JP2005232641A - コート紙の塗工方法及び塗工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブレード塗工により原紙に塗工液を塗工してコート紙を製造するとき、バッキングロールの端部に余剰の塗工液が付着することを防止することにより、塗工液に含まれる塗料が洗浄水等と共に流出することを未然に防止し、かつドクターブレードが局部的に摩耗することを防止したコート紙の塗工方法及びその装置を提供する。
【解決手段】塗工用のバッキングロールに搬送される原紙の両端部近傍に水を供給して湿潤化させた後、前記原紙の両端部分にドライエッジ部を形成し、ブレード塗工により塗料を前記原紙に塗工してコート紙を製造するコート紙の塗工方法であって、前記原紙の耳端部位置を検出し、該検出信号に基づき前記水の供給位置及び前記ドライエッジ部の形成位置を制御する。
【選択図】図2
【解決手段】塗工用のバッキングロールに搬送される原紙の両端部近傍に水を供給して湿潤化させた後、前記原紙の両端部分にドライエッジ部を形成し、ブレード塗工により塗料を前記原紙に塗工してコート紙を製造するコート紙の塗工方法であって、前記原紙の耳端部位置を検出し、該検出信号に基づき前記水の供給位置及び前記ドライエッジ部の形成位置を制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、コート紙の塗工方法及び塗工装置に関し、さらに詳細には、ブレード塗工により塗料を塗工するとき、塗工液の噴出幅及びドライエッジ部の幅を常に一定に制御することにより、バッキングロールへの塗工液の付着を防止し、洗浄水等と共に塗工液に含まれる塗料が流出することを防止したコート紙の塗工方法及び塗工装置に関する。
製紙工場において抄紙される紙の中には主に印刷用として使用されるコート紙がある。このコート紙は、印刷適性を高めるために原紙に樹脂や無機顔料等の塗料を含む塗工液を塗工して乾燥した後、表面を平滑にするためカレンダー処理が行なわれ製品化される。従来、このような塗工液の塗工方式には、ブレードコーター、ロールコーター、カーテンコーター等の種々の塗工方式が用いられているが、このうちとくにブレードコーター方式は高速塗工適性、塗工量の精度よい調節、高粘度・高濃度塗料の塗工適性、塗工面の平滑性等の面で優れていることから当分野では多用されている。
従来、このブレードコーター方式により塗工液を原紙に塗工する場合、原紙が走行中に蛇行することを考慮し、塗工液の塗工領域を原紙の幅より広く設定して塗工することが一般に行われている。しかし、この塗工方法によれば、原紙の中央部と両端部とで塗工量の差を生じ、原紙の左右両端部において塗工された塗工液が端部のエッジ方向に引っ張られて両端部分が厚塗りとなる欠陥があった。このような厚塗りが生じると、この部分の塗工液が原紙の耳部から裏面側に回って付着し、これがさらにバッキングロールや搬送ロール等の表面に付着してロール類が汚れるという問題を生じる。また、この厚塗り部分は塗工直後にドクターブレードにより掻き落されるが、ドクターブレードの両端部にはこの厚塗り部分によって中央部より大きなせん断力が与えられるため、ドクターブレードが局部的に摩耗し、塗工作業や耐久性の上で問題を生じる。さらにまた、この厚塗り部分の塗工液は次工程であるドライヤーパートでの乾燥が遅れるため、塗工液が紙面から離脱してロール等に付着し、これが液粕となって堆積する等により塗工作業に種々の支障を与えていた。
そこで、従来、このようなバッキングロールの汚れを取るため、バッキングロールのエッジ端部に固定式のゴムプレート等からなる粕取り部材を設け、またバッキングロールの表面にフロークリンドクターを介して洗浄水を供給し、ドクターブレードにより表面に付着した塗工液を掻き落して表面をクリーニングすることが行なわれていた。しかし、粕取り部材では塗工条件に合った微妙な調節ができず、またフロークリンドクターの場合には長時間に亘り連続運転をしているとドクターブレードに液粕が溜まって掻き落し効果が低下し、この結果、塗工液の一部が原紙の裏面に付着する等により紙面欠陥やカレンダーロールの損傷等の問題があった。
