JP2005233247A - 直動案内装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数本の案内レールを機台上に端面同士を突き合わせて固定する場合に許容範囲を超える位置ずれが案内レールの端面間に発生することを防止することのできる直動案内装置を提供する。
【解決手段】案内レール1aの一端面に円柱状または角柱状の突起部11を設けるとともに、案内レール1bの一端面に突起部11と嵌合する穴部12を設けて、案内レール1a,1bの端面間に発生する位置ずれを突起部11と穴部12によって防止する。
【選択図】図1
【解決手段】案内レール1aの一端面に円柱状または角柱状の突起部11を設けるとともに、案内レール1bの一端面に突起部11と嵌合する穴部12を設けて、案内レール1a,1bの端面間に発生する位置ずれを突起部11と穴部12によって防止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、工作機械やXYテーブル装置等の産業機械においてリニアガイドとして用いられる直動案内装置に関し、特に、端面同士を突き合わせて機台上に固定される複数本の案内レールを有する直動案内装置に関する。
工作機械やXYテーブル装置等の産業機械においてリニアガイドとして用いられる直動案内装置は、図6に示すように、外面に転動体軌道溝2を有する案内レール1と、この案内レール1の転動体軌道溝2と対向する不図示の転動体軌道溝を内面に有するスライダ3と、このスライダ3の転動体軌道溝と案内レール1の転動体軌道溝2との間に設けられた多数の転動体(図示せず)とからなり、案内レール1を工作機械やXYテーブル装置等の機台上に固定して使用されるのが一般的である。
このような直動案内装置の案内レールを機台上に精度良く固定する方法としては、図7に示すように、ストレートエッジ5を基準にして案内レール1の位置をダイヤルゲージ6で確認しながら案内レール1を機台7上に固定する方法や、あるいは図8に示すように、案内レール1を横押し板8で基準面9に押し付けて機台7上に固定する方法などがある。
これらの方法は、機台上に固定される案内レールが1本の場合には案内レールを機台上に精度良く固定することができるが、複数本の案内レールを機台上に1本のレールとして固定する場合には、許容範囲を超える位置ずれが案内レールの端面間に発生するため、案内レールを機台上に精度良く固定することが困難であった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、複数本の案内レールを機台上に端面同士を突き合わせて固定する場合に許容範囲を超える位置ずれが案内レールの端面間に発生することを防止することのできる直動案内装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、複数本の案内レールを機台上に端面同士を突き合わせて固定する場合に許容範囲を超える位置ずれが案内レールの端面間に発生することを防止することのできる直動案内装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、端面同士を突き合わせて機台上に固定される複数本の案内レールを有する直動案内装置において、前記案内レールの端面に嵌合部を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の直動案内装置において、前記嵌合部が前記案内レールの端面に設けられた円柱もしくは角柱状の突起部から形成されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の直動案内装置において、前記嵌合部が前記案内レールの端面に形成された円形もしくは角形の穴部から形成されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の直動案内装置において、前記嵌合部が前記案内レールの端面に設けられた円柱もしくは角柱状の突起部から形成されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の直動案内装置において、前記嵌合部が前記案内レールの端面に形成された円形もしくは角形の穴部から形成されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1記載の直動案内装置において、前記嵌合部が前記案内レールの端面を凸状または凹状に加工して形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1記載の直動案内装置において、前記嵌合部が前記案内レールの端面に連結部材と嵌合する嵌合穴部を設けて形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1項記載の直動案内装置において、前記案内レールが外面に転動体転動溝を有し、該転動体転動溝が前記案内レールの端面同士を突き合せた後に一体加工して形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1記載の直動案内装置において、前記嵌合部が前記案内レールの端面に連結部材と嵌合する嵌合穴部を設けて形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1項記載の直動案内装置において、前記案内レールが外面に転動体転動溝を有し、該転動体転動溝が前記案内レールの端面同士を突き合せた後に一体加工して形成されていることを特徴とする。
