JP2005236434A - 記録装置、再生装置、伝送システム及び記録方法 - Google Patents

記録装置、再生装置、伝送システム及び記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 2つの記録方式が混在した状況を想定し、2つの記録方式に対応し得る記録装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 ストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で多重化して記録する第1の記録方式で記録する第1の記録手段と、ストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で分離して別の領域に記録する第2の記録方式で記録する第2の記録手段と、第1又は第2の記録方式のいずれで記録媒体上に記録するかを選択する記録選択手段と、ストリームデータ及びアフレコデータを多重化した形態で伝送する第1の伝送方式を指示する第1の伝送指示手段と、ストリームデータ及びアフレコデータを分離した形態で伝送する第2の伝送方式を指示する第2の伝送指示手段と、記録選択手段の選択に応じて第1又は第2の伝送指示手段のいずれかを選択する伝送選択手段とを有する記録装置が提供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばアナログ情報をデジタル化して、またはデジタル情報をそのまま光ディスクなどの記録媒体に高密度で記録することが可能な記録再生技術に関するものである。
近年、大容量のデジタルビデオデータを高速に伝送するため、あるいは媒体容量の限られた情報記録媒体に記録するためにビデオデータをピクチャ単位で可変長圧縮する高能率符号化技術の検討が進んでいる。その際、可変長圧縮された映像信号、または映像信号と音声信号を含むストリームデータとこれに同期するアフレコデータの記録方式として、第1の記録方式と第2の記録方式(例えば、特許文献1参照)の2方式が考えられていた。
特開平7−170492号公報(第27頁、図3(a)、(b))
しかしながら、これまでは従来の如きアフレコデータの二つの記録方式が混在することを想定していなかった。近年のマルチメディアの多様化を鑑みると二つの方式が混在することを想定する必要がある。
二つの記録方式を混在させてしまうと、再生の際のシーク動作が複雑になってしまうという問題がある。
また、データの通信方式にも記録方式同様に二つの方式が混在することになるが、場合によって、受信側で伝送されたデータを記録しながら、アフレコデータを含めた映像のモニタができないという問題もある。
そこで本発明は上記課題に鑑み、上記二つの記録方式が混在した状況を想定し、二つの記録方式に対応し得る記録再生技術を提供することを目的とする。
本発明の記録装置は、少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で多重化して記録する第1の記録方式で記録する第1の記録手段と、少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で分離して別の領域に記録する第2の記録方式で記録する第2の記録手段と、前記第1又は第2の記録方式のいずれで記録媒体上に記録するかを選択する記録選択手段と、前記第1の記録方式に対応し、前記ストリームデータ及びアフレコデータを多重化した形態で伝送する第1の伝送方式を指示する第1の伝送指示手段と、前記第2の記録方式に対応し、前記ストリームデータ及びアフレコデータを分離した形態で伝送する第2の伝送方式を指示する第2の伝送指示手段と、前記記録選択手段の選択に応じて前記第1又は第2の伝送指示手段のいずれかを選択する伝送選択手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の再生装置は、少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータ及びアフレコデータを記録媒体から再生する再生手段と、再生された前記ストリームデータとアフレコデータを多重化した形態で伝送する第1の伝送方式又は再生された前記ストリームデータとアフレコデータを分離した形態で伝送する第2の伝送方式によって外部にデータを伝送する伝送手段と、伝送された前記ストリームデータ及びアフレコデータを受信する外部の受信装置から記録方式に関する情報を入力する入力手段と、前記入力した記録方式に関する情報に従って前記伝送手段における前記第1又は第2の伝送方式のいずれか一方を選択する伝送選択手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の伝送システムは、送信側記録装置及び受信側記録装置を含む伝送システムであって、前記送信側記録装置及び受信側記録装置は、少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で多重化して記録する第1の記録方式で記録する第1の記録手段と、少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で分離して別の領域に記録する第2の記録方式で記録する第2の記録手段と、前記第1又は第2の記録方式のいずれで記録媒体上に記録するかを選択する記録選択手段と、前記第1の記録方式に対応し、前記ストリームデータ及びアフレコデータを多重化して外部に伝送する第1の伝送方式で伝送する第1の伝送手段と、前記第2の記録方式に対応し、前記ストリームデータ及びアフレコデータを分離して外部に伝送する第2の伝送方式で伝送する第2の伝送手段と、前記第1又は第2の伝送方式のいずれで外部に伝送するかを選択する伝送選択手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の記録方法は、少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で多重化して記録する第1の記録方式と、少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で分離して別の領域に記録する第2の記録方式とのいずれで記録媒体上に記録するかを選択する記録選択ステップと、前記第1の記録方式に対応して前記ストリームデータ及びアフレコデータを多重化して伝送する第1の伝送方式と、前記第2の記録方式に対応して前記ストリームデータ及びアフレコデータを分離して伝送する第2の伝送方式とのいずれで外部の装置と伝送するかを選択する伝送選択ステップとを有することを特徴とする。
