JP2005232692A - リフォーム階段 - Google Patents

リフォーム階段

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JP2005232692A
JP2005232692A JP2004039666A JP2004039666A JP2005232692A JP 2005232692 A JP2005232692 A JP 2005232692A JP 2004039666 A JP2004039666 A JP 2004039666A JP 2004039666 A JP2004039666 A JP 2004039666A JP 2005232692 A JP2005232692 A JP 2005232692A
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Shinichiro Shinoda
真一郎 信田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】
特に人が階段を降りる時の安全性を保ちながら、クリーニングなどの方法を用いて、汚れた場合に踏み板部分を容易にきれいにすることができるリフォーム階段を提供すること。
【解決手段】
既存階段の下段の踏み板1上に載置され、上端面が上段の踏み板1の上面より低くなるように、上段の踏み板1の前端面に当接される下側の新規蹴込板3と、該新規蹴込板3上に略全長に亘って載置され、後端面の上部分を上段の踏み板1上面より上側に突出させるように該踏み板1の前端面に当接される段鼻ブロック4と、上段の踏み板1上に載置される上側の新規蹴込板3の下部分と段鼻ブロック4の前記上側突出部分間に形成される新規踏み板収納凹所5と、該新規踏み板収納凹所5に着脱自在に内設される新規踏み板51とからなるリフォーム階段である。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般住宅などに設置されている階段をリフォームすることによって得られるリフォーム階段に関するものである。
一般住宅などの躯体構造の長寿命化に伴い、これら構造体をそのままにリフォームを行うことが多く行われている。これにより例えば住み替えなどにより中古住宅を購入した居住者などは、好みや予算に応じて内装部分をリニューアルすることができる。
一方、犬猫などの小動物と一緒に宅内で生活を行うことも、生活の多様化に伴い多く行われているが、これら小動物と居住することで、宅内の汚れが生じたときに、手軽にクリーニングを行いたいという要望もある。
床や壁などは、カーペットやクロスを用いることで比較的簡単にクリーニングができるが、階段は、昇降時の安全性を考えると、床のようにカーペットを用いることは余り望ましくない。したがって、階段のリフォームについては、既存の階段を取除き新規に階段を設ける、又は、特許文献1のように、既存の階段上にかぶせ板などをしてリフォームすることが一般に行われていた。
しかし小動物の階段を用いた移動時には、例えば犬の爪が踏み板に当り音がする、傷がいくなどの問題があり、解決が望まれていた。
特開2001−279899号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、特に人が階段を降りる時の安全性を保ちながら、クリーニングなどの方法を用いて、汚れた場合に踏み板部分を容易にきれいにすることができるリフォーム階段を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明は、既存階段の下段の踏み板上に載置され、上端面が上段の踏み板の上面より低くなるように、上段の踏み板の前端面に当接される下側の新規蹴込板と、該新規蹴込板上に略全長に亘って載置され、後端面の上部分を上段の踏み板上面より上側に突出させるように該踏み板の前端面に当接される段鼻ブロックと、上段の踏み板上に載置される上側の新規蹴込板の下部分と段鼻ブロックの前記上側突出部分間に形成される新規踏み板収納凹所と、該新規踏み板収納凹所に着脱自在に内設される新規踏み板とからなるリフォーム階段としている。
