JP2005234469A - 定着装置 - Google Patents

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孝師 山中
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Abstract

【課題】 消費電力を抑えながら安定した定着を行うことができる定着装置を提供する。
【解決手段】 定着装置8は、定着ローラ81、加圧ローラ82、加熱ローラ83、クリーニングローラ84、ハロゲンランプHL1〜HL3、サーミスタTH1〜TH3、制御部110および電源装置111を備える。定着ローラ81と加圧ローラ82とは圧接し、加熱ローラ83およびクリーニングローラ84はそれぞれ加圧ローラ82に圧接する。定着ローラ81内に複数のハロゲンランプHL1、HL2が設けられ、加熱ローラ内にハロゲンランプHL3が設けられる。また、サーミスタTH1、TH2は定着ローラ81の温度を周期的に検出し、サーミスタTH3は加熱ローラ83の温度を周期的に検出する。制御部110は、管理テーブルに基づきサーミスタTH1〜TH3から取得した検出温度に応じてハロゲンランプHL1〜HL3の点灯状態を制御する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、定着装置に関し、特に、複数の加熱手段を備える定着装置に関する。
定着装置を備えた電子写真方式の画像形成装置では、現像剤が付着した用紙(記録媒体)が、定着ローラ(加熱ローラ)と加圧ローラとで挟み込まれ搬送されることによって、現像剤が用紙に加圧および溶融されて定着する。
現像剤が定着される用紙のサイズには様々あり、定着ローラおよび加圧ローラのローラ幅よりも狭い用紙幅の用紙が両ローラ間を通過した場合、用紙が通過しない部分のローラの温度は用紙が通過した部分のローラの温度より高くなる。用紙が通過した部分は用紙に熱を奪われるが、用紙が通過しない部分はそのような熱損失がないからである。したがって、幅の狭い用紙を連続して定着した場合、用紙が通過しない部分のローラの温度が許容範囲を超えて上昇する場合がある。
このため、定着ローラの軸方向に複数のヒータを設け、定着ローラの軸方向の各部で加熱状態を異ならせる技術が提案されている。
例えば、複数のヒータを点灯させる場合に、まず1つのヒータを点灯させ、次に、所定時間経過後に他のヒータを点灯させるように制御する技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
また、複数のヒータの点灯順序を記憶しておき、この記憶した順序で複数のヒータを点灯させるとともに、消灯させるときは点灯させた順序で消灯させるように制御する技術がある(例えば、特許文献2参照。)。
特許文献1の技術は、ヒータの点灯時の突入電流を小さくしてヒータの制御素子にかかる負担を軽減させようとする技術であり、特許文献2の技術は、複数のヒータの点灯回数を平均化させ、ヒータの寿命を延ばそうとする技術である。
特開平8−110731号公報 特開2001−117409公報
ところで、最近の画像形成装置では、印刷スピードの高速化に対応するとともに安定した定着を行うために、定着装置の熱容量がアップされている。一方、商用電源の電力容量による制限や省エネ等に対応するため、消費電力をなるべく抑える必要がある。
上述の従来の技術では、ヒータの点灯時の突入電流を抑制できたとしても、繰り返し行われる定着動作の全体的な消費電力を抑えることはできない。
この発明の目的は、消費電力を抑えながら安定した定着を行うことができる定着装置を提供することにある。
この発明の定着装置は、上述の課題を解決するために以下のように構成される。
(1)定着動作中に、互いに圧接し現像剤が付着した記録媒体を挟み込んで搬送する2個の回転部材と、少なくとも一方の前記回転部材を加熱する複数の加熱手段と、前記回転部材の温度を周期的に検出する検出手段と、前記検出手段から取得された温度情報と前記温度情報に応じた前記加熱手段の加熱力との関係を示すテーブルデータを含み、前記テーブルデータに基づいて前記加熱手段の加熱力を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
