JP2021061789A - 食品組成物および飼料組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】栄養価が高く、必要な栄養素をバランスよく含み、総合栄養食品として適する食品組成物であって、生活習慣病、メタボリックシンドローム、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等の疾患または状態の予防または改善に有効な食品組成物を提供する。【解決手段】カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物を5重量%〜90重量%、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、それぞれ乾燥固形分量にて含有する、食品組成物とする。【選択図】なし

Description

本発明は、食品組成物に関し、さらに詳しくは、栄養価が高く、総合栄養食品として適し、生活習慣病等の予防または改善に有効な食品組成物に関する。
また、本発明は、飼料組成物に関し、さらに詳しくは、栄養価が高く、栄養バランスのよい飼料として適し、飼育動物の生活習慣病等の予防または改善にも有効な飼料組成物に関する。
近年、わが国の人口の高齢化は著しく、加齢に伴う筋肉量の減少、筋力の低下、骨粗鬆症等による骨の脆弱化、脳血管障害による身体の麻痺等が、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドロームといった状態や症状を引き起こすことが問題となっている。また、高齢者においては、生活習慣病やメタボリックシンドロームに罹患する割合も高くなる。
さらに、健康志向が高くなり、高齢者以外においても、生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防、改善は非常に関心を集めている。
医療費の高騰が問題となっている昨今において、「健康日本21」に見られるように、セルフメディケーションにより、生活習慣病、メタボリックシンドローム、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等の疾患または状態を予防または改善することが推奨され、食事や運動の重要性が提唱されている。
また、米国がん協会や国立がんセンター等のがん予防ガイドラインにおいても、バランスの良い食事や運動が推奨されている。
たとえば、筋肉量および筋力の向上を図るため、分岐鎖アミノ酸を含有する筋力維持剤が提案されている(特許文献1)。また、生活習慣病の予防、改善において、抗酸化作用を有するポリフェノールを含有する機能性経口組成物(特許文献2)、リグナンとイソフラボンを有効成分として含有する脂質代謝改善剤(特許文献3)等が提案され、その他種々多様な健康食品、機能性食品等が上市されている。
しかし、従来の健康食品や機能性食品は、効果が十分でないものも多く、多くの要因が影響する生活習慣病等を改善し得るものが少ないのが現状である。また、生活習慣病等の予防または改善に有効とされる食品であっても、特に、食事の量が減少する高齢者において、十分な予防または改善効果が期待されるとする量を摂取することが困難であることが多い。政府が主導する「健康21」や日本栄養士会では、野菜の摂取目標として1日350g以上を提唱しているが、野菜の1日あたりの平均摂取量は、男性が285g、女性が217gと約100gも不足しており(厚生労働省平成23年国民健康・栄養調査報告)、毎日350g以上の野菜の摂取は困難であるのが現状である。
また、高齢者や疾病を有する者、身体に障害を有する者等においては、生活習慣病等の予防または改善に有効とされる運動を実施することが困難である場合も多い。
そこで、栄養価が高く、必要な栄養素をバランスよく含み、総合栄養食品として適する食品組成物であって、生活習慣病等の予防または改善に有効な食品組成物が望まれている。
さらに、近年愛玩動物の飼育の増加および高寿命化に伴い、肥満症や生活習慣病、メタボリックシンドローム等に罹患する動物も増加している。
それゆえ、動物用飼料の分野においても、栄養価が高く、栄養のバランスのよい飼料として適し、飼育動物の肥満症、生活習慣病等の予防または改善に有効な飼料組成物の必要性が高まっている。
特開2000−026290号公報 国際公開第2016/060259号 特開2019−094306号公報
そこで、本発明は、栄養価が高く、必要な栄養素をバランスよく含み、総合栄養食品として適する食品組成物であって、生活習慣病、メタボリックシンドローム、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等の疾患または状態の予防または改善に有効な食品組成物を提供することを目的とした。
また、本発明は、栄養価が高く、栄養のバランスのよい飼料として適し、飼育動物の生活習慣病、メタボリックシンドローム等の予防または改善にも有効な飼料組成物を提供することを目的とした。
上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明者は、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物を5重量%〜90重量%、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、それぞれ乾燥固形分量にて含有する食品組成物が、栄養価および栄養のバランスに優れ、さらに、生活習慣病等、メタボリックシンドローム、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等の疾患または状態の予防または改善に有効であることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下に関する。
[1]カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物を5重量%〜90重量%、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、それぞれ乾燥固形分量にて含有する、食品組成物。
[2]カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物が、カワラケツメイ(Chamaecrista nomame (Siebold) H.Ohashi)またはその抽出物である、[1]に記載の食品組成物。
[3]アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物が、ヘンプ種のアサ(Cannabis sativa)の果実またはその抽出物である、[1]または[2]に記載の食品組成物。
[4]クワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物が、マグワ(Morus alba Linn)(カラヤマグワ)、ログワ(Morus lhou)およびヤマグワ(Morus bombycis)からなる群より選択される1種または2種以上の葉またはその抽出物である、[1]〜[3]のいずれかに記載の食品組成物。
[5]カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物が、これらの含有量比(カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物:アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物:クワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物)が、乾燥固形分の重量比にて1:0.33〜6:0.083〜3となるように含有される、[1]〜[4]のいずれかに記載の食品組成物。