2つの記録方式及び伝送方式を選択可能にすることで、2つの記録方式が混在した状況に対応することが可能である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施形態に係る情報記録再生装置としての光ディスク装置は、光ディスクに、音声データや画像データ等のアナログ情報をデジタル化して記録するようになっている。従って、光ディスクには、音声データや画像データ等のアナログ情報がデジタル化されて書き込まれる記憶領域と、使用者が任意に情報を書き込み可能な記憶領域とを有している。また、上記、光ディスク装置は光ディスク記録方式として図2に示す映像信号、または映像信号と音声信号を含むストリームデータ(以下、本ストリームともいう)とアフレコデータが記録媒体上で、ある一定間隔で多重化して記録される第1の記録方式と、図3に示す本ストリームとアフレコデータが記録媒体上で、それぞれ連続した別の領域に記録される第2の記録方式を有している。本ストリームは、少なくともMPEG(Moving Picture Experts Group)などのフォーマットに基づく映像信号及び/又は音声信号を含む。また、アフレコデータは、本ストリームと同様にMPEGフォーマットに基づく軽微な動画像信号、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)フォーマットに基づく静止画像信号、或いは音声信号を含むが、アフレコデータは本ストリームの記録後、追加記録されるデータであり、主として本ストリームに関連付けられた、本ストリームと並行して再生させるための付加情報である。
図1において、上記、光ディスク装置には、光ピックアップ1とRFアンプ2とエンコーダ・デコーダ/信号処理回路3と、メモリコントローラ4と、ショックプルーフメモリ5と多重化デコーダ・エンコーダ6と画像コンバータ7(D/Aコンバータ7a・A/Dコンバータ7b)と音声コンバータ37(D/Aコンバータ37a・A/Dコンバータ37b)と、送りモータ8と、スピンドルモータ9と、ドライバ回路10と、サーボ制御回路11と、システムコントローラ12と、電源回路13と、ヘッド駆動装置14と、記録ヘッド15と、入力装置16と、ビデオデコーダ・エンコーダ17と、オーディオデコーダ・エンコーダ18と画像出力端子19と画像入力端子20と、音声出力端子30と、音声入力端子31と、データ出力端子34と、データ入力端子35を備えている。また、主記録媒体は光ディスク21である。
まず、記録時の上記各構成部材の作用を、情報の流れと共に説明する。音声入力端子31には、音声などをアナログの電気信号に変換するマイク等の図示しない機器が接続され、ここから音声データが入力される。音声コンバータ37のA/Dコンバータ37bは、音声入力端子31から入力されたアナログ情報をデジタル情報に変換してオーディオデコーダ・エンコーダ18に転送するようになっている。
画像入力端子20には、画像などをアナログの電気信号に変換するCCDカメラ等の図示しない機器が接続され、ここから画像データが入力される。画像コンバータ7のA/Dコンバータ7bは、画像入力端子20から入力された画像データであるアナログ情報をデジタル信号に変換してビデオデコーダ・エンコーダ17に転送するようになっている。
データ入力端子35はMPEG2画像データ及び/または音声データ(ストリームデータ及びアフレコデータ)、さらに伝送に関するコマンド等の管理データを入力するために設けられたもので各種デジタル情報が入力されるようになっている。
ビデオデコーダ・エンコーダ17はA/Dコンバータ7bから転送されるデジタル情報をMPEG2ビデオ方式などに圧縮符号化し、多重化デコーダ・エンコーダ6に転送するようになっている。
オーディオデコーダ・エンコーダ18はA/Dコンバータ37bから転送されるデジタル情報をAC3方式などに圧縮符号化し、多重化デコーダ・エンコーダ6に転送するようになっている。
多重化デコーダ・エンコーダ6はビデオデコーダ・エンコーダ17から転送されるデジタルビデオ情報とオーディオデコーダ・エンコーダ18から転送されるデジタルオーディオ情報を多重化し、メモリコントローラ4に転送するようになっている。
メモリコントローラ4は、多重化デコーダ・エンコーダ6及びデータ入力端子35から転送されるデジタル情報をショックプルーフメモリ5に画像データ、音声データ、その他のデータで領域を分けて一時的に記録させ、各々のデータ毎に書き込まれた順にエンコーダ・デコーダ/信号処理回路3に読み出されるように、また、記録情報の一部を変更して再記録するアフレコ機能も可能なように、後述のシステムコントローラ12の指示に従って、情報記憶手段であるショックプルーフメモリ5への書き込み動作及び読み出し動作を制御するようになっている。アフレコ機能については、後に説明する。
ショックプルーフメモリ5はメモリコントローラ4から転送された多重化された画像・音声データ(ストリームデータ)、及びその他のデータを各々領域を分けて一時的に記憶し、また、システムコントローラ12の指示に従って動作するものである。また、このショックプルーフメモリ5はシステムコントローラ12の指示に従いアフレコ機能時に動作するものである。また、このショックプルーフメモリ5はシステムコントローラ12の指示に従い、図2に示す本ストリームとアフレコデータが記録媒体上で、ある一定間隔で多重化して記録される第1の記録方式と、図3に示す本ストリームとアフレコデータが記録媒体上で、それぞれ分離して別の連続した領域に記録される第2の記録方式とに対応して、それぞれ適切なデータを選択し、メモリコントローラ4に転送するようになっている。なお、第1の記録方式又は第2の記録方式は入力装置16からの命令に応じて、または所定の条件に応じてシステムコントローラ12によって選択される。
エンコーダ・デコーダ/信号処理回路3は、サブコード等の処理を行うためにシステムコントローラ12と通信可能に設けられると共に、メモリコントローラ4から転送された信号にさらに誤り訂正用信号を付加するなどの信号処理を行い、これを変調してRF(Radio Frequency)信号(変調された音声データ、画像処理データ、その他のデータ)に変化して、ヘッド駆動装置14に転送するようになっている。
ヘッド駆動装置14はエンコーダ・デコーダ/信号処理回路3から転送されたRF信号を記録ヘッド15に転送すると共に、記録ヘッド15による光ディスク21の目標の記録トラックへのRF信号の記録が正確に行われるように記録ヘッド15を光ディスク21の図示しない記録トラックに直行する方向へ移動させるようになっている。記録ヘッド15は、RF信号によりスピンドルモータ9によって回転する光ディスク21の記録領域にレーザを照射することにより、データを記録するようになっている。
