JP2005237229A - 防鳥線 - Google Patents
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Abstract
【課題】強力、柔軟性、耐候性、耐摩耗性に優れ、さらに、高度な防鳥効果を有する防鳥線を提供する。
【解決手段】ビニリデンフルオライトとヘキサフルオロプロピレンの共重合体のモノフィラメントからなることを特徴とする防鳥線。また、その共重合体を構成するビニリデンフルオライトとヘキサフルオロプロピレンの共重合比率が、それぞれビニリデンフルオライト70〜95モル%、ヘキサフルオロプロピレン30〜5モル%であることを特徴とする防鳥。さらに、前記モノフィラメントに異形断面や捻り形態を有することを特徴とする防鳥線。
【選択図】なし
【解決手段】ビニリデンフルオライトとヘキサフルオロプロピレンの共重合体のモノフィラメントからなることを特徴とする防鳥線。また、その共重合体を構成するビニリデンフルオライトとヘキサフルオロプロピレンの共重合比率が、それぞれビニリデンフルオライト70〜95モル%、ヘキサフルオロプロピレン30〜5モル%であることを特徴とする防鳥。さらに、前記モノフィラメントに異形断面や捻り形態を有することを特徴とする防鳥線。
【選択図】なし
Description
本発明は、鳥の飛来を防止するために使用する防鳥線に関するものである。さらに詳しくは、強度、柔軟性、耐候性、耐摩耗性に優れると共に、光乱反射を有し、高度な防鳥効果を有する防鳥線に関するものである。
近年、マンションのベランダ、屋上、駅舎、空港、住居、通路内、街路樹等において、撒き散らされた鳩の糞による建造物や衣類寝具類への汚染、配水管の詰まり溢流、貯水の汚染のほか、アレルギー性の疾患やオウム病などの各種病原菌の感染、糞が酸性であることによる金属部分の腐食といった問題が増加している。また、カラスが都市繁華街や住宅街に設置したゴミ集積所を散らかすため、街の美観が損なわれるといった問題も増加している。
さらに、大量発生したムクドリの鳴き声が騒音問題を招き、農村部においては、鳥が農作物を餌として啄ばみ、種蒔き直後の種を穿り、収穫直前の農作物をつつくなどして、農作物の育成を阻害し、その商品価値を低下させるという問題のほか、送電線、架空地線等の電線、高圧線の鉄塔に巣を作り、短絡事故を発生させるという問題も増加している。
こうした鳥害を防止するものとして防鳥線がすでに知られているが、特に、マンションのベランダ、屋上、送電線、架空地線等の電線、高圧線の鉄塔など、危険な高所場所に防鳥線を張設する際、張替え回数を減らして作業効率性を改善するために、防鳥線の耐久性向上が求められてきた。例えば、従来のポリアミド樹脂を使用した防鳥線は、強力、柔軟性などの物理的特性に優れ、比較的安価で入手できるなどの利点を持っているが、耐摩耗性や耐侯性が低いために短期間で破断し、張替えのためのメンテナンスに時間と費用が費やされるといった問題を抱えていた。
この問題を解決する公知技術として、ポリオキシベンゾオキサゾールやポリオキシメチレンなどの繊維からなる防鳥用構造体(例えば、特許文献1参照)が知られているが、この構造体を形成する繊維がモノフィラメントの場合は、剛直性が高いため、張設する際の作業効率性が非常に悪くなり、また、賦形性も高いために一度折り曲げると折り目が生じ、取り扱いが難しいという問題があった。一方、この繊維がマルチフィラメントの場合は、剛直性や賦形性の問題を解消することができるが、単繊維が細くなるために耐摩耗性が低下し、破断しやすいなどの問題があった。
また、ポりエチレン系樹脂繊維を使用した防鳥線(例えば、参考文献2参照)についてもすでに知られている。この繊維は、繊維状態における重量平均分子量、及び平均重量分子量と数平均分子量の比をある特定の範囲に規定することにより、従来のポリエチレン繊維には見られない湿潤時の高い強度保持率と柔軟性、及び耐摩耗性を有するものであるが、長時間使用すると繊維がダレるばかりか、太陽光や大気中に長時間暴露されることにより強度が低下し、さらには、紫外線により変色劣化するなどの問題があった。
さらに、ポリエチレンテレフタレートと変性ポリエチレンテレフタレートからなるポリエチレンテレフタレートモノフィラメントを使用した防鳥糸及び防鳥構造体(例えば、特許文献3参照)についてもすでに知られている。このモノフィラメントは高強度、耐摩耗性、耐衝撃性、及び耐脆化性を有するほか、変性ポリエチレンテレフタレートを添加することにより透明性(光沢性)が得られるなどの特徴がある。この透明性は、変性ポリエチレンテレフタレート中の酸成分にイソフタル酸を使用することにより得られるものであるが、このモノフィラメントは高温・高湿条件下では失透しやすく、通常のポリエチレンテレフタレートを使用した防鳥糸に比べて長期間防鳥効果が得られないなどの問題があった。
