JP2005236589A - ディジタルフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】サンプリング時間毎にA/D変換器によりディジタル化された変換データを濾波し、特定の周波数を取り除くディジタルフィルタにおいて、ヒステリシスを意識することなくディジタルデータの下位ビットの変化を抑制し、簡単な構成で精度の高いデータを得ることができるディジタルフィルタを提供する。
【解決手段】A/D変換器1の変換データS1を入力とし、遅延時間がサンプリング時間となる遅延器211、212、‥21mと、遅延器出力S11、S12、‥S1mを入力とし、現在の次のサンプリング時間における変換データを予測する予測器23と、A/D変換器1の変換データS1、遅延器出力S11、S12、‥S1mおよび予測器出力S3を加算する加算器22を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明はディジタルフィルタ、特に磁気式エンコーダのアナログ・ディジタル変換(以降A/D変換と称す)後の出力をフィルタ処理するディジタルフィルタに関する。
従来のディジタルフィルタは、エンコーダ等の変位検出器から供給されるアナログ信号をA/D変換器でディジタル信号に変換し、このディジタル信号をディジタル・ローパス・フィルタに供給し、そこで信号中の高周波成分、即ち、下位ビットの変動を除去して、内挿回路に供給していた。また、上記ディジタル・ローパス・フィルタの後にヒステリシス回路を設けることによりフィルタだけでは取り除けなかった雑音を除去することができた。(例えば、特許文献1参照)。
従来例の構成を、図7および図8を参照しながら説明する。
図7は従来例のディジタルフィルタを示す全体構成図である。
図7において、1はA/D変換器、2はディジタルフィルタ、3はヒステリシス、4は内挿回路である。ディジタルフィルタ2ではA/D変換器1により変換されたディジタルデータの下位ビットのふらつきを除去している。また、入力がA/D変換器1の値の変わり目に位置するときは、ディジタルデータの下位ビットが変化するが、このディジタルデータの下位ビットの変化を抑えるために、ヒステリシス3を利用している。
図8は従来例のディジタルフィルタを示すブロック図であり、図7におけるディジタルフィルタ2の部分の詳細を示している。
図8において、22は加算器、211、212、‥21mは遅延器、S1はA/D変換データ、S2はフィルタデータ、S11、S12、‥S1mは遅延器出力すなわち遅延データである。この構成により、従来のディジタルフィルタは、入力データ(A/D変換データS1)をシステムクロック(以下システムCLKと表記する)に同期して遅延器211、212、‥21mにより遅延させ、入力データおよび遅延データS11、S12、‥S1mを加算器22で加算することでフィルタ処理を実行するのである。
特開平8−201111号公報(第3頁−4頁、図1−3、5参照)
従来のディジタルフィルタは、現在および過去にサンプリングしたデータからフィルタの計算を行なっており、将来サンプリングされるであろうデータを利用していないことから、精度の高いフィルタ処理を行なうことが出来ないという問題があった。また、ヒステリシス処理においても、ヒステリシス値の作成およびその与え方によっては、ディジタルデータの下位ビットの変化を抑えることが出来ないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、将来データを予測してフィルタ処理に利用するとともに、ヒステリシスを意識することなくディジタルデータの下位ビットの変化を抑制し、簡単な構成で精度の高いデータを得ることができるディジタルフィルタを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、請求項1に記載の発明は、サンプリング時間毎にA/D変換器によりディジタル化された変換データを濾波し、特定の周波数を取り除くディジタルフィルタにおいて、前記A/D変換器の変換データを入力とし、遅延時間がサンプリング時間となる遅延器と、前記遅延器出力を入力とし、現在の次のサンプリング時間における変換データを予測する予測器と、前記A/D変換器の変換データ、前記遅延器出力および前記予測器出力を加算する加算器を備えたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載のディジタルフィルタにおいて、前記遅延器、前記予測器および前記加算器をマイクロプロセッサで構成したことを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、サンプリング時間毎にA/D変換器によりディジタル化された変換データを濾波し、特定の周波数を取り除くディジタルフィルタにおいて、A/D変換器の変換データを入力とし、変換データの最下位ビットの下にl(エル)ビットのガードビットを付加するガードビット生成器と、前記ガードビット生成器出力を入力とし、遅延時間がサンプリング時間となる遅延器と、前記ガードビット生成器出力と前記遅延器出力を入力とし、現在の次のサンプリング時間における変換データを予測する予測器と、前記A/D変換器の変換データと前記遅延器出力、前記予測器出力を加算する加算器と、前記予測器出力、前記ガードビット生成器出力および前記遅延器出力を入力とし、前記ガードビット生成器出力と前記遅延器出力から前記ガードビットの丸めを行なう丸め器を備えたことを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3記載のディジタルフィルタにおいて、前記ガードビット生成器、前記遅延器、前記予測器、前記加算器および前記丸め器をマイクロプロセッサで構成したことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によると、A/D変換データのノイズ成分に起因する下位ビットのふらつきを除去することができ、A/D変換器の分解能を有効に利用することができる。さらに、A/D変換器のビット数を減らしても、従来と同等の精度を得ることができる。
請求項2に記載の発明によると、マイクロプロセッサのプログラムになっているので、付加回路無しにシステムで利用をすることができる。また、処理自体も複雑な演算は行なっていないため、組み込み用のマイクロプロセッサでの処理に適している。
請求項3に記載の発明によると、A/D変換データのノイズ成分に起因する下位ビットのふらつきを除去することができ、A/D変換器の分解能を有効に利用することができる。同時に、A/D変換の下位ビットの変化を抑えることができるので、結果をさらに高精度にすることができる。さらに、A/D変換器のビット数を減らしても、従来と同等の精度を得ることができる。
請求項4に記載の発明によると、マイクロプロセッサのプログラムになっているので、付加回路無しにシステムで利用をすることができる。また、処理自体も複雑な演算は行なっていないため、組み込み用のマイクロプロセッサでの処理に適している。
以上の様に、請求項1乃至4に記載の発明は、将来データを予測してフィルタ処理に利用しているので、ヒステリシスを意識することなくディジタルデータの下位ビットの変化を抑制でき、簡単な構成で精度の高いデータを得ることができる。その為、特に磁気式エンコーダのA/D変換器の後段での利用に最適なディジタルフィルタを構成することができる。
以下、本発明の具体的実施例について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施例を示すディジタルフィルタのブロック図である。
図1において、23は予測器、S3は予測器23の出力すなわち、予測データである。
ここで、図7および8中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
入力データ、すなわちA/D変換データS1を、システムCLKに同期して遅延器211、212、‥21mにより遅延させ、遅延器出力、すなわち遅延データS11、S12、‥S1mを生成する。ここで、遅延器211、212、‥21mとしてフリップフロップ(以下FFと称す)やFIFOメモリ(First In First Out memory)等を利用することができる。予測器23は、A/D変換データS1と遅延データS11を用いて次のサンプリング点の予測データS3を生成する。この予測データS3は直線近似や、精度を高めたい場合には曲線近似を利用する。
加算器22はA/D変換データS1と遅延データS11、S12、‥S1m、予測データS3を加算し、フィルタデータS2を生成する。
本発明が特許文献1と異なる部分は、予測器23を備えた部分と、加算器22の入力に予測器の出力S3を追加した部分である。
図2は、本発明の第1実施例を示すディジタルフィルタの詳細ブロック図である。
図2において、231は減算器、232は加算器である。ここで、図1と同じ説明符号のものは同じ構成要素を示しているので説明は省略する。
以下、図2を用いて、遅延器を2つ用いた場合を例にして、動作ついて詳細説明する。
