JP2005239100A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
軽量・コンパクト化を図ると共に、回転曲げ荷重の条件下でのハブ輪の強度、耐久性を向上させた車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】
車輪取付フランジ4を一体に有するハブ輪1と、等速自在継手3および複列の転がり軸受2がユニット化され、一方の内側転走面1aがハブ輪1の外周に、他方の内側転走面14aが外側継手部材14の外周に形成され、ハブ輪1に中空の軸部17を内嵌すると共に、ハブ輪1の内径に硬化した凹凸部5が形成され、軸部17の嵌合部17bを拡径させて凹凸部5に食い込ませてハブ輪1と外側継手部材14とを一体に塑性結合した車輪用軸受装置において、パイロット部13と車輪取付フランジ4の隅部13aの表面にショットピーニングにより圧縮残留応力が形成されていると共に、パイロット部13が、拡径加工による膨張量を見込んで所定寸法より予め小径に設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車輪を回転自在に支承する車輪用軸受装置に関するもので、特に、ハブ輪と等速自在継手と複列の転がり軸受とをユニット化した車輪用軸受装置に関する。
FR車の後輪、FF車の前輪、あるいは4WD車の全輪といった自動車の駆動輪は、車輪用軸受装置により懸架装置に対して回転自在に支承されている。近年、この車輪用軸受装置は軽量・コンパクト化を狙って、ハブ輪50と軸受部60と等速自在継手70とをユニット化する傾向にある。
図5は従来の車輪用軸受装置を示す縦断面図で、ハブ輪50と軸受部60と等速自在継手70とをユニット化して構成している。ハブ輪50は車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ51を一体に有し、この車輪取付フランジ51の円周等配位置には車輪を固定するためのハブボルト52が植設されている。
軸受部60は、外方部材61と内方部材62と複列の転動体(ボール)63、63とを有し、外方部材61は、車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ64を外周に一体に有し、内周には複列の外側転走面61a、61aが形成されている。一方、内方部材62は、前記した外方部材61の外側転走面61a、61aに対向する複列の内側転走面50a、71aが形成されている。これら複列の内側転走面50a、71aのうち一方の内側転走面50aはハブ輪50の外周に一体形成され、他方の内側転走面71aは等速自在継手70を構成する外側継手部材71の外周に一体形成されている。そして、複列の転動体63、63がこれら両転走面間にそれぞれ収容され、保持器65、65によって転動自在に保持されている。また、ハブ輪50には、内側転走面50aから軸方向に延びる円筒状の小径段部50bが形成され、内周には高周波焼入れにより硬化した凹凸部53が形成されている。この場合、内方部材62はハブ輪50と外側継手部材71を指す。そして、外方部材61の端部にはシール66、67が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
等速自在継手70は、外側継手部材71と図示しない継手内輪、ケージ、およびトルク伝達ボールとからなる。外側継手部材71は、カップ状のマウス部72と、このマウス部72の底部をなす肩部73と、この肩部73から軸方向に延びる中空状の軸部74を有し、マウス部72の内周には軸方向に延びる曲線状のトラック溝72aが形成されている。軸部74の外周には、前記したハブ輪50の小径段部50bが所定の径方向すきまを介して嵌合するインロウ部74aと、このインロウ部74aから端部に亙って嵌合部74bが形成されている。
ここで、外側継手部材71の軸部74をハブ輪50に内嵌すると共に、軸部74にマンドレル等の拡径治具を押し込んで嵌合部74bを拡径し、嵌合部74bをハブ輪50の凹凸部53に食い込ませて加締め、ハブ輪50と外側継手部材71とを一体に塑性結合させている。これにより、従来のようにナット等で強固に緊締して予圧量を管理する必要がないため、軽量・コンパクト化を図ることができると共に、ハブ輪50の強度・耐久性を向上させ、かつ長期間その予圧量を維持することができる。さらに、車両への組込性を簡便にすることができるという特徴を有している。
特開2001−18605号公報
しかしながら、こうした従来の駆動車輪用軸受装置において、拡径加工によって軸部74の嵌合部74bをハブ輪50の凹凸部53に食い込ませるため、図6に示すように、ハブ輪50の車輪取付フランジ51の隅部、すなわち、図示しないブレーキロータおよび車輪を支持するパイロット部54とフランジ側面51aの隅部54aが膨張する。この膨張量を予め見込んでパイロット部54を所定寸法より小さく設定して拡径加工すれば所定の寸法が得られることも考えられるが、このパイロット部54およびその隅部54aが膨張することにより、パイロット部54およびその隅部54aの表面に引張応力が発生することになる。この部位は車両の横旋回等により交番応力が発生する部位でもあり、引張応力が残留していると疲労強度が低下して好ましくない。
