JP2005233722A - 異物検出システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑油中の異物混入量が数10ppm程度のオーダーの段階で、その増減を検出することが出来る様な異物検出システム及び方法の提供。
【解決手段】流体(例えば潤滑油)が流過する管1内で異物(例えば、鉄粉等の磁性体粉、その他の異物M)を捕捉し且つ捕捉した異物を解放する捕捉手段2と、解放された異物Mが管1内を流過するのを検出する検出手段3と、制御手段5とを有し、該制御手段5は、前記検出手段3で検出可能な程度まで異物Mが滞留する時間だけ前記捕捉手段2で異物Mを捕捉し、当該時間が経過したならば異物Mを解放する制御を行う様に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体中に異物が混入した際に、当該異物を検出するための技術に関する。特に、内燃機関や運動伝達機構その他の各種機械で用いられる潤滑油中に、金属粉(例えば鉄粉)の様な異物が混入した際に、当該異物を検出するための技術に関する。それと共に本発明は、その様な潤滑油を使用する各種機械の異常を検出するための技術に関する。
内燃機関、トランスミッション等の様な各種機器では、潤滑油を使用している。
そのような潤滑油内には、前述の各種機器の運転に伴って内部の部品が摩耗し、例えば鉄粉の様な金属粉、その他の異物の混入が一般的に見られる。
潤滑油中に金属粉の様な異物が混入すると、潤滑油の潤滑性能が低下し、そのまま放置して機器の運転を継続すれば機器の動作や機器の寿命に悪影響を及ぼす。
また、当該機器を長期にわたって運転すると、運転時間や運転環境、機器の負荷等によって金属粉の様な異物の混入量が僅かずつであるが増加する。特に長期にわたって連続的に動作し続ける舶用内燃機関、発電用エンジンなどではその動作に高い信頼性が要求されるため、その潤滑油中に長期にわたって僅かずつ増加していく金属粉のような異物の混入量を常に監視したいという要請がある。
その様な金属粉の様な異物の混入量を計測するために、例えば、図15に示す様な装置(オイルチェックセンサ)150において、潤滑油中に、一定の間隔を保持して配置された1対のコイルを有する検出用コイルヘッド10から成るセンサヘッド110を浸漬し、検出用コイルヘッド10に付着した鉄粉(金属粉)の量に対応してコイルのリアクタンスが変化することにより、オイル中の鉄粉混入量を決定する技術が既に存在する(特許文献1参照)。
前記オイルチェックセンサ150は、前記センサヘッド110と検出・本体部121とから構成され、該検出・本体部121は、発振同調回路31と、位相検出回路41、位相差測定回路51とを有している。
ここで、潤滑油中の鉄粉の混入量が微量(例えば、数10ppm程度)である場合には、検出される信号の変化量が微小であるため、センサの動作環境、例えばセンサの周囲温度やセンサ自体に加わる外力(振動)等によって引き起こされるセンサ特性の変化、あるいはセンサ特性自体の経時変化の様な所謂センサ特性のドリフトの範囲内に信号の変化量が入ってしまい、検出が困難となる場合がある。
センサの微少な出力信号とセンサ特性のドリフトの関係を図16を使って説明する。図16は縦軸にセンサの出力、横軸に時間(例えば内燃機関の運転時間)をとり、センサ出力信号の経時変化を模式的に示したものである。ここでセンサ出力が時間とともにドリフトせず、且つ鉄粉等異物がない場合の出力は図中の一点鎖線Xで示される出力となり、鉄粉等異物がある場合の信号レベルはX'となる。この信号レベルの差が異物の量を表すこととなり、微少な差を検知できるか否かはセンサの感度等に依存することとなる。
しかし現実には前述したドリフトが存在するため、異物の存在がない場合でもXで示すような一定の出力とならず、例えばAで示した様に時間とともに出力値が上昇する。このドリフトのあるセンサ特性で鉄粉等異物が存在した場合、センサの出力はBの様になる。ここで、測定と測定の間隔を「a」で示すと、T1における計測値と、T2における計測値の差がセンサ特性のドリフトによるものか鉄粉等異物の影響によってセンサ出力が変化したのかを判断するのは困難である。
