JP2005231562A - 建設機械のキャブパネル構造 - Google Patents

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Takeya Izumikawa
岳哉 泉川
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Abstract

【課題】 化粧板67が右パネルと別個に設けられており、部品数が多くなり、かつ、溶接等の作業が必要になり、キャブの制作費が増大するという課題を解決し、見栄の良い右側壁を提供すること。
【構成】
右パネルの窓枠の下側縁から内側上方に向けて突出する化粧板を右パネルと一体的に形成し、化粧板の立設面が窓ガラスの一部と重合うと共に、後方に向かって窓ガラスから離隔するように形成し、ガラス窓の前端下部における視界を確保するように構成したてことを特徴とする。
【選択図】
図1

Description


この発明は、建設機械のキャブパネル構造に関するものであり、更に詳細には、キャブ前方右側の視界を確保するキャブパネル構造に関するものである。
従来から油圧ショベル等の建設機械のキャブ左側に昇降口を設けると共に作業機をキャブの右側に設けている。そして、キャブの視界を向上させると共に作業機の操作を容易にするために正面窓の他に、更に、右パネルにも窓を設けている。しかし、一方において、雨降り時に正面窓をクリーンにするためのワイパーや、キャブ内の温度調節のためのエアコン等の吹出し口をキャブ内に設ける必要があり、キャブ内のスペースが限定されていることから前方右側にワイパー駆動装置等を配置しなければならない場合もある。このため、従来の建設機械では右側前方の視界の一部を犠牲にしていた。例えば、特許文献1、特許文献2では右側窓の下側が制限され、視界が狭くなっている。
特開平11−21952号公報(建設機械のキャブ用送風装置) 特開2000−2038号公報(空調装置)
図7に他の従来の建設機械のキャブ右パネルの斜視図を示す。 図7において、右パネル51に右窓52が設けられている。また、キャブ前面には着脱可能な前面下窓53と上下にスライド可能な開閉窓54が設けられている。溝58は開閉窓を上下にスライドさせる際のガイド溝である。また、キャブ前面側方には開閉窓54用のワイパー55が設けられている。キャブの運転席(図示省略の)の両側には上面に操作レバー59を装備した操作ボックス60が配設され、更に、操作ボックス60の前方には空調用ダクト等を覆うためのカバー57が設けられている。なお、カバー57には空気噴出し口57a、57bが設けられている。
図8は上記従来機における右パネル51の構成例を示した図である。キャブ側壁80は、キャブの外壁としての機能を有する他に多様な機能を持たせるために複雑な形状に形成されている。例えば、外周部分を柱状に膨らませて柱(ピラー)としての機能を持たせたり、凹ませて溝状部分を形成して前面窓を上下にスライドさせるガイドを形成したり、窓ガラスの取付部分を形成したりしている。図8において、右パネル51の中央部には窓ガラス取付部61が設けられ、その外側に強度を増加するために凹凸に形成したピラー62が右パネル51の外周に設けられている。なお、図8ではピラー62を簡略化して3本の実線で表記している。
図8に示すように、右パネル51にはキャブ内の空調を行うための空調用ダクト59が取り付けられ、更に、ワイパー55の駆動装置(モータ等も含む)58も取り付けられている。なお、図中の空調用ダクト59の端59aは図示省略のエアコンに接続されている。これらの取り付けられた機器を隠して内部を美しく見せるためのカバー57がパネルに取り付けられる。従来の右パネルには空調用ダクト59等をキャブ右側前方に配置し、カバー57を設けたために窓ガラスの前方下端部が制限されたり、或いは、前方下端部に窓ガラス取付部61を拡張しても、カバー57に遮られて視界が広くならないという課題があった。
本出願人はこの課題を解決した発明を行って、特許文献3の出願を行っている。特許文献3はまだ未公開のために以下に簡単に説明する。
特願2003−334698号出願(建設機械のキャブ構造)図9はこの出願発明を説明するための組立て図であり、図10(A)は、矢印A−Aから見た右側前方部分の平面断面図を示し、図10(B)は、矢印B−Bから見た正面断面図を示す。図9において、窓ガラス65(又は窓ガラス取付部61a)の左側下端部分が、図8と比較すれば明らかなように、前方方向に拡張されている。また、拡張部分の視界を確保するためにワイパー55の駆動装置58や空調用ダクト59が図10に示すように、キャブの後方に向かって右パネル51との隙間が大きくなるように斜めに配置されている。駆動装置58、空調用ダクト59の背後(右パネル51側の面)を覆うための化粧板67が右パネル51(又は右ピラー62)の内側面に溶接などにより固設されている。化粧板67はL字形状のアングルに構成されており、底部67bは端部が右パネル51と平行になるように略3角形状に構成されている。これによって、オペレータの視界(図の矢印に示す)が確保されるように構成されている。
上記出願発明では、化粧板67が右パネルと別個に設けられており、部品数が多くなり、かつ、溶接等の作業が必要になるため製作費用も増大するという課題があった。更に見栄も良くないという課題があった。

