JP2005238072A - 二酸化炭素散布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 二酸化炭素の液滴を所望の大きさに形成することができる二酸化炭素散布装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 二酸化炭素散布装置1を、海上を航行する船舶から海中に吊り下げられて曳航される配管Pに設けられる装置本体2と、配管Pから液体二酸化炭素を供給されるとともにこの液体二酸化炭素を散布する複数のノズル3とを有する構成とする。装置本体2を、曳航方向に直交する水平軸4aを有するヒンジ4によって配管Pに接続して、装置本体2を、配管Pに対して、曳航方向に直交する水平軸回りに揺動可能にして設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、海中に二酸化炭素の液滴を散布するための二酸化炭素散布装置に関するものである。
近年、地球温暖化が大きな問題となっており、その対策として、温室効果をもたらす二酸化炭素の大気中における濃度の上昇を抑えることが考えられている。
二酸化炭素濃度の上昇を抑えるための一つの手法として、事業所や火力発電所等の二酸化炭素の固定発生源から排出された二酸化炭素ガスを回収して液化し、この液体二酸化炭素を海中に送り込んで、長期にわたって大気と隔離するという構想が提案されている。
ここで、この手法においては、海中の生態系を崩さないよう、海水中における二酸化炭素濃度の上昇を適切な範囲に抑える必要があるので、より大量の二酸化炭素を海中に保存するためには、より広範囲に二酸化炭素を散布する必要がある。
このため、海中に二酸化炭素を散布するための装置が求められている。
このような二酸化炭素散布装置としては、例えば、後記の特許文献1に記載の希釈放流装置がある。
この希釈放流装置は、船舶から海中に吊り下げられた供給管に設けられるものであって、液体二酸化炭素を散布するノズルを有している。
この希釈放流装置は、船舶によって曳航された状態でノズルから液体二酸化炭素を散布することで、海中に所定の大きさの二酸化炭素の液滴群を形成するものであって、この液滴群が、海水との比重差によって生じる浮力を受けてゆっくりと上昇してゆきながら、周囲の海水に徐々に溶解していくことを利用して、水平方向だけでなく、垂直方向にも二酸化炭素の拡散を行うものである。
二酸化炭素の液滴の溶解速度は、液滴と海水との接触面積に比例するので、海水中の二酸化炭素濃度の制御には、二酸化炭素の液滴が消滅するまでに浮上する距離が適切な範囲内となるよう、液滴の表面積を制御する必要がある。ここで、液滴は略球状に形成されるので、液滴の表面積の制御は、液滴の径を制御することによって行われる。
特開2001−187330号公報(段落[0012]〜[0014],及び図1)
しかし、希釈放流装置は、船舶によって曳航されるものであるので、その曳航方向後方に海流の乱れが生じる。
この乱れが大きいと、希釈放流装置から散布された二酸化炭素の液滴の適正な形成が阻害されて、所望の大きさの液滴を発生させることができなくなる恐れがある。
また、二酸化炭素散布装置が取り付けられる配管は、曳航時には、流体抵抗を受けて、上端に対して下端が曳航方向後方に位置するように傾斜するので、希釈放流装置も、この配管の傾斜の分だけ傾斜することとなる。
このように希釈放流装置が傾斜すると、希釈放流装置の流体抵抗が大きくなり、曳航方向後方で生じる海流の乱れも大きくなるため、散布した液体二酸化炭素の流れに大きな乱れが生じてしまう恐れがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、二酸化炭素の液滴を所望の大きさに形成することができる二酸化炭素散布装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の二酸化炭素散布装置は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる二酸化炭素散布装置は、船舶から海中に吊り下げられて曳航される配管に設けられ、該配管を通じて前記船舶から供給される液体二酸化炭素を散布する二酸化炭素散布装置であって、前記配管に対して、曳航方向に直交する水平軸回りに揺動可能にして設けられていることを特徴とする。
