JP2010089485A - 主走査スライドレール支持調整機構、プロッタユニット支持調整機構、及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

主走査スライドレール支持調整機構、プロッタユニット支持調整機構、及びこれを搭載した画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷媒体へシリアル印刷するのに用いる主走査スライドレール支持調整機構及びこれを搭載した画像形成装置に関し、製造コストの低減、平行度調整の容易化及び正確化、印字処理時の負荷増大の防止を図る。
【解決手段】キャリッジを主走査スライドレール上で往復運動しながらシリアル印刷を行うプロッタユニットにおける前記レールを支持し上下方向に調整するための主走査スライドレール支持調整機構において、2箇所のねじ部17,18と先端に工具嵌合部19とを設けた支持調整ねじ部材12と、内側にめねじ部13aを設けたスリーブ部材13と、支持調整ねじ部材12と同軸に配設され複数の複数のねじ穴23を有する固定部材11と、この固定部材11の上に配置された主走査スライドレール受8と、スライドレール受8に設けられた貫通孔を通してねじ穴23に締結されスライドレール受8と固定部材11とを締結する締結部材9とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は主走査スライドレール支持調整機構、プロッタユニット支持調整機構、及びこれを搭載した画像形成装置に係り、特に横幅の大きい印刷媒体に対し往復運動する印刷ヘッドにより印刷媒体へシリアル印刷するのに用いて好適な主走査スライドレール支持調整機構、プロッタユニット支持調整機構、及びこれを搭載した画像形成装置に関する。
一般に、往復運動する印刷ヘッドにより印刷媒体へシリアル印刷を行うインクジェット式画像形成装置では、印刷ヘッド面とプラテン面の隙間を高精度に一定に保つ必要がある。特にキャリッジを往復運動させながら、双方向で印刷して、画像形成させる場合、主走査範囲で印刷ヘッド面とプラテン面との隙間が一定でないと、位置ずれを起こしやすくなることが知られている。しかしながら、印刷ヘッドを乗せたキャリッジが移動するガイド柱や主走査スライドレールと、印刷媒体を受けるプラテン間を、部品精度だけで高精度に平行度を保つことは非常に困難である。
印刷媒体がA3用紙以下の小型のインクジェット式画像形成装置は、ガイド柱や主走査スライドレールとプラテンを一体の構造体で支持し、ガイド柱や主走査スライドレール、若しくはプラテンの支持部に偏心カムを備え、その偏心カムを調整することにより印刷ヘッド面とプラテン面の隙間を調整できるようになっているものが多い。
一方、主な印刷媒体がA2用紙以上の大型のインクジェット式画像形成装置では、印刷媒体の幅が広くなることから主走査範囲も広くなり、ガイド柱や主走査スライドレールと、プラテンを一体の構造体で支持することが困難になる。そのため、印刷ヘッドの主走査範囲にわたって、印刷ヘッド面の先端部、及び後端部とプラテン面との隙間が一定になるよう、プラテンの4隅近傍に、プラテン、若しくはキャリッジが移動するガイド柱や主走査スライドレールの上下調整機構を設けている場合が多い。
ここで、プラテン側に上下調整機構を設けているものも多いが、印刷ヘッドが大きい場合、印刷ヘッドに対し、印刷媒体の搬送方向における上流側、下流側で搬送ローラ等で印刷媒体をおさえるだけでは、プラテン面から印刷媒体の浮き上がりを防止できないため、プラテン面に印刷媒体の浮き上がりを防止する吸引機構を設ける方法が知られている。
プラテン面に吸引機構を設けた場合、吸引機構が主走査範囲全域にわたるため、吸引機構部を構造体に固定して、構造体の一部とすることが多い。この場合、吸引機構ごとプラテンを上下調整することは構成上困難なため、キャリッジが移動する主走査スライドレールの上下調整を行い、更に主走査スライドレールの支持も兼ねた、支持調整機構を設けることが多い(特許文献1〜4参照)。
ところで、主走査スライドレールの支持調整機構を設けているものは、上下調整は送りねじによるものが多く、この送りねじを備えた支持調整ねじを回転させることにより、主走査スライドレールを上下させて、印刷ヘッド面とプラテン面との隙間を調整できるようにしている。ここで、支持調整ねじを回転させるためには、支持調整ねじ外周に六角形状等を設けて、支持調整機構側面からスパナ等を用いるか、支持調整ねじ先端に十字穴形状
等を設けて、主走査スライドレール上面より、十字型ドライバー等を用いて調整作業できるようになっているものが多い。更に、調整した支持調整ねじの回転を固定させるため、支持調整機構側面より止めねじで支持調整ねじを固定できるものが多い。
しかしながら、支持調整ねじの周囲には、用紙搬送のための駆動機構や、インクジェット式画像形成装置特有のヘッド維持機構、インク供給機構等が配置されるため、それらを全て組み付けた後で、支持調整機構の側面よりスパナや、ドライバー等を用いて支持調整ねじを固定することは、作業性が悪い。
特に、大型のインクジェット式画像形成装置では生産性を上げるために印刷ヘッドの搭載数が多くなること等により、キャリッジもその分巨大になり、それを支える主走査スライドレールも主走査方向に長くなってしまう。結果として、その主走査スライドレールを支持する支持調整機構は、主走査スライドレールの下に更に隠れてしまうため、支持調整機構に対し側面からの作業性はますます悪くなってしまうという問題がある。
また、インクジェット式に関わらず、大型の画像形成装置では印刷媒体として、給紙ロールを装置内に保持し、供給することにより長尺印刷できるようになっているものが多い。給紙ロールを複数持てるような画像形成装置では、装置を上下に分割し、上方に主に印刷を行うプロッタユニット、下方に主に給紙部等を持つ給紙ユニットを配置するようになっているものがある。この場合、用紙搬送スキューを防止するため、上方のプロッタユニットの用紙搬送部と、下方の給紙ロール部は、その間隔に精度はあまり要求されないが、その平行度は高精度に保つ必要がある。ここでも、給紙ユニットに対するプロッタユニットの上下調整と支持も兼ねた、支持調整機構の適用が考えられる。
組立工場での製品出荷状態では、給紙ユニット内の給紙ロール部に対するプロッタユニット用紙搬送部の平行度に問題がなくても、設置面に凹凸があり、製品にわずかな歪みが生じた際に、平行度調整を行わなければならないことがあるが、プロッタユニットの平行度支持調整についても、各種駆動機構や、電装部品等が配置され、それらが全て組み付いている状態で、支持調整機構の側面よりスパナや、ドライバー等を用いて支持調整ねじを固定することは、作業性が悪い。
