JP2005231049A - 画像形成方法および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リプリント処理可能な画像形成装置において、画像属性や装置構成に拘らず、正常なリプリント出力を確実に得ることができるようにする。
【解決手段】出力条件データ登録部710は、出力処理時における出力条件とオリジナル画像とを対応付けてデータ保持装置712やサーバ装置8に登録する。リプリント処理時には、出力条件照合部730は、この出力処理時において適用可能な種々の出力条件と元原稿特定処理部720が登録先から読み出した前回の出力条件とを照合する。条件変更判定部740は、出力条件照合部730の照合結果に基づいて、前回の出力条件の修正要否を判定する。出力制御部750は、条件変更判定部740の判定結果が修正必要である場合、前回の出力条件を修正し、この修正後の出力条件に従って画像を形成して出力するように画像出力部30や給紙部80を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、たとえばプリンタ装置、複写装置、あるいはそれらの機能を有する複合機など、所定の記録媒体に画像を形成する画像形成方法および装置に関する。より詳細には、ハードコピー画像の複製などに際して好適な、オリジナル画像を利用したリプリント処理技術に関する。
近年、コンピュータはLAN(Local Area Network)によって相互接続されることが多く、プリンタ機能だけでなく、コピー機能やファックス機能などを備えたマルチファンクション(Multi Function)画像形成装置など多様な周辺機器群も、LAN接続が可能となっている。
フロアなどの構内接続としてのLANは、1つのユーザグループとして接続機器の共有使用、データ転送を可能としているが、地理的に離れた場所にある幾つかのLANを、高速総合デジタルネットワーク(ISDN)回線や、公衆電話回線などにより接続することにより、WWW(World Wide Web )などのインターネットに代表されるWAN(Wide Area Network)を構成し、各コンピュータ内に搭載されるネットワークオペレーティングシステムの機能を利用して、データやファイルの転送、共有、あるいはプリンタの共有などを行なうことができるようになっている。
たとえば、プリンタの共有においては、文書作成ソフトや表計算ソフトなど様々なアプリケーションソフトを使用して作成したデータをプリンタドライバソフトウェアによりプリンタ制御言語データに変換して印刷ジョブを生成し、この印刷ジョブを、プリントサーバを介してもしくは直接にプリンタへ転送し、そのプリンタにて印刷出力処理を行なう。
この際、一度使用したデータ供給源から入力される印刷ジョブを装置内の記憶装置やサーバ装置(たとえばプリンタサーバ)に保存しておき、再出力の指示があった場合は、保存しておいた印刷ジョブを使用して、画像生成手段で画像を生成して出力する機能を備えた装置も提案されている。また、複写ジョブについても、プリンタにおける再出力と同様に、一度読み取った原稿画像を記憶装置やサーバ装置(たとえばスキャンサーバ)に保存しておき、再出力に際して、原稿の読取りを省略して出力の高速化を図る機能を備えた装置も提案されている。このような再出力を行なう機能に関しては、たとえば特許文献1〜3を参照するとよい。
特開2001−105668号公報 特開2003−044236号公報 特許第3175364号公報
このような再出力を行なう機能に依れば、たとえば印刷ジョブであれば、一度送信した印刷ジョブを再度出力する必要が生じた際にも、ドライバを用いて印刷データを再生成・再送する必要がなくなるため、再出力の処理効率を高め出力の高速化を図ったり、ネットワーク負荷を低減したりする効果が得られる。
プリンタや複写装置がネットワークを介して共有されていたり、プリンタサーバやスキャンサーバなどのサーバ装置を利用したりする形態では、保存しておいたジョブデータの照会や出力指示を可能なように構成することで、自装置(プリンタや複写装置)で出力した印刷ジョブや複写ジョブの再利用に限らず、他装置にて出力したジョブデータを使用することもでき、1つの文書資源を複数の装置間で共有することが可能となる利点もある。