一方、車輪取付フランジ51の形状・寸法を変更して単純に厚肉化し、強度・耐久性を向上させることも考えられるが、軽量・コンパクト化の潮流と逆行し、強度対策としては得策とは言えない。こうした従来の車輪用軸受装置において、装置の軽量・コンパクト化を図りつつ、ハブ輪50の強度・耐久性を向上させるには、一種ジレンマ的な問題が内在していた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車輪取付フランジの形状・寸法を変更することなく、軽量・コンパクト化を図ると共に、回転曲げ荷重の条件下でのハブ輪の強度、耐久性を向上させた車輪用軸受装置を提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、内周に複列の外側転走面を有する外方部材と、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面を有する内方部材と、前記外方部材および内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記外方部材または内方部材のいずれか一方に車輪取付フランジが一体に形成された車輪用軸受装置において、前記車輪取付フランジの基部の表面に圧縮残留応力が付与されている構成を採用した。
このように、車輪用軸受装置における車輪取付フランジの基部の表面に圧縮残留応力が付与されているので、車両の横旋回等により交番応力が発生しても疲労強度を増大させることができ耐久性を向上させることができる。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、一端に車輪取付フランジを一体に有するハブ輪と、等速自在継手および複列の転がり軸受をユニット化した車輪用軸受装置であって、前記複列の転がり軸受の一方の内側転走面が前記ハブ輪の外周に、他方の内側転走面が前記等速自在継手を構成する外側継手部材の外周にそれぞれ形成され、前記ハブ輪に前記外側継手部材に形成された中空状の軸部を内嵌すると共に、加締めることにより、前記ハブ輪と外側継手部材とを一体に塑性結合した車輪用軸受装置において、前記車輪を支持するパイロット部と車輪取付フランジの隅部の表面に圧縮残留応力が付与されている構成を採用した。
このように、ハブ輪と外側継手部材とを一体に塑性結合した車輪用軸受装置において、車輪を支持するパイロット部と車輪取付フランジの隅部の表面に圧縮残留応力が付与されているので、拡径加工による膨張によって発生する引張応力を低減することができる。したがって、車両の横旋回等により交番応力が発生しても疲労強度を増大させることができ、ハブ輪の耐久性を向上させることができる。
好ましくは、請求項3に記載の発明のように、前記パイロット部が、前記拡径加工による膨張量を見込んで所定寸法より予め小径に設定されていれば、拡径加工によってその部位が膨張しても所定の寸法が得られ、車輪やブレーキロータの組込性を阻害することはない。
好ましくは、請求項4に記載の発明のように、前記凹凸部が、前記ハブ輪の内径面における前記車輪取付フランジの位置に形成されていれば、剛性が高く、拡径加工による変形を最小限に抑制することができる。
また、請求項5に記載の発明は、前記圧縮残留応力が表面改質によって形成されているので、熱処理による変形もなく、所望の形状・寸法のまま最弱部となる部位の疲労強度を増大させることができる。
好ましくは、請求項6に記載の発明のように、前記表面改質がショットピーニングによってなされていれば、所望の圧縮残留応力を容易に設定することができる。
また、請求項7に記載の発明は、前記圧縮残留応力が付与されている部位の表面硬さが300HV以上に設定されているので、拡径加工によって膨張し引張残留応力が発生したとしても、充分表面には500MPa以上の圧縮残留応力が形成されており、素材のもつ機械的強度および疲労強度を最大限に高めることができる。
本発明に係る車輪用軸受装置は、内周に複列の外側転走面を有する外方部材と、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面を有する内方部材と、前記外方部材および内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記外方部材または内方部材のいずれか一方に車輪取付フランジが一体に形成された車輪用軸受装置において、前記車輪取付フランジと車輪を支持するパイロット部との隅部の表面に圧縮残留応力が付与されているので、車両の横旋回等により交番応力が発生しても疲労強度を増大させることができ耐久性を向上させることができる。