[6]さらに、クマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上またはその抽出物を、乾燥固形分量にて1重量%〜10重量%含有する、[1]〜[5]のいずれかに記載の食品組成物。
[7]さらに、海藻またはその抽出物を、乾燥固形分量にて0.1重量%〜10重量%含有する、[1]〜[6]のいずれかに記載の食品組成物。
[8]低栄養状態の防止または栄養状態の改善用食品組成物である、[1]〜[7]のいずれかに記載の食品組成物。
[9]生活習慣病またはメタボリックシンドロームの予防または改善用食品組成物である、[1]〜[7]のいずれかに記載の食品組成物。
[10]サルコペニア、フレイルまたはロコモティブシンドロームの予防または改善用食品組成物である、[1]〜[7]のいずれかに記載の食品組成物。
[11]カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物を5重量%〜90重量%、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、それぞれ乾燥固形分量にて含有する、飼料組成物。
[12]カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物が、カワラケツメイ(Chamaecrista nomame (Siebold) H.Ohashi)またはその抽出物である、[11]に記載の飼料組成物。
[13]アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物が、ヘンプ種のアサ(Cannabis sativa)の果実またはその抽出物である、[11]または[12]に記載の飼料組成物。
[14]クワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物が、マグワ(Morus alba Linn)(カラヤマグワ)、ログワ(Morus lhou)およびヤマグワ(Morus bombycis)からなる群より選択される1種または2種以上の葉またはその抽出物である、[11]〜[13]のいずれかに記載の飼料組成物。
[15]カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物が、これらの含有量比(カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物:アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物:クワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物)が、乾燥固形分の重量比にて1:0.33〜6:0.083〜3となるように含有される、[11]〜[14]のいずれかに記載の飼料組成物。
[16]さらに、クマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上またはその抽出物を、乾燥固形分量にて1重量%〜10重量%含有する、[11]〜[15]のいずれかに記載の飼料組成物。
[17]さらに、海藻またはその抽出物を、乾燥固形分量にて0.1重量%〜1重量%含有する、[11]〜[16]のいずれかに記載の飼料組成物。
[18]低栄養状態の防止または栄養状態の改善用飼料組成物である、[11]〜[17]のいずれかに記載の飼料組成物。
[19]生活習慣病またはメタボリックシンドロームの予防または改善用飼料組成物である、[11]〜[17]のいずれかに記載の飼料組成物。
[20]筋肉量の低下または骨量の低下の予防または改善用飼料組成物である、[11]〜[17]のいずれかに記載の飼料組成物。
[21]運動機能の向上用飼料組成物である、[11]〜[17]のいずれかに記載の飼料組成物。
本発明により、栄養価が高く、必要な栄養素をバランスよく含み、総合栄養食品として適する食品組成物を提供することができる。
本発明の食品組成物は、低栄養状態の防止、栄養状態の改善に有効である。
また、本発明の食品組成物は、脂質代謝改善作用、血糖低下作用等を有し、生活習慣病、メタボリックシンドローム等の予防または改善に有効である。
さらに、本発明の食品組成物は、筋肉量の低下や骨量の低下の予防または改善作用、筋肉増強作用、運動機能向上作用、骨粗鬆症の予防または改善作用等を有し、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等の疾患または状態の予防または改善に有効である。
また、本発明により、栄養価が高く、必要な栄養素をバランスよく含み、飼料として適する飼料用組成物を提供することができる。
本発明の飼料組成物は、飼育動物の低栄養状態の防止、栄養状態の改善、生活習慣病、メタボリックシンドローム等の予防または改善、筋肉量の低下や骨量の低下の予防または改善、運動機能の向上等に有効である。
本発明は、食品組成物を提供する。
本発明の食品組成物は、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物を5重量%〜90重量%、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、それぞれ乾燥固形分量にて含有する。
本明細書において、「食品組成物」とは、ヒトに日常的に食物として摂取される食用可能な組成物をいう。
本発明の食品組成物に含有されるカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物は、マメ科(Leguminosae)ジャケツイバラ亜科(Caesalpinioideae)に属する一年草の植物であり、前記植物としては、アレチケツメイ(Chamaecrista nicticans)、カワラケツメイ(Chamaecrista nomame (Siebold) H.Ohashi)、ガランビネムチャ(Chamaecrista garambiensis)、タイワンカワラケツメイ(Chamaecrista leschenaultiana)等が挙げられ、カワラケツメイ(Chamaecrista nomame (Siebold) H.Ohashi)が好ましく用いられる。
カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物は、花、葉、茎、果実、根等の各部位を用いることができるが、果実を除く地上部を用いることが好ましい。
本発明の食品組成物には、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物の上記部位を細切、乾燥、粉砕等して、スラリー状、細粒状、顆粒状または粉末状として含有させることができる。
本発明の食品組成物には、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物の抽出物を含有させることもできる。
上記抽出物としては、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物を水洗し、そのまま、または細切、乾燥、粉砕等を行ってスラリー状、細粒状、顆粒状または粉末状として、水や、低級アルコール(たとえば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール等)、多価アルコール(たとえば、プロパンジオール、ブタンジオール、グリセリン等)、低分子カルボン酸のエステル(酢酸エチル等)、ケトン(アセトン等)等の極性を有する有機溶媒により抽出して得られる抽出物を用いることができる。