この構成においては、回転部材は複数の加熱手段によって加熱され、回転部材の温度が検出手段によって周期的に検出される。そして、制御手段は、検出手段で検出された回転部材の温度に応じた過熱手段の過熱力をテーブルデータに基づいて決定し、加熱手段の加熱力を制御する。
(2)前記加熱手段によって加熱される加熱ローラをさらに備え、前記2個の回転部材は、定着ローラおよび加圧ローラを含み、前記定着ローラは、複数の前記加熱手段によって内部から加熱され、前記加圧ローラは、前記加熱ローラによって外周面から加熱されることを特徴とする。
この構成においては、定着ローラは、複数の加熱手段によって加熱されるので、複数の加熱手段がそれぞれオン・オフされることで定着ローラの各部の加熱状態が異なる。また、加圧ローラは、加熱ローラによって外周面から加熱される。
(3)前記加熱手段は、前記定着ローラの軸方向の中央部と両端部とに配置されることを特徴とする。
この構成においては、加熱手段が定着ローラの軸方向の中央部と両端部とに配置されるので、加熱手段がそれぞれオン・オフされることで定着ローラの軸方向の各部の加熱状態が異なる。
(4)前記制御手段は、複数のテーブルデータを備え、前記複数のテーブルデータを選択的に使用することを特徴とする。
この構成においては、制御手段は複数のテーブルデータを備え、複数のテーブルデータの中から適宜適切なテーブルデータが選択されて使用される。
(5)前記複数のテーブルデータは、それぞれ前記定着動作の状態に応じたデータであることを特徴とする。
この構成においては、制御手段は、定着動作の開始直後、定着動作中、または、定着動作の休止中(待機中)等の定着動作の状態に応じた複数のテーブルデータを備え、定着動作の状態に応じて適切なテーブルデータが選択的に使用される。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)回転部材の温度が周期的に検出されるので、回転部材の温度の変化に応じた加熱力となるように加熱手段を随時制御することができる。また、テーブルデータに基づいて加熱手段の加熱力が制御されるので、回転部材の検出温度に基づいて加熱手段の過熱力を適切に制御することができる。
(2)定着ローラは複数の加熱手段によって加熱されるので、定着ローラの各部の加熱状態を異ならせることができる。
(3)加熱手段が定着ローラの軸方向の中央部と両端部とに配置されるので、定着ローラの軸方向の各部の加熱状態を異ならせることができる。
(4)制御手段が複数のテーブルデータを備えるので、複数のテーブルデータの中から適宜適切なテーブルデータを選択して使用することができる。
(5)定着動作の状態に応じて適切なテーブルデータが選択的に使用されるので、定着動作の状態に応じてローラの温度が適切に制御される。
以下に、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、この発明の実施形態に係る定着装置を備える画像形成装置の概略構成図である。この実施形態に係る定着装置8を備える画像形成装置100は、ネットワークを介して接続された外部機器(例えば、パーソナルコンピュータなどの画像処理装置やスキャナ装置などの画像読取装置)から入力された画像データに基づいて、電子写真方式の画像形成プロセスを経て、用紙に画像を形成する。
画像形成装置100は、感光体ドラム3を備える。感光体ドラム3は、図1において時計方向に回転する。感光体ドラム3の周囲には、帯電装置5、光走査ユニット11、現像装置2、転写装置6、クリーニングユニット4および除電装置12が、感光体ドラム3の回転方向に沿ってこの順序で配置される。感光体ドラム3、帯電装置5、光走査ユニット11、現像装置2、転写装置6、クリーニングユニット4および除電装置12によって、画像形成部が構成される。
帯電装置5は、感光体ドラム3の周面を均一に帯電させる。光走査ユニット11は、均一に帯電された感光体ドラム3上に光像を走査して静電潜像を書き込む。現像装置2は、光走査ユニット11によって書き込まれた静電潜像を、現像剤補給容器7から供給される現像剤を用いて顕像化し、トナー像を形成する。転写装置6は、感光体ドラム3上に形成されたトナー像を用紙に転写する。クリーニングユニット4は、転写装置6による転写後に感光体ドラム3上に残留した現像剤を除去する。除電装置12は、感光体ドラム3の周面の電荷を除去する。