本願発明の請求項1に係るリフォーム階段においては、下側の新規蹴込板上に載置され踏み板の前側から段鼻ブロックが該踏み板上側に突出し、この段鼻ブロックの突出部分と踏み板の後側に載置される上側の新規蹴込板の下側部分間に設けられる新規踏み板収納凹所を設け、同所に新規踏み板を着脱自在に内設させたことで、新規踏み板が汚れた場合に簡単に取外し、クリーニングなどを容易にすることができ、また人間が階段を降りる時には、段鼻ブロックに足がかかるので、安全に降りることが可能となっている。
また、本リフォーム階段を用いると、既存階段の構成に拠らず既存階段をリフォームすることができる。
また請求項2に係るリフォーム階段では、請求項1のものに加え、新規蹴込板上端面に後側部分を低く形成した段部を設け、該段部と段鼻ブロックとを係合させたことで、段鼻ブロックを確実に新規蹴込板上に設けることができ、特に人が階段を降りる際に、段鼻ブロックが外れることを防止している。
また請求項3に係るリフォーム階段では、さらに新規踏み板収納凹所に係着具を設け、該係着具に新規踏み板を係着させてなることで、新規踏み板が簡単に取れてしまうことを防止でき、例えば小動物の足の爪に引っかかり外れてしまうことを防止することができる。
また請求項4に係るリフォーム階段では、さらに新規踏み板をカーペット体としたことで、人も含め昇降時の音の伝わりを低減することができる。
本願発明の最良の形態を図1に示される以下の実施例にて説明する。なお、図1は本リフォーム階段の要部を示した断面図である。
本実施例では、既存階段の下段の踏み板1上に載置され、上端面が上段の踏み板1の上面より低くなるように、上段の踏み板1の前端面に当接される下側の新規蹴込板3と、該新規蹴込板3上に略全長に亘って載置され、後端面の上部分を上段の踏み板1上面より上側に突出させるように該踏み板1の前端面に当接される段鼻ブロック4と、上段の踏み板1上に載置される上側の新規蹴込板3の下部分と段鼻ブロック4の前記上側突出部分間に形成される新規踏み板収納凹所5と、該新規踏み板収納凹所5に着脱自在に内設される新規踏み板51とからなるリフォーム階段としている。
また、新規蹴込板3上端面に後側部分を低く形成した段部31を設け、該段部31と段鼻ブロック4とを係合させ、新規踏み板収納凹所5に係着具52を設け、該係着具52に新規踏み板51を係着させたものである。なお、本実施例では新規踏み板51をカーペット体としたものである。
このように下側の新規蹴込板3上に載置され踏み板1の前側から段鼻ブロック4が該踏み板1上側に突出し、この段鼻ブロック4の突出部分と踏み板1の後側に載置される上側の新規蹴込板3の下側部分間に設けられる新規踏み板収納凹所5を設け、同所に新規踏み板51を着脱自在に内設させたことで、新規踏み板51が汚れた場合に簡単に取外し、クリーニングなどを容易にすることができ、また人間が階段を降りる時には、段鼻ブロック4に足がかかるので、安全に降りることが可能となっている。
また、新規蹴込板3上端面に後側部分を低く形成した段部31を設け、該段部31と段鼻ブロック4とを係合させたことで、段鼻ブロック4を確実に新規蹴込板3上に設けることができ、特に人が階段を降りる際に、段鼻ブロック4が外れることを防止している。なお、段鼻ブロック4を新規蹴込板3に取付ける時に、図示のように新規蹴込板3上面が踏み板1上面より低く形成されていると、位置決めが簡単にできる。なお、段鼻ブロック4には係合凸部41を形成し、段部31に係合させている。
また、新規踏み板収納凹所5に係着具52を設け、該係着具52に新規踏み板51を係着させてなることで、新規踏み板51が簡単に取れてしまうことを防止でき、例えば小動物の足の爪に引っかかり外れてしまうことを防止することができる。
なお係着具52には、一般に衣服などに用いられる係着テープを用いているが、その他のものを用いてもよい。
また、新規踏み板51をカーペット体としたことで、人も含め昇降時の音の伝わりを低減することができる。なおカーペット体とは、太厚のカーペットを意味しているが、新規踏み板には、例えば薄板上にクッションフロアと呼ばれる化粧材やカーペットを設け一体にしたものや、単なる化粧板など、本発明の趣旨にあうものを用いることができる。
なお、カーペット体を使用する場合は、使用により厚さが減じ、段鼻ブロック4につま先がひっかかるおそれがあるので、比較的腰の強いものを用いることが望ましい。