抽出物としては、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物の花、葉、茎、果実、根等の各部位の抽出物を用いることができるが、果実を除く地上部の抽出物を用いることが好ましい。
本発明の目的には、水、メタノール、エタノール等の低級アルコール、酢酸エチル等の低分子カルボン酸のエステルによる抽出物を用いることが好ましく、メタノールおよび酢酸エチルによる抽出物を用いることがより好ましい。
抽出は、上記抽出溶媒にカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物の植物体を浸漬し、そのまま静置し、もしくは撹拌して行うことができ、ビーズ式破砕装置等により、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物の植物体を抽出溶媒中で破砕し、または該植物体を抽出溶媒中でホモジネートして行ってもよい。抽出溶媒は、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物の植物体100g(乾燥重量)に対し、通常100mL〜1000mL、好ましくは400mL〜1000mL用いられる。
抽出温度および時間は、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物の植物体の前処理の方法、抽出溶媒の種類、抽出方法等に応じて、適宜決定される。たとえば、低級アルコールを含む抽出溶媒に浸漬して抽出する場合、抽出は通常70℃〜80℃で1時間〜4時間行われ、好ましくは、70℃〜80℃で2時間〜4時間行われる。
抽出後、常法に従い、たとえばろ過、遠心分離等により、抽出液が回収される。
カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物の抽出物は、水、エタノール、グリセリン等の可食性の溶媒による抽出物であれば、そのまま用いることができるが、濃縮、乾固等して溶媒を除去して用いることが好ましい。さらに、シリカゲルクロマトグラフィー、サイズ排除クロマトグラフィー等のカラムクロマトグラフィー、逆相シリカゲルクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等による分離等を組み合わせて精製して用いることもできる。
本発明の食品組成物に含有されるカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物は、フラバノンやその配糖体等のフラボノイドを含有する。
フラバノンは、下記の式(1)で示されるフラバノン骨格を有する化合物であり、たとえば3’,4’,7−トリヒドロキシフラバノン(ブチン)等が含まれる。フラバノンの配糖体としては、3’,4’,7−トリヒドロキシフラバノン 7−O−β−D−グルコピラノシド等、7位においてグリコシル化された化合物が含まれる。
Figure 2021061789
また、本発明において、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物の抽出物には、該植物の上記各部位の植物体を、たとえば低温で圧搾して得られる圧搾物も含まれる。
本発明の食品組成物には、上記したカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物およびその抽出物からなる群より、1種または2種以上を選択して含有させることができる。
本発明の食品組成物におけるカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物およびその抽出物からなる群より選択される1種または2種以上の含有量は、乾燥固形分量にして5重量%〜90重量%であり、好ましくは10重量%〜60重量%である。
なお、植物体またはその抽出物の「乾燥固形分量」は、加熱乾燥重量測定法により測定される。
本発明の食品組成物に含有されるアサ(Cannabis sativa)としては、アサ科(Cannabaceae)アサ属(Cannabis)に属する一年生の草本であって、産業用に改良されたテトラヒドロカンナビノール(THC)含有量の低い(0.3重量%未満)品種(ヘンプ種)が用いられる。
ヘンプ種のアサ(Cannabis sativa)は、茎、果実等、花および葉以外の各部位を用いることができるが、栄養価の高い果実を用いることが好ましい。
本発明の食品組成物には、アサ(Cannabis sativa)の上記部位を細切、乾燥、粉砕、すり潰す等して、スラリー状、細粒状、顆粒状または粉末状として含有させることができる。
本発明においては、アサ(Cannabis sativa)の抽出物を用いることもできる。抽出物を得るための溶媒、抽出方法、抽出物の回収、精製等については、上記カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物の抽出物の場合と同様である。
また、本発明において、アサ(Cannabis sativa)の抽出物には、アサの上記各部位の植物体の圧搾物も含まれる。
本発明の食品組成物には、上記したアサ(Cannabis sativa)およびその抽出物からなる群より、1種または2種以上を選択して含有させることができる。
本発明の食品組成物におけるアサ(Cannabis sativa)およびその抽出物からなる群より選択される1種または2種以上の含有量は、乾燥固形分量にして5重量%〜90重量%であり、好ましくは20重量%〜60重量%である。
本発明の食品組成物に含有されるクワ属(Morus)に属する植物は、クワ科(Moraceae)に属する落葉性の高木であり、前記植物としては、マグワ(M. alba Linn)(カラヤマグワ)、ログワ(M. lhou)、ヤマグワ(M. bombycis)、ナガミグワ(M. laevigata)、ケグワ(M. tiliaefolia)、オガサワラグワ(M. boninensis)、テンジクグワ(M. serrata)(ヒマラヤマルベリー)、レッドマルベリー(M. rubra)、クロミグワ(M. nigra)(ブラックマルベリー)、ブラックマルベリー(M. mesozygia)(アフリカマルベリー)等が挙げられ、マグワ(M. alba Linn)(カラヤマグワ)、ログワ(M. lhou)、ヤマグワ(M. bombycis)等が好ましく用いられる。
クワ属(Morus)に属する植物は、花、葉、樹皮、果実、根等、各部位を用いることができるが、葉が好ましく用いられる。
本発明の組成物には、クワ属(Morus)に属する植物の上記部位を細切、乾燥、粉砕等して、スラリー状、細粒状、顆粒状または粉末状として含有させることができる。
本発明においては、クワ属(Morus)に属する植物の抽出物を用いることもできる。抽出物を得るための溶媒、抽出方法、抽出物の回収、精製等については、上記カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物の抽出物の場合と同様である。
また、本発明において、クワ属(Morus)に属する植物の抽出物には、該植物の上記各部位の植物体の圧搾物も含まれる。
本発明の食品組成物には、上記したクワ属(Morus)に属する植物およびその抽出物からなる群より、1種または2種以上を選択して含有させることができる。
本発明の食品組成物におけるクワ属(Morus)に属する植物およびその抽出物からなる群より選択される1種または2種以上の含有量は、乾燥固形分量にして5重量%〜90重量%であり、好ましくは5重量%〜30重量%である。