画像形成装置100の底部に、記録媒体としての用紙を収容する供給トレイ10が配置される。供給トレイ10に収容された用紙は、ピックアップローラ16等によって1枚ずつレジストローラ14まで搬送され、レジストローラ14によって、感光体ドラム3上に形成されたトナー像と同期させるタイミングで、転写装置6と感光体ドラム3との間に供給される。
転写装置6と感光体ドラム3との間を通過することでトナー像が転写された用紙は、定着装置8に搬送される。定着装置8は、定着ローラ81および加圧ローラ82を備え、トナー像が転写された用紙を定着ローラ81と加圧ローラ82とで加熱および加圧することで、トナー像を用紙上に定着させる。定着装置8の詳細については後述する。
画像が形成された用紙は、搬送ローラ25によってさらに搬送され、切換えゲート9を用紙の搬送力で押し上げて図1において実線で示す状態とし、積載トレイ15側に向けて搬送される。そして、用紙の排出先が積載トレイ15に設定されている場合は、排出ローラ26によって積載トレイ15に排出される。一方、両面印刷や後処理が設定されている場合、用紙は一旦排出ローラ26によって積載トレイ15に向けて搬送され、用紙の後端部分が切換えゲート9を通過したタイミングで排出ローラ26が逆回転される。そして、用紙は、逆方向、すなわち用紙再供給搬送装置21(図2参照)や後処理装置22が配置されている方向(切換えゲート9の左側)に向けて搬送される。このとき、切換えゲート9は、図1における実線の状態から破線の状態に自重によって切り換わっている。
両面印刷が行われる場合、用紙は用紙再供給搬送装置21を通過して表裏が反転された状態で再びレジストローラ14に供給される。後処理がなされる場合、用紙は中継搬送装置23を介して後処理装置22に搬送され、後処理装置22において後処理がなされる。
また、画像形成装置100はさらに、上述のような画像形成動作を統括して制御するCPU、および外部機器からの画像データの入力を受け付けるインターフェイス等を含む制御部110、ならびに、画像形成装置100の各部に電力を供給する電源装置111を備える。
図2は、図1に示す画像形成装置を含む画像形成システムの概略構成図である。画像形成システム20は、画像形成装置100、多段式用紙供給装置27、用紙供給装置28、画像読取装置24、用紙再供給搬送装置21、後処理装置22、および、中継搬送装置23を備える。
多段式用紙供給装置27は、画像形成装置100の下方に配置され、多段の用紙供給トレイ27a〜27cを有する。用紙供給装置28は、多段式用紙供給装置27に隣接して配置され、大量の用紙を収容する。画像形成装置100は、多段式用紙供給装置27から送られてくる用紙を画像形成部に受け入れる用紙受入部17、および用紙供給装置28から送られてくる用紙を画像形成部に受け入れる拡張用紙受入部18を備える。
画像読取装置24は、セットされた原稿の画像を露光走査して光電変換素子であるCCD上に結像し、原稿の画像を電気的信号に変換して画像データとして出力する。画像読取装置24から出力され画像形成装置100に入力された画像データは、画像形成装置100の制御部110で、画像補正やラスタライズ等の画像処理が施された後に、光走査ユニット11から光信号として出力される。また、画像読取装置24は、原稿の片面だけでなく両面を略同時に読み取る機能を有し、さらに、多数の原稿を順次搬送して読み取るための自動原稿搬送装置24aを備える。
用紙再供給搬送装置21は、画像形成装置100の側面に装着され、用紙の表裏を反転させるための用紙反転搬送路を備える。定着装置8を通過して片面に画像が形成された用紙は、用紙再供給搬送装置21の用紙反転搬送路を経由することで、表裏が反転された状態で再び画像形成部に供給され、裏面にも画像が形成される。
中継搬送装置23は、用紙再供給搬送装置21と後処理装置22との間に配置され、画像形成装置100から用紙再供給搬送装置21を介して搬送されてきた用紙を、後処理装置22に向けて搬送する。