システムコントローラ12は、エンコーダ・デコーダ/信号処理回路3、メモリコントローラ4、サーボ制御回路11及びヘッド駆動装置14を集中管理するマイクロコンピュータで、入力装置16から入力される動作命令に基づいて光ディスク21に記録される複数の情報が処理されるように上記各部材(回路など)を制御すると共に、ヘッド駆動装置14及び記録ヘッド15を介して、後述のように光ディスク21の記録領域の情報を書き換えるようになっている。また、システムコントローラ12には、情報書き換え制御手段としての機能も備えられており、前記したメモリコントローラ4及びショックプルーフメモリ5の各機能を制御してアフレコ機能を動作するようになっている。また、システムコントローラ12には、入力装置16からの入力に従い、ディスク記録方式が本ストリームとアフレコデータが記録媒体上で、図2に示すある一定間隔で多重化して記録される第1の記録方式と、図3に示す本ストリームとアフレコデータが記録媒体上で、それぞれ連続した領域に記録される第2の記録方式を選択し、前記したメモリコントローラ4及びショックプルーフメモリ5の各機能を制御すると同時に光ディスク21の管理ファイルに第1、第2いずれの記録方式で記録されているかを書き込む機能が備えつけられている。すなわちこのシステムコントローラ12には、本実施形態の記録及び伝送手段としての機能が備えられている。この際、入力装置16で記録方式の指定を特に行っていない場合にはシステムコントローラ12は記録方式として図2に示すある一定間隔で多重化して記録される第1の記録方式をデフォルトで選択して記録するものとする。この方式によりユーザが特に記録方式に拘らない時には、記録方式を一定にし、ディスクのシーク動作を容易に行うことが出来る。勿論、図3に示す本ストリームとアフレコデータが記録媒体上で、それぞれ連続した領域に記録される第2の記録方式を選択して記録することでも同様の効果が得られる。尚、メモリコントローラ4も、システムコントローラ12と共に上記した各制御手段としての機能を備えるものである。このようにして光ディスク21には第1の記録方式または第2の記録方式で本ストリームとアフレコデータとが記録される。
入力装置16は、図示しないスイッチ及びキーなどで構成されており、例えばスイッチをONにして入力可能とした後、キーボード等による手動入力操作によって、光ディスク21への複数のデジタル情報の再生順の書き込み、アフレコ動作、消去等の処理動作、上記の2つの記録方式の選択、及び、光ディスク21に記録されている複数のデジタル情報の再生順序をシステムコントローラ12に入力するようになっている。
サーボ制御回路11は光ピックアップ1から出射される光を光ディスク21の目標の記録トラックに追従させるなどの動作が正確に行われるように、ドライバ回路10により駆動される上記の各装置をフィードバック制御する回路である。このサーボ制御回路11はRFアンプ2から出力されたサーボ制御信号とシステムコントローラ12からの制御信号により、フォーカス、トラッキング及びスピン等の制御量を決定し、その制御量を制御信号としてドライバ回路10に送出するようになっている。
ドライバ回路10は、上記サーボ制御回路11からの制御信号により光ピックアップ1の図示しない対物レンズ、送りモータ8、及びスピンドルモータ9を駆動するためにこれらに電力を供給するようになっている。
送りモータ8は、光ピックアップ1を光ディスク21の図示しない記録トラックに直行する方向へ移動するためのモータであり、スピンドルモータ9は光ディスク21を回転させるためのモータである。電源回路13は光ピックアップ1、RFアンプ2、信号処理回路3、ドライバ回路10、システムコントローラ12、サーボ制御回路11、及びヘッド駆動回路14等に電力を供給するようになっている。なお、先述した記録ヘッド15と光ピックアップ1は一体型で構成されていても構わない。
次に、再生時の上記各構成部材の作用を、情報の流れと共に説明する。光ピックアップ1は、後述する管理データエリアに記録されている記録方式、順序に従って、位置合わせを行い、上記光ディスク21に光を照射し、光ディスク21からの反射光を取り込む再生ヘッドである。
RFアンプ2は、光ピックアップ1により読み取られたRF信号を増幅して、エンコーダ・デコーダ/信号処理回路3に転送すると共に、RF信号からフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号などのサーボ制御信号を生成してサーボ制御回路11に転送するようになっている。
エンコーダ・デコーダ/信号制御回路3はサブコードの処理などを行うためにシステムコントローラ12と通信可能に設けられると共に、RFアンプ2で増幅されたRF信号を復調してデジタル信号に変換し、さらに誤り訂正等の所定の信号処理を施して、メモリコントローラ4に転送するようになっている。
メモリコントローラ4は、エンコーダ・デコーダ/信号処理回路3から転送されるデジタル情報をストリームデータ、アフレコ・データ及びその他のデータを各々領域を分けてショックプルーフメモリ5に一時的に記憶させ、また、書き込まれている順に多重化デコーダ・エンコーダ6に読み出されるようにシステムコントローラ12の指示に従って、各データの書き込み動作及び読み込み動作を制御するようになっている。また、上記ショックプルーフメモリ5は再生時に多重化デコーダ・エンコーダ6に転送されるデジタル情報の転送速度とエンコーダ・デコーダ/信号処理回路3から転送されるデジタル情報の転送速度との差を吸収する働きも持っている。
多重化デコーダ・エンコーダ6はメモリコントローラ4から転送されたストリームデータを分割し、画像データをビデオデコーダ・エンコーダ17、音声データをオーディオデコーダ・エンコーダ18に転送するようになっている。
ビデオデコーダ・エンコーダ17はMPEG2ビデオ方式などに圧縮符号化された画像データの圧縮を解いてD/Aコンバータ7aに転送するようになっている。
オーディオデコーダ・エンコーダ18はAC3方式などに圧縮符号化された音声データの圧縮を解いてD/Aコンバータ37aに転送するようになっている。
音声用コンバータ37のD/Aコンバータ37aは、再生時にオーディオデコーダ・エンコーダ18から出力された音声データをデジタル情報からアナログ情報に変換して音声出力端子30から出力するようになっている。音声出力端子には図示しないスピーカなどの機器が接続されており、ここから音声が出力される。
