集める。この操作を何回か繰り返した後、これを回収し、必要に応じて真空乾燥、凍結乾燥あるいはスプレードライなどの方法により乾燥させ、粗茶多糖類を得ることができる。
本発明の抗体産生誘導剤は、上記の粗茶多糖類をそのまま用いてもよく、あるいはさらに精製して用いてもよい。粗茶多糖類を精製する場合は、一般に用いられる方法を採用することができ特に制限されないが、茶の他の成分を効率よく除去できる点で、成分の分子量の違いにより精製する方法を用いるのが好ましい。まず得られた粗茶多糖類に水などを加えてよく攪拌し懸濁液とする。そしてこの懸濁液を、例えば、精密ろ過、限外濾過あるいはゲル濾過などをおこなうことにより、所望とする成分の分子量に合わせて適宜濾過膜あるいはゲル濾過材を選択し分画することができる。このとき分離する分子量の大きさは特に制限されず、いずれの大きさであっても、抗体産生誘導効果が十分発揮されるが、分子量1万以上の茶多糖類の抗体産生誘導効果がとりわけ優れているので、抗体産生誘導剤の主成分としては分子量1万以上の茶多糖類を用いることが好ましい。分子量1万以上の茶多糖類を精製するには、例えば、該懸濁液を、分画分子量が1万の限外濾過膜へ透過させることによりおこなえばよい。また、精密濾過膜を限外濾過膜と併せて使用することもできる。例えば、該懸濁液を、まず膜孔径が1.0μmの精密濾過膜へ透過させることにより、1.0μmより大きな成分を除去する。そして得られた透過液を、分画分子量が1万の限外濾過膜へ透過させることにより、膜孔径が1.0μmの精密濾過膜を透過できかつ分子量が1万以上の成分を集めることができる。
以上のように、得ようとする茶多糖類の大きさに合わせて、適宜濾過膜あるいはゲル濾過材を選択することにより、粗茶多糖類から精製された茶多糖類を得ることができる。また、一度分画した成分を濾過膜あるいはゲル濾過材の大きさを換えて、さらに細かく分離精製することもできる。
また、不溶性の画分を得たい場合は、濾過をおこなう工程の前に、粗茶多糖類を含む懸濁液を遠心分離などにより不溶物を回収する。そしてこの回収操作を何度か繰り返して不溶性画分を得ることができる。一方、上記の操作の際に生じた上清液は限外濾過、ゲル濾過などに供して所望とする範囲の分子量をもつ画分に精製することができる。また、所望とする範囲の分子量をもつ画分と不溶性画分をそれぞれ混合させて用いてもよい。
このようにして得られた不溶性画分や所望とする範囲の分子量をもつ画分、あるいは所望とする範囲の分子量をもつ画分と不溶性画分を混合させた混合物は、必要に応じて凍結乾燥あるいはスプレードライなどの方法により乾燥させることにより、茶多糖類の精製品を得ることができる。また他の方法としては、先に所望とする範囲の分子量をもつ画分を得、この画分に50−90%エタノール水溶液などの含水有機溶媒あるいはエタノールなどの有機溶媒を加えて茶多糖類を得てもよい。
上記のような方法で調製した茶多糖類は、日常多量に飲用している茶から得た成分であるため、安全性が高く、かつ大量製造が可能である。また、製造も比較的簡便におこなうことができる。
本発明の抗体産生誘導剤は、請求項1乃至3のいずれかに記載するように、茶多糖類を有効成分とするものであり、上記のような方法にて得られた茶多糖類の混合物をそのまま用いてもよいし、茶多糖類をイオン交換樹脂、吸着樹脂、ゲル濾過材などを用いてさらに細かく精製して得られた個々の茶多糖類を用いてもよい。また、精製して得られた2種類以上の茶多糖類を所望とする混合比で組み合わせて用いてもよい。いずれの用い方であっても、抗体産生誘導効果を十分に発揮することができる。
本発明の抗体産生誘導剤の抗体産生誘導効果は、直接、或いは製剤化したものを経口摂取することにより発揮される。
その場合の摂取量は、摂取形態、年齢、体重などにより異なり、特に制限されるものではないが、体重1kgあたり0.1mg〜1000mg/回の摂取が好ましく、0.5mg〜500mg/回の摂取がより好ましい。
本発明の抗体産生誘導剤を単独で製剤化して摂取する場合における製剤形態は、有効成分として茶多糖類を含んでなるものであればどのような形態であってもよく、例えば、粉末などの固体状であってもよいし液状であってもよい。
その場合の摂取量は、摂取形態、年齢、体重などにより異なり、特に制限されるものではないが、体重1kgあたり0.1mg〜1000mg/回の摂取が好ましく、0.5mg〜500mg/回の摂取がより好ましい。
本発明の抗体産生誘導剤を単独で製剤化して摂取する場合における製剤形態は、有効成分として茶多糖類を含んでなるものであればどのような形態であってもよく、例えば、粉末などの固体状であってもよいし液状であってもよい。
本発明の抗体産生誘導剤は、他の抗体産生誘導剤と併用して用いても何ら問題は生じない。他の抗体産生誘導剤と併用した場合には、より優れた抗体産生誘導効果を期待することができる。
また、本発明の抗体産生誘導剤は、飲食品に有効量含ませることにより、免疫増強効果を有する機能性飲食品として気軽に用いることができ、本発明は、そのような飲食品をも提供するものである。
