JP2005235461A - 高分子電解質膜・電極接合体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 カソードが高電位におかれて触媒が溶出してもプロトンチャネルの閉塞を抑制する電解質膜・電極接合体を提供する。
【解決手段】 高分子電解質膜・電極接合体が、プロトン伝導性高分子電解質膜、ならびに電解質膜を挟む一対の触媒層および一対のガス拡散層を具備し、触媒層が、触媒およびプロトン交換基を含み、一対の触媒層の少なくとも一方において、触媒の重量に対するプロトン交換基の重量比が高分子電解質膜に近いほど大きい。
【選択図】図1
【解決手段】 高分子電解質膜・電極接合体が、プロトン伝導性高分子電解質膜、ならびに電解質膜を挟む一対の触媒層および一対のガス拡散層を具備し、触媒層が、触媒およびプロトン交換基を含み、一対の触媒層の少なくとも一方において、触媒の重量に対するプロトン交換基の重量比が高分子電解質膜に近いほど大きい。
【選択図】図1
Description
本発明は、固体高分子型燃料電池に関し、特に、触媒層を改良して耐久性を向上させた高分子電解質膜・電極接合体に関する。
従来の固体高分子型(あるいは高分子電解質型)燃料電池および高分子電解質膜・電極接合体の一般的な構成を説明する。
高分子電解質膜を用いた燃料電池は、水素を含有する燃料ガスと、空気などの酸素を含有する酸化剤ガスとを、電気化学的に反応させて、電力と熱とを同時に発生させる。
固体高分子型燃料電池から電力を取り出すためには、高分子電解質膜中をプロトン(水素イオン)が移動しなければならない。アノード側の触媒層2では、式(1)の反応によりプロトンを生じる。
高分子電解質膜を用いた燃料電池は、水素を含有する燃料ガスと、空気などの酸素を含有する酸化剤ガスとを、電気化学的に反応させて、電力と熱とを同時に発生させる。
固体高分子型燃料電池から電力を取り出すためには、高分子電解質膜中をプロトン(水素イオン)が移動しなければならない。アノード側の触媒層2では、式(1)の反応によりプロトンを生じる。
H2→2H++2e- (1)
一方、カソード側の触媒層3では、アノードから移動してきたプロトンと酸素との式(2)の反応により水が生成する。
1/2O2+2H++2e-→H2O (2)
一方、カソード側の触媒層3では、アノードから移動してきたプロトンと酸素との式(2)の反応により水が生成する。
1/2O2+2H++2e-→H2O (2)
ここで、図9は、固体高分子型燃料電池の単電池(ユニット電池)の構造を説明するための概略縦断面図である。図9に示すように、水素イオンを選択的に輸送する高分子電解質膜1の両面に、白金系の金属触媒を担持した炭素粉末からなる触媒体と、プロトン(水素イオン)伝導性高分子電解質との混合物からなる触媒層2および3が形成されている。
現在、高分子電解質膜1としては、パーフルオロカーボンスルホン酸からなる高分子電解質膜が一般的に使用されている。パーフルオロカーボンスルホン酸は、−CF2−を主鎖とし、スルホン酸基(−SO3H)を末端の官能基とする側鎖を導入した構造である。例えば、Nafion(デュポン社製)、Flemion(旭硝子(株)製)、およびAciplex(旭化成(株)製)などの商品名で販売されているものが一般的に使用されている。膜厚は、一般に20〜200μmである。これらの高分子電解質膜では、スルホン酸が凝集してできた三次元ネットワーク状に広がる導通路が、プロトン伝導性のチャネルとして機能する。
次に、電極に供給される燃料ガスおよび酸化剤ガスの外部へのリーク防止や、前記2種類のガスの混合防止のため、電極の周囲には高分子電解質膜1を挟んでガスケット8が配置される。ガスケット8は、電極および高分子電解質膜と一体化してあらかじめ組み立てられ、これらを組み合わせたものをMEA(電解質膜・電極接合体)9と呼ぶ。
