JP2005238499A - 液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 廃液チューブからの廃液漏れや廃液の飛散を防ぎながらも、部品点数を低減し、装置の高さ寸法を短くすることのできる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】 ケース11内に架設されるプラテン25下面であって、排出用チューブの先端部35a及び第1廃液排出空間S1の上方を閉塞する範囲に第2の廃液吸収材43を設けた。これにより、クリーニング動作時やプリンタを持ち運ぶ際に、廃インクが第1廃液排出空間S1から外部に飛散したりすることがない。また、第2の廃液吸収材43をプラテン25に取り付けたので、第2の廃液吸収材43を取り付けるためだけの特別な部品を使用しないため、部品点数の低減を図ることができる。さらに、プラテン25の下面に第2の廃液吸収材43を設けたので、第2の廃液吸収材43を取り付けるための高さ方向のスペースを確保する必要がない。
【選択図】 図3
【解決手段】 ケース11内に架設されるプラテン25下面であって、排出用チューブの先端部35a及び第1廃液排出空間S1の上方を閉塞する範囲に第2の廃液吸収材43を設けた。これにより、クリーニング動作時やプリンタを持ち運ぶ際に、廃インクが第1廃液排出空間S1から外部に飛散したりすることがない。また、第2の廃液吸収材43をプラテン25に取り付けたので、第2の廃液吸収材43を取り付けるためだけの特別な部品を使用しないため、部品点数の低減を図ることができる。さらに、プラテン25の下面に第2の廃液吸収材43を設けたので、第2の廃液吸収材43を取り付けるための高さ方向のスペースを確保する必要がない。
【選択図】 図3
Description
本発明は、液体噴射装置に関する。
液体をターゲットに対して液体噴射ヘッドを介して噴射させる液体噴射装置として、インクジェットプリンタが広く知られている。そして、このようなインクジェットプリンタにおいては、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドにおいて、ノズル近傍のインクが増粘したり、ノズル内に気泡が混入したりして、印刷が良好に行われなくなるおそれがあった。そこで、これらを回復させるために、プリンタは、いわゆるヘッドクリーニングを行うことがある。
ヘッドクリーニングとは、記録ヘッド内のインクの強制的な排出処理である。ヘッドクリーニングにおいては、通常、記録ヘッドのノズルをキャップで覆い、吸引ポンプを駆動し、その吸引ポンプが発生する圧力(負圧)を利用してノズルからインクを吸引し、インク排出チューブを介して、吸引したインクを廃インクタンクに排出している。廃インクタンク内部には廃インク吸収材が収納されており、この廃インク吸収材の一部に切欠き部が設けられている。そして、その切欠き部には、インク排出チューブの排出口が差し込まれている。
ところで、インク排出チューブはその排出口が剥き出しの状態になっており、ヘッドクリーニングの際に大量の廃インクが排出されたり、インクジェットプリンタを持ち運んだりすると、インク排出チューブの排出口から廃インクが周囲に飛散し、インクジェットプリンタの駆動機構部分の正常な動作を阻害することがあった。そこで、この廃インクの飛散を防止するために、インク排出チューブの排出口を廃インク吸収材で覆うものがあった(例えば、特許文献1)。
特開2001−341327号公報
ところで、近年、この種のプリンタはよりコンパクトにすることが要求され、そのコンパクト化に伴って、その高さ方向の寸法を短くすることが望まれている。従って、上記特許文献1の廃インク吸収材をインク排出チューブの上側に配置して排出口を覆うようにした廃インク吸収構造も、高さ方向の寸法をよりコンパクトにすることが要求されている。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、廃液チューブからの廃液漏れや廃液の飛散を防ぎながらも、部品点数を低減し、装置の高さ寸法を短くすることのできる液体噴射装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明の液体噴射装置は、本体ケースの内底面に形成された収容凹部にシート状の吸収保持部材を敷設するとともに、廃液チューブの排出口部から排出される廃液を前記シート状の吸収保持部材にて吸収保持するようにした液体噴射装置において、前記廃液チューブの排出口部の上方位置に配置される装置構成部材の下面に飛散防止部材を設けた。