すなわち、本発明の飲食品は、請求項4に記載するように、請求項1乃至3のいずれかに記載の抗体産生誘導剤を有効量含有してなるものである。
更に、請求項5に記載の如く、本発明の抗体産生誘導剤を哺乳動物用飼料に含有させることによって、これら動物の免疫力を増強させる効果を奏することができる。
すなわち、本発明の飲食品は、請求項4に記載するように、請求項1乃至3のいずれかに記載の抗体産生誘導剤を有効量含有してなるものである。
更に、請求項5に記載の如く、本発明の抗体産生誘導剤を哺乳動物用飼料に含有させることによって、これら動物の免疫力を増強させる効果を奏することができる。
本発明の飲食品において、本発明の抗体産生誘導剤の配合量は、有効量、すなわち、免疫増強機能を発揮する配合量となるように、対象となる飲食品の形態や種類に応じて適宜設定することが好ましい。一般的には、最終製品中で0.01〜20重量%であればよいが、0.1〜10重量%であることが好ましく、さらに0.5〜5重量%がより好ましい。
本発明の飲食品における抗体産生誘導剤の配合方法については、特に制限されるものではなく、飲食品の調製段階において、この分野で通常知られた慣用的な方法を用いて配合することができる。
本発明の飲食品は、抗体産生誘導剤の有効成分となる茶多糖類を配合することができるものであればどのような形態であってもよく、例えば、水溶液や混濁物や乳化物などの液状形態であっても、ゲル状やペースト状の半固形状形態であっても、粉末や顆粒やカプセルやタブレットなどの固形状形態であってもよい。
哺乳動物用飼料においても、基本的には飲食品の場合と同様にして、本発明の抗体産生誘導剤の配合量や配合方法などを決定すればよい。
本発明の飲食品における抗体産生誘導剤の配合方法については、特に制限されるものではなく、飲食品の調製段階において、この分野で通常知られた慣用的な方法を用いて配合することができる。
本発明の飲食品は、抗体産生誘導剤の有効成分となる茶多糖類を配合することができるものであればどのような形態であってもよく、例えば、水溶液や混濁物や乳化物などの液状形態であっても、ゲル状やペースト状の半固形状形態であっても、粉末や顆粒やカプセルやタブレットなどの固形状形態であってもよい。
哺乳動物用飼料においても、基本的には飲食品の場合と同様にして、本発明の抗体産生誘導剤の配合量や配合方法などを決定すればよい。
本発明の飲食品の種類についても、ヒトをはじめとする哺乳動物が口に含むことができるものであれば特に制限されない。具体的には、例えば、即席食品類(即席めん、カップめん、レトルト・調理食品、調理缶詰め、電子レンジ食品、即席味噌汁・吸い物、スープ缶詰め、フリーズドライ食品など)、炭酸飲料、柑橘類(グレープフルーツ、オレンジ、レモンなど)の果汁や果汁飲料や果汁入り清涼飲料、柑橘類の果肉飲料や果粒入り果実飲料、トマト、ピーマン、セロリ、ウリ、ニンジン、ジャガイモ、アスパラガスなどの野菜を含む野菜系飲料、豆乳・豆乳飲料、コーヒー飲料、お茶飲料、粉末飲料、濃縮飲料、スポーツ飲料、栄養飲料、アルコール飲料やタバコなどの嗜好飲料・嗜好品類、パン、マカロニ・スパゲッティ、麺類、ケーキミックス、唐揚げ粉、パン粉、ギョーザの皮などの小麦粉製品、キャラメル・キャンディー、チューイングガム、チョコレート、クッキー・ビスケット、ケーキ・パイ、スナック・クラッカー、和菓子・米菓子・豆菓子、デザート菓子などの菓子類、しょうゆ、みそ、ソース類、トマト加工調味料、みりん類、食酢類、甘味料などの基礎調味料、風味調味料、調理ミックス、カレーの素類、たれ類、ドレッシング類、めんつゆ類、スパイス類などの複合調味料・食品類、バター、マーガリン類、マヨネーズ類、植物油などの油脂類、牛乳・加工乳、乳飲料、ヨーグルト類、乳酸菌飲料、チーズ、アイスクリーム類、調製粉乳類、クリームなどの乳・乳製品、素材冷凍食品、半調理冷凍食品、調理済み冷凍食品などの冷凍食品、水産缶詰め、果実缶詰め・ペースト類、魚肉ハム・ソーセージ、水産練り製品、水産珍味類、水産乾物類、佃煮類などの水産加工品、畜産缶詰め・ペースト類、畜肉缶詰め、果実缶詰め、ジャム・マーマレード類、漬物・煮豆類、農産乾物類、シリアル(穀物加工品)などの農産加工品、ベビーフード、ふりかけ・お茶漬けのりなどの市販食品などが挙げられる。
本発明の抗体産生誘導剤は、直接或いは上記に例示したような飲食品として摂取することにより、免疫機能を増強させ、感染症の予防効果を得ることができる。特に、免疫力が弱い者に対して、免疫増強作用を賦与する目的で利用することが有用である。例えば、高齢者や体力が低下した人は免疫力が弱く、乳幼児は免疫力が未発達のため、病原菌など外部からの異物に対する抵抗力が低いことから、本発明の抗体産生誘導剤の適用対象として最適である。