以上のように、従来技術では支持調整ねじを回転させるための作業方向と、支持調整ねじを固定させるための作業方向が異なるため、支持調整ねじを回転させるための作業空間と、支持調整ねじを固定させるための作業空間をそれぞれ確保しなければならないという課題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、製造コストの低減、平行度調整の容易化及び正確化、印字処理時の負荷増大の防止を図りうる主走査スライドレール支持調整機構とプロッタユニット支持調整機構、及びこれを搭載した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、印刷媒体に対し、インクを吐出する印刷ヘッドを搭載したキャリッジを備え、キャリッジを主走査スライドレール上で往復運動しながらシリアル印刷を行うプロッタユニットにおける、主走査スライドレールを支持し、上下方向に調整するための主走査スライドレール支持調整機構において、2箇所のねじ部と先端に工具嵌合部とを設けた支持調整ねじ部材と、内側にねじ部を設けたスリーブ部材と、支持調整ねじ部材と同軸で、前記支持調整ねじ部材に対し回転方向に固定され複数のねじ穴を有する固定部材と、前記固定部材の上に配置された前記主走査スライドレール受け部材と、前記スライドレール受け部材に設けられた穴を通して前記ねじ穴に締結され前記スライドレール受け部材と前記固定部材とを締結する締結部材とを有することを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の主走査スライドレール支持調整機構において、固定部材の複数のねじ穴は、支持調整ねじ部材の回転中心に対し等角度間隔で設けていることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の主走査スライドレール支持調整機構において、支持調整ねじ部材に対し、固定部材の複数のねじ穴に対応する主走査スライドレール受け部材に設けられた前記穴は、円周方向に長い長穴であることを特徴とするものである。
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の主走査スライドレール支持調整機構において、前記支持調整ねじ部材と前記固定部を一体に形成したことを特徴とするものである。
また、請求項5記載の発明は、印刷媒体に対し、インクを吐出する印刷ヘッドを搭載したキャリッジを備え、キャリッジを主走査スライドレール上で往復運動しながらシリアル印刷を行うプロッタユニットにおける、主走査スライドレールを支持し、上下方向に調整するための主走査スライドレール支持調整機構において、2箇所のねじ部と先端に工具嵌合部とを設けた支持調整ねじ部材と、内側にねじ部を設けたスリーブ部材と、主走査スライドレールを受ける主走査スライドレール受け部材と、支持調整ねじ部材と同軸で、前記スライドレール受け部材の上に設けられ、支持調整ねじ部材に対し回転方向に固定され、複数の穴を有する固定部材と、前記穴を通して前記スライドレール受け部材に設けられたねじ穴に締結され、前記スライドレール受け部材と前記固定部材とを締結する締結部材とを有することを特徴とするものである。
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の主走査スライドレール支持調整機構において、回転方向に固定する固定部材の前記複数の穴は、半径方向に長い長穴であることを特徴とするものである。
また、請求項7記載の発明は、請求項5又は6に記載の主走査スライドレール支持調整機構において、回転方向に固定する固定部材の前記複数の穴は、回転中心に対し等角度間隔で設けていることを特徴とするものである。
また、請求項8記載の発明は、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の主走査スライドレール支持調整機構において、回転方向に固定する固定部材を回り止めする前記締結部材は、段付きねじであることを特徴とするものである。
また、請求項9記載の発明は、請求項8に記載の主走査スライドレール支持調整機構において、回転方向に固定する固定部材外周の回り止めする締結部材が嵌合する面は、支持調整ねじ部材嵌合部の面よりも、持ち上がっていることを特徴とするものである。
また、請求項10記載の発明は、請求項5記載の主走査スライドレール支持調整機構において、回転方向に固定する固定部材の穴は、円周方向に長い長穴であることを特徴とするものである。
また、請求項11記載の発明は、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の主走査スライドレール支持調整機構において、スリーブ部材内側のねじ部と、それに嵌合する支持調整ねじのねじ部は、台形ねじであることを特徴とするものである。
また、請求項12記載の発明は、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の主走査スライドレール支持調整機構において、スリーブ部材内側のねじ部、若しくはそれに嵌合する支持調整ねじのねじ部には、緩み止め処理が施されることを特徴とするものである。
また、請求項13記載の発明は、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の主走査スライドレール支持調整機構において、主走査スライドレールの支持調整機構を複数設けたことを特徴とするものである。
また、請求項14記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の主走査スライドレール支持調整機構を搭載したことを特徴とするものである。
また、請求項15載の発明は、上方に主に印刷を行うプロッタユニットと、下方に主に給紙部等を持つ給紙ユニットを持ち、上下に分離可能な画像形成装置の前記プロッタユニットの支持調整機構において、標準調整位置となる座面を持ち、内側に貫通穴、外側におねじ部、先端に工具嵌合部を設けた支持調整ねじ部材と、内側にめねじ部を設けたフレーム部材と、支持調整ねじ部材と同軸で、前記支持調整ねじ部材に対し回転方向に固定され複数のねじ穴を有する固定部材と、前記フレーム部材に設けられた穴を通して前記ねじ穴に締結され前記フレーム部材と前記固定部材とを締結する締結部材とを有することを特徴とするものである。
また、請求項16記載の発明は、請求項15記載のプロッタユニット支持調整機構において、回転方向に固定する固定部材は、フレーム部材から一体、又は別体の保持部材により保持されることを特徴とするものである。
また、請求項17記載の発明に係る画像形成装置は、請求項15又は16記載のプロッタユニット支持調整機構を搭載したことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、主走査スライドレールの上下調整を、装置側面より作業することなく、全て装置上面より作業することにより、作業性の良い支持調整機構を提供することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、主走査スライドレールを正確に一定の間隔で、上下調整することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、主走査スライドレールを無段階で高精度に上下調整することができる。
請求項5記載の発明によれば、主走査スライドレールの上下位置調整を、装置側面より作業することなく、全て装置上面より作業することにより、作業性の良い支持調整機構を提供することができる。また、主走査スライドレールの支持をプラテンの4隅近傍の4箇所で行い、3箇所は主走査スライドレールの上下位置を固定の支持とし、1箇所のみ主走査スライドレール支持調整機構を使用する場合、抵抗なく容易に印刷ヘッド面とプラテン面との平行度を調整することできる。
請求項6記載の発明によれば、回転固定用円板の回転固定止めねじ用穴位置と、主走査スライドレール受の円板止めねじ穴の位置を厳密に同一にしなくても、回転固定用円板に対し回転固定用円板止めねじを組み付けることができる。
請求項7記載の発明によれば、主走査スライドレールを正確に一定の間隔で、上下位置調整することができる。
請求項8記載の発明によれば、主走査スライドレールの支持をプラテンの4隅近傍の4箇所で行い、3箇所は主走査スライドレールの上下位置を固定の支持とし、1箇所のみ請求項1記載の発明による主走査スライドレール支持調整機構を使用する場合、更に抵抗なく容易に上下位置調整が可能となる。