特開2000−321248号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、流体、例えば潤滑油中の異物混入量が数10ppm程度のオーダーの段階で、その異物を検出することが出来る様な異物検出システム及び方法の提供を目的としている。
本発明の異物検出システムは、流体(例えば、内燃機関等の潤滑油)が流過する管(1)内で異物(M:例えば、鉄粉等の磁性体の粉末、その他の異物)を捕捉し且つ捕捉した異物(M)を解放する(再び管1内で異物Mを流過せしめる)捕捉手段(異物捕捉手段2)と、解放された異物(M)が管(1)内を流過するのを検出する検出手段(異物検出手段3)と、制御手段(5)とを有し、該制御手段(5)は、前記検出手段(3)で検出可能な程度まで異物(M)が滞留する時間だけ前記捕捉手段(2)で異物(M)を捕捉し、当該時間が経過したならば異物(M)を解放する制御を行う様に構成されていることを特徴としている(請求項1)。
ここで、前記検出手段(異物検出手段3)は、管(1)内を流過する流体(例えば潤滑油)の流量を計測する様に構成することが可能である。
本発明において、前記異物は磁性体の粉末(例えば鉄粉)であり、前記捕捉手段(2)は、流体(例えば潤滑油)が流過する管(1)内に磁界を発生して磁性体の粉末を捕捉し、当該管(1)内の磁界を消失させることにより磁性体の粉末を解放する様に構成されているのが好ましい(請求項2)。
本発明において、前記検出手段(3)は、渦電流を発生させる励磁コイル(C32)と、渦電流(で発生した磁界)中を磁性体の粉末が流過することにより磁性体の粉末に生じた渦電流を検出するための検出コイル(C33)とを備えているのが好ましい(請求項3)。
さらに、検出コイル(C33)が複数設けられていることが好ましい。(請求項4)
本発明において、前記制御手段(5)は、異物検出量(fm)が第1の閾値(検出最小閾値Fmin)より少なければ前記捕捉手段(異物捕捉手段2)で異物を捕捉する時間(捕捉時間Tc)を増加し、(異物検出量fmが)第2の閾値(検出最大閾値Fmax)よりも多ければ当該時間(捕捉時間Tc)を減少する制御を行う様に構成されているのが好ましい(請求項5)。
本発明の異物検出方法は、計測するべき潤滑油が流過する管(1)内で異物(M:例えば、鉄粉等の磁性体の粉末、その他の異物)を捕捉する異物捕捉工程(図11に示すフローチャートにおいてS3がNoのループ)と、捕捉した異物(M)を解放する(再び管内で異物を流過せしめる)異物解放工程(図11に示すフローチャートにおいてS4)と、解放された異物(M)が管(1)内を流過するのを検出手段(金属粉検出手段3)により検出する異物検出工程(図11に示すフローチャートにおいてS5)とを有し、異物捕捉工程(図11に示すフローチャートにおいてS3がNoのループ)では、前記検出手段(3)で検出可能な程度まで異物(M)が滞留する時間だけ異物(M)を捕捉し、当該時間が経過したならば異物(M)を解放することを特徴としている(請求項6)。
本発明の異物検出方法において、前記異物は磁性体の粉末(例えば鉄粉)であり、前記異物捕捉工程(S3がNoのループ)では流体が流過する管(1)内に磁界を発生させて磁性体の粉末を捕捉し、前記異物解放工程(図11に示すフローチャートにおいてS4)では当該管(1)内の磁界を消失させることにより磁性体の粉末を解放するのが好ましい(請求項7)。
本発明の異物検出方法において、前記異物検出工程(S5)では、渦電流を発生せしめ、当該渦電流で発生した磁界中を磁性体の粉末が流過することにより磁性体の粉末に生じた渦電流を信号検出コイル(C33)で検出するのが好ましい(請求項8)。
本発明において、前記異物捕捉工程(図11のフローチャートにおいてS3がNoのループ)では、異物検出量(fm)が第1の閾値(検出最小閾値Fmin)より少なければ前記捕捉手段(異物捕捉手段2)で異物を捕捉する時間(捕捉時間Tc)を増加し、(異物検出量fmが)第2の閾値(検出最大閾値Fmax)よりも多ければ当該時間(捕捉時間Tc)を減少するのが好ましい(請求項9)。