このような観点からみた場合、本発明の飲食品としては、例えば、免疫機能の発達が未熟な乳幼児の育児用調製粉乳やフォローアップミルク、あるいは免疫機能の低下した高齢者向けの食品、更には保健機能食品、栄養補助食品、妊婦用食品又は病者用食品などの形態とすることにより、本発明の効果を有効に活用することが出来るため好ましい。
また、本発明の抗体産生誘導剤を単独で製剤化する際、或いは飲食品等として配合する際は、必要に応じて、増量剤、抗酸化剤、着色剤、香料、矯味剤、界面活性剤、溶解補助剤、保存剤、甘味料、他の糖質、酸味料、ビタミン類などの公知の各種添加剤と適宜組み合わせて用いてもよい。
抗酸化剤としては、例えば、クエン酸トコフェロール(三栄源・エイ・エフ・アイ社製)などが挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、レシチン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン系非界面活性剤などが挙げられる。
糖質としては、グルコース、フラクトースなどの単糖類のほか、オリゴ糖、マルトース、シュクロースなどの二糖類、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、デキストリン、シクロデキストリンなどの多糖類、キシリトール、エリスリトール、ソルビトールなどの糖アルコールなどを例示することができる。シクロデキストリンとしては、α−、β−、γ−シクロデキストリンおよび分岐α−、β−、γ−シクロデキストリンが使用できる。
甘味料としては、天然甘味料(ソーマチン、ステビア抽出物、グリチルリチンなど)、合成甘味料(サッカリン、アスパルテームなど)などを利用できる。
酸味料としては、天然成分から抽出した果汁類のほか、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸、リン酸が挙げられる。
ビタミン類としては、パルミチン酸レチノール、ビスベンチアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、シアノコバラミン、アスコルビン酸ナトリウム、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、葉酸、ビオチン、コレカルシフェロール、重酒石酸コリン、トコフェロールなどの水溶性および脂溶性ビタミン類が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、レシチン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン系非界面活性剤などが挙げられる。
糖質としては、グルコース、フラクトースなどの単糖類のほか、オリゴ糖、マルトース、シュクロースなどの二糖類、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、デキストリン、シクロデキストリンなどの多糖類、キシリトール、エリスリトール、ソルビトールなどの糖アルコールなどを例示することができる。シクロデキストリンとしては、α−、β−、γ−シクロデキストリンおよび分岐α−、β−、γ−シクロデキストリンが使用できる。
甘味料としては、天然甘味料(ソーマチン、ステビア抽出物、グリチルリチンなど)、合成甘味料(サッカリン、アスパルテームなど)などを利用できる。
酸味料としては、天然成分から抽出した果汁類のほか、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸、リン酸が挙げられる。
ビタミン類としては、パルミチン酸レチノール、ビスベンチアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、シアノコバラミン、アスコルビン酸ナトリウム、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、葉酸、ビオチン、コレカルシフェロール、重酒石酸コリン、トコフェロールなどの水溶性および脂溶性ビタミン類が挙げられる。
以上のような添加剤以外の他の添加剤としては、グレープフルーツ、リンゴ、オレンジ、レモン、パイナップル、バナナ、ナシなどの各種果汁(濃縮果汁);グルタミン酸ナトリウム、グリシン、アラニン、アスパラギン酸ナトリウムなどのアミノ酸;ポリデキストロース、ペクチン、キサンタンガム、アラビアガム、アルギン酸などの食物繊維;グルタミン酸、イノシン酸などの呈味成分;塩化ナトリウム、酢酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、炭酸マグネシウム、塩化カルシウム、リン酸二カルシウム、リン酸一ナトリウム、グリセロリン酸カルシウム、クエン酸第一鉄ナトリウム、硫酸マンガン、硫酸銅、沃化ナトリウム、ソルビン酸カリウム、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、コバルトなどのミネラルないし微量元素などが挙げられる。
