JP2005236443A - 動画像圧縮データの逆再生方法及びその装置 - Google Patents

動画像圧縮データの逆再生方法及びその装置 Download PDF

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Abstract


【課題】 記憶容量の削減等を図る。
【解決手段】 通常再生時に、入力制御部26が符号化フレームをメモリ22から読み出し、復号化部28で復号化する。その復号化フレームデータをメモリ30に保存する。選択制御部40は、再符号化フレーム間隔でメモリ30から復号化フレームを読み出し、フレーム内符号化部42でフレーム内符号化し、そのイントラフレームをメモリ44に保存すると共に、フレーム番号及びアドレス情報をメモリ46に記憶する。逆再生時に、入力制御部26は、メモリ46の情報を参照してフレーム番号の大きい順にイントラフレームを読み出し、復号化部28で復号化する。その復号化フレームデータはメモリ30に保存する。表示タイミング制御部34は、各フレームの逆再生タイミング時にメモリ30から復号化フレームを読み出し、表示部36に供給して表示する。
【選択図】図1

Description

この発明は、動画像圧縮データの逆再生方法及びその装置に関し、詳しくは復号した動画像の復号化フレームのうちの所定順序の復号化フレームを選択して逆再生する動画像圧縮データの逆再生方法及びその装置に関する。
ディジタル動画像信号を圧縮する符号化方式として、MPEG(Moving Picture Expert Group)やITU−T(International Telecomunication Union)規格等で提案されている。
これらの規格では、動画像圧縮データを構成するフレームは、フレーム内符号化画像又はフレーム間予測符号化画像として圧縮される。
フレーム内符号化のみを用いて符号化されたフレームはIフレームと呼び、Iフレームは、参照フレームを有さず独立して復号化することができるフレームである。
フレーム間予測符号化を用いて符号化されたフレームにPフレームがある。Pフレームは、隣接フレーム間の差分信号が符号化されているため、参照フレームとなる直前のフレームが復号化されていなければ復号できないという特徴を持つ。
このようなフレーム間予測符号化方式が適用された動画像圧縮データに関して問題となるのは、本来符号化されて記録されている時系列とは逆方向にフレームを再生する、いわゆる逆再生の実現方法である。
従来、逆再生の実現方法として主に次に挙げる方法がある。
第1の方法は、動画像圧縮データを一旦全て復号化し、復号化された非圧縮フレームデータをメモリに蓄積し、逆再生時に蓄積した順番とは逆順に表示するという方法である。
第2の方法は、動画像圧縮データに含まれるフレーム内符号化データのみを、蓄積されている時系列とは逆方向に選択して復号化し、順次表示するという方法である。
特許文献1には、記録媒体に記録された圧縮符号化データを、メモリを使用しながら復号化手段で復号化し、復号化された動画像データを表示する圧縮動画像再生装置に、上記動画像データを逆順再生の順序で圧縮符号化する逆順符号化手段と、圧縮符号化された画像データを記憶するバッファメモリと、記録媒体に記録された圧縮符号化データとバッファメモリに記憶された画像データとを上記復号化手段へ択一的に入力させる入力データ選択手段とを設けて上記画像データの逆順再生を行う技術が記載されている。
特許文献2には、通信相手に対して複数フレームよりなる画像データを送信可能とする移動無線端末に、通信相手より送られた無線信号に基づいて通信環境の劣化レベルを検出する通信環境検出手段と、検出された劣化レベルに応じた数のフレームを上記通信相手に送信される上記複数フレームから間引く画像処理手段と、該画像処理手段から出力される画像データを通信相手に無線送信する送信手段とを設けて動画像を送信可能にする技術が記載されている。
特開平6−339111号公報 特開2001−103565号公報
上述の第1の方法は、復号化された非圧縮フレームデータを全て保存しているので、大容量のメモリを必要とする。
また、第2の方法は、動画像圧縮データに含まれるフレーム内符号化データのみを復号化するものであるから、様々な動画像圧縮データに対して同質な逆再生を行うことができない。
それは、フレーム内符号化方法で動画像フレームデータを符号化するか否かは、符号化装置側に依存しており、復号化装置側で受信される動画像圧縮データにフレーム内符号化画像が定期的に挿入されている保証はないからである。
このような例は、テレビ電話等に見られる。テレビ電話等に実装されている低ビットレートの動画像圧縮方法では、一般に先頭フレームのみをフレーム内符号化方法で符号化し、後続のフレームに関しては、シーンチェンジ等で予測効率が低下した場合や、相手端末からリフレッシュ指示が来た場合を除いては、フレーム間符号化で圧縮する場合が多い。
すなわち、等間隔でフレーム内符号化画像が挿入されていない動画像圧縮データに関しては、適切な逆再生を行うことはできない。
また、特許文献1に記載される技術では、復号化した動画像フレームの全てに対して、元の動画像圧縮データを生成した符号化方法で再符号化をしている。
したがって、回路及び制御が複雑化する上、動作処理量も多くなるので、消費電力の低減を図り難い。