後処理装置22は、用紙排出部22a、用紙排出部22b、排紙トレイ22c、22dを備え、所定枚数の用紙に対してステープル処理を施す機能、B4やA3などの用紙を紙折りする機能、および、ファイリング用の穴をあけるパンチ機能などを有する。用紙排出部22aは、画像形成装置100から搬送されてきた画像形成された用紙を、特別な処理をすることなく排紙トレイ22cに排出する。用紙排出部22bは、画像形成装置100から搬送され、ステープル、パンチ等の後処理が選択的にまたは組み合わされて施された用紙を、排紙トレイ22dに排出する。
図3は、定着装置8の概略構成図である。定着装置8は、定着ローラ81、加圧ローラ82、加熱ローラ83、クリーニングローラ84、制御部110、および電源装置111を備える。この実施形態では、定着装置8の制御部および電源装置として、画像形成装置100を統括的に制御する制御部110、および画像形成装置100の各部に電源を供給する電源装置111が、兼用されている。
定着ローラ81と加圧ローラ82とは所定の圧力で圧接される。また、加熱ローラ83およびクリーニングローラ84は、加圧ローラ82の外周面にそれぞれ所定圧力で接触するように配置される。
定着ローラ81は、アルミウム、鉄、またはそれらの合金で形成される導電性の芯金を有する。この実施形態では、定着ローラ81の芯金は、鉄系の冷間圧延炭素鋼鋼管が引き抜き等で所定の外径、肉厚に加工され、その後研磨加工を施されて外径40mm、肉厚1.3mmに形成される。また、図示していないが、定着ローラ81の両端部は、外径30mm、肉厚1.5mmになるように絞り加工を施され、ボールベアリング(ころがり軸受)に支持される。定着ローラの芯金の表面は、パーカライジング処理(リン酸塩被膜処理)を施され、錆の発生が抑制されている。
定着ローラ81の芯金の両端部を除く外周面には、フッ素系樹脂が、中間層を介して表面絶縁層としてコーティングされ、加熱溶融されたトナーとの離形性能が維持される。フッ素系樹脂としては、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、または、これらの混合体が用いられる。その他、フッ素系樹脂として、耐熱性、離形性の観点から、例えば、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、エチレン/テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン/クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等のフッ素樹脂、またはフッ素ゴムラテックスを含む材料を、それぞれ単独でまたは2種類以上を組み合わせて用いることもできる。また、フッ素系樹脂層は、塗布および焼成、または、チューブ被覆等で形成される。
中間層は、表面絶縁層としてのフッ素系樹脂とパーカライジング処理された炭素鋼鋼管の表面との接着性を高めるためのものである。この実施形態では、中間層として、ゴム系またはレジン系接着材等の絶縁性プライマが用いられる。なお、中間層として、上述の絶縁性プライマの他に、導電性プライマを用いることもできる。
定着ローラ81の内部には、加熱手段として、定格電力820WのハロゲンランプHL1と、定格電力450WのハロゲンランプHL2とが設けられる。ハロゲンランプHL1は、主として定着ローラ81の軸方向の中央部を加熱し、ハロゲンランプHL2は、主として定着ローラ81の軸方向の両端部を加熱する。ハロゲンランプHL1、ハロゲンランプHL2、および後述するハロゲンランプHL3は、波数制御や位相制御などの電力制御方法を用いて、所定電力が出力されるように制御される。ハロゲンランプHL1およびハロゲンランプHL2は、それぞれ電源装置111に接続される。電源装置111は、制御部110に接続され、制御部110からの指示に従って、ハロゲンランプHL1およびハロゲンランプHL2へ供給する電圧を調整する。すなわち、ハロゲンランプHL1およびハロゲンランプHL2のそれぞれの加熱力は、制御部110によって調整される。
