JP2005233688A - 静電容量検出装置、指紋センサ、バイオメトリクス認証装置、及び静電容量検出条件の探索方法 - Google Patents

静電容量検出装置、指紋センサ、バイオメトリクス認証装置、及び静電容量検出条件の探索方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 指紋の凹凸情報を静電容量変化として読み取るための検出条件を短時間で探索する指紋センサを提案する。
【解決手段】 本発明の指紋センサ(1)は、指先表面との間に形成される静電容量を基に指紋の凹凸情報を担う検出信号を出力する複数の静電容量検出回路(31)と、複数の静電容量検出回路(31)を互いに交差する行方向及び列方向に並べて配置した指紋検出部(30)と、複数の走査線(36)と、走査線(36)を駆動する走査線ドライバ(20)と、データ線(37)と、データ線(37)を駆動するデータ線ドライバ(10)と、複数の走査線(36)のうち少なくとも何れか一つの走査線(36)に並ぶ複数の静電容量検出回路(31)が選択されている状態において凹凸情報の検出条件を変えることにより凹凸情報の検出条件を探索する探索手段(10,20,40)と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は指紋等の微小な凹凸を有する被検物の表面形状を静電容量変化として読み取る静電容量検出技術に関する。
従来、指紋センサは指紋の凹凸情報を読み出す検出回路を単結晶シリコン基板上に形成していた(例えば、特開平11−118415号公報、特開2000−346608号公報、特開2001−56204号公報、特開2001−133213号公報)。指紋センサはその用途から必然的に20mm×20mm程度の大きさが求められることから、これを単結晶シリコン基板に形成した場合、指紋センサが高価になってしまう。これを解決する手法として、MIS型薄膜半導体装置を用いた指紋センサが提案されている(特開2003−254706号公報)。MIS型薄膜半導体装置を用いることにより、指紋センサをガラス基板やプラスチック基板上にも形成することができる。
特開平11−118415号公報 特開2000−346608号公報 特開2001−56204号公報 特開2001−133213号公報 特開2003−254706号公報
しかし、この種の指紋センサにおいては、温度、湿度、皮膚の状態、指からの圧力といった様々な外的要因の変化に応じて、指紋検出の都度に参照電位などの最適値も変動するため、検出条件を最適な値に再設定する必要がある。従来の指紋センサの構成では最適な検出条件を探索する場合においても、指紋の凹凸情報の読み取り処理と同様に、指紋検出部に配された全ての静電容量検出回路から情報を読み出している。このため、検出条件の探索には多大な時間を要していた。
そこで、本発明は微小な凹凸を有する被検物の表面形状を静電容量変化として読み取るための検出条件を短時間で探索できる静電容量検出装置、指紋センサ、バイオメトリクス認証装置、及び静電容量検出条件の探索方法を提案することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の静電容量検出装置は、被検物表面との間に形成される静電容量を基に被検物表面の凹凸情報を担う検出信号を出力する複数の静電容量検出回路と、複数の静電容量検出回路を互いに交差する行方向及び列方向に並べて配置した検出部と、複数行のうち少なくとも何れか一つの行又は前記複数列のうち少なくとも何れか一つの列に配列されている静電容量検出回路が選択されている状態において凹凸情報の検出条件を変えることにより凹凸情報の検出条件を探索する探索手段と、を備える。複数の静電容量検出回路が検出部に行方向及び列方向に配列されている場合において、複数行のうち少なくとも何れか一つの行又は複数列のうち少なくとも何れか一つの列に配列されている静電容量検出回路を駆動して被検物表面の凹凸情報を読み取ることにより、凹凸情報の最適な検出条件を短時間で探索できる。
本発明の静電容量検出装置は、更に、複数行のうち少なくとも何れか一つの行又は複数列のうち少なくとも何れか一つの列に配列されている静電容量検出回路を選択する選択手段を備えた構成としてもよい。簡易な回路等を付加するだけで選択手段を実現できる。
本発明の静電容量検出装置は、更に、行方向に配列されている複数の静電容量検出回路を行単位で順次選択するための行選択手段と、列方向に配列されている複数の静電容量検出回路を列単位で順次選択するための列選択手段と、を備え、行選択手段又は列選択手段は各行又は各列に並ぶ静電容量検出回路を順次選択していき、特定の行又は特定の列に並ぶ静電容量検出回路を選択した時点で順次選択を停止し、探索手段は特定の行又は特定の列に並ぶ静電容量検出回路が選択されている状態において凹凸情報の検出条件を変えることにより凹凸情報の検出条件を探索するように構成してもよい。行選択手段と列選択手段を上記のように駆動することにより、特定の行又は列に並ぶ静電容量検出回路を選択し、凹凸情報の検出条件を探索できる。
ここで、凹凸情報の検出条件を探索する際に選択される行又は列は検出部の略中央部に位置する行又は列であることが望ましい。凹凸情報の検出条件を探索する際に選択される行又は列が検出部の略中央部に位置することによって、凹凸情報の検出条件を探索するときに選択される静電容量検出回路は被検物表面との間に静電容量が形成される程度に近接することができる。