また、特許文献2は、通信環境の劣化に応じて送信される画像フレームを間引くことのみが参考になるに過ぎない。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、逆再生に必要な記憶容量の低減、滑らかな逆再生等を達成し得る動画像圧縮データの逆再生方法及びその装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、動画像圧縮データの逆再生方法に係り、入力される動画像の圧縮符号化フレームを復号化し、復号化される復号化フレームの中の所定順序の上記復号化フレームを順次選択し、選択される上記復号化フレームを圧縮符号化して出力し、出力される逆再生用符号化フレームを保存し、保存されている上記逆再生用符号化フレームを上記圧縮符号化フレームの圧縮符号化順とは逆順で読み出し、読み出される上記逆再生用符号化フレームを復号化して表示することを特徴としている。
請求項2記載の発明は、動画像圧縮データの逆再生方法に係り、入力される動画像の圧縮符号化フレームを復号化し、復号化される復号化フレームの中の所定順序の上記復号化フレームを順次選択し、選択される上記復号化フレームを圧縮符号化して出力し、出力される逆再生用符号化フレームを保存し、保存されている上記逆再生用符号化フレームを上記圧縮符号化フレームの圧縮符号化順とは逆順で読み出し、読み出される上記逆再生用符号化フレーム間に、上記選択により間引かれている上記圧縮符号化フレームを挿入し、挿入されて上記逆順で連続している上記符号化フレームを復号化して表示することを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の動画像圧縮データの逆再生方法に係り、上記圧縮符号化は、フレーム内符号化であることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の動画像圧縮データの逆再生方法に係り、上記圧縮符号化は、フレーム間符号化であることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1、2、3又は4記載の動画像圧縮データの逆再生方法に係り、上記逆再生用符号化フレームの保持は、上記選択順であることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、入力される圧縮符号化フレームを保存する第1の記憶手段と、圧縮符号化フレームを復号化する復号化手段と、該復号化手段で復号化される復号化フレームを記憶する第2の記憶手段と、該第2の記憶手段の上記復号化フレームを圧縮符号化する符号化手段と、該符号化手段によって圧縮符号化される逆再生用符号化フレームを保存する第3の記憶手段と、上記第1の記憶手段の圧縮符号化フレームを圧縮符号化順で又は上記第3の記憶手段の上記逆再生用符号化フレームを上記圧縮符号化順とは逆順で上記復号化手段に入力させる制御手段と、上記第2の記憶手段の上記復号化フレームを表示する表示手段とを備えた動画像圧縮データの逆再生装置に係り、上記第2の記憶手段の上記復号化フレームの中の所定順序の上記復号化フレームを順次選択して上記符号化手段に供給する選択手段を備えると共に、上記制御手段を、選択される上記復号化フレームの上記逆再生用符号化フレームを上記逆順で上記第3の記憶手段から上記復号化手段に入力させるように構成したことを特徴としている。
請求項7記載の発明は、入力される圧縮符号化フレームを保存する第1の記憶手段と、圧縮符号化フレームを復号化する復号化手段と、該復号化手段で復号化される復号化フレームを記憶する第2の記憶手段と、該第2の記憶手段の上記復号化フレームを圧縮符号化する符号化手段と、該符号化手段によって圧縮符号化される逆再生用符号化フレームを保存する第3の記憶手段と、上記第1の記憶手段の圧縮符号化フレームを圧縮符号化順で又は上記第3の記憶手段の上記逆再生用符号化フレームを上記圧縮符号化順とは逆順で上記復号化手段に入力させる制御手段と、上記第2の記憶手段の上記復号化フレームを表示する表示手段とを備えた動画像圧縮データの逆再生装置に係り、上記第2の記憶手段の上記復号化フレームの中の所定順序の上記復号化フレームを順次選択して上記符号化手段に供給する選択手段を備えると共に、上記制御手段を、上記選択手段によって選択される上記復号化フレームの上記逆再生用符号化フレームを上記逆順で上記第3の記憶手段から上記復号化手段に入力させ、かつ、上記復号化手段に入力される上記逆再生用符号化フレームの間に、上記選択で間引かれている上記第1の記憶手段の圧縮符号化フレームを挿入させるように構成したことを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項6又は7記載の動画像圧縮データの逆再生装置に係り、上記符号化手段の上記圧縮符号化は、フレーム内符号化であることを特徴としている。
請求項9記載の発明は、請求項6又は7記載の動画像圧縮データの逆再生装置に係り、上記符号化手段の上記圧縮符号化は、フレーム間符号化であることを特徴としている。
請求項10記載の発明は、請求項6、7、8又は9記載の動画像圧縮データの逆再生装置に係り、上記第2の記憶手段は、上記選択順に上記逆再生用符号化フレームを保持することを特徴としている。
請求項11記載の発明は、請求項6、8、9又は10記載の動画像圧縮データの逆再生装置に係り、上記制御手段は、上記第3の記憶手段に記憶される上記逆再生用符号化フレームへのアクセス情報を記憶するメモリと、該メモリから上記アクセス情報を読み出して上記第3の記憶手段をアクセスするアクセス制御手段とから成ることを特徴としている。
請求項物12記載の発明は、請求項7、8、9又は10記載の動画像圧縮データの逆再生装置に係り、上記制御手段は、上記第1の記憶手段に記憶される上記圧縮符号化フレームへのアクセス情報を記憶する第1のメモリと、上記第3の記憶手段に記憶される上記逆再生用符号化フレームへのアクセス情報を記憶する第2のメモリと、該第2のメモリの上記アクセス情報に基づいて上記第3の記憶手段から上記逆順で読み出される上記逆再生用符号化フレームの間に、上記第1の記憶手段の上記圧縮符号化フレームのうちの上記選択で間引かれている上記圧縮符号化フレームを上記第1のメモリのアクセス情報に基づいて上記逆順で挿入させるアクセス制御手段とから成ることを特徴としている。