上述したような構成を具備する本発明(請求項1、6)によれば、流体(例えば潤滑油)中の異物(例えば鉄粉その他の金属粉)が微量で、異物の捕捉量が微量となる場合には、捕捉時間を長くして(例えば、半日)、検出手段(3)における検出感度を向上させたのと同様な効果を得ることが出来る。
一方、一定時間における異物の検出量が増大した場合は捕捉時間を短縮(例えば5分)し、測定間隔を短縮すれば良い。
すなわち、(例えば金属粉の様な)異物を捕捉する時間を長くすることにより、異物の濃度が低濃度の場合に対応出来る。この場合捕捉している時間が長くなるため測定間隔も長くなるが、そもそも測定対象の金属粉等の異物の濃度が低いため本発明のシステムが取り付けられた内燃機関等の運転に支障が出るレベルではないと判断できる。言い換えると、ある一定以上の捕捉時間となる場合には当該内燃機関等は健全に動作していると判断することができる。
一方、異物捕捉時間を短くすることにより、異物の濃度が高濃度の場合にも対応出来る。
ここで金属粉等異物の濃度が高い場合は本発明のシステムが取り付けられた内燃機関等に何らかの異常が発生していることが考えられるので、捕捉時間を短縮し測定間隔を狭め、潤滑油等流体中の金属粉等異物の濃度監視を頻繁に行うことで、当該内燃機関等が故障等に至る前に対処することが可能となる。
ここで、異物が磁性体の粉末(例えば鉄粉)であれば、流体が流れる管内に磁界を発生させて捕捉し、混入量の計測に際しては、磁界を消失させて磁性体の粉末を解放すれば良い(請求項2、請求項7)。
そして、異物が磁性体の粉末(例えば鉄粉)であれば、渦電流により発生した磁界中を通過した磁性体粉末量に対応して発生する信号を検出コイル(C33)により検出して、例えば検出信号の波形から、磁性体粉末の量、即ち異物混入量を決定することが可能(請求項3、8)となる。
ここで、検出コイル(C33)を複数設けることにより(請求項4)、異物混入を示す信号を増幅し、検出精度を向上することが可能である。
本発明において、異物検出量(fm)が第1の閾値(検出最小閾値Fmin)より少なければ前記捕捉手段で異物を捕捉する時間を増加し、(異物検出量fmが)第2の閾値(検出最大閾値Fmax)よりも多ければ当該時間を減少する様に構成すれば(請求項4、9)、計測対象となる流体が流れる時間(例えば、流体がエンジン潤滑油であれば、エンジン運転時間)と異物発生量(例えば、鉄粉発生量)との特性に応じて、捕捉手段で異物を捕捉する時間(捕捉時間Tc)を適宜調節することが可能である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1において、本発明の一実施形態に係る異物検出システム100は、磁性体の粉末(例えば鉄粉)を捕捉する異物捕捉手段2と、磁性体の粉末(例えば鉄粉)を検出する異物検出手段3と表示手段4と制御手段であるコントロールユニット5とを備えて、構成されている。
前記異物捕捉手段2と前記異物検出手段3は、例えば、エンジン冷却及びエンジン潤滑を目的としたエンジンオイルの戻り管(潤滑油配管)1の適所の外周に取り付けられている。
その異物捕捉手段2及び異物検出手段3は、ともに制御手段であるコントロールユニット5によって磁性体の粉末の捕捉動作及び捕捉された磁性体の粉末の解放動作と、捕捉された磁性体の粉末の検出動作とが制御されるように構成されている。
更に、前記表示手段4は異物検出手段3及びコントロールユニット5に接続され、そのコントロールユニット5によって、検出された磁性体の粉末の量及び警告内容(例えば、「オイルに大量の鉄粉が混じっています」、「エンジンは故障しています」等)の表示が制御される。
前記異物捕捉手段2は、潤滑油が流過する管1内に磁界を生じせしめ、磁性体の粉末を捕捉出来る様にせしめる必要がある。
同時に、後述する様に磁性体の粉末を検出するに当たって、管1内の磁界を消失させて、捕捉された磁性体の粉末(異物:M)を、再度、管1内に流過せしめる構成である必要がある。
長時間に亘って捕捉した磁性体の粉末を一度に放出することにより、磁性体の粉末の濃度が極めて低くても、後述する検出手段3で検出可能にせしめる。換言すれば、検出手段3の感度不足を填補する機能を付帯している。
前記異物捕捉手段2の内の一例(磁性体の粉末の捕捉手段)2Aは、図2に示すように、磁性材料の潤滑油配管1にコイル21を巻き付け、そのコイル21の両端を前記コントロールユニット5の図示しない電源ラインに接続し、その図示しない電源ラインに通電することによって、管1内に磁界が発生して、磁性体の粉末を捕捉することが出来るように構成されている。
従って、コイル21への通電、または、通電遮断を行うことにより、管1内を流過する磁性体の粉末の捕捉或いは捕捉された磁性体の粉末の解放が自由に行える。
前記異物捕捉手段2の内のその他の例(磁性体の粉末の捕捉手段)2Bは、図3に示すように、例えば、管全体は合成樹脂等の非磁性材料で構成して、コイル23を巻き付ける部分22のみを、電磁石のコアとなり得る材質(磁性材料)で構成してある。
したがって、コイル23に電流を流せば、管1内に磁界が発生して、管1内を流過する磁性体の粉末を捕捉することが出来る。
磁性体の粉末の検出の際には、コイル23に流れる電流を遮断すれば、捕捉された磁性体の粉末が一度に放出され、一塊となって流れる。そうすることによって、検出手段の感度を補うことが可能となる。
ここで、コイル21を巻き付けた潤滑油配管1またはコイル23を巻き付けた部分22以外も磁性材料であると、磁界が透磁率の大きい管壁内部に集中し、管内を流れる潤滑油中に及ぶ磁界強度が弱まる。そうした場合、磁性体の粉末を十分捕捉することが出来ない。
すなわち、後述する磁性体の粉末の検出感度が低下してしまう。
従って、潤滑油配管1そのものは非磁性材料とし、配管外に電磁石を形成することが好ましい。
前記異物捕捉手段2の別の例(磁性体の粉末の捕捉手段)2Cは、図4に示すように、潤滑油配管1の外方に永久磁石24を配置し、その永久磁石24が揺動部材25に接続されている。
該揺動部材25を図示しない公知の手段によって、揺動させることにより、前記永久磁石24は潤滑油配管1に接近、或いは離隔するように構成されている。
そのように、永久磁石24を潤滑油配管1に接近させることにより、管1内を流過する磁性体の粉末を捕捉することが出来、更に前記磁石を管壁から遠ざけることにより、捕捉した磁性体の粉末を解放して下流側に流し去ることも出来る。
尚、図示しない公知の手段は、前記コントロールユニット5によって作動が制御される。
次に、図5及び図6を参照して、前記異物検出手段3の構成を詳述する。
異物検出手段3は、発振器32とブリッジ33と増幅器34と同期検波器35と位相器36と、潤滑油配管1に巻き付けられ、両端L32を前記発振器に接続された励磁コイルC32と、同じく潤滑油配管1に巻き付けられ、両端L33を前記発振器に接続された二つの検出コイルC33、とから構成されている。
その二つの検出コイルC33は、前記励磁コイルを挟むような位置に配置されている。
前記発振器32はラインL1によってブリッジ33に接続され、ブリッジ33はラインL2によって増幅器34に接続される。増幅器34はラインL3によって同期検波器35に接続され、位相器36はラインL4によって前記ラインL1と、ラインL5によって同期検波器35に接続されている。さらに、同期検波器35はラインL6によって図示しない前記コントロールユニット5に接続されている。
ここで、異物検出手段3は、前記異物捕捉手段2で長時間に亘って捕捉された鉄粉等磁性体の粉末が一度に放出された際に、それを検出する程度の感度があればよく、過剰な感度は不要である。
検出手段3による検出原理を以下に説明する。
検出手段3の前記発振器32を作動させ、励磁コイルC32に通電することにより、励磁コイルC32によって、潤滑油配管1内に渦電流が発生する。
渦電流が発生している領域を鉄粉等磁性体の粉末が通過することにより、前記検出コイルC33に発生する出力信号が変化する。
即ち、検出コイルC33のリアクタンスが連続して変化する。そしてその連続して変化するリアクタンスをブリッジ33を介して前記増幅器34に送る。
増幅器34では当該検出信号(リアクタンスの変化量)を増幅し、且つ、同期検波器35(公知技術)を用いることにより、微小な検出信号の変化を確実に把握することが出来る。
