JP2005238778A - インキつぼのブレード調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い加工精度を不要にして製造を容易に行いコストを低減することができるインキつぼにおけるブレードの調節装置を提供する。
【解決手段】つぼ台14にブレード素子21bを取り付け、そのエッジ部21hをローラ13の外周面13aに隙間Gをもって配置する。前記つぼ台14にプッシュプルロッド26を往復動可能に貫通し、プッシュプルロッド26の先端部を前記ブレード素子21bの下面21jに接触させる。つぼ台14の後端部に弾性支持板27を介して取付ブロック29を取り付け、この取付ブロック29に調節レバー31を支持軸32によって回動可能に支持し、調節レバー31のカム31bを前記プッシュプルロッド26の基端面に接触する。調節レバー31の操作部31cを回動するとカム31bのカム面31dによってプッシュプルロッド26が押動され、ブレード21の位置が調節されて隙間Gが調節される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷機に使用されるインキつぼのブレード調節装置に関するものである。
オフセット印刷機においては、図5に示すように、印刷用の紙Pに対して、その上方及び下方にそれぞれインキつぼ51が配置されている。前記インキつぼ51を構成するつぼローラ52には複数のローラ53を介して版胴54が連結され、両版胴54に対して設けられた一対のゴム円筒55間に印刷用の紙Pが供給されるようになっている。そして、つぼローラ52の回転に伴って、インキつぼ51内のインキが各ローラ52,53の外周面を介して版胴54に供給され、この版胴54からゴム円筒55を介して紙Pへ転写されるようになっている。
ところで、前述した印刷形態において、前記紙Pに対する印刷はつぼローラ52の回転軸方向へ所定の設定幅をもって行なわれる。通常その設定幅内の各位置におけるインキ転写面積には印刷の図柄により相違がある。そのため、つぼローラ52の回転軸方向における各位置でのインキ供給量が同じであると、印刷した紙Pに印刷ムラが生じる。
上記問題を解消するため、図6に示すように、インキつぼ51を構成するつぼ台56の前端縁とつぼローラ52の外周面との間のインキ送り出し口20を塞ぐようにブレード57を設ける。このブレード57によりつぼローラ52の外周面に付着されるインキの量を調節するようになっている。このブレード57はつぼローラ52の回転軸方向に例えば10〜30箇所に分割して配置され、複数の間隔調節機構58によりそれぞれ独立して傾動可能になっている。そして、つぼローラ52とブレード57との間に形成される隙間Gを調節して、印刷ムラが発生するのを防止する。
前記間隔調節機構58は、前記つぼ台56の前後2カ所の軸受部に貫通支持された回動操作ロッド59と、この回動操作ロッド59の先端部に嵌合固定され、かつ前記ブレード57の背面に摺動接触する円弧状のカム面を有するカム60と、前記回動操作ロッド59の後端部に形成された小径の軸部59aに取り付けられた調節用の操作つまみ61とによって構成されている。
又、軸部59aには、カム60を原点位置に設定した状態で、回動操作ロッド59を軸方向に移動してローラ52の外周面にブレード57の先端縁を接触して前記隙間Gを一旦零にする原点位置設定機構が設けられている。この機構は、前記つぼ台56の支持穴56bに近接して設けたネジ孔56cに螺合したナット62と、該ナット62を所定位置にセットするボルト63とによって構成されている。そして、前記ナット62の螺合位置を前方へ移動することにより回動操作ロッド59を軸方向前方に移動し、つぼローラ52の外周面にブレード57の先端縁を接触するようなっている。
(特許文献1参照)
特開2002−337312
上記従来の間隔調節機構58は、回動操作ロッド59を用いているので、つぼ台56に設けられた回動操作ロッド59の前後両端部の軸受部の支持穴56a,56bの加工精度が要求され、熟練した高い加工技術が必要になるとともに加工時間が長くなって、製造コストを低減することができないという問題があった。
又、前記ブレード57及びカム60の原点位置設定機構は、再設定が必要となった場合に、操作つまみ61を外して、ナット62を回動する必要があり、原点位置の調節作業が非常に面倒であるという問題があった。
この発明の目的は、上記従来の技術に存する間題点を解消して、高い加工精度を不要にして、製造を容易に行いコストを低減することができるインキつぼにおけるブレードの調節装置を提供することにある。