また、ヒト以外の哺乳動物の免疫機能を増強させ、感染症を予防したい場合は、本発明の抗体産生誘導剤をそのまま経口摂取させるか、或いは飲食品の場合と同様に、抗体産生誘導剤を飼料の有効成分として含ませて、家畜やペットへの免疫増強効果を狙った家畜用配合飼料(養牛用飼料、養豚用飼料、養鶏用飼料など)やペットフードなどの動物用飼料とすることもできる。
ヒト以外の哺乳動物としては、例えば、牧場などにおける豚、牛、馬、羊、鶏のような家畜動物や、犬、猫などのペット動物の感染症の予防を図ることができる点において有用である。そこで、家畜用の飼料などに本発明の抗体産生誘導剤を添加して摂取させれば、家畜などの哺乳動物の抗体産生を誘導して、感染症の予防につなげることができる。
ヒト以外の哺乳動物としては、例えば、牧場などにおける豚、牛、馬、羊、鶏のような家畜動物や、犬、猫などのペット動物の感染症の予防を図ることができる点において有用である。そこで、家畜用の飼料などに本発明の抗体産生誘導剤を添加して摂取させれば、家畜などの哺乳動物の抗体産生を誘導して、感染症の予防につなげることができる。
また、本発明の飲食品と同様に、抗体産生誘導剤を有効成分として含ませれば、医薬品や医薬部外品として応用することもできる。
医薬品としては、日本薬局方に収められている医薬品で口に含むことができれば特に限定されるものではなく、その製剤形態としては、例えば、エアゾール剤、液剤、エキス剤、エリキシル剤、カプセル剤、顆粒剤、丸剤、散剤、酒精剤、錠剤、シロップ剤、浸剤・煎剤、トローチ剤、芳香水剤、リモナーゼ剤などが挙げられる。
医薬部外品としては、厚生労働大臣が指定した医薬部外品で口に含むことができれば特に限定されるものではなく、例えば、内服液剤、健康飲料、消毒剤、消毒保護剤、ビタミン含有保健剤などが挙げられる。
医薬品としては、日本薬局方に収められている医薬品で口に含むことができれば特に限定されるものではなく、その製剤形態としては、例えば、エアゾール剤、液剤、エキス剤、エリキシル剤、カプセル剤、顆粒剤、丸剤、散剤、酒精剤、錠剤、シロップ剤、浸剤・煎剤、トローチ剤、芳香水剤、リモナーゼ剤などが挙げられる。
医薬部外品としては、厚生労働大臣が指定した医薬部外品で口に含むことができれば特に限定されるものではなく、例えば、内服液剤、健康飲料、消毒剤、消毒保護剤、ビタミン含有保健剤などが挙げられる。
以下に、製造例、試験例および処方例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。
製造例1:緑茶由来である粗茶多糖類の調製
緑茶5kgを90℃の熱水50Lに加え、ときどき攪拌しながら30分間抽出した。得られた抽出液を濾過し減圧下に濃縮後、スプレードライにより乾燥させ、粉末状の緑茶抽出物を約1.5kg得た。
このようにして得られた緑茶抽出物1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、粗茶多糖類約200gを得た。
緑茶5kgを90℃の熱水50Lに加え、ときどき攪拌しながら30分間抽出した。得られた抽出液を濾過し減圧下に濃縮後、スプレードライにより乾燥させ、粉末状の緑茶抽出物を約1.5kg得た。
このようにして得られた緑茶抽出物1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、粗茶多糖類約200gを得た。
製造例2:緑茶由来である精製された茶多糖類の調製
緑茶熱水抽出物(ポリフェノンG、三井農林(株)製)1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、粗茶多糖類約350gを得た。
この粗茶多糖類350gに5Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とし、この懸濁液を分画分子量1万の限外ろ過膜(ポリスルフォン膜PS/10K、スペクトラム社製)を用いて分子量1万以上の成分と分子量1万未満の成分に分画した。分子量1万以上画分を濃縮後凍結乾燥して、分子量1万以上の茶多糖類画分248gを得た。
緑茶熱水抽出物(ポリフェノンG、三井農林(株)製)1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、粗茶多糖類約350gを得た。
この粗茶多糖類350gに5Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とし、この懸濁液を分画分子量1万の限外ろ過膜(ポリスルフォン膜PS/10K、スペクトラム社製)を用いて分子量1万以上の成分と分子量1万未満の成分に分画した。分子量1万以上画分を濃縮後凍結乾燥して、分子量1万以上の茶多糖類画分248gを得た。
製造例3:緑茶由来である不溶性茶多糖類の調製