尚、位相器36は励磁コイルC32の信号波の、検出コイルC33からの受信波に対応する位相を調節し、同期検波器35で処理することにより、検出対象である磁性体の粉末量からノイズの影響を無くす、或いは抑制するために設けられている。
図7は、図5及び図6で示す態様の検出手段3による検出結果の一例を示している。
図7において、縦軸はセンサ出力、横軸は時間(例えば内燃機関の運転時間)である。T1は捕捉手段2を起動させ、捕捉を開始した時刻であり、T2は捕捉手段2の作動を切り、捕捉した磁性体の粉末を再び管1内に解放した時刻を示している。図中、点線Aはドリフトを含み磁性体の粉末の影響の無い信号を、実線Bがドリフトに磁性体の粉末の通過量を重ね合わせた信号を表す。
ここで図中の斜線を施した領域Nの面積が、時刻T1からT2までの時間内に捕捉手段2によって捕捉された磁性体の粉末量を示している。
磁性体の粉末が微量な場合、信号レベルとセンサ信号のドリフト量の関係で測定が困難になる場合がある。本件発明ではセンサのドリフトが無視しうる短時間の間に、センサ外部において捕捉して見かけの量を増加させておいた磁性体の粉末を測定するため、ドリフトの影響を受けずに磁性体の粉末の測定が可能となる。
図8及び図9は、図7の特性図(実線)から、ドリフト(破線)の影響を除いた波形を示したものである。
図5及び図6に示したように、検出手段3の検出コイルC33は励磁コイルC32を跨いで2箇所に設置されている。更に上流側、下流側の検出コイルC33はブリッジ33を組んでいるため、上流側の検出コイルC33では、図8及び図9の上方に凸の山P1が検出され、下流側の検出コイルC33では、図8及び図9の下方に凸の谷P2が検出される。
そのように二つの検出コイルC33でブリッジ33を組むことによって、信号とノイズの識別が容易となり、SN比が向上する。
すなわち、本実施形態の検出手段3を用いる利点は、図8で示すように、上端と下端との差(振幅)を取ることにより、ドリフトの影響を無くすことである。
図1、図5及び図6において、前記捕捉手段2により、管1内の磁界を消去して、磁性体の粉末を再び流過せしめた直後から、磁性体の粉末は潤滑油内で拡散し始める。拡散すると、検出波形のピークの値が低減する。検出波形のピーク値の減少は磁性体の粉末量を検出する上で不利となる。
そこで、鉄粉が拡散する影響をキャンセルするため、振幅ではなく、図9で示す波形の面積Qを用いて、捕獲された磁性体の粉末量を決定する。
また、磁性体の粉末信号の出力と時間の比(例えば半振幅)から潤滑油の流速が概算出来る。
潤滑油の流速が一定していないと、磁性体の粉末量の増加、減少が判定できない恐れがある。しかし、流速が一定でない場合には、較正(キャリブレーション)を行えば良く、係る較正を行うためには、潤滑油の流速を決定する必要がある。
流速の決定は、例えば、信号出力(図9の波形)と時間との特性における波形の幅から求めることが出来る。或いは、計測は、磁性体の粉末の放出のタイミング(管1内の磁界が消失した瞬間)と、ピークとの時間差と、捕捉手段2と検出コイルC33までの距離(固定された値)から求めても良い。また、別途流速計を設けて流速を決定することも可能である。
次に、図10及び図11を参照して、例えば、エンジンの潤滑油に鉄粉等金属粉のような異物が混入した場合に、当該異物を検出する制御の態様について説明する。
ここで、新品のエンジンの運転時間と異物発生量との関係を考えると、概略、図10で示す様な特性となることが予想される。
図10において、新品のエンジンの運転を開始(ポイントS)してから、しばらくの期間は異物の発生量は増加するが、その後、減少し、以後、比較的長い期間に亘って、異物の発生量は低いレベルの一定値を維持する。
その後、例えば故障が発生する予兆として、或いはエンジンが寿命を迎えた場合には、異物発生量が増加して、異常が顕在化するまで増加し続ける。
図11で示す制御では、図10を参照して説明した上述の特性或いは傾向を前提に、処理が行われている。