上記実態に鑑み、例えば特許文献1には、原紙の両端部位置に原紙の幅方向の移動、すなわち蛇行と連動する水噴射ノズルを設け、塗工前に原紙の両端部に水を噴射して原紙の両端部の被塗工部を湿潤化させ、過剰の塗工液が付着することを制御するようにしたブレード塗工によるコート紙の塗工方法が提案されている。
しかし、この塗工方法は原紙の全幅領域に塗工液を塗工するものであって、水の供給により湿潤化された原紙の両端部にも塗工液が塗工されるものであったため、この塗工方法によっても湿潤化された原紙の両端部に塗工された塗工液が、前記同様に、水分と共に耳部から裏周りしてバッキングロールに付着するという問題が依然として残っていた。なお、上述したように、バッキングロールにはフロークリンドクターを介して洗浄水が供給され、表面に付着した塗工液が除去されるとしても、この洗浄水と共に塗工液が洗い流され、この塗工液に含まれるカオリンクレーや炭酸カルシウム、その他バインダー等の塗料の微小粒子が流出、増加して水質汚濁が進む等の環境問題を引き起こす恐れがあった。
これに対し、例えば特許文献2には、原紙の両端部に未塗工部分、すなわちドライエッジ部を設け、塗工液の塗工後にこのドライエッジ部に水を供給することにより原紙の中央部と両端部との乾燥速度を同等になるようにしたブレード塗工によるコート紙の塗工方法が提案されている。
この塗工方法によれば、ドライエッジ部を形成してこの部分には塗工液を塗工しないため、上述したように塗工液が原紙の両端部から裏面側に回り込むというトラブルは解消される。しかしながら、走行する原紙の材質や厚さ等の特性、あるいは搬送速度や張力等の塗工条件等に起因して原紙に蛇行が生じることは避けることができず、このような蛇行が生じると塗工液が本来塗工されてはならないドライエッジ部にも塗工されてしまうという問題があった。このようにドライエッジ部に塗工液が塗工されると、塗工液が浪費することはいうまでもなく、塗工後に水がドライエッジ部へ供給されたときにこの塗工液に含まれる塗料が水と共に流出し、この結果、上述したような水質汚濁による環境問題へと発展する懸念が依然としてあった。
特開2003−164790号公報
特開2003−89999号公報
本発明は、上述したような実情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、ブレード塗工により原紙に塗工液を塗工してコート紙を製造するとき、バッキングロールの端部に余剰の塗工液が付着することを防止することにより、塗工液に含まれる塗料が洗浄水等と共に流出することを未然に防止し、かつドクターブレードが局部的に摩耗することを防止したコート紙の塗工方法及びその装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、塗工用のバッキングロールに搬送される原紙の両端部近傍に水を供給して湿潤化させた後、前記原紙の両端部分にドライエッジ部を形成し、ブレード塗工により塗料を前記原紙に塗工してコート紙を製造するコート紙の塗工方法であって、前記原紙の耳端部位置を検出し、該検出信号に基づき前記水の供給位置及び前記ドライエッジ部の形成位置を制御することを特徴とするコート紙の塗工方法を提供することによって、達成される。
また、本発明の上記目的は、前記バッキングロールは洗浄水により洗浄されるようになっているコート紙の塗工方法を提供することによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、塗工用のバッキングロールに搬送される原紙の両端部近傍にシャワーノズルより水を供給して湿潤化させた後、ブレード塗工機の両端部に設けたマスキング部材により前記原紙の両端部分にドライエッジ部を形成し、前記ブレード塗工機により塗料を前記原紙に塗工してコート紙を製造するコート紙の塗工装置であって、前記シャワーノズルの上流側に設けた位置検出手段により前記原紙の耳端部位置を検出し、該検出信号に基づき前記シャワーノズル及び前記マスキング部材の幅方向位置を制御手段により制御することを特徴とするコート紙の塗工装置を提供することによって、達成される。
さらにまた、本発明の上記目的は、前記バッキングロールはフロークリンドクターにより洗浄されるようになっているコート紙の塗工装置を提供することによって、より効果的に達成される。