請求項9記載の発明によれば、主走査スライドレールの支持をプラテンの4隅近傍の4箇所で行い、3箇所は主走査スライドレールの上下位置を固定の支持とし、1箇所のみ請求項1記載の発明による主走査スライドレール支持調整機構を使用する場合、更に抵抗なく容易に上下位置調整が可能となる。
請求項10記載の発明によれば、主走査スライドレールを無段階で上下位置調整することができる。
請求項11記載の発明によれば、ガタもなく高精度に微調整できると共に、支持調整ねじの回転を固定後、スリーブ部に対するガタ取りをするためのねじ固定作業が不要になる。
請求項12記載の発明によれば、ガタもなく高精度に微調整できると共に、支持調整ねじの回転を固定後、スリーブ部に対するガタ取りをするためのねじ固定作業が不要になる。
請求項13記載の発明によれば、印刷ヘッド面とプラテン面との隙間、及び平行度を調整することできる。また、接近して主走査スライドレール支持調整機構を設けても、片方を上下位置調整した後、もう片方も容易に上下位置調整が可能となる。
請求項14記載の発明によれば、印刷ヘッド面とプラテン面との隙間、及び平行度調整作業が容易なシリアル印刷式画像形成装置を提供することができる。
請求項15記載の発明によれば、プロッタユニットの上下位置調整を、装置側面より作業することなく、全て装置上面よりの一方向から作業することにより、作業性の良い支持調整機構を提供することができる。
請求項16記載の発明によれば、回転固定用円板がフレーム部材から分離落下することなく上下位置調整することができる。
請求項17記載の発明によれば、プロッタユニットと、給紙ユニットとの平行度調整作業が容易な画像形成装置を提供することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置に設けられるプロッタユニットを示す斜視図である。 図2は、本発明の第1実施例である主走査スライドレール支持調整機構の近傍を拡大して示す斜視図である。 図3は、本発明の第1実施例である主走査スライドレール支持調整機構の分解図である。 図4は、本発明の第1実施例である主走査スライドレール支持調整機構に用いる支持調整ねじを拡大して示す斜視図である。 図5は、本発明の第1実施例である主走査スライドレール支持調整機構に用いる回転固定用円板を拡大して示す斜視図である。 図6は、本発明の第1実施例である主走査スライドレール支持調整機構に用いる主走査スライドレール受を示す斜視図である。 図7は、支持調整ねじが支持調整スリーブにねじ嵌合した状態を示す部分断面図である。 図8は、本発明の第2実施例である主走査スライドレール支持調整機構の近傍を拡大して示す斜視図である。 図9は、本発明の第2実施例である主走査スライドレール支持調整機構の分解図である。 図10は、支持調整ねじが支持調整スリーブにねじ嵌合した状態を示す断面図である。 図11は、本発明の第2実施例である主走査スライドレール支持調整機構に用いる支持調整ねじ及び回転固定用円板を拡大して示す斜視図である。 図12は、本発明の第3実施例である主走査スライドレール支持調整機構に用いる回転固定用円板を拡大して示す斜視図である。 図13は、本発明の第3実施例である主走査スライドレール支持調整機構の分解図である。 図14は、本発明に係る画像形成装置を示す斜視図である。 図15は、本発明に係る画像形成装置に設けられる給紙ユニットを示す斜視図である。 図16は、本発明の第4実施例であるプロッタユニット支持調整機構の近傍を拡大して示す斜視図である。 図17は、本発明の第4実施例であるプロッタユニット支持調整機構の分解図である。 図18(a)は、本発明の第4実施例であるプロッタユニット支持調整機構による調整前の状態を示す断面図であり、図18(b)は、調整後の状態を示す断面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置に搭載されるプロッタユニットを拡大して示している。また、このプロッタユニットは、本発明の第1実施例である主走査スライドレール支持調整機構7Aが搭載されている。
画像形成装置のプロッタユニットには種々の形態があるが、以下の説明においては、インクジェットヘッドを搭載したキャリッジ1を主走査スライドレール2に沿って図中矢印X1,X2方向(キャリッジ主走査方向という)に往復移動させると共に、印刷用紙(印刷媒体)を図中矢印Y方向(印刷用紙搬送方向)に移動させることにより印刷用紙上に印刷する、いわゆるシリアル印刷タイプのプロッタユニットPを例に挙げて説明する。本発明の第1実施例である主走査スライドレール支持調整機構7Aは、プロッタユニットPの主走査スライドレールとプロッタ側板4が交差する位置に配設されている。尚、各図において、矢印Z1、Z2で示す方向を上下方向(場合によっては、高さ方向とも記載する)である。
図2及び図3は、主走査スライドレール支持調整機構7Aの全体構成を示している。各図に示すように、主走査スライドレール支持調整機構7Aは、大略すると主走査スライドレール受8、支持調整ねじ固定ナット9、回転固定用円板止めねじ10、回転固定用円板11、支持調整ねじ12、支持調整スリーブ13、及び支持調整ねじブラケット14等により構成されている。
プロッタユニットPを構成する主走査スライドレール2は、キャリッジ1を主走査方向5に移動するためのガイドとして機能する。この主走査スライドレール2は、主走査スライドレール受8に支持されている。
主走査スライドレール受8は、図2、図3、及び図6に示すように、板状の金属をプレス成型したものであり、底板部の両側部に鍔状の部分が形成されている。主走査スライドレール2は、この鍔状の部分に固定される構成とされている。また底板部には、支持調整ねじ12を挿通するための支持調整ねじ用貫通穴26と、回転固定用円板11の円板止めねじ穴23に対応して形成された円板止めねじ用貫通穴25が形成されている。
この底板部に形成される円板止めねじ用貫通穴25は、支持調整ねじ用貫通穴26の中心位置を中心とした円弧状を有した長穴とされている。また、円板止めねじ用貫通穴25の支持調整ねじ用貫通穴26の中心とした円弧の角度を円板止めねじ用貫通穴開き角度θ2(図6に矢印で示す)とした場合、この円板止めねじ用貫通穴開き角度θ2は45°に設定されている(θ2=45°)。
回転固定用円板11は、図5に拡大して示すように、中央に支持調整ねじ嵌合用小判型穴21が形成されると共に、円周部には等間隔で円板止めねじ穴23が複数形成されている。この回転固定用円板11は、後述する支持調整ねじ12の小判型軸部20に支持調整ねじ嵌合用小判型穴21を嵌合させることにより、支持調整ねじ12に回転固定される。
また、等間隔に形成された円板止めねじ穴23のピッチ(以下、円板止めねじ穴ピッチ角度θ1という)は、45度に設定されている(θ1=45°)。
支持調整ねじ12は、図4に拡大して示すように、支持調整スリーブ嵌合用送りねじ部17(以下、単に送りねじ部という)、支持調整ねじ固定用ねじ部18(以下、単に固定用ねじ部18という)、六角レンチ嵌合用六角穴19、及び円板嵌合用小判型軸部20を有した構成とされている。送りねじ部17は台形ねじであり(図7参照)、円板嵌合用小判型軸部20の図中下方に形成されており、固定用ねじ部18は円板嵌合用小判型軸部2
0の図中上方に形成されている。よって、送りねじ部17と固定用ねじ部18は、円板嵌合用小判型軸部20を挟んでその上下に形成された構成とされている。
送りねじ部17は、後述する支持調整スリーブ13のねじ穴13aに螺合する部位である。また、固定用ねじ部18は、後述する支持調整ねじ固定ナット9が螺合する部位である。また、円板嵌合用小判型軸部20は、後述する回転固定用円板11に形成された支持調整ねじ嵌合用小判型穴21と係合する部位である。