これら再出力に関わる機能を以下リプリント機能という。ここで、リプリント機能を実現する際には、通常、画像サイズや向きといった画像属性や、使用トレイや排出口などの給排紙口指定あるいはフィニッシング指定など、使用した装置との関わりの強い装置属性など、使用された出力条件の内容を反映したジョブ属性とジョブデータからなるプリントレディーフォーマットを保存しておく。プリントレディーフォーマットとして保存された印刷ジョブデータや複写ジョブデータの全体を、以下保存ジョブという。
そして、リプリント処理時には、クライアント端末の操作画面やプリンタあるいは複写装置の操作パネルなどを用いて、格納済みの保存ジョブの情報を取得し、希望する保存ジョブに対して出力指示を行なう。
この再利用時には、たとえば、ユーザ指示を受け付けて印刷ジョブ内容を更新する仕組みや(特許文献2参照)、オリジナル原稿を特定するための符号画像データを予めオリジナル原稿に埋め込んでおき、コピー原稿を利用した複写ジョブ時には、読み取った画像データに含まれる符号画像データを抽出して、それに基づいて、当該画像データの元となったオリジナル原稿を探し出す仕組み(特許文献3参照)も提案されている。
また、サーバなどで印刷ジョブを保存しておき、その印刷ジョブの指示内容を確認する仕組みや、ネットワークで接続されている出力装置(プリンタや複写装置)における、ハード構成、故障、使用頻度、紙切れなど管理する仕組みや、印刷ジョブの指示内容に対応できる出力装置に並行してデータを送信することで負荷分散する仕組みや、出力装置からの正常終了したことの通知を受けるまで、印刷ジョブを保存しておき、故障や紙切れなどの状況がおきた場合に、ジョブの指示内容に対応できる他の出力装置データを送信し、確実に出力する仕組みなども提案されている。
しかしながら、従来例に示したリプリント処理機能においては、上述したような利点がある反面、以下に説明するような、幾つかの問題点もある。
たとえば、図10は、従来のリプリント処理対応のシステム構成を示す図である。このシステム構成はプリントサーバを用いてリプリント処理機能を実現するようになっている。このようなプリントサーバを用いたリプリント処理機能の場合、一旦クライアント端末から出力装置に出力する際に、プリントレディーフォーマットのドキュメントをプリントサーバで管理しておく。クライアント端末で必要なファイルを開き、印刷指示をしなくても、必要な時に(出力装置近くにある)サーバから直接印刷指示が可能になる。また、原稿を出力装置でコピーと同様の操作(プラテンでスキャン)することで、オリジナルの綺麗な出力が得られる。ともに、出力装置近辺での簡単な操作で、既出力物の綺麗な出力(コピーでないもの)が得られるという利点がある。
しかしながら、このようなプリントサーバを用いたリプリント処理機能では、プリントサーバ920が出力装置930の近くにあることが重要であり、基本的には図10(A)に示すように、プリントサーバ920(PS1)と出力装置930が1対1対応になっている。したがって、このような構成では、誰かがクライアント端末910(ユーザパソコンPC)から出力装置(たとえば複合機MF1)930を使用していた場合には、その操作が終了するまで他人はその出力装置930(MF1)で印刷出力することができない。
図10(B)に示すように、1つのプリントサーバ920(PS1)を複数の出力装置930(M1,MF2)に対応するように構成することも考えられるが、この場合、複数の出力装置930(M1,MF2)が互いに離れていると、少なくともどちらか一方は、出力装置930の近くにプリントサーバ920があるという利点が損なわれる。この点に関してはプリントサーバのユーザインターフェースにWeb(World Wide Web)を利用するなどの改善が提案されている。
また、プリントレディーフォーマットには、プリントサーバ920に登録される際の画像属性や装置属性と言った出力条件が含まれるため、1つのプリントサーバ920を複数の出力装置930に対応するように構成すると、登録されたときと違う出力装置930に出力する際には、給紙トレイ構成やフィニッシャなどの、プリントレディーフォーマットの一部を変更する必要が生じる。