原動画像圧縮データの通常再生において復号化される復号化フレームのうちの所定順序の復号化フレームを選択して逆再生に用いる構成により、動画像圧縮データの逆再生に要する記憶容量を格段に低減させることができる。
また、原動画像圧縮データを復号化してその復号化フレームを用いて逆再生用符号化フレームを作成しているので、原動画像圧縮データにフレーム内符号化画像等がどのように含まれているかには依存しなくなり、様々な動画像圧縮データの同質な逆再生が可能になる。
また、原動画像圧縮データの復号化フレームをフレーム内符号化で符号化する構成にすれば、回路及び制御の簡素化及び動作処理量の低減化が得られ、これによる消費電力の低減化も得られる。
さらに、上記逆再生用符号化フレームの間に、上記選択で間引かれている上記原動画像圧縮データのフレームを上記逆順で挿入して復号化し、表示するようにすれば、滑らかな逆再生を行うことができる。
原動画像圧縮データの通常再生において復号化される復号化フレームのうちの所定順序の復号化フレームを選択し、選択された復号化フレームを圧縮符号化して保存する。保存されている逆再生用符号化フレームを上記原動画像圧縮データの圧縮符号化順とは逆順で読み出して復号化し、表示するようにして構成される。
また、上記逆順で読み出される逆再生用符号化フレームの間に、上記選択で間引かれている上記原動画像圧縮データのフレームを上記逆順で挿入して復号化し、表示するようにして構成される。
図1は、この発明の実施例1である動画像再生/逆再生装置の構成図、図2は、同動画像再生/逆再生装置の通常再生時の動作を説明するフローチャートの一部を示す図、図3は、同動画像再生/逆再生装置の通常再生時の動作を説明するフローチャートの一部を示す図、図4は、同動画像再生/逆再生装置の通常再生時の動作を説明するフローチャートの残部を示す図、図5は、同動画像再生/逆再生装置の逆再生時の動作を説明するフローチャートの一部を示す図、また、図6は、同動画像再生/逆再生装置の逆再生時の動作を説明するフローチャートの残部を示す図である。
この実施例の動画像再生/逆再生装置10は、動画像の圧縮符号化フレームデータを復号化した復号化フレームのうちの所定順序の復号化フレームを選択し、選択された復号化フレームを圧縮符号化し、その逆再生用符号化フレームを圧縮符号化順とは逆順で復号化して表示する装置に係り、図1に示すように、大別して動画像再生部12と逆再生用イントラフレーム作成部14とから成る。
動画像再生部12は、符号化フレーム保存メモリ22、符号化フレームインデックスメモリ24、符号化フレーム入力制御部26、復号化部28、復号化フレーム出力メモリ30、復号化フレームインデックスメモリ32、表示タイミング制御部34及び表示部36から成る。
符号化フレーム保存メモリ22は、再生すべき動画像圧縮データ(圧縮符号化フレームデータ)を保存するメモリであり、例えば、MPEG―4ビデオ形式などで圧縮された圧縮符号化フレームデータ(単に、圧縮符号化フレームともいう)を保存する。
復号化フレームインデックスメモリ24は、符号化フレーム保存メモリ22に保存されている圧縮符号化フレームデータの情報を保持するメモリであり、その情報は、例えば、各圧縮符号化フレームのフレーム番号と、符号化フレーム保存メモリ22に保存されている圧縮符号化フレームのアドレス情報とを対にして保存されている。
符号化フレーム入力制御部26は、符号化フレームインデックスメモリ24に保存されている情報を参照して符号化フレーム保存メモリ22に保存されている任意の圧縮符号化フレームデータをアクセスしてそのデータを復号化部28に引き渡す。
また、符号化フレーム入力制御部26は、再符号化フレームインデックスメモリ46に保存されている情報を参照して再符号化フレーム保存メモリ44に保存されている該情報対応のイントラフレームデータ(圧縮符号化フレームデータ)をアクセスしてそのデータを復号化部28に引き渡す。
復号化部28は、圧縮符号化フレームデータを復号化し、復号化した非圧縮形式のフレームデータ(復号化フレームデータ、また、単に復号化フレームともいう)を復号化フレーム出力メモリ30に出力する。
復号化フレームインデックスメモリ32は、復号化フレーム出力メモリ30に保存される復号化フレームデータの情報を予め保存するメモリであり、その情報は、例えば、復号化フレーム出力メモリ30が複数の復号化フレームデータを同時に保存し得る複数面から構成される場合には、その面番号と、当該面に保存される復号化フレームデータのフレーム番号及び上書き不可フラグ等の情報である。
表示タイミング制御部34は、表示タイミングが予め設定されており、その表示タイミングを参照して復号化フレーム出力メモリ30に保存されているフレームデータをアクセスして表示部36に渡す制御部である。
逆再生用イントラフレーム作成部14は、再符号化フレーム選択制御部40と、フレーム内符号化部42と、再符号化フレーム保存メモリ44と、再符号化フレームインデックスメモリ46とから構成される。
再符号化フレーム選択制御部40は、再符号化対象のフレーム番号を算出し、復号化フレームインデックスメモリ32に保存されている情報を参照して復号化フレーム出力メモリ30の復号化フレームデータをアクセスし、該復号化フレームデータをフレーム内符号化部42に渡す制御部である。例えば、4フレームにつき1フレームの割合で再符号化する場合には、フレーム番号1、5、9、…のフレーム番号を持つ復号化フレームデータが再符号化対象となる。
フレーム内符号化部42は、再復号化フレーム選択制御部40から引き渡された復号化フレームデータのフレーム内符号化を行う符号化部である。