図11において、制御がスタートすると、先ず、コントロールユニット5(図1参照)内の計時用のタイマ(図示せず)をリセットし(ステップS1)、捕捉手段2(図1参照)によって異物の捕捉を開始すると共に、捕捉を開始してからの時間tを計測する(ステップS2)。
次のステップS3では所定の捕捉時間Tc(例えば5時間)が経過したか否かを監視し(ステップS3がNoのループ)、捕捉時間Tcが経過したならば(ステップS3がYES)、異物Mを解放する(ステップS4)。
そして、異物検出手段3において異物を計測し、異物の検出信号から異物検出量fmを算出する。(ステップS5)。
異物検出量fmは、予め既知の濃度の異物を混入した潤滑油を用いる等して検出信号と異物量の関係づけを行っておくことで求めることができる。ここで異物検出量fmは捕捉時間と関係なく予め行われた検出信号と異物量の関係づけによって求められるものである。
異物検出量fmは表示器で表示される(ステップS5A)。必要であれば捕捉時間を勘案することで潤滑油中の絶対量を表示するとともに、エンジンの状態、例えば「鉄粉が増加しています」といったメッセージが適宜表示されても良い。
その後ステップS6において、コントロールユニット5(図1参照)内で、異物検出量fmと異物検出量の検出最小閾値Fminとを比較する。異物検出量fmがその検出最小閾値Fminよりも小さければ(ステップS6がYes)ステップS7に進み、異物検出量fmが検出最小閾値Fmin以上であれば(ステップS6がNo)ステップS10に進む。
異物検出量fmがその検出最小閾値Fminよりも小さければ(ステップS6がYes)、捕捉時間Tcを増加する制御を行う。具体的には、ステップS7において、コントロールユニット5は、その時点における捕捉時間Tcに時間ΔTを加えた時間「Tc+ΔT」を、新たな捕捉時間として設定する。そして、ステップS8に進む。
ステップS8では、新たに設定された捕捉時間Tcと捕捉時間の最大閾値Tcmaxとを比較する。
新たに設定された捕捉時間Tcがその最大閾値Tcmax以下であれば(ステップS8がNo)、ステップS1に戻る。一方、新たに設定された捕捉時間Tcがその最大閾値Tcmaxよりも大きければ(ステップS8がYes)、最大閾値Tcmaxの数値を捕捉時間Tcに設定して(ステップS9)、ステップS1に戻る。
そして、再び、ステップS1以降を繰り返す。
ステップS10(異物検出量fmが検出最小閾値Fmin以上の場合:ステップS6がNo)では、異物検出量fmとその検出最大閾値Fmaxとを比較する。
異物検出量fmが検出最大閾値Fmax以下であれば(ステップS10がNo:Fmin≦fm≦Fmax)、捕捉時間Tcを変化すること無く(ステップS11)、ステップS1に戻る。
一方、異物検出量fmが検出最大閾値Fmaxよりも大きければ(ステップS10がYes)、捕捉時間Tcを短縮する制御を行う。具体的には、ステップS12において、捕捉時間Tcから所定時間ΔTだけ減算した時間「Tc−ΔT」を、新たな捕捉時間Tcに設定する。
そして、ステップS13で、新たに設定された捕捉時間Tcとその最小閾値Tcminと比較する。
捕捉時間Tcが最小閾値Tcmin以上であれば(ステップS13がNo)、ステップS1に戻る。一方、捕捉時間Tcが最小閾値Tcminよりも短い時間であれば(ステップS13がYes)、最小閾値Tcminの値を捕捉時間Tcに設定して(ステップS14)、ステップS1に戻る。
上述したような構成を具備する図示の実施形態によれば、捕捉量が微量の場合には、捕捉時間を長くして(例えば、半日)、検出手段3における検出感度を向上させたのと同様な効果を得ることが出来る。
一方、捕捉量増大の兆候が出て、危険と判断されれば、捕捉時間を、例えば5分に短縮すれば良い。
すなわち、(例えば金属粉の様な)異物を捕捉する時間を長くすることにより、異物の濃度が低濃度の場合に対応出来る。
この場合捕捉している時間が長くなるため測定間隔も長くなるが、そもそも測定対象の金属粉等の異物の濃度が低いため本発明のシステムが取り付けられた内燃機関等の運転に支障が出るレベルではないと判断できる。言い換えると、ある一定以上の捕捉時間となる場合には当該内燃機関等は健全に動作していると判断することができる。