このように構成される二酸化炭素散布装置は、配管に対して、曳航方向に直交する水平軸回りに揺動可能にして設けられているので、曳航時には、配管の傾斜の大きさによらず、最も流体抵抗が少なくなる姿勢をとる。これにより、二酸化炭素散布装置の後方での海流の乱れを最低限に抑えることができ、液体二酸化炭素の散布を良好に行うことができる。
この二酸化炭素散布装置と配管との接続構造としては、例えばヒンジ結合を採用することができる。
また、本発明にかかる二酸化炭素散布装置は、上記二酸化炭素散布装置において、前記配管から前記液体二酸化炭素を供給されて該液体二酸化炭素を吐出するノズルと、前記配管と前記ノズルとの間に設けられる配管設備を収容する装置本体とを有し、該装置本体は、前記曳航方向に対して流線型をなしていることを特徴とする。
このように構成される二酸化炭素散布装置では、配管とノズルとの間に設けられる配管設備が、曳航方向に対して流線型をなす装置本体に収容されているので、二酸化炭素散布装置の流体抵抗がさらに小さくなり、二酸化炭素散布装置の後方で生じる海流の乱れがより小さくなる。
この二酸化炭素散布装置において、ノズルは、装置本体の上面側に設けられていてもよい。
この場合には、ノズルを装置本体の上面側に設けているので、ノズルから散布された液体二酸化炭素が、装置本体の後方に生じる海流の乱れに巻き込まれにくいので、二酸化炭素の液滴の散布を良好に行うことができる。
さらに、この二酸化炭素散布装置において、ノズルは、曳航方向に交差する方向に位置をずらして複数設けられていてもよい。
この場合には、液体二酸化炭素を散布する領域を、曳航方向に交差する方向に広げることができるので、海中の二酸化炭素濃度の上昇を抑えつつ、より大量の液体二酸化炭素を散布することができる。
また、本発明にかかる二酸化炭素散布装置は、請求項3に記載の二酸化炭素散布装置であって、前記ノズルは、前記装置本体の上面側及び下面側に設けられていることを特徴とする。
このように構成される二酸化炭素散布装置では、装置本体の上面側だけでなく、下面側にもノズルが設けられている。
このため、この二酸化炭素散布装置では、装置本体を大型化することなく、ノズルの設置数を増やすことができるので、流体抵抗の増加を最低限に抑えつつ、二酸化炭素の散布量を増加させることができる。
また、この二酸化炭素散布装置では、ノズルの設置数を同じとした場合には、装置本体をより小型化することができ、より流体抵抗を小さくすることができる。
また、この二酸化炭素散布装置において、ノズルのうち、少なくとも装置本体の上面側に設けられるノズルと装置本体の下面側に設けられるノズルとは、曳航方向に交差する方向に位置をずらして設けられていてもよい。
このように装置本体の上面側と下面側とで、ノズルの設置位置が、曳航方向に交差する方向にずれていることにより、装置本体の下方に設けられるノズルから散布されて浮力によって上昇する液滴が、装置本体の上方に設けられるノズルから散布された二酸化炭素の液滴と接触しにくくなり、各ノズルから散布された二酸化炭素の液滴を適正な大きさに保つことができる。
また、上記の装置本体を有する構成の二酸化炭素散布装置において、装置本体を、配管との接続構造及び配管設備が曳航方向の中央部に設けられているとともに、姿勢保持のためのフラップが設けられている構成としてもよい。
ここで、流線型の装置本体は、曳航方向の中央部が最も厚みがある。このため、装置本体に収納する部材を装置本体の曳航方向中央部に設置すれば、装置本体の厚み及び長さ(曳航方向の長さ)を低減して、装置本体を小型化することができる。
しかし、配管との接続構造を装置本体の曳航方向中央部に設けた場合には、配管との接続位置が装置本体が相対的な流れを受けることによって生じる揚力中心位置からずれてしまい、装置本体に傾きが生じる恐れがある。
本発明にかかる二酸化炭素散布装置では、装置本体の曳航方向の中央部に、配管との接続構造及び前記配管設備が設けられており、さらに、装置本体には姿勢保持のためのフラップが設けられているので、装置本体の小型化を図りながら、装置本体を流体抵抗の少ない姿勢に保持することができる。
上記の装置本体を有する構成の二酸化炭素散布装置において、配管に対して前記曳航方向に直交する水平軸回りに揺動可能にして設けられるマニフォールドを有しており、装置本体は、マニフォールドに対して複数台並列に設けられていてもよい。