本発明によれば、走行する原紙に蛇行を生じても、塗工液の噴出幅及びドライエッジ部の幅が原紙の蛇行に追従して常に一定になるように制御され、かつ前記ドライエッジ部に対する水供給位置も制御されるので、バッキングロールの端部に余剰の塗工液が付着することを防止することができ、これにより塗工液に含まれる塗料が洗浄水等と共に流出することを未然に防止することができる。また、ドクターブレードが局部的に摩耗することを防止することができる。
以下、本発明の塗工方法及びその装置につき好ましい実施例に基づき詳述する。なお、本発明は必ずしも以下の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲において、その構成を種々なものに変更できるものであることはいうまでもない。
図1は、本発明の一実施形態に係わるコート紙塗工装置(以下、「本塗工装置」という)Cの概要を示す側面図であり、図2はその斜視図である。なお、以下では本発明に係わる塗工方法を本塗工装置Cと合わせて説明する。
これらの図において、1は図示しない搬送装置により矢印方向に搬送される塗工用の原紙、2は塗工用のバッキングロール、3は原紙1の耳端部1eの位置を検出する位置検出手段、4は原紙1の両端部近傍に水を供給するシャワーノズル、5は塗工液Lを塗工液噴射孔5sから原紙1の表面に塗工するファウンテン式のコーターヘッド、6はコーターヘッド5の両端部側上面に設けられ、塗工液噴射孔5sの両端部を遮蔽して原紙1にドライエッジ部1dを形成するマスキング部材、7は余剰の塗工液Lを掻き取るドクターブレード、8は洗浄水を水供給管8p1、8p2からバッキングロール2の表面に供給した後ドクターブレード8dによりクリーニングするフロークリンドクター、9はシャワーノズル4の横方向位置を制御する駆動装置、10はマスキング部材6の横方向位置を制御する駆動装置である。
すなわち、本塗工装置Cは、塗工用のバッキングロール2に搬送される原紙1の両端部近傍(実質的にはドライエッジ部1dに相当する領域)に水を供給して湿潤化させた後、ブレードコーター5の両端部上面に設けたマスキング部材6により原紙の両端部分にドライエッジ部1dを形成し、コーターヘッド5により塗工液Lを原紙1の表面に塗工してコート紙を製造するコート紙の塗工装置であって、シャワーノズル4の上流側に設けた位置検出手段3により原紙1の耳端部1e位置を検出し、この検出信号Sに基づき駆動装置9を介してシャワーノズル4の幅方向位置を制御し、同時に駆動装置10を介してマスキング部材6の幅方向位置を制御するように構成されている。
ここに、本発明で使用される塗工用の原紙1は、針葉樹や広葉樹を主原料とするパルプにサイズ剤、バンド、でんぷん、填料等が配合されてなる当分野では公知のものである。
また、塗工液Lを構成する塗工剤、すなわち塗料には、顔料及び接着剤が主成分として用いられる。顔料としては、カオリン及び炭酸カルシウムの他、用途やニーズ等に応じて、例えばデラミネーテッドクレー、焼成クレー、サチンホワイト、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、ベントナイト、セリサイト、シリカ、タルク、活性白土等の無機顔料や、ポリスチレン樹脂微粒子、尿素ホルマリン樹脂微粒子、微小中空粒子、多孔質粒子等の有機顔料など、公知の種々の顔料が用いられる。
また、接着剤としては、カゼイン、合成蛋白、大豆蛋白等の蛋白質類、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス、メチルメタクリレート・ブタジエン共重合体ラテックスほか公知の種々の接着剤が用いられる。
なお、上述した塗料の中には、例えばカオリンや炭酸カルシウム等は、洗浄水等と共に流出するとその微小粒子が増加して水質汚濁を招く恐れがあるので、その取り扱いには十分な配慮が必要である。
位置検出手段3は、一対の投受光器3aからなる公知の光電式の検出器で、原紙1の一端部側に設けられ、支持部材3bを介して装置本体に固定されている。投受光器3aは原紙1の耳端部1eの位置を常時検出し、位置検出信号Sを出力する。なお、この位置検出手段3は光電式のものに限定されるものではなく、例えばリミットスイッチ等による接触式のものであってもよい。