画像コンバータ7のD/Aコンバータ7aはビデオデコーダ・エンコーダ17より出力された画像データをアナログ情報に変換して、画像出力端子19に転送するようになっている。上記画像出力端子19には図示しない液晶ディスプレイなどの機器が接続されており、画像が映し出されるようになっている。
データ出力端子34はメモリコントローラ4から出力された本ストリームとアフレコデータ、さらに伝送に関するコマンド等の管理データを出力するために設けられたもので各種デジタル情報が出力されるようになっている。
上記の構成において、記録時には、アナログ情報である音声データ、画像データが、音声入力端子31、画像入力端子20からそれぞれ入力可能であり、さらにシステムコントローラ12によって入力を切り替えればデジタル情報である音声データ、画像データとその他のデータ(コマンド等の管理データ)がデータ入力端子35から入力される。アナログ入力された音声信号はA/Dコンバータ37bによりデジタル情報に変換された後オーディオデコーダ・エンコーダ18で圧縮符号化され多重化デコーダ・エンコーダ6に転送される。同じくアナログ画像信号はA/Dコンバータ7bによりデジタル情報に変換された後、ビデオデコーダ・エンコーダ17で圧縮符号化され、多重化デコーダ・エンコーダ6に転送される。また、デジタル入力された各データは直接メモリコントローラ4に転送される。メモリコントローラ4に転送された各データは、ショックプルーフメモリ5の各々異なる領域に一時的に記憶され、それぞれ書き込まれた順にメモリコントローラ4に読み出される。そして、メモリコントローラ4に送出された各データのデジタル情報はエンコーダ・デコーダ/信号制御回路3で変調や所定の信号処理が施されてRF信号とされ、ヘッド駆動装置14を介して記録ヘッド15に送出され、光ピックアップ1からの光との相互作用により光ディスク21の記録領域に記録される。
一方、再生時には、光ディスク21から光ピックアップ1によりRF信号が読み出される。このRF信号は、RFアンプ2で増幅されて、エンコーダ・デコーダ/信号処理回路3で復調や所定の信号処理が施されて、画像データ、音声データ、及びその他のデータのデジタル信号が復元され、メモリコントローラ4に転送される。一方、RFアンプ2で増幅されたRF信号は、フィードバック制御に用いるサーボ制御信号としてサーボ制御回路11にも送出される。サーボ制御回路11はサーボ制御信号に基づいてシステムコントローラ12の指示により制御量を決定し、ドライバ回路10に対し制御信号を出力する。すると、ドライバ回路10は、その制御信号の大きさに応じて送りモータ8と、スピンドルモータ9と、光ピックアップ1の対物レンズの駆動装置とをそれぞれ動作させる。これにより、光ピックアップ1が目標の記録トラックにまで送られ、光ディスク21の回転数が所定の値に制御されると共に、図示しない対物レンズの位置が記録トラックを正確に追従するように駆動される。また、メモリコントローラ4に転送されたデジタル情報は、本ストリームデータ、アフレコデータ及びその他のデータ毎にショックプルーフメモリ5の異なる領域に一時的に記録され、書き込まれた順にメモリコントローラ4に読み出される。そして、メモリコントローラ4から転送されるデジタル情報の内、本ストリームデータに対応するものは、多重化デコーダ・エンコーダ6に転送され画像データと音声データに分割された後、画像データに関してはビデオデコーダ・エンコーダ17で圧縮を解いた後、D/Aコンバータ7aにより元のアナログ情報に変換され、画像出力端子19に接続された液晶ディスプレイなどに表示される。一方、音声データについてはオーディオデコーダ・エンコーダ18で圧縮を解いた後、D/Aコンバータ37aにより元のアナログ情報に変換され、音声出力端子30に接続されたスピーカなどから音声として出力される。さらにシステムコントローラ12によって出力を切り替えればデジタル情報である画像及び音声の本ストリームとアフレコデータ並びにその他のデータ(コマンド等の管理データ)は、直接、データ出力端子34から出力される。
次に、上記構成の光ディスク装置に用いられている記録媒体である光ディスクについて説明する。
光ディスク21は図4に示すように、その内周側から外周側に向かって順に、ディスク制御信号等が記録されているリードイン領域と、使用者が記録された複数のデータ群に関する情報を書き込むユーザTOC領域と、音声データや画像データ等のアナログ情報がデジタル化され、複数の個々の完結されたデータ(ストリームデータ、アフレコデータ、その他のデータ)を記録するプログラム領域と、ディスク制御信号等が記録されているリードアウト領域とを備えており、上記ユーザTOC領域と、プログラム領域とで記録領域が形成されている。
上記プログラム領域には図2及び図3に概略に示す2通りのフォーマットでデータエリアが形成可能であり、複数の個々に連結されたデータ群が記録されるようになっている。上記プログラム領域は図2に示す所定時間分のストリームデータとそれに同期するアフレコデータを記録する領域を一つの単位とする第1の記録方式と図3に示す所定時間分のストリームデータを連続して記録する領域とそれに同期するアフレコデータを記録する領域を別に持つ第2の記録方式で構成されている。
なお、上記第1の記録方式のデータを読み出した場合、ストリームデータとアフレコデータとは完全に同期しており、また、再生時間も一致するものである。
上記ユーザTOC領域には、図5に示す管理データエリアが形成されており、複数の個々に完結されたデータ群、例えば複数のストリームデータ及びアフレコ・データの再生順序が記録されている。上記ユーザTOC領域には、内周側を始端としてユーザTOC領域を構成する各エリアマップ順にマップ番号(0、1、2…)が付与されており、マップ番号0が付与されたエリア以外のエリアは書き換え可能となっている。
そして、同図においてマップ番号M(Mは自然数の定数)が付与されているエリアには、光ディスク21に記録されているストリームの総数を示すTNが記録されており、本実施形態では5が記録されている。また、マップ番号M+1が付与されているエリアには、プログラム領域におけるストリーム及び上記第1の記録方式を選択した際のアフレコデータを記録可能なマップ番号を示すアドレスデータRA1と上記第2の記録方式を選択した際のアフレコデータを記録可能なマップ番号を示すアドレスデータRA2が記録されており、本実施形態においてはN+4、P+1が記録されている。