このように構成される二酸化炭素散布装置では、曳航方向から見た各装置本体の幅が小さいので、装置本体に流体抵抗を受けることによる姿勢の乱れ(例えばローリング等)が生じにくくなり、曳航方向後方での海流の乱れも少なくなるので、二酸化炭素の液滴の形成を良好に行うことができる。
上記二酸化炭素散布装置において、マニフォールド自体が前記曳航方向に対して流線型をなしているか、もしくは、該マニフォールドには、前記曳航方向に対して流線型をなすフェアリングが設けられていてもよい。
このように構成される二酸化炭素散布装置では、マニフォールドの流体抵抗が低減されるので、二酸化炭素散布装置の流体抵抗がさらに小さくなり、二酸化炭素散布装置の後方で生じる海流の乱れがより小さくなる。
このように構成される二酸化炭素散布装置によれば、曳航方向後方に生じる海流の乱れが低減されるので、散布した液体二酸化炭素を、所望の大きさの液滴に形成することができ、海水中の二酸化炭素濃度の制御を良好に行うことができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
以下、本発明の第一実施形態について、図1から図3を用いて説明する。
本実施の形態にかかる二酸化炭素散布装置1は、図1に示すように、海上を航行する船舶Sから海中に吊り下げられて曳航される配管Pに設けられて、海洋中層(水深1000〜2500m)に保持されるものである。
船舶Sには、液体二酸化炭素が貯蔵される貯蔵タンクと、貯蔵タンク内の液体二酸化炭素を配管Pに圧送するポンプとが設けられており、二酸化炭素散布装置1には、配管Pを通じて、貯蔵タンク内の液体二酸化炭素が供給されるようになっている。
図2に示すように、二酸化炭素散布装置1は、配管Pの下端に取り付けられる装置本体2と、配管Pから液体二酸化炭素を供給されるとともにこの液体二酸化炭素を散布する複数のノズル3とを有している。ここで、配管Pと各ノズル3とは、それぞれ管路Wを通じて接続されている。
装置本体2は、平面視した場合、略長方形板状に形成されており、その長手方向の中央部の一長辺側に、配管Pが接続されている。また、装置本体2の側断面は、曳航時に生じる流体抵抗を低減するために、曳航方向に対して流線型をなしている。
装置本体2は、配管Pに対して、曳航方向に直交する水平軸回りに揺動可能にして設けられている。本実施の形態では、装置本体2の前記一長辺には、曳航方向に直交する水平軸4aを有するヒンジ4が設けられており、装置本体2は、このヒンジ4によるヒンジ結合によって、配管Pに対して、曳航方向に直交する水平軸回りに揺動可能にして接続されている。
ここで、配管Pとノズル3とを接続する管路Wのうち、ヒンジ4の近傍部分は、ヒンジ4の揺動に追従して屈伸することができるよう、耐圧構造を有するフレキシブル配管が用いられる。耐圧構造を有するフレキシブル配管としては、例えば、ゴム管等の可撓性を有するチューブの周囲をワイヤーや金属メッシュその他の補強材によって覆った構成のものが用いられる。
各ノズル3は、液体二酸化炭素を吐出する吐出口を曳航方向後方に向けた状態にして装置本体2に設けられるものである。
これら各ノズル3は、装置本体2の上面側に対して、長手方向(すなわち曳航方向に交差する方向)に、位置をずらして複数設けられており、それぞれ装置本体2に対して、ステー2aを介して、装置本体2から上方に離間した状態にして取り付けられている。
また、これらノズル3は、曳航時の流体抵抗を低減するために、曳航方向に対して流線型をなしている。ここで、各ノズル3の吐出口の径は、二酸化炭素の液滴の好ましい大きさと同程度とされている。
図3に示すように、配管Pと各ノズル3との間には、各種の配管設備が設けられており、これらの配管設備は、装置本体2に収容されている。
本実施の形態では、配管設備として、配管Pと各ノズル3とを接続する管路Wの一部を構成するマニフォールド6と、各管路Wに設けられてノズル3からの海水の逆流を防止するチェックバルブ7と、各管路Wに設けられてノズル3に供給される液体二酸化炭素の背圧が周囲の水圧以上になった場合にのみ液体二酸化炭素の通過を許容するリリーフバルブ8とが設けられている。
このように構成される二酸化炭素散布装置1は、図1に示すように、船舶Sから配管Pを介して海中に吊り下げられた状態で、船舶Sによってほぼ一定の速度で曳航される。