本発明の食品組成物において、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物は、これらの含有量比([カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物]:[アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物]:[クワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物])が、乾燥固形分の重量比にて1:0.055〜18:0.055〜18となるように含有させることが好ましく、1:0.33〜6:0.083〜3となるように含有させることがより好ましい。
本発明の食品組成物におけるカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物の全含有量は、15重量%〜100重量%であり、好ましくは35重量%〜100重量%である。
本発明の食品組成物は、さらにクマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上またはその抽出物を含有し得る。
クマザサ(Sasa veitchii)は、イネ科(Poaceae)ササ属(Sasa)に属する高さが1m〜2mになる大型の植物で、その変種としては、オオザサ(Sasa veitchii var. grandifolia)やチュウゴクザサ(Sasa veitchii var. hirsuta)が挙げられる。
クマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上は、花、葉、茎、果実、根等、各部位を用いることができるが、葉が好ましく用いられる。
本発明の組成物には、クマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上の植物の上記部位を細切、乾燥、粉砕等して、スラリー状、細粒状、顆粒状または粉末状として含有させることができる。
本発明においては、クマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上の植物の抽出物を用いることもできる。抽出物を得るための溶媒、抽出方法、抽出物の回収、精製等については、上記カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物の抽出物の場合と同様である。
また、本発明において、クマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上の植物の抽出物には、該植物の上記各部位の植物体の圧搾物も含まれる。
本発明の食品組成物におけるクマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上の植物またはその抽出物の含有量は、乾燥固形分量にて好ましくは1重量%〜10重量%であり、より好ましくは3重量%〜10重量%である。
本発明の食品組成物は、さらに海藻またはその抽出物を含有し得る。
海藻としては、褐藻類、緑藻類、紅藻類等、食用可能な海産藻類であれば特に限定されることなく用いることができるが、ウシケノリ科(Bangiaceae)アマノリ属 (Pyropia)に属する海藻、アオサ科(Ulvaceae)アオサ属(Ulva)に属する海藻等が好ましく用いられる。
本発明において、海藻としては、付着器を除く全草が好ましく用いられ、細切、乾燥、粉砕等して、スラリー状、細粒状、顆粒状または粉末状として含有させることができる。
上記海藻の抽出物を得るための溶媒、抽出方法、抽出物の回収、精製等については、上記カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物の抽出物の場合と同様である。
また、本発明において、海藻の抽出物には、その圧搾物も含まれる。
本発明の食品組成物における海藻またはその抽出物の含有量は、乾燥固形分量にて好ましくは0.1重量%〜1重量%であり、より好ましくは0.5重量%〜1重量%である。
本発明の食品組成物は、従来の植物素材の食品組成物に比べて、必須アミノ酸を含むほとんどのアミノ酸を豊富に含有し、特にグルタミン酸、アスパラギン酸、アルギニン、分岐鎖アミノ酸(ロイシン、イソロイシン、バリン)を高含有量で含有する。
また、n−6系脂肪酸、n−3系脂肪酸等の脂肪酸、ビタミンA、ビタミンB群(ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、葉酸、ビオチン等)、ビタミンK等のビタミン、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、マンガン等のミネラルを多く含有する。
すなわち、本発明の食品組成物は、栄養価が高く、必要な栄養素をバランスよく含み、総合栄養食品として適する。
本発明の食品組成物には、本発明の特徴を損なわない範囲で、さらに、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD等のビタミン等、他の栄養素を補強し、酵母抽出物等の食品原料を含有させることもできる。
本発明の食品組成物は、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物を混合し、必要に応じて、クマザサおよびその変種からなる群より選択される1種以上またはその抽出物、海藻またはその抽出物、他の栄養素、食品原料あるいは一般的に使用される食品添加物を加えて、通常の食品製造技術により、または製剤の分野で周知の製剤化手段、たとえば第十七改正日本薬局方製剤総則[3]製剤各条に記載された方法等に準じて製造することができ、溶液状、懸濁液状、分散液状、乳液状等の液状;ゲル状、ペースト状、クリーム状等の半固形状;粉末状、顆粒状、タブレット状、カプセル状等の固形状等の形態とすることができる。
上記食品添加物としては、製造用剤(かんすい、結着剤等)、増粘安定剤(キサンタンガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム等)、ゲル化剤(ゼラチン、寒天、カラギーナン等)、ガムベース(酢酸ビニル樹脂、ジェルトン、チクル等)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、サポニン、レシチン等)、保存料(安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ε−ポリリシン等)、酸化防止剤(アスコルビン酸、エリソルビン酸、カテキン等)、光沢剤(セラック、パラフィンワックス、ミツロウ等)、防かび剤(チアベンダゾール、フルジオキソニル等)、膨張剤(炭酸水素ナトリウム、グルコノδ−ラクトン、ミョウバン等)、甘味料(アスパルテーム、アセスルファムカリウム、カンゾウ抽出物、ステビア抽出物、ラカンカ抽出物等)、苦味料(カフェイン、ナリンジン、ニガヨモギ抽出物等)、酸味料(クエン酸、酒石酸、乳酸等)、調味料(L−グルタミン酸ナトリウム、5’−イノシン酸二ナトリウム等)、着色料(アナトー色素、ウコン色素、クチナシ色素等)、香料(アセト酢酸エチル、アニスアルデヒド等の合成香料、オレンジ、ラベンダー等の天然香料)等が挙げられる。
本発明において、上記食品添加物は、1種または2種以上を用いることができる。
本発明の食品組成物の摂取量は、摂取させる対象者の性別、体重、健康状態等に応じて適宜決定されるが、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物の1日あたりの摂取量の合計が、乾燥固形分量にして0.45g〜30gとなるように摂取させることが好ましく、1.05g〜30gとなるように摂取させることがより好ましい。
上記の量の食品組成物は、1回で摂取させてもよく、1日数回に分けて摂取させてもよい。