この発明によれば、装置構成部材に飛散防止部材を設けたので、飛散防止部材を取り付けるためだけの部品は必要がなく、部品点数の低減を図ることができる。さらに、その装
置構成部材の下面に飛散防止部材を設けたので、飛散防止部材を取り付けるための高さ方向のスペースを確保する必要がない。
置構成部材の下面に飛散防止部材を設けたので、飛散防止部材を取り付けるための高さ方向のスペースを確保する必要がない。
本発明の液体噴射装置は、前記装置構成部材は、液体噴射ヘッドから噴射された液体が着弾するターゲットを支持する支持部材であって、前記シート状の吸収保持部材を敷設する収容凹部の上方位置に配置固定される。
この発明によれば、支持部材に飛散防止部材を設けたので、飛散防止部材を取り付けるためだけの部品は必要なく、部品点数の低減を図ることができる。さらに、その支持部材の下面に飛散防止部材を設けたので、飛散防止部材を取り付けるための高さ方向のスペースを確保する必要がなくなる。
本発明の液体噴射装置は、前記飛散防止部材は、前記シート状の吸収保持部材と同じ材質の第2の吸収保持部材である。
この発明によれば、前記廃液チューブの排出口部から外に飛散する廃液を、第2の吸収保持部材が吸収保持することができる。
この発明によれば、前記廃液チューブの排出口部から外に飛散する廃液を、第2の吸収保持部材が吸収保持することができる。
本発明の液体噴射装置は、前記第2の吸収保持部材は、前記支持部材の下面に突設された左右一対の壁に嵌合されている。
この発明によれば、第2の吸収保持部材は、支持部材の下面に突設された左右一対の壁に嵌合されているため、第2の吸収保持部材を取り付けるために液体噴射装置の高さ方向のスペースを確保する必要がなくなる。
この発明によれば、第2の吸収保持部材は、支持部材の下面に突設された左右一対の壁に嵌合されているため、第2の吸収保持部材を取り付けるために液体噴射装置の高さ方向のスペースを確保する必要がなくなる。
本発明の液体噴射装置は、前記左右一対の壁に、前記第2の吸収保持部材を固定する爪部を備えた。
この発明によれば、第2の吸収保持部材をより強固に固定することができるので、例えば、液体噴射装置を持ち運ぶ際に、第2の吸収保持部材が脱落することを防ぐことができる。
この発明によれば、第2の吸収保持部材をより強固に固定することができるので、例えば、液体噴射装置を持ち運ぶ際に、第2の吸収保持部材が脱落することを防ぐことができる。
本発明の液体噴射装置は、前記飛散防止部材は、前記廃液チューブの排出口部から排出される廃液を受け止め、該廃液が前記飛散防止部材の下方位置に配置されている前記吸収保持部材に吸収保持されるようにガイドする廃液ガイド部材である。
この発明によれば、廃液チューブの排出口部から排出される廃液を受け止め、廃液が飛散防止部材の下方位置に配置されている前記吸収保持部材に吸収保持されるようにガイドする廃液ガイド部材を設けた。従って、例えば、クリーニング動作時や液体噴射装置を持ち運ぶ際に、廃液チューブの排出口部から廃液が漏れたり、廃液チューブの排出口部の周囲に廃液が飛散したりすることがない。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1は、本実施形態の液体噴射装置としてのプリンタのケース11を説明するための全体斜視図、図2は、同じくケース11内に設けられた印字機構を説明するための要部説明図である。
図1は、本実施形態の液体噴射装置としてのプリンタのケース11を説明するための全体斜視図、図2は、同じくケース11内に設けられた印字機構を説明するための要部説明図である。
図1において、プリンタの本体ケースとしてのケース11は、合成樹脂で成形され、上方に開口した空間Sに図2に示す印字機構が配設される。ケース11の内底面12には、その中央部に収容凹部としての廃液貯留凹部13が、その廃液貯留凹部13の左右両側には左側設置台14、右側設置台15が形成されている。廃液貯留凹部13は、占有面積を大きく取るようにケース11の内底面12に凹設されている。広い面積をとることで、廃
