JP2005234374A - 平面表示装置の駆動回路及び駆動方法 - Google Patents

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哲也 坂本
彰浩 ▲高▼木
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Abstract

【課題】 高性能な素子や新たな部品を用いることなく、平面表示装置の駆動回路における消費電力を低減することができるようにする。
【解決手段】 表示手段となる容量性負荷の一端にスキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なスイッチ回路を有するドライブ回路を備え、ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にした後に、ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ライン、及びドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインに対して電源ラインより電位を供給するための電源スイッチ回路をオン状態にすることで、ドライブ回路のスイッチ回路のオン抵抗が十分低くなった状態で電流を流すことができ、駆動回路のスイッチ回路による電流の損失を減らし消費電力を低減することができるようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、平面表示装置の駆動回路及び駆動方法に関し、特にプラズマディスプレイ装置に用いて好適なものである。
従来、プラズマディスプレイ装置の1つである交流駆動型プラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)には、2本の電極で選択放電(アドレス放電)及び維持放電を行う2電極型と、第3の電極を利用してアドレス放電を行う3電極型とがあった。また、3電極型においては、維持放電を行う第1の電極と第2の電極とが配置されている基板に第3の電極を形成する場合と、対向するもう1つの基板に第3の電極を形成する場合とがあった。
上記各タイプの交流駆動型PDPは、何れも動作原理は同一であるので、以下では、一例として維持放電を行う第1及び第2の電極を第1の基板に設けるとともに、これとは別に、第1の基板と対向する第2の基板に第3の電極を設けた交流駆動型PDPについて説明する。
交流駆動型PDPは、第1の基板に互いに平行な走査電極Yi及び共通電極が設けられるとともに、第1の基板に対向する第2の基板にこれらの電極Yi、Xと直交する方向にアドレス電極Ajが設けられている。また、交流駆動型PDPは、例えばm行n列の2次元マトリクス状に配置された複数のセルを表示パネルに備えており、各セルは、走査電極Yi及びアドレス電極Ajの交点並びにそれに対応して隣接する共通電極により形成される。このセルが表示画像の1画素に対応し、表示パネルは2次元画像を表示することができる。
図4(A)は、1画素である第i行第j列のセルCijの断面構成を示す図である。図4(A)において、共通電極X及び走査電極Yiは、前面ガラス基板11上に形成されている。その上には、放電空間17に対し絶縁するための誘電体層12が被着されるとともに、更にその上にMgO(酸化マグネシウム)保護膜13が被着されている。
一方、アドレス電極Ajは、前面ガラス基板11と対向して配置された背面ガラス基板14上に形成され、その上には誘電体層15が被着され、更にその上に蛍光体18が被着されている。MgO保護膜13と誘電体層15との間の放電空間17には、Ne+Xeペニングガス等が封入されている。
図4(B)は、交流駆動型PDPの容量Cpについて説明するための図である、図4(B)に示すように、交流駆動型PDPには、放電空間17、共通電極Xと走査電極Yiの間、及び前面ガラス基板11にそれぞれ容量成分Ca、Cb、Ccが存在し、これらの合計によってセル1つ当たりの容量Cpcellが決まる(Cpcell=Ca+Cb+Cc)。すべてのセルの容量Cpcellの合計がパネル容量Cpである。
図4(C)は、交流駆動型PDPの発光について説明するための図である。図4(C)に示すように、リブ16の内面には、赤、青、緑色の蛍光体18がストライプ状に各色毎に配列、塗布されており、共通電極X及び走査電極Yiの間の放電によって蛍光体18を励起して発光するようになっている。
上述したように交流駆動型PDPにおいては、高電圧を印加してセル内の共通電極Xと走査電極Yiとの間で放電を起こし発光させる。したがって、共通電極X及び走査電極Yiを駆動するための駆動回路を構成する各素子には高い耐圧が要求され、交流駆動型PDPの製造コストを押し上げる一つの要因であった。そこで、駆動回路を構成する各素子の耐圧を低くして、製造コストの低減を図る技術が提案されている。例えば、一方の電極には正の電圧を印加し、他方の電極には負の電圧を印加することにより、電極間の電位差を利用して電極間の放電を行う駆動回路が提案されている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照。)。
図5は、上記特許文献1に開示されている交流駆動型PDPの駆動回路の構成を示す図である。
図5において、容量負荷(以下、「負荷」と称す。)20は、上述した1つの共通電極と1つの走査電極Yとの間に形成されているセルの合計の容量である。負荷20には、共通電極Xと走査電極Yが形成されている。
走査電極Yを駆動するためのY側回路は、電源回路22及びドライブ回路21を備える。