さらにまた、モノフィラメントに光沢性を付与させて防鳥効果を高める技術として、丸断面モノフィラメントを繊維軸方向に一定間隔で押し潰し、丸断面と偏平断面部分を交互に設け、偏平断面部分で光乱反射を発生させる防鳥線モノフィラメント(例えば、特許文献4参照)についてもすでに知られている。このモノフィラメントは光乱反射を発生させる点では有効であるが、偏平断面部分が細いために強度と耐久性が低下し、長時間防鳥線として使用できないという問題があった。
特開平2−124051号公報
特開2003−328257号公報
特許登録第2787028号公報
実用新案登録第2547625号公報
本発明の目的は、強力、柔軟性、耐候性、及び耐摩耗性に優れると共に、高度な防鳥効果を有する防鳥線を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明者等が鋭意検討した結果、ある特徴を有するモノフィラメントが優れた諸物性を有し、そのモノフィラメントからなる防鳥線は優れた防鳥性を発揮することを見出した。すなわち、上記の目的を達成するために、本発明によれば、
鳥の飛来を防止するために使用する防鳥線であって、ビニリデンフルオライトとヘキサフルオロプロピレンの共重合体のモノフィラメントからなることを特徴とする防鳥線。さらには、前記モノフィラメントを構成するビニリデンフルオライトとヘキサフルオロプロピレンの共重合比率が、ビニリデンフルオライト70〜95モル%、ヘキサフルオロプロピレン30〜5モル%であることを特徴とする防鳥線が提供される。
鳥の飛来を防止するために使用する防鳥線であって、ビニリデンフルオライトとヘキサフルオロプロピレンの共重合体のモノフィラメントからなることを特徴とする防鳥線。さらには、前記モノフィラメントを構成するビニリデンフルオライトとヘキサフルオロプロピレンの共重合比率が、ビニリデンフルオライト70〜95モル%、ヘキサフルオロプロピレン30〜5モル%であることを特徴とする防鳥線が提供される。
なお、本発明の防鳥線においては、
前記モノフィラメントの繊維軸方向に対する垂直な断面形状が丸形以外の異形断面であること、
前記モノフィラメントが、その中心軸を中心として繊維方向に捻り形態を有する捻り線であること、
前記モノフィラメント及び/又は捻り線の中から複数本を撚り合わせて熱固定した撚り線であること
が、いずれも好ましい条件として挙げられる。
前記モノフィラメントの繊維軸方向に対する垂直な断面形状が丸形以外の異形断面であること、
前記モノフィラメントが、その中心軸を中心として繊維方向に捻り形態を有する捻り線であること、
前記モノフィラメント及び/又は捻り線の中から複数本を撚り合わせて熱固定した撚り線であること
が、いずれも好ましい条件として挙げられる。
本発明の防鳥線は、強力、柔軟性、耐候性、耐摩耗性に優れ、さらに異形断面、捻り、又は撚りを掛けた場合には光乱反射による高度な防鳥効果が得られるため、特に、マンションのベランダ、屋上、送電線や架空地線等の電線、高圧線の鉄塔など、危険な高所場所において防鳥線として張設した場合の耐久性に優れ、長期間にわたって優れた防鳥効果が得られる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の防鳥線は、高強力、柔軟性、耐候性、耐摩耗性を兼ね備えたものである必要があり、その理由から、ビニリデンフルオライトとヘキサフルオロプロピレンの共重合体のモノフィラメントからなることを必須条件とする。
さらに、前記モノフィラメントを構成する共重合体のヘキサフルオロプロピレンの共重合比率が低すぎると、溶融紡糸の際、冷却固化工程で真空ボイドが発生し、延伸切れなどの製糸性の問題が生じやすくなる。逆に、ヘキサフルオロプロピレンの共重合比率が高すぎると、得られたモノフィラメントの強度は低下しやすくなる。従って、その共重合比率はビニリデンフルオライト70〜95モル%に対し、ヘキサフルオロプロピレン30〜5モル%が好ましく、さらには、ビニリデンフルオライト80〜90モル%に対し、ヘキサフルオロプロピレン20〜10モル%であることが好ましい。なお、前記共重合体は、融点や溶融粘度によって様々なグレートのものがあるが、本発明の防鳥線に使用されるモノフィラメントに対して、特に限定はされない。
また、前記共重合体のほか、強力、柔軟性、耐候性、耐摩耗性を損なわない範囲でその他の樹脂や添加剤などを添加し、モノフィラメントに特定の性能を付与させることができる。その具体的なものとして、高密度ポリエチレン、分岐低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、超高分子量ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニリデンなどの熱可塑性樹脂、硫酸バリウム、リン酸カルシウム、ガラスフレーク、タルク、クレー、カオリン及び雲母などの無機微粒子、酸化チタン、酸化ケイ素、炭酸カルシウム、窒化ケイ素、ジリコニウム酸、抗酸化剤、金属イオン封鎖剤、イオン交換剤、着色防止剤、帯電防止剤、各種着色剤、可塑剤、ワックス類、シリコーンオイル、各種界面活性剤及び各種強化繊維類などが挙げられる。