液貯留凹部13の深さが浅くても、廃液としての廃インクを大量に吸収することができるようにしている。
液貯留凹部13の深さが浅くても、廃液としての廃インクを大量に吸収することができるようにしている。
廃液貯留凹部13には、一対の壁部を突設させて形成した上方が開放した案内通路16が形成されている。案内通路16は、その基端部が右側設置台15に奥側まで延び、先端部が廃液貯留凹部13のほぼ中央部位置まで延びている。
廃液貯留凹部13には、案内通路16部分を除いてシート状の吸収保持部材としての第1の廃液吸収材17が敷設されている。第1の廃液吸収材17は、スポンジ等の多孔質体のシートが複数積層されて形成され、廃液貯留凹部13の平面形状とほぼ同じ大きさの形状に形成されている。
第1の廃液吸収材17は、前記案内通路16の先端部の前方に若干の隙間が生じるように切り欠いて第1廃液排出空間S1を形成している。また、第1廃液排出空間S1からみて左端部には、第1の廃液吸収材17を四角形状に切り欠いて第2廃液排出空間S2が形成されている。そして、本実施形態では、第1廃液排出空間S1にクリーニングによって排出されたインクが排出され、第2廃液排出空間S2にフラッシングによって排出されるインクが排出されるようになっている。
次に、ケース11内に設けられる印字機構について簡単に説明する。
図2は、印字機構を説明するための要部説明図であって、ケース11(図1参照)には、ガイド部材21が長手方向に沿って架設されている。そのガイド部材21には、キャリッジ22が移動可能に挿通支持されている。キャリッジ22は、タイミングベルト23を介してキャリッジモータ24に連結駆動されている。そして、キャリッジモータ24を回転駆動すると、その駆動力はタイミングベルト23を介してキャリッジ22に伝達される。この駆動力を受けてキャリッジ22は、ガイド部材21に沿う方向(主走査方向)に沿って往復動する。
図2は、印字機構を説明するための要部説明図であって、ケース11(図1参照)には、ガイド部材21が長手方向に沿って架設されている。そのガイド部材21には、キャリッジ22が移動可能に挿通支持されている。キャリッジ22は、タイミングベルト23を介してキャリッジモータ24に連結駆動されている。そして、キャリッジモータ24を回転駆動すると、その駆動力はタイミングベルト23を介してキャリッジ22に伝達される。この駆動力を受けてキャリッジ22は、ガイド部材21に沿う方向(主走査方向)に沿って往復動する。
ガイド部材21の下方には、同ガイド部材21と平行に装置構成部材、支持部材としてのプラテン25が配設されている。プラテン25は、その両端部が、図1に示すように、ケース11の内底面12に形成した左側設置台14と右側設置台15に廃液貯留凹部13を跨いで取り付けられている。図2に示すように、プラテン25は、ターゲットとしての紙Pを支持する支持台である。そのプラテン25には、紙送り機構(図示略)が設けられている。紙送り機構は、紙送りモータ(図示略)が駆動されると、主走査方向と直交する方向(副走査方向)に沿って紙Pを給送する。
キャリッジ22の下部にあって紙Pと対向する面には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド26が搭載されている。記録ヘッド26の下面にはノズル形成面(図示略)が形成され、そのノズル形成面には複数の噴射ノズル(図示略)が備えられている。キャリッジ22の上部には、インクカートリッジ27が着脱可能に搭載されている。インクカートリッジ27は、その内部に収容する液体としてのインクを記録ヘッド26に供給している。記録ヘッド26は、インクカートリッジ27から供給されるインクを、ピエゾ素子(図示略)を駆動することによりインク滴として噴射ノズルから吐出させるものとする。