更に、支持調整ねじ12の図中上端部には、六角レンチ嵌合用六角穴19が形成されている。この六角レンチ嵌合用六角穴19は、後述する主走査スライドレール2の調整時に六角レンチ6が挿入装着される部位である。
上記した送りねじ部17、固定用ねじ部18、六角レンチ嵌合用六角穴19、及び円板嵌合用小判型軸部20は、同軸的に形成されている。また、各構成部位17〜20の外形(直径)は、送りねじ部17、円板嵌合用小判型軸部20、固定用ねじ部18、六角レンチ嵌合用六角穴19の順で小さくなるよう形成されている。よって、送りねじ部17と円板嵌合用小判型軸部20との間には段差が形成され、固定用ねじ部18と円板嵌合用小判
型軸部20との間にも段差が形成された構成とされている。
支持調整スリーブ13は、主走査スライドレール支持調整機構7Aをプロッタ側板4に固定する機能を奏するものである。支持調整スリーブ13は直方体形状を有したブロック状の部材であり、その内側にはねじ穴13aが形成されている。本実施例では、このねじ穴13aは、台形ねじとされている。
前記した支持調整ねじ12は、このねじ穴13aに挿入され、送りねじ部17はねじ穴13aに螺合する。よって、後述するように六角レンチ6を六角レンチ嵌合用六角穴19に装着し、支持調整ねじ12を六角レンチ嵌合用六角穴19を用いて回転させた場合、支持調整ねじ12は支持調整スリーブ13に対して上下移動する。この支持調整ねじ12の上下移動により、主走査スライドレール受8(即ち、主走査スライドレール2)の高さ位
置を調整することができる。
この支持調整スリーブ13は支持調整スリーブ止めねじ15を用いて支持調整ねじブラケット14に固定される。そして、支持調整ねじブラケット14を支持調整ねじブラケット止めねじ16を用いてプロッタ側板4に固定することにより、主走査スライドレール支持調整機構7Aはプロッタ側板4に固定される。
次に、上記構成とされた主走査スライドレール支持調整機構7Aの組み立て方法について説明する。主走査スライドレール支持調整機構7Aを組み立てるには、先ず支持調整スリーブ13をプロッタ側板4に固定する。具体的前記のように支持調整スリーブ13を支持調整スリーブ止めねじ15を用いて支持調整ねじブラケット14に固定した後、この支持調整ねじブラケット14を支持調整ねじブラケット止めねじ16を用いてプロッタ側板
4に固定する。
続いて、プロッタ側板4に固定された支持調整スリーブ13に、支持調整ねじ12を装着する。具体的には、支持調整ねじ12の送りねじ部17を支持調整スリーブ13のねじ穴13aに螺着する。これにより、支持調整ねじ12は支持調整スリーブ13を介してプロッタ側板4に支持された構成となる。
この際、支持調整ねじ12の送りねじ部17又は支持調整スリーブ13のねじ穴13aには、予めねじ緩み止め剤を塗布しておく。これにより、ねじ穴13aに送りねじ部17が螺合した際、両者の間にガタを無くすことができ、後述する主走査スライドレール受8の高さ調整を高精度に行うことができる。
次に、回転固定用円板11を支持調整ねじ12に装着する。具体的には、支持調整ねじ12の円板嵌合用小判型軸部20に回転固定用円板11の支持調整ねじ嵌合用小判型穴21を嵌合させる。上記の軸部20及び穴21は小判型であるため、嵌合後に支持調整ねじ12を回転させた際、円板嵌合用小判型軸部20と支持調整ねじ嵌合用小判型穴21が互いに滑ることはない。よって、上記嵌合後においては、支持調整ねじ12と回転固定用円板11は一体的に移動する。
尚、回転固定用円板11を支持調整ねじ12に装着した際、回転固定用円板11は送りねじ部17と円板嵌合用小判型軸部20との間に形成された段部に係合しており、よって回転固定用円板11にガタツキが発生することを防止している。また、支持調整ねじ12に回転固定用円板11が装着された状態において、固定用ねじ部18は回転固定用円板11の上面より上方向(Z2方向)に突出するよう構成されている。
次に、回転固定用円板11から突出した固定用ねじ部18に支持調整ねじ用貫通穴26を挿入させることにより、回転固定用円板11上に主走査スライドレール受8を装着する。これにより、主走査スライドレール受8は回転固定用円板11上に載置された状態となる。また、固定用ねじ部18の一部は主走査スライドレール受8の底板部からも突出した状態となる。
この際、支持調整ねじ12の上端部には六角レンチ嵌合用六角穴19が形成されているため、六角レンチ6をこの六角レンチ嵌合用六角穴19に装着し回転させると、支持調整ねじ12は支持調整スリーブ13に対して上下移動し、これによりプロッタ側板4(支持調整スリーブ13)に対して主走査スライドレール受8を上下移動させることができる。
また前記のように、主走査スライドレール2は主走査スライドレール受8に固定されている。よって、支持調整ねじ12を六角レンチ6により回転させることにより、プロッタ側板4に対して主走査スライドレール2の位置調整(高さ調整)を行うことが可能となる。
また、回転固定用円板11上に主走査スライドレール受8に載置された状態で、主走査スライドレール受8に形成された円板止めねじ用貫通穴25と、回転固定用円板11に形成された円板止めねじ穴23が対向するよう構成されている。回転固定用円板止めねじ10は、円板止めねじ用貫通穴25を介して円板止めねじ穴23に螺着される。この回転固定用円板止めねじ10の締め付け力により回転固定用円板11は主走査スライドレール受8に固定され、よって支持調整ねじ12の回転も規制される。
その上で、支持調整ねじ固定ナット9を固定用ねじ部18の主走査スライドレール受8の底板部から突出した部分に螺合する。このように支持調整ねじ固定ナット9が固定用ねじ部18に螺着され、回転固定用円板止めねじ10が円板止めねじ穴23に螺着することにより、主走査スライドレール受8は高さ方向(Z1,Z2方向)に固定された状態となる。
続いて、主走査スライドレール支持調整機構7Aを用いた、主走査スライドレール2の高さ調整作業(Z1,Z2方向の位置調整作業)について説明する。
主走査スライドレール2の高さ調整を行うには、主走査スライドレールの上面側より、先ず支持調整ねじ12上面の六角穴19に六角レンチ6(図4参照)を差込んで回転させる。これにより、プロッタ側板4(プロッタユニットP)に固定された支持調整スリーブ13に対して支持調整ねじ12は上下移動(Z1,Z2方向に移動)する。
前記のように、支持調整ねじ12には回転固定用円板11が設けられており、主走査スライドレール受8はこの回転固定用円板11上に載置された状態となっている。よって、支持調整ねじ12が上下移動することにより主走査スライドレール受8もプロッタ側板4に対して上下動し、これにより主走査スライドレール2のプロッタ側板4に対する高さを調整することが可能となる。この調整は、主走査スライドレール2がキャリッジ1が円滑に移動を行いうる位置(適正位置)に至るまで実施される。
この際、図7に示すように本実施例では、送りねじ部17及びこれと螺合するねじ穴13aを共に台形ねじとしているため、高精度に微調整できると共にねじ嵌合部のガタをほとんど無くすことができる。更に、送りねじ部17又はねじ穴13aには予めねじ緩み止め剤が塗布されているため、これによってもねじ嵌合部にガタが発生することを防止でき、主走査スライドレール受8の高さ調整を高精度に行うことができる。
また、このようにねじ螺合部のガタがほとんどなくなるため、支持調整ねじ12の回転を固定した後、支持調整スリーブ13に対するガタ取りをするために別箇にねじ固定機構等を設けることも不要となる。よって、主走査スライドレール支持調整機構7Aの構成の簡単化、及びコスト低減を図ることができる。