シャワーノズル4は、原紙1の両端部近傍に向けて水を吹き付ける3本のノズルパイプ4pを本体4bの表面側に備え、その裏面側は給水管4tを介して水及び、エア供給源に接続されているもので、原紙1の両端部側に設けられている。なお、ノズルパイプ4pの本数は必要に応じ適宜に増減される。本体4bは支持部材4aを介して駆動装置9に連結されている。このシャワーノズル4は後述するように駆動装置9によって原紙1の幅方向に移動される。ここに、シャワーノズル4により原紙1の両端部近傍、実質的にはドライエッジ部1dに相当する領域に向けて水を吹き付ける目的は、原紙1のドライエッジ部1dの形成領域を湿潤化することにより中央部の塗工面とドライエッジ部1dとの塗工量の差を調整し、余剰の塗工液Lがドライエッジ部1dに塗工されることを防止すると共に、バッキングロール2の両端部における発熱を防止することにある。
コーターヘッド5は、本体5bの上端部が山形状に形成され、この先端部には塗工液Lを噴射する塗工液噴射孔5sが原紙1の幅方向に沿って形成されている。本体5bの内部には塗工液供給管5pを介して所望の粘度に調製された塗工液Lが供給される。
マスキング部材6は、上述したように塗工液噴射孔5sの両端部を遮蔽して原紙1の両端部にドライエッジ部1dを形成するもので、前記コーターヘッド5の山形頂部と合致し、かつ塗工液噴射孔5sを遮蔽できるように形成された屋根状部材6yを備えている。この屋根状部材6yは支持部材6aを介して駆動装置10に連結されている。マスキング部材6は後述するように駆動装置10の駆動により、コーターヘッド5の山形頂部に沿って原紙1の幅方向に摺動する。
ドクターブレード7は、ステンレス製の母材7aの刃先部にセラミック製のブレード7bを備えてなる公知のもので、図示しない押圧支持部材により原紙1の塗工面に対し適度の押圧力をもって当接され、余剰の塗工液Lを掻き取るようになっている。なお、このブレード7bの材質や構造は種々のものを適用することができる。
フロークリンドクター8は、前述したドクターブレード7と実質的に同一な構造のドクターブレード8dを垂直下方に有する本体8bと、端部が洗浄水供給源に接続された水供給管8p1及びこの水供給管8p1から分岐された複数本(本例では4本)の水供給管8p2によって構成され、バッキングロール2の全幅を覆うようにして設けられている。ドクターブレード8dの刃先部、すなわちブレード8bの先端はバッキングロール2の表面に当接するように配置され、このドクターブレード8dの表面とバッキングロール2の表面とにより、図1に示すように、側面視で三角形状の水溜め部8tが形成されている。この水溜め部8tには洗浄水が水供給管8p1、8p2を介して供給され、バッキングロール2の洗浄に供した洗浄水は幅方向側端部に設けられた排水受け8y及び排水管8zを介して所定のタンクに回収されるようになっている。
図3は、駆動装置9の一実施例の内部構造を斜視図で示したものである。なお、本塗工装置1では駆動装置10についてもこの駆動装置9と実質的に同一な装置を採用しているので、対応する部位について対応する符号が括弧内に示されている。
図示するように、シャワーノズル4の支持部材4aはその基部が駆動装置9の内部においてラック9rに連結されており、このラック9rは正逆転可能なモータ9mによって回転されるピニオン9pと係合されている。モータ9mは位置検出手段3から出力される検出信号Sに基づき所定の方向に所定の角度だけ回転するようになっている。従って、モータ9mが回転するとラック9rが矢印方向、すなわち原紙1の幅方向に駆動され、これに伴いシャワーノズル4のノズルパイプ4pが同方向に移動される。なお、この駆動装置9(及び後述する駆動装置10)の駆動機構は、上述したようなラック9rとピニオン9pに限らず、例えばシャワーノズル4の支持部材4aをモータにより駆動されるベルトやチエーン等で移動させる等、種々の手段を適用することができる。
シャワーノズル4は以上のとおり構成されているので、走行する原紙1に蛇行が生じて原紙1の耳端部位置が変動しても、この変動に追従してノズルパイプ4pも移動し、これにより常にノズルパイプ4pから原紙1の両端部における所定領域に水を噴射することができる。