また、栄養状態の改善や、生活習慣病、メタボリックシンドローム等の予防、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等の予防等の観点からは、本発明の食品組成物は、持続して摂取させることが好ましい。
本発明の食品組成物は、単位包装形態とすることができる。本明細書において「単位包装形態」とは、特定量(たとえば、1回あたりの摂取量等)を1単位とし、該1単位又は2単位以上が一つの容器に充填され、または包装体に包装される等して収容された形態をいい、たとえば、1回あたりの摂取量を1単位とする単位包装形態は、「1回あたりの摂取量単位の包装形態」と称する。単位包装形態に用いられる容器または包装体は、本発明の食品組成物の形態等に応じて適宜選択し得るが、たとえば、紙製の容器または袋体、プラスチック製の容器または袋体、パウチ、アルミ缶、スチール缶、ガラス瓶、ペットボトル、PTP(press through pack)包装シート等が挙げられる。
さらに、本発明の食品組成物は、他の各種食品に添加して摂取させることができる。本発明の食品組成物が添加される他の食品は特に制限されず、一般的に食事やデザートに供される形態の食品であれば如何なるものでもよい。
たとえば、本発明の食品組成物は、茶系飲料、果実飲料等の清涼飲料水;甘酒等の甘味飲料;緑茶、紅茶、中国茶等の茶類;牛乳、ヨーグルト等の乳製品;豆乳;ゼリー、アイスクリーム、プリン等の冷菓;ビスケット、キャンディ、キャラメル等の菓子等に添加することができる。
本発明の食品組成物は、1日あたりに摂取される量の上記他の各種食品に対し、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物が、上記した1日あたりの摂取量となるように添加されることが好ましい。
さらに、本発明の食品組成物は、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物を各種食品原材料に加え、必要に応じて上記した一般的な食品添加物を加えて、清涼飲料水(果汁飲料、スポーツ飲料、コーヒー飲料、茶系飲料等)、茶(緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶、花茶等)、乳製品(乳酸菌飲料、発酵乳、バター、チーズ、ヨーグルト、加工乳、脱脂乳等)、食肉加工品(ハム、ソーセージ、ハンバーグ等)、魚肉練り製品(蒲鉾、竹輪等)、卵加工品(だし巻き、卵豆腐、茶碗蒸し等)、大豆加工品(味噌、豆腐、納豆等)、小麦加工品(パン、うどん、パスタ等)、菓子(クッキー、ビスケット、ゼリー、チューイングガム、キャンディ、キャラメル、アイスクリーム等)、スープ(味噌汁、コンソメスープ、コーンスープ、ポタージュ等)、調味料(ドレッシング、ウスターソース、マヨネーズ等)等、種々の形態の食品とすることができ、瓶詰め、缶詰、レトルトパウチ等の包装形態を採用することもできる。
本発明の食品組成物は、上記したように総合栄養食品として適し、食事の摂取量が低減し、低栄養状態にある、または低栄養状態となるおそれのある高齢者や虚弱体質者、栄養の補給を要する病者または病後の者、バランスのよい栄養摂取が求められる妊産婦等に好適に摂取させ得る。
さらに、本発明の食品組成物は、血糖値低下作用、代謝改善作用等を有し、生活習慣病、メタボリックシンドローム等の予防または改善効果を有する。また、筋肉量の低下の抑制作用、筋肉の増強作用、運動機能向上作用、骨粗鬆症の予防または改善作用等を有し、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等の予防または改善効果を有する。
そえゆえ、本発明の食品組成物は、生活習慣病、メタボリックシンドローム等に罹患し、または罹患するおそれのある中高年者や、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等の状態にある、または前記状態になるおそれのある中高年者等に、好適に摂取させ得る。
従って、本発明の食品組成物は、生活習慣病、メタボリックシンドローム、骨粗鬆症、骨強度の低下、ロコモティブシンドローム等の予防または改善用の特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品等の保健機能食品、病者用食品、妊産婦用食品等の特別用途食品、健康補助食品、ダイエタリーサプリメント等としても提供され得る。
また、本発明は、飼料組成物を提供する。
本発明の飼料組成物は、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物を5重量%〜90重量%、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、それぞれ乾燥固形分量にて含有する。
本明細書において、「飼料組成物」とは、家畜、家禽、愛玩動物、実験動物、養魚等、飼育されている動物に餌として与えられる物をいう。
家畜としては、ウシ、ウマ、ロバ、ブタ、ヒツジ、ヤギ等の哺乳動物が挙げられ、家禽としては、アヒル、ニワトリ、ガチョウ、七面鳥、カモ、ウズラ等の鳥類が挙げられ、愛玩動物としては、イヌ、ネコ、ハムスター、ウサギ等が挙げられ、実験動物としては、サル、マウス、ラット、モルモット等が挙げられ、養魚としては、コイ、ウナギ、マグロ等が挙げられる。
本発明の飼料組成物に含有されるカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物、ならびにこれらの含有量、含有量比、全含有量については、本発明の食品組成物について、上記した通りである。
本発明の飼料組成物におけるカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物等の含有量は、本発明の食品組成物におけるこれらの摂取量に基づき、本発明の飼料組成物を摂取させる対象動物(以下、本明細書にて「対象動物」ともいう)の種類、性別、体重、健康状態等に応じて適宜設定される摂取量を摂取させることができるように設定すればよい。
本発明の飼料組成物には、さらにクマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上の植物またはその抽出物、海藻またはその抽出物を含有させることができる。
クマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上の植物またはその抽出物、海藻またはその抽出物ならびにこれらの含有量については、本発明の食品組成物について上記した通りである。
本発明の飼料組成物には、ワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物等に加えて、本発明の特徴を損なわない範囲で、飼料に一般的に添加される添加物を含有させることができる。