MEA9の外側には、MEA9を機械的に固定するための導電性セパレータ板11、12が配置され単電池が構成される。セパレータ板11、12のMEA9と接触する部分には、電極に反応ガスを供給し、生成ガスや余剰ガスを運び去るためのガス流路11a、12aが形成される。ガス流路はセパレータ板と別に設けることもできるが、図9のように溝を設けてガス流路11a、12aを形成する方式が一般的である。一対のセパレータ板11、12でMEA9を固定し、片側のガス流路11aに燃料ガスを供給し、他方のガス流路12aに酸化剤ガスを供給することで、数十から数百mA/cm2の実用電流密度で通電した時に、単電池1個あたり0.8V程度の起電力を発生させることができる。
しかし、通常、燃料電池を電源として使うときは、数ボルトから数百ボルトの電圧が必要とされるため、実際には、単電池を必要な個数だけ直列に接続する。このとき、セパレータ11、12の裏表の両面にガス流路を形成し、セパレータ/MEA/セパレータ/MEAの繰り返しで、直列の連結構成にする。また、セパレータ11、12にはそれぞれ冷却水流路11b、12bが配設されており、発電によって生じた熱を除去する。
ガス拡散層4、5は、主につぎの3つの機能を持つ。第一の機能は、ガス拡散層4、5の外面に接するガス流路11a、12aから、触媒層4、5へ、均一に燃料ガスまたは酸化剤ガスなどの反応ガスを拡散させる機能である。第二の機能は、触媒層2、3で反応により生成した水を速やかにガス流路11a、12aに排出する機能である。第三の機能は、電子を伝導する機能である。すなわち、ガス拡散層は、高いガス透過性、水蒸気透過性および電子伝導性を必要とする。
従来の一般的な技術として、ガス透過性を向上させるために、ガス拡散層4、5を多孔質な構造にすることが行われている。例えば、発達したストラクチャー構造を有する炭素微粉末や、造孔材や、カーボンペーパーおよびカーボンクロスなどの導電性多孔質基材が用いられる。また、水蒸気透過性を向上させるために、フッ素樹脂などの撥水性高分子をガス拡散層中に分散させることが行われている。さらに、電子伝導性を向上させるために、カーボン繊維、金属繊維および炭素微粉末などの電子伝導性材料でガス拡散層を構成することが行われている。
次に、触媒層2、3は、主につぎの4つの機能を持つ。第一の機能は、ガス拡散層4、5から供給された燃料ガスまたは酸化剤ガスなどの反応ガスを、触媒層2、3の反応サイトに供給する機能である。第二の機能は、触媒2、3上のプロトンを速やかに電解質膜1に伝達する機能である。第三の機能は、電子を伝導する機能である。第四の機能は、高い触媒性能である。すなわち、触媒層は、高いガス透過性、プロトン透過性、電子伝導性および触媒性能を必要とする。
従来の一般的な技術としては、例えば、特許文献1では、触媒粉末と高分子電解質樹脂を溶剤を使用してスリラー状の混合物とし、これを高分子電解質上に塗布して、触媒層を形成することが開示されている。これにより、触媒と高分子電解質との界面を多く確保でき、同時に優れたガス透過性が得られる。
ここで、図10は、カソード側の触媒層3の概略縦断面図である。ガス拡散層5を透過した酸化剤ガスを、上記の式(2)の反応サイトである触媒層中の触媒21と高分子電解質22の界面へ効率よく輸送するため、ガスチャネル23が形成されている。カソードにおける式(2)の反応で必要な、アノードで生成されたプロトンを高分子電解質膜1から、ガス拡散層5側の内部へ伝達するために、高分子電解質樹脂22がプロトンネットワークを形成している。
さらに、電子伝導性を向上させるために、触媒担体20に炭素微粉末や炭素繊維などの電子伝導性材料を用いて、電子チャネルを構成することが行われている。図11では、図中における縦方向のガスチャネル、プロトンチャネルおよび電子チャネルを省略しているが、実際には、縦方向にもチャネルあるいはネットワークが3次元網目状に張り巡らされている。さらに、触媒性能を向上させるために、白金に代表される反応活性の高い、粒径が数nmの非常に微細な金属微粒子からなる触媒21が担持した炭素微粒子からなる触媒担体20を触媒層中に分散させることが行われている。