緑茶熱水抽出物(ポリフェノンG、三井農林(株)製)2kgに10Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に4Lの70%エタノールを加え十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、粗茶多糖類約256gを得た。
この粗茶多糖類256gに10Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とした後、遠心分離にて不溶物を回収した。不溶物を2Lの水で洗浄する操作を2回繰り返した後、水に懸濁して凍結乾燥し不溶性画分約118gを得た。
一方、遠心分離して得られた上清液は、分画分子量1万の限外ろ過膜(ポリスルフォン膜PS/10K、スペクトラム社製)を用いて分子量1万以上の成分を回収し、濃縮後凍結乾燥して、分子量1万以上の茶多糖類画分76gを得た。
緑茶熱水抽出物(ポリフェノンG、三井農林(株)製)2kgに10Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に4Lの70%エタノールを加え十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、粗茶多糖類約256gを得た。
この粗茶多糖類256gに10Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とした後、遠心分離にて不溶物を回収した。不溶物を2Lの水で洗浄する操作を2回繰り返した後、水に懸濁して凍結乾燥し不溶性画分約118gを得た。
一方、遠心分離して得られた上清液は、分画分子量1万の限外ろ過膜(ポリスルフォン膜PS/10K、スペクトラム社製)を用いて分子量1万以上の成分を回収し、濃縮後凍結乾燥して、分子量1万以上の茶多糖類画分76gを得た。
製造例4:緑茶由来である精製された茶多糖類の調製
緑茶熱水抽出物(ポリフェノンG、三井農林(株)製)1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、粗茶多糖類約350gを得た。
この粗茶多糖類350gに5Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とし、この懸濁液を、膜孔径が1.0μmの精密濾過膜(ポリプロピレン膜TCP−1、アドバンテック社製)を用いて1.0μmより大きな成分を除去した。得られた透過液を、分画分子量1万の限外ろ過膜(ポリスルフォン膜PS/10K、スペクトラム社製)を用いて分子量1万以上の成分を集めた。そして分画した分子量1万以上の画分を濃縮後凍結乾燥して、分子量1万以上の茶多糖類画分242gを得た。
緑茶熱水抽出物(ポリフェノンG、三井農林(株)製)1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、粗茶多糖類約350gを得た。
この粗茶多糖類350gに5Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とし、この懸濁液を、膜孔径が1.0μmの精密濾過膜(ポリプロピレン膜TCP−1、アドバンテック社製)を用いて1.0μmより大きな成分を除去した。得られた透過液を、分画分子量1万の限外ろ過膜(ポリスルフォン膜PS/10K、スペクトラム社製)を用いて分子量1万以上の成分を集めた。そして分画した分子量1万以上の画分を濃縮後凍結乾燥して、分子量1万以上の茶多糖類画分242gを得た。
製造例5:烏龍茶由来である精製された茶多糖類の調製
中国産烏龍茶5kgを90℃の熱水50Lに加え、ときどき攪拌しながら30分間抽出した。得られた抽出液を濾過し減圧下に濃縮後、スプレードライにより乾燥させ、粉末状の烏龍茶抽出物を約1.5kg得た。
このようにして得られた烏龍茶抽出物1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、粗茶多糖類約200gを得た。
この粗茶多糖類200gに4Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とし、この懸濁液を製造例2と同様に分画分子量1万の限外ろ過膜(ポリスルフォン膜PS/10K、スペクトラム社製)を用いて分子量1万以上の成分を得た。得られた画分を濃縮後凍結乾燥して、分子量1万以上の茶多糖類画分97gを得た。
中国産烏龍茶5kgを90℃の熱水50Lに加え、ときどき攪拌しながら30分間抽出した。得られた抽出液を濾過し減圧下に濃縮後、スプレードライにより乾燥させ、粉末状の烏龍茶抽出物を約1.5kg得た。
このようにして得られた烏龍茶抽出物1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、粗茶多糖類約200gを得た。
この粗茶多糖類200gに4Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とし、この懸濁液を製造例2と同様に分画分子量1万の限外ろ過膜(ポリスルフォン膜PS/10K、スペクトラム社製)を用いて分子量1万以上の成分を得た。得られた画分を濃縮後凍結乾燥して、分子量1万以上の茶多糖類画分97gを得た。