かかる添加物としては、賦形物質(アラビアゴム、カラギーナン、キサンタンガム等の多糖類;コーンスターチ、デンプン等のデンプン類;珪酸、珪酸カルシウム等の珪酸塩、炭酸カルシウム等の鉱物;アルブミン、ゼラチン、濃縮大豆タンパク等のタンパク質;乳糖、麦芽糖等の糖;ソルビトール、D−マンニトール等の糖アルコール等)、抗酸化剤(ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール等)、防かび剤(プロピオン酸、プロピオン酸ナトリウム等)、粘結剤(アルギン酸ナトリウム、カゼインナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム等)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等)、調整剤(ギ酸)、アミノ酸(アミノ酢酸、DL−アラニン、L−アルギニン等)、ビタミン(L−アスコルビン酸、イノシトール、エルゴカルシフェロール、塩酸チアミン、塩酸ピリドキシン、β−カロテン、コレカルシフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、シアノコバラミン、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ビオチン、葉酸、リボフラビン等)、ミネラル(塩化カリウム、クエン酸鉄、グルコン酸カルシウム等)、色素(アスタキサンチン、カンタキサンチン等)、合成抗菌剤(アンプロリウム・エトパベート、クエン酸モランテル等)、抗生物質(亜鉛バシトラシン、アビラマイシン等)、着香料、呈味料(サッカリンナトリウム)、酵素(アミラーゼ、アルカリ性プロテアーゼ、キシラナーゼ等)、生菌剤(エンテロコッカス フェカーリス、エンテロコッカス フェシウム、クロストリジウム ブチリカム等)、有機酸(ギ酸カルシウム、グルコン酸ナトリウム、二ギ酸カリウム、フマル酸)等が挙げられ、必要に応じて1種または2種以上を用いることができる。
本発明の飼料組成物は、カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物に、必要に応じて上記したクマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上の植物またはその抽出物、海藻またはその抽出物あるいは飼料添加物を加えて混合し、粉末、顆粒、ペレット等の固形状、溶液、懸濁液、分散液、乳液等の液状、ペースト、クリーム等の半固形状等の形態とすることができる。
本発明の飼料組成物は、栄養価が高く、対象動物に必要な栄養を効率よく与えるのに有用であり、対象動物の低栄養状態を防止し、栄養状態を改善することができる。
また、本発明の飼料組成物は、対象動物の血糖値低下作用、代謝改善作用等を有し、生活習慣病、メタボリックシンドローム等の予防または改善に有効である。また、対象動物の筋肉量の低下抑制、筋肉の増強、運動機能向上、骨粗鬆症の予防または改善等にも有効である。
さらに本発明は、低栄養状態を防止し、栄養状態を改善する必要のある対象者、生活習慣病、メタボリックシンドローム等を予防または改善する必要のある対象者、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等を予防または改善する必要のある対象者等において、低栄養状態を防止し、栄養状態を改善する方法、生活習慣病、メタボリックシンドローム等を予防または改善する方法、またはサルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等を予防または改善する方法(以下、本明細書にて「本発明の方法」ともいう)を提供する。
本発明の方法は、低栄養状態を防止し、栄養状態を改善する必要のある対象者、生活習慣病、メタボリックシンドローム等を予防または改善する必要のある対象者、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等を予防または改善する必要のある対象者に、当該対象者の低栄養状態を防止しまたは栄養状態を改善し、生活習慣病、メタボリックシンドローム等を予防または改善し、あるいはサルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等を予防または改善するのに有効な量のカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物を摂取させることを含む。
本発明の方法において用いるカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物については、本発明の食品組成物について上記した通りである。
本発明の方法におけるカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物等の有効量は、対象者の年齢、性別、健康状態、筋肉量、骨量、運動機能等に応じて適宜決定されるが、本発明の食品組成物において上記した摂取量と同様の量を、上記した回数および期間にて摂取させることができる。
本発明の方法は、さらに、クマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上の植物またはその抽出物や、海藻またはその抽出物を摂取させることを含み得る。
クマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上の植物またはその抽出物、海藻またはその抽出物については、本発明の食品組成物について上記した通りであり、これらは、本発明の食品組成物について上記した含有量にて添加して摂取させることができる。
本発明の方法は、食事の摂取量が低減し、低栄養状態にあるまたは低栄養状態となるおそれのある高齢者や虚弱体質者、栄養補給を要する病者または病後の者、バランスのよい栄養摂取が求められる妊産婦等に好適に適用され得る。
また、本発明の方法は、生活習慣病、メタボリックシンドローム等に罹患し、または罹患するおそれのある中高年者や、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等の状態にある、または前記状態になるおそれのある中高年者等に、好適に適用され得る。
本発明はまた、低栄養状態を防止し、または栄養状態を改善する必要のある対象動物、血糖値低下、代謝改善等を要し、生活習慣病、メタボリックシンドローム等を予防または改善する必要のある対象動物、筋肉量の低下や骨量の低下の抑制、筋肉の増強、運動機能向上、骨粗鬆症の予防または改善等の必要のある対象動物において、低栄養状態を防止し、または栄養状態を改善する方法、血糖値を低下させ、代謝を改善し、生活習慣病、メタボリックシンドローム等を予防または改善する方法、あるいは、筋肉量の低下や骨量の低下を抑制し、筋肉を増強させ、運動機能を向上させ、骨粗鬆症を予防または改善等する方法(以下、本明細書にて「対象動物における本発明の方法」ともいう)を提供する。
対象動物における本発明の方法は、低栄養状態を防止し、または栄養状態を改善する必要のある対象動物、血糖値低下、代謝改善等を要し、生活習慣病、メタボリックシンドローム等を予防または改善する必要のある対象動物、筋肉量の低下や骨量の低下の抑制、筋肉の増強、運動機能向上、骨粗鬆症の予防または改善等の必要のある対象動物に、当該対象動物の低栄養状態を防止し、または栄養状態を改善し、血糖値を低下させ、代謝を改善し、生活習慣病、メタボリックシンドローム等を予防または改善し、あるいは筋肉量の低下や骨量の低下を抑制し、筋肉を増強し、運動機能を向上させ、骨粗鬆症を予防または改善等するのに有効な量のカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物を摂取させることを含む。
本発明において、対象動物としては、家畜(ウシ、ウマ、ロバ、ブタ、ヒツジ、ヤギ等)、家禽(アヒル、ニワトリ、ガチョウ、七面鳥、カモ、ウズラ等)、愛玩動物(イヌ、ネコ、ハムスター、ウサギ等)、実験動物(サル、マウス、ラット、モルモット等)、養魚(コイ、ウナギ、マグロ等)等が挙げられる。
対象動物における本発明の方法において用いるカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物については、本発明の食品組成物について上記した通りである。
対象動物における本発明の方法において用いるカワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物等の有効量は、対象動物の種類、年齢、性別、健康状態、筋肉量、骨量、運動機能等に応じて適宜決定されるが、本発明の飼料組成物において上記した摂取量と同様の量を、上記した回数および期間にて摂取させることができる。