本発明の静電容量検出装置は、被検物表面との間に形成される静電容量を基に被検物表面の凹凸情報を担う検出信号を出力する複数の静電容量検出回路と、複数の静電容量検出回路を互いに交差する行方向及び列方向に並べて配置した検出部と、行方向に並ぶ複数の静電容量検出回路を行単位で順次選択するための複数の走査線と、走査線を駆動する走査線ドライバと、列方向に並ぶ複数の静電容量検出回路から出力される検出信号を伝達するためのデータ線と、データ線を駆動するデータ線ドライバと、複数の走査線のうち少なくとも何れか一つの走査線に並ぶ複数の静電容量検出回路が選択されている状態において凹凸情報の検出条件を変えることにより凹凸情報の検出条件を探索する探索手段と、を備える。複数の静電容量検出回路が検出部において行方向及び列方向に配列されている場合において、少なくとも何れか1つの走査線に並ぶ複数の静電容量検出回路を駆動して被検物表面の凹凸情報を読み取ることにより、凹凸情報の最適な検出条件を短時間で探索することができる。
本発明の静電容量検出装置は、被検物表面との間に形成される静電容量を基に被検物表面の凹凸情報を担う検出信号を出力する複数の静電容量検出回路と、複数の静電容量検出回路を互いに交差する行方向及び列方向に並べて配置した検出部と、行方向に並ぶ複数の静電容量検出回路を行単位で選択するための複数の走査線と、走査線を駆動する走査線ドライバと、列方向に並ぶ複数の静電容量検出回路から出力される検出信号を伝達するためのデータ線と、データ線を駆動するデータ線ドライバと、複数のデータ線のうち少なくとも何れか一つのデータ線に並ぶ複数の静電容量検出回路が選択されている状態において凹凸情報の検出条件を変えることにより凹凸情報の検出条件を探索する探索手段と、を備える。複数の静電容量検出回路が検出部において行方向及び列方向に配列されている場合において、少なくとも何れか1つのデータ線に並ぶ複数の静電容量検出回路を駆動して被検物表面の凹凸情報を読み取ることにより、凹凸情報の最適な検出条件を短時間で探索することができる。
本発明の指紋センサは本発明の静電容量検出装置を備え、指紋の凹凸情報を読み取るように構成されている。指先表面を被検物表面としてその凹凸情報を読み取ることにより、指紋情報を取得できる。
本発明のバイオメトリクス認証装置は本発明の指紋センサを備えて構成されている。ここで、「バイオメトリクス認証装置」とは、バイオメトリクス情報として指紋情報を用いて本人認証を行う機能を実装した装置をいい、ICカード、キャッシュカード、クレジットカード、身分証明書などの各種カード媒体の他に、電子商取引の本人認証装置、入退室管理装置、コンピュータ端末装置の認証装置等のあらゆるセキュリティシステムを含む。
本発明の静電容量検出条件の探索方法は、被検物表面との間に形成される静電容量を基に被検物表面の凹凸情報を担う検出信号を出力する複数の静電容量検出回路を複数行及び複数列に並べて配置した静電容量検出装置を駆動して静電容量検出条件を探索するための方法であって、複数行のうち少なくとも何れか一つの行又は複数列のうち少なくとも何れか一つの列に配列されている静電容量検出回路を選択する過程と、静電容量検出回路が選択されている状態において凹凸情報の検出条件を変えることにより凹凸情報の検出条件を探索する過程と、を含む。複数の静電容量検出回路が検出部に行方向及び列方向に配列されている場合において、複数行のうち少なくとも何れか一つの行又は複数列のうち少なくとも何れか一つの列に配列されている静電容量検出回路を駆動して被検物表面の凹凸情報を読み取ることにより、凹凸情報の最適な検出条件を短時間で探索できる。
本発明の静電容量検出条件の探索方法は、更に、各行又は各列に並ぶ静電容量検出回路を順次選択していき、特定の行又は特定の列に並ぶ静電容量検出回路を選択した時点で順次選択を停止する過程と、特定の行又は特定の列に並ぶ静電容量検出回路が選択されている状態において凹凸情報の検出条件を変えることにより凹凸情報の検出条件を探索する過程と、を含む。行選択手段と列選択手段を上記のように駆動することにより、特定の行又は列に並ぶ静電容量検出回路を選択し、凹凸情報の検出条件を探索できる。
本発明の静電容量検出条件の探索方法は、凹凸情報の検出条件を探索する際に選択される行又は列は検出部の略中央部に位置する行又は列である。凹凸情報の検出条件を探索する際に選択される行又は列が検出部の略中央部に位置することによって、凹凸情報の検出条件を探索するときに選択される静電容量検出回路は被検物表面との間に静電容量が形成される程度に近接することができる。
本発明によれば、複数の静電容量検出回路が検出部に行方向及び列方向に配列されている場合において、複数行のうち少なくとも何れか一つの行又は複数列のうち少なくとも何れか一つの列に配列されている静電容量検出回路を駆動して被検物表面の凹凸情報を読み取ることにより、凹凸情報の最適な検出条件を短時間で探索できる。
[発明の実施形態1]
以下、各図を参照して本発明の第1実施形態に関わる指紋センサ(静電容量検出装置)について説明する。図4は被検者の指紋の凹凸情報を静電容量変化として読み取り、これを電流信号に変換する静電容量検出回路31の回路構成を示している。静電容量検出回路31は、同検出回路31を選択するための選択トランジスタ32と、被検者の指先とセンサ電極との間に形成される静電容量33と、静電容量33の微小な容量変化を基に指紋の凹凸情報を担う検出信号を増幅する信号増幅トランジスタ34と、選択トランジスタ32の開閉制御を行うための信号を伝達する走査線36と、検出信号を伝達するデータ線37と、信号増幅トランジスタ34のグランド電位Vssをとる低電位電源線39と、容量値一定の基準容量Csを備えて構成されている。静電容量33の容量値をCdとすると、検出容量Cdは被検者の指紋の凹凸とセンサ電極(図8参照)との間の距離に応じて定まる。