この場合、ユーザは装置構成を把握することは容易でないので、実際上は、どのように変更したらよいか分からない。結果として、適正な条件で出力装置を使用できず、正常なリプリント出力を得ることができない。つまり、前回の出力時に使用した出力装置と今回の出力時に使用する出力装置とが異なる場合には、給紙トレイ構成などを前回使用の出力装置に合わせることは難しい。
また、図10(C)に示すように、各出力装置930にそれぞれプリントサーバ920を1対1に対応させる構成も考えられるが、この場合、今出力したい出力装置930がどのプリントサーバ920に対応しているのかを知る必要がある。しかしながら、ユーザはその対応を知ることは容易でないので、現実的でない。
また、1つのプリントサーバ920がネットワーク上の全ての出力装置930に対応する場合は、上記図10(B)に示した構成と同様の問題が顕在化し、上記図10(B)の構成における改善案であるWEBを利用する方法においても、全ての出力装置930の装置構成を管理するのも大変であり、1つのプリントサーバにアクセス(問合せ)が集中するなどのネットワーク負荷の問題も発生する。
また特許文献3に記載の仕組みでは、原稿識別コードから特定されるオリジナル原稿の画像データを原稿識別コード参照して検索して特定される場所から、使用を希望する出力装置のメモリ(ハードディスクなど)上にコピーし、記録紙に印字するようにしている。
ここで、自装置内の記憶内容を検索してヒットしなければ、ネットワーク接続されている他の出力装置の記憶内容の検索を行なうことで、原稿が他の出力装置で作成された子コピーであっても、その複写元のオリジナル原稿を特定できるようにしている。これに依れば、同一の機能を持った出力装置である限り、装置間で通信することで、どの出力装置でも出力できるように思えるが、実際には、このような構成だけでは、満足した出力物が得られない。
何故なら、出力装置それぞれで、使用時点におけるトレイ構成やフィニッシャの有無など、装置環境が異なるケースが多々ある。たとえば、縦置きや横置きと言った用紙配置形態、また、A4,B4,A3などの出力希望用紙サイズとそれに対応した給紙トレイの存在の有無など、どのトレイにどの用紙がどのような向きでセットされているかは、出力装置それぞれで違う。
また、保存されているオリジナル原稿の画像データが、どのような向きやサイズで記憶されているかも特定できない。このため、オリジナル原稿を読み出してそのまま出力すると、たとえば画像がA4横向きで記憶されていて、A4縦置きの用紙に出力されると、正常な出力が得られない。つまり、満足する出力物を得るには、記憶されている画像データの画像サイズや方向などの画像属性と使用する出力装置のトレイ構成などのハードウェア属性(装置属性)との対応を採る必要がある。しかしながら、この対応付けをユーザが行なうことは難しい。
何故なら、ユーザは、保存されているオリジナル原稿の画像属性を知ることは容易でないし、装置構成を把握することも容易でないので、実際上は、どのように対応付けをしたらよいか分からない。結果として、適正な条件で出力装置を使用できず、正常なリプリント出力を得ることができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、リプリント処理時に、出力を希望する画像属性や使用を希望する装置構成に拘らず、正常なリプリント出力を確実に得ることのできる仕組みを提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成方法は、オリジナル画像を使用して画像を所定の記録媒体に形成して再出力する画像形成方法であって、先の(第1の)出力処理時における第1の出力条件とオリジナル画像とを対応付けて所定の記憶媒体に登録しておき、先の出力処理以降の出力処理である第2の出力処理時すなわちリプリント処理には、先ず、このリプリント処理時において適用可能な種々の第2の出力条件と記憶媒体から読み出した先の出力条件とを照合する。
そして、この照合結果に基づいて、先の出力条件の修正の要否を判定し、先の出力条件の修正が必要である場合には、先の出力条件を修正し、この修正後の出力条件に従って画像を形成して出力する。