二酸化炭素散布装置1は、このようにして海中で曳航されながら、船舶S上の貯留タンクから配管Pを通じて液体二酸化炭素を供給されることで、ノズル3の吐出口から、液体二酸化炭素を吐出するものである。
ここで、リリーフバルブ8によって配管P内の圧力が保たれるので、配管P内の全域で、二酸化炭素が液相状態に保たれている。
また、チェックバルブ7によってノズル3から配管P内への海水の逆流が防止されているので、配管P内でのCOハイドレートの形成が防止されて、配管Pの目詰まりが防止されている。
さらに、各ノズル3は、配管Pに対してマニフォールド6を介して接続されているので、各ノズル3には、配管Pから均等な圧力で液体二酸化炭素が供給され、各ノズル3からの液体二酸化炭素が均一に吐出される。
ノズル3からの液体二酸化炭素の吐出速度は、曳航時における液体二酸化炭素吐出装置1の、周囲の海水に対する相対速度vとほぼ同一とされている。すなわち、ノズル3から吐出された液体二酸化炭素は、周囲の海水に対してほぼ静止した状態となる。
このため、周囲の海水の流れに乱れが生じていない場合には、ノズル3から吐出された液体二酸化炭素は、ノズル3の吐出口の径とほぼ同一の大きさの液滴となって、二酸化炭素散布装置1の軌跡に沿って帯状に広がる。
これら二酸化炭素の液滴は、周囲の海水と触れることによって、表面がCOハイドレート化する。
また、この深度では、二酸化炭素の液滴は、周囲の海水よりもわずかに密度が小さいので、ノズル3から散布された後は、ゆっくりと浮上してゆく。そして、この液滴は、次第に周囲の海中に溶け出して小さくなってゆき、所定高さ上昇した時点で消滅する。
ここで、二酸化炭素散布装置1による液体二酸化炭素の単位時間当たりの散布量をQとし、液滴が吐出されてから上昇した距離をh、液滴の帯の幅をbとすると、海流等の影響による自然拡散が生じる前の段階での二酸化炭素の希釈率(初期希釈率α)は、次式(1)で表される。
α=Q/bvh (1)
初期希釈率αの値は、海水中における二酸化炭素濃度の上昇が海中の生態系を崩さない範囲内となるよう、その上限が定められる。
二酸化炭素の液滴の初期の径が適正(20mm程度)である場合には、液滴は、散布位置から1000m程度まで上昇する可能性があり、この場合には、液体二酸化炭素を数万倍に希釈することが可能となる。
本実施形態にかかる二酸化炭素散布装置1では、各配管設備が、装置本体2に収容されているので、これらが海中に露出されている構成に比べて、周囲の海流の乱れが低減される。
装置本体2が、配管Pに対して、曳航方向に直交する水平軸回りに揺動可能にして設けられているので、曳航時には、配管Pの傾斜の大きさによらず、最も流体抵抗が少なくなる姿勢をとる。
これにより、二酸化炭素散布装置1の後方での海流の乱れが最低限に抑えられる。
また、本実施形態にかかる二酸化炭素散布装置1では、装置本体2及びノズル3は、曳航方向に対して流線型をなしているので、二酸化炭素散布装置1の流体抵抗がさらに小さくなり、二酸化炭素散布装置1の曳航方向後方で生じる海流の乱れがより小さくなる。
さらに、二酸化炭素散布装置1において、ノズル3は、装置本体2の上面側に設けられていて、ノズル3から散布されて上昇する液体二酸化炭素が、装置本体2の曳航方向後方に生じる海流の乱れに巻き込まれにくい。
このように、この二酸化炭素散布装置1では、ノズル3から吐出した液体二酸化炭素に、海流の乱れによる影響が生じにくいので、ノズル3から吐出した液体二酸化炭素を、ノズル3の吐出口の径とほぼ同一の大きさの液滴とすることができる。
すなわち、この二酸化炭素散布装置1では、二酸化炭素の液滴の径を、適切な大きさに保つことができるので、従来構成の二酸化炭素散布装置よりも、上記式(1)で示すhの値を大きくすることができる。
また、この二酸化炭素散布装置1では、ノズル3を、曳航方向に交差する方向に位置をずらして複数設けているので、液体二酸化炭素を散布する領域を、曳航方向に交差する方向に広げることができる。すなわち、この二酸化炭素散布装置1では、従来構成の二酸化炭素散布装置よりも、上記式(1)で示すbの値を大きくすることができる。
これにより、この二酸化炭素散布装置1では、海水中の二酸化炭素濃度の上昇を従来と同程度に抑えつつ、液体二酸化炭素の散布量Qをより多くすることができる。