またマップ番号N〜N+3(Nは自然数の定数)が付与されているエリアには、各ストリームのアドレスデータが書き込まれているマップ番号を示すプレイトラックナンバ(PNO1〜4)が記録されている。ただし、上記二つの記録方式に応じて、上記第1の記録方式で記録されている場合にはストリームデータとアフレコ・データが連続した領域に記録されているため一つの値が書き込まれており、第2の記録方式で記録されている場合にはストリームデータとアフレコ・データが別領域に記録されているため、二つの値が書き込まれている。本実施形態においては1本目のストリームは上記第1の記録方式で記録されており一つの値Oが書き込まれており、2本目のストリームは上記第2の記録方式で記録されており二つの値O+1、Pが書き込まれている。この二つの値は順にストリームデータが書き込まれているマップ番号を示すプレイトラックナンバ、アフレコデータが書き込まれているマップ番号を示すプレイトラックナンバを示している。3本目、4本目のストリームについては上記第1の記録方式で記録されている。
また、マップ番号O〜O+3(Oは自然数の定数)が付与されているエリアには、各ストリーム及び上記第1の記録方式を選択した際のアフレコデータのアドレスデータが書き込まれている。本実施形態においては1本目のストリームは上記第1の記録方式で記録されているためストリームデータ、アフレコ・データが連続して記録されており(スタートアドレス、エンドアドレス)は(0、9)、2本目のストリームは上記第2の記録方式で記録されているためストリームデータのみ記録されており(スタートアドレス、エンドアドレス)は(10、15)である。以降3,4本目のストリームは上記第1の記録方式で記録されており(スタートアドレス、エンドアドレス)はそれぞれ(16、26)、(26、36)が記録されている。そしてマップ番号O+4が付与されているエリアには記録可能領域RA1の最初のアドレスと最後のアドレスを示す値が記録されており、本実施形態では(37、299)が記録されている。
また、マップ番号Pが付与されているエリアには上記第2の方式で記録した際のアフレコデータのアドレスデータが書き込まれている。本実施形態では2本目のストリームのアフレコ・データの(スタートアドレス、エンドアドレス)である(300、305)が書き込まれている。そしてマップ番号P+1が付与されているエリアには記録可能領域RA2の最初のアドレスと最後のアドレスを示す値が記録されており、本実施形態では(306、399)が記録されている。
上記のフォーマットで書き込まれた光ディスク21を用いると、光ディスク装置は光ピックアップ1により例えばプレイトラックナンバPNO1を読み取ると、次にマップ番号Oのアドレスデータを読み取り、このアドレスデータのスタートアドレス「0」に移行してエンドアドレス「9」まで再生すると続いてプレイトラックナンバPNO2を読み取り、まずストリームスタートアドレス「10」に移行して連続記録の単位まで再生を行った後、アフレコスタートアドレス「300」に移行して連続記録の単位まで再生を行う。連続記録の単位を上記第1の記録方式の連続記録の単位と一致させることによりストリームデータとアフレコデータとは完全に同期させ、また、再生時間を一致させることが出来る。また光ピックアップ1のシーク動作が上記第1の記録方式に比べ頻発することによる時間差はショックプルーフメモリ5で多重化デコーダ・エンコーダ6に転送されるデジタル情報の転送速度とエンコーダ・デコーダ/信号処理回路3から転送されるデジタル情報の転送速度との差を吸収することが出来る。その後は、再びストリームデータの続きのアドレスに移行し、アフレコエンドアドレス「305」まで同様の操作を繰り返す。3本目、4本目のストリームは同様にして再生を行い4本目のエンドアドレス「36」まで再生すると光ディスク21の再生を終了する。
次に、上記光ディスク装置におけるアフレコ動作について説明する。なお、以下の説明においては音声データをアフレコする場合を例示する。
入力装置16から音声のアフレコが指示されると、システムコントローラ12はアフレコしたいストリームのスタートアドレスに光ピックアップ1を移動させ、記録方式に従いながら再生動作を開始する。
これによりショックプルーフメモリ5には各々所定の領域にストリームデータ、すでに記録されている場合はアフレコ・データ、その他のデータが一時的に記録される。
メモリコントローラ4はショックプルーフメモリ5に記録されたストリームデータを多重化デコーダ・エンコーダ6に読み出すと同時に、音声入力端子31、A/Dコンバータ37b、及びオーディオデコーダ・エンコーダ18、多重化デコーダ・エンコーダ6を経て入力される再生ストリームに同期するアフレコすべき音声データをショックプルーフメモリ5のアフレコ領域に一時記憶させる。そしてシステムコントローラ12は必要時間分のアフレコ・データがショックプルーフメモリ5に記憶されたことを検知すると上記した所定の動作により入力装置16により選択された記録方式に従って光ピックアップ1を光ディスクのアフレコ・データ領域に移動させ、所定処理された音声アフレコデータをその領域に記録する。なお、その領域にすでにアフレコ・データが記録されている場合には旧データとの書き換えを行う。尚、アフレコ動作は、このような音声データに限られるものではなく、音声を出力しながら画像データ、もしくはその他のデータをアフレコすることは勿論可能である。
以上のように、本実施形態の光ディスク装置によれば、入力装置16からの操作により図2に示すある一定間隔で多重化して記録される第1の記録方式と、図3に示す本ストリームとアフレコデータが記録媒体上で、それぞれ連続した領域に記録される第2の記録方式を選択し、システムコントローラ12にて、記録ヘッド15、光ピックアップ1、メモリコントローラ4及びショックプルーフメモリ5を制御し、記録及び再生が可能となるため、上記2つの記録方式が混在した状況に対応することが可能になる。
続いて、上記光ディスク装置を複数用いたデータ通信動作について説明する。なお、以下の説明においては図6に示すとおり、先述した光ディスク装置を二台用いた伝送システムの場合を例示する。
受信側において、光ディスク装置42の入力装置16からデータの送信を要求されると、システムコントローラ12は管理データとしてストリームの伝送要求データ(コマンド)を出力端子34から送出する。このときのコマンドは、受信側光ディスク装置42で選択されている記録方式に応じて、該記録方式に対応するデータ形態で伝送するように、送信側に第1の伝送方式又は第2の伝送方式を指示するものである。次に送信側において、前記コマンドを入力端子35から受信すると、送信側光ディスク装置41のシステムコントローラ12は受信側光ディスク装置42へ伝送するストリームのスタートアドレスに光ピックアップ1を移動させ、再生動作を開始する。