上記のモノフィラメントに光乱反射性能を付与させると、鳥の防鳥線への警戒心が増加し、一層優れた防鳥効果が得られる。その一例として、モノフィラメントの表面に金属光沢を有する塗料を塗布するなどの方法が挙げられるが、長時間使用すると塗料が剥がれ落ち、防鳥効果が低下するなどの問題が生じる。そこで、本発明における好ましい条件として、モノフィラメントの繊維軸方向に垂直な断面を丸形以外の異形断面形状にすることが挙げられる。これにより、丸形断面モノフィラメント以上の光乱反射を効果的に発生させることができる。なお、断面形状は特に限定されないが、例えば、三角形、四角形、五角形、六角形、などの多角形状、楕円、卵形、トラック形などの偏平形状、クローバー形、花びら形、星形などの多葉形状又はそれに類する凹凸形状、鉄アレー形、メガネ形などが挙げられる。
さらに、前記モノフィラメントを、その中心軸を中心として繊維方向に捻りを形成させた捻り線にすることにより、さらに効果的に光乱反射を得ることができる。この場合、繊維軸方向の単位長さ当りの捻り数は特に限定されないが、捻り数が少なすぎると光乱反射効果が低下し、逆に、多すぎるとモノフィラメントの表面凹凸が密になり、光の乱反射効果が低下する。従って、5T/M〜100T/Mが好ましく、さらには10T/M〜50T/Mが好ましい。また、捻り形成方法に限定はなく、通常の捻り形成方法、例えば、モノフィラメントを捻った状態にして加熱固定処理する方法が挙げられる。
さらにまた、前記モノフィラメント及び/又は捻り線の中から複数本を撚り合わせて熱固定し、1本の撚り線にしたものを防鳥線として使用することも可能である。例えば、丸形断面モノフィラメント同士を複数本撚り合わせたもの、異形断面モノフィラメント同士を複数本撚り合わせたもの、捻り形態を有するモノフィラメント同士を複数本撚り合わせたもの、あるいは丸形断面モノフィラメント、異形断面モノフィラメント、捻り形態を有するモノフィラメントの中から複数本撚り合わせた捻り線が挙げられる。これにより、さらに複雑な光乱反射が得られ、極めて高度な防鳥効果が得られる。なお、この場合の単位長さ当りの撚り数に限定はなく、選ばれるモノフィラメントの種類や要求される諸物性、対象とする害鳥、又は防鳥効果の程度によって適宜変えることができる。また、撚り線の形成方法に限定はなく、通常の撚り合わせ方法、例えば、撚り合わせた撚り線に一定の張力を加えた状態で加熱固定処理する方法が挙げられる。
その他、前記モノフィラメント、捻り線、及び撚り線に、染色などによる着色、部分的に色を付けるマーキング、繊維軸方向に複数色着色するなど、モノフィラメント、捻り線、及び撚り線の諸物性を阻害しない程度で着色することができる。
また、前記モノフィラメント、捻り線、及び撚り線の繊度又は直径については特に規定はなく、防鳥線の設置場所、設置規模、対象とする害鳥などによって使い分ければよいが、一般的に約3.5×101〜2.2×105dtex、直径にして約0.05〜4.00mmのモノフィラメント、捻り線、及び撚り線がよく使用される。
前記モノフィラメントは、公知の溶融紡糸方法で製造することができ、その製造方法は特に限定されない。例えば、次の方法により効率的に製造することができる。まず、エクストルーダー型溶融紡糸機にビニリデンフルオライトとヘキサフルオロプロピレンの共重合体からなる樹脂を供給し、溶融混練して紡糸口金の孔から押出す。次に、押出された溶融状態の樹脂を冷却固化する。なお、冷却媒体としては、ポリマーに不活性な液体、例えば、水やポリエチレングリコールなどを使用することができる。また、冷却固化温度は40〜80℃の範囲で行うのが好ましい。この理由は、40℃より低いと断面形状の崩れや真空ボイドが発生しやすく、80℃より高いと十分に冷却固化しにくくなるからである。
その後、冷却固化されたモノフィラメントは、引き続き加熱延伸され、さらに、延伸による歪みを除去するなどを目的に、適度に定長及び/又は弛緩加熱処理されて巻取られる。なお、加熱延伸、定長・弛緩加熱処理は、温水浴、ポリエチレングリコール、グリセリン及びシリコーンオイルなどを加熱した熱媒体浴、熱気体浴及び水蒸気浴などを使用することにより行うことができる。また、加熱延伸には1段延伸法あるいは多段延伸法があるが、その加熱延伸方法に限定はない。しかし、全延伸倍率が低いと得られるモノフィラメントの強度は低く、防鳥線に使用した場合、糸切れや長時間使用によるダレが発生しやすい。従って、全延伸倍率は4.0倍以上が好ましく、さらには5.0倍以上が好ましい。