プラテン25の右側に位置する非印刷可能領域(ホームポジション)には、ヘッドクリーニング機構30が設けられている。ヘッドクリーニング機構30は、ケース11の内底面12に形成した右側設置台15に設置されている。ヘッドクリーニング機構30は、キャップホルダ31とチューブポンプ32とを備えている。キャップホルダ31は、図示しない公知の昇降手段により上下動可能に設けられている。
キャップホルダ31の上には、四角枠状のキャップ33が設けられている。このキャップ33は、その上端縁が前記記録ヘッド26に当接して、記録ヘッド26の噴射ノズルを封止することが可能となっている。また、キャップ33の底部には、図示しないシート状のスポンジが固着されている。このスポンジは、キャップ33が記録ヘッド26に当接した状態で、前記記録ヘッド26の噴射ノズルと所定間隔をおいて対向し、記録ヘッド26のノズルから吐出されるインクを受け止めるようになっている。更に、このキャップ33には、その底面を貫通するようにして排出口が形成されている。
キャップ33の排出口には、シリコンゴム等の可撓性部材からなる廃液チューブとしての排出用チューブ35の基端が接続されている。排出用チューブ35は、前記チューブポンプ32を介して、前記廃液貯留凹部13に形成された案内通路16に配設される。そして、排出用チューブ35の先端部35aの排出口部は、第1廃液排出空間S1に向かって配置されている。
従って、図2に示すように、記録ヘッド26の噴射ノズルをキャップ33にて封止した状態で、チューブポンプ32を駆動させると、チューブポンプ32は排出用チューブ35を押圧してキャップ33内を減圧させて、記録ヘッド26からインクを吸引する。その吸引したインクは、排出用チューブ35を通ってその先端部35aの排出口部から排出され第1廃液排出空間S1に溜まる。そして、第1廃液排出空間S1に溜まる廃インクは、第1の廃液吸収材17によって吸収保持される。
次に、廃液貯留凹部13を跨いで左側設置台14と右側設置台15に取り付けられるプラテン25について説明する。図4はプラテン25の下面を上にしてみた斜視図である。
図4において、プラテン25の下面には、中央右寄りに、左右一対の壁41,42が所定の間隔をおいて突設されている。この左右一対の壁41,42間で形成される範囲Z1(図1参照)は、プラテン25を左側設置台14及び右側設置台15に設置した時、前記第1廃液排出空間S1が中央位置に位置するようになっている。左右一対の壁41,42間には、直方体状の飛散防止部材、第2の吸収保持部材としての第2の廃液吸収材43が嵌合され、第2の廃液吸収材43を壁41,42の先端部に形成された前後一対の爪部41a,42aにて支持している。第2の廃液吸収材43は、前記第1の廃液吸収材17と同じ材質であり、スポンジ等の多孔質体から形成されている。従って、プラテン25を左側設置台14及び右側設置台15に設置した時、第2の廃液吸収材43は、図1において2点鎖線で示す範囲Z1であって廃液貯留凹部13に敷設された第1の廃液吸収材17の上面と、図3に示すように、相対向するように配置される。このとき、第2の廃液吸収材43は、第1廃液排出空間S1を上から閉塞するとともに、排出用チューブ35の先端部35aを上から閉塞する。従って、クリーニング動作時やプリンタを持ち運ぶ際に、排出用チューブ35の先端部35aの排出口部から排出される廃インクが排出口部の上方に飛散しても、第2の廃液吸収材43がこれを吸収する。
図4において、プラテン25の下面には、中央右寄りに、左右一対の壁41,42が所定の間隔をおいて突設されている。この左右一対の壁41,42間で形成される範囲Z1(図1参照)は、プラテン25を左側設置台14及び右側設置台15に設置した時、前記第1廃液排出空間S1が中央位置に位置するようになっている。左右一対の壁41,42間には、直方体状の飛散防止部材、第2の吸収保持部材としての第2の廃液吸収材43が嵌合され、第2の廃液吸収材43を壁41,42の先端部に形成された前後一対の爪部41a,42aにて支持している。第2の廃液吸収材43は、前記第1の廃液吸収材17と同じ材質であり、スポンジ等の多孔質体から形成されている。従って、プラテン25を左側設置台14及び右側設置台15に設置した時、第2の廃液吸収材43は、図1において2点鎖線で示す範囲Z1であって廃液貯留凹部13に敷設された第1の廃液吸収材17の上面と、図3に示すように、相対向するように配置される。このとき、第2の廃液吸収材43は、第1廃液排出空間S1を上から閉塞するとともに、排出用チューブ35の先端部35aを上から閉塞する。従って、クリーニング動作時やプリンタを持ち運ぶ際に、排出用チューブ35の先端部35aの排出口部から排出される廃インクが排出口部の上方に飛散しても、第2の廃液吸収材43がこれを吸収する。