上記のように支持調整ねじ12を上下移動して主走査スライドレール受8の高さ調整を行っただけの構成では、支持調整ねじ12は移動可能な状態であるため、再び主走査スライドレール受8(即ち、主走査スライドレール2)の高さ位置が適正位置から移動してしまう可能性がある。そこで、上記の位置調整を行った後、主走査スライドレール2の上面より、穿設された円板止めねじ用貫通穴25から見える、回転固定用円板11の円板止め
ねじ穴23に、回転固定用円板止めねじ10を通してねじ込み回転固定する。このことにより回転固定用円板11は、支持調整ねじ12の小判型軸部20に対し回転固定されているため、支持調整ねじ12も回転固定することができる。
この回転固定用円板11に形成される円板止めねじ穴23は、主走査スライドレール2の位置調整精度に影響する。以下、これについて説明する。
今、仮に主走査スライドレール受8に形成される円板止めねじ用貫通穴25が、本実施例のような長穴ではなく、円板止めねじ穴23と略等しい直径の穴であると仮定する。具体的には、回転固定用円板11に形成された複数の円板止めねじ穴23の円板止めねじ穴ピッチ角度θ1が45°間隔であるとする(図5参照)。この場合、支持調整ねじ12が1/8回転するごとに円板止めねじ用貫通穴25から円板止めねじ穴23が見えるため、
このピッチで回転固定用円板止めねじ10を円板止めねじ穴23にねじ固定することができるようになる。
具体的には、円板止めねじ穴ピッチ角度θ2を45°間隔にすれば(θ2=45°)、支持調整ねじ12の送りねじ部17のピッチが1.5mmの場合、1.5mm÷8=0.1875mmとなるので、主走査スライドレール2を0.1875mmのピッチで上下調整させることが可能となる。
これに対し、本実施例のように,主走査スライドレール受8の円板止めねじ用貫通穴25の円板止めねじ用貫通穴開き角度θ1を円周方向に45°以上の角度でひらく長穴した場合、支持調整ねじ12の回転角度に関係なく、常に主走査スライドレール受8の円板止めねじ用貫通穴25より円板止めねじ穴23のどれかが見えるようになるため、主走査スライドレール2を無段階で上下調整させることが可能となる。
上記した主走査スライドレール受8(主走査スライドレール2)の高さ調整及び支持調整ねじ12に対する回転固定する作業が終了すると、最後に主走査スライドレール受8(主走査スライドレール2)の上面より、支持調整ねじ用貫通穴26から突出した固定用ねじ部18に支持調整ねじ固定用ナット9を螺着する。これにより、主走査スライドレール受8を支持調整ねじ12に対し、固定することができる。
上記したように本実施例に係る主走査スライドレール支持調整機構7Aは、主走査スライドレール受8(主走査スライドレール2)の高さ調整を行う際、主走査スライドレール受8の上面に突出した支持調整ねじ12の六角レンチ嵌合用六角穴19に六角レンチ6を装着して回転させることにより、主走査スライドレール受8の高さを高精度に調整することができる。よって、全て主走査スライドレール受8(主走査スライドレール2)の上面側一方向より主走査スライドレール受8の高さ調整を容易に行うことが可能となる。
尚、主走査スライドレール2の支持をプラテン3の4隅近傍の4箇所で行う場合、この4ヶ所の全てに上記した主走査スライドレール支持調整機構7Aを設けることも可能であるが、この構成では調整処理が面倒になると共に部品点数が増大して現実てきでない。よって、上記の4ヶ所の内、3箇所は主走査スライドレール2を固定の支持とし、残りの1箇所のみ本実施例による主走査スライドレール支持調整機構7Aを使用する構成とするこ
とが望ましい。この構成により、4ヶ所全てに主走査スライドレール支持調整機構7Aを設けた構成に比べ、調整処理の簡単化及び低コスト化を図ることができる。
また、上記した実施例では、支持調整ねじ12の上端部に六角レンチ6が挿入される六角レンチ嵌合用六角穴19を形成した構成を示したが、この前記先端の六角穴19は、使用する工具に合わせて変更は可能である。例えば、工具とてマイナスドライバーを使用するのであれば、六角レンチ嵌合用六角穴19に代えて支持調整ねじ12の上端部にすり割り溝を形成する構成としてもよい。
次に、本発明の第2実施例である主走査スライドレール支持調整機構について説明する。
図8乃至図11は、本発明の第2実施例である主走査スライドレール支持調整機構7Bを説明するための図である。尚、図8乃至図11において、図1乃至図7に示した構成と対応する構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例においても、プロッタユニットのプロッタ側板4に、支持調整スリーブブラケット14を介して、支持調整ねじ32と嵌合する支持調整スリーブ13を取り付けるようになっており、更に、この支持調整ねじ12の上に主走査スライドレール受8を載せ、その上に回転固定用円板30を載置する構成とされている。
本実施例における回転固定用円板30は、図11に拡大して示すように、中央に支持調整ねじ嵌合用小判型穴21が形成されると共に、円周部には回転固定止めねじ用穴35が複数形成されている。この回転固定止めねじ用穴35は、半径方向に長穴とされた形状を有している。
また、回転固定止めねじ用穴35はねじ穴ではなく、回転固定用円板止めねじ10を挿通しうる挿通穴とされている(回転固定用円板止めねじ10のねじ頭とは係合する構成となっている)。上記構成とされた回転固定用円板30は、支持調整ねじ32の小判型軸部20に支持調整ねじ嵌合用小判型穴21を嵌合させることにより、支持調整ねじ32に固定される。
また、本実施例における支持調整ねじ32は、送りねじ部17の形成位置と円板嵌合用小判型軸部20の形成位置との間に段付き面33が形成されている。本実施例では、主走査スライドレール受8は、この段付き面33上に載置される。
主走査スライドレール受8は、第1実施例と同様に固定用ねじ部18を挿通するための支持調整ねじ用貫通穴26が形成される。第1実施例では、主走査スライドレール受8に円板止めねじ用貫通穴25(長穴)が形成された構成とされていたが、本実施例では円板止めねじ穴38が形成された構成とされている。この円板止めねじ穴38は、後述するように回転固定用円板30を支持調整ねじ32に配設した際、回転固定用円板30に形成さ
れた回転固定止めねじ用穴35と対向する位置に形成されている。
続いて、上記構成を有する主走査スライドレール支持調整機構7Bを用いた、主走査スライドレール2の高さ調整作業(Z1,Z2方向の位置調整作業)について説明する。
主走査スライドレール2の高さ調整作業を行うには、先ず支持調整ねじ32の送りねじ部17を支持調整スリーブ13のねじ穴13aに螺着させる。続いて、この支持調整スリーブ13に装着された支持調整ねじ32に、主走査スライドレール受8を装着する。具体的には、固定用ねじ部18を主走査スライドレール受8の支持調整ねじ用貫通穴26に挿入する。
これにより、主走査スライドレール受8は段付き面33上に載置された状態となる。第1実施例では、主走査スライドレール受8の装着より前に回転固定用円板11を支持調整ねじ12に装着していたが、本実施例では回転固定用円板30よりも先に主走査スライドレール受8を支持調整ねじ12に装着することを特徴とする。このように、主走査スライドレール受8が段付き面33上に載置された状態において、支持調整ねじ32の円板嵌合
用小判型軸部20の一部、及び固定用ねじ部18は主走査スライドレール受8の上面から突出した状態となっている。