一方、異物捕捉時間を短くすることにより、異物の濃度が高濃度の場合にも対応出来る。
ここで金属粉等異物の濃度が高い場合は本発明のシステムが取り付けられた内燃機関等に何らかの異常が発生していることが考えられるので、捕捉時間を短縮し測定間隔を狭め、潤滑油等流体中の金属粉等異物の濃度監視を頻繁に行うことで、当該内燃機関等が故障等に至る前に対処することが可能となる。
異物が磁性体の粉末(例えば鉄粉)であれば、潤滑油が流れる管内に磁界を発生させて捕捉し、混入量の計測に際しては、磁界を消失させて磁性体粉末を解放するように構成されているので、異物が磁性体の粉末(例えば鉄粉)であれば、渦電流で発生した磁界中を通過した磁性体粉末量に対応して発生する信号を検出コイルC33により検出して、例えば検出信号の波形から、磁性体粉末の流量、即ち異物混入量を決定することが可能となる。
更に、検出コイルC33を複数図示の例では2箇所に設けることにより、異物混入を示す信号を増幅し、検出精度を向上することが可能である。
上述した実施形態では、コイルに通電して潤滑油が流過する管内に渦電流を発生せしめ、当該渦電流中を磁性体粉末が通過することにより発生する信号を検出コイルで検出する方式を採用しているが、その他の検出方式或いは検出手段を採用することが可能である。
図12〜図14は、その様な検出手段を例示している。そして、図12〜図14で示す検出手段は、何れも、図1〜図11を参照して説明した図示の実施形態において、使用可能である。
図12において、全体を符号70で示す検出手段は、磁極が引き合う方向に対向して配置された一対の永久磁石72、72と、一対の永久磁石72、72の磁界中に配置されたホール素子74と、該ホール素子74の出力信号を受信する制御装置5及びディスプレイ等の表示装置4とを有している。
一対の永久磁石72、72の磁界中には管1が配置されており、管1内では、異物(例えば鉄粉)Mが混合している潤滑油(その流れが矢印A−12で示されている)が流過している。
管1内を流れる潤滑油中に異物が存在すると、当該異物が磁界中を通過することにより磁界が乱れ、ホール素子74が受感する磁界に変化が生じ、その結果、磁界の大きさを電気抵抗として出力する出力信号(ホール素子74の出力信号)が変動する。
制御装置5は、ホール素子74の出力信号中の係る変動を公知の処理により検出し、潤滑油中の異物の存在を検知する。
図13において、全体を符号80で示す検出手段は、磁極が引き合う方向に対向して配置された一対の永久磁石82、82と、一対の永久磁石82、82の磁界中に対向して配置された一対のサーチコイル84、84と、該サーチコイル84、84に接続されたアンプ86と、該アンプ86に接続された電圧計88とを有している。
そして、サーチコイル84、84間の領域に、潤滑油(流れを矢印A−12で示す)が流過する管1が配置されている。
管1内を流れる潤滑油中に鉄粉等異物が存在すると、当該異物がサーチコイル84、84近傍の領域を通過する際に磁場が変化して、当該サーチコイルに起電力が生じる。サーチコイル84、84の誘導起電力はアンプ86で増幅されて、電圧計88で読み取られる。
電圧計88で読み取られた電圧を、予め作成した較正曲線や較正特性等から、潤滑油中の異物(鉄粉)濃度に変換することが出来る。
図14において、全体を符号90で示す検出手段は、光源92と、受光部94(例えば、光電素子)と、受光部94の出力信号を処理する制御手段5及び表示装置4を有している。
そして、光源92と受光部94との間で、光源からの光が照射されている領域に、潤滑油が流過する(その流れが矢印A−14で示されている)管1が配置されている。
光源92から照射されて受光部92で受光される光量は、潤滑油中の異物の含有量により変動する。従って、受光部92で受光される光量で変動する出力信号(受光部92の出力信号)を制御装置5で適宜処理することにより、潤滑油中の異物含有量が計測出来るのである。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない旨を付記する。例えば、上述した通り、図1〜図11の実施形態における検出手段を、図12〜図14で示す構造に変更することは可能である。