電源回路22は、コンデンサCY1と、3つのスイッチSWY1、SWY2、SWY3とを備える。スイッチSWY1、SWY2は、電源から供給される電圧(Vs/2)の電源ライン(電源線)と基準電位としてのグランド(GND)との間に直列に接続される。2つのスイッチSWY1、SWY2の相互接続点にはコンデンサCY1の一方の端子が接続され、コンデンサCY1の他方の端子とグランドとの間にはスイッチSWY3が接続される。なお、コンデンサCY1の一方の端子に接続される信号ラインを第1の信号ラインOUTAYとし、他方の端子に接続される信号ラインを第2の信号ラインOUTBYとする。
ドライブ回路21は、2つのスイッチSWY4、SWY5を備える。スイッチSWY4、SWY5は、電源回路22のコンデンサCY1の両端に直列に接続される。すなわち、スイッチSWY4、SWY5は、第1及び第2の信号ラインOUTAY、OUTBY間に直列接続される。2つのスイッチSWY4、SWY5の相互接続点は、出力ラインOUTCYを介して負荷20の走査電極Yに接続される。
また、共通電極Xを駆動するためのX側回路は、電源回路24及びドライブ回路23を備える。なお、電源回路24及びドライブ回路23は、上述したY側回路における電源回路22及びドライブ回路21にそれぞれ対応し、その構成は電源回路22及びドライブ回路21とそれぞれ同様であるので説明は省略する。
図6は、図5に示した駆動回路による維持放電期間の動作を示す波形図である。ここで、維持放電期間とは、表示データに応じてセルを発光させ表示動作を行うために、セル中の共通電極Xと走査電極Yとの間で放電を繰り返し行う期間である。なお、図6においては、走査電極Y側における動作のみを図示しているが、共通電極X側における動作は、共通電極X側の出力ラインOUTCXの駆動波形が走査電極Y側の出力ラインOUTCYの駆動波形に対して逆相(あるいはほぼ逆相)となるように、スイッチSWX1〜SWX5を制御する点が異なるだけで動作原理は同様である。
図6に示すように、第1の信号ラインOUTAYの電圧及び出力ラインOUTCYの電圧がグランドレベル、第2の信号ラインOUTBYの電圧が(−Vs/2)である状態を初期状態として説明する。
維持放電期間において、最初にスイッチSWY1、SWY3をオンにし、残りのスイッチSWY2、SWY4、SWY5をオフにする(時刻t21)。したがって、第1及び第2の信号ラインOUTAY、OUTBYの電圧は、時刻t21〜t22に示すように徐々に上昇してゆき、第1の信号ラインOUTAYの電圧は(Vs/2)、第2の信号ラインOUTBYの電圧はグランドレベルとなる。なお、このときコンデンサCY1には、スイッチSWY1、SWY3により与えられる電圧(Vs/2)に応じた電荷が蓄積される。
次に、スイッチSWY4をオンにすることにより、第1の信号ラインOUTAの電圧(Vs/2)が出力ラインOUTCYを介して負荷20に印加される(時刻t22)。これにより、出力ラインOUTCYの電圧は、徐々に上昇して(Vs/2)となる。
その後、スイッチSWY4をオフにして負荷20への電流経路を遮断した後、スイッチSWY5をパルス状にオンにすることにより、出力ラインOUTCYの電圧が徐々に引き下げられグランドレベルになる(時刻t23)。
次に、スイッチSWY1、SWY3をオフにした後、スイッチSWY2をオンにする(時刻t24)。第1の信号ラインOUTAYの電圧は、時刻t24〜t25に示すように徐々に引き下げられ、グランドレベルとなる。また、このとき第2の信号ラインOUTBYはフローティング状態であるので、第2の信号ラインOUTBYの電圧は、第1の信号ラインOUTAYの電圧よりコンデンサCY1に蓄積されている電荷に応じた電圧(Vs/2)分だけ低い電位、すなわち(−Vs/2)になる。
そして、スイッチSWY5をオンにすることにより、第2の信号ラインOUTBの電圧(−Vs/2)が出力ラインOUTCYを介して負荷20に印加される(時刻t25)。これにより、出力ラインOUTCYの電圧は、徐々に引き下げられ(−Vs/2)となる。
その後、スイッチSWY5をオフにして負荷20への電流経路を遮断した後、スイッチSWY4をパルス状にオンにすることにより、出力ラインOUTCYの電圧が徐々に上昇しグランドレベルになる(時刻t26)。続いて、スイッチSWY2をオフにした後、スイッチSWY1、SWY3をオンにする(時刻t27)。
以降、同様に上述した動作を所定回数繰り返し行う。
以上のようにして、図6の出力ラインOUTCYに示すように、負荷20の走査電極Yに対して正の電圧(Vs/2)と負の電圧(−Vs/2)とを交互に印加する。また、負荷20の共通電極Xに対しても、同様のスイッチング制御を行うことにより、正の電圧(Vs/2)と負の電圧(−Vs/2)とを交互に印加する。
このとき、走査電極Y及び共通電極Xに印加する電圧(±Vs/2)は、互いに位相が逆の関係となるようにする。すなわち、走査電極Yに正の電圧(Vs/2)が印加されている場合には、共通電極Xに負の電圧(−Vs/2)を印加するようにする。これにより、走査電極Yと共通電極Xとの間に放電を行うことが可能な電位差を生じさせることができる。
特開2002−62844号公報 岸、外4名、「A New Driving Technology for PDPs with Cost Effective Sustain Circuit」、SID 01 DIGEST、1236頁〜1239頁、2001年