上述の構成において、走査線36上に論理レベルHの信号が出力され、選択トランジスタ32が開状態になると、データ線37には信号増幅トランジスタ34のゲート電位で定まる検出電流が流れる。この検出電流には指紋の凹凸情報が含まれている。信号増幅トランジスタ34のゲート電位は信号増幅トランジスタ34自体の寄生容量Ct(図示せず)と、基準容量Csと、検出容量Cdとのそれぞれの容量比によって定まる。例えば、被検者の指先をセンサ電極に近づけた場合に、指紋の凸部がセンサ電極に近接すると、検出容量Cdは寄生容量Ct、基準容量Csに対して十分に大きくなり、信号増幅トランジスタ34のゲート電位はグランド電位Vssに近づく。この結果、信号増幅トランジスタ34は略オフ状態となり、信号増幅トランジスタ34のソース/ドレイン間には極めて微弱な検出電流が流れる。一方、指紋の凹部がセンサ電極に近接すると、検出容量Cdは寄生容量Ct、基準容量Csに対して十分に小さくなり、信号増幅トランジスタ34のゲート電位は走査線36の電位に近づく。走査線36がアクティブとなっている状態では、走査線36の電位は高電位Vddである。この結果、信号増幅トランジスタ34は略オン状態となり、信号増幅トランジスタ34のソース/ドレイン間には上述の微弱電流よりも大きな検出電流が流れる。ここで、信号増幅トランジスタ34のソース端子は低電位電源線39に接続しているため、信号増幅トランジスタ34を流れる検出電流の向きはデータ線37から低電位電源線39へ流れ込む向きとなる。つまり、被検者の指紋の凹凸情報を担う検出電流は外部回路から静電容量検出回路31へ流れ込むように出力される。
図8はセンサ電極を中心とする静電容量検出回路31の断面構造図である。同図に示すように、静電容量検出回路31には、指紋の凹凸情報を担う検出信号を出力する信号増幅トランジスタ34と、被検者の指先Fとの間に静電容量33を形成するためのセンサ電極72とが形成されている。信号増幅トランジスタ34は、ゲート電極68、ゲート絶縁膜67、多結晶シリコン層(活性層)63、ソース電極65、ドレイン電極66を含んで構成されるトランジスタである。静電容量33は指紋の凹凸パターンに応じてその容量値が変化する可変容量である。指先Fの電位は基準電位に設定されている。センサ電極72はゲート電極68に接続しており、指紋の凹凸による検出容量Cdの変化を信号増幅トランジスタ34に伝達し、チャネルを流れるドレイン電流の増幅作用によって静電容量変化をセンシングできるように構成されている。
図1は指紋センサ1の回路構成を示している。指紋センサ1は、主に、データ線37を選択するためのデータ線ドライバ10と、走査線36を選択するための走査線ドライバ20と、上述した静電容量検出回路31をマトリクス状に配した指紋検出部(アクティブマトリクス部)30と、静電容量検出回路31から出力される検出信号を増幅するための増幅回路40を備えて構成されている。指紋検出部30には静電容量検出回路31がマトリクス状(n行×m列)に配列されており、n本の走査線36とn本の低電位電源線39は行方向に沿って配線され、m本のデータ線37は列方向に沿って配線されている。データ線ドライバ10はアナログ点順次駆動によりデータ線37を選択するタイミング信号を生成するシフトレジスタ11と、バッファ13と、データ線37を選択するためのアナログスイッチ14に加えて、更に、指紋検出条件の探索時に予め定められた特定のデータ線のみを選択する調整制御回路12を含んで構成されている。走査線ドライバ20は走査線36を順次選択するタイミング信号を生成するシフトレジスタ21と、バッファ23を備えて構成されている。
ここで、CLKXはデータ線37を選択するタイミングの基準となるクロック信号、CLKBXはその反転信号、RSTXはデータ線ドライバ10のリセット信号、SPXはデータ線ドライバ10のスタートパルス信号、ACCは指紋検出条件探索時に特定のデータ線37を選択するための調整制御信号、CLKYは走査線36を選択するタイミングの基準となるクロック信号、CLKBYはその反転信号、RSTYは走査線ドライバ20のリセット信号、SPYは走査線ドライバ20のスタートパルス信号、OUTは増幅回路40にて増幅された指紋検出信号である。指紋検出を行うときは、リセット信号RSTX、調整制御信号ACCはHighレベルとなり、データ線ドライバ10と走査線ドライバ20は通常のシフトレジスタ動作を行う。走査線ドライバ20はクロック信号CLKYに同期してスタートパルス信号SPYの入力情報を順次転送する。一方、データ線ドライバ10は走査線ドライバ20の動作にタイミングを合わせて、クロック信号CLKXに同期してスタートパルスSPXの入力情報を順次転送する。これにより、指紋検出部30内に配された静電容量検出回路31が各行及び各列について一つずつ選択され、指紋検出動作が行われる。
尚、本明細書において「行方向」又は「列方向」とは、マトリクス状に配列されている静電容量検出回路31の配列方向を区別するために便宜上使用しているものである。従って、これらの方向は、互いに交差する「第1の方向」又は「第2の方向」と称することもできる。また、データ線ドライバ10を列選択手段、走査線ドライバ20を行選択手段と称する場合がある。