ここで、オリジナル画像は、第1の出力処理時と第2の出力処理時との間での相対的なものであり、絶対的なものである必要性はない。つまり、第2の出力処理時に取得される印刷ジョブ指定された印刷データや複写ジョブ時における読み取った読取画像に対しての元の画像であればよい。なお、複製使用が繰り返されるケースでは、一連の複製における大元の画像をリプリント処理時のオリジナル画像とすることが、画質上最も望ましいのは言うまでもない。
本発明に係る画像形成装置は、前記本発明に係る画像形成方法を実施するのに好適な装置であって、第1の出力処理時における第1の出力条件とオリジナル画像とを対応付けて所定の記憶媒体に登録する出力条件データ登録部と、第1の出力処理以降の出力処理である第2の出力処理時に、第2の出力処理時において適用可能な第2の出力条件と記憶媒体から読み出した第1の出力条件とを照合する出力条件照合部と、出力条件照合部による照合結果に基づいて、第1の出力条件の修正の要否を判定する条件変更判定部と、条件変更判定部の判定結果が修正必要である旨を示していることを条件として、第1の出力条件を修正する出力条件変更部とを備えるものとした。
また従属項に記載された発明は、本発明に係る画像形成装置のさらなる有利な具体例を規定する。さらに、本発明に係る画像形成方法や画像形成装置は、電子計算機(コンピュータ)を用いてソフトウェアで実現することもでき、このためのプログラムやこのプログラムを格納した記録媒体を発明として抽出することも可能である。プログラムは、コンピュータ読取り可能な記憶媒体に格納されて提供されてもよいし、有線あるいは無線による通信手段を介して配信されてもよい。
本発明に依れば、先の(第1の)出力処理時に、そのときの出力条件とオリジナル画像とを対応付けて登録しておき、次の(第2の)出力処理時、つまりリプリント処理時には、このリプリント処理時に使用する出力装置とオリジナル画像との関係で適用可能な種々の出力条件の中から、登録しておいた先の出力処理時の出力条件とを照合して、先の出力条件の修正の要否を判定し、修正が必要である場合には、その先の出力条件を修正するようにした。
これにより、少なくとも、同一の機能を持った出力装置である限り、どの出力装置でも、画像属性や装置構成に拘らず、正常なリプリント出力を確実に得ることができる。出力を希望するオリジナル画像の画像属性と使用を希望する出力装置の装置属性との対応付けを自動的にでき、ユーザはその対応付けを基本的には意識する必要はないので、取り扱いが容易である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
<画像出力システムの構成>
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を備えた画像出力システムの概要を示す図である。この画像出力システム1は、出力処理対象の画像を入力する画像入力端末3と、画像入力端末3から送付された画像に基づいて所定の記録媒体に画像を形成する画像出力端末7と、画像入力端末3からの画像を一次的に保持し所定の条件の元でその画像を画像出力端末7に渡すサーバ装置8とが、ネットワーク9により相互接続可能に構成されている。
なお、図では、特に画像出力端末7を多数配してネットワーク構成しているが、これは一例を示したに過ぎず、多数の画像入力端末3がネットワーク9に接続可能であるし、サーバ装置8も1台に限らず複数がネットワーク9に接続されていてもよい。
ネットワーク構成としては、フロアなどの構内接続としてのLANに限らず、WWWなどのインターネットに代表されるWANなどであってもよい。何れの構成においても、LANやWANは、ファイルサーバやプリントサーバなどのサーバ装置8を中心に画像入力端末3や画像出力端末7を含んでコンピュータ群として構成されている。そして、各装置内に搭載されるネットワークオペレーティングシステムの機能として、データやファイルの転送、共有、あるいは画像出力端末7の共有などを行なう各種プロトコルに対応し、これにより、画像出力サービスシステムとして利用可能になっている。