再符号化フレーム保存メモリ44は、フレーム内符号化部42でフレーム内符号化された圧縮符号化フレームデータ、すなわち、イントラフレームデータ(逆再生用符号化フレームデータ)を入力順に保存するメモリである。
再符号化フレームインデックスメモリ46は、再符号化フレーム保存メモリ44に保存されて行くイントラフレームデータの情報を保持するメモリであり、その情報は、例えば、イントラフレームデータのフレーム番号と、再符号化フレーム保存メモリ44にイントラフレームデータが保存されるアドレス情報を対にしたものである。
次に、図1乃至図6を参照して、この実施例の動作について説明する。
図2乃至図6のフローチャートで示す動画像再生装置10の通常再生の動作は、1つのフレームについてのものである。
動画像再生装置10での通常再生を行う場合、符号化フレーム入力制御部26は、符号化フレームインデックスメモリ24へのアクセスを行うように設定される。
符号化フレーム入力制御部26は、符号化フレームインデックスメモリ24に保存されている情報を参照して該情報に基づいて符号化フレーム保存メモリ22をアクセスし、上記情報対応の圧縮符号化フレームデータを復号化部28に渡す(図2のS1)。上記アクセスは、上記情報のフレーム番号が小さいフレーム番号から行う。例えば、符号化フレーム保存メモリ22にフレーム番号1、2、3、…の動画像圧縮データが保存されている場合は、フレーム番号1、2、3、…の順に圧縮符号化フレームデータが符号化フレーム保存メモリ22から読み出される。
復号化部28は、入力される圧縮符号化フレームデータの復号化処理を行う(図2のS2)。そのフレームについての復号化処理が完了すると、復号化部28は、復号化フレームインデックスメモリ32を参照して復号化フレーム出力メモリ30の空き面を確認する(図2のS3)。空き面がなければ(図2のS3のNO)、当該復号化フレームデータを保存すべき面が空き面となるまで待機する。
上記復号化により復号化された復号化フレームデータを保存すべき面が空きである、すなわち、上書き不可フラグがクリアされているならば(図2のS3のYES)、復号化部28は、その空き面に復号化フレームデータを出力する、すなわち、保存する(図2のS4)。
この保存と同時に、復号化フレームインデックスメモリ32の上記保存を行った面対応のフレーム番号を、保存した復号化フレームデータのフレーム番号に更新し、上記保存を行った面対応の上書き不可フラグをリセット状態からセット状態に切り替える(図2のS5)。
表示タイミング制御部34は、復号化部28の動作と一定のタイミング関係、すなわち、復号化フレームデータの復号化フレーム出力メモリ30への保存及び表示との関係において、自身に予め設定されている各フレームの表示タイミングが来ると(図4のS11のYES)、当該復号化フレームデータを復号化フレーム出力メモリ30から読み出し(S12)、表示部36で表示処理を行う(S13)。この表示処理と同時に、表示タイミング制御部34は、復号化フレームインデックスメモリ32の該当する上書き不可フラグをクリアする(S14)。
動画像再生部12において上述した通常の再生動作が行われるのと並行して、逆再生用イントラフレーム作成部14では逆再生用のイントラフレームデータを作成する。
再符号化フレーム選択制御部40は、復号化部28の動作と一定のタイミング関係、すなわち、イントラフレームデータの作成タイミングで、復号化フレームインデックスメモリ32のフレーム番号情報を参照して(図3のS6)そのフレーム番号が再符号化対象となるフレーム番号でないならば(S6のNO)、そのフレームについては再符号化処理は行わない。
再符号化対象となる復号化フレームデータの読み出しタイミングとなっているならば(S6のYES)、その復号化フレームデータを復号化フレーム出力メモリ30から読み出して(S7)フレーム内符号化部42でフレーム内符号化を行ってイントラフレームデータの作成を行う(S8)。
このようにして作成されたイントラフレームデータは、再符号化フレーム保存メモリ44に保存される(S9)。
この保存と同時に、保存したイントラフレームデータのフレーム番号等が再符号化フレームインデックスメモリ46に保存される(S10)。
次に、図5及び図6を参照して動画像再生/逆再生装置10における逆再生動作を説明する。
図5及び図6のフローチャートに示す逆再生動作の説明も、1つのフレームについてのものである。
逆再生動作においても、動画像再生部12を起動して再生処理を行う点については、上述した通常再生の場合と同じであるが、復号化フレーム入力制御部26の動作に相違がある。
動画像再生装置10で逆再生を行う場合、符号化フレーム入力制御部26は、再符号化フレームインデックスメモリ46へのアクセスを行うように設定される。
符号化フレーム入力制御部26は、再符号化フレームインデックスメモリ46に保存されている情報を参照して該情報に基づいて再符号化フレーム保存メモリ44をアクセスし、上記情報対応のイントラフレームデータを復号化部28に渡す(図5のS1A)。上記アクセスは、上記情報のフレーム番号が大きいフレーム番号から行う。
例えば、再符号化フレーム保存メモリ44にフレーム番号1、5、9、…のイントラフレームデータが保存されている場合は、フレーム番号…、9、5、1の順に再符号化フレーム保存メモリ44から読み出される。
復号化部28は、入力されるイントラフレームについての復号化処理を行う(S2A)。例えば、フレーム番号…、9、5、1の順に復号化処理が行われる。
この実施例では、すべてのフレームが参照フレームを必要とせずに独立に復号化できるイントラフレームデータであるので、上述のような不連続な復号化が可能になる。
そのイントラフレームデータについての復号化処理が完了すると、復号化部28は、復号化フレームインデックスメモリ32を参照して復号化フレーム出力メモリ30の空き面を確認する(S3A)。空き面がなければ(S3AのNO)、当該復号化フレームデータを保存すべき面が空き面となるまで待機する。