図2はデータ線ドライバ10の詳細な回路構成を示している。同図に示すように、シフトレジスタ11はシフトレジスタ前段から入力されてくるパルス信号の受け入れを制御するクロックド・インバータ15と、クロックド・インバータ15の出力を反転するインバータ16と、インバータ16の出力(シフトレジスタ後段への出力)を反転制御するクロックドNAND回路17より構成されている。調整制御回路12はシフトレジスタ11からの出力を反転するインバータ18と、インバータ18の出力信号と調整制御信号ACCとの否定論理積をとって後段のバッファ13へ信号を出力するNAND回路19を含んで構成されている。XSEL{1},XSEL{1},…, XSEL{m}はm個のアナログスイッチ14を開閉制御するためのバッファ出力である。ここで、上述したクロックドNAND回路17は図5に示す回路構成を備えている。
図3は走査線ドライバ20の詳細な回路構成を示している。同図に示すように、シフトレジスタ21はシフトレジスタ前段から入力されてくるパルス信号の受け入れを制御するクロックド・インバータ24と、クロックド・インバータ24の出力を反転するインバータ25と、インバータ25の出力(シフトレジスタ後段への出力)を反転制御するクロックドNAND回路26より構成されている。YSEL{1},YSEL{2},…,YSEL{n}は走査線36に出力されるバッファ出力である。ここで、上述したクロックドNAND回路26は図5に示す回路構成と同様の構成(CLKX、CLKBX、RSTXをそれぞれCLKY、CLKBY、RSTYに置換した構成)を備えている。
図6は増幅回路40の回路構成を示している。増幅回路40は静電容量検出回路31の検出信号を増幅するための回路であり、前段のカレントミラー回路41と、後段のカレントミラー回路42を備えて構成されている。前段のカレントミラー回路41ではゲート電位が参照電位VRに保持されたトランジスタ38が出力する一定の参照電流Irefと、信号増幅トランジスタ34が出力する検出電流Idatとを比較する。後段のカレントミラー回路42では参照電流Irefと検出電流Idatとの差分を増幅した検出信号OUTを出力する。この検出信号OUTと予め定められた所定の閾値との信号レベルを比較することによって、2値データから成る指紋情報を得ることができる。参照電流Irefの値は参照電位VRによって定まるため、参照電位VRを調整することで、参照電流Irefと検出電流Idatとの差分を増減することが可能となり、指紋のコントラストを調整できる。尚、同図において、CLK信号はシフトレジスタ11に入力するパルス信号と同一であり、アナログスイッチ14の切換タイミングに同期している。
図7は指紋検出条件を探索するための準備期間におけるタイミングチャートを示している。この準備期間においては、データ線ドライバ10に入力されるリセット信号RSTXをLowレベルにする。これによりデータ線ドライバ10を構成するシフトレジスタ11に含まれる全てのクロックドNANDの出力はHighレベルとなり、シフトレジスタ11の格段の出力は全てLowレベルとなる。この状態で調整制御信号ACCをLowレベルにすると、調整制御回路12のNAND回路19が設けられた段のバッファ出力(図2ではXSEL{m/2})のみHighレベルとなり、対応するアナログスイッチ14のみが選択状態となる。その他のアナログスイッチ14は非選択状態となる。この結果、1本の特定のデータ線37のみがアクティブとなる。このように、調整制御回路12は特定のデータ線37を選択するための選択手段として機能する。一方、走査線ドライバ20については、通常の指紋検出時と同様にリセット信号RSTYをHighレベルにし、スタートパルスSPYの立下りタイミングを起点として、クロック信号CLKY、クロック反転信号CLKBYに同期して走査線36を順次選択していく。この図では、スターパルスSPYが3回入力された場合を示しており、上記の特定のデータ線37を3回スキャンすることとなる。1回のスキャンにつき、特定のデータ線37に接続するn個の静電容量検出回路31には指紋の凹凸情報に応じた電流が流れる。
各スキャンにつき、指紋の検出動作を異なる検出条件下で行い、最適な指紋検出条件を探索する。具体的には増幅回路40における参照電位VRをVddからVssまでスイープし、そのときの静電容量検出回路31の検出感度を検出信号OUTを基に判別する。即ち、参照電位VR=Vssのときには、トランジスタ38は略オフ状態となり、参照電流Ireは最小値に近い電流値になるため、各静電容量検出回路31から出力される検出信号OUTは全てHighレベルとなる。一方、参照電位VR=Vddのときには、トランジスタ38は略オン状態となり、参照電流Ireは最大値に近い電流値になるため、各静電容量検出回路31から出力される検出信号OUTは全てLowレベルとなる。参照電位VRの最適値はVss〜Vddの範囲にある。参照電位VRの最適値は、温度、湿度、皮膚の状態、指からの圧力といった様々な外的要因の変化に応じて指紋検出の都度に変動するため、指紋検出を行う都度に指紋検出の事前準備として最適な指紋検出条件(例えば、参照電位VRの値)を探索することで、指紋の検出精度を高めることができる。データ線ドライバ10、走査線ドライバ20、及び増幅回路40は指紋検出条件を探索するための探索手段として機能する。
さて、上述のようにして指紋検出条件の探索が終了すると、リセット信号RSTX及び調整制御信号ACCをHighレベルとし、指紋検出を行う。この指紋検出においては、事前準備として探索した最適な指紋検出条件に基づいて指紋検出を行う。
尚、指紋検出条件の探索時に選択されるデータ線37としては、指紋の凹凸情報を確実に読み取ることのできるデータ線37であることが望ましく、例えば、指紋検出部30に指先(被検物)の略中央部分が近接する位置に配線されているデータ線37が望ましい。指紋検出部30に指先を近接させた場合、指先の中央部分が近接する箇所はおおよそ指紋検出部30の中央と考えられるので、m本のデータ線37のうち中央の(m/2)本目に配線されているデータ線37を特定のデータ線37として選択するのが望ましい。