本発明に係る直動案内装置によれば、案内レールの端面に嵌合部を設けたことで、複数本の案内レールを機台上に端面同士を突き合わせて固定する場合に許容範囲を超える位置ずれが案内レールの端面間に発生することを防止することができる。したがって、複数本の案内レールを機台上に1本のレールとして精度良く固定することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の第1の実施形態を図1に示す。同図において、符号1a,1bは端面同士を突き合わせて機台上に固定される二本の案内レールを示しており、これらの案内レール1a,1bのうち案内レール1aの図中右側端面には、嵌合部としての突起部11が設けられている。この突起部11は円柱状または角柱状に形成されており、案内レール1bの図中左側端面には、突起部11と嵌合する嵌合部としての円形もしくは角形の穴部12が設けられている。
本発明の第1の実施形態を図1に示す。同図において、符号1a,1bは端面同士を突き合わせて機台上に固定される二本の案内レールを示しており、これらの案内レール1a,1bのうち案内レール1aの図中右側端面には、嵌合部としての突起部11が設けられている。この突起部11は円柱状または角柱状に形成されており、案内レール1bの図中左側端面には、突起部11と嵌合する嵌合部としての円形もしくは角形の穴部12が設けられている。
なお、図中4は案内レール1a,1bを図示しないボルトにより機台上に固定するためのレール固定孔を示している。また、案内レール1a,1bの転動体軌道溝2は案内レール1a,1bの端面同士を突き合せた後に一体加工により形成されている。
このような構成において、案内レール1aの図中右側端面と案内レール1bの図中左側端面とを突き合わせると、案内レール1aの端面に設けられた突起部11と案内レール1bの端面に設けられた穴部12とが嵌合する。したがって、案内レール1a,1bを機台上に端面同士を突き合わせて固定する場合に許容範囲を超える位置ずれが案内レール1a,1bの端面間に発生することを突起部11と穴部12によって防止できるので、案内レール1a,1bを機台上に1本のレールとして精度良く固定することができる。
このような構成において、案内レール1aの図中右側端面と案内レール1bの図中左側端面とを突き合わせると、案内レール1aの端面に設けられた突起部11と案内レール1bの端面に設けられた穴部12とが嵌合する。したがって、案内レール1a,1bを機台上に端面同士を突き合わせて固定する場合に許容範囲を超える位置ずれが案内レール1a,1bの端面間に発生することを突起部11と穴部12によって防止できるので、案内レール1a,1bを機台上に1本のレールとして精度良く固定することができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図2に示す。同図において、符号1a,1bは端面同士を突き合わせて機台上に固定される二本の案内レールを示しており、これらの案内レール1a,1bのうち案内レール1aの図中右側端面には、嵌合部としての凸部13が設けられている。この凸部13は案内レール1aの端面中央部を凸状に加工して形成されており、案内レール1bの図中左側端面には、凸部13と嵌合する嵌合部としての凹部14が案内レール1bの端面中央部を凹状に加工して形成されている。
このような構成において、案内レール1aの図中右側端面と案内レール1bの図中左側端面とを突き合わせると、案内レール1aの端面に設けられた凸部13と案内レール1bの端面に設けられた凹部14とが嵌合する。したがって、案内レール1a,1bを機台上に端面同士を突き合わせて固定する場合に許容範囲を超える位置ずれが案内レール1a,1bの端面間に発生することを凸部13と凹部14によって防止できるので、案内レール1a,1bを機台上に1本のレールとして精度良く固定することができる。
なお、上述した第2の実施形態では凸部13及び凹部14の形状をコ字状に形成したが、図3に示す第3の実施形態や図4に示す第4の実施形態のように、凸部13及び凹部14の形状を楔状や円弧状にしても同様の効果が得られる。
次に、本発明の第5の実施形態を図5に示す。同図において、符号1a,1bは端面同士を突き合わせて機台上に固定される二本の案内レール、15は案内レール1aと案内レール1bとを連結する連結部材を示している。この連結部材15は角柱状もしくは円柱状に形成されており、案内レール1aの図中右側端面と案内レール1bの図中左側端面には、連結部材15と嵌合する嵌合穴部16がそれぞれ形成されている。
次に、本発明の第5の実施形態を図5に示す。同図において、符号1a,1bは端面同士を突き合わせて機台上に固定される二本の案内レール、15は案内レール1aと案内レール1bとを連結する連結部材を示している。この連結部材15は角柱状もしくは円柱状に形成されており、案内レール1aの図中右側端面と案内レール1bの図中左側端面には、連結部材15と嵌合する嵌合穴部16がそれぞれ形成されている。
このように構成される本発明の第5の実施形態では、案内レール1a,1bの端面に連結部材15と嵌合する嵌合部としての嵌合穴部16を設けたことで、案内レール1a,1bの端面間に位置ずれを発生させることなく案内レール1aと案内レール1bとを連結部材15により連結することができる。したがって、案内レール1a,1bを機台上に端面同士を突き合わせて固定する場合に許容範囲を超える位置ずれが案内レール1a,1bの端面間に発生することを防止できるので、案内レール1a,1bを機台上に1本のレールとして精度良く固定することができる。