上記復号化により復号化された復号化フレームデータを保存すべき面が空きである、すなわち、上書き不可フラグがクリアされているならば(S3AのYES)、復号化部28は、その空き面に復号化フレームデータを出力する、すなわち、保存する(S4A)。
この保存と同時に、復号化フレームインデックスメモリ32の上記保存を行った面対応のフレーム番号を、保存した復号化フレームデータのフレーム番号に更新し、上記保存を行った面対応の上書き不可フラグをリセット状態からセット状態に切り替える(S5A)。
表示タイミング制御部34は、上述と同様にして逆再生について自身に予め設定されている各フレームの逆再生表示タイミングが来ると(図6のS11A)、当該復号化フレームデータを復号化フレーム出力メモリ30から読み出し(S12A)、表示部36で表示処理を行う(S13A)。
このようにして、フレーム番号…、9、5、1のフレームがこの順に表示部36の画面に表示される、すなわち、逆再生を行うことができる。
この表示処理と同時に、表示タイミング制御部34は、復号化フレームインデックスメモリ32の該当する上書き不可フラグをクリアする(S14A)。
このように、この実施例の構成によれば、原動画像圧縮データを一旦復号化し、その復号化フレームのうちから一定数のフレーム置きに選択した復号化フレームについてフレーム内符号化を行い、その符号化フレームを逆再生に用いるようにしたので、逆再生に必要な記憶容量を格段に削減することが可能になる。
また、原動画像圧縮データ内のフレーム内符号化データの含まれ方の如何を問わず、原動画像圧縮データを一旦復号化してその復号化フレームデータを逆再生に用いるようにしているので、原動画像圧縮データにフレーム内符号化データがどのように含まれているかは依存しなくなり、様様な動画像圧縮データの同質な逆再生を行うことができる。
また、上記効果と共に、回路及び制御の簡略化及び動作処理量の低減化が得られ、これにより消費電力を低減させることができる。
図7は、この発明の実施例2である動画像再生/逆再生装置の電気的構成を示す図、図8は、この発明の実施例2である動画像再生/逆再生装置の逆再生時の動作を説明するフローチャートの一部を示す図、図9は、この発明の実施例2である動画像再生/逆再生装置の逆再生時の動作を説明するフローチャートの他の一部を示す図、図10は、この発明の実施例2である動画像再生/逆再生装置の逆再生時の動作を説明するフローチャートの残部を示す図、また、図11は、同動画像再生/逆再生装置の逆再生時の動作タイミング例を示す図である。
この実施例の構成が、実施例1のそれと異なるところは、逆再生時の動作に原動画像圧縮データを加入させようにした点である。
すなわち、この実施例の動画像再生/逆再生装置10A(図7)における符号化フレーム入力制御部26Aは、再符号化フレーム保存メモリ44からのイントラフレームデータの読み出しと次のイントラフレームデータの読み出しとの間に、これら2つのイントラフレームデータの間を埋め合わせるフレームデータ、すなわち、選択により間引かれている圧縮符号化フレームを符号化フレーム保存メモリ22から逆再生可能に読み出すように構成した点に特徴がある。
したがって、動画像再生部に参照番号12Aを付してある。
この構成以外のこの実施例の構成は、実施例1と同じであるので、同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その逐一の説明は省略する。
次に、図7乃至図11を参照して、この実施例の動作について説明する。
この実施例においても、通常再生時の動作は、実施例1と同じで、逆再生動作については装置が図11に示す動作タイミング例で動作するように構成されているものとして説明する。
したがって、再生時に再生されるイントラフレームは、12フレームから構成される動画像圧縮データのうちの4フレームに1フレームの割合であり、再生されるイントラフレームデータをI1、I5、I9とし、これらのイントラフレームデータは、再符号化フレーム保存メモリ44に保存されている(書き込まれている)とする。Iはイントラフレームであることを示し、数字は原動画像圧縮データにおけるフレーム番号を示している。また、図11中に示すPは、インターフレーム、すなわち、先行するフレームを参照してのみ復号化可能なフレームであることを示す。
また、復号化処理に要する時間は十分短いものとし、復号化フレーム出力メモリ30は、4面から構成されているものとする。
この設例の下では、再符号化フレームインデックスメモリ46には、符号化フレームI1、I5、I9のフレーム番号及びアドレス情報が保存されている。
また、この実施例においては、上述したように、再符号化対象フレーム、すなわち、イントラフレームの間に原動画像圧縮データ(圧縮符号化フレームデータ)を挿入するようにしている点を除き、実施例1と同様であるので、図8乃至図10に示す逆再生時の動作手順のうちのステップS15B乃至ステップS24Bに相違があり、他のステップS1B乃至S5B及びステップS11B乃至S14Bは、図5のステップS1A乃至S5A及び図6のステップS11A乃至S14Aと同じである。
逆再生の動作が開始されると、符号化フレーム入力制御部26Aは、先ず、読み出す圧縮符号化フレームのカウント数を0にリセットする(図8のS15B)。
そして、読み出し終了フラグをオフにする(S16B)。再符号化対象フレームの読み出しタイミングが来るまで、アイドリング状態となる(S17BのNO)。
再符号化対象フレームの読み出しタイミングが来たときに(S17BのYES)逆再生の終了であるならば(S18BのYES)、処理は終了となるが、逆再生の終了となっていないならば(S18BのNO)、以下に説明する処理に入る。