前記モノフィラメント、捻り線、及び撚り線からなる本発明の防鳥線は、強力、柔軟性、耐候性、耐摩耗性に優れ、さらに異形断面や捻りを掛けた場合には光乱反射による高度な防鳥効果が得られるため、特に、マンションのベランダ、屋上、送電線や架空地線等の電線、高圧線の鉄塔など、危険な高所場所において防鳥線として張設した場合の耐久性に優れ、長期間にわたって優れた防鳥効果が得られる。また、本発明の防鳥線は、こうした張替えが困難な場所だけでなく、駅舎、空港、住居、通路内、ゴミ集積所、街路樹、田畑、果樹園、ビニールハウスなどの場所においても使用することができる。さらに、本発明の防鳥線を使用して網状構造体を形成し、その網状構造体を防鳥網として使用することも可能である。
以下に、本発明について、実施例に基づき、さらに詳しく説明する。なお、実施例及び比較例におけるモノフィラメントの評価方法は以下の通りである。
[モノフィラメント物性の評価]
A:引張強度
JIS L1013の規定に準じて測定した。具体的には、採取したモノフィラメント試料を20℃、65%RHの雰囲気下で24時間放置した後、オリエンテック社製、テンシロンRTM500型引張試験機を使用し、糸長250mm、引張速度300mm/分の条件で破断時の強力を測定した。測定は5回行い、モノフィラメント単位断面積当りの破断強力を算出し、その平均値を引張強度とした。
A:引張強度
JIS L1013の規定に準じて測定した。具体的には、採取したモノフィラメント試料を20℃、65%RHの雰囲気下で24時間放置した後、オリエンテック社製、テンシロンRTM500型引張試験機を使用し、糸長250mm、引張速度300mm/分の条件で破断時の強力を測定した。測定は5回行い、モノフィラメント単位断面積当りの破断強力を算出し、その平均値を引張強度とした。
B:耐候性
スガ試験機社製、サンシャイン・スーパーロング・ライフ・ウェザーメーターを使用した。具体的には、63℃の降雨条件下で2000時間処理した後、引張強度を測定し、次式(I)から強度保持率を求めた。
スガ試験機社製、サンシャイン・スーパーロング・ライフ・ウェザーメーターを使用した。具体的には、63℃の降雨条件下で2000時間処理した後、引張強度を測定し、次式(I)から強度保持率を求めた。
強度保持率(%)=(S/S0)×100 (I)
なお、Sは処理後の引張強度、S0は処理前の引張強度を示す。
なお、Sは処理後の引張強度、S0は処理前の引張強度を示す。
C:耐摩耗性
JIS L1095(1999)9.10.2Bに準じて測定した。具体的には、固定されたφ1.0mmの摩擦子(硬質鋼線SWP−A)の上に接触させたモノフィラメント試料を、摩擦子の左右各55度角度で斜め下に設けたフリーローラー2個(ローラー間距離70mm)の下に掛け、別の1個のフリーローラーの上を介してモノフィラメント試料の一端に0.196cN/dtexの荷重を掛けてセットする。その後、モノフィラメント試料を往復回数120回/分、往復ストローク長25mmの条件で摩擦子に接触往復させた。同一試料につき各10本のモノフィラメント試料について、切断するまでの往復接触回数を測定し、その平均値を屈曲摩耗切断回数とした。屈曲摩耗切断回数が大きいほど耐屈曲摩耗性に優れていることを示す。
JIS L1095(1999)9.10.2Bに準じて測定した。具体的には、固定されたφ1.0mmの摩擦子(硬質鋼線SWP−A)の上に接触させたモノフィラメント試料を、摩擦子の左右各55度角度で斜め下に設けたフリーローラー2個(ローラー間距離70mm)の下に掛け、別の1個のフリーローラーの上を介してモノフィラメント試料の一端に0.196cN/dtexの荷重を掛けてセットする。その後、モノフィラメント試料を往復回数120回/分、往復ストローク長25mmの条件で摩擦子に接触往復させた。同一試料につき各10本のモノフィラメント試料について、切断するまでの往復接触回数を測定し、その平均値を屈曲摩耗切断回数とした。屈曲摩耗切断回数が大きいほど耐屈曲摩耗性に優れていることを示す。
D:曲げ硬さ
糸長50mmのモノフィラメント試料を20℃、65%HRの雰囲気下で24時間放置した後、図1に示すように、モノフィラメント試料1を水平方向に10mm間隔で2本設置された直径2mmのステンレス棒2a及び2bの下に接触するようにセットし、そのステンレス棒2a及び2bの中央部の位置でモノフィラメント試料1に直径1mmのステンレス製フック3を掛け、(株)ミネベア製TCM−200型万能引張・圧縮試験機を使用して、ステンレス製フック3を引取速度50mm/分で引き上げ、このときに生じる最大応力を曲げ硬さとした。
糸長50mmのモノフィラメント試料を20℃、65%HRの雰囲気下で24時間放置した後、図1に示すように、モノフィラメント試料1を水平方向に10mm間隔で2本設置された直径2mmのステンレス棒2a及び2bの下に接触するようにセットし、そのステンレス棒2a及び2bの中央部の位置でモノフィラメント試料1に直径1mmのステンレス製フック3を掛け、(株)ミネベア製TCM−200型万能引張・圧縮試験機を使用して、ステンレス製フック3を引取速度50mm/分で引き上げ、このときに生じる最大応力を曲げ硬さとした。