また、上述の説明ではデータ線ドライバ10として、通常のシフトレジスタ11による構成に加えて調整制御回路12を設けたが、かかる構成に限られるものではなく、デジタルコード信号により個別のデータ線37を選択できるデコーダを用いてもよい。また、指紋検出条件の探索に用いられるデータ線37はm本のデータ線37のうち中央の(m/2)本目に配線されているデータ線37に限られるものではなく、指紋の凹凸情報を読み取ることのできる任意のデータ線37でもよい。また、指紋検出条件の探索に用いられるデータ線37の本数は1本に限らず、複数本であってもよい。
次に、指紋センサ1の応用例について説明する。図9はスマートカード81の概略構成図を示しており、上述した指紋センサ1と、CPUやメモリ素子などを実装したICチップ82と、液晶ディスプレイなどの表示装置83を備えて構成されている。ICチップ82にはバイオメトリクス情報として、カード所有者の指紋情報が登録されている。図10はこのスマートカード81の認証手順を示している。カード使用者が指先を指紋センサ1に接触させることによって、スマートカード81に指紋情報が入力されると(ステップS1)、この指紋情報は予め登録された指紋情報と照合される(ステップS2)。ここで、指紋が一致すると(ステップS2;YES)、暗証番号が発行される(ステップS3)。次いで、カード所有者によって暗証番号が入力される(ステップS4)。ステップS3で発行された暗証番号と、ステップS4で入力された暗証番号が一致しているか否かがチェックされ(ステップS5)、一致している場合には(ステップS5;YES)、カードの使用が許可される(ステップS6)。
このように、暗証番号に加えて指紋情報によって本人の認証を行うことによって、セキュリティの高いスマートカードを提供できる。バイオメトリクス認証機能を実装したスマートカードはキャッシュカード、クレジットカード、身分証明書などに利用できる。本実施形態の指紋センサは、本人認証を行うためのあらゆるバイオメトリクス認証装置に応用できる。例えば、室内への入退室管理を行うセキュリティシステムとして、本実施形態の指紋センサをドアに取り付けておき、当該指紋センサに入力された入室者の指紋情報と予め登録された指紋情報を照合し、両者が一致する場合には入室を許可する一方で、両者が一致しない場合には入室を不許可とし、必要に応じて警備会社等に通報するシステムにも応用できる。また、インターネットなどのオープンネットワークを通じた電子商取引においても、本人確認のためのバイオメトリクス認証装置として本実施形態の指紋センサは有効に応用できる。さらに、コンピュータ端末装置のユーザ認証装置や、複写機の複写機使用者の管理装置などにも広く応用できる。また、本発明の静電容量検出装置は指紋検出に限らず、微小な凹凸を有する被検物の表面形状を静電容量変化として読み取る装置に適用できる。
本実施形態によれば、指紋検出部30に配列されているn×m個の静電容量検出回路31の全てを対象として最適な指紋検出条件の探索を行う必要がなく、特定のデータ線37に接続するn個の静電容量検出回路31を対象として最適な指紋検出条件を探索すればよいため、指紋検出条件の探索を短時間で行える。これにより、指紋検出条件を探索する時間を含めた指紋検出に要する総時間を短縮することが可能となり、高速センシング、低消費電力化を実現できる。但し、指紋検出条件の探索を行う準備期間に要する時間を短縮するには、走査線ドライバ20の駆動スピードをデータ線ドライバ10の同程度に高速化する必要がある(詳細については後述する)。
[発明の実施形態2]
次に、本発明の第2実施形態に関わる指紋センサについて説明する。図11は本実施形態に関わる指紋センサ2の回路構成を示している。同図において、図1に付した符号と同一の符号は同一の回路等を示すものとし、その詳細な説明を省略する。本実施形態はデータ線ドライバ10に調整制御回路12が実装されていない点において上述の第1実施形態と相違する。図12にデータ線ドライバ10の詳細な回路構成を示す。上述の第1実施形態では調整制御回路12を設けることによって指紋検出条件の探索時にアクティブとなる特定のデータ線37を選択する構成としたが、本実施形態では調整制御回路12のような特別のハードウエアを実装することなく、データ線ドライバ10の駆動方式を工夫することにより指紋検出条件の探索時にアクティブとなる特定のデータ線37を選択する。
図13はデータ線ドライバ10の動作を示すタイミングチャートである。同図に示すように、準備期間と指紋検出期間の何れにおいてもリセット信号RSTXはHighレベルになっており、データ線ドライバ10は動作可能な状態にある。指紋検出条件を探索する準備期間においてスタートパルスSPXが入力されると、データ線ドライバ10はクロック信号CLKXとクロック反転信号CLKBXに同期して、XSEL{1},XSEL{2},…を順次アクティブにし、データ線37を順次選択していく。但し、走査線ドライバ20のリセット信号RSTYはLowレベルであるため、走査線ドライバ20は停止している(期間A1)。そして、XSEL{m/2}がアクティブになった時点でクロック信号CLKX及びクロック反転信号CLKBXが停止される。このとき、(m/2)本目に配線されている特定のデータ線37のみが選択された状態となる。ここで、走査線ドライバ20のリセット信号RSTYがHighレベルになると、走査線ドライバ20はクロック信号CLKY、及びクロック反転信号CLKBYに同期して、走査線36を順次選択する(期間B)。