また、本発明に係る車輪用軸受装置は、一端に車輪取付フランジを一体に有するハブ輪と、等速自在継手および複列の転がり軸受をユニット化した車輪用軸受装置であって、前記複列の転がり軸受の一方の内側転走面が前記ハブ輪の外周に、他方の内側転走面が前記等速自在継手を構成する外側継手部材の外周にそれぞれ形成され、前記ハブ輪に前記外側継手部材に形成された中空状の軸部を内嵌すると共に、加締めることにより、前記ハブ輪と外側継手部材とを一体に塑性結合した車輪用軸受装置において、前記車輪を支持するパイロット部と車輪取付フランジの隅部の表面に圧縮残留応力が付与されているので、加締加工による膨張によって発生する引張応力を低減することができる。したがって、車両の横旋回等により交番応力が発生しても疲労強度を増大させることができ、ハブ輪の耐久性を向上させることができる。
一端に車輪取付フランジを一体に有するハブ輪と、等速自在継手および複列の転がり軸受をユニット化した車輪用軸受装置であって、前記複列の転がり軸受の一方の内側転走面が前記ハブ輪の外周に、他方の内側転走面が前記等速自在継手を構成する外側継手部材の外周にそれぞれ形成され、前記ハブ輪に前記外側継手部材に形成された中空状の軸部を内嵌すると共に、前記ハブ輪の内径に硬化した凹凸部が形成され、前記軸部に形成された嵌合部を拡径させて前記凹凸部に食い込ませることにより、前記ハブ輪と外側継手部材とを一体に塑性結合した車輪用軸受装置において、前記車輪を支持するパイロット部と車輪取付フランジの隅部の表面にショットピーニングにより圧縮残留応力が形成されると共に、前記パイロット部が、前記拡径加工による膨張量を見込んで所定寸法より予め小径に設定される。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウトボード側(図面左側)、中央寄り側をインボード側(図面右側)という。
この車輪用軸受装置は駆動輪用であって、ハブ輪1と複列の転がり軸受2と等速自在継手3をユニット化した、所謂第4世代と称される構成を備えている。
複列の転がり軸受2は、外方部材7と内方部材8と複列の転動体(ボール)9、9とを有し、外方部材7は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼からなり、外周に車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ7aを一体に有している。内周には複列の外側転走面7b、7bが形成され、高周波焼入れによって表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化層が形成されている。
一方、内方部材8は、前記した外方部材7の外側転走面7b、7bに対向する複列の内側転走面1a、14aが形成されている。これら複列の内側転走面1a、14aのうち一方の内側転走面1aはハブ輪1の外周に、他方の内側転走面14aは等速自在継手3を構成する外側継手部材14の外周にそれぞれ一体に形成されている。この場合、内方部材8はハブ輪1と外側継手部材14を指す。そして、複列の転動体9、9がこれら両転走面間にそれぞれ収容され、保持器10、10によって転動自在に保持されている。また、外方部材7の端部にはシール11、12が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
ハブ輪1は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼からなり、アウトボード側のシール11が摺接するシールランド部から内側転走面1aおよび小径段部1bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化層が形成されている。これにより、車輪取付フランジ4の基部となるシールランド部は耐摩耗性が向上するばかりでなく、車輪取付フランジ4に負荷される回転曲げ荷重に対して充分な機械的強度を有し、ハブ輪1の耐久性が一層向上する。また、ハブ輪1の内周には凹凸部5が形成され、熱処理によって表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化層が形成されている。熱処理としては、局部加熱ができ、硬化層深さの設定が比較的容易にできる高周波誘導加熱による焼入れが好適である。
なお、凹凸部5はアヤメローレット状に形成され、旋削等により独立して形成された複数の環状溝と、ブローチ加工等により形成された複数の軸方向溝とを略直交させて構成した交叉溝、あるいは、互いに傾斜した螺旋溝で構成した交叉溝からなる。また、凹凸部5の凸部は良好な食い込み性を確保するために、その先端部が三角形状等の尖塔形状に形成されている。
等速自在継手3は、外側継手部材14と図示しない継手内輪、ケージ、およびトルク伝達ボールとからなる。外側継手部材14は、カップ状のマウス部15と、このマウス部15の底部をなす肩部16と、この肩部16から軸方向に延びる中空状の軸部17とを有し、マウス部15の内周には軸方向に延びる曲線状のトラック溝15aが形成されている。軸部17の外周には、前記したハブ輪1の小径段部1bが所定の径方向すきまを介して嵌合するインロウ部17aと、このインロウ部17aから端部に亙って嵌合部17bが形成されている。