[製糸性の評価]
製糸性については、下記の内容で評価した。
○:特に問題なく、目標物性のモノフィラメントが得られた。
×:冷却固化工程で真空ボイドが発生し、延伸工程で糸切れが多発した。
製糸性については、下記の内容で評価した。
○:特に問題なく、目標物性のモノフィラメントが得られた。
×:冷却固化工程で真空ボイドが発生し、延伸工程で糸切れが多発した。
[防鳥効果]
得られたモノフィラメントを使用し、図2に示す防鳥装置を鳩の糞害を被っている自社工場の屋上に設置した。図2において、10は金属製のアーム、11はスプリングスナップ、12はゴムスリーブ、13はリングストッパー、14はモノフィラメントからなる防鳥線を示す。防鳥線14の両端にゴムスリーブ12を被せた後、スプリングスナップ11のリングに通し、リングストッパー13で防鳥線14を張設固定した。防鳥線14の張設長さを2m、設置面からの張設高さを20cmとし、糞害の程度、張設時の作業性や防鳥線の耐久性を6ヶ月間調査した。評価は下記の内容で行った。
○:防鳥効果、設置時の作業性、耐久性に優れ非常に良好であった。
△:設置時の作業性は良好であったが、短期間で破断して防鳥効果がなくなり、張り替え が必要であった。
×:防鳥効果、設置時の作業性、耐久性がいずれも不良であった。
得られたモノフィラメントを使用し、図2に示す防鳥装置を鳩の糞害を被っている自社工場の屋上に設置した。図2において、10は金属製のアーム、11はスプリングスナップ、12はゴムスリーブ、13はリングストッパー、14はモノフィラメントからなる防鳥線を示す。防鳥線14の両端にゴムスリーブ12を被せた後、スプリングスナップ11のリングに通し、リングストッパー13で防鳥線14を張設固定した。防鳥線14の張設長さを2m、設置面からの張設高さを20cmとし、糞害の程度、張設時の作業性や防鳥線の耐久性を6ヶ月間調査した。評価は下記の内容で行った。
○:防鳥効果、設置時の作業性、耐久性に優れ非常に良好であった。
△:設置時の作業性は良好であったが、短期間で破断して防鳥効果がなくなり、張り替え が必要であった。
×:防鳥効果、設置時の作業性、耐久性がいずれも不良であった。
[実施例1]
ビニリデンフルオライト90モル%とヘキサフルオロプロピレン10モル%の共重合体からなる樹脂(ソルベイソレクシス社製Solef11010、融点160℃、260℃における溶融粘度7600Poise)をエクストルーダー型溶融紡糸機に供給し、200℃で溶融混練した後、孔径3.0mmの丸断面口金孔から溶融状態の樹脂を押出し、さらに80℃の温水で冷却固化した。引き続き巻取ることなく、145℃の熱媒体浴中で4.5倍に延伸し、さらに140℃の熱気体浴中で1.64倍に延伸した後、再び155℃の熱気体浴中で0.95倍に弛緩加熱処理し、10230dtex(直径0.850mm相当)の丸形断面モノフィラメントを得た。得られたモノフィラメントの物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。
ビニリデンフルオライト90モル%とヘキサフルオロプロピレン10モル%の共重合体からなる樹脂(ソルベイソレクシス社製Solef11010、融点160℃、260℃における溶融粘度7600Poise)をエクストルーダー型溶融紡糸機に供給し、200℃で溶融混練した後、孔径3.0mmの丸断面口金孔から溶融状態の樹脂を押出し、さらに80℃の温水で冷却固化した。引き続き巻取ることなく、145℃の熱媒体浴中で4.5倍に延伸し、さらに140℃の熱気体浴中で1.64倍に延伸した後、再び155℃の熱気体浴中で0.95倍に弛緩加熱処理し、10230dtex(直径0.850mm相当)の丸形断面モノフィラメントを得た。得られたモノフィラメントの物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。
[実施例2]
ビニリデンフルオライト80モル%とヘキサフルオロプロピレン20モル%の共重合体からなる樹脂(ソルベイソレクシス社製Solef21508、融点134℃、260℃における溶融粘度1600Poise)を原料として使用したこと以外は、実施例1に記載する製造方法で10230dtex(直径0.850mm相当)の丸形断面モノフィラメントを得た。得られたモノフィラメントの物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。ヘキサフルオロプロピレンの共重合比率が高いため、実施例1に比べ強度がやや低下するが、防鳥線として使用することに問題はなく、品質は良好であった。