本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、上記の課題を解決したパネル構造を提供することを課題とする。
本発明は上記の課題を解決するための手段として以下の構成を採用している。即ち、
請求項1に記載の発明は、キャブの右側壁にガラス窓を設けた建設機械のキャブ構造において、該右側壁を右ピラーと右パネルで構成し、該右パネルに窓枠を設けると共に、該窓枠の下側縁から内側上方に向けて突出する化粧板を該右パネルと一体的に形成し、該キャブの右側前方下部における視界を確保するように構成したてことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記右パネルは、前記右ピラーと一体的に形成したことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記右パネルは、右ピラーと独立に形成し、溶接等の手段により右ピラーに固設したことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3に記載の発明において、前記右パネルは内側パネルと外側パネルの2枚のパネル板で構成したことを特徴している。
本発明は、右側前方の視界が大きくなり、作業が容易になるという効果の他に、化粧板を右パネルと一体的に形成したことにより、キャブの構造が簡単になり、部品点数及び溶接作業を削減できることから製作費用が抑えられ、更に、美観が向上するという効果が得られる。

以下本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、実施例1の組立図を示し、図2は要部の拡大斜視図を示す。図3(A)は要部の矢印A−Aから見た断面平面図を示し、図3(B)は要部の矢印B−Bから見た断面正面図を示す。図1〜図3において、右側壁11の右ピラー12は右パネル13と一体的に形成されている。また、右パネル13の下端縁部には下部ピラー10が右パネル13と一体的に形成されている。なお、右側壁11は外側パネル11bと内側パネル11aの2枚のパネル板で構成されている。また、窓ガラス15を貼り付けるための窓ガラス貼付部14が図1に示すように右パネル13の上半部分に設けられている。更に窓ガラス貼付部14の前方下縁から化粧板16がキャブ内側上方向に突出するように右パネル13を延長して設けられている。化粧板16は空調用ダクト20、ワイパー駆動装置21を取付けた場合にその背後の目隠しをして美観を向上させると共に窓ガラス15の前方下端部分の視界を見易くさせるためのものである。なお、空調用ダクト20等はカバー22によって覆われ、美観が向上されている。
図2に示すように、化粧板16は水平部18と立設部17とから構成されており、窓ガラス貼付部14の左側下端部(キャブの右側前方下端部)の右パネル13から延長して折り曲げ加工され、一体的に形成されている。なお、この部分の右パネル13はピラー12と共に、化粧板16も含めて全体として一体的に構成されている。化粧板16の水平部18は立設部17がキャブ後方に向けて窓ガラス15との隙間が大きくなるように設けられている。これによって、化粧板16は上記の視界を確保されている。この部分のカバー22との関連を図3に示す。図3(A)は化粧板16の構造を説明した断面平面図である。図3(B)は図3(A)の矢印B−Bからの断面正面図である。なお、図3(A)の矢印はオペレータの視線方向を表している。
図3(A)、(B)に示すように、右ピラー12と右パネル13は一体的に形成されていると共に両者は内側パネル12a、13aと外側パネル12b、13bとから構成されている。図から理解できるように、化粧板16の水平部18は右ピラー13の窓ガラス貼付部14の前方下縁部からキャブ内側上方向に突出するように内側パネル13a、外側パネル13bを延長して設けられている。同様に、立設部17(17a、17b)はピラー部12(12a、12b)の貼付部14の前方縁からキャブ内側後方向に突出するように内側パネル12a、外側パネル12bを延長して設けられている。