また、異物としては磁性体の粉末、特に鉄粉について述べているが、その他の異物であっても、同様に検出可能である。
さらに、潤滑油以外の他の流体が異物を混入した場合についても、本発明を適用することが可能である。
本発明の実施形態に係るシステム全体の構成を示したブロック図。 図1の異物捕捉手段の一例を示した構成図。 図1の異物捕捉手段の他の例を示した構成図。 図1の異物捕捉手段の別の例を示した構成図。 図1の異物検出手段の詳細構成を説明するブロック図。 図5の励磁コイル及び検出コイル部分を拡大した図。 本実施形態の検出手段によって検出されたセンサ出力を示した特性図。 図7に対して、ドリフトの影響を排除した特性図。 ドリフトの影響を排除した特性図を用いて、異物の量を算出する方法を説明するための図。 計測対象物(例えばエンジン)の運転時間と異物発生量との特性の一例を示す特性図。 図示の実施形態における制御フローチャートを説明する図。 検出手段のその他の例を示すブロック図。 別の検出手段を示すブロック図。 さらに別の検出手段を示すブロック図。 従来技術の検出装置(オイルチェックセンサ)の構成を示したブロック図。 従来技術の検出装置によって得られた検出結果のグラフ。
符号の説明
1・・・管
2、2A、2B、2C・・・異物捕捉手段
3、70、80、90・・・検出手段(異物検出手段)
4・・・表示手段/モニタ
5・・・制御手段/コントロールユニット
21、22・・・コイル
23・・・永久磁石
24・・・揺動部材
32・・・発振器
33・・・ブリッジ
34・・・増幅器
35・・・同期検波
36・・・位相器
100・・・異物検出システム
C32・・・励磁コイル
C33・・・検出コイル

Claims (9)

  1. 流体が流過する管内で異物を捕捉し且つ捕捉した異物を解放する捕捉手段と、解放された異物が管内を流過するのを検出する検出手段と、制御手段とを有し、該制御手段は、前記検出手段で検出可能な程度まで異物が滞留する時間だけ前記捕捉手段で異物を捕捉し、当該時間が経過したならば異物を解放する制御を行う様に構成されていることを特徴とする異物検出システム。
  2. 前記異物は磁性体の粉末であり、前記捕捉手段は、流体が流過する管内に磁界を発生して磁性体の粉末を捕捉し、当該管内の磁界を消失させることにより磁性体の粉末を解放する様に構成されている請求項1の異物検出システム。
  3. 前記検出手段は、渦電流を発生させる励磁コイルと、磁性体の粉末に発生した渦電流を検出するための検出コイルとを備えている請求項2の異物検出システム。
  4. 検出コイルが複数設けられていることを特徴とする請求項3記載の異物検出システム。
  5. 前記制御手段は、異物検出量が第1の閾値より少なければ前記捕捉手段で異物を捕捉する時間を増加し、第2の閾値よりも多ければ当該時間を減少する制御を行う様に構成されている請求項1〜4の何れか1項の異物検出システム。
  6. 計測するべき流体が流過する管内で異物を捕捉する異物捕捉工程と、捕捉した異物を解放する異物解放工程と、解放された異物が管内を流過するのを検出手段により検出する異物検出工程とを有し、異物捕捉工程では、前記検出手段で検出可能な程度まで異物が滞留する時間だけ異物を捕捉し、当該時間が経過したならば異物を解放することを特徴とする異物検出方法。
  7. 前記異物は磁性体の粉末であり、前記異物捕捉工程では流体が流過する管内に磁界を発生させて磁性体の粉末を捕捉し、前記異物解放工程では当該管内の磁界を消失させることにより磁性体の粉末を解放する請求項6の異物検出方法。
  8. 前記異物検出工程では、渦電流を発生せしめ、当該渦電流によって磁性体の粉末に生じた渦電流を検出コイルで検出する請求項7の異物検出方法。
  9. 前記異物捕捉工程では、異物検出量が第1の閾値より少なければ異物を捕捉する時間を増加し、第2の閾値よりも多ければ当該時間を減少する請求項6〜8の何れか1項の異物検出方法。
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