ここで、図5に示した駆動回路における各スイッチSWY1〜SWY5、SWX1〜SWX5は、一般にMOSFET(Metal-oxide-semiconductor Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体スイッチング素子が用いられる。したがって、スイッチSWY1〜SWY5、SWX1〜SWX5は、オフからオンに状態が遷移する際、オフ状態から直ちに完全なオン状態(オン抵抗が十分低い状態)に変化するのではなく、抵抗値が時間の経過とともに低くなり、所定時間経過後に完全なオン状態になる。
そのため、駆動回路における電源回路22のスイッチSWY1〜SWY3をオンにした後に、ドライブ回路21のスイッチSWY4、SWY5をオンにして出力ラインOUTCYを介して負荷20に電圧を印加すると(図6の時刻t22、t23、t25等参照。)、スイッチSWY4、SWY5の抵抗値(オン抵抗)が十分に下がりきっていない状態でパネル容量に対する充電電流もしくは放電電流がスイッチSWY4、SWY5を介して流れる。したがって、スイッチSWY4、SWY5での消費電力(損失)が大きくなり、発熱量も増加してしまう。
この問題を解決する方法として、オン抵抗が小さい(発熱しにくい)半導体スイッチング素子を用いることによるスイッチSWY4、SWY5の高性能化や、スイッチSWY4、SWY5に大きな部品を用いたり放熱フィンを新たに設けたりする放熱構造の大型化などが考えられるが、いずれも製造コストの増加を招いてしまう。
また、プラズマディスプレイ装置においては薄型化の要求が高く、負荷20への出力段である、スイッチSWY4、SWY5を備えるドライバ回路21はプラズマディスプレイ装置における表示パネルの端部(パネル電極取り出し部)に配置されることが望ましいので放熱構造の大型化には限界があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、高性能な素子や新たな部品を用いることなく、駆動回路における消費電力を低減することができるようにする。
本発明の駆動回路は、スイッチ回路を有し、表示手段となる容量性負荷の一端にスキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なドライブ回路と、前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ラインと、前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインとを備え、前記第1の信号ライン及び前記第2の信号ラインに対して電源ラインより電位を供給するための電源スイッチ回路をオン状態にする場合には、前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にした後、前記電源スイッチ素子をオン状態にする。
上記構成によれば、ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にして当該スイッチ回路のオン抵抗が十分低くなった後、電源ラインより電位を供給するための電源スイッチ素子をオン状態にすることで、ドライブ回路のスイッチ回路を流れる電流の損失を減らし消費電力を低減することができる。
また、ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にする場合には、電源スイッチ回路をオフ状態にした後に、ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にするようにしても良い。このようにしても、ドライブ回路のスイッチ回路を流れる電流の損失を減らし消費電力を低減することができる。
本発明によれば、表示手段となる容量性負荷の一端にスキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にした後、前記第1の信号ライン及び前記第2の信号ラインに対して電源ラインより電位を供給するための電源スイッチ回路をオン状態にする。これにより、高性能な素子や新たな部品を用いることなく、ドライブ回路のスイッチ回路を流れる電流の損失を減らし、駆動回路における消費電力を低減することができる。また、新たな部品等を追加する必要がないとともに、ドライブ回路のスイッチ回路に低い性能の素子を用いることができるので、表示装置における表示パネル端部での放熱構造の小型化、部品高等を抑えた薄型化が可能となり、表示装置を薄型化することが容易になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、交流駆動型PDP装置1の全体構成を示す図である。
図1において、交流駆動型PDP装置1は、第1の基板に互いに平行な走査電極Y1〜Yn及び共通電極Xが設けられるとともに、第1の基板に対向する第2の基板にこれらの電極Y1〜Yn、Xと直交する方向にアドレス電極A1〜Amが設けられている。共通電極Xは、各走査電極Y1〜Ynに対応してこれに接近して設けられ、一端が互いに共通に接続されている。
また、交流駆動型PDP装置1の表示パネルPは、m行n列の2次元マトリクス状に配置された複数のセルを備える。各セルCijは、図4(A)〜図4(C)に示したように構成され、走査電極Yi及びアドレス電極Ajの交点並びにそれに対応して隣接する共通電極Xにより形成される。このセルCijが表示画像の1画素に対応し、表示パネルPは2次元画像を表示することができる。
共通電極Xの共通端はX側回路2の出力端に接続され、各走査電極Y1〜YnはY側回路3の出力端に接続されている。アドレス電極A1〜Amはアドレス側回路4の出力端に接続されている。X側回路2は放電を繰り返す回路から成り、Y側回路3は線順次走査する回路と放電を繰り返す回路とから成る。また、アドレス側回路4は表示すべき列を選択する回路から成る。