この発明の別の目的は、上記目的に加えてブレード及びカムの原点位置の調節を容易に行うことができるインキつぼにおけるブレードの調節装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、フレームにつぼローラとつぼ台を装着し、つぼ台の上面と前記つぼローラの外周面との間にインキ溜りを形成し、前記つぼローラの外周面とつぼ台の先端縁との間に形成されるインキ供給口に対応してインキ供給量を調節する複数のブレードを前記つぼ台に装着し、つぼローラとブレードにより形成される隙間を、前記各ブレードをそれ自身の弾性復元力又は別途配設した弾性部材により所定の開度に復元可能に形成し、前記つぼ台に対し前記各ブレードの位置をそれぞれ独立して調節して前記隙間を調節する隙間調節機構を設けたインキつぼにおいて、前記各隙間調節機構は、前記つぼ台に形成した貫通穴に往復動可能に挿通され、かつ前記ブレードを押動可能な調節ロッドと、前記つぼ台に往復回動可能に装着され、かつ前記調節ロッドを押動可能なカムを備えた調節レバーとにより構成されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、調節レバーを回動可能に支持する支持軸は、支点位置調節機構によって前記調節ロッドに接近又は離間する方向の位置調節可能に構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記支点位置調節機構は、つぼ台に取り付けられた弾性支持体と、該弾性支持体に取り付けられ、かつ前記支持軸を支持する取付ブロックと、この取付ブロックを位置調節するための調節機構とによって構成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記調節ロッドの先端部にブレードの下面に接触して調節ロッド自体の回動を阻止するための回動阻止部が設けられていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項において、つぼ台の後端面には各調節レバーを外部に突出するための開口を形成したカバーが取り付けられ、該カバーの表面に対して調節レバーによる前記隙間の調節量を表示するための目盛が設けられていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5において、前記調節機構はアジャストボルトであって、カバーに設けた開口から回動操作可能に構成されていることを要旨とする。
請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明によれば、ブレードを弾性変形させて押動する調節ロッドの支持孔が一カ所にできるため、通常の加工精度で加工を容易に行うことができる。このため、隙間調節機構の製造を容易に行いコストを低減することができる。
請求項6に記載の発明は、調節部材としてのアジャストボルトを、カバーに設けた開口から回動操作することによって、ブレード及びカムの原点位置の設定を容易に行うことができる。
以下、この発明を具体化した一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
印刷機の側断面を表す図1に示すように左右一対のフレーム11( 図1では紙面と直交する方向の紙面奥側のフレーム11のみ図示) の間にはインキつぼ12が装着されている。前記インキつぼ12を構成するつぼローラ13は前記フレーム11間の所定位置において回転可能に支持されている。前記つぼローラ13に近接して、つぼ台14がフレーム11に支持した支持軸15及び軸受部16により上下方向の傾動可能に装着されている。前記つぼ台14の左右両側部には図2に示すように側板17がボルトにより固着されている。前記つぼ台14の上面14aの先端部には段差部14bが形成され、この段差部14bにはプレート18が後述するブレード21とともにボルト22によってつぼ台14に締め付け固定されている。前記つぼ台14の上面14aと、プレート18の上面18aと、つぼローラ13の外周面13aと、さらに前記一対の側板17とにより形成される凹状空間をインキ溜め19としている。側板17の前端部に形成した弧状シール面17aをつぼローラ13の外周面13aに摺接するようにしている。そして、インキ溜め19内のインキがプレート18の上面18aの前端縁と、つぼローラ13の外周面13aとの間に形成されるインキ送り出し口20からインキがつぼローラ13の外周面13aに付着されて下方に導かれるようになっている。
前記つぼ台14の前端部には前記インキ送り出し口20を塞ぐようにして隙間Gを形成し、つぼローラ13の外周面13aに付着されるインキの量を調節するためのブレード21が装着されている。このブレード21の基端部は前記段差部14bと、前記プレート18の基端部下面との間に挟着され、前記プレート18の取付用のボルト22によって共締め固定されている。このブレード21には図3に示すように複数箇所にボルト22の貫通孔21aが形成されている。