ここで、外側継手部材14の軸部17をハブ輪1に内嵌すると共に、軸部17にマンドレル等の拡径治具を押し込んで嵌合部17bを拡径し、嵌合部17bをハブ輪1の凹凸部5に食い込ませて加締め、ハブ輪1と外側継手部材14とを一体に塑性結合させている。これにより、従来のようにナット等で強固に緊締して予圧量を管理する必要がないため、軽量・コンパクト化を図ることができると共に、ハブ輪1の強度・耐久性を向上させ、かつ長期間その予圧量を維持することができる。なお、本実施形態では、ハブ輪1と外側継手部材14とを一体化する方法として、外側継手部材14の中空の軸部17を拡径してハブ輪1に加締める加工方法を例示したが、これに限らず、外側継手部材14の軸部17を中実として、ハブ輪1のアウトボード側端部に突出させた部分を径方向に拡げる、所謂揺動加締加工のようなものでも良い。
前記ハブ輪1において、図示しない車輪およびブレーキロータの支持面となる円筒状のパイロット部13は、拡径加工による膨張量を見込んで所定寸法より予め小径に設定されると共に、このパイロット部13とフランジ側面4aとの隅部13a(図中破線で示す)は、ブレーキロータが干渉しない程度の曲率半径を有する円弧面に形成されている。そして、この隅部13aは、ショットピーニングによる表面改質で圧縮残留応力が付与されている。これにより、熱処理による変形もなく、所望の形状・寸法のまま最弱部となる部位の疲労強度を増大させることができる。ショット粒としては数10μm〜0.1mmの範囲の粒径をなす鋼球が用いられるが、これ以外のセラミック等の非鉄系ショットであっても良い。
本出願人がS53C〜S55Cからなるテストピースで実施した試験において、ショット粒や投射条件によって多少の違いがあるも、被形成面の表面硬さを少なくとも略300HVに設定すれば、表面に500MPaの圧縮残留応力を形成することができ、また、さらに、520HV以上に設定すれば、極表層に1000MPa程度の圧縮残留応力を形成することができることが判った。これにより、拡径加工によって膨張し引張残留応力が発生したとしても、充分表面には圧縮残留応力が形成されており、素材のもつ機械的強度および疲労強度を最大限に高めることができる。
次に、本出願人が実施したテストピースによる試験結果の一例を表1に示す。
本試験に使用したテストピースは、S53Cからなるφ30×30のバー材で、その端面にショットピーニング処理を施した。なお、ショットピーニング処理条件は、
圧力が0.4MPa、処理時間が20秒、噴射距離は100mmである。
前記したハブ輪1の隅部13aに作用する応力は、切削方向に対して90°方向となるが、この表1からも判るように、ショットピーニングなし品は、切削方向は190MPaの圧縮残留応力が付与されているが、切削方向に対して90°方向においては、10MPaの引張残留応力が発生している。これに対し、ショットピーニング処理品は、切削方向および切削方向に対して90°両方向においても500MPaの圧縮残留応力が付与されている。この時の表面硬さは、299HVであった。
Figure 2005239100
図2は、テストピースによる繰返し耐久試験をし、そのS−N曲線を示したものである。ここで、比較例は鍛造後の生材である。この図2からも判るように、ショットピーニング処理品は、材料の疲労限の応力振幅においては比較例の略1.3倍、また、応力振幅400MPaでの繰返し数では略10倍の耐久性を有している。
さらに、出願人は、車輪用軸受装置のμ=0.8条件における耐久試験を実施し、図3に示すような結果を得た。ここで、μ=0.8条件とは、所謂走行時における車輪と路面との摩擦係数μが0.8と設定した時の旋回条件である。この図3からも判るように、実施例(ショットピーニング処理品)は、比較例(従来の鍛造品)に比べ、総回転数比で略7.7倍の耐久性を有している。
なお、このショットピーニング以外に圧縮残留応力を付与する手段としては、ショットピーニングよりさらにショット粒の粒子径を細かくし、より高速で被形成面に衝突させるWPC(wide peening cleaning)処理、あるいはローラバニシ等を例示することができる。また、隅部13aに高周波焼入れを行って表面に圧縮残留応力を付与しても良い。さらに、高周波焼入れ後にショットピーニングを行っても良い。なお、このショットピーニングは拡径加工前のハブ輪1に行っているが、これに限らず、拡径加工後に行っても良い。
このように、パイロット部13と車輪取付フランジ4の隅部13aが拡径加工による膨張量を見込んで所定寸法より予め小径に設定されると共に、その部位に圧縮残留応力が付与されることにより、拡径加工によってこの部位が膨張しても所定の寸法が得られ、かつ膨張によって発生する引張応力を低減することができる。したがって、車両の横旋回等により交番応力が発生しても疲労強度を増大させることができ、ハブ輪1の耐久性を向上させることができる。