ビニリデンフルオライト80モル%とヘキサフルオロプロピレン20モル%の共重合体からなる樹脂(ソルベイソレクシス社製Solef21508、融点134℃、260℃における溶融粘度1600Poise)を原料として使用したこと以外は、実施例1に記載する製造方法で10230dtex(直径0.850mm相当)の丸形断面モノフィラメントを得た。得られたモノフィラメントの物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。ヘキサフルオロプロピレンの共重合比率が高いため、実施例1に比べ強度がやや低下するが、防鳥線として使用することに問題はなく、品質は良好であった。
[実施例3]
実施例2に記載の樹脂を使用し、口金孔の断面形状を3つ葉クローバー形に変更して溶融紡糸したこと以外は実施例1に記載する製造方法で7200dtex(外接円直径0.85mmに相当)の3つ葉クローバー形断面モノフィラメントを得た。得られたモノフィラメントの物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。このモノフィラメントからなる防鳥線は一層防鳥効果に優れ、防鳥線として有用であることが確認された。
実施例2に記載の樹脂を使用し、口金孔の断面形状を3つ葉クローバー形に変更して溶融紡糸したこと以外は実施例1に記載する製造方法で7200dtex(外接円直径0.85mmに相当)の3つ葉クローバー形断面モノフィラメントを得た。得られたモノフィラメントの物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。このモノフィラメントからなる防鳥線は一層防鳥効果に優れ、防鳥線として有用であることが確認された。
[実施例4]
実施例3で得られた3つ葉クローバー形断面モノフィラメントに20T/Mの捻りを掛けた後、155℃の熱気体浴中で1.03倍に定長熱固定処理し、捻り形態を有する3つ葉クローバー形断面モノフィラメントを得た。得られたモノフィラメントの物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。このモノフィラメントからなる防鳥線はさらに一層防鳥効果に優れ、防鳥線への有用性がさらに高いことが確認された。
実施例3で得られた3つ葉クローバー形断面モノフィラメントに20T/Mの捻りを掛けた後、155℃の熱気体浴中で1.03倍に定長熱固定処理し、捻り形態を有する3つ葉クローバー形断面モノフィラメントを得た。得られたモノフィラメントの物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。このモノフィラメントからなる防鳥線はさらに一層防鳥効果に優れ、防鳥線への有用性がさらに高いことが確認された。
[実施例5]
ビニリデンフルオライト90モル%とヘキサフルオロプロピレン10モル%の共重合体からなる樹脂(ソルベイソレクシス社製Solef11010、融点160℃、260℃における溶融粘度7600Poise)をエクストルーダー型溶融紡糸機に供給し、200℃で溶融混練した後、一辺が2.0mmの正三角断面の口金孔から溶融状態の樹脂を押出し、さらに80℃の温水で冷却固化した。引き続き巻取ることなく、145℃の熱媒体浴中で4.5倍に延伸し、さらに140℃の熱気体浴中で1.64倍に延伸した後、再び155℃の熱気体浴中で0.95倍に弛緩加熱処理し、1820dtex(一辺0.480mm相当)の三角断面モノフィラメントを得た。そして、得られた三角断面モノフィラメントを2本使用し、撚り数20T/Mで撚り合わせた後、155℃の熱気体浴中で1.03倍に定長加熱固定処理をし、三角断面モノフィラメントからなる撚り線を得た。得られた撚り線の物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。この撚り線からなる防鳥線は極めて高い防鳥効果を有し、防鳥線への有用性が極めて高いことが確認された。
ビニリデンフルオライト90モル%とヘキサフルオロプロピレン10モル%の共重合体からなる樹脂(ソルベイソレクシス社製Solef11010、融点160℃、260℃における溶融粘度7600Poise)をエクストルーダー型溶融紡糸機に供給し、200℃で溶融混練した後、一辺が2.0mmの正三角断面の口金孔から溶融状態の樹脂を押出し、さらに80℃の温水で冷却固化した。引き続き巻取ることなく、145℃の熱媒体浴中で4.5倍に延伸し、さらに140℃の熱気体浴中で1.64倍に延伸した後、再び155℃の熱気体浴中で0.95倍に弛緩加熱処理し、1820dtex(一辺0.480mm相当)の三角断面モノフィラメントを得た。そして、得られた三角断面モノフィラメントを2本使用し、撚り数20T/Mで撚り合わせた後、155℃の熱気体浴中で1.03倍に定長加熱固定処理をし、三角断面モノフィラメントからなる撚り線を得た。得られた撚り線の物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。この撚り線からなる防鳥線は極めて高い防鳥効果を有し、防鳥線への有用性が極めて高いことが確認された。