定着ローラ81の内周面には、耐熱吸熱層が形成される。耐熱吸熱層は、ハロゲンランプHL1およびハロゲンランプHL2が定着ローラ81の内周面に放出する赤外光等の放射エネルギを効率良く吸収する。耐熱吸熱層は、例えば、変性シリコーン樹脂、無機耐熱黒顔料、および溶剤としての炭化水素などの混合物が塗布され、乾燥されて形成される。耐熱吸熱層の膜厚は20μm〜30μmに形成される。耐熱吸熱層として、この実施形態では、耐熱塗料のオキツモ(登録商標)が用いられる。なお、耐熱吸熱層として、テツゾール(登録商標)やセルモブラック等の耐熱塗料を用いてもよい。
定着ローラ81の外周面の近傍には、定着ローラ81の軸方向の略中央部の表面温度を検出する温度検出素子であるサーミスタTH1と、定着ローラ81の軸方向の端部(非駆動側の端部)の表面温度を検出する温度検出素子であるサーミスタTH2とが配置される。サーミスタTH1、TH2は制御部110に接続され、サーミスタTH1、TH2によって検出された温度情報は制御部110に入力される。サーミスタTH1は、ハロゲンランプHL1の通電制御に用いられ、サーミスタTH2は、ハロゲンランプHL2の通電制御に用いられる。このように、定着ローラ81の加熱状況が制御部110によって監視される。
また、定着ローラ81および加圧ローラ82のそれぞれの用紙の搬送方向の下流側に、用紙の剥離を補助する上剥離爪と下剥離爪とがそれぞれ当接しており、上剥離爪または下剥離爪によって用紙が定着ローラ81または加圧ローラ82から剥ぎ取られる。
加圧ローラ82は、鉄やステンレス等の導電性の芯金を供える。芯金上には、シリコ−ンゴム等の耐熱性を有する絶縁性弾性層が形成される。絶縁性弾性層の外周には、中間層が形成される。中間層の外周には、加圧ローラ82の外周面の離型性能を向上させる表面抵抗層が形成される。中間層は、絶縁性弾性層と表面抵抗層との接着性を高めるためのものであり、この実施形態では、中間層として絶縁性プライマが用いられる。加圧ローラ82の外径は35mmに形成される。加圧ローラ82の表面抵抗層として、表面抵抗率が例えば1010Ωである素材が用いられる。なお、表面抵抗層として、表面抵抗率が105Ωであるものを使用することもできるが、表面抵抗率が107Ω〜1018Ωの素材が用いられることが好ましい。また、表面抵抗層の体積抵抗率は、107Ω・cm以上であることが好ましく、1010Ω・cm以上であることがさらに好ましい。
絶縁性弾性層としては、高温加硫型シリコーンゴム(HTV)、付加反応硬化型シリコーンゴム(LTV)、縮合反応硬化型シリコーンゴム(RTV)等のシリコーンゴム系のものや、フッ素ゴム、または、これらの混合物等が用いられる。具体的には、絶縁性弾性層として、例えば、ジメチルシリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、メチルフェニルシリコーンゴム、ビニルシリコーンゴム等のシリコーンゴム系、フッ化ビニリデンゴム、テトラフルオロエチレン−プロピレンゴム、テトラフルオロエチレン−パーフルオロメチルビニルエーテルゴム、ホスファゼン系フッ素ゴム、フルオロポリエーテル等のフッ素ゴム等が用いられる。絶縁性弾性層として、これらのゴムを、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いられてもよい。絶縁性弾性層は、注型・加硫、研磨等によって形成される。
定着ローラ81は、鉄系の冷間圧延鋼がプレス成形されたフレームに設けられたボールベアリングに、両端の絞り部分のジャーナル部が嵌合されることで、支持される。一方、加圧ローラ82は、ステンレス等の芯金の軸部にボールベアリングが嵌合され、ボールベアリングが、フレームにカシメた支点軸から延びる荷重レバーで受けられ、定着ローラ81の軸芯方向へ荷重バネ等によって付勢されることで、支持される。荷重バネの付勢による加圧ローラ82の定着ローラ81に対する圧接力は、この実施形態では、両端部の合計で764Nであるが、用紙の種類、定着ローラ81や加圧ローラ82の剛性、温調温度等の条件や性能によって、任意に設定可能である。