前記ブレード21は、複数(この実施形態では16箇所)のブレード素子21bを備えている。各ブレード素子21bは図3に示すように複数のスリット21cをブレード21の前端面から後端部付近まで形成することにより分離されることなく基端連結部21dに一体的に連結されている。前記各ブレード素子21bの中間部には薄肉状の弾性変形部21eがそれぞれ形成され、該弾性変形部21eにより各ブレード素子21bが外力によって弾性変形し得るようにしている。前記各ブレード素子21bの上端面21fと前側面21gとの境界部、つまりエッジ部21hは前記つぼローラ13の外周面13aに接近して前記隙間Gを形成する。前記ブレード21の材料としては、例えばステンレススチール等の鉄系合金、アルミニウム系合金等の金属がある。
前記つぼ台14の上面14a及びプレート18の上面18aには底板23が支持されている。この底板23は図示しないビスにより前記つぼ台14の上面14aに固定されている。前記ブレード21のブレード素子21bの背面21iには、前記プレート18の先端面が摺動可能に接触されている。
次に、前記ブレード21の各ブレード素子21bの位置を調節することにより前記隙間Gを調節するための隙間調節装置25について説明する。
前記つぼ台14には、前記各ブレード素子21bと対応するように貫通穴14cが複数カ所(図3に一箇所図示)に形成され、各貫通穴14cには調節ロッドとしてのプッシュプルロッド26が貫通支持されている。このプッシュプルロッド26の先端部には偏平状の切欠部26aが形成され、切欠部26aの先端部に形成された直線状態をなす回動阻止部26bが前記ブレード素子21bの下面21jに接触されている。これよって、プッシュプルロッド26がその中心軸線を中心として回動しないようになっている。従って、前記プッシュプルロッド26が軸方向に往復動作されることによって、前記ブレード素子21bが弾性変形部21eの弾性変形により上方又は下方向に移動され、前記隙間Gが調節される。
前記つぼ台14の後端面には弾性変形可能な板材によって構成された弾性支持体としての弾性支持板27がボルト28によって取り付けられている。この弾性支持板27は図3に示すように前記ボルト28を貫通する複数の孔27aを有し、各プッシュプルロッド26と対応して複数の取付素子27bが形成されている。この取付素子27bは弾性支持板27にスリット27cを下端縁から上方に所定長さ形成することにより形成される。前記取付素子27bにはボルト挿通孔27dが二箇所に形成されている。前記取付素子27bにはそれぞれ取付ブロック29が前記ボルト挿通孔27dから貫通されたボルト30によって取り付けられている。ボルト30は取付ブロック29に形成されたネジ孔29aに螺合されている。
前記各取付ブロック29には支持軸32を貫通する貫通孔29bが形成され、前記支持軸32には前記各プッシュプルロッド26と対応して調節レバー31が回動可能に支持されている。この各調節レバー31は前記支持軸32を貫通する支持孔31aを有し、先端部には前記各プッシュプルロッド26の基端部に摺動接触して、該プッシュプルロッド26を押動するためのカム31bが一体に形成されている。又、各調節レバー31には操作部31cが一体に形成されている。
前記プッシュプルロッド26の基端面は前記調節レバー31のカム31bによって位置規制され、貫通穴14cからプッシュプルロッド26が離脱しないようになっている。前記プッシュプルロッド26の基端部外周面には係合溝26cが形成され、この係合溝26cにストッパー33が係合されている。前記貫通穴14cの調節レバー31側端部にはバネ収容部14dが形成され、このバネ収容部14dの内頂面と前記ストッパー33との間にはコイル状をなす付勢部材としてのバネ34が介在されている。従って、このバネ34によって、各プッシュプルロッド26がブレード素子21bから離隔される方向に付勢されている。
前記各取付ブロック29にはボルト挿通孔29cがそれぞれ形成され、このボルト挿通孔29cに貫通された調節部材としてのアジアストボルト35の先端部の雄ネジ部が前記つぼ台14に形成されたネジ穴14eに螺合されている。前記各アジアストボルト35の外周部にはコイル状をなす付勢部材としてのバネ36が装着され、バネ36の一端は前記つぼ台14の内側面に係止され、他端は前記取付ブロック29の一側面に係止されている。このバネ36によって取付ブロック29がアジアストボルト35の頭部35aに付勢されるようになっている。頭部35aには六角レンチの先端を係合可能な六角穴35bが形成されている。
この実施形態では、前記取付ブロック29、アジアストボルト35及びバネ36等によって調節レバー31の支持軸32の位置、つまり調節レバー31の回動支点の位置を調節するための支点位置調節機構Kが構成されている。