X側回路2、Y側回路3、及びアドレス側回路4は、制御回路5から供給される制御信号により制御される。すなわち、Y側回路3内の線順次走査する回路とアドレス側回路4によりどこのセルを点灯させるかを決め、X側回路2とY側回路3により放電を繰り返すことによって、PDP装置の表示動作を行う。
制御回路5は、外部からの表示データD、表示データDの読み込みタイミングを示すクロックCLK、水平同期信号HS、及び垂直同期信号VSに基づいて、上記制御信号を生成し、X側回路2、Y側回路3、及びアドレス側回路4に供給する。
ここで、駆動回路である図1に示したX側回路2とY側回路3は、図5に示した駆動回路と同様に構成される。ただし、本実施形態における駆動回路においては、スイッチSWY4、SWY5を有するドライバ回路21を含むY側回路3はラインドライブ回路で構成されている。ラインドライブ回路は、表示データDに基づいて表示セルの選択を行うアドレス期間のスキャン時にはスキャンパルスを出力して、ライン毎の走査電極Yの選択動作を行い、表示データDに応じた表示セルを発光させる放電を行う維持放電期間においてはサステインパルスを出力して、全ラインの走査電極Yでの維持放電動作を行う回路である。すなわち、本実施形態における駆動回路では、走査電極Yにアドレス期間においてスキャンパルスを印加するスキャンドライバ回路を用いて、維持放電期間にはサステインパルスを印加する。
従来において、Y側回路3は、上記スキャンパルスを発生させるためのスキャンドライブ回路と、上記サステインパルスを発生するためのサステイン回路との2回路を各々独立に設けていた。例えば、スキャンドライブ回路は市販のスキャンドライブICを用いて構成し、サステイン回路はパワーモジュールを用いて構成していた。そして、期間(アドレス期間であるか、またはサステイン期間であるか)に応じて、使用する回路を使い分けて走査電極Yを駆動していた。しかしながら、上述のようにスキャンドライブ回路とサステイン回路との2回路を各々独立に設けてY側回路3を構成すると回路規模が非常に大きくなり装置を小型化する上での障害となっていた。
それに対して、回路規模の縮小を図るために、特開2001−13917号公報に開示されているような、スキャンドライブ回路とサステイン回路とを共通の回路を用いて構成した、すなわちスキャンパルスとサステインパルスとの両者を発生する(両者を出力可能な)共通回路(ラインドライブ回路)が提案されている。本実施形態におけるY側回路3は、このラインドライブ回路を適用して構成されている。すなわち、本実施形態におけるラインドライブ回路を適用したY側回路3は、従来のスキャンドライブ回路とサステイン回路との双方の機能を備えている。
図2は、交流駆動型PDP装置1の動作を示す波形図である。図2は、1フレームを構成する複数のサブフィールドのうちの1つのサブフィールド分において、共通電極X、走査電極Y、アドレス電極に対して印加する電圧の波形例を示している。1つのサブフィールドは、全面書き込み期間及び全面消去期間からなるリセット期間と、アドレス期間と、維持放電期間とに区分される。
リセット期間においては、まず、共通電極Xに印加する電圧が基準電位としてのグランドレベルから(−Vs/2)に引き下げられる。一方、走査電極Yに印加される電圧が時間経過とともに徐々に上昇して、最終的に書き込み電圧Vwと電圧(Vs/2)とを加算した電圧が走査電極Yに印加される。
このようにして、共通電極Xと走査電極Yとの電位差が(Vs+Vw)となり、以前の表示状態にかかわらず、全表示ラインの全セルで放電が行われ、壁電荷が形成される(全面書き込み)。
次に、共通電極X及び走査電極Yの電圧をグランドレベルに戻した後、共通電極Xに対する電圧がグランドレベルから(Vs/2)まで引き上げるとともに、走査電極Yに対する印加電圧が(−Vs/2)に引き下げられる。これにより、全セルにおいて壁電荷自身の電圧が放電開始電圧を越えて放電が開始され、蓄積されていた壁電荷が消去される(全面消去)。
次に、アドレス期間においては、表示データに応じて各セルのオン/オフを行うために、線順次でアドレス放電が行われる。このとき、共通電極Xには、電圧(Vs/2)が印加される。また、ある表示ラインに相当する走査電極Yに電圧を印加するときには、ラインドライブ回路により構成されたドライブ回路21を制御することで、線順次により選択された走査電極Yには(−Vs/2)レベルのスキャンパルス、非選択の走査電極Yにはグランドレベルの電圧が印加される。
このとき、各アドレス電極A1〜Am中の維持放電を起こすセル、すなわち点灯させるセルに対応するアドレス電極Ajには、電圧Vaのアドレスパルスが選択的に印加される。この結果、点灯させるセルのアドレス電極Ajと線順次で選択された走査電極Yとの間で放電が起こり、これをプライミング(種火)として共通電極X及び走査電極Yの上のMgO保護膜面に、次の維持放電が可能な量の壁電荷が蓄積される
その後、維持放電期間になると、共通電極Xと各表示ラインの走査電極Yとに互いに極性の異なる電圧(+Vs/2、−Vs/2)を交互に印加して維持放電を行い、1サブフィールドの映像を表示する。なお、互いに極性の異なる電圧を交互に印加する動作は、サステイン動作と呼ばれ、サステイン動作中の電圧(+Vs/2、−Vs/2)のパルスはサステインパルスと呼ばれる。
なお、維持放電期間において、走査電極Yに対して最初に高電圧を印加する時のみ電圧(Vs/2+Vx)を印加する。この電圧Vxは、アドレス期間に発生した壁電荷の電圧に加えることで維持放電に必要な電圧を生成する上乗せ分の電圧である。