加熱ローラ83は、アルミニウムや鉄、またはそれらの合金(ステンレス鋼を含む)材料を用いて中空ローラ状に形成される。この実施形態では、加熱ローラ83は、アルミニウム合金製で外径15mm、肉厚0.85mmのストレートパイプの外周面に、中間層を備え、中間層の外周にさらに表面離型層を備える。加熱ローラ83は、内周面に、定着ローラ81と同様の耐熱吸熱層を備える。加熱ローラ83の内部には、加熱手段として、定格電力500WのハロゲンランプHL3が設けられる。ハロゲンランプHL3は、加熱ローラ83の軸方向の略全領域を加熱する。ハロゲンランプHL3は、電源装置111に接続され、電源装置111は制御部110に接続される。ハロゲンランプHL3の加熱力は、制御部110によって調整される。
また、加熱ローラ83の外周面の近傍には、加熱ローラ83の軸方向の略中央部の表面温度を検出する温度検出素子であるサーミスタTH3が配置される。サーミスタTH3は制御部110に接続され、サーミスタTH3によって検出された温度情報は、制御部110に入力される。サーミスタTH3は、ハロゲンランプHL3の通電制御に用いられる。このように、加熱ローラ83の加熱状況は制御部110によって監視される。
加熱ローラ83の両端部は、すべり軸受またはころがり軸受に嵌合され、荷重バネ等によって、加圧ローラ82に対して所定のニップを保持しながら圧接している。加熱ローラ83は、最外周面に設けられた表面離型層によって離型性能を維持した状態で加圧ローラ82の外周面に圧接し、熱伝導によって加圧ローラ82の外周面を加熱する。
なお、加熱ローラ83の中間層および表面絶縁層は、定着ローラ81の中間層および表面絶縁層と異なる構成にすることもできるが、この実施形態では同様の構成にしている。
クリーニングローラ84は、アルミニウムや鉄、またはそれらの合金(ステンレス鋼を含む)材料で、中空ローラまたは中実ローラに形成される。クリーニングローラ84の両端部は、すべり軸受またはころがり軸受に嵌合される。クリーニングローラ84は、荷重バネ等によって、加圧ローラ82に所定のニップを保持しながら圧接する。この実施形態では、クリーニングローラ84は、炭素鋼製で、外径を15mmに形成される。なお、ステンレス鋼製で外径が8mmのクリーニングローラをさらに設けてもよい。クリーニングローラ84の表面は、加圧ローラ82の外周面に少量残留する現像剤を清掃するために、所定の表面粗さを有する。
制御部110は、上述のように、各サーミスタTH1〜TH3から入力された温度情報に基づいて各ハロゲンランプHL1〜HL3の加熱力を調整し、定着ローラ81および加圧ローラ82の温度を所定値に制御する。
なお、この実施形態では、加熱手段としてハロゲンランプHL1〜HL3を用いたが、ハロゲンランプ以外の加熱手段を用いてもよい。また、この実施形態では、定着ローラ81の内部にハロゲンランプHL1、HL2が2本設けられ、ハロゲンランプHL1、HL2がそれぞれ定着ローラ81の中央部と両端部とを加熱するが、ハロゲンランプHL1、HL2がそれぞれ加熱する領域は、これに限定されず、例えば軸方向の全領域と中央部とであってもよい。さらに、ハロゲンランプの数は、2本に限定されず、3本以上、または1本であってもよい。
また、定着ローラ81は、上述した材料以外に、ステンレス鋼、ニッケルまたはその合金など、所定の耐熱性および機械的強度を有するものであれば使用することができる。
図4は、制御部110の定着装置8についての処理手順の一部を示すフローチャートである。制御部110のCPUは、ユーザによる図示しない操作部からの各サーミスタTH1〜TH3の設定目標温度P1〜P3の入力を受け付ける(S1)。この実施形態では、設定目標温度P1〜P3としてそれぞれ、例えば185℃が設定される。CPUは、各サーミスタTH1〜TH3の検出温度R1〜R3が設定目標温度P1〜P3に到達したか否かをあらわす関数Q1〜Q3に、それぞれ1を設定する(S2)。そして、CPUは、図5(a)に示す管理テーブルを参照して、組合せパターン“8”を選択する(S3)。
ここで、関数Q1〜Q3には、“1”または“0”が設定される。関数Q1〜Q3の
“1”は、検出温度R1〜R3が対応する設定目標温度P1〜P3に到達したことを示し、“0”は、検出温度R1〜R3が対応する設定目標温度P1〜P3に未到達であることを示す。管理テーブルは、制御部110の図示しない記憶部に予め格納されている。