対象動物における本発明の方法は、さらに、クマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上の植物の抽出物や、海藻またはその抽出物を摂取させることを含み得る。
クマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上の植物の抽出物、海藻またはその抽出物については、本発明の食品組成物について上記した通りであり、これらは、本発明の食品組成物について上記した含有量にて添加して、摂取させ得る。
対象動物における本発明の方法は、低栄養状態にある対象動物や、栄養状態の改善が求められる対象動物に好適に適用される。
また、対象動物における本発明の方法は、生活習慣病、メタボリックシンドローム等に罹患し、または罹患するおそれのある対象動物、あるいは、筋肉量の低下、骨量の低下等が見られ、またはそのおそれのある対象動物、骨粗鬆症に罹患し、または罹患するおそれのある対象動物等に好適に適用され得る。
以下に実施例により、本発明についてさらに詳細に説明する。
[実施例1]食品組成物の調製
表1に示す組成にて各成分を均一に混合し、粉末状の食品組成物を調製した。使用した各原材料については、以下の通りである。
(1)カワラケツメイ粉末
カワラケツメイ(Chamaecrista nomame (Siebold) H.Ohashi)の地上部100kgを水洗し、90℃〜100℃の蒸気で3分間ブランチングした後、果実を除去して適当な長さに切り、60℃〜80℃で乾燥し、次いで粉砕して、カワラケツメイ粉末を調製した。
(2)アサの果実抽出物の粉末
ヘンプ種のアサ(Cannabis sativa)の果実を水洗し、90℃で2時間〜3時間乾燥し、48℃以下の低温で圧搾した後脱脂し、粉末としたものをオートクレーブ殺菌して調製されたヘンプシードプロテインパウダーを用いた。
(3)クワの葉の粉末
マグワ(Morus alba Linn)の葉100kgを水洗し、90℃〜100℃の蒸気で3分間ブランチングした後、60℃〜80℃で乾燥し、次いで粉砕して、クワの葉の粉末を調製した。
(4)クマザサの葉の粉末
クマザサ(Sasa veitchii)の葉100kgを水洗し、90℃〜100℃の蒸気で3分間ブランチングした後、60℃〜80℃で乾燥し、次いで粉砕して、クマザサの葉の粉末を調製した。
(5)海藻粉末
焼き海苔(アマノリ属に属する海藻を原料とする板海苔を火であぶったもの)を170℃で30分間加熱殺菌し、次いで粉砕して、海藻粉末を調製した。
(6)その他の成分については、食品用として市販されている原料を用いた。
Figure 2021061789
[試験例1]栄養成分含有量の評価
実施例1の食品組成物について、次の通り、1日あたりの摂取推奨量である30gあたりの栄養成分含有量を定量した。
(1)アミノ酸含有量の定量
実施例1の食品組成物にスルホサリチル酸溶液を加え、振とうしてアミノ酸を抽出した後、pHを2.2とし、一定の容量としてろ過し、ろ液を適度な濃度となるように希釈して、トリプトファン以外のアミノ酸測定用試料を調製した。また、ろ液を一部分取し、微アルカリ性に調整して一定の容量とし、トリプトファン測定用試料とした。トリプトファンの含有量については高速液体クロマトグラフィーにより、その他のアミノ酸についてはアミノ酸自動分析法により、各アミノ酸含有量を定量した。
(2)n−6系脂肪酸およびn−3系脂肪酸含有量の定量
実施例1の食品組成物に、クロロホルム−メタノール混液(2:1)(体積比)を加えて加熱還流して脂質を抽出し、クロロホルムに転溶し、一定の容量として測定用試料を調製した。前記試料を分取して内部標準を加え、0.5mol/L水酸化ナトリウムのメタノール溶液を加えてけん化し、次いで三フッ化ホウ素メタノール錯体メタノール溶液を加えてメチルエステル化し、ヘキサンおよび飽和食塩水を加えて振とうした後ヘキサン層を回収し、ガスクロマトグラフィー(水素炎イオン検出器)により、n−6系脂肪酸およびn−3系脂肪酸の各含有量を定量した。
(3)ビタミン含有量の定量
実施例1の食品組成物より、けん化後不けん化物を抽出する方法、酸性水溶液で加熱抽出する方法、緩衝液で加圧加熱抽出する方法等、常法により各種ビタミンを抽出して測定用試料を調製し、ビタミン(ビタミンA、ビタミンB群(ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK)の含有量を、高速液体クロマトグラフィーまたは微生物学的定量法により定量した。
(4)ミネラル含有量の定量
実施例1の食品組成物を乾式灰化および塩酸抽出し、ろ過して一定の容量として、測定用試料を調製し、ミネラル(ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン)の含有量を、原子吸光光度法または誘導結合プラズマ(ICP)発光分析法により定量した。
(5)栄養成分の定量結果
上記栄養成分の定量結果を表2に示した。
Figure 2021061789
表2に示されるように、実施例1の食品組成物は、必須アミノ酸をはじめ主要なアミノ酸を豊富に含有し、特に、アルギニン、アスパラギン酸およびグルタミン酸を多量に含有した。
また、実施例1の食品組成物には、分岐鎖アミノ酸も相当量含まれることが認められた。
さらに、実施例1の食品組成物は、n−6系脂肪酸およびn−3系脂肪酸を多く含有することが認められた。
さらにまた、実施例1の食品組成物は、各種ビタミンおよびミネラルを含有することが認められ、ビタミンB12およびビオチンの含有量は少ないものの、他のビタミンおよびミネラルについては、一般的な食品に比べて、顕著に多く含有されることが認められた。
試験例1の上記結果から、実施例1の食品組成物は、アミノ酸、n−6系脂肪酸およびn−3系脂肪酸、各種ビタミンおよびミネラルをバランスよくかつ豊富に含有し、栄養価が高く、総合栄養食品として適することが示唆された。
[試験例2]アンケート調査(1)
実施例1の食品組成物を摂取した者に、(i)水に溶かして飲む際の飲みやすさ、(ii)味、(iii)1回あたりの摂取量についてアンケート調査を行った。
調査を行った対象者の性別は男性25名、女性53名、不明(記載なし)43名であり、年齢の分布は表3に示した。調査結果については表4に示した。
Figure 2021061789
Figure 2021061789
表4に示されるように、実施例1の食品組成物について、アンケートを実施した対象者の72%が水に溶かして飲む際に飲みやすいと回答していた。また、味については74%がよいと回答し、1回あたりの摂取量についても、ほとんどの対象者が普通〜適切であると回答していた。
試験例2の上記結果から、実施例1の食品組成物は、味がよく、1回あたりの摂取量も適切であり、水に溶かして飲む際にも飲みやすく、摂取しやすいものであることが示唆された。
[試験例3]アンケート調査(2)
実施例1の食品組成物を、1日に30g継続的に摂取している者を対象に、体調等において見られた効果に関して聞き取り調査を実施した。
その結果、得られたコメントを表5に示した。
Figure 2021061789
表5に示されるように、実施例1の食品組成物を継続的に摂取した結果、便秘の改善、疲労感や肌荒れの改善のみならず、運動機能の改善、血糖値の低下等の効果が認められたことが報告された。
試験例3の上記結果から、実施例1の食品組成物が生活習慣病、メタボリックシンドローム等の改善、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等の改善に有効であることが示唆された。
以上詳述したように、本発明により、栄養価が高く、必要な栄養素をバランスよく含み、総合栄養食品として適する食品組成物を提供することができる。