図3は、本実施形態における駆動回路の維持放電期間の動作を示す波形図である。なお、図3においては、走査電極Y側における動作のみを図示しているが、共通電極X側における動作は、共通電極X及び走査電極Yに印加する電圧が互いに位相が逆の関係とするようにして、スイッチSWX1〜SWX5に対して同様のスイッチング制御を行う。
図3に示すように、スイッチSWY1〜SWY5がオフであり、第1の信号ラインOUTAYの電圧(第1の電位)及び出力ラインOUTCYの電圧がグランドレベル、第2の信号ラインOUTBYの電圧(第2の電位)が(−Vs/2)である状態を初期状態として説明する。
まず、時刻t1において、スイッチSWY4をオンにする。
次に、時刻t1からスイッチSWY4のオン抵抗(抵抗値)が十分低く下がりきる期間、すなわちスイッチSWY4がオフ状態から完全なオン状態(オン抵抗の抵抗値が所定値で安定した状態)に変化する期間が経過した時刻t2において、スイッチSWY1、SWY3をオンにする。これにより、第1及び第2の信号ラインOUTAY、OUTBYの電圧は、徐々に上昇してゆき、第1の信号ラインOUTAYの電圧は(Vs/2)、第2の信号ラインOUTBYの電圧はグランドレベルとなる。なお、このときコンデンサCY1には、スイッチSWY1、SWY3により与えられる電圧(Vs/2)に応じた電荷が蓄積される。
また、第1の信号ラインOUTAYと出力ラインOUTCYとはスイッチSWY4を介して電気的に接続されている。したがって、出力ラインOUTCYの電圧は徐々に上昇して(Vs/2)となり、第1の信号ラインOUTAYの電圧(Vs/2)が出力ラインOUTCYを介して負荷20に印加される。このとき、スイッチSWY4はオン抵抗(抵抗値)が十分低い状態であるので、上述した従来技術と比較してパネル容量に対する電流がスイッチSWY4を介して流れることによるスイッチSWY4での消費電力(損失)は小さく、発熱量も非常に小さい。
そして、共通電極Xと走査電極Yとの間での放電が終わった後、時刻t3において、スイッチSWY1、SWY3、及びSWY4をオフにし、負荷20への電流経路を遮断する。続いて、時刻t4において、スイッチSWY5をオンにする。なお、図3においては、時刻t3において、スイッチSWY1、SWY3、及びSWY4を同時にオフにしているが、スイッチSWY5をオンにする時刻t4以前に、スイッチSWY1、SWY3、及びSWY4のいずれもがオフになれば、これらを同時にオフにしなくとも良い。
時刻t4からスイッチSWY5のオン抵抗(抵抗値)が十分低く下がりきる期間、すなわちスイッチSWY5がオフ状態から完全なオン状態に変化する期間が経過した時刻t5において、スイッチSWY1、SWY3をオンにする。これにより、スイッチSWY5を介して電気的に接続されている第2の信号ラインOUTBYの電圧が出力ラインOUTCYを介して負荷20に印加される。このとき、スイッチSWY5はオン抵抗(抵抗値)が十分低い状態であるので、パネル容量に対する電流がスイッチSWY5を介して流れることによるスイッチSWY5での消費電力(損失)は小さく、発熱量も非常に小さい。
次に、時刻t6において、スイッチSWY1、SWY3、及びSWY5をオフにし、負荷20への電流経路を遮断する。続いて、時刻t7において、スイッチSWY5をオンにする。なお、図3においては、時刻t6〜t7の期間においてスイッチSWY5をオフするようにしているが、オフせずにオンさせたままであっても良い。
時刻t8において、スイッチSWY2をオンにする。これにより、第1の信号ラインOUTAYの電圧は徐々に引き下げられ、グランドレベルとなる。また、第2の信号ラインOUTBYはフローティング状態であるので、第2の信号ラインOUTBYの電圧は、第1の信号ラインOUTAYの電圧よりコンデンサCY1に蓄積されている電荷に応じた電圧(Vs/2)分だけ低い電位、すなわち(−Vs/2)になる。
また、このとき第2の信号ラインOUTBYと出力ラインOUTCYとはスイッチSWY5を介して電気的に接続されている。したがって、出力ラインOUTCYの電圧は徐々に引き下げられて(−Vs/2)となり、第2の信号ラインOUTBYの電圧(−Vs/2)が出力ラインOUTCYを介して負荷20に印加される。このときも、スイッチSWY5はオン抵抗(抵抗値)が十分低い状態であるので、スイッチSWY5での消費電力(損失)及び発熱量は小さい。
そして、共通電極Xと走査電極Yとの間での放電が終わった後、時刻t9において、スイッチSWY2、SWY5をオフにし、負荷20への電流経路を遮断する。続いて、時刻t10において、スイッチSWY4をオンにする。なお、スイッチSWY4をオンにする時刻t10以前に、スイッチSWY2、SWY5の双方をオフにすれば、これらを同時にオフにしなくとも良い。
時刻t10からスイッチSWY4がオフ状態から完全なオン状態に変化する期間が経過した時刻t11において、スイッチSWY2をオンにする。これにより、スイッチSWY4を介して電気的に接続されている第1の信号ラインOUTAYの電圧が出力ラインOUTCYを介して負荷20に印加される。このとき、スイッチSWY4のオン抵抗(抵抗値)は十分低く、スイッチSWY4での消費電力(損失)及び発熱量は小さい。
次に、時刻t12において、スイッチSWY2、SWY4をオフにし、負荷20への電流経路を遮断する。続いて、時刻t13において、スイッチSWY4をオンにする。なお、時刻t12〜t13の期間においてスイッチSWY4をオフせずにオンさせたままであっても良い。
以降、同様に上述した動作を所定回数繰り返し行う。