固体高分子型燃料電池の運転は、一般に負荷変動および起動・停止を含み、同じ電流密度(電極の単位面積あたりの電流値で、単位はA/cm2である)で定常的に運転されることは少ない。このような運転条件では、セル電圧は一時的に0.9Vに近いか、あるいは0.9Vを越える開回路状態に置かれることが多い。
しかし、従来の固体高分子型燃料電池の高分子電解質膜・電極接合体を、0.9V付近の非常に高い電圧で保持すると、カソードでは、(I)Pt触媒の溶出、(II)シンタリ
ングといわれるPt触媒粒子の拡大、および(III)高分子電解質の分解による反応面積の減少、が起こる。特に、リン酸型燃料電池のような高温(200℃付近)で作動させる燃料電池では、(I)と(II)が極めて短時間で起こることが知られている。このため、固体高分子型燃料電池の出力電圧が低下しやすくなり、耐久性に問題があった。
ングといわれるPt触媒粒子の拡大、および(III)高分子電解質の分解による反応面積の減少、が起こる。特に、リン酸型燃料電池のような高温(200℃付近)で作動させる燃料電池では、(I)と(II)が極めて短時間で起こることが知られている。このため、固体高分子型燃料電池の出力電圧が低下しやすくなり、耐久性に問題があった。
(II)の主な原因は、カソードの電位が高電位と低電位の範囲で大きく変動することに
より、Pt触媒の溶解と析出の繰り返すためであり、透過型顕微鏡(TEM)により確認されている。また、(III)の主な原因は、高い混成電位におかれることにより、高濃度の水酸化ラジカル(OH・)、スーパーオキシド(O2-・)、および水素ラジカ(H・)の発生が、高分子電解質の反応性の高い部分を攻撃するためである。高分子電解質の分解に由来する大量のフッ素イオンがイオンクロマト分析装置で検出されている。
より、Pt触媒の溶解と析出の繰り返すためであり、透過型顕微鏡(TEM)により確認されている。また、(III)の主な原因は、高い混成電位におかれることにより、高濃度の水酸化ラジカル(OH・)、スーパーオキシド(O2-・)、および水素ラジカ(H・)の発生が、高分子電解質の反応性の高い部分を攻撃するためである。高分子電解質の分解に由来する大量のフッ素イオンがイオンクロマト分析装置で検出されている。
(I)の主な原因は、カソードの触媒であるPtが高電位では酸化物になり、この酸化
物が、触媒を取り囲む強酸である高分子電解質のスルホン酸基と比較的容易に反応して金属イオンとして溶解するためである。溶解したPtイオンは、高分子電解質のスルホン酸基とイオン交換反応を起こす。そして、プロトンチャネルが閉塞し、プロトン伝導性が著しく低下する。Ptがスルホン酸基により溶解していることは、XMAマッピングなどによる高分子電解質膜・電極接合体断面の2次元的元素分析で確かめられている。
物が、触媒を取り囲む強酸である高分子電解質のスルホン酸基と比較的容易に反応して金属イオンとして溶解するためである。溶解したPtイオンは、高分子電解質のスルホン酸基とイオン交換反応を起こす。そして、プロトンチャネルが閉塞し、プロトン伝導性が著しく低下する。Ptがスルホン酸基により溶解していることは、XMAマッピングなどによる高分子電解質膜・電極接合体断面の2次元的元素分析で確かめられている。
劣化対策として、(II)に対しては、カソードの電位の高電位と低電位の繰り返しを避
ける。例えば、低電位になるのを避けることが考えられる。(III)に対しては、カソードの開回路時にすぐ不活性ガスをパージして、ラジカル反応に必要な活物質である酸素を系から追い出すことが考えられる。しかし、(I)でのPtの酸化反応は、例えば、式(3)および(4)のように、水から酸素を得る反応である。このため、活物質である酸素を除去する方法でも避けることは困難である。
Pt(OH)2+2H++2e-=Pt+2H2O 0.98V (3)
PtO2+2H++2e-=Pt(OH)2 1.11V (4)
特開昭61−67787号公報