遅延器としてFFによる遅延器211、212を用い、システムCLKに同期して入力を遅延し、遅延データS11、S12を生成する。予測器23はA/D変換データS1と遅延データS11を利用して、予測データS3を生成する。加算器22はA/D変換データS1と遅延データS11、S12、予測データS3を加算し、フィルタデータS2を生成する。その予測器23の動作は、減算器231でA/D変換データS1と遅延データS11の差を取り、さらに、その差とA/D変換データS1が加算器232で加算されて予測データS3となる。この実施例では直線近似で次のサンプリング点のデータを得ている。
このように次のサンプリング点のデータを予測してフィルタ演算のデータの一つにすることができるため、A/D変換データS1のノイズ成分に起因する下位ビットのふらつきを除去することができ、A/D変換器1の分解能を有効に利用することができるようになり、A/D変換器1のビット数を減らしても、従来と同等の精度を得ることができる。
図3は本発明の第2実施例のディジタルフィルタの処理内容を示すフローチャートである。本発明が特許文献1図5記載のフローチャート(不図示)と異なる部分は、ステップST3の処理が追加された部分である。ステップST3は本発明の第1実施例における予測器23に相当する。
図3のフローチャートに示される処理は、システムCLKに同期した割込み処理で行なわれる。先ず、マイクロプロセッサのブート時に、変数nと、アドレス0からmまでのメモリを0に初期化しておく必要がある。割込みが発生したら計算が開始される(ステップST1)。次に、A/D変換器の生成した変換データを、新たなデータとしてアドレスnのメモリに書き込みを行なう(ステップST2)。次に、次の割込み時に得られるデータを予測して作成する処理を行なう(ステップST3)。すなわち、アドレスnとアドレスn−1のメモリのデータを利用して、アドレスn+1のデータを予測演算し、予測データとしてアドレスn+1に書き込む。例えば、予測演算として本発明の第1実施例のような1次近似を利用することができる。次に、アドレス0からmまで、メモリの内容をすべて加算する(ステップST4)。次に、加算されたデータを、フィルタ処理したデータとして出力する(ステップST5)。次に、次の割り込みで書き込むアドレスを設定するために、nに「1」を加える(ステップST6)。次に、アドレスnがメモリ領域外にアクセスしていないかの判定を行なう(ステップST7)。ここで、nとmを比較して、n>mのときメモリ領域外へのアクセスになるため、nを0にリセットする(ステップST8)。以上で計算が終了となる(ステップST9)。
このように、予測機能を含むディジタルフィルタの処理をマイクロプロセッサのプログラムとすることができるので、付加回路無しにシステムで利用をすることができる。また、処理自体も複雑な演算は行なっていないため、組み込み用のマイクロプロセッサでの処理に適している。
図4は、本発明の第3実施例のディジタルフィルタを示すブロック図である。
図4において、24はガードビット生成器、25は丸め器、S4はガードビット付き変換データ、S41‥S4mはガードビット付き遅延データ、S5は加算データである。ここで、図2中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
以下、図4を用いて、本発明の第3実施例のディジタルフィルタの動作を説明する。
A/D変換データS1を入力とするガードビット生成器24は、A/D変換器1の下位ビットの変化を抑える目的で、A/D変換データの下位にl(エル)(l≧1)ビットのガードビットを付加し、ガードビット付き変換データS4を生成する。遅延器211‥21mはシステムCLKで入力データを遅延させ、ガードビット付き遅延データS41‥S4mを生成する。ここで、遅延器211‥21mとして、FFやFIFOメモリ等を利用することができる。予測器23は、ガードビット付き変換データS4とガードビット付き遅延データS41‥S4mを用いて、次のサンプリング点の予測データS3を生成する。この予測データS3は直線近似や、精度を高めたい場合には曲線近似を利用する。加算器22はガードビット付き変換データS4とガードビット付き遅延データS41‥S4m、予測データS3を加算し、加算データS5を生成する。丸め器25は、加算データS5を入力とし、ガードビット付き変換データS4とガードビット付き遅延データS41‥S4mを用いて、ガードビットの丸めを行ない、フィルタデータS2を生成する。