[比較例1]
ビニリデンフルオライト100モル%からなるポリフッ化ビニリデン樹脂(ソルベイソレクシス社製Solef1010、融点176℃、260℃における溶融粘度7600Poise)を使用したこと以外は実施例1に記載の製造方法で、10230dtex(直径0.850mm相当)の丸形断面モノフィラメントを溶融紡糸しようと試みたが、冷却固化工程で真空ボイドが発生し、これが原因で延伸工程において糸切れが多発した。ポリフッ化ビニリデンホモポリマーを使用して太繊度のモノフィラメントを製造するのは困難であった。
ビニリデンフルオライト100モル%からなるポリフッ化ビニリデン樹脂(ソルベイソレクシス社製Solef1010、融点176℃、260℃における溶融粘度7600Poise)を使用したこと以外は実施例1に記載の製造方法で、10230dtex(直径0.850mm相当)の丸形断面モノフィラメントを溶融紡糸しようと試みたが、冷却固化工程で真空ボイドが発生し、これが原因で延伸工程において糸切れが多発した。ポリフッ化ビニリデンホモポリマーを使用して太繊度のモノフィラメントを製造するのは困難であった。
[比較例2]
ε−カプロラクタム85モル%とヘキサメチレンアジパミド15モル%の共重合体からなるナイロン樹脂(東レ社製 M6041、融点195℃、260℃における溶融粘度4000Poise)98.1重量%、耐摩耗剤(三井科学製 ハイゼックス2100J)1.5重量%、及び耐候剤(BASF社製 ユビナール3030)0.4重量%の混合物をエクストルーダー型溶融紡糸機に供給して270℃で溶融混練した後、孔径3.0mmの星形断面口金孔から溶融状態の樹脂を押出し、さらに20℃の水で樹脂を冷却固化した。引き続き巻取ることなく、100℃の水蒸気浴中で4.5倍に延伸し、さらに215℃の熱気体浴中で1.25倍に延伸した後、再び180℃の熱気体浴中で0.95倍に弛緩加熱処理し、6230dtex(外接円直径0.850mm相当)の星形断面モノフィラメントを得た。得られたモノフィラメントの物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。このモノフィラメントは製糸性に優れ、十分な強度を有していたが、耐候性が低いため破断劣化し易く、防鳥効果が長期間得られなかった。
ε−カプロラクタム85モル%とヘキサメチレンアジパミド15モル%の共重合体からなるナイロン樹脂(東レ社製 M6041、融点195℃、260℃における溶融粘度4000Poise)98.1重量%、耐摩耗剤(三井科学製 ハイゼックス2100J)1.5重量%、及び耐候剤(BASF社製 ユビナール3030)0.4重量%の混合物をエクストルーダー型溶融紡糸機に供給して270℃で溶融混練した後、孔径3.0mmの星形断面口金孔から溶融状態の樹脂を押出し、さらに20℃の水で樹脂を冷却固化した。引き続き巻取ることなく、100℃の水蒸気浴中で4.5倍に延伸し、さらに215℃の熱気体浴中で1.25倍に延伸した後、再び180℃の熱気体浴中で0.95倍に弛緩加熱処理し、6230dtex(外接円直径0.850mm相当)の星形断面モノフィラメントを得た。得られたモノフィラメントの物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。このモノフィラメントは製糸性に優れ、十分な強度を有していたが、耐候性が低いため破断劣化し易く、防鳥効果が長期間得られなかった。
[比較例3]
ポリアセタール樹脂(旭化成工業社製 テナック4010)からなる直径3mmのロッドを、160℃の熱気体浴中で12倍に加熱延伸し、8220dtex(直径0.85mm相当)の線状体を得た。得られた線状体の物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。得られた線状体は剛直性及び賦形性が高いため、防鳥線として張設する際、取り扱いにくく、作業性が悪かった。また、防鳥効果も低かった。
ポリアセタール樹脂(旭化成工業社製 テナック4010)からなる直径3mmのロッドを、160℃の熱気体浴中で12倍に加熱延伸し、8220dtex(直径0.85mm相当)の線状体を得た。得られた線状体の物性結果、及び防鳥線の評価結果を表1に示す。得られた線状体は剛直性及び賦形性が高いため、防鳥線として張設する際、取り扱いにくく、作業性が悪かった。また、防鳥効果も低かった。