本実施例では、新規蹴込板3の裏面(既存階段側)の下部分に、踏み板1の後端部分に、既存階段の段鼻部分と同じ奥行きとなるスペーサ6を設け、新規蹴込板3を設ける際に、上部分及び下部分をそれぞれ当設させ設けることができ、施工が簡単に行なえると共に、新規蹴込板3に足が当るなどして、施工後にずれることを防止することができる。
本実施例では、段鼻ブロック4は樹脂成形品を用い、中空部43を設け軽量化を行なっている。また樹脂素材を選択し、軟質のものを用いれば、中空部43は例えば段鼻ブロック4の前面側に足やひざが当ったときの衝撃吸収の効果も期待できる。
なお、本段鼻ブロック4は、樹脂成形品の表面に木目調などの化粧シート44を貼っている。また段鼻ブロック4は、本実施例では、新規蹴込板3上面から前面側に亘って略鉤状に形成され、新規蹴込板3の上側木口面を被装している。勿論段鼻ブロック4の形状は、略帯板状であっても構わないし、新規蹴込板3から前方への飛び出し部分が図示よりも少なくてもよい。
また段鼻ブロック4の上面の新規蹴込板3直上部分には、該段鼻ブロック4と新規蹴込板3とを係着するための固定具45を設けるための凹部42が形成されていて、さらに該凹部42に嵌着し、上面を段鼻ブロック4の上面と略面一になるようにするすべり止め46が設けられている。これにより人が本リフォーム階段を降りる際に、さらに安全性が向上する。
なお、本実施例では、段鼻ブロック4の上面は、前側が若干高くなっていて、より安全性が向上するようにしている。
なお、図1には本リフォーム階段の要部のみを示しているが、実際には上下の各段毎に同種の構成を用いるもので、また最上段は2階の廊下部分となるため本構成に拠らないが、例えば段鼻ブロックは同じ構成とし、2階の廊下部分にカーペットなどを設け、同趣旨の構成とすることなど行なってもよい。
また既存階段は、一般的に用いられる施工状態を示しただけで、特に図示した、例えば踏み板1の裏面に切り込み部11を設け、同切り込み部11に蹴込板2を挿入固定するなどの図に限定された態様に限るものではなく、例えば既存階段に段鼻部分が無いものなどにも用いることができる。
本願発明の実施形態であるリフォーム階段の要部を示した断面図である。
符号の説明
1 踏み板
11 切り込み部
2 蹴込板
3 新規蹴込板
31 段部
4 段鼻ブロック
41 係合凸部
42 凹部
43 中空部
44 化粧シート
45 固定具
46 すべり止め
5 新規踏み板収納凹所
51 新規踏み板
52 係着具
6 スペーサ

Claims (4)

  1. 既存階段の下段の踏み板上に載置され、上端面が上段の踏み板の上面より低くなるように、上段の踏み板の前端面に当接される下側の新規蹴込板と、該新規蹴込板上に略全長に亘って載置され、後端面の上部分を上段の踏み板上面より上側に突出させるように該踏み板の前端面に当接される段鼻ブロックと、上段の踏み板上に載置される上側の新規蹴込板の下部分と段鼻ブロックの前記上側突出部分間に形成される新規踏み板収納凹所と、該新規踏み板収納凹所に着脱自在に内設される新規踏み板とからなるリフォーム階段。
  2. 新規蹴込板上端面に後側部分を低く形成した段部を設け、該段部と段鼻ブロックとを係合させてなる請求項1記載のリフォーム階段。
  3. 新規踏み板収納凹所に係着具を設け、該係着具に新規踏み板を係着させてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のリフォーム階段。
  4. 新規踏み板をカーペット体としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のリフォーム階段。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014091916A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Lixil Corp 踏板、及び、それを備える階段
CN113882604A (zh) * 2021-10-29 2022-01-04 浙江亚厦装饰股份有限公司 一种卡装的装配式楼梯面板安装系统及其安装方法

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