以上、説明したように本実施形態によれば、交流駆動型PDP装置1を駆動する際、ドライバ回路21のスイッチSWY4又はSWY5をオンした後に、電源回路22のスイッチSWY1〜SWY3を適宜オンするようにする。これにより、出力ラインOUTCYを介して負荷20に電圧を印加する際、スイッチSWY4、SWY5の抵抗値が十分に下がりきった状態でパネル容量に対する充電電流もしくは放電電流を流すことができる。したがって、従来と比較してスイッチSWY4、SWY5を流れる電流における損失を減らし、高性能な素子や新たな部品を用いることなく、駆動回路における消費電力を低減することができる。
また、スイッチSWY4、SWY5における消費電力が低減し発熱量も低下するので、スイッチSWY4、SWY5として従来よりも性能が低い素子を用いることができるとともに、パネル電極の取り出し部である表示パネル端部付近における放熱構造の小型化や薄型化が可能となり、交流駆動型PDP装置の製造コストの低減や薄型化設計に多大に寄与することができる。
また、交流駆動型PDP装置においては装置全体での消費電力量が製品仕様等により予め決定されているが、スイッチSWY4、SWY5における消費電力が低減することにより、表示に係る(表示パネルに供給可能な)電力量を増大させることができ、輝度を増加させたりして表示品質を向上させることができる。
なお、上述した本実施形態では、駆動回路のうちY側回路についてのみ説明しているが、本発明はX側回路においても適用できることは言うまでもない。
また、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の諸態様を付記として以下に示す。
(付記1)表示手段となる容量性負荷に対して、スキャンパルスを印加してアドレッシングを行い、かつサステインパルスを印加して点灯の維持を行うマトリクス型平面表示装置の駆動回路であって、
スイッチ回路を有し、前記容量性負荷の一端に前記スキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なドライブ回路と、
前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ラインと、
前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインとを備え、
前記第1の信号ライン及び前記第2の信号ラインに対して電源ラインより電位を供給するための電源スイッチ回路をオン状態にする場合には、前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にした後、前記電源スイッチ素子をオン状態にすることを特徴とする駆動回路。
(付記2)前記電源スイッチ回路は、前記第1の信号ライン及び前記第2の信号ラインに対して電源ラインより前記第1及び第2の電位とは異なる第3の電位を供給することを特徴とする付記1記載の駆動回路。
(付記3)前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にし、当該スイッチ素子のオン抵抗が所定値に安定した後、前記電源スイッチ回路をオン状態にすることを特徴とする付記1記載の駆動回路。
(付記4)表示手段となる容量性負荷に対して、スキャンパルスを印加してアドレッシングを行い、かつサステインパルスを印加して点灯の維持を行うマトリクス型平面表示装置の駆動回路であって、
スイッチ回路を有し、前記容量性負荷の一端に前記スキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なドライブ回路と、
前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ラインと、
前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインとを備え、
前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にする場合には、前記第1の信号ライン及び前記第2の信号ラインに対して電源ラインより電位を供給するための電源スイッチ回路をオフ状態にした後、前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にすることを特徴とする駆動回路。
(付記5)表示手段となる容量性負荷に対して、スキャンパルスを印加してアドレッシングを行い、かつサステインパルスを印加して点灯の維持を行うマトリクス型平面表示装置の駆動回路であって、
第1のスイッチ回路及び第2のスイッチ回路を有し、前記容量性負荷の一端に前記スキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なドライブ回路と、
前記第1のスイッチ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ラインと前記第1の電位を供給する第1の電源ラインとの間に接続された第3のスイッチ回路と、
前記第2のスイッチ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインと第3の電位を供給する第2の電源ラインとの間に接続された第4のスイッチ回路と、
前記第1の信号ラインと前記第2の電源ラインとの間に接続された第5のスイッチ回路とを備え、
前記第3〜第5のスイッチ回路の少なくとも1つのスイッチ回路をオン状態にする場合には、前記第1スイッチ回路及び第2のスイッチ回路の少なくとも一方をオン状態にした後、前記オン状態にする第3〜第5のスイッチ回路をオン状態にすることを特徴とする駆動回路。