製造例6:紅茶由来である精製された茶多糖類の調製
インド産紅茶5kgを90℃の熱水50Lに加え、ときどき攪拌しながら30分間抽出した。得られた抽出液を濾過し減圧下に濃縮後、スプレードライにより乾燥させ、粉末状の紅茶抽出物を約1.5kg得た。
このようにして得られた紅茶抽出物1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、粗茶多糖類約210gを得た。
この粗茶多糖類200gに4Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とし、この懸濁液を製造例2と同様に分画分子量1万の限外ろ過膜(ポリスルフォン膜PS/10K、スペクトラム社製)を用いて分子量1万以上の成分を集めた。そして分画した分子量1万以上の画分を濃縮し凍結乾燥して、分子量1万以上の茶多糖類画分87gを得た。
インド産紅茶5kgを90℃の熱水50Lに加え、ときどき攪拌しながら30分間抽出した。得られた抽出液を濾過し減圧下に濃縮後、スプレードライにより乾燥させ、粉末状の紅茶抽出物を約1.5kg得た。
このようにして得られた紅茶抽出物1.5kgに2Lの70%エタノールを加えてよく攪拌した。不溶物を遠心分離して回収し、この不溶物に2Lの70%エタノールを加えて十分に攪拌後、遠心分離にて不溶物を集めた。この操作をさらに2回繰り返し、粗茶多糖類約210gを得た。
この粗茶多糖類200gに4Lの水を加えてよく攪拌して懸濁液とし、この懸濁液を製造例2と同様に分画分子量1万の限外ろ過膜(ポリスルフォン膜PS/10K、スペクトラム社製)を用いて分子量1万以上の成分を集めた。そして分画した分子量1万以上の画分を濃縮し凍結乾燥して、分子量1万以上の茶多糖類画分87gを得た。
製造例7:緑茶葉から得られる精製された茶多糖類の調製
粉砕した緑茶1kgに70%エタノール水溶液10Lを加えて室温で12時間攪拌した。不溶性成分をろ過して回収し、再度上記と同量の70%エタノール水溶液を加えて8時間攪拌した。得られた不溶性成分に5Lの70%エタノール水溶液を加え4時間攪拌し不溶性成分を洗浄した。この操作をもう一度繰り返し、エタノール処理した緑茶葉500gを得た。
エタノール処理した緑茶葉500gを90℃の熱水5Lに加え、時々攪拌しながら30分間抽出した。得られた抽出液3Lを分画分子量1万の限外ろ過膜(ポリスルフォン膜PS/10K、スペクトラム社製)を用いて処理し、水溶性の分子量1万以上の多糖類40gを得た。
粉砕した緑茶1kgに70%エタノール水溶液10Lを加えて室温で12時間攪拌した。不溶性成分をろ過して回収し、再度上記と同量の70%エタノール水溶液を加えて8時間攪拌した。得られた不溶性成分に5Lの70%エタノール水溶液を加え4時間攪拌し不溶性成分を洗浄した。この操作をもう一度繰り返し、エタノール処理した緑茶葉500gを得た。
エタノール処理した緑茶葉500gを90℃の熱水5Lに加え、時々攪拌しながら30分間抽出した。得られた抽出液3Lを分画分子量1万の限外ろ過膜(ポリスルフォン膜PS/10K、スペクトラム社製)を用いて処理し、水溶性の分子量1万以上の多糖類40gを得た。
試験例:茶多糖類による抗体産生誘導作用試験
茶多糖類による抗体産生誘導作用を以下の試験方法に従って調べた。
(試験方法)
3週令のBALB/cマウス(SLC社)を、精製飼料で予備飼育した後、6週令から試験に用いた。
動物は、表1に示すように、コントロール群には茶多糖類を添加しない飼料を、試験群には茶多糖類を添加した飼料を、6週間自由に摂取させた。飲料は水道水を自由に摂取させた。
茶多糖類による抗体産生誘導作用を以下の試験方法に従って調べた。
(試験方法)
3週令のBALB/cマウス(SLC社)を、精製飼料で予備飼育した後、6週令から試験に用いた。
動物は、表1に示すように、コントロール群には茶多糖類を添加しない飼料を、試験群には茶多糖類を添加した飼料を、6週間自由に摂取させた。飲料は水道水を自由に摂取させた。
試験開始から4週目及び6週目の2回にわたり、マウスより血漿を採取し、IgA測定用サンプルとし、これを用いてサンドイッチELISA法により抗体測定を行った。
抗体の測定は、Bethyl Laboratories,IncのMouse IgA ELISA Quantitation Kitを用い、そのプロトコールに従って行った。
血漿中のIgA量(μg/ml血漿)の経時的変化を表2および図1に示す。
抗体の測定は、Bethyl Laboratories,IncのMouse IgA ELISA Quantitation Kitを用い、そのプロトコールに従って行った。
血漿中のIgA量(μg/ml血漿)の経時的変化を表2および図1に示す。
(試験結果)