次に、主走査スライドレール受8の上面から突出した円板嵌合用小判型軸部20に回転固定用円板30を装着する。回転固定用円板30の回転固定止めねじ用穴35は小判型とされている。このため、円板嵌合用小判型軸部20が支持調整ねじ嵌合用小判型穴21と係合することにより、回転固定用円板30は支持調整ねじ32と一体的に回転する構成となる。
上記のように主走査スライドレール受8及び回転固定用円板30が支持調整ねじ32に装着された状態で、主走査スライドレール受8(主走査スライドレール2)の上下位置調整が行われる。この調整作業は、第1実施例と同様に、支持調整ねじ32の上端部に形成された六角穴19に六角レンチ6を差込んで回転させることにより行う。
支持調整ねじ32が回転することにより、支持調整ねじ32は支持調整スリーブ13に対して上下方向に移動し、これにより支持調整ねじ32の段付き面33上に載置された主走査スライドレール受8(主走査スライドレール2)も上下移動する。これにより、走査スライドレール受8(主走査スライドレール2)の高さ調整を行うことができる。そして、更に支持調整ねじ32を微調整し、回転固定用円板30の回転固定止めねじ用穴35と、主走査スライドレール受8の円板止めねじ穴38を合わせる。
この高さ調整後、回転固定用円板30の上面より、回転固定止めねじ用穴35から見える主走査スライドレール受8の円板止めねじ穴38に回転固定用円板止めねじ10を螺着する。前記のように、回転固定用円板30に形成された支持調整ねじ嵌合用小判型穴21は、支持調整ねじ32の円板嵌合用小判型軸部20と係合している。よって、回転固定用円板止めねじ10により回転固定用円板30を固定しその回転を止めることにより、支持
調整ねじ32の回転も止められた構成となる。
また、回転固定用円板30の上面より、支持調整ねじ32の上側にある固定用ねじ部18に支持調整ねじ固定ナット9を締結することにより、主走査スライドレール受8を支持調整ねじ32に対して固定することができる。このように、本実施例においても、主走査スライドレール2の高さ調整作業を全て主走査スライドレール受8(主走査スライドレール2)の上面側一方向より行うことができるため、高さ調整作業における作業性の向上を図ることができる。
一方、上記したように本実施例では、主走査スライドレール受8が支持調整ねじ32の段付き面33に載置されることにより支持された構成となっている。また、回転固定用円板止めねじ10は、円柱部10bとねじ部との間に段差部10aを有した段付きねじ構造とされている。
本実施例のように回転固定用円板止めねじ10を段付きねじ構造とすることにより、回転固定用円板止めねじ10を円板止めねじ穴38に螺着しても、回転固定用円板止めねじ10により回転固定用円板30を下方(Z1方向)に押圧されない構成とすすることができる。しかしながら、回転固定用円板止めねじ10の円柱部10bは回転固定止めねじ用穴35と係合するため、回転固定用円板30の回転は規制される。このように、本実施例
の構成によれば回転固定用円板30が主走査スライドレール受8に押し付けられない構造とすることができ、よって回転固定用円板止めねじ10を螺着しても主走査スライドレール受8が支持調整ねじ32に形成された段付き面33に倣って変形することを防止できる。
また、本実施例では、回転固定用円板30の回転固定止めねじ用穴35のあいている外周の面37は、中央の小判型穴21のある円板中央面34に対して厚みを有した構成とされている。従って、支持調整ねじのねじ部18に、支持調整ねじ固定用ナット9を締結しても、中央面34の下面側のみが主走査スライドレール受8に密着し、外周面37の下面側は、主走査スライドレール受8より浮き上がった状態となる。よって、これによっても
主走査スライドレール受8が段付き面33に倣って変形することを防止できる。
このように、本実施例の構成では、主走査スライドレール受8の変形量を少なくすることができる。よって、主走査スライドレール2の支持を4隅近傍の4箇所で行い、3箇所は主走査スライドレール2の上下位置を固定の支持とし、1箇所のみ本実施例による主走査スライドレール支持調整機構を使用したとしても、主走査スライドレール支持調整機構7Bにより抵抗なく容易に印刷ヘッド面とプラテン面との平行度を調整することできる。
また本実施例では、回転固定用円板30の回転固定止めねじ用穴35を半径方向に長い長穴としている。この構成とすることにより第1実施例と異なり、回転固定用円板30の支持調整ねじ嵌合用小判型穴21から回転固定止めねじ用穴まで距離と、主走査スライドレール受8の支持調整ねじ用貫通穴26から円板止めねじ穴38までの距離を厳密に同一にする必要はない。よって、高さ調整を行った後、回転固定用円板止めねじ10を回転固定止めねじ用穴35に容易に螺着することができ、これによっても調整作業の簡単化を図ることができる。
更に本実施例では、第1実施例と同様に、回転固定用円板30の回転固定止めねじ用穴35を等角度間隔に形成した構成としている。この構成により、例えば円板止めねじ穴ピッチ角度θ3(図11参照)を45°間隔であければ、1/8回転ごとに回転固定用円板30の回転固定止めねじ用穴35から、主走査スライドレール受8の円板止めねじ穴38が見えることにより、回転固定用円板止めねじ10のねじ固定を容易に行うことができる。
次に、本発明の第3実施例である主走査スライドレール支持調整機構について説明する。
図12及び図13は、本発明の第3実施例である主走査スライドレール支持調整機構を説明するための図である。図12は支持調整ねじの回転固定用円板40であり、図13は主走査スライドレール支持調整機構の分解図である。尚、図12及び図13において、図1乃至図11に示した構成と対応する構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例に係る主走査スライドレール支持調整機構は、回転固定用円板40の円周部に、回転固定止めねじ用として円周方向に長い長穴36を複数設けたことを特徴としている。回転固定止めねじ用穴36を円周方向に長い長穴にすることにより、回転固定用円板40を回転固定用円板止めねじ10によりねじ固定する際、長穴部の範囲において回転角度を無段階で固定することが可能となる。
尚、本実施例においても、持調整ねじ32のねじ部17と、これにねじ嵌合する支持調整スリーブ13の内側のめねじ部13aを台形ねじとしている。また、支持調整ねじ32のねじ部17、若しくはこれに螺着する支持調整スリーブ13の内側のめねじ部には、ねじ緩み止め処理が配設されている。これにより、高精度に微調整できると共に、ねじ嵌合部のガタがほとんどなくなるため、別箇に支持調整スリーブ13に対するガタ取りをするためのねじ固定機構等を設けることを不要とすることができる。
次に、本発明の第4実施例であるプロッタユニット支持調整機構について説明する。
画像形成装置には種々の形態があるが、以下の説明においては、上方に主に印刷を行うプロッタユニットと、下方に主に給紙部等を持つ給紙ユニットを持ち、上下に分離可能な画像形成装置のプロッタユニットPを例に挙げて説明する。プロッタユニット支持調整機構は、プロッタユニットの4隅近傍に配置されるものとする。
図14は、本発明に係る画像形成装置を示している。また、この画像形成装置には、本発明の第4実施例であるプロッタユニット支持調整機構43が搭載されている。
図15乃至図18は、プロッタユニット支持調整機構を説明するための図である。
プロッタユニット支持調整機構は、第1乃至第3実施例と同様に、回転固定用円板11、回転固定用円板止めねじ10を持ち、更にプロッタユニット支持調整ねじ46、プロッタ側板4、及びプロッタユニット固定ねじ47等により構成されている。