上述したように(図3において符号を括弧で示すように)、マスキング部材6を駆動する駆動装置10も同様に構成されているので、走行する原紙1に蛇行が生じて原紙1の耳端部位置が変動しても、この変動に追従してマスキング部材6の屋根状部材6yも移動し、この屋根状部材6yにより常に原紙1の両端部における所定領域を遮蔽し、これにより原紙1の両端部に常に一定幅のドライエッジ部1dを形成することができる。また、このように原紙1の両端部に常に一定幅のドライエッジ部1dを形成することは、とりもなおさず、コーターヘッド5の塗工液噴射孔5sの幅方向距離を常に一定に保持することに外ならず、これにより原紙1の表面に常に一定幅の塗工面を形成することができる。
本発明に係わる塗工方法及び塗工装置は以上のとおり構成され作用するので、本発明によれば、走行する原紙1に蛇行を生じても、図4に平面図で示すように、塗工液Lの噴出幅(すなわち塗工面の幅)W及びドライエッジ部1eの幅W1が原紙1の蛇行に追従して常に一定なるように制御され、かつ前記ドライエッジ部1eに対する水供給位置も制御されるので、バッキングロール2の端部に余剰の塗工液が付着することを防止することができ、これにより塗工液Lに含まれる塗料が洗浄水等と共に流出することを未然に防止することができる。また、原紙1の両端部においてドクターブレード7により余剰の塗工液Lを掻き取る必要がなくなるので、ドクターブレード7が局部的に摩耗することを防止することができる。
1 原紙
2 バッキングロール
3 位置検出手段
4 シャワーノズル
5 コーターヘッド
6 マスキング部材
7 ドクターブレード
8 フロークリンドクター
9,10 駆動装置
C 塗工装置
L 塗工液
2 バッキングロール
3 位置検出手段
4 シャワーノズル
5 コーターヘッド
6 マスキング部材
7 ドクターブレード
8 フロークリンドクター
9,10 駆動装置
C 塗工装置
L 塗工液
Claims (4)
- 塗工用のバッキングロールに搬送される原紙の両端部近傍に水を供給して湿潤化させた後、前記原紙の両端部分にドライエッジ部を形成し、ブレード塗工により塗料を前記原紙に塗工してコート紙を製造するコート紙の塗工方法であって、前記原紙の耳端部位置を検出し、該検出信号に基づき前記水の供給位置及び前記ドライエッジ部の形成位置を制御することを特徴とするコート紙の塗工方法。
- 前記バッキングロールは洗浄水により洗浄されるようになっている請求項1に記載のコート紙の塗工方法。
- 塗工用のバッキングロールに搬送される原紙の両端部近傍にシャワーノズルより水を供給して湿潤化させた後、ブレード塗工機の両端部に設けたマスキング部材により前記原紙の両端部分にドライエッジ部を形成し、前記ブレード塗工機により塗料を前記原紙に塗工してコート紙を製造するコート紙の塗工装置であって、前記シャワーノズルの上流側に設けた位置検出手段により前記原紙の耳端部位置を検出し、該検出信号に基づき前記シャワーノズル及び前記マスキング部材の幅方向位置を制御手段により制御することを特徴とするコート紙の塗工装置。
- 前記バッキングロールはフロークリンドクターにより洗浄されるようになっている請求項3に記載のコート紙の塗工装置。
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JP2004045792A JP2005232641A (ja) | 2004-02-23 | 2004-02-23 | コート紙の塗工方法及び塗工装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006132017A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Daio Paper Corp | 塗工紙の製造方法及び製造設備 |
KR20200114172A (ko) | 2019-03-27 | 2020-10-07 | 동강엠텍(주) | 무인으로 운항되는 반잠수식 레저보트 |
CN111871735A (zh) * | 2020-07-23 | 2020-11-03 | 浙江华邦特种纸业有限公司 | 一种涂布纸边干燥工艺及干燥装置 |
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2004
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