ける。例えば、低電位になるのを避けることが考えられる。(III)に対しては、カソードの開回路時にすぐ不活性ガスをパージして、ラジカル反応に必要な活物質である酸素を系から追い出すことが考えられる。しかし、(I)でのPtの酸化反応は、例えば、式(3)および(4)のように、水から酸素を得る反応である。このため、活物質である酸素を除去する方法でも避けることは困難である。
Pt(OH)2+2H++2e-=Pt+2H2O 0.98V (3)
PtO2+2H++2e-=Pt(OH)2 1.11V (4)
そこで、本発明は、上述のような問題点(I)を考慮し、高分子電解質膜・電極接合体
の触媒層の構造を改良することにより、カソードよりPtイオンが溶出してもプロトンチャネルの閉塞を抑制する高分子電解質膜・電極接合体を提供することを目的とする。
の触媒層の構造を改良することにより、カソードよりPtイオンが溶出してもプロトンチャネルの閉塞を抑制する高分子電解質膜・電極接合体を提供することを目的とする。
本発明の高分子電解質膜・電極接合体は、プロトン伝導性高分子電解質膜、ならびに前記電解質膜を挟む一対の触媒層および一対のガス拡散層を配してなる高分子電解質膜・電極接合体であって、前記触媒層が、触媒およびプロトン交換基を含み、前記一対の触媒層の少なくとも一方において、触媒の重量に対するプロトン交換基の重量比が空間的分布を有し、前記比が高分子電解質膜に近いほど大きいことを特徴とする。
本発明の第二の高分子電解質膜・電極接合体は、プロトン伝導性高分子電解質膜、ならびに前記高分子電解質膜を挟む一対の触媒層および一対のガス拡散層を配してなる高分子電解質膜・電極接合体であって、前記触媒層が、触媒およびプロトン交換基を含み、前記一対の触媒層の少なくとも一方において、触媒の重量に対するプロトン交換基の重量比が空間的に均一ではなく、前記比の大きい部分が前記触媒層の厚さ方向に沿って電解質膜側に形成されていることを特徴とする。
前記触媒層がプロトン交換基を有する高分子電解質を含み、触媒の重量に対する高分子電解質の重量比を空間的に変えることにより、前記プロトン交換基の重量比を大きくするのが好ましい。
イオン交換容量の大きい高分子電解質を使用することにより、前記プロトン交換基の重量比を大きくするのが好ましい。
前記触媒層が、少なくとも前記プロトン交換基の重量比の異なる二つの層からなるのが好ましい。
イオン交換容量の大きい高分子電解質を使用することにより、前記プロトン交換基の重量比を大きくするのが好ましい。
前記触媒層が、少なくとも前記プロトン交換基の重量比の異なる二つの層からなるのが好ましい。
本発明の第三の高分子電解質膜・電極接合体は、プロトン伝導性高分子電解質膜、ならびに前記高分子電解質膜を挟む一対の触媒層および一対のガス拡散層を配してなる高分子電解質膜・電極接合体であって、前記高分子電解質膜が、少なくとも片面において突起部を有することを特徴とする。
本発明の第四の高分子電解質膜・電極接合体は、プロトン伝導性高分子電解質膜、ならびに前記高分子電解質膜を挟む一対の触媒層および一対のガス拡散層を配してなる高分子電解質膜・電極接合体であって、前記一対の触媒層の少なくとも一方が、触媒およびプロトン伝導性高分子電解質の混合物からなる空間的に均一な触媒成分、ならびに前記触媒成分とは異なる粒子状、棒状またはネットワーク状のプロトン伝導性高分子電解質からなることを特徴とする。
本構成により、触媒が溶出しても、イオン交換により閉塞させるプロトンチャネル以外にも余分なプロトンチャネルが触媒層中に形成されるため、より高分子電解質膜から遠くへプロトンを伝導することができるため劣化を抑制することができる。
以上のように本発明によれば、カソードが高電位の状態におかれた際のPt等の金属触媒の溶解によるプロトンチャネルの閉塞を抑制することができる高分子電解質膜・電極接合体を用いることにより、耐久性に優れた固体高分子型燃料電池システムを実現することができる。
ここで、図11は従来のカソード側の触媒層3の概略縦断面図である。