表2および図1から明らかなように、茶多糖類を摂取させた試験群では、4週目及び6週目において、血漿中のIgA量がコントロール群に比べて有意に上昇した。
本発明の有効成分となる茶多糖類は、血漿中におけるIgA含量を上昇させることがわかった。これより本発明における茶多糖類を有効成分とする抗体産生誘導剤は、IgA産生を誘導し、免疫機能を増強させる効果をもち、長期間摂取してもその効果を維持することができる優れた抗体産生誘導剤であることがわかった。
表2および図1から明らかなように、茶多糖類を摂取させた試験群では、4週目及び6週目において、血漿中のIgA量がコントロール群に比べて有意に上昇した。
本発明の有効成分となる茶多糖類は、血漿中におけるIgA含量を上昇させることがわかった。これより本発明における茶多糖類を有効成分とする抗体産生誘導剤は、IgA産生を誘導し、免疫機能を増強させる効果をもち、長期間摂取してもその効果を維持することができる優れた抗体産生誘導剤であることがわかった。
以下に、本発明における抗体産生誘導剤を飲食品へ配合させた処方例を示す。本発明の抗体産生誘導剤を含有する飲食品は、飲食品本来の味・香りを損なうことなく、美味しく摂取できるものであった。
処方例1:抗体産生誘導剤を含有する緑茶飲料
水900mlを60℃まで加熱し、これに緑茶葉30gを加え6分間抽出した。これを30メッシュのストレーナーで茶殻を除去し、30℃以下まで冷却した後、濾紙濾過(工業用濾紙No.26:ADVANTEC社製、捕集粒子径=3μm)により清澄化を行い、抽出液760mlを得た。この緑茶抽出液を飲用濃度(カテキン濃度60mg%)となるようにイオン交換水で稀釈し、L−アスコルビン酸を0.03重量%となるように添加した後、重曹でpH6.1〜6.3の範囲に調整し、調合液とした。この調合液に茶多糖類を5重量%添加してよく攪拌した。これらを80℃以上の温度条件下でホットパック充填を行い、その後、レトルト殺菌にて、121℃、10分間(F0=10以上)の殺菌を行った。これらを室温に冷却後、茶多糖類を含有する緑茶飲料を得た。
水900mlを60℃まで加熱し、これに緑茶葉30gを加え6分間抽出した。これを30メッシュのストレーナーで茶殻を除去し、30℃以下まで冷却した後、濾紙濾過(工業用濾紙No.26:ADVANTEC社製、捕集粒子径=3μm)により清澄化を行い、抽出液760mlを得た。この緑茶抽出液を飲用濃度(カテキン濃度60mg%)となるようにイオン交換水で稀釈し、L−アスコルビン酸を0.03重量%となるように添加した後、重曹でpH6.1〜6.3の範囲に調整し、調合液とした。この調合液に茶多糖類を5重量%添加してよく攪拌した。これらを80℃以上の温度条件下でホットパック充填を行い、その後、レトルト殺菌にて、121℃、10分間(F0=10以上)の殺菌を行った。これらを室温に冷却後、茶多糖類を含有する緑茶飲料を得た。
処方例2:抗体産生誘導剤を含有する烏龍茶飲料
水900mlを80℃まで加熱し、これに烏龍茶(ウーロンG)30gを加え6分間抽出した。処方例1と同様にして茶殻の除去、冷却、清澄化を行い、烏龍茶抽出液810mlを得た。この烏龍茶抽出液を飲用濃度(カテキン濃度50mg%)となるようにイオン交換水で稀釈し、L−アスコルビン酸を0.03重量%となるように添加した後、重曹でpH6.1〜6.3の範囲に調整し、調合液とした。この調合液に茶多糖類を5重量%添加してよく攪拌した。これらを80℃以上の温度条件下でホットパック充填を行い、その後、レトルト殺菌にて、121℃、10分間(F0=10以上)の殺菌を行った。これらを室温に冷却後、茶多糖類を含有する烏龍茶飲料を得た。
水900mlを80℃まで加熱し、これに烏龍茶(ウーロンG)30gを加え6分間抽出した。処方例1と同様にして茶殻の除去、冷却、清澄化を行い、烏龍茶抽出液810mlを得た。この烏龍茶抽出液を飲用濃度(カテキン濃度50mg%)となるようにイオン交換水で稀釈し、L−アスコルビン酸を0.03重量%となるように添加した後、重曹でpH6.1〜6.3の範囲に調整し、調合液とした。この調合液に茶多糖類を5重量%添加してよく攪拌した。これらを80℃以上の温度条件下でホットパック充填を行い、その後、レトルト殺菌にて、121℃、10分間(F0=10以上)の殺菌を行った。これらを室温に冷却後、茶多糖類を含有する烏龍茶飲料を得た。
処方例3:抗体産生誘導剤を含有する紅茶飲料
処方例2における烏龍茶(ウーロンG)を紅茶(ヌワヤレモンティー)に変更した以外は処方例2と同様の方法で調製し、茶多糖類を含有する紅茶飲料を得た。
処方例2における烏龍茶(ウーロンG)を紅茶(ヌワヤレモンティー)に変更した以外は処方例2と同様の方法で調製し、茶多糖類を含有する紅茶飲料を得た。
処方例4:抗体産生誘導剤を含有するフォローアップミルク
原料乳 200g
市販の乳清粉末 7.5g
カゼイン 2g
調整脂肪 12.5g
乳糖 30g
デキストリン 10g
ビタミン混合物 22mg
ミネラル混合物 840mg
茶多糖類 4.5g