(付記6)前記第1のスイッチ回路をオン状態にした後、前記第3のスイッチ回路及び前記第5のスイッチ回路をオン状態にすることを特徴とする付記5記載の駆動回路。
(付記7)前記第2のスイッチ回路をオン状態にした後、前記第4のスイッチ回路をオン状態にすることを特徴とする付記5記載の駆動回路。
(付記8)表示手段となる容量性負荷に対して、スキャンパルスを印加してアドレッシングを行い、かつサステインパルスを印加して点灯の維持を行うマトリクス型平面表示装置の駆動回路であって、
第1のスイッチ回路及び第2のスイッチ回路を有し、前記容量性負荷の一端に前記スキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なドライブ回路と、
前記第1のスイッチ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ラインと前記第1の電位を供給する第1の電源ラインとの間に接続された第3のスイッチ回路と、
前記第2のスイッチ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインと第3の電位を供給する第2の電源ラインとの間に接続された第4のスイッチ回路と、
前記第1の信号ラインと前記第2の電源ラインとの間に接続された第5のスイッチ回路とを備え、
前記第3〜第5のスイッチ回路のすべてをオフ状態にして、前記第1スイッチ回路及び第2のスイッチ回路の少なくとも一方をオン状態にすることを特徴とする駆動回路。
(付記9)表示手段となる容量性負荷の一端にスキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なスイッチ回路を有するドライブ回路を備え、前記容量性負荷に対して、前記スキャンパルスを印加してアドレッシングを行い、かつ前記サステインパルスを印加して点灯の維持を行うマトリクス型平面表示装置の駆動方法であって、
前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ライン、及び前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインに対して電源ラインより電位を供給するための電源スイッチ回路をオン状態にする場合には、前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にした後、前記電源スイッチ素子をオン状態にすることを特徴とする駆動方法。
(付記10)表示手段となる容量性負荷の一端にスキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なスイッチ回路を有するドライブ回路を備え、前記容量性負荷に対して、前記スキャンパルスを印加してアドレッシングを行い、かつ前記サステインパルスを印加して点灯の維持を行うマトリクス型平面表示装置の駆動方法であって、
前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にする場合には、前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ライン、及び前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインに対して電源ラインより電位を供給するための電源スイッチ回路をオフ状態にした後、前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にすることを特徴とする駆動方法。
交流駆動型PDP装置の全体構成を示す図である。 交流駆動型PDP装置の動作を示す波形図である。 本実施形態による駆動回路の維持放電期間の動作を示す波形図である。 交流駆動型PDP装置における1画素であるセルの断面構成を示す図である。 交流駆動型PDP装置の駆動回路の構成を示す図である。 図5に示した駆動回路の動作を示す波形図である。
符号の説明
1 交流駆動型PDP装置
2 X側回路
3 Y側回路
4 アドレス側回路
5 制御回路
P 表示パネル
20 容量負荷
21、23 ドライバ回路
22、24 電源回路

Claims (6)

  1. 表示手段となる容量性負荷に対して、スキャンパルスを印加してアドレッシングを行い、かつサステインパルスを印加して点灯の維持を行うマトリクス型平面表示装置の駆動回路であって、
    スイッチ回路を有し、前記容量性負荷の一端に前記スキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なドライブ回路と、
    前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ラインと、
    前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインとを備え、
    前記第1の信号ライン及び前記第2の信号ラインに対して電源ラインより電位を供給するための電源スイッチ回路をオン状態にする場合には、前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にした後、前記電源スイッチ素子をオン状態にすることを特徴とする駆動回路。
  2. 表示手段となる容量性負荷に対して、スキャンパルスを印加してアドレッシングを行い、かつサステインパルスを印加して点灯の維持を行うマトリクス型平面表示装置の駆動回路であって、