この走査線36の順次選択により、特定のデータ線37に接続するn個の静電容量検出回路31は順次選択されていき、増幅回路40から各々の静電容量検出回路31に向けて指紋の凹凸情報に応じた電流が流れる。期間Bにおいては、参照電位VRをVss〜Vddの範囲で様々な値に設定して検出信号OUTを取得し、最適な参照電位VRを探索する。指紋検出条件の探索が終了したならば、走査線ドライバ20のリセット信号RSTYをLowレベルにするとともに、データ線ドライバ10へのクロック信号CLKX、及びクロック反転信号CLKBXの入力を再開し、データ線37を最後のm本目まで選択していき(期間A2)、準備期間を終了する。尚、期間A2におけるデータ線37の選択動作は必ずしも必須ではなく、期間Bの指紋検出条件の探索が終了した段階でデータ線ドライバ10をリセットしてもよい。
本実施形態によれば、新たなハードウエアを実装することなく、データ線ドライバ10の駆動方式を工夫することで、特定のデータ線37を選択して最適な指紋検出条件を探索できる。従って、第1実施形態と同様に、短時間で指紋検出条件の最適化を行うことができ、指紋センサ2の高速動作及び低消費電力化を実現できる。但し、指紋検出条件の探索を行う準備期間に要する時間を短縮するには、走査線ドライバ20の駆動スピードをデータ線ドライバ10の同程度に高速化する必要がある(詳細については後述する)。
[発明の実施形態3]
次に、本発明の第3実施形態に関わる指紋センサについて説明する。図14は本実施形態に関わる指紋センサ3の回路構成を示している。同図において、図1に付した符号と同一の符号は同一の回路等を示すものとし、その詳細な説明を省略する。本実施形態は走査線ドライバ20に調整制御回路22が実装されている点において上述の第1実施形態と相違する。調整制御回路22は指紋検出条件の探索時に特定の走査線36のみを選択するように構成されており、特定の走査線36を選択する選択手段として機能する。図15に走査線ドライバ20の詳細な回路構成を示す。同図に示すように、シフトレジスタ21はシフトレジスタ前段から入力されてくるパルス信号の受け入れを制御するクロックド・インバータ24と、クロックド・インバータ24の出力を反転するインバータ25と、インバータ25の出力(シフトレジスタ後段への出力)を反転制御するクロックドNAND回路26より構成されている。調整制御回路22はシフトレジスタ21からの出力を反転するインバータ27と、インバータ27の出力信号と調整制御信号ACCとの否定論理積をとって後段のバッファ23へ信号を出力するNAND回路28を含んで構成されている。YSEL{1},YSEL{1},…,YSEL{n}はn本の走査線36を駆動するためのバッファ出力である。
図16は指紋検出条件を探索するための準備期間におけるタイミングチャートを示している。準備期間においては、走査線ドライバ20のリセット信号RSTYはLowレベルとなる。これにより、走査線ドライバ20を構成するシフトレジスタ21に含まれる全てのクロックドNAND回路26の出力はHighレベルとなり、シフトレジスタ21の格段の出力は全てLowレベルとなる。このとき、調整制御信号ACCをLowレベルにすると、NAND回路28が設けられた段のバッファ出力(図15ではYSEL{n/2})のみHighレベルとなり、対応する特定の走査線36が選択された状態となる。その他の走査線36は非選択状態にある。一方、データ線ドライバ10においてはリセット信号RSTXがHighレベルとなっており、クロック信号CLKX及びクロック反転信号CLKBXに同期してデータ線37を順次選択していく。この図では、スターパルスSPXが3回入力された場合を示しており、上記の特定の走査線36上を3回スキャンすることとなる。1回のスキャンにつき、特定の走査線36に接続するm個の静電容量検出回路31には指紋の凹凸情報に応じた電流が流れる。各スキャンにつき指紋の検出動作を異なる検出条件下で行い、最適な指紋検出条件を探索する。指紋検出条件の探索手法については上述した通りである。
尚、指紋検出条件の探索時に選択される走査線36としては、指紋の凹凸情報を確実に読み取ることのできる走査線36であることが望ましく、例えば、指紋検出部30に指先(被検物)の略中央部分が近接する位置に配線されている走査線36が望ましい。指紋検出部30に指先を近接させた場合、指先の中央部分が近接する箇所はおおよそ指紋検出部30の中央と考えられるので、n本の走査線36のうち中央の(n/2)本目に配線されている走査線36を特定の走査線36として選択するのが望ましい。
また、上述の説明では走査線ドライバ20として、通常のシフトレジスタ21による構成に加えて調整制御回路22を設けたが、かかる構成に限られるものではなく、デジタルコード信号により個別の走査線36を選択できるデコーダを用いてもよい。また、指紋検出条件の探索に用いられる走査線36はn本の走査線36のうち中央の(n/2)本目に配線されている走査線36に限られるものではなく、指紋の凹凸情報を読み取ることのできる任意の走査線36でもよい。また、指紋検出条件の探索に用いられる走査線36の本数は1本に限らず、複数本であってもよい。
本実施形態によれば、指紋検出部30に配列されているn×m個の静電容量検出回路31の全てを対象として最適な指紋検出条件の探索を行う必要がなく、特定の走査線36に接続するm個の静電容量検出回路31を対象として最適な指紋検出条件を探索すればよいため、指紋検出条件の探索を短時間で行える。これにより、指紋検出条件を探索する時間を含めた指紋検出に要する総時間を短縮することが可能となり、高速センシング、低消費電力化を実現できる。