ここで、本実施の形態では、ノズル3を、装置本体2の上面側にのみ設けた例を示したが、これに限られることなく、装置本体2の下面側に設けてもよい。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図4及び図5を用いて説明する。
図4及び図5に示すように、本実施の形態にかかる二酸化炭素散布装置21は、第一実施形態に示した二酸化炭素散布装置1において、ノズル3を、装置本体2の上面側だけでなく、下面側にも設けたことを主たる特徴とするものである。
さらに、この二酸化炭素散布装置21では、図5に示すように、装置本体2の上面側に設けられるノズル3と装置本体2の下面側に設けられるノズル3とを、曳航方向に交差する方向の位置をずらして設けている。
本実施の形態では、装置本体2には、長手方向の中央部を挟んで対称にしてノズル3が設けられている。また、装置本体2には、その長手方向の一端側から中央部に向けて、下面側のノズル3、上面側のノズル3とを、この順番で交互に設けている。
ここで、装置本体2の上下面で、ノズル3の設置数は同一とされている。
このように構成される二酸化炭素散布装置21では、装置本体2の曳航方向に交差する方向の寸法を大きくすることなく、ノズル3の設置数を増やすことができるので、流体抵抗の増加を最低限に抑えつつ、二酸化炭素の散布量を増加させることができる。
また、この二酸化炭素散布装置21では、ノズル3の設置数を第一実施形態に示す二酸化炭素散布装置1と同数とした場合には、装置本体2の曳航方向に交差する方向の寸法をより小型化することができ、流体抵抗を一層小さくすることができる。
さらに、このように装置本体2の上面側と下面側とで、ノズル3の設置位置が、曳航方向に交差する方向にずれていることにより、装置本体2の下方に設けられるノズル3から散布されて浮力によって上昇する液滴が、装置本体2の上方に設けられるノズル3から散布された二酸化炭素の液滴と接触しにくいので、各ノズル3から散布された二酸化炭素の液滴を適正な大きさに保つことができる。
ここで、本実施の形態では、装置本体2の上面側に設けられるノズル3と装置本体2の下面側に設けられるノズル3とを、曳航方向に交差する方向に位置をずらして設けた例を示したが、これに限られることなく、例えば図6に示す二酸化炭素散布装置26のように、装置本体2の上面側に設けられるノズル3と装置本体2の下面側に設けられるノズル3とを、曳航方向に交差する方向の位置を同じにして設けてもよい。
この場合には、装置本体2の上下方向でノズル3に加わる流体抵抗のバランスが保たれるので、装置本体2の姿勢がより安定する。
[第三実施形態]
以下、本発明の第三実施形態について、図7を用いて説明する。
図7に示すように、本実施の形態にかかる二酸化炭素散布装置31は、第二実施形態に示した二酸化炭素散布装置1において、装置本体2を、配管Pとの接続構造及び配管設備が曳航方向の中央部に設けられ、さらに、姿勢保持のためのフラップ32が設けられた構成としたことを主たる特徴とするものである。
以下、本実施の形態について、第一実施形態に示す二酸化炭素散布装置1と同一または同様の構成については、同じ符号を用いて示し、詳細な説明を省略する。
装置本体2において、マニフォールド6、チェックバルブ7、及びリリーフバルブ8は、曳航方向の中央部、すなわち側断面視流線型をなす装置本体2において最も厚みのある部分に設けられている(図7ではマニフォールド6のみ図示している)。
ここで、本実施の形態では、マニフォールド6は、下端部のみを装置本体2内に収容されている。すなわち、装置本体2の厚みは、マニフォールド6の厚み(高さ)よりも薄く設定されている。
また、マニフォールド6において、装置本体2から突出する上部には、曳航時に生じる流体抵抗を低減するために、平面視において曳航方向に対して流線型をなすフェアリング33が設けられている。
さらに、装置本体2には、曳航方向の後端側に、姿勢保持のためのフラップ32が設けられている。このフラップ32は、曳航方向後端が上方に向くように傾斜させて設けられている。ここで、このフラップ32は、その傾斜角度を調整可能な構成としてもよい。
このように構成される二酸化炭素散布装置31では、装置本体2において、マニフォールド6等の配管設備が、装置本体2の曳航方向の中央部、すなわち側断面が流線型をなす装置本体2において最も厚みのある部分に設けられているので、装置本体2の厚み及び長さL(曳航方向の長さ)を低減することができる。