燃料電池を実用的な運転方法で長時間運転すると、カソードが高電位におかれ、Ptがイオンとなり溶出する。イオン交換反応によりプロトンチャネルの中のプロトンとPtイオンが置換され、Pt触媒近傍24はプロトン伝導機能が著しく低下した状況となる。
燃料電池を実用的な運転方法で長時間運転すると、カソードが高電位におかれ、Ptがイオンとなり溶出する。イオン交換反応によりプロトンチャネルの中のプロトンとPtイオンが置換され、Pt触媒近傍24はプロトン伝導機能が著しく低下した状況となる。
アノードでは式(1)の反応でプロトンが生成し、このプロトンが高分子電解質膜1を通過して、カソード側の触媒層3に達する。しかし、イオン交換反応によりプロトン伝導性が低下したカソード側の触媒層3では、プロトン伝導に大きな抵抗がある。
ここで、図12は、図11の触媒層の厚さ方向Yとプロトン伝導性との関係を示す。運転時間の経過と共に、触媒層3のプロトン伝導性が、厚さ方向YのY1に達するまでに低下し、プロトンがガス拡散層付近の触媒にまで十分到達できなくなり、高分子電解質膜1近傍の触媒しか機能しなくなり、出力が低下する。
ここで、図12は、図11の触媒層の厚さ方向Yとプロトン伝導性との関係を示す。運転時間の経過と共に、触媒層3のプロトン伝導性が、厚さ方向YのY1に達するまでに低下し、プロトンがガス拡散層付近の触媒にまで十分到達できなくなり、高分子電解質膜1近傍の触媒しか機能しなくなり、出力が低下する。
これに対して、本発明の固体高分子型燃料電池の高分子電解質膜・電極接合体では、触媒層中に、付加的な太いチャネル径を有するプロトンチャネルを形成した。これがプロトン伝導のバイパスになり、高分子電解質膜からより遠くへプロトンを伝導することができるため、Ptの溶出によるプロトン伝導機能の急激な低下を抑制することができる。
本発明の一実施の形態を図1に示す。図1は、本発明の高分子電解質膜・電極接合体におけるカソード側の触媒層13付近の概略縦断面図である。
高分子電解質膜1とガス拡散層5との間には、触媒層13が配されている。触媒層13は、触媒粒子21を担持した触媒担体20である触媒体と、プロトン伝導性高分子電解質32との混合物からなる。そして、高分子電解質膜1側近傍の領域Aの高分子電解質32の量が触媒層13のその他の領域よりも多い。すなわち、プロトン交換基の量が多い。
高分子電解質膜1とガス拡散層5との間には、触媒層13が配されている。触媒層13は、触媒粒子21を担持した触媒担体20である触媒体と、プロトン伝導性高分子電解質32との混合物からなる。そして、高分子電解質膜1側近傍の領域Aの高分子電解質32の量が触媒層13のその他の領域よりも多い。すなわち、プロトン交換基の量が多い。
これにより、触媒13の近傍24における高分子電解質32のプロトン伝導性が低下しても、まだプロトン伝導性が低下していない高分子電解質32のプロトンチャネルをバイパスとして、高分子電解質膜からより遠くへプロトンを伝導することができる。
ここで、図2は、触媒層の厚さ方向Xおよびプロトン伝導性の関係を示す図である。プロトンがガス拡散層5のX1付近まで達するプロトン伝導性を有しており、図12と比較して、より遠くへプロトンを伝導することができることがわかる。
ここで、図2は、触媒層の厚さ方向Xおよびプロトン伝導性の関係を示す図である。プロトンがガス拡散層5のX1付近まで達するプロトン伝導性を有しており、図12と比較して、より遠くへプロトンを伝導することができることがわかる。
このようなプロトン伝導のバイパスは、触媒層の厚さ方向に形成することが有効である。
また、このようなプロトン伝導のバイパスは、触媒層中の高分子電解質膜の近傍の高分子電解質の量を増やすことにより得られる。
また、このようなプロトン伝導のバイパスは、触媒層中の高分子電解質膜の近傍の高分子電解質の種類を変え、イオン交換容量のより大きな樹脂を使用することにより得られる。
このようなプロトン伝導のバイパスは、高分子電解質の量あるいはイオン交換容量を勾配をつけて大きくすることにより得られるが、例えば、触媒層を複数の層からなる多層構造にすることにより容易に得られる。