上記成分を添加し、標準化し、調乳液を均質化した後、121℃で2秒間殺菌した。次いで殺菌した調乳液を濃縮し、噴霧乾燥して粉末状にし、茶多糖類を含有するフォローアップミルク約90gを調製した。
原料乳 200g
市販の乳清粉末 7.5g
カゼイン 2g
調整脂肪 12.5g
乳糖 30g
デキストリン 10g
ビタミン混合物 22mg
ミネラル混合物 840mg
茶多糖類 4.5g
上記成分を添加し、標準化し、調乳液を均質化した後、121℃で2秒間殺菌した。次いで殺菌した調乳液を濃縮し、噴霧乾燥して粉末状にし、茶多糖類を含有するフォローアップミルク約90gを調製した。
処方例5:抗体産生誘導剤を含有する育児用調製粉乳
乳性タンパク質濃縮物 15g
カゼイン 10g
ミネラル混合物 550mg
調製脂肪 20g
デキストリン 40g
茶多糖類 5g
ショ糖 5g
乳糖 10g
ビタミン混合物 23mg
上記成分をイオン交換水200ml(60℃)に添加し均質化する。これを120℃で2秒間殺菌し、濃縮し、噴霧乾燥し、茶多糖類を含有する育児用調製粉乳約97gを調製した。
乳性タンパク質濃縮物 15g
カゼイン 10g
ミネラル混合物 550mg
調製脂肪 20g
デキストリン 40g
茶多糖類 5g
ショ糖 5g
乳糖 10g
ビタミン混合物 23mg
上記成分をイオン交換水200ml(60℃)に添加し均質化する。これを120℃で2秒間殺菌し、濃縮し、噴霧乾燥し、茶多糖類を含有する育児用調製粉乳約97gを調製した。
処方例6:抗体産生誘導剤を含有する液状流動食
乳性タンパク質濃縮物 5g
デキストリン 10g
茶多糖類 5g
コハク酸モノグリセリド 140mg
調整脂肪 2g
ミネラル混合物 400mg
ビタミン混合物 20mg
上記成分をイオン交換水(60℃)に添加し、ホモミキサーを用いて予備乳化した。ついで、予備乳化物を、高圧ホモジナイザーを用いて2回均質化し、茶多糖類を含有する液状流動食約100gを調製した。
乳性タンパク質濃縮物 5g
デキストリン 10g
茶多糖類 5g
コハク酸モノグリセリド 140mg
調整脂肪 2g
ミネラル混合物 400mg
ビタミン混合物 20mg
上記成分をイオン交換水(60℃)に添加し、ホモミキサーを用いて予備乳化した。ついで、予備乳化物を、高圧ホモジナイザーを用いて2回均質化し、茶多糖類を含有する液状流動食約100gを調製した。
処方例7:抗体産生誘導剤を含有する仔豚育成用飼料
トウモロコシ 73g
大豆油粕 12g
濃縮ホエータンパク質 11g
動物性油脂 4g
茶多糖類 5g
上記成分をよく混合し、茶多糖類を含有する仔豚育成用飼料を調製した。
トウモロコシ 73g
大豆油粕 12g
濃縮ホエータンパク質 11g
動物性油脂 4g
茶多糖類 5g
上記成分をよく混合し、茶多糖類を含有する仔豚育成用飼料を調製した。
本発明の茶多糖類は、前記の通り、各種飲食品などに添加することができる。
Claims (5)
- 茶多糖類を有効成分とする抗体産生誘導剤。
- 血中の抗体含量増大作用を有する請求項1記載の抗体産生誘導剤。
- 血中の抗体がIgAであることを特徴とする請求項2記載の抗体産生誘導剤。
- 有効量の請求項1乃至3記載の抗体産生誘導剤を含有する飲食品。
- 有効量の請求項1乃至3記載の抗体産生誘導剤を含有する哺乳動物用飼料。
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Cited By (2)
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JP2011529045A (ja) * | 2008-07-22 | 2011-12-01 | 株式會社アモーレパシフィック | 緑茶多糖体の製造方法並びにこれを含有する皮膚美白、保湿及びしわ改善用化粧料組成物 |
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-
2004
- 2004-02-24 JP JP2004047670A patent/JP2005239571A/ja not_active Abandoned
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JP2011529045A (ja) * | 2008-07-22 | 2011-12-01 | 株式會社アモーレパシフィック | 緑茶多糖体の製造方法並びにこれを含有する皮膚美白、保湿及びしわ改善用化粧料組成物 |
US9421219B2 (en) | 2012-03-02 | 2016-08-23 | Matsutani Chemical Industry Co., Ltd. | Methods and compositions for preventing allergy and infection |
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