    スイッチ回路を有し、前記容量性負荷の一端に前記スキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なドライブ回路と、
    前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ラインと、
    前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインとを備え、
    前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にする場合には、前記第1の信号ライン及び前記第2の信号ラインに対して電源ラインより電位を供給するための電源スイッチ回路をオフ状態にした後、前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にすることを特徴とする駆動回路。
  3. 表示手段となる容量性負荷に対して、スキャンパルスを印加してアドレッシングを行い、かつサステインパルスを印加して点灯の維持を行うマトリクス型平面表示装置の駆動回路であって、
    第1のスイッチ回路及び第2のスイッチ回路を有し、前記容量性負荷の一端に前記スキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なドライブ回路と、
    前記第1のスイッチ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ラインと前記第1の電位を供給する第1の電源ラインとの間に接続された第3のスイッチ回路と、
    前記第2のスイッチ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインと第3の電位を供給する第2の電源ラインとの間に接続された第4のスイッチ回路と、
    前記第1の信号ラインと前記第2の電源ラインとの間に接続された第5のスイッチ回路とを備え、
    前記第3〜第5のスイッチ回路の少なくとも1つのスイッチ回路をオン状態にする場合には、前記第1スイッチ回路及び第2のスイッチ回路の少なくとも一方をオン状態にした後、前記オン状態にする第3〜第5のスイッチ回路をオン状態にすることを特徴とする駆動回路。
  4. 表示手段となる容量性負荷に対して、スキャンパルスを印加してアドレッシングを行い、かつサステインパルスを印加して点灯の維持を行うマトリクス型平面表示装置の駆動回路であって、
    第1のスイッチ回路及び第2のスイッチ回路を有し、前記容量性負荷の一端に前記スキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なドライブ回路と、
    前記第1のスイッチ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ラインと前記第1の電位を供給する第1の電源ラインとの間に接続された第3のスイッチ回路と、
    前記第2のスイッチ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインと第3の電位を供給する第2の電源ラインとの間に接続された第4のスイッチ回路と、
    前記第1の信号ラインと前記第2の電源ラインとの間に接続された第5のスイッチ回路とを備え、
    前記第3〜第5のスイッチ回路のすべてをオフ状態にして、前記第1スイッチ回路及び第2のスイッチ回路の少なくとも一方をオン状態にすることを特徴とする駆動回路。
  5. 表示手段となる容量性負荷の一端にスキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なスイッチ回路を有するドライブ回路を備え、前記容量性負荷に対して、前記スキャンパルスを印加してアドレッシングを行い、かつ前記サステインパルスを印加して点灯の維持を行うマトリクス型平面表示装置の駆動方法であって、
    前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ライン、及び前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインに対して電源ラインより電位を供給するための電源スイッチ回路をオン状態にする場合には、前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にした後、前記電源スイッチ素子をオン状態にすることを特徴とする駆動方法。
  6. 表示手段となる容量性負荷の一端にスキャンパルス及びサステインパルスを出力可能なスイッチ回路を有するドライブ回路を備え、前記容量性負荷に対して、前記スキャンパルスを印加してアドレッシングを行い、かつ前記サステインパルスを印加して点灯の維持を行うマトリクス型平面表示装置の駆動方法であって、
    前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にする場合には、前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に第1の電位を供給するための第1の信号ライン、及び前記ドライブ回路を介して前記容量性負荷の一端に前記第1の電位とは異なる第2の電位を供給するための第2の信号ラインに対して電源ラインより電位を供給するための電源スイッチ回路をオフ状態にした後、前記ドライブ回路のスイッチ回路をオン状態にすることを特徴とする駆動方法。
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