また、このようなプロトン伝導のバイパスは、触媒層中の高分子電解質膜の近傍の高分子電解質の量を増やすことにより得られる。
また、このようなプロトン伝導のバイパスは、触媒層中の高分子電解質膜の近傍の高分子電解質の種類を変え、イオン交換容量のより大きな樹脂を使用することにより得られる。
このようなプロトン伝導のバイパスは、高分子電解質の量あるいはイオン交換容量を勾配をつけて大きくすることにより得られるが、例えば、触媒層を複数の層からなる多層構造にすることにより容易に得られる。
上記の図1の構成以外にも、例えば、図3のように、触媒層23中に高分子電解質膜1上に形成された突起部25が存在してもよい。図4のように、触媒層33中に棒状の高分子電解質26を含んでもよい。あるいは、図5のように、触媒層43中にネットワーク状の高分子電解質27を含んでもよい。これらの場合にも図1の場合と同様の効果が得られる。
なお、上記では、カソード側の触媒層について説明したが、アノード側の触媒層でも同様の効果が得られる。起動・停止方法によっては、アノードの電位が上昇する場合も考えられるからである。ただし、アノードの場合、触媒にPtより容易に溶出するRuを使用した場合は、本発明の効果はさらに大きいといえる。
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
《実施例1》
炭素粉末であるアセチレンブラック(電気化学工業(株)製のデンカブラック、粒径35nm)を、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の水性ディスパージョン(ダイキン工業(株)製のD1)とを混合し、乾燥重量としてPTFEを20重量%含む撥水インクを調製した。このインクを、ガス拡散層の基材としてカーボンペーパー(東レ(株)製のTGPH060H)上に塗布した後、熱風乾燥機により300℃で熱処理して、ガス拡散層4、5(厚さ約200μm)を形成した。
炭素粉末であるアセチレンブラック(電気化学工業(株)製のデンカブラック、粒径35nm)を、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の水性ディスパージョン(ダイキン工業(株)製のD1)とを混合し、乾燥重量としてPTFEを20重量%含む撥水インクを調製した。このインクを、ガス拡散層の基材としてカーボンペーパー(東レ(株)製のTGPH060H)上に塗布した後、熱風乾燥機により300℃で熱処理して、ガス拡散層4、5(厚さ約200μm)を形成した。
一方、ケッチェンブラック(ケッチェンブラックインターナショナル(株)製のKetjen Black EC、粒径30nm)上にPt触媒を担持させて触媒体(50重量%がPt)を得た。この触媒体55重量部を、水素イオン伝導材かつ結着剤であるパーフルオロカーボンスルホン酸アイオノマー(米国Aldrich社製の5重量%Nafion分散液)45重量部(乾燥重量)と混合し、スラリーを得た。このスラリーを厚さが45μmの高分子電解質膜(米国DuPont社のNafion112膜)の両面に印刷し、乾燥させて、触媒層2a、3a(厚さ10〜15μm)を形成した。
上記と同様のケッチェンブラック上にPt触媒を担持させて触媒体(50重量%がPt)を得た。この触媒体66重量部を、パーフルオロカーボンスルホン酸アイオノマー(Aldrich社製の5重量%Nafion分散液)35重量部(乾燥重量)と混合し、スラリーを得た。このスラリーを、高分子電解質膜の両面に形成された触媒層2a、3a上に印刷し、触媒層2b、3b(厚さ10〜15μm)を形成した。
上記で得られたガス拡散層4および5と、高分子電解質膜1を挟む2層の触媒層2a、2b、および3a、3bとを接合し、図6に示す構造の高分子電解質膜・電極接合体(MEA)を作製した。
つぎに、このMEAの高分子電解質膜1の外周部にゴム製のガスケットを接合し、冷却水、燃料ガスおよび酸化剤ガス流通用のマニホールド穴を形成した。