図2は本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は従動輪側の第3世代の車輪用軸受装置で、前述した実施形態と同一部位、同一部品、あるいは同一の機能を有する部位には同じ符号を付けてその詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は、ハブ輪18と複列の転がり軸受20とをユニット化した構成を備えている。複列の転がり軸受20は、外方部材7と、ハブ輪18と、このハブ輪18の小径段部18bに圧入された別体の内輪19と、複列の転動体9、9とで主要部が構成されている。ここでは内方部材21はハブ輪18と内輪19を指す。
この車輪用軸受装置では、内輪19をハブ輪18の小径段部18bに圧入させた後、その小径段部18bの端部を径方向外方に塑性変形させることにより加締部22が形成され、この加締部22でハブ輪18に対して内輪19を軸方向に固定して複列の転がり軸受20をユニット化している。このようなユニット化により、固定ナット等の締結手段を使用せずとも複列の転がり軸受20の予圧管理を行なうことができる、所謂セルフリテイン構造をなす従動輪用の第3世代の車輪用軸受装置を提供することができる。
この車輪用軸受装置において、ハブ輪18は、前述した実施形態と同様、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼からなり、アウトボード側のシール11が摺接するシールランド部から内側転走面18aおよび小径段部18bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化層(図中クロスハッチングで示す)が形成されている。これにより、車輪取付フランジ4の基部となるシールランド部は耐摩耗性が向上するばかりでなく、車輪取付フランジ4に負荷される回転曲げ荷重に対して充分な機械的強度を有し、ハブ輪1の耐久性が一層向上する。さらに、小径段部18bに所定の硬化層が形成されていることにより、内輪19との間の嵌合面に発生するフレッティング摩耗を最小限に抑えることができ、耐久性を一層向上させることができる。なお、小径段部18bの端部は表面硬さを25HRC以下の鍛造後の未焼入れとし、加締加工性の向上を図ると共に、加締加工による加締部22の微小クラック発生を防止している。
一方、小径段部18bに圧入される内輪19はSUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、外周に内側転走面19aが形成されている。そして、ズブ焼入れにより芯部まで54〜64HRCの範囲で硬化処理されている。
ハブ輪18において、前述した実施形態と同様、図示しない車輪およびブレーキロータの支持面となる円筒状のパイロット部13とフランジ側面4aとの隅部13a(図中破線で示す)は、ブレーキロータが干渉しない程度の曲率半径を有する円弧面に形成されている。そして、この隅部13aは、ショットピーニングによる表面改質で圧縮残留応力が付与されている。
こうした従動輪側の第3世代の車輪用軸受装置においても、パイロット部13と車輪取付フランジ4の隅部13aに圧縮残留応力が付与されることにより、車両の横旋回等により交番応力が発生しても最弱部の疲労強度を増大させることができ、車輪用取付フランジ4の形状・寸法を変更することなくハブ輪18の耐久性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受装置は、駆動輪用、従動輪用、転動体がボール、円錐ころ、あるいは内輪回転タイプ、外輪回転タイプに係らず、車輪取付フランジを一体に有する車輪用軸受装置に適用することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。 テストピースによる繰返し耐久試験結果を示すS−N曲線である。 本発明に係る車輪用軸受装置の耐久試験結果を示す図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。 従来の車輪用軸受装置を示す縦断面図である。 図5の要部拡大図である。
符号の説明
1、18・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
1a、14a、18a、19a・・・内側転走面
1b、18b・・・・・・・・・・・小径段部
2、20・・・・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
3・・・・・・・・・・・・・・・・等速自在継手
4・・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
4a・・・・・・・・・・・・・・・フランジ側面
5・・・・・・・・・・・・・・・・凹凸部
6・・・・・・・・・・・・・・・・ハブボルト