本発明が特許文献1と異なる部分は、丸め器25と予測器23を備えた部分と、加算器22の入力に予測器23の出力を追加した部分である。
図5は、本発明の第3実施例を示すディジタルフィルタの詳細ブロック図である。
図5において、251は加算器、252はコンパレータ、253はセレクタ、254は右1ビットシフタである。ここで、図4と同じ説明符号のものは同じ構成要素を示しているので説明は省略する。
以下、図5に基づいて、遅延器を2つ用いた場合を例にして動作を詳細に説明する。
A/D変換データS1を入力とするガードビット生成器24は、A/D変換器1の下位ビットの変化を抑える目的で、A/D変換データS1の下位に1ビットのガードビットを付加し、ガードビット付き変換データS4を生成する。遅延器としてFFによる遅延器211、212を用い、システムCLKに同期して入力を遅延し、ガードビット付き遅延データS41、S42を生成する。予測器23はガードビット付き変換データS4とガードビット付き遅延データS41を利用して、ガードビットを1ビット持つ予測データS3を生成する。加算器22はA/D変換データS1と遅延データS41、S42と予測データS3を加算し、加算データS5を生成する。丸め器25は、加算データS5を入力とし、ガードビット付き変換データS4とガードビット付き遅延データS41を用いて、ガードビットの丸めを行ない、フィルタデータS2を生成する。その予測器23の動作は、減算器231でガードビット付き変換データS4とガードビット付き遅延データS41の差を取り、さらに、その差とガードビット付き変換データS4が加算器232で加算され予測データS3となる。本発明の第1実施例と同じく、本実施例でも直線近似で次のサンプリング点のデータを得ている。また、丸め器25の動作は、コンパレータ252でガードビット付き変換データS4とガードビット付き遅延データS41の大小比較を行ない、ガードビット付き変換データS4≧ガードビット付き遅延データS41の場合は「1」を、ガードビット付き変換データS4<ガードビット付き遅延データS41の場合は「0」を生成する。セレクタ253はコンパレータ252が「1」の時は加算データを、「0」のときは加算器251で加算データに「1」を加えたものを選択する。セレクタ253の出力は右1ビットシフタ254で1ビット右シフトされてガードビットが除かれ、フィルタデータS2となる。ガードビット付き変換データS4とガードビット付き遅延データS41の大小比較は、直線の傾きを調べており、傾きが正の時にガードビットの切り捨て、負の時にはガードビットの切り上げを行なう。このように、次のサンプリング点のデータを予測してフィルタ演算のデータの一つにすることができるため、A/D変換データS1のノイズ成分に起因する下位ビットのふらつきを除去することができ、A/D変換器1の分解能を有効に利用することができ、A/D変換器1のビット数を減らしても、従来と同等の精度を得ることができる。さらに、入力信号がA/D変換器の値の変わり目に位置することによって生じる下位ビットの変化を抑えることができるので、結果をさらに高精度にすることができる。
図6は本発明の第4実施例のディジタルフィルタの処理内容を示すフローチャートである。本発明が特許文献1図5記載のフローチャート(不図示)と異なる部分は、ステップST12、13、15、16、17の処理が追加された点である。ステップST12が本発明の第3実施例のガードビット生成器24に、ステップST13が予測器23に、ステップST15、16、17が丸め器25にそれぞれ相当する。
図6のフローチャートに示される処理は、システムCLKに同期した割込み処理で行なわれる。先ず、マイクロプロセッサのブート時に、変数nと、アドレス0からmまでのメモリを0に初期化しておく必要がある。割込みが発生したら計算が開始される(ステップST11)。次に、A/D変換器の生成した変換データを、新たなデータとしてアドレスnのメモリに書き込みを行なう(ステップST12)。尚、このとき、ガードビットを付加するために左に1ビットシフトする。次に、次の割込み時に得られるデータを予測して作成する処理を行なう(ステップST13)。すなわち、アドレスnとアドレスn−1のメモリのデータを利用して、アドレスn+1のデータを予測演算し、予測データとしてアドレスn+1に書き込む。例えば、予測演算として実施例1のような1次近似を利用することができる。次に、アドレス0からmまで、メモリの内容をすべて加算する(ステップST14)。次に、ステップST12で付加したガードビットの丸めを行な行なうために、アドレスnとn−1のメモリの内容を比較する(ステップST15)。