つぎに、このMEAの高分子電解質膜1の外周部にゴム製のガスケットを接合し、冷却水、燃料ガスおよび酸化剤ガス流通用のマニホールド穴を形成した。
一方、20cm×32cm×1.3mmの外寸を有し、かつ深さ0.5mmのガス流路および冷却水流路を有し、フェノール樹脂を含浸させた黒鉛板からなる導電性のセパレータ板を準備した。このセパレータ板を2枚用い、MEAの一方の面に酸化剤ガスの流路を有するセパレータ板を重ね合わせ、他方の面に燃料ガスの流路を有するセパレータ板を重ね合わせ、単電池を得た。
この単電池を2個積層した。このとき、両端に位置するセパレータ板には背面に冷却水の流路を有するものを用いた。このパターンを繰り返し、50セル積み重ねた電池積層体(電池スタック)を作製した。そして、電池スタックの両端部にステンレス鋼製の集電板、ならびに電気絶縁材料からなる絶縁板および端板を配置し、全体を締結ロッドで固定し、燃料電池Aを作製した。なお、このときの締結圧は、セパレータの単位面積当たり15kgf/cm2とした。
《比較例1》
Ketjen Black EC(粒径30nm)上にPt触媒を担持させて触媒体(50重量%がPt)を得た。この触媒体66重量部を、パーフルオロカーボンスルホン酸アイオノマー(Aldrich社製の5重量%Nafion分散液)35重量部(乾燥重量)と混合し、スラリーを得た。このスラリーを、高分子電解質膜(米国DuPont社製、Nafion112)の両面に印刷し、触媒層(厚さ約30μm)を形成した。この触媒層を用いた以外は、実施例1と同様の方法により燃料電池Bを作製した。
Ketjen Black EC(粒径30nm)上にPt触媒を担持させて触媒体(50重量%がPt)を得た。この触媒体66重量部を、パーフルオロカーボンスルホン酸アイオノマー(Aldrich社製の5重量%Nafion分散液)35重量部(乾燥重量)と混合し、スラリーを得た。このスラリーを、高分子電解質膜(米国DuPont社製、Nafion112)の両面に印刷し、触媒層(厚さ約30μm)を形成した。この触媒層を用いた以外は、実施例1と同様の方法により燃料電池Bを作製した。
[出力特性の評価]
燃料電池AおよびBについて、以下の条件で放電試験を行った。燃料ガスとしての13Aガス改質ガス(H2を80体積%、CO2を20体積%含む)をアノードに、酸化剤ガスとしての空気をカソードに供給した。電池温度を70℃、燃料ガス利用率(Uf)を70%、および空気利用率(Uo)を40%とした。また、燃料ガスおよび酸化剤ガスは、それぞれ65℃および70℃の露点を有するように加湿した。
燃料電池AおよびBについて、以下の条件で放電試験を行った。燃料ガスとしての13Aガス改質ガス(H2を80体積%、CO2を20体積%含む)をアノードに、酸化剤ガスとしての空気をカソードに供給した。電池温度を70℃、燃料ガス利用率(Uf)を70%、および空気利用率(Uo)を40%とした。また、燃料ガスおよび酸化剤ガスは、それぞれ65℃および70℃の露点を有するように加湿した。
燃料電池の運転は、図7に示す方法で行った。すなわち、燃料ガスおよび酸化剤ガスを1時間供給した後、10分間供給を停止する運転工程を繰り返した。燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給時には、200mA/cm2の電流密度で運転した。そして、このときの燃料電池スタックにおける単セルの平均セル電圧の変化を調べた。その結果を図7に示す。
燃料電池Aでは、初期のセル電圧は0.78Vであったが、3000時間後のセル電圧は、約0.76Vであった。燃料電池Bでは、初期のセル電圧は0.79Vであったが、3000時間後のセル電圧は、約0.72Vであった。このことから、本発明の高分子電解質膜・電極接合体を用いた燃料電池Aでは、従来の燃料電池Bと比べて初期のセル電圧はわずかに低いが、良好な耐久性を示すことがわかった。