本実施例では、プロッタユニット支持調整ねじ46は、図17に拡大して示すように、プロッタ側板嵌合用送りねじ部50(以下、単に送りねじ部という)、六角ソケットレンチ嵌合用六角外形49、円板嵌合用小判型軸部20、円筒部51、及びプロッタユニット固定ねじを挿通するための貫通穴48を有した構成とされている。
送りねじ部50は、プロッタ側板4の底板部にあるねじ穴52に螺合する部位である。円板嵌合用小判型軸部20は、第1実施例と同様に回転固定用円板11に形成された支持調整ねじ嵌合用小判型穴21と係合する部位である。また、プロッタユニット支持調整ねじ46の図中上端部には、六角ソケットレンチ嵌合用六角外形部49が形成されている。この六角ソケットレンチ嵌合用六角外形部49は、後述するプロッタユニットの高さ調整作業時に六角ソケットレンチ55が装着される部位である。更にプロッタユニット支持調整ねじ46の図中下端部に円筒部51と、中心にプロッタユニットを給紙ユニットに結合固定させるための固定ねじを挿通する貫通穴48を有している。
上記した送りねじ部50、六角ソケットレンチ嵌合用六角外形部49、円板嵌合用小判型軸部20、円筒部51、プロッタユニット固定ねじ貫通穴48は、同軸的に形成されている。また、各構成部位の外形(直径)は、円筒部51、円板嵌合用小判型軸部20、送りねじ部50、六角ソケットレンチ嵌合用六角外形部49、プロッタユニット固定ねじ貫通穴48の順で小さくなるよう形成されている。よって、送りねじ部50と円板嵌合用小判型軸部20との間には段差が形成された構成とされている。
プロッタ側板4の底板部には、プロッタユニット支持調整ねじ46の送りねじ部50に螺号するねじ穴52と、回転固定用円板11の円板止めねじ穴23に対応して形成された円板止めねじ用貫通穴25が形成されている共に、回転固定用円板11の厚さと外径に合わせた対向する2つの段曲げ形状53と、L曲げ形状54を有している。
プロッタ側板の2つの段曲げ形状53の垂直方向の曲げ部とL曲げ形状の位置は、回転固定用円板11の外径に対して若干の隙間を持たせ、段曲げ形状の水平方向の曲げ部高さは、回転固定用円板11の厚みに対して微小な隙間を持って形成された構成とされている。
上記構成とされたプロッタユニット支持調整機構43の組み立て方法について説明する。先ず、回転固定用円板11をプロッタ側板4に装着する。具体的には、回転固定用円板11をプロッタ側板の底板部2つの段曲げ形状53の間に差し込み、L曲げ形状54に突き当たるまで移動させる。2つの段曲げ形状53により、回転固定用円板11はプロッタ側板4の底面より離間することなく、位置が安定すると共に、L曲げ形状54により、回転固定用円板11の支持調整ねじ嵌合用小判型穴21と、プロッタ側板4のねじ穴52が略同軸となる位置にセットすることができる。
続いて、プロッタ側板4、及びプロッタ側板4に装着された回転固定用円板11に、プロッタユニット支持調整ねじ46を装着する。具体的には、プロッタユニット支持調整ねじ46の送りねじ部50を、回転固定用円板11の支持調整ねじ嵌合用小判型穴21に挿通して、プロッタ側板4の底板部のねじ穴52に螺着する。螺着する工程で、プロッタユニット支持調整ねじ46の円板嵌合用小判型軸部20に回転固定用円板11の支持調整ねじ嵌合用小判型穴21を嵌合させる。上記の軸部20及び穴21は小判型であるため、嵌合後にプロッタユニット支持調整ねじ46を回転させた際、円板嵌合用小判型軸部20と支持調整ねじ嵌合用小判型穴21が互いに滑ることはない。よって、上記嵌合後においては、プロッタユニット支持調整ねじ46と回転固定用円板11は一体的に回転する。
この際、プロッタユニット支持調整ねじ46の上端部には六角ソケットレンチ嵌合用六角外形49が形成されているため、六角ソケットレンチ55をこの六角ソケットレンチ嵌合用六角外形49に装着し回転させると、プロッタユニット支持調整ねじ46はプロッタ側板4に対して上下に移動し、これによりプロッタ側板4(即ち、プロッタユニット)を上下に移動させることができる。
プロッタユニット支持調整ねじ46を回転固定用円板11を挟んでプロッタ側板4の底板部のねじ穴52に螺合すると、送りねじ部50と円板嵌合用小判型軸部20との段差部がプロッタ側板4の底板部に突き当たった位置で止まり、プロッタユニット支持調整ねじ46はプロッタ側板4に固定される。従って、プロッタ側板4の底板部よりプロッタユニット支持調整ねじ46の円筒部51の端面までの高さaは、図18(a)に示すように、プロッタユニット支持調整ねじ46の円板嵌合用小判型軸部20と円筒部51の高さにより決定される。
プロッタユニットの支持をプロッタユニットの4隅近傍の4箇所で行う場合、この4ヶ所の全てに上記したプロッタユニット支持調整機構43を設けることにより、容易に全て同じ高さに設定することができる。
最後に、プロッタ側板4の底板部に螺着されたプロッタユニット支持調整ねじ46の中心にある貫通穴48に、プロッタユニット固定ねじ47を挿通し、給紙天板44に形成されたねじ穴45に螺合させることにより、プロッタユニットを給紙ユニットに結合固定することができる。
次に、プロッタユニット支持調整機構43を用いた、プロッタユニットの高さ調整作業について説明する。
プロッタユニットの高さ調整を行うには、プロッタユニットの上面側より、先ずプロッタユニット固定ねじ47を緩めてから、プロッタユニット支持調整ねじ46の上端部の六角ソケットレンチ嵌合用六角外形49に六角ソケットレンチ55を装着して緩み方向に回転させる。これにより、プロッタ側板4(プロッタユニットP)に螺合されたプロッタユニット支持調整ねじ46は下方向に移動する。
図18(b)に示すように、プロッタ側板4の底板部からプロッタユニット支持調整ねじ46の円筒部51の端面までの高さが所定の高さbになるよう調整した後、プロッタユニットの上面側より、回転固定用円板止めねじ10を円板止めねじ用貫通穴25を介して円板止めねじ穴23に螺着する。
回転固定用円板11上はプロッタ側板4に装着された状態では、プロッタ側板の2つの段曲げ形状53により、プロッタ側板の底板部より離間することがないため、回転固定用円板止めねじ10を円板止めねじ穴23に螺着する際に効率良く作業が行える。
ここで、第1実施例同様に、プロッタ側板4に形成された円板止めねじ用貫通穴25と、回転固定用円板11に形成された円板止めねじ穴23は対向するよう構成されている。回転固定用円板止めねじ10を、円板止めねじ用貫通穴25を介して円板止めねじ穴23に螺合すると、この回転固定用円板止めねじ10の締め付け力により回転固定用円板11はプロッタ側板4に固定され、よってプロッタユニット支持調整ねじ46の回転も規制される。
上記したプロッタ側板4の高さ調整作業、及びプロッタユニット支持調整ねじ46に対する回転固定作業が終了すると、プロッタユニットの上面側より、緩めたプロッタユニット固定ねじ47をプロッタユニット支持調整ねじ46を介して給紙天板44に形成されたねじ穴45に螺合する。これにより、プロッタユニットを給紙ユニットに結合固定することができる。
このように、本実施例においても、プロッタユニットの高さ調整作業を全てプロッタユニットの上面側の一方向より行うことができるため、高さ調整作業における作業性の向上を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
例えば、上記した各実施例に係る主走査スライドレール支持調整機構は、シリアル印刷式画像形成装置に搭載可能であるため、印刷ヘッド面とプラテン面との隙間、及び平行度調整作業が容易なシリアル印刷式画像形成装置を提供することができる。
また、上記した各実施例では主走査スライドレール受けを設けた構成とているが、この主走査スライドレール受けは必ずしも必要ではなく、直接スライドレールを主走査スライドレール受けを有しない主走査スライドレール支持調整機構に支持させる構成とすることも可能である。