符号化フレーム入力制御部26Aは、再符号化対象フレームか否かの判定、すなわち、再符号化フレーム保存メモリ44にイントラフレームデータが保存されているか否かの判定を行う(図9のS19B)。
この設例におけるここまでの処理で、再符号化対象フレームであるイントラフレームに来ているので(S19BのYES)、再符号化フレームインデックスメモリ46を参照して再符号化フレーム保存メモリ44からフレーム番号の一番大きいイントラフレームデータを読み出す(S1B)。この例では、イントラフレームデータI9が読み出される。
そして、カウント数を1だけ増計数する(S22B)。イントラフレームデータI9は、復号化部28に入力されて復号化される(S2B)。
その復号化部28での復号化処理が完了すると、復号化フレームデータDI9は、復号化フレーム出力メモリ30の1面に書き込まれる(S3B、S4B、図11の1面)。
この書き込みと同時に、復号化フレームインデックスメモリ32の1面の情報は、フレーム番号9に更新され、上書き不可フラグがセットされる(S5B)。
ここまでの動作が完了したときの復号化フレームインデックスメモリ32の1面の上記情報、すなわち、面番号、フレーム番号及び上書き付加フラグは、(1、9、1)となる。
この時刻に、符号化フレーム入力制御部26Aは、4つのフレームを読み出しているか否かの判定を行うと(S23B)、その判定は否定となり(S23BのNO)、再符号化対象フレームの読み出しにはなく(S19BのNO)、読み出し終了フラグのオンにもないから(S20BのNO)、符号化フレーム入力制御部26Aは、符号化フレーム保存メモリ22からの圧縮符号化フレームデータP10の読み出しを行う(S21B)。
そして、この圧縮符号化フレームデータP10についても、イントラフレームデータI9と動作の処理、すなわち、カウントの増計数(2となる)(S22B)、その復号化(S2B)、復号化フレームデータの復号化フレーム出力メモリへの保存(S3B、S4B)及びフレーム番号及び上書き不可フラグの復号化フレームインデックスメモリ32への保存(S5B)を行う。この場合の復号化フレームデータDP10の復号化フレーム出力メモリ30への保存は、その2面に行われる(図11の2面)。また、復号化フレームインデックスメモリ32の1面及び2面の上記情報、すなわち、面番号、フレーム番号及び上書き付加フラグは、それぞれ、(1、9、1)及び(2、10、1)となる。
これらの処理後に、符号化フレーム入力制御部26Aが、4つのフレームを読み出しているか否かの判定を行うと(S23B)、その判定は否定となり(S23BのNO)、再符号化対象フレームの読み出しにはなく(S19BのNO)、読み出し終了フラグのオンにもないから(S20BのNO)、符号化フレーム入力制御部26Aは、符号化フレーム保存メモリ22からの圧縮符号化フレームデータP11の読み出しを行う(S21B)。
そして、圧縮符号化フレームデータP11についても、圧縮符号化フレームデータP10と同様の処理を行う(S22B、S2B、S3B、S4B、S5B)。この場合の復号化フレームデータDP11の復号化フレーム出力メモリ30への保存は、その3面に行われる(図11の3面)。また、復号化フレームインデックスメモリ32の1面、2面及び3面の上記情報、すなわち、面番号、フレーム番号及び上書き付加フラグは、それぞれ、(1、9、1)、(2、10、1)及び(3、11、1)となる。
この時刻には、まだ、4つのフレームを読み出していないから(S23BのNO)、上記と同様の処理に入り、圧縮符号化フレームデータP12を読み出し、このフレームについても、フレームP10、フレームP11と同様の処理を行う(S22B、S2B、S3B、S4B、S5B)。この場合の復号化フレームデータDP12の復号化フレーム出力メモリ30への保存は、その4面に行われる(図11の4面)。また、復号化フレームインデックスメモリ32の1面、2面、3面及び4面の上記情報、すなわち、面番号、フレーム番号及び上書き付加フラグは、それぞれ、(1、9、1)、(2、10、1)、(3、11、1)及び(4、12、1)となる。
圧縮符号化フレームデータP12についてのステップS5Bまでの処理が終了した後に、表示タイミング制御部34において復号化フレームデータDP12の表示タイミングとなっているか否かの判定を行う(図10のS11B)。
この時刻には、この設例では図11に示すように、復号化フレームデータDP12の表示タイミングが来ているから(S11BのYES、図11の表示の中のDP12)、表示タイミング制御部34によって復号化フレーム出力メモリ30の復号化フレームデータDP12が読み出され(S12B)、表示部36に供給されて表示される(S13B)。
この表示に供された復号化フレームデータDP12に対応する復号化フレームインデックスメモリ32の上書き不可フラグをリセットし(S14B)、再び、次の復号化フレームデータの表示タイミングが来ているか否かを見る(S11B)。
次の表示タイミング、すなわち、復号化フレームデータDP11の表示タイミングになると(S11BのYES、図11の表示の中のDP11)、表示タイミング制御部34は、上述のところと同様に、その復号化フレームデータDP11を復号化フレーム出力メモリ30から読み出して(S12B)表示部36で表示する(S13B)。
復号化フレーム出力メモリ30の復号化フレームデータDP10についても、同様の処理を行う。
この復号化フレームデータDP10についての表示処理が行われている最中に、上述したアイドリング状態にある符号化フレーム入力制御部26Aは、アイドリング状態は解除され(図8のS17BのYES)、イントラフレームデータI9及び圧縮符号化フレームデータP10、P11、P12について上述した説明と同様の処理が、次の4つのフレーム、すなわち、イントラフレームデータI5及び圧縮符号化フレームデータP6、P7、P8について順次行われる。但し、復号化フレームデータDI5、DP6、DP7は、それぞれ、復号化フレーム出力メモリ30の4面、3面、2面に、それぞれ、保存される(図11の4面、3面、2面)。