これは傾きを調べることに相当し、傾きが負の時、つまりアドレスnの内容がアドレスn−1の内容より小さい時は、ステップST14で加算したデータに「1」を加える(ステップST16)。もともとガードビットは余分なものであるので削除するために、ステップST14もしくはステップST16のデータを右に1ビットシフトする(ステップST17)。次に、ステップST17で得られたデータを、フィルタ処理したデータとして出力する(ステップST18)。次に、次の割り込みで書き込むアドレスを設定するために、nに「1」を加える(ステップST19)。次に、アドレスnがメモリ領域外にアクセスしていないかの判定を行なう(ステップST20)。次に、nとmを比較して、n>mのときメモリ領域外へのアクセスになるため、nを0にリセットする(ステップST21)。以上で計算が終了となる(ステップST22)。
以上述べたように、予測機能を含むディジタルフィルタの処理をマイクロプロセッサのプログラムとすることができるので、付加回路無しにシステムで利用をすることができる。また、処理自体も複雑な演算は行なっていないため、組み込み用のマイクロプロセッサでの処理に適している。
本発明は、予測器での予測演算を曲線近似することや、ガードビットの桁数を増やすことによってA/D変換の精度を向上することができるので、幅広くA/D変換を利用したディジタル信号処理一般に適用できる。
本発明の第1実施例を示すディジタルフィルタのブロック図 本発明の第1実施例を示すディジタルフィルタの詳細ブロック図 本発明の第2実施例のディジタルフィルタの処理内容を示すフローチャート 本発明の第3実施例のディジタルフィルタを示すブロック図 本発明の第3実施例を示すディジタルフィルタの詳細ブロック図 本発明の第4実施例のディジタルフィルタの処理内容を示すフローチャート 従来例のディジタルフィルタを示す全体構成図 従来例のディジタルフィルタを示すブロック図
符号の説明
1 A/D変換器
2 ディジタルフィルタ
3 ヒステリシス
4 内挿回路
22、232、251 加算器
23 予測器
24 ガードビット生成器
25 丸め器
211、212、21m 遅延器
231 減算器
252 コンパレータ
253 セレクタ
254 右1ビットシフタ
S1 A/D変換データ
S2 フィルタデータ
S3 予測データ
S4 ガードビット付き変換データ
S5 加算データ
S11、S12、S1m 遅延データ
S41、S4m ガードビット付き遅延データ

Claims (4)

  1. サンプリング時間毎にA/D変換器によりディジタル化された変換データを濾波し、特定の周波数を取り除くディジタルフィルタにおいて、
    前記A/D変換器の変換データを入力とし、遅延時間がサンプリング時間となる遅延器と、
    前記遅延器出力を入力とし、現在の次のサンプリング時間における変換データを予測する予測器と、
    前記A/D変換器の変換データ、前記遅延器出力および前記予測器出力を加算する加算器を備えたことを特徴とするディジタルフィルタ。
  2. 請求項1記載のディジタルフィルタにおいて、
    前記遅延器、前記予測器および前記加算器をマイクロプロセッサで構成したことを特徴とするディジタルフィルタ。
  3. サンプリング時間毎にA/D変換器によりディジタル化された変換データを濾波し、特定の周波数を取り除くディジタルフィルタにおいて、
    A/D変換器の変換データを入力とし、変換データの最下位ビットの下にl(エル)ビットのガードビットを付加するガードビット生成器と、
    前記ガードビット生成器出力を入力とし、遅延時間がサンプリング時間となる遅延器と、
    前記ガードビット生成器出力と前記遅延器出力を入力とし、現在の次のサンプリング時間における変換データを予測する予測器と、
    前記A/D変換器の変換データと前記遅延器出力、前記予測器出力を加算する加算器と、
    前記予測器出力、前記ガードビット生成器出力および前記遅延器出力を入力とし、前記ガードビット生成器出力と前記遅延器出力から前記ガードビットの丸めを行なう丸め器を備えたことを特徴とするディジタルフィルタ。
  4. 請求項3記載のディジタルフィルタにおいて、
    前記ガードビット生成器、前記遅延器、前記予測器、前記加算器および前記丸め器をマイクロプロセッサで構成したことを特徴とするディジタルフィルタ。
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