図4において、プラテン25の左端部には、リブ44を挟んで左右一対の穴45a,45bが貫通形成されていて、左右一対の穴45a,45bをあわせて廃液導入窓45としている。この廃液導入窓45は、プラテン25を左側設置台14及び右側設置台15に設置した時、前記第1の廃液吸収材17に形成した第2廃液排出空間S2と相対向する位置に配置される。従って、記録ヘッド26がプラテン25の廃液導入窓45の上方位置でフラッシングを行うと、記録ヘッド26の噴射ノズルから吐出されるインクは、廃液導入窓45を介して第2廃液排出空間S2に溜まる。第2廃液排出空間S2に溜まったインクは、前記第1の廃液吸収材17に吸収保持される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、ケース11内に架設されるプラテン25の下面であって、排
出用チューブ35の先端部35a及び第1廃液排出空間S1の上方を閉塞する領域(範囲Z1)に第2の廃液吸収材43を設けた。これにより、クリーニング動作時やプリンタを持ち運ぶ際に、廃インクが第1廃液排出空間S1から漏れたり、第1廃液排出空間S1から上方に飛散したりすることを防止することができる。
(1)上記実施形態では、ケース11内に架設されるプラテン25の下面であって、排
出用チューブ35の先端部35a及び第1廃液排出空間S1の上方を閉塞する領域(範囲Z1)に第2の廃液吸収材43を設けた。これにより、クリーニング動作時やプリンタを持ち運ぶ際に、廃インクが第1廃液排出空間S1から漏れたり、第1廃液排出空間S1から上方に飛散したりすることを防止することができる。
(2)上記実施形態では、プラテン25の下面に一体的に形成した壁41,42に第2の廃液吸収材43を取着したので、第2の廃液吸収材43を取り付けるためだけの特別な部品が必要ないため、部品点数の低減を図ることができる。さらに、プラテン25の下面に第2の廃液吸収材43を設けたので、第2の廃液吸収材43を取り付けるための高さ方向のスペースを確保する必要がない。しかも、例えば、第2の廃液吸収材43をプラテン25等のプリンタを構成する部材以外の場所に取り付ける場合と比較して、組み立て工数を削減することができる。
(3)上記実施形態では、ケース11内に架設されるプラテン25の下面であって、第1の廃液吸収材17に対向する領域(範囲Z1)に、左右一対の壁41,42が突設されている。そして、該左右一対の壁41,42に第2の廃液吸収材43を嵌合させた。この結果、第2の廃液吸収材43によってプラテン25の高さは高くならない。従って、第2の廃液吸収材43によってプリンタの全体の高さが高くなることがない。
(4)上記実施形態では、排出用チューブ35の先端部35a及び第1廃液排出空間S1と対向する場所に第2の廃液吸収材43を備えたので、第1廃液排出空間S1から外に飛散する廃インクを、第2の廃液吸収材43が吸収保持することができる。従って、クリーニング動作時やプリンタを持ち運ぶ際に、排出用チューブ35の先端部35aの排出口部から廃インクが漏れたり、第1廃液排出空間S1から外に飛散したりすることがない。
(5)上記実施形態では、第2の廃液吸収材43を固定する左右一対の壁41,42に爪部41a,42aを設けたので、第2の廃液吸収材43を確実に固定することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、第2の廃液吸収材43が嵌合される左右一対の壁41,42に爪部41a,42aを設けたが、爪部41a,42aを設けなくてもよい。これにより、製造コストをより削減することができる。
○上記実施形態では、第2の廃液吸収材43が嵌合される左右一対の壁41,42に爪部41a,42aを設けたが、爪部41a,42aを設けなくてもよい。これにより、製造コストをより削減することができる。