そして、復号化フレームデータDP10についての表示処理に続いて、復号化フレームデータDI9についても、同様の表示処理が行われ、復号化フレームデータDI9についての表示処理と同時に、復号化フレームインデックスメモリ32の1面についての上書き不可フラグはリセットされ、その1面に上述の復号化フレームデータDP8は保存される(図11の1面)。
以降同様に、次の4つのフレーム、すなわち、イントラフレームデータI1並びに圧縮符号化フレームデータP2、P3、P4についても、上述した処理手順が続行される。
上述した処理手順のうちの復号化処理は、再符号化フレーム保存メモリ44に保存されているイントラフレーム(再符号化フレーム)と符号化フレーム保存メモリ22に保存されている圧縮符号化フレームとの間の保存順序関係を考慮に入れてI9→P10→P11→P12→I5→P6→P7→P8→I1→P2→P3→P4の順で行われるのに対して、表示処理は、P12→P11→P10→I9→P8→P7→P6→I5→ P4→P3→P2→I1の逆順で行われる。
したがって、滑らかな逆再生を行うことができる。
このように、この実施例の構成によれば、実施例1と同様、逆再生に必要な記憶容量の格段の削減、様様な動画像圧縮データの同質な逆再生、回路及び制御の簡略化及び動作処理量の低減化、消費電力の低減が得られる上、滑らかな逆再生を達成することができる。
以上、この発明の実施例を、図面を参照して詳述してきたが、この発明の具体的な構成は、これらの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもそれらはこの発明に含まれる。
例えば、上記実施例2では、復号化フレームデータDP10の表示完了時刻及び復号化フレームデータDI9の表示開始時刻と復号化フレームデータDP8の1面への保存時刻とを一致させる例を示しているが、これに限られるものではない。例えば、イントラフレームデータI5及び圧縮符号化フレームデータP6、P7、P8の読み出し時刻を遅らせて復号化フレームデータDP8の1面への保存時刻を実施例2より遅い時刻としてもよい。
また、上記実施例では、動画像を圧縮符号化してなる圧縮符号化フレームデータを復号化し、復号化した復号化フレームデータのうちの所定順序の復号化フレームデータを選択してその復号化フレームデータをフレーム内符号化する。そして、そのフレーム内符号化されたイントラフレームデータを保存する。保存されているイントラフレームデータを上記圧縮符号化フレームデータの符号化順とは逆順に読み出し、そのイントラフレームデータを復号化して動画像を逆順で表示するようにしている。
この発明におけるフレーム内符号化をフレーム間符号化で行うようにして実施し得る。例えば、再符号化対象の最終フレーム(フレーム番号が最も大きいフレーム)は、フレーム内符号化を行い、その他の再符号化対象フレームはフレーム間符号化を行う。上記実施例で挙げた、12フレームから構成される動画像圧縮データのうちの4フレームに1フレームの割合で逆再生用に再符号化を行う例の場合、9番目のフレームをフレーム内符号化し、5番目のフレームはI9を参照フレームデータとして用いてフレーム間符号化を行う。1番目のフレームは、5番目のフレームを参照フレームデータとしてフレーム間符号化を行う。
この発明は、例えば、MPEG−4Simple Plofile又はITU−TH.263プロトコル準拠の動画像圧縮データを再生する機能を有した携帯電話機、PHS(Personal Handhone System)、PDA(Personal Data Assistance;Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)等、メモリ資源が限定されており、しかも低消費電力が求められている装置において実施可能である。
この発明の実施例1である動画像再生/逆再生装置の構成図である。 同動画像再生/逆再生装置の通常再生時の動作を説明するフローチャートの一部を示す図である。 同動画像再生/逆再生装置の通常再生時の動作を説明するフローチャートの一部を示す図である。 同動画像再生/逆再生装置の通常再生時の動作を説明するフローチャートの残部を示す図である。 同動画像再生/逆再生装置の逆再生時の動作を説明するフローチャートの一部を示す図である。 同動画像再生/逆再生装置の逆再生時の動作を説明するフローチャートの残部を示す図である。 この発明の実施例2である動画像再生/逆再生装置の電気的構成を示す図である。 同動画像再生/逆再生装置の逆再生時の動作を説明するフローチャートの一部を示す図である。 同動画像再生/逆再生装置の逆再生時の動作を説明するフローチャートの他の一部を示す図である。 同動画像再生/逆再生装置の逆再生時の動作を説明するフローチャートの残部を示す図である。 同動画像再生/逆再生装置の逆再生時の動作タイミング例を示す図である。
符号の説明
10、10A 動画像再生/逆再生装置
22 符号化フレーム保存メモリ(第3の記憶手段)
24 符号化フレームインデックスメモリ(制御手段の一部)
26 符号化フレーム入力制御部(制御手段の一部)
28 復号化部(復号化手段)
30 復号化フレーム出力メモリ(第1の記憶手段)
32 復号化フレームインデックスメモリ(選択手段の一部)
34 表示タイミング制御部(表示手段の一部)
36 表示部(表示手段の残部)
40 再符号化フレーム選択制御部(選択手段の残部)
42 フレーム内符号化部(符号化手段)
44 再符号化フレーム保存メモリ(第2の記憶手段)