また、上述した第1及び第2実施形態では指紋検出条件を探索する準備期間において走査線ドライバ20を駆動するスピードを通常の指紋情報読み取り時と同じにすると、準備期間に要する時間は通常の指紋情報の読み取り時間と同じになってしまい、結局、指紋検出部30に配されたn×m個の静電容量検出回路31の全てを使用して指紋検出条件の探索を行っていた従来例と比較して準備期間の短縮を行うことができない。これに対し、本実施形態によれば、このような不都合はなく、準備期間におけるデータ線ドライバ10の駆動スピードを通常の指紋情報の読み取り時と同じスピードにするだけで準備期間を従来よりも短縮できる。この点をより詳細に説明すると、以下のようになる。例えば、指紋検出部30に100×100個の静電容量検出回路31が配置されているとする(m=100,n=100)。一つの静電容量検出回路31から情報を読み取るのに要する時間を1μsとすると、1フレーム分の読み取り時間は100×100×10μs=10msとなる。また、通常の指紋情報読み取り時において、データ線ドライバ10の駆動スピードは500kHzであるのに対し、走査線ドライバの駆動スピードはその1/m=1/100の5kHzである。従って、準備期間におけるデータ線ドライバ10と走査線ドライバ20の駆動スピードを通常の指紋情報読み取り時と同じにすると、データ線ドライバ10を駆動することにより指紋検出条件の探索を行う第3実施形態の準備期間に要する時間は、走査線ドライバ20を駆動することにより指紋検出条件の探索を行う第1又は第2実施形態の準備期間に要する時間の1/100で済むこととなる。このように、本実施形態では準備期間における走査線ドライバ20の駆動能力を高める必要がないため、要求仕様は低いままでよく、低コスト化を実現できる。
[発明の実施形態4]
次に、本発明の第4実施形態に関わる指紋センサについて説明する。本実施形態の指紋センサの回路構成は第2実施形態の指紋センサ2の回路構成と同様であるため、説明の便宜上、図示を省略する。上述の第3実施形態では調整制御回路22を設けることによって指紋検出条件の探索時にアクティブとなる特定の走査線36を選択する構成としたが、本実施形態では調整制御回路22のような特別のハードウエアを実装することなく、走査線ドライバ20の駆動方式を工夫することにより指紋検出条件の探索時にアクティブとなる特定の走査線36を選択する。
図17に走査線ドライバ20の動作を示すタイミングチャートである。指紋検出条件の探索を行う準備期間においては走査線ドライバ20のリセット信号RSTYはHighレベルとなっている。指紋検出条件を探索する準備期間においてスタートパルスSPYが入力されると、走査線ドライバ20はクロック信号CLKYとクロック反転信号CLKBYに同期して、YSEL{1},YSEL{2},…を順次アクティブにし、走査線36を順次選択していく。但し、データ線ドライバ10のリセット信号RSTXはLowレベルであるため、データ線ドライバ10は停止している(期間A1)。そして、YSEL{n/2}がアクティブになった時点でクロック信号CLKY及びクロック反転信号CLKBYが停止される。このとき、(n/2)本目に配線されている特定の走査線36のみが選択された状態となる。ここで、データ線ドライバ10のリセット信号RSTXがHighレベルになると、データ線ドライバ10はクロック信号CLKX、及びクロック反転信号CLKBXに同期して、データ線37を順次選択する(期間B)。このデータ線37の順次選択により特定の走査線36に接続するm個の静電容量検出回路31は順次選択されていき、増幅回路40から各々の静電容量検出回路31に向けて指紋の凹凸情報に応じた電流が流れる。期間Bにおいては、参照電位VRをVss〜Vddの範囲で様々な値に設定して検出信号OUTを取得し、最適な参照電位VRを探索する。指紋検出条件の探索が終了したならば、データ線ドライバ10のリセット信号RSTXをLowレベルにするとともに、走査線ドライバ20へのクロック信号CLKY、及びクロック反転信号CLKBYの入力を再開し、走査線ドライバ36を最後のn本目まで選択していき(期間A2)、準備期間を終了する。尚、期間A2における走査線36の選択動作は必ずしも必須ではなく、期間Bの指紋検出条件の探索が終了した段階で走査線ドライバ20をリセットしてもよい。
本実施形態によれば、新たなハードウエアを実装することなく、走査線ドライバ20の駆動方式を工夫することで、特定の走査線36を選択して最適な指紋検出条件を探索できる。従って、第3実施形態と同様に、短時間で指紋検出条件の最適化を行うことができ、指紋センサの高速動作及び低消費電力化を実現できる。
第1実施形態の指紋センサ回路構成図である。 データ線ドライバの回路構成図である。 走査線ドライバの回路構成図である。 静電容量検出回路の回路構成図である。 クロックドNAND回路の回路構成図である。 増幅回路の回路構成図である。 第1実施形態のタイミングチャートである 静電容量検出回路の断面図である。 スマートカードの構成図である。 認証手順を記述したフローチャートである。 第2実施形態の指紋センサ回路構成図である。 データ線ドライバの回路構成図である。 第2実施形態のタイミングチャートである。 第2実施形態の指紋センサ回路構成図である。 走査線ドライバの回路構成図である。 第3実施形態のタイミングチャートである 第4実施形態のタイミングチャートである。
符号の説明