CPUは、図5(b)に示す管理テーブルを参照し、選択された組合せパターン“8”に従って、全てのハロゲンランプHL1〜HL3をOFFする(S4)。CPUは、各サーミスタTH1〜TH3から順次検出温度を取得する間隔時間(制御周期)の入力を受け付ける(S5)。後述するように、CPUは、ここで入力された制御周期時間毎に各サーミスタTH1〜TH3から順次検出温度を取得する。
この実施形態では、サーミスタTH1の検出温度から取得するので、CPUは、関数nに“1”を設定する(S6)。なお、サーミスタTH2の検出温度の取得から始める場合は関数nに“2”を設定し、サーミスタTH3の検出温度の取得から始める場合は関数nに“3”を設定するとよい。そして、CPUは、制御周期時間が経過したか否かを判定する(S7)。CPUは、制御周期時間が経過していないと判定した場合は待機状態となり、ステップS7の処理を繰り返す。CPUは、制御周期時間が経過したと判定した場合は、サーミスタTHnから検出温度Rnを取得する。ここでは、サーミスタTH1から検出温度R1を取得する(S8)。
CPUは、検出温度Rnと設定目標温度Pnとを比較して、関数Qnを設定する(S9)。ここでは例えば、定着動作が開始された直後であるため、R1<P1となり、CPUは、Q1=0を設定する。CPUは、図5(a)の管理テーブルを参照して、関数Qnに応じた組合せパターンを選択する(S10)。ここでは例えば、CPUは、ステップS2において、Q2=1、Q3=1に設定しているので、組合せパターン“6”を選択する。
CPUは、選択した組合せパターンに従って、ハロゲンランプHL1〜HL3を制御する(S11)。CPUは、ハロゲンランプHL1〜HL3をONする場合、図5(b)に示す管理テーブルの括弧内に示すレベルでハロゲンランプHL1〜HL3をONする。この実施形態では、CPUは、各ハロゲンランプHL1〜HL3にそれぞれ3段階のレベルを設定する。例えば、CPUは、ハロゲンランプHL1ではA1〜A3の3段階のレベルを設定し、レベルA1に設定された場合にハロゲンランプHL1の加熱力が最も大きくなり、レベルA3に設定された場合にハロゲンランプHL1の加熱力が最も小さくなる。ここでは、組合せパターン“6”が選択されたので、ハロゲンランプHL1がレベルA3で点灯される。
そして、CPUは、関数nに“1”を加算し(S12)、関数n=4が成立するか否かを判定する(S13)。CPUは、関数n=4が成立しないと判定した場合、ステップS7の処理に戻り、ステップS5で入力された制御周期毎に順次サーミスタTH2、サーミスタTH3から検出温度を取得して、ハロゲンランプHL1〜HL3の制御を行う。CPUは、関数n=4が成立すると判定した場合、ステップS6の処理に戻り、再びサーミスタTH1から順に制御周期毎に検出温度を取得して、ハロゲンランプHL1〜HL3の制御を行う。
例えば、CPUが、関数n=2を設定してステップS7の処理に戻った場合、CPUは、所定の制御周期時間を経過した後(S7)、サーミスタTH2から検出温度R2を取得する(S8)。ここでは例えば検出温度R2が設定目標温度P2に到達していなかった場合を想定すると、CPUは、関数Q2=0を設定し(S9)、管理テーブルを参照して組合せパターン“2”を選択し(S10)、ハロゲンランプHL1をレベルA3からレベルA1に切り替え、ハロゲンランプHL2をレベルB1で点灯させる。
また、CPUが、関数n=3を設定してステップS7の処理に戻った場合、CPUは、所定の制御周期時間を経過した後(S7)、サーミスタTH3から検出温度R3を取得する(S8)。ここでは例えば検出温度R3が設定目標温度P3に到達していなかった場合を想定すると、CPUは、関数Q3=0を設定し(S9)、管理テーブルを参照して組合せパターン“1”を選択する(S10)。この実施形態では、組合せパターン“1”と組合せパターン“2”とは、ハロゲンランプHL1〜HL3の点灯状態を同一に設定しているので、この場合はCPUはハロゲンランプHL1〜HL3の点灯状態を変更しない。