これにより送信側光ディスク装置41のショックプルーフメモリ5には各々所定の領域にストリームデータ、アフレコ・データ、その他のデータが一時的に記録される。
送信側光ディスク装置41のメモリコントローラ4は送信側光ディスク装置41のショックプルーフメモリ5に記録された本ストリームとアフレコデータをデジタル情報のまま、送信側光ディスク装置41のデータ出力端子34に転送し、デジタルインターフェイス40を介して受信側光ディスク装置42のデータ入力端子35に伝送を行う。
伝送方式には、以下の2つの方式がある。
すなわち、上記第1の記録方式に対応し、本ストリームデータと、アフレコデータが伝送路上を時分割多重化されて外部に伝送される、第1の伝送方式と、上記第2の記録方式に対応し、本ストリームデータとアフレコデータが伝送路上を、時間的に完全に分割(分離)して外部に伝送される、第2の伝送方式である。
送信側のシステムコントローラ12は、ストリームデータ及びアフレコデータの伝送前に受信側より受信した上記コマンドに従って、第1又は第2の伝送方式のいずれかを選択した上で、本ストリーム及びアフレコデータを伝送する。
従って、送信側光ディスク装置41がデータ出力端子34を介してデータを送信する時は、受信側光ディスク装置42の記録方式に応じて、受信側光ディスク装置42の記録方式が第1の記録方式である場合には第1の伝送方式で送信し、受信側光ディスク装置42の記録方式が第2の記録方式である場合には第2の伝送方式で送信する。
受信側光ディスク装置42のデータ入力端子35から入力されたデジタル情報は直接、受信側光ディスク装置42のメモリコントローラ4に転送される。
受信側光ディスク装置42のメモリコントローラ4は、受信側光ディスク装置42のデータ入力端子35から転送されるデジタル情報をそのままショックプルーフメモリ5に一時的に記憶させる。
以降、上記所定の記録動作に従い、受信側光ディスク装置42のディスク21に伝送されたデータの記録が行われる。
すなわち、受信側光ディスク装置42が第1の記録方式を選択して記録する場合には第1の伝送方式で自己に伝送するように送信側光ディスク装置41に伝送要求信号と共に伝送指示信号を送信して指示し、受信側光ディスク装置42が第2の記録方式を選択して記録する場合には第2の伝送方式で自己に伝送するように送信側光ディスク装置41に伝送要求信号と共に伝送指示信号を送信して指示することになる。
2つの記録方式、2つの伝送方式が混在した状況において、記録媒体に記録される方式を一定にすることが出来るとともに、再生時にはシーク動作を一定に出来るため、ヘッドの制御を容易に行うことが出来る。
以上のように、本実施形態のデータ通信方式によれば、データ通信を行う際、受信側ディスクの記録方式に応じて、データ伝送が行われるため、受信側ディスクの記録方式が上記2つの記録方式のいずれか一方の形式で記録することができ、上記2つの記録方式を混在させないことが可能となる。したがって、再生の際のシーク動作を一定に出来、ヘッドの制御を容易に行うことが出来る。
また、受信側の光ディスク装置では、受信した情報をそのままショックプルーフメモリ5に一時記憶するだけでよく、ストリーム解析などの複雑な処理を軽減することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る情報記録再生装置としての光ディスク装置のデータ通信方式を説明する。ただし、第2の実施形態に係る情報記録再生装置としての光ディスク装置は第1の実施形態とほぼ同じ構造を有するが、受信側光ディスク装置で、伝送されたデータを即時再生しながら記録する点と、データの送信が要求された際の送信側光ディスク装置41のシステムコントローラ12の動作が異なる。
受信側において、光ディスク装置42の入力装置16からデータの送信かつその再生を要求されると、システムコントローラ12は管理データとしてストリームの伝送要求データ(コマンド)を出力端子34から送出する。このときのコマンドは、第1の記録方式に対応する第1の伝送形式で伝送するように、送信側に第1の伝送方式を指示するものである。次に送信側において、前記コマンドを入力端子35から受信すると、送信側光ディスク装置41のシステムコントローラ12は受信側光ディスク装置42へ伝送するストリームのスタートアドレスに光ピックアップ1を移動させ、再生動作を開始する。
すなわち、受信側光ディスク装置42が送信側光ディスク装置41から伝送されるストリームデータ及びアフレコデータを即時再生する場合には、受信側光ディスク装置42は受信側光ディスク装置42で選択されている記録方式にかかわらず第1の伝送方式で自己に伝送するように送信側光ディスク装置41に伝送要求信号と共に伝送指示信号を送信して指示する。
これにより、2つの記録方式、2つの伝送方式が混在した状況において、デジタルビデオデータを送信すると同時に記録側においてアフレコデータを含めた映像のモニタを行うことが出来る。
送信側光ディスク装置41のショックプルーフメモリ5には各々所定の領域にストリームデータ、アフレコ・データ、その他のデータが一時的に記録される。
送信側光ディスク装置41のメモリコントローラ4は送信側光ディスク装置41のショックプルーフメモリ5に記録された本ストリームとアフレコデータをデジタル情報のまま、送信側光ディスク装置41のデータ出力端子34に転送し、デジタルインターフェイス40を介して受信側光ディスク装置42のデータ入力端子35に伝送を行う。
受信側光ディスク装置42のデータ入力端子35から入力されたデジタル情報は直接、受信側光ディスク装置42のメモリコントローラ4に転送されると同時に多重化デコーダ・エンコーダ6にも転送される。
受信側光ディスク装置42のメモリコントローラ4は、受信側光ディスク装置42のデータ入力端子35から転送されるデジタル情報をストリームデータ、アフレコ・データ及びその他のデータ、各々の領域に分けてショックプルーフメモリ5に一時的に記憶させる。
以降、上記所定の記録動作に従い、受信側光ディスク装置42のディスク21に伝送されたデータの記録が第1の記録方式で行われる。
同時に受信側光ディスク装置42のメモリコントローラ4は上記第1の実施形態記載のアフレコ動作にストリームデータを受信側光ディスク装置42の多重化デコーダ・エンコーダ6に転送し、アフレコ・データを、音声データであればオーディオデコーダ・エンコーダ18に、画像データであればビデオデコーダ・エンコーダ17に転送する。