7・・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
7a・・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
7b・・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
8、21・・・・・・・・・・・・・内方部材
9・・・・・・・・・・・・・・・・転動体
10・・・・・・・・・・・・・・・保持器
11、12・・・・・・・・・・・・シール
13・・・・・・・・・・・・・・・パイロット部
13a・・・・・・・・・・・・・・隅部
14・・・・・・・・・・・・・・・外側継手部材
15・・・・・・・・・・・・・・・マウス部
15a・・・・・・・・・・・・・・トラック溝
16・・・・・・・・・・・・・・・肩部
17・・・・・・・・・・・・・・・軸部
17a・・・・・・・・・・・・・・インロウ部
19・・・・・・・・・・・・・・・内輪
22・・・・・・・・・・・・・・・加締部
50・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
50a、71a・・・・・・・・・・内側転走面
50b・・・・・・・・・・・・・・小径段部
51・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
51a・・・・・・・・・・・・・・フランジ側面
52・・・・・・・・・・・・・・・ハブボルト
53・・・・・・・・・・・・・・・凹凸部
54・・・・・・・・・・・・・・・パイロット部
54a・・・・・・・・・・・・・・隅部
60・・・・・・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
61・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
61a・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
62・・・・・・・・・・・・・・・内方部材
63・・・・・・・・・・・・・・・転動体
64・・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
65・・・・・・・・・・・・・・・保持器
66、67・・・・・・・・・・・・シール
70・・・・・・・・・・・・・・・等速自在継手
71・・・・・・・・・・・・・・・外側継手部材
72・・・・・・・・・・・・・・・マウス部
72a・・・・・・・・・・・・・・トラック溝
73・・・・・・・・・・・・・・・肩部
74・・・・・・・・・・・・・・・軸部
74a・・・・・・・・・・・・・・インロウ部
74b・・・・・・・・・・・・・・嵌合部

Claims (7)

  1. 内周に複列の外側転走面を有する外方部材と、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面を有する内方部材と、前記外方部材および内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記外方部材または内方部材のいずれか一方に車輪取付フランジが一体に形成された車輪用軸受装置において、
    前記車輪取付フランジの基部の表面に圧縮残留応力が付与されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 一端に車輪取付フランジを一体に有するハブ輪と、等速自在継手および複列の転がり軸受をユニット化した車輪用軸受装置であって、前記複列の転がり軸受の一方の内側転走面が前記ハブ輪の外周に、他方の内側転走面が前記等速自在継手を構成する外側継手部材の外周にそれぞれ形成され、前記ハブ輪に前記外側継手部材に形成された中空状の軸部を内嵌すると共に、加締めることにより、前記ハブ輪と外側継手部材とを一体に塑性結合した車輪用軸受装置において、
    前記車輪を支持するパイロット部と車輪取付フランジの隅部の表面に圧縮残留応力が付与されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  3. 前記パイロット部が、前記拡径加工による膨張量を見込んで所定寸法より予め小径に設定されている請求項2に記載の車輪用軸受装置。
  4. 前記凹凸部が、前記ハブ輪の内径面における前記車輪取付フランジの位置に形成されている請求項2または3に記載の車輪用軸受装置。
  5. 前記圧縮残留応力が表面改質によって形成されている請求項1乃至4いずれかに記載の車輪用軸受装置。
  6. 前記表面改質がショットピーニングによってなされている請求項5に記載の車輪用軸受装置。
  7. 前記圧縮残留応力が付与されている部位の表面硬さが300HV以上に設定されている請求項1乃至6いずれかに記載の車輪用軸受装置。
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