1,1a,1b 案内レール
2 転動体軌道溝
3 スライダ
4 レール固定孔
5 ストレートエッジ
6 マイクロメータ
7 機台
8 横押し板
9 基準面
11 突起部
12 穴部
13 凸部
14 凹部
15 連結部材
16 嵌合穴部
2 転動体軌道溝
3 スライダ
4 レール固定孔
5 ストレートエッジ
6 マイクロメータ
7 機台
8 横押し板
9 基準面
11 突起部
12 穴部
13 凸部
14 凹部
15 連結部材
16 嵌合穴部
Claims (6)
- 端面同士を突き合わせて機台上に固定される複数本の案内レールを有する直動案内装置において、
前記案内レールの端面に嵌合部を設けたことを特徴とする直動案内装置。 - 前記嵌合部は、前記案内レールの端面に設けられた円柱もしくは角柱状の突起部から形成されることを特徴とする請求項1記載の直動案内装置。
- 前記嵌合部は、前記案内レールの端面に形成された円形もしくは角形の穴部から形成されることを特徴とする請求項1記載の直動案内装置。
- 前記嵌合部は、前記案内レールの端面を凸状または凹状に加工して形成されていることを特徴とする請求項1記載の直動案内装置。
- 前記嵌合部は、前記案内レールの端面に連結部材と嵌合する嵌合穴部を設けて形成されていることを特徴とする請求項1記載の直動案内装置。
- 前記案内レールは外面に転動体転動溝を有し、該転動体転動溝は前記案内レールの端面同士を突き合せた後に一体加工して形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の直動案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004040835A JP2005233247A (ja) | 2004-02-18 | 2004-02-18 | 直動案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004040835A JP2005233247A (ja) | 2004-02-18 | 2004-02-18 | 直動案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005233247A true JP2005233247A (ja) | 2005-09-02 |
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ID=35016427
Family Applications (1)
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JP2004040835A Withdrawn JP2005233247A (ja) | 2004-02-18 | 2004-02-18 | 直動案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005233247A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007205479A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Nippon Thompson Co Ltd | 繋ぎ用軌道レールを備えた直動案内ユニット |
US20160003295A1 (en) * | 2013-03-21 | 2016-01-07 | Thk Co., Ltd. | Support and guide device |
US11619262B2 (en) | 2020-10-27 | 2023-04-04 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Linear motion guide unit |
-
2004
- 2004-02-18 JP JP2004040835A patent/JP2005233247A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4562140B2 (ja) * | 2006-02-02 | 2010-10-13 | 日本トムソン株式会社 | 繋ぎ用軌道レールを備えた直動案内ユニット |
US20160003295A1 (en) * | 2013-03-21 | 2016-01-07 | Thk Co., Ltd. | Support and guide device |
US9568045B2 (en) * | 2013-03-21 | 2017-02-14 | Thk Co., Ltd. | Support and guide device |
US11619262B2 (en) | 2020-10-27 | 2023-04-04 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Linear motion guide unit |
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A621 | Written request for application examination |
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