○上記実施形態では、第1廃液排出空間S1の大きさは、特に限定しなかったが、排出用チューブ35の先端部35aの排出口部から排出される廃インクが第1廃液排出空間S1内で堆積しない程度の大きさがよい。これにより、第1廃液排出空間S1内に廃インクが堆積して排出用チューブ35の排出口部を塞ぐことがない。
○上記実施形態では、プラテン25の下面に第2の廃液吸収材43を設けた。これを、例えば、プラテン25の下面にプラスチック等からなる碗型の廃液ガイド部材としての飛散防止部材を設けて、廃インクが飛散したときに該飛散防止部材で廃インクを受け止めて第1の廃液吸収材17に導き、廃インクを第1の廃液吸収材17に吸収させるようにしてもよい。
○上記実施形態では、プラテン25の下面に第2の廃液吸収材43を設けた。これを、例えば、プラテン25以外のプリンタを構成する部材に第2の廃液吸収材43を設けてもよい。
○上記実施形態では、廃液貯留凹部13に形成された案内通路16に排出用チューブ3
5が配設されている。これを、第1の廃液吸収材17に凹部を形成し、その凹部に案内通路を形成し、その案内通路に排出用チューブ35が配設されるようにしてもよい。
5が配設されている。これを、第1の廃液吸収材17に凹部を形成し、その凹部に案内通路を形成し、その案内通路に排出用チューブ35が配設されるようにしてもよい。
○上記実施形態では、排出用チューブ35の先端部35aは、案内通路16に支持されていない状態で、第1廃液排出空間S1に向かって配置されている。これを、排出用チューブ35は、その先端部35aまで案内通路16に嵌合支持されるようにしてもよい。
○上記実施形態では、液体噴射装置として、インクを噴射するプリンタ(ファクシミリ、コピア等を含む印刷装置)について説明したが、他の液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
S1…第1廃液排出空間、P…紙、11…ケース、12…内底面、13…廃液貯留凹部、14…左側設置台、15…右側設置台、16…案内通路、17…第1の廃液吸収材、22…キャリッジ、25…プラテン、26…記録ヘッド、35…排出用チューブ、35a…先端部、41,42…壁、43…第2の廃液吸収材。
Claims (6)
- 本体ケースの内底面に形成された収容凹部にシート状の吸収保持部材を敷設するとともに、廃液チューブの排出口部から排出される廃液を前記シート状の吸収保持部材にて吸収保持するようにした液体噴射装置において、
前記廃液チューブの排出口部の上方位置に配置される装置構成部材の下面に飛散防止部材を設けたことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記装置構成部材は、液体噴射ヘッドから噴射された液体が着弾するターゲットを支持する支持部材であって、前記シート状の吸収保持部材を敷設する収容凹部の上方位置に配置固定されることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1または2に記載の液体噴射装置において、
前記飛散防止部材は、前記シート状の吸収保持部材と同じ材質の第2の吸収保持部材であることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項3に記載の液体噴射装置において、
前記第2の吸収保持部材は、前記支持部材の下面に突設された左右一対の壁に嵌合されていることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項4に記載の液体噴射装置において、
前記左右一対の壁に、前記第2の吸収保持部材を固定する爪部を備えたことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1または2に記載の液体噴射装置において、
前記飛散防止部材は、前記廃液チューブの排出口部から排出される廃液を受け止め、該廃液が前記飛散防止部材の下方位置に配置されている前記吸収保持部材に吸収保持されるようにガイドする廃液ガイド部材であることを特徴とする液体噴射装置。
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