本発明の高分子電解質膜・電極接合体は、たとえば家庭用コージェネレーション用の燃料電池等に有用である。また、自動車用や携帯用の燃料電池にも用いることができる。
1 高分子電解質膜
5 ガス拡散層
13 触媒層
20 触媒担体
21 触媒粒子
24 触媒粒子近傍
32 高分子電解質
5 ガス拡散層
13 触媒層
20 触媒担体
21 触媒粒子
24 触媒粒子近傍
32 高分子電解質
Claims (7)
- プロトン伝導性高分子電解質膜、ならびに前記電解質膜を挟む一対の触媒層および一対のガス拡散層を配してなる高分子電解質膜・電極接合体であって、
前記触媒層が、触媒およびプロトン交換基を含み、
前記一対の触媒層の少なくとも一方において、触媒の重量に対するプロトン交換基の重量比が空間的分布を有し、前記比が高分子電解質膜に近いほど大きいことを特徴とする高分子電解質膜・電極接合体。 - プロトン伝導性高分子電解質膜、ならびに前記高分子電解質膜を挟む一対の触媒層および一対のガス拡散層を配してなる高分子電解質膜・電極接合体であって、
前記触媒層が、触媒およびプロトン交換基を含み、
前記一対の触媒層の少なくとも一方において、触媒の重量に対するプロトン交換基の重量比が空間的に均一ではなく、前記比の大きい部分が前記触媒層の厚さ方向に沿って電解質膜側に形成されていることを特徴とする高分子電解質膜・電極接合体。 - 前記触媒層がプロトン交換基を有する高分子電解質を含み、触媒の重量に対する高分子電解質の重量比を空間的に変えることにより、前記プロトン交換基の重量比を大きくする請求項1または2記載の高分子電解質膜・電極接合体。
- イオン交換容量の大きい高分子電解質を使用することにより、前記プロトン交換基の重量比を大きくする請求項1または2記載の高分子電解質膜・電極接合体。
- 触媒層が、少なくとも前記プロトン交換基の重量比の異なる二つの層からなる請求項1、3または4記載の高分子電解質膜・電極接合体。
- プロトン伝導性高分子電解質膜、ならびに前記高分子電解質膜を挟む一対の触媒層および一対のガス拡散層を配してなる高分子電解質膜・電極接合体であって、
前記高分子電解質膜が、少なくとも片面において突起部を有することを特徴とする高分子電解質膜・電極接合体。 - プロトン伝導性高分子電解質膜、ならびに前記高分子電解質膜を挟む一対の触媒層および一対のガス拡散層を配してなる高分子電解質膜・電極接合体であって、
前記一対の触媒層の少なくとも一方が、触媒およびプロトン伝導性高分子電解質の混合物からなる空間的に均一な触媒成分、ならびに前記触媒成分とは異なる粒子状、棒状またはネットワーク状のプロトン伝導性高分子電解質からなることを特徴とする高分子電解質膜・電極接合体。
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---|---|---|---|---|
JP2005259525A (ja) * | 2004-03-11 | 2005-09-22 | Honda Motor Co Ltd | 固体高分子型燃料電池 |
JP2011204605A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Toppan Printing Co Ltd | 燃料電池用電極触媒層、この電極触媒層を備えた燃料電池用膜電極接合体、この膜電極接合体を備えた燃料電池および燃料電池用電極触媒層の製造方法 |
US8263285B2 (en) | 2007-02-06 | 2012-09-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Membrane-electrode assembly and fuel cell having the same |
-
2004
- 2004-02-17 JP JP2004040498A patent/JP2005235461A/ja not_active Withdrawn
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