ストリームデータ・アフレコ・データ、その他のデータは上記第1の伝送方式で伝送されてきているため、同期が取れており、システムコントローラ12で再生順序を入れ替える事無く、アフレコ付き再生を行うことが出来る。
以降、上記所定の再生動作に従い、受信側光ディスク装置42の画像データは元のアナログ情報に変換され、画像出力端子19に接続された液晶ディスプレイなどに表示され、音声データについては音声出力端子30に接続されたスピーカなどから音声として出力される。
以上のように、本実施形態のデータ通信方式によれば、データ通信を行う際、データ伝送が必ず上記第1の伝送方式で行われるため、受信側装置でストリームデータ、アフレコ・データ、その他のデータの同期を取る必要が無くアフレコ付き再生を容易に行うことが出来る。
なお、送信側光ディスク装置41は、アフレコデータを共有する2つ以上のストリームデータを伝送する際には、共有されるアフレコデータを、最初のストリームデータを伝送する時には伝送し、2つ目以降のストリームデータを伝送する時には伝送しないことができる。これにより、2つの記録方式、2つの伝送方式が混在した状況において、伝送路上の帯域を効率的に使用することができる。
また、受信側光ディスク装置42が送信側光ディスク装置41から伝送されるストリームデータ及びアフレコデータを即時再生する場合、送信側光ディスク装置41はアフレコデータを共有する2つ以上のストリームデータを伝送する際には共有されるアフレコデータをそれぞれ受信側光ディスク装置42に伝送し、受信側光ディスク装置42は共有されるアフレコデータを一度しか記録しないことができる。これにより、2つの記録方式、2つの伝送方式が混在した状況において、記録側においてアフレコデータを含めた映像のモニタを行うことが出来ると共に、伝送路上の帯域、および受信側の記録媒体を効率的に使用することができる。
以上のように、第1及び第2の実施形態では、第1の記録方式で記録する第1の記録手段と、第2の記録方式で記録する第2の記録手段と、第1の伝送方式で伝送する第1の伝送手段と、第2の伝送方式で伝送する第2の伝送手段とを有する。第1の記録手段は、ストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で多重化して記録する。第2の記録手段は、少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で分離して別の領域に記録する。第1の伝送手段は、第1の記録方式に対応し、ストリームデータ及びアフレコデータを多重化して外部に伝送する。第2の伝送手段は、第2の記録方式に対応し、ストリームデータ及びアフレコデータを分離して外部に伝送する。2つの記録方式を選択可能にすることで2つの記録方式が混在した状況に対応することが可能である。
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、受信側の光ディスク装置42が伝送要求データ(コマンド)を送信側の光ディスク装置41へ送る際に受信側光ディスク装置42で選択されている記録方式に基づいて伝送方式を指示する例を説明したが、本実施形態としてはこれ以外に、データ伝送前或いはデータ伝送中に、送信側の光ディスク装置41が受信側の光ディスク装置42の記録設定を、コマンドを用いて問い合わせたり、或いは記録設定に関する情報を自ら読み出したりするように変形して構成してもよい。
上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の一実施形態における情報記録再生装置としての光ディスク装置の概略の構成を示すブロック図である。 上記の光ディスク装置に用いられる光ディスク記録方式のうちの第1の記録方式を示す説明図である。 上記の光ディスク装置に用いられる光ディスク記録方式のうちの第2の記録方式を示す説明図である。 上記の光ディスク装置に用いられる光ディスク上に形成されている各領域を示す説明図である。 上記の光ディスク装置に用いられる光ディスクのユーザTOC領域の説明図である。 上記の光ディスク装置をデジタルインターフェイスを介して接続した説明図である。
符号の説明
1 光ピックアップ
2 RFアンプ
3 エンコーダ・デコーダ信号処理回路
4 メモリコントローラ
5 ショックプルーフメモリ
6 多重化デコーダ・エンコーダ
7 画像コンバータ
8 送りモータ
9 スピンドルモータ
10 ドライバ回路
11 サーボ制御回路
12 システムコントローラ
13 電源回路
14 ヘッド駆動メモリ
15 記録ヘッド
16 入力装置
17 ビデオデコーダ・エンコーダ
18 オーディオデコーダ・エンコーダ
19 画像出力端子
20 画像入力端子
21 光ディスク(記録媒体)
30 音声出力端子
31 音声入力端子
34 データ出力端子
35 データ入力端子
37 音声コンバータ
40 デジタルインターフェイス
41 送信側光ディスク装置
42 受信側光ディスク装置

Claims (17)

  1. 少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で多重化して記録する第1の記録方式で記録する第1の記録手段と、
    少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で分離して別の領域に記録する第2の記録方式で記録する第2の記録手段と、
    前記第1又は第2の記録方式のいずれで記録媒体上に記録するかを選択する記録選択手段と、
    前記第1の記録方式に対応し、前記ストリームデータ及びアフレコデータを多重化した形態で伝送する第1の伝送方式を指示する第1の伝送指示手段と、
    前記第2の記録方式に対応し、前記ストリームデータ及びアフレコデータを分離した形態で伝送する第2の伝送方式を指示する第2の伝送指示手段と、
    前記記録選択手段の選択に応じて前記第1又は第2の伝送指示手段のいずれかを選択する伝送選択手段と
    を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1の伝送指示手段は前記記録選択手段が前記第1の記録方式を選択して記録する場合には前記第1の伝送方式で自己に伝送するように外部の送信装置に指示し、前記第2の伝送指示手段は前記記録選択手段が前記第2の記録方式を選択して記録する場合には前記第2の伝送方式で自己に伝送するように外部の送信装置に指示することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 前記伝送選択手段は、外部の送信装置から伝送されるストリームデータ及びアフレコデータを即時再生する場合には、前記記録選択手段の選択にかかわらず前記第1の伝送方式で自己に伝送するように前記第1の伝送指示手段を選択することを特徴とする請求項1又は2記載の記録装置。