1,2,3…指紋センサ(静電容量検出装置) 10…データ線ドライバ(列選択手段) 20…走査線ドライバ(行選択手段) 12,22…調整制御回路(選択手段) 30…指紋検出部

Claims (11)

  1. 被検物表面との間に形成される静電容量を基に前記被検物表面の凹凸情報を担う検出信号を出力する複数の静電容量検出回路と、
    前記複数の静電容量検出回路を互いに交差する行方向及び列方向に並べて配置した検出部と、
    前記複数行のうち少なくとも何れか一つの行又は前記複数列のうち少なくとも何れか一つの列に配列されている静電容量検出回路が選択されている状態において前記凹凸情報の検出条件を変えることにより前記凹凸情報の検出条件を探索する探索手段と、
    を備える、静電容量検出装置。
  2. 請求項1に記載の静電容量検出装置であって、
    前記複数行のうち少なくとも何れか一つの行又は前記複数列のうち少なくとも何れか一つの列に配列されている静電容量検出回路を選択する選択手段を更に備える、静電容量検出装置。
  3. 請求項1に記載の静電容量検出装置であって、
    行方向に配列されている複数の静電容量検出回路を行単位で順次選択するための行選択手段と、
    列方向に配列されている複数の静電容量検出回路を列単位で順次選択するための列選択手段と、を備え、
    前記行選択手段又は前記列選択手段は各行又は各列に並ぶ静電容量検出回路を順次選択していき、特定の行又は特定の列に並ぶ静電容量検出回路を選択した時点で順次選択を停止し、
    前記探索手段は前記特定の行又は前記特定の列に並ぶ静電容量検出回路が選択されている状態において前記凹凸情報の検出条件を変えることにより前記凹凸情報の検出条件を探索する、静電容量検出装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載の静電容量検出装置であって、
    前記凹凸情報の検出条件を探索する際に選択される行又は列は前記検出部の略中央部に位置する行又は列である、静電容量検出装置。
  5. 被検物表面との間に形成される静電容量を基に前記被検物表面の凹凸情報を担う検出信号を出力する複数の静電容量検出回路と、
    前記複数の静電容量検出回路を互いに交差する行方向及び列方向に並べて配置した検出部と、
    行方向に並ぶ複数の静電容量検出回路を行単位で順次選択するための複数の走査線と、
    前記走査線を駆動する走査線ドライバと、
    列方向に並ぶ複数の静電容量検出回路から出力される検出信号を伝達するためのデータ線と、
    前記データ線を駆動するデータ線ドライバと、
    前記複数の走査線のうち少なくとも何れか一つの走査線に並ぶ複数の静電容量検出回路が選択されている状態において前記凹凸情報の検出条件を変えることにより前記凹凸情報の検出条件を探索する探索手段と、
    を備える、静電容量検出装置。
  6. 被検物表面との間に形成される静電容量を基に前記被検物表面の凹凸情報を担う検出信号を出力する複数の静電容量検出回路と、
    前記複数の静電容量検出回路を互いに交差する行方向及び列方向に並べて配置した検出部と、
    行方向に並ぶ複数の静電容量検出回路を行単位で選択するための複数の走査線と、
    前記走査線を駆動する走査線ドライバと、
    列方向に並ぶ複数の静電容量検出回路から出力される検出信号を伝達するためのデータ線と、
    前記データ線を駆動するデータ線ドライバと、
    前記複数のデータ線のうち少なくとも何れか一つのデータ線に並ぶ複数の静電容量検出回路が選択されている状態において前記凹凸情報の検出条件を変えることにより前記凹凸情報の検出条件を探索する探索手段と、
    を備える、静電容量検出装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のうち何れか1項に記載の静電容量検出装置を備え、指紋の凹凸情報を読み取るように構成された、指紋センサ。
  8. 請求項7に記載の指紋センサを備えたバイオメトリクス認証装置。
  9. 被検物表面との間に形成される静電容量を基に前記被検物表面の凹凸情報を担う検出信号を出力する複数の静電容量検出回路を複数行及び複数列に並べて配置した静電容量検出装置を駆動して静電容量検出条件を探索するための方法であって、
    前記複数行のうち少なくとも何れか一つの行又は前記複数列のうち少なくとも何れか一つの列に配列されている静電容量検出回路を選択する過程と、
    前記静電容量検出回路が選択されている状態において前記凹凸情報の検出条件を変えることにより前記凹凸情報の検出条件を探索する過程と、
    を含む、静電容量検出条件の探索方法。
  10. 請求項9に記載の静電容量検出条件の探索方法であって、
    各行又は各列に並ぶ静電容量検出回路を順次選択していき、特定の行又は特定の列に並ぶ静電容量検出回路を選択した時点で順次選択を停止する過程と、
    前記特定の行又は前記特定の列に並ぶ静電容量検出回路が選択されている状態において前記凹凸情報の検出条件を変えることにより前記凹凸情報の検出条件を探索する過程と、
    を含む、静電容量検出条件の探索方法。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の静電容量検出条件の探索方法であって、
    前記凹凸情報の検出条件を探索する際に選択される行又は列は前記検出部の略中央部に位置する行又は列である、静電容量検出条件の探索方法。

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