本発明の食品組成物は、低栄養状態の防止、栄養状態の改善に有効である。
また、本発明の食品組成物は、脂質代謝改善作用、血糖低下作用等を有し、生活習慣病、メタボリックシンドローム等の予防または改善に有効である。
さらに、本発明の食品組成物は、筋肉量の低下や骨量の低下の予防または改善作用、筋肉増強作用、運動機能向上作用、骨粗鬆症の予防または改善作用等を有し、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム等の疾患または状態の予防または改善に有効である。
また、本発明により、栄養価が高く、必要な栄養素をバランスよく含み、飼料として適する飼料用組成物を提供することができる。
本発明の飼料組成物は、飼育動物の低栄養状態の防止、栄養状態の改善、生活習慣病、メタボリックシンドローム等の予防または改善、筋肉量の低下や骨量の低下の予防または改善、運動機能の向上等に有効である。

Claims (21)

  1. カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物を5重量%〜90重量%、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、それぞれ乾燥固形分量にて含有する、食品組成物。
  2. カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物が、カワラケツメイ(Chamaecrista nomame (Siebold) H.Ohashi)またはその抽出物である、請求項1に記載の食品組成物。
  3. アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物が、ヘンプ種のアサ(Cannabis sativa)の果実またはその抽出物である、請求項1または2に記載の食品組成物。
  4. クワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物が、マグワ(Morus alba Linn)(カラヤマグワ)、ログワ(Morus lhou)およびヤマグワ(Morus bombycis)からなる群より選択される1種または2種以上の葉またはその抽出物である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の食品組成物。
  5. カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物が、これらの含有量比(カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物:アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物:クワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物)が、乾燥固形分の重量比にて1:0.33〜6:0.083〜3となるように含有される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の食品組成物。
  6. さらに、クマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上またはその抽出物を、乾燥固形分量にて1重量%〜10重量%含有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の食品組成物。
  7. さらに、海藻またはその抽出物を、乾燥固形分量にて0.1重量%〜10重量%含有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の食品組成物。
  8. 低栄養状態の防止または栄養状態の改善用食品組成物である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の食品組成物。
  9. 生活習慣病またはメタボリックシンドロームの予防または改善用食品組成物である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の食品組成物。
  10. サルコペニア、フレイルまたはロコモティブシンドロームの予防または改善用食品組成物である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の食品組成物。
  11. カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物を5重量%〜90重量%、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物を5重量%〜90重量%、それぞれ乾燥固形分量にて含有する、飼料組成物。
  12. カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物が、カワラケツメイ(Chamaecrista nomame (Siebold) H.Ohashi)またはその抽出物である、請求項11に記載の飼料組成物。
  13. アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物が、ヘンプ種のアサ(Cannabis sativa)の果実またはその抽出物である、請求項11または12に記載の飼料組成物。
  14. クワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物が、マグワ(Morus alba Linn)(カラヤマグワ)、ログワ(Morus lhou)およびヤマグワ(Morus bombycis)からなる群より選択される1種または2種以上の葉またはその抽出物である、請求項11〜13のいずれか1項に記載の飼料組成物。
  15. カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物、アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物、およびクワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物が、これらの含有量比(カワラケツメイ属(Chamaecrista)に属する植物またはその抽出物:アサ(Cannabis sativa)またはその抽出物:クワ属(Morus)に属する植物またはその抽出物)が、乾燥固形分の重量比にて1:0.33〜6:0.083〜3となるように含有される、請求項11〜14のいずれか1項に記載の飼料組成物。
  16. さらに、クマザサ(Sasa veitchii)およびその変種からなる群より選択される1種以上またはその抽出物を、乾燥固形分量にて1重量%〜10重量%含有する、請求項11〜15のいずれか1項に記載の飼料組成物。
  17. さらに、海藻またはその抽出物を、乾燥固形分量にて0.1重量%〜1重量%含有する、請求項11〜16のいずれか1項に記載の飼料組成物。
  18. 低栄養状態の防止または栄養状態の改善用飼料組成物である、請求項11〜17のいずれか1項に記載の飼料組成物。
  19. 生活習慣病またはメタボリックシンドロームの予防または改善用飼料組成物である、請求項11〜17のいずれか1項に記載の飼料組成物。
  20. 筋肉量の低下または骨量の低下の予防または改善用飼料組成物である、請求項11〜17のいずれか1項に記載の飼料組成物。
  21. 運動機能の向上用飼料組成物である、請求項11〜17のいずれか1項に記載の飼料組成物。
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