前記つぼ台14の後端面にはカバー取付板37がボルト38によって取り付けられている。このカバー取付板37には前記調節レバー31の操作部31cを外部に導出するための窓37aが複数カ所に形成されている。カバー取付板37の両端部には、取付部37bが折り曲げ形成され、取付部37bは前記ボルト38によってつぼ台14に締め付け固定されている。前記カバー取付板37の表面にはつぼ台14の後端開口部のカバー39がビス40によって締め付け固定されている。このカバー39には前記調節レバー31の操作部31cを外部に突出するための縦長の開口39aが複数箇所に形成されている。前記カバー39には前記各アジアストボルト35と対応して円形状の挿入孔39bが形成されている。この挿入孔39bから六角レンチを挿入して前記アジアストボルト35を回動するようにしている。挿入孔39bを省略して開口39aに挿入孔39bとしての機能を持たせることもできる。前記カバー39の外表面には各開口39aと対応して図4に示すように調節レバー31による前記隙間Gの調節量を表示するための目盛39cが形成されている。
この実施形態では、前記プッシュプルロッド26、弾性支持板27、取付ブロック29、調節レバー31及び支持軸32等により前記隙間Gを調節する隙間調節機構を構成している。
図2に示すように、前記フレーム11と前記つぼ台14の左右両側面との間には、該つぼ台14を使用位置にロックするためのロック機構41が設けられている。このロック機構41は、図2の平面に示すようにフレーム11の内側面に支持された支持軸411と、この支持軸411に上下(紙面直交)方向の傾動可能に連結されたボルト412と、該ボルト412に螺合された操作レバー413と、前記つぼ台14の側端面に取り付けられたロック部材414とにより構成されている。そして、つぼ台14を使用位置(図1参照)に移動した状態で前記ロック部材414をボルト412と対応させ、操作レバー413をボルト412上で螺動してロック部材414に操作レバー413の先端を押圧することによりロック状態にするようにしている。操作レバー413を螺退方向に回動して緩めることによりロック状態を解除して、つぼ台14を使用位置から開放位置に切り換えることができる。
次に、前記のように構成したインキつぼについて、その動作を説明する。
図1において、プッシュプルロッド26の原点位置を設定するため、次のような動作が行われる。
最初に、前記調節レバー31の操作部31cを、支持軸32を中心に反時計回り方向に回動して、図1に実線で示すように最下端位置に保持する。この状態では調節レバー31のカム31bの下端部、つまり原点位置がプッシュプルロッド26の基端面に接触された状態となる。
次に、前記カバー39に設けた挿入孔39bから例えば六角レンチを挿入して前記アジアストボルト35の頭部35aに形成された六角穴35bにレンチの先端を係合して回動すると、弾性支持板27及びバネ36の弾性力に抗して取付ブロック29が前方向に移動される。このため支持軸32を介して調節レバー31が前方向に移動され、調節レバー31のカム31bによってプッシュプルロッド26が前方向に移動される。この結果、前記ブレード21のブレード素子21bが弾性変形部21eの弾性変形によって押動される。従って、ブレード21のエッジ部21hがつぼローラ13の外周面13aに接触される。この状態がブレード21とつぼローラ13の隙間Gが零となっていて、ブレード素子21b及び調節レバー31のカム31bが原点位置に設定される。
この状態で、前記調節レバー31の操作部31cを図1に二点鎖線で示すように上方に移動させて、カム31bを支持軸32を中心にして時計回り方向に回動すると、カム31bのカム面31dの後退作用によって、プッシュプルロッド26がバネ34の付勢力によって後退する方向に移動される。これによって、ブレード素子21bも弾性変形部21eの弾性復元力によりつぼローラ13の外周面13aから離れる方向に移動される。これに伴い、隙間Gが所望する開度に調節されてインキの供給量が多くなるように調節される。
逆に、インキの供給量を減少したい場合には、前記調節レバー31の操作部31cを図1に二点鎖線で示す位置から下方に移動させると、前述した隙間Gを増大させる動作と逆の動作によって隙間Gが減少され、インキの供給量が減少される。
印刷時においては、つぼローラ13が図1の反時計回り方向に回転され、インキ送り出し口20においてインキ溜まり19内のインキがつぼローラ13の外周面13aに薄膜状に付着され、図示しない練りローラを介して版胴へ供給される。そして、この版胴からゴム円筒を介して紙ヘインキが転写されることにより印刷が行われる。
次に、前記のように構成したインキつぼについて、その効果を構成とともに列記する。
(1)前記実施形態では、前記ブレード素子21bと対応してプッシュプルロッド26を往復動可能につぼ台14に支持し、各プッシュプルロッド26と対応してカム31b及び操作部31cを有する調節レバー31を設け、カム31bのカム面31dをプッシュプルロッド26の基端面に接触した。このため、各ブレード素子21bの前進又は後退動作を確実に行うことができ、前記隙間Gの調節作業を確実かつ容易に行なうことができる。