以上に説明したように、実施例1の構成によれば、化粧板16を右パネル13と一体的に形成したことにより、キャブの構造が簡略になり、部品点数及び溶接作業を削減できることから制作費が抑えられ、更に、美観が向上するという効果が得られる。
図4は、実施例2の組立図を示し、図5は実施例2の要部の拡大斜視図を示す。図6(A)は要部の断面平面図を示し、図6(B)は図6(A)の矢印B−Bから見た断面正面図を示す。実施例2は実施例1と同様な構成部分を有しており、同様な部分は同一の参照番号を付して詳細な説明を省略する。相違する部分について主に説明する。図4〜図6において、右パネル13は右ピラー12と別個に製作され、製作後右パネル13を図5の矢印に示すように右ピラー12の内側面に溶接により固設する(図5参照)。従って、右パネル13の外側パネル13bの溶接部分は平坦に形成されている。
また、図5に示すように、化粧板16の水平部18は右パネル13の左側端部(キャブの前方下縁)の窓ガラス貼付部31に相当する部分から、キャブ内側方向に突出するように内側パネル13a、外側パネル13bを延長して設けられている。同様に、立設部17(17a、17b)は右パネル13(13a、13b)の前方縁部からキャブ内側上方向に所定の傾斜角度を維持しながら突出するように内側パネル13a、外側パネル13bを延長して設けられている。これによって、図6(A)に示すように、運転席(図の矢印部分)から窓ガラス15の前方下端部を見たときの視界が確保されると同時に内側に配置されている空調用ダクト20やワイパー駆動装置21の煩雑な部分が視界から隠されているために窓ガラス15を通してキャブ前方下端部が見易くなっている。
以上に説明したように、実施例2は右パネル13を右ピラー12と独立に構成した点が実施例1と異なるのみで、他の構成は同一である。従って、実施例1と同様に、化粧板を右パネルと一体的に形成したことにより、キャブの構造が簡略になり、部品点数及び溶接作業を削減できることから制作費が抑えられ、更に、美観が向上するという効果が得られる。
以上本発明の実施形態を図面に基づいて詳述してきたが、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
本発明を実施した実施例の組立図を示す。 上記実施例の要部斜視図を示す。 上記実施例の要部の平面断面図(A)と正面断面図(B)を示す。 別の実施例の組立図を示す。 上記実施例の要部斜視図を示す。 別実施例の要部の平面断面図(A)と正面断面図(B)を示す。 従来の建設機械キャブの右サイドの斜視図を示す。 図5の右サイドの組立図を示す。 出願発明(特許文献3)の右サイドの組立図を示す。 出願発明の要部の平面断面図(A)と正面断面図(B)を示す。
符号の説明
10 下部ピラー
11 右側壁
12 右ピラー
13 右パネル
14、31 窓ガラス貼付部
15 窓ガラス
16 化粧板
17 立設部
18 水平部
20 空調用ダクト
21 ワイパー駆動装置
22 収納カバー

Claims (4)

  1. キャブの右側壁にガラス窓を設けた建設機械のキャブ構造において、該右側壁を右ピラーと右パネルで構成し、該右パネルに窓枠を設けると共に、該窓枠の下側縁から内側上方に向けて突出する化粧板を該右パネルと一体的に形成し、該キャブの右側前方下部における視界を確保するように構成したてことを特徴とする建設機械のキャブパネル構造。
  2. 前記右パネルは、前記右ピラーと一体的に形成したことを特徴とする請求項1に記載の建設機械のキャブパネル構造。
  3. 前記右パネルは、右ピラーと独立に形成し、溶接等の手段により右ピラーに固設したことを特徴とする請求項1に記載の建設機械のキャブパネル構造。
  4. 前記右パネルは内側パネルと外側パネルからなる2枚のパネル板で構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1に記載の建設機械のキャブパネル構造。
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