画像入力端末3は、画像出力に供し得る画像データを取得し画像出力端末7に提供し得るものであればよく、様々な装置形態を採り得る。たとえば、デジタルドキュメント(以下単にドキュメントという)DOCを作成し、また編集などの処理をする、たとえばパソコン(パーソナルコンピュータ)3a、カラースキャナ3b、デジタルカメラ3c、またはハードディスク装置や光磁気ディスク装置あるいは光ディスク装置などのデータ格納装置3d、さらにはFAX装置3eなど、任意数の画像入力ソースを含み得る。
画像入力端末3のそれぞれには、ドキュメントDOC作成のために、それぞれに適したハードウェアや、文書作成ソフトや表計算ソフトなどの様々なアプリケーションプログラムなどが組み込まれる。たとえば、画像入力端末3側にて用意されるドキュメントDOCを表す電子データは、画像出力端末7で処理可能な画像フォーマット(たとえば、JPEG、BMP、PNGなど)で記述される。
またたとえば、パソコン3aで作成された文書ファイルは、たとえばプリンタなどで印刷出力するために、図形、文字などの拡大、回転、変形などが自由に制御できるページ記述言語(PDL:Page Description Language )で記載されたデータとして画像出力端末7に送られる。データを受け取った画像出力端末7は、印字前に出力単位ごと(1ページごと)に画像データをレンダリング(描画展開)してから画像出力部(プリンタエンジン部)にラスタデータを出力する。
たとえば、ユーザは、アプリケーションを使用して作成した文書データを、オペレーティングシステムの一機能として組み込まれるプリンタドライバによりPDLデータに変換した後、印刷ジョブとしてプリントスプーラに一時的に格納して、所定のタイミングでその印刷ジョブを、ネットワーク9に接続された所望の画像出力端末7に直接に転送を行なって出力させることができる。また、サーバ装置8を介してネットワーク9上に接続された画像出力端末7へ印刷ジョブの転送を行なうこともできる。
また、画像出力端末7にて一旦画像を出力した後には、そのジョブデータを画像出力端末7内のデータ保持装置やサーバ装置8に保存しておき、再度使用することもできる。この再利用の際には、画像入力端末3からの文書データファイルを開いて印刷指示を発する必要はなく、ジョブデータを指示することで、PDLデータの再生成などの処理を割愛して高速化を図ることができるようになっている。
複写ジョブの場合も同様であり、画像読取部10を用いて一度読み取った画像を画像出力端末7内のデータ保持装置やサーバ装置8に保存しておき、再度使用することで、原稿の読取りを省略して出力の高速化を図ることもできる。
<画像出力端末の構成例>
図2は、画像出力端末7の一構成例を示した概略図である。画像出力端末7は、本発明に係る画像形成装置の一例であって、たとえば複写機能、ページプリンタ機能、およびファクシミリ送受信機能を備えたいわゆる複合機(マルチファンクション機)で、デジタルプリント装置として構成されている。
この画像出力端末7は、大まかに、原稿を読み取る画像読取部10、入力された画像データに対して所望の画像処理を施す画像処理機能と端末全体の動作を制御する制御機能とを備えたコントローラ部20、コントローラ部20からの画像データに基づいて所定の記録媒体に可視画像を形成して出力する画像出力部30、および内蔵の給紙トレイ82あるいは手差しトレイ83の内の何れかから記録媒体としての印刷用紙を画像出力部30に搬送する給紙部80を備える。コントローラ部20は、画像出力部30内の画像読取部10と画像出力部30との境界近傍に配された処理基板38上に設けられている。画像出力端末7の図中右側には、オプションで、図示しないフィニッシャが取付可能になっている。
各給紙トレイ82は、通常の使用に際して(たとえば、メンテナンス時を除いて)、装置本体に対して着脱不可能な構成のものであってもよいし、着脱可能なものであってもよい。内蔵の給紙トレイ82としては、たとえば、A4,B4,A3の各サイズや使用済用紙(再利用用紙)や色紙など、複数段が配される構造となっている。一例として、図ではA4/縦置き(Short )の給紙トレイ82a、B4/縦置き(Short )の給紙トレイ82b、およびA3/縦置き(Short )の給紙トレイ82cの3段構成となっている。