1 キャリッジ
2 主走査スライドレール
3 プラテン
4 プロッタ側板
6 六角レンチ
7A,7B 主走査スライドレール支持調整機構
8 主走査スライドレール受
9 支持調整ねじ固定ナット
10 回転固定用円板止めねじ
11,30,40 回転固定用円板
12 支持調整ねじ
13 支持調整スリーブ
14 支持調整ねじブラケット
15 支持調整スリーブ止めねじ
16 支持調整ねじブラケット止めねじ
17 支持調整スリーブ嵌合用送りねじ部
18 支持調整ねじ固定用ねじ部
19 六角レンチ嵌合用六角穴
20 円板嵌合用小判型軸部
21 支持調整ねじ嵌合用小判型穴
23 円板止めねじ穴
25 円板止めねじ用貫通穴
26 支持調整ねじ用貫通穴
32 支持調整ねじ
33 段付き面
35 回転固定止めねじ用穴(半径方向長穴)
34 円板中央面
37 円板外周面
36 回転固定止めねじ用穴(円周方向長穴)
38 円板止めねじ穴
41 給紙側板
42 給紙ロール
43 プロッタユニット支持調整機構
44 給紙天板
45 プロッタユニット固定ねじ穴
46 プロッタユニット支持調整ねじ
47 プロッタユニット固定ねじ
48 プロッタユニット固定ねじ貫通穴
49 六角ソケットレンチ嵌合用六角外形部、
50 給紙天板嵌合用送りねじ部
51 円筒部
52 送りねじ嵌合ねじ穴
53 円板受け用段曲げ形状
54 円板受け用L曲げ形状
55 六角ソケットレンチ
特開2006−297793号公報 特開2001−171194号公報 特開2000−289273号公報 特許第3286059公報

Claims (17)

  1. 印刷媒体に対し、インクを吐出する印刷ヘッドを搭載したキャリッジを備え、キャリッジを主走査スライドレール上で往復運動しながらシリアル印刷を行うプロッタユニットにおける、主走査スライドレールを支持し、上下方向に調整するための主走査スライドレール支持調整機構において、
    2箇所のねじ部と先端に工具嵌合部とを設けた支持調整ねじ部材と、
    内側にねじ部を設けたスリーブ部材と、
    支持調整ねじ部材と同軸で、前記支持調整ねじ部材に対し回転方向に固定され複数のねじ穴を有する固定部材と、
    前記固定部材の上に配置された前記主走査スライドレール受け部材と、
    前記スライドレール受け部材に設けられた穴を通して前記ねじ穴に締結され前記スライドレール受け部材と前記固定部材とを締結する締結部材と
    を有することを特徴とする主走査スライドレール支持調整機構。
  2. 固定部材の複数のねじ穴は、支持調整ねじ部材の回転中心に対し等角度間隔で設けていることを特徴とする請求項1記載の主走査スライドレール支持調整機構。
  3. 支持調整ねじ部材に対し、固定部材の複数のねじ穴に対応する主走査スライドレール受け部材に設けられた前記穴は、円周方向に長い長穴であることを特徴とする請求項1又は2に記載の主走査スライドレール支持調整機構。
  4. 前記支持調整ねじ部材と前記固定部を一体に形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の主走査スライドレール支持調整機構。
  5. 印刷媒体に対し、インクを吐出する印刷ヘッドを搭載したキャリッジを備え、キャリッジを主走査スライドレール上で往復運動しながらシリアル印刷を行うプロッタユニットにおける、主走査スライドレールを支持し、上下方向に調整するための主走査スライドレール支持調整機構において、
    2箇所のねじ部と先端に工具嵌合部とを設けた支持調整ねじ部材と、
    内側にねじ部を設けたスリーブ部材と、
    主走査スライドレールを受ける主走査スライドレール受け部材と、
    支持調整ねじ部材と同軸で、前記スライドレール受け部材の上に設けられ、支持調整ねじ部材に対し回転方向に固定され、複数の穴を有する固定部材と、前記穴を通して前記スライドレール受け部材に設けられたねじ穴に締結され、前記スライドレール受け部材と前記固定部材とを締結する締結部材と
    を有することを特徴とする主走査スライドレール支持調整機構。
  6. 回転方向に固定する固定部材の前記複数の穴は、半径方向に長い長穴であることを特徴とする請求項5記載の主走査スライドレール支持調整機構。
  7. 回転方向に固定する固定部材の前記複数の穴は、回転中心に対し等角度間隔で設けていることを特徴とする請求項5又は6に記載の主走査スライドレール支持調整機構。
  8. 回転方向に固定する固定部材を回り止めする前記締結部材は、段付きねじであることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の主走査スライドレール支持調整機構。
  9. 回転方向に固定する固定部材外周の回り止めする締結部材が嵌合する面は、支持調整ねじ部材嵌合部の面よりも、持ち上がっていることを特徴とする請求項8に記載の主走査スライドレール支持調整機構。
  10. 回転方向に固定する固定部材の穴は、円周方向に長い長穴であることを特徴とする請求項5記載の主走査スライドレール支持調整機構。
  11. スリーブ部材内側のねじ部と、それに嵌合する支持調整ねじのねじ部は、台形ねじであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の主走査スライドレール支持調整機構。
  12. スリーブ部材内側のねじ部、若しくはそれに嵌合する支持調整ねじのねじ部には、緩み止め処理が施されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の主走査スライドレール支持調整機構。
  13. 主走査スライドレールの支持調整機構を複数設けたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の主走査スライドレール支持調整機構。
  14. 請求項1乃至14のいずれか一項に記載の主走査スライドレール支持調整機構を搭載した画像形成装置。
  15. 上方に主に印刷を行うプロッタユニットと、下方に主に給紙部等を持つ給紙ユニットを持ち、
    上下に分離可能な画像形成装置の前記プロッタユニットの支持調整機構において、
    標準調整位置となる座面を持ち、内側に貫通穴、外側におねじ部、先端に工具嵌合部を設けた支持調整ねじ部材と、
    内側にめねじ部を設けたフレーム部材と、
    支持調整ねじ部材と同軸で、前記支持調整ねじ部材に対し回転方向に固定され複数のねじ穴を有する固定部材と、
    前記フレーム部材に設けられた穴を通して前記ねじ穴に締結され前記フレーム部材と前記固定部材とを締結する締結部材と
    を有することを特徴とするプロッタユニット支持調整機構。
  16. 回転方向に固定する固定部材は、フレーム部材から一体、又は別体の保持部材により保持されることを特徴とする請求項15に記載のプロッタユニット支持調整機構。
  17. 請求項15又は16に記載のプロッタユニット支持調整機構を搭載した画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9028045B2 (en) 2012-04-11 2015-05-12 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
CN105034368A (zh) * 2015-07-03 2015-11-11 厦门捷昕精密科技股份有限公司 折叠式3d打印机

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