上述の実施形態において図5に示す管理テーブルは、電源装置111の電圧100V、周波数50Hzである場合の、定着動作の開始直後用の管理テーブルの一例である。各組合せパターンにおけるハロゲンランプHL1〜HL3の点灯状態は、組合せパターン毎に電力を有効に活用できるように設定されている。また、ハロゲンランプHL1〜HL3の点灯レベルは、例えば位相制御を行う場合であれば、点灯する際の設定値の段階を表している。
定着装置8によれば、複数のサーミスタTH1〜TH3によって周期的に検出温度を取得し、管理テーブルを参照して検出温度に応じてハロゲンランプHL1〜HL3を周期的に制御するので、限られた許容電力の範囲内で効率良く温度制御を行い、消費電力を抑えながら安定した定着を行うことができる。
なお、この実施形態では、全てのハロゲンランプHL1〜HL3が同時に点灯することはないように設定されている。また、サーミスタTH1〜TH3の検出温度の取得順序は、任意に設定するとよい。さらに、サーミスタの数や制御周期は、ハロゲンランプHL1〜HL3を制御する精度や制御部110にかかる負担等を考慮して、任意に増減することができる。
また、この実施形態では、管理テーブルの一例として、定着動作の状態が定着動作開始直後である場合の管理テーブルを示したが、制御部110は他にも、定着動作の状態(定着動作中、定着動作の休止中(待機中)等)や電源装置111の状態(電源の電圧、周波数等)に応じた複数の管理テーブルを備え、定着装置8の状態に適した管理テーブルを選択的に使用する。CPUは、例えば、定着動作開始直後用の管理テーブルと定着動作中の管理テーブルとを、印刷した用紙の枚数等によって切り替えて使用する。
さらに、定着ローラ81および加圧ローラ82に代えて、ベルト状の定着部材および加圧部材を用いてもよい。
この発明の実施形態に係る定着装置を備える画像形成装置の概略構成図である。 図1に示す画像形成装置を含む画像形成システムの概略構成図である。 定着装置の概略構成図である。 制御部の処理手順の一部を示すフローチャートである。 管理テーブルの一例を示す図であり、(a)は各サーミスタの検出温度の設定目標温度への到達状況の組合せパターンを示し、(b)は(a)で示す組合せパターンにおける各ハロゲンランプの点灯状態を示す。
符号の説明
8 定着装置
20 画像形成システム
81 定着ローラ
82 加圧ローラ
83 加熱ローラ
84 クリーニングローラ
100 画像形成装置
110 制御部
111 電源装置
HL1〜HL3 ハロゲンランプ
TH1〜TH3 サーミスタ

Claims (5)

  1. 定着動作中に、互いに圧接し現像剤が付着した記録媒体を挟み込んで搬送する2個の回転部材と、
    少なくとも一方の前記回転部材を加熱する複数の加熱手段と、
    前記回転部材の温度を周期的に検出する検出手段と、
    前記検出手段から取得された温度情報と前記温度情報に応じた前記加熱手段の加熱力との関係を示すテーブルデータを含み、前記テーブルデータに基づいて前記加熱手段の加熱力を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記加熱手段によって加熱される加熱ローラをさらに備え、
    前記2個の回転部材は、定着ローラおよび加圧ローラを含み、
    前記定着ローラは、複数の前記加熱手段によって内部から加熱され、
    前記加圧ローラは、前記加熱ローラによって外周面から加熱されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記加熱手段は、前記定着ローラの軸方向の中央部と両端部とに配置されることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記制御手段は、複数のテーブルデータを備え、前記複数のテーブルデータを選択的に使用することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記複数のテーブルデータは、それぞれ前記定着動作の状態に応じたデータであることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
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