  4. 前記第1の伝送指示手段は、前記外部の送信装置から伝送されるストリームデータ及びアフレコデータを即時再生する場合、アフレコデータを共有する2つ以上のストリームデータを伝送する際には前記共有されるアフレコデータをそれぞれ自己に伝送するように前記外部の送信装置に指示し、
    前記第1及び第2の記録手段は、前記共有されるアフレコデータを一度しか記録しないことを特徴とする請求項3記載の記録装置。
  5. 前記第1及び第2の伝送指示手段は、前記ストリームデータ及び前記アフレコデータの伝送前に伝送方式を指示するためのコマンドを伝送することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータ及びアフレコデータを記録媒体から再生する再生手段と、
    再生された前記ストリームデータとアフレコデータを多重化した形態で伝送する第1の伝送方式又は再生された前記ストリームデータとアフレコデータを分離した形態で伝送する第2の伝送方式によって外部にデータを伝送する伝送手段と、
    伝送された前記ストリームデータ及びアフレコデータを受信する外部の受信装置から記録方式に関する情報を入力する入力手段と、
    前記入力した記録方式に関する情報に従って前記伝送手段における前記第1又は第2の伝送方式のいずれか一方を選択する伝送選択手段と
    を有することを特徴とする再生装置。
  7. 前記入力手段は前記外部の受信装置の記録設定に基づく伝送要求データを入力し、入力した前記伝送要求データに従って、前記伝送選択手段は前記記録設定に対応する前記第1又は第2の伝送方式を選択することを特徴とする請求項6記載の再生装置。
  8. 前記伝送手段は、アフレコデータを共有する2つ以上のストリームデータを伝送する際には、前記共有されるアフレコデータを、最初のストリームデータを伝送する時には伝送し、2つ目以降のストリームデータを伝送する時には伝送しないことを特徴とする請求項6又は7記載の再生装置。
  9. 前記伝送手段は、アフレコデータを共有する2つ以上のストリームデータを伝送する際には、前記共有されるアフレコデータをそれぞれ伝送することを特徴とする請求項6又は7記載の再生装置。
  10. 送信側記録装置及び受信側記録装置を含む伝送システムであって、
    前記送信側記録装置及び受信側記録装置は、
    少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で多重化して記録する第1の記録方式で記録する第1の記録手段と、
    少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で分離して別の領域に記録する第2の記録方式で記録する第2の記録手段と、
    前記第1又は第2の記録方式のいずれで記録媒体上に記録するかを選択する記録選択手段と、
    前記第1の記録方式に対応し、前記ストリームデータ及びアフレコデータを多重化して外部に伝送する第1の伝送方式で伝送する第1の伝送手段と、
    前記第2の記録方式に対応し、前記ストリームデータ及びアフレコデータを分離して外部に伝送する第2の伝送方式で伝送する第2の伝送手段と、
    前記第1又は第2の伝送方式のいずれで外部に伝送するかを選択する伝送選択手段と
    を有することを特徴とする伝送システム。
  11. 前記受信側記録装置の前記記録選択手段が前記第1の記録方式を選択して記録する場合には前記送信側記録装置の前記伝送選択手段は前記第1の伝送方式で前記受信側記録装置に伝送し、前記受信側記録装置の前記記録選択手段が前記第2の記録方式を選択して記録する場合には前記送信側記録装置の前記伝送選択手段は前記第2の伝送方式で前記受信側記録装置に伝送することを特徴とする請求項10記載の伝送システム。
  12. 前記受信側記録装置が前記送信側記録装置から伝送されるストリームデータ及びアフレコデータを即時再生する場合には、前記送信側記録装置は前記記録選択手段の選択にかかわらず前記第1の伝送方式で前記受信側記録装置に伝送することを特徴とする請求項10記載の伝送システム。
  13. 前記送信側記録装置の前記第1及び第2の伝送手段は、アフレコデータを共有する2つ以上のストリームデータを伝送する際には、前記共有されるアフレコデータを、最初のストリームデータを伝送する時には伝送し、2つ目以降のストリームデータを伝送する時には伝送しないことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の伝送システム。
  14. 前記受信側記録装置が前記送信側記録装置から伝送されるストリームデータ及びアフレコデータを即時再生する場合、前記送信側記録装置はアフレコデータを共有する2つ以上のストリームデータを伝送する際には前記共有されるアフレコデータをそれぞれ前記受信側記録装置に伝送し、前記受信側記録装置は前記共有されるアフレコデータを一度しか記録しないことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の伝送システム。
  15. 前記送信側記録装置の前記第1及び第2の伝送手段は、前記ストリームデータ及び前記アフレコデータの伝送前に伝送方式を指示するためのコマンドを伝送することを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載の伝送システム。
  16. 前記ストリームデータは、映像信号及び音声信号を含む請求項10乃至15のいずれか1項に記載の伝送システム。
  17. 少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で多重化して記録する第1の記録方式と、少なくとも映像信号又は音声信号を含むストリームデータとアフレコデータを記録媒体上で分離して別の領域に記録する第2の記録方式とのいずれで記録媒体上に記録するかを選択する記録選択ステップと、
    前記第1の記録方式に対応して前記ストリームデータ及びアフレコデータを多重化して伝送する第1の伝送方式と、前記第2の記録方式に対応して前記ストリームデータ及びアフレコデータを分離して伝送する第2の伝送方式とのいずれで外部の装置と伝送するかを選択する伝送選択ステップと
    を有することを特徴とする記録方法。
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