これにより、装置本体2を小型化することができ、流体抵抗を一層小さくして、二酸化炭素散布装置31の曳航方向後方に生じる海流の乱れを小さくすることができる。
また、マニフォールド6と各ノズル3との距離が近くなるため、配管Wの長さを短くすることができ、配管設備のレイアウトが容易となる。
本実施の形態では、マニフォールド6は、上部を装置本体2上に突出させて設けられているが、その分だけ装置本体2自体を小さくすることができるので、装置本体2にマニフォールド6全体を収納する構成とした場合に比べて、流体抵抗が小さくなる。
ここで、上記の構成では、配管Pとの接続位置と、装置本体2が相対的な流れを受けることによって生じる揚力中心位置とがずれてしまうため、装置本体2に傾きが生じる恐れがある。具体的には、曳航方向前方側を下方に向ける向きの力が作用することとなる。
しかし、本実施形態にかかる二酸化炭素散布装置31では、装置本体2には姿勢保持のためのフラップ32が設けられている。このフラップ32には、装置本体2が曳航されることによって装置本体2に対する相対的な海流を受けることで、装置本体2の曳航方向後部に、下方に向く力Fが作用するので、この二酸化炭素散布装置31では、装置本体2を略水平に保持して、流体抵抗を低減することができる。
ここで、フラップ32に作用する力Fは、フラップ32の水平面に対する傾斜角度の大きさ、及び二酸化炭素散布装置31に対する相対的な海流の速度に比例して大きくなるのであるが、二酸化炭素散布装置31の曳航速度はほぼ一定であるので、フラップ32の傾斜角度は、予め曳航速度に応じた適切な角度に固定される。
[第四実施形態]
以下、本発明の第四実施形態について、図8及び図9を用いて説明する。
図8及び図9に示すように、本実施の形態にかかる二酸化炭素散布装置41は、配管Pに対して曳航方向に直交する水平軸回りに揺動可能にして設けられるマニフォールド42を設けて、このマニフォールド42に対して、配管43を介して、第二実施形態に示す二酸化炭素散布装置21の装置本体2を、装置本体2に設けられる複数のノズル3も含めて、複数台並列に設けたことを主たる特徴とするものである。
図8に示すように、マニフォールド42には、配管Pに対して、曳航方向に直交する水平軸44aを有するヒンジ44が設けられており、マニフォールド42は、このヒンジ44によるヒンジ結合によって、配管Pに対して、曳航方向に直交する水平軸回りに揺動可能にして接続されている。
ここで、配管Pとマニフォールド42とを接続する管路Wのうち、ヒンジ44の近傍部分は、ヒンジ44の揺動に追従して屈伸することができるよう、耐圧構造を有するフレキシブル配管が用いられる。
また、図9に示すように、マニフォールド42には、平面視において曳航方向に対して流線型をなすフェアリング46が設けられている。
図8及び図9に示すように、マニフォールド42と各装置本体2とを接続する配管43は、マニフォールド42から曳航方向後方もしくは斜め後方に突出させて設けられる剛性を有する管体によって構成されるものであって、装置本体2の支持部材を兼ねている。
本実施の形態では、配管43は、マニフォールド42から曳航方向の斜め後方(曳航方向に対して側方または上下方向)に向けて延びる傾斜部43aと、傾斜部43aの先端から曳航方向後方に延びる直管部43bとを有している。
各装置本体2は、マニフォールド42の後方で、各配管43に取り付けられており、各装置本体2は、装置本体2同士が接触しないように、また各装置本体に設けられるノズル3が吐出する二酸化炭素が接触しないように、上下方向、曳航方向に交差する方向、及び曳航方向における位置のうちの少なくともいずれか一つを変えて配置されている。
各装置本体2は、配管43に対して、ヒンジ結合等によって接続されており、曳航方向に直交する水平軸回りに揺動可能とされている。
このように構成される二酸化炭素散布装置41では、一つの装置本体2に同数のノズル3を設けた二酸化炭素散布装置21に比べて、曳航方向から見た各装置本体2の幅が小さいので、装置本体2に流体抵抗を受けることによる姿勢の乱れ(例えばローリング等)が生じにくくなり、曳航方向後方での海流の乱れも少なくなるので、二酸化炭素の液滴の形成を良好に行うことができる。