(2)前記実施形態では、前記調節レバー31を支持する支持軸32を、弾性支持板27及び取付ブロック29によって位置調節可能に支持するとともに、取付ブロック29の下端部をアジアストボルト35とバネ36によって保持し、アジアストボルト35を回動することにより調節レバー31の支点の位置を調節する支点位置調節機構Kを設けた。このため、カム31bのカム面31dを原点位置に設定し、つぼローラ13の外周面13aとブレード21のエッジ部21hとの隙間Gを零とするブレード素子21bの原点位置の設定を、カバー39に形成された挿入孔39bから六角レンチ等を挿入してアジアストボルト35を回動することにより容易に行うことができる。この原点位置の設定は再設定が必要となった場合にも容易に行うことができる。
(3)前記実施形態では、プッシュプルロッド26の先端部に切欠部26aを形成し、切欠部26aの先端に回動阻止部26bを形成して、ブレード21のブレード素子21bの下面21jに線接触させるようにした。このため、プッシュプルロッド26自体の回動を阻止するための専用の部材を省略して部品点数を低減し、製造及び組み付け作業を容易に行いコストを低減することができる。
(4)前記実施形態では、カバー39の表面に対して調節レバー31による前記隙間Gの調節量を表示するための目盛39cが設けられているので、隙間Gの調節量を容易に知ることができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 前記アジアストボルト35の頭部35aをつぼ台14の下側の開口部から六角レンチ或いはスパナ等によって回動するようにしてもよい。
○ 前記各ブレード素子21bをそれ自身の弾性復元力により復元するのに代えて、別途配設した弾性部材により復元するようにしてもよい。
この発明を具体化した一実施形態を示すインキつぼの横断面図。 インキつぼの平断面図。 カバー取付板及びカバーを示す斜視図。 間隔調節装置を示す分解斜視図。 印刷機の概略構成を示す説明図。 従来のインキつぼの使用状態を示す断面図。
符号の説明
G…隙間、K…支点位置調節機構、11…フレーム、13…つぼローラ、13a…外周面、14…つぼ台、14a,18a…上面、14c…貫通穴、32…支持軸、21…ブレード、21j…下面、25…隙間調節装置、26…調節ロッドとしてのプッシュプルロッド、26b…回動阻止部、29…取付ブロック、31…調節レバー、39…カバー、39a…開口、39c…目盛。

Claims (6)

  1. フレームにつぼローラとつぼ台を装着し、つぼ台の上面と前記つぼローラの外周面との間にインキ溜りを形成し、前記つぼローラの外周面とつぼ台の先端縁との間に形成されるインキ供給口に対応してインキ供給量を調節する複数のブレードを前記つぼ台に装着し、つぼローラとブレードにより形成される隙間を、前記各ブレードをそれ自身の弾性復元力又は別途配設した弾性部材により所定の開度に復元可能に形成し、前記つぼ台に対し前記各ブレードの位置をそれぞれ独立して調節して前記隙間を調節する隙間調節機構を設けたインキつぼにおいて、
    前記各隙間調節機構は、
    前記つぼ台に形成した貫通穴に往復動可能に挿通され、かつ前記ブレードを押動可能な調節ロッドと、
    前記つぼ台に往復回動可能に装着され、かつ前記調節ロッドを押動可能なカムを備えた調節レバーと
    により構成されていることを特徴とするインキつぼのブレード調節装置。
  2. 請求項1において、調節レバーを回動可能に支持する支持軸は、支点位置調節機構によって前記調節ロッドに接近又は離間する方向の位置調節可能に構成されていることを特徴とするインキつぼのブレード調節装置。
  3. 請求項2において、前記支点位置調節機構は、つぼ台に取り付けられた弾性支持体と、該弾性支持体に取り付けられ、かつ前記支持軸を支持する取付ブロックと、この取付ブロックを位置調節するための調節機構とによって構成されていることを特徴とするインキつぼのブレード調節装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記調節ロッドの先端部にブレードの下面に接触して調節ロッド自体の回動を阻止するための回動阻止部が設けられていることを特徴とするインキつぼのブレード調節装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、つぼ台の後端面には各調節レバーを外部に突出するための開口を形成したカバーが取り付けられ、該カバーの表面に対して調節レバーによる前記隙間の調節量を表示するための目盛が設けられていることを特徴とするインキつぼのブレード調節装置。
  6. 請求項5において、前記調節機構はアジャストボルトであって、カバーに設けた開口から回動操作可能に構成されていることを特徴とするインキつぼのブレード調節装置。
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