46 再符号化フレームインデックスメモリ(制御手段の残部)

Claims (12)

  1. 入力される動画像の圧縮符号化フレームを復号化し、
    復号化される復号化フレームの中の所定順序の前記復号化フレームを順次選択し、
    選択される前記復号化フレームを圧縮符号化して出力し、
    出力される逆再生用符号化フレームを保存し、
    保存されている前記逆再生用符号化フレームを前記圧縮符号化フレームの圧縮符号化順とは逆順で読み出し、
    読み出される前記逆再生用符号化フレームを復号化して表示することを特徴とする動画像圧縮データの逆再生方法。
  2. 入力される動画像の圧縮符号化フレームを復号化し
    復号化される復号化フレームの中の所定順序の前記復号化フレームを順次選択し、
    選択される前記復号化フレームを圧縮符号化して出力し、
    出力される逆再生用符号化フレームを保存し、
    保存されている前記逆再生用符号化フレームを前記圧縮符号化フレームの圧縮符号化順とは逆順で読み出し、
    読み出される前記逆再生用符号化フレーム間に、前記選択により間引かれている前記圧縮符号化フレームを挿入し、
    挿入されて前記逆順で連続している前記符号化フレームを復号化して表示することを特徴とする動画像圧縮データの逆再生方法。
  3. 前記圧縮符号化は、フレーム内符号化であることを特徴とする請求項1又は2記載の動画像圧縮データの逆再生方法。
  4. 前記圧縮符号化は、フレーム間符号化であることを特徴とする請求項1又は2記載の動画像圧縮データの逆再生方法。
  5. 前記逆再生用符号化フレームの保持は、前記選択順であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の動画像圧縮データの逆再生方法。
  6. 入力される圧縮符号化フレームを保存する第1の記憶手段と、圧縮符号化フレームを復号化する復号化手段と、該復号化手段で復号化される復号化フレームを記憶する第2の記憶手段と、該第2の記憶手段の前記復号化フレームを圧縮符号化する符号化手段と、該符号化手段によって圧縮符号化される逆再生用符号化フレームを保存する第3の記憶手段と、前記第1の記憶手段の圧縮符号化フレームを圧縮符号化順で又は前記第3の記憶手段の前記逆再生用符号化フレームを前記圧縮符号化順とは逆順で前記復号化手段に入力させる制御手段と、前記第2の記憶手段の前記復号化フレームを表示する表示手段とを備えた動画像圧縮データの逆再生装置であって、
    前記第2の記憶手段の前記復号化フレームの中の所定順序の前記復号化フレームを順次選択して前記符号化手段に供給する選択手段を備えると共に、
    前記制御手段を、選択される前記復号化フレームの前記逆再生用符号化フレームを前記逆順で前記第3の記憶手段から前記復号化手段に入力させるように構成したことを特徴とする動画像圧縮データの逆再生装置。
  7. 入力される圧縮符号化フレームを保存する第1の記憶手段と、圧縮符号化フレームを復号化する復号化手段と、該復号化手段で復号化される復号化フレームを記憶する第2の記憶手段と、該第2の記憶手段の前記復号化フレームを圧縮符号化する符号化手段と、該符号化手段によって圧縮符号化される逆再生用符号化フレームを保存する第3の記憶手段と、前記第1の記憶手段の圧縮符号化フレームを圧縮符号化順で又は前記第3の記憶手段の前記逆再生用符号化フレームを前記圧縮符号化順とは逆順で前記復号化手段に入力させる制御手段と、前記第2の記憶手段の前記復号化フレームを表示する表示手段とを備えた動画像圧縮データの逆再生装置であって、
    前記第2の記憶手段の前記復号化フレームの中の所定順序の前記復号化フレームを順次選択して前記符号化手段に供給する選択手段を備えると共に、
    前記制御手段を、前記選択手段によって選択される前記復号化フレームの前記逆再生用符号化フレームを前記逆順で前記第3の記憶手段から前記復号化手段に入力させ、かつ、前記復号化手段に入力される前記逆再生用符号化フレームの間に、前記選択で間引かれている前記第1の記憶手段の圧縮符号化フレームを挿入させるように構成したことを特徴とする動画像圧縮データの逆再生装置。
  8. 前記符号化手段の前記圧縮符号化は、フレーム内符号化であることを特徴とする請求項6又は7記載の動画像圧縮データの逆再生装置。
  9. 前記符号化手段の前記圧縮符号化は、フレーム間符号化であることを特徴とする請求項6又は7記載の動画像圧縮データの逆再生装置。
  10. 前記第2の記憶手段は、前記選択順に前記逆再生用符号化フレームを保持することを特徴とする請求項6、7、8又は9記載の動画像圧縮データの逆再生装置。
  11. 前記制御手段は、前記第3の記憶手段に記憶される前記逆再生用符号化フレームへのアクセス情報を記憶するメモリと、該メモリから前記アクセス情報を読み出して前記第3の記憶手段をアクセスするアクセス制御手段とから成ることを特徴とする請求項6、8、9又は10記載の動画像圧縮データの逆再生装置。
  12. 前記制御手段は、前記第1の記憶手段に記憶される前記圧縮符号化フレームへのアクセス情報を記憶する第1のメモリと、前記第3の記憶手段に記憶される前記逆再生用符号化フレームへのアクセス情報を記憶する第2のメモリと、該第2のメモリの前記アクセス情報に基づいて前記第3の記憶手段から前記逆順で読み出される前記逆再生用符号化フレームの間に、前記第1の記憶手段の前記圧縮符号化フレームのうちの前記選択で間引かれている前記圧縮符号化フレームを前記第1のメモリのアクセス情報に基づいて前記逆順で挿入させるアクセス制御手段とから成ることを特徴とする請求項7、8、9又は10記載の動画像圧縮データの逆再生装置。
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