また、この二酸化炭素散布装置41では、フェアリング46によってマニフォールド42の流体抵抗が低減されるので、二酸化炭素散布装置41全体としての流体抵抗がさらに小さくなり、曳航方向後方で生じる海流の乱れがより小さくなる。
ここで、本実施の形態では、マニフォールド42に曳航方向に対して流線型をなすフェアリング46を設けた例を示したが、これに限られることなく、例えば、マニフォールド42自体を、曳航方向に対して流線型をなす形状に形成してもよい。
また、本実施の形態では、装置本体2として、第二実施形態に示す二酸化炭素散布装置21の装置本体2を用いた例を示したが、これに限られることなく、第一、第二、第三実施形態に示す二酸化炭素散布装置1、26、31の装置本体2を用いてもよい。
本発明の第一実施形態にかかる二酸化炭素散布装置の使用形態を概略的に示す図である。 本発明の第一実施形態にかかる二酸化炭素散布装置の構成を示す側面図である。 本発明の第一実施形態にかかる二酸化炭素散布装置を曳航方向後方から示す縦断面図である。 本発明の第二実施形態にかかる二酸化炭素散布装置の構成を示す側面図である。 本発明の第二実施形態にかかる二酸化炭素散布装置を曳航方向後方から示す図である。 本発明の第二実施形態にかかる二酸化炭素散布装置の他の形態例を曳航方向後方から示す図である。 本発明の第三実施形態にかかる二酸化炭素散布装置の構成を示す側面図である。 本発明の第四実施形態にかかる二酸化炭素散布装置の構成を示す側面図である。 本発明の第四実施形態にかかる二酸化炭素散布装置の構成を示す平面図である。
符号の説明
1,21,26,31,41 二酸化炭素散布装置
2 装置本体
3 ノズル
4,44 ヒンジ(接続構造)
32 フラップ
42 マニフォールド
46 フェアリング
P 配管
S 船舶

Claims (10)

  1. 船舶から海中に吊り下げられて曳航される配管に設けられ、該配管を通じて前記船舶から供給される液体二酸化炭素を散布する二酸化炭素散布装置であって、
    前記配管に対して、曳航方向に直交する水平軸回りに揺動可能にして設けられていることを特徴とする二酸化炭素散布装置。
  2. 前記配管との接続構造が、ヒンジ結合であることを特徴とする請求項1記載の二酸化炭素散布装置。
  3. 前記配管から前記液体二酸化炭素を供給されて該液体二酸化炭素を吐出するノズルと、
    前記配管と前記ノズルとの間に設けられる配管設備を収容する装置本体とを有し、
    該装置本体は、前記曳航方向に対して流線型をなしていることを特徴とする請求項1または2に記載の二酸化炭素散布装置。
  4. 前記ノズルは、前記装置本体の上面側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の二酸化炭素散布装置。
  5. 前記ノズルは、曳航方向に交差する方向に位置をずらして複数設けられていることを特徴とする請求項4記載の二酸化炭素散布装置。
  6. 前記ノズルは、前記装置本体の上面側及び下面側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の二酸化炭素散布装置。
  7. 前記ノズルのうち、少なくとも前記装置本体の上面側に設けられる前記ノズルと前記装置本体の下面側に設けられる前記ノズルとは、曳航方向に交差する方向に位置をずらして設けられていることを特徴とする請求項6記載の二酸化炭素散布装置。
  8. 前記装置本体は、前記配管との接続構造及び前記配管設備が前記曳航方向の中央部に設けられるとともに、
    姿勢保持のためのフラップが設けられていることを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載の二酸化炭素散布装置。
  9. 前記配管に対して前記曳航方向に直交する水平軸回りに揺動可能にして設けられるマニフォールドを有しており、
    前記装置本体は、前記マニフォールドに対して複数台並列に設けられていることを特徴とする請求項3から8のいずれかに記載の二酸化炭素散布装置。
  10. 前記マニフォールド自体が前記曳航方向に対して流線型をなしているか、もしくは、該マニフォールドには、前記曳航方向に対して流線型をなすフェアリングが設けられていることを特徴とする請求項9記載の二酸化炭素散布装置。
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