本発明の防鳥線は、強力、柔軟性、耐候性、耐摩耗性に優れ、さらに異形断面、捻り、又は撚りを掛けた場合には光乱反射による高度な防鳥効果を発揮するため、マンションのベランダ、屋上、送電線や架空地線等の電線、高圧線の鉄塔など、危険な高所場所において防鳥線として使用した場合の耐久性に優れ、長期間にわたって優れた防鳥効果が得られる。また、本発明の防鳥線は、こうした張替えが困難な場所だけでなく、駅舎、空港、住居、通路内、ゴミ集積所、街路樹、田畑、果樹園、ビニールハウスなどの場所においても使用することができる。さらに、本発明の防鳥線を使用して網状構造体を形成し、その網状構造体を防鳥網として使用することも可能である。
1 モノフィラメント試料
2a、2b ステンレス棒
3 フック
10 アーム
11 スプリングスナップ
12 ゴムスリーブ
13 リングストッパー
14 モノフィラメントからなる防鳥線
2a、2b ステンレス棒
3 フック
10 アーム
11 スプリングスナップ
12 ゴムスリーブ
13 リングストッパー
14 モノフィラメントからなる防鳥線
Claims (5)
- 鳥の飛来を防止するために使用する防鳥線であって、ビニリデンフルオライトとヘキサフルオロプロピレンの共重合体のモノフィラメントからなることを特徴とする防鳥線。
- 前記モノフィラメントを構成するビニリデンフルオライトとヘキサフルオロプロピレンの共重合比率が、ビニリデンフルオライト70〜95モル%、ヘキサフルオロプロピレン30〜5モル%であることを特徴とする請求項1に記載の防鳥線。
- 前記モノフィラメントの繊維軸方向に対する垂直な断面形状が丸形以外の異形断面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の防鳥線。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモノフィラメントに、その中心軸を中心として繊維方向に捻り形態を形成してなる捻り線からなることを特徴とする防鳥線。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモノフィラメント及び/又は捻り線の中から複数本を撚り合わせて熱固定した撚り線からなることを特徴とする防鳥線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004048991A JP2005237229A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | 防鳥線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004048991A JP2005237229A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | 防鳥線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005237229A true JP2005237229A (ja) | 2005-09-08 |
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Family Applications (1)
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JP2004048991A Pending JP2005237229A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | 防鳥線 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005237229A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008086295A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Toray Monofilament Co Ltd | 害鳥忌避具 |
JP2009089661A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Toray Monofilament Co Ltd | 害鳥忌避具 |
JP2014098220A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | Toray Monofilament Co Ltd | 繊維構造体およびその用途 |
JP2015120997A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | クレハ合繊株式会社 | フッ化ビニリデン系樹脂モノフィラメント、釣糸、及び、それらの製造方法 |
-
2004
- 2004-02-25 JP JP2004048991A patent/JP2005237229A/ja active Pending
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