各給紙トレイ82は、使用済の記録媒体用としてあるいは未使用の記録媒体用として固定的に使用されるものではなく、画像出力端末7のユーザインタフェース部15(操作パネル部15a)やパーソナルコンピュータなどの画像入力端末における操作メニュー画面(たとえばプリンタドライバによる)などのユーザインタフェースを介したソフトウェア設定によって、用紙種別(ここでは、使用済の記録媒体であるか否か)の使用目的を自由に設定して使用することができるようになっている。
たとえば、給紙トレイ82cを使用済用紙(A4)として設定することができるし、操作パネル部15aのトレイ設定メニュー画面(図示せず)から、直ちに、給紙トレイ82bを使用済用紙用のトレイとして設定することもできる。複数の給紙トレイ(たとえば、82b,82c)を使用済用紙用として設定することもできる。
内蔵の各給紙トレイ82は、記録媒体としての印刷用紙のサイズを検知するための印刷用紙サイズ検知部88を有する。印刷用紙サイズ検知部88は、印刷用紙のサイズに対応する位置で、印刷用紙の先端をたとえば光学的に検出してサイズ検知信号を得、このサイズ検知信号をコントローラ部20に送る。
また画像出力端末7は、ネットワーク9に接続される90を介して外部機器に接続可能になっている。たとえば、接続ケーブル90は、CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)型LAN(Local Area Network;たとえばIEEE802.3)やギガビット(Giga Bit)ベースのLAN(以下纏めて有線LANという)9aによりパソコン3aなどの画像入力端末3に接続される。
あるいは一般加入電話網(PSTN:Public Switched Telephone Network )9bを介してFAX装置3eなどの画像入力端末3に接続される。なお、一般加入電話網PSTNに代えて、ISDN(Integrated Switched Digital Network )またはインターネットを含む他の通信媒体を利用してファクシミリをやり取りするようにしてもよい。
また、画像出力端末7は、たとえばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. ;米国電気電子学会)1394規格のデバイス3fやUSB(Universal Serial Bus)2.0規格のデバイス3gなどとも接続可能となっており、これらのデバイス3f,3gからデジタル画像データを受け付けることもできる。あるいは、これらデバイス3f,3gを介してリモートで画像出力端末7を制御することもできるようになっている。
このような構成により、画像出力端末7は、前述のように、画像読取部10にて読み取った画像の印刷機能すなわち複写機能に限らず、接続ケーブル90を介してパソコンなどの画像入力端末から取得した文書データや画像ファイルなどに基づいて画像を印刷するいわゆるプリント機能や、電話回線やその他の通信インタフェースを介して取得したFAXデータやその他の画像データに基づいて印刷出力する機能も備えるようになる。
さらに、画像出力端末7は、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP:Simple Network Management Protocol)などの、ネットワークを構築するための各種機器やネットワーク上に接続されたコンピュータなどを含む装置の遠隔管理を行なうための通信プロトコルにも対応可能なネットワーク機器になっている。
これらのプロトコルを実装したネットワーク機器として構成される場合には、ネットワーク管理ソフトウェアにより、ネットワーク9上の遠隔地から各種機器を管理することができ、たとえば、画像出力端末7をプリンタや複写機として機能させる場合には、プリンタ機能や複写機能の情報の取得、状態監視、状態変化時の通知、初期化制御などを行なうことができる。
この機能は、たとえば、ネットワーク9上の各装置(ネットワーク機器)を管理する管理装置が備えるだけでなく、サーバ装置8が備えることも可能であるし、一方の画像出力端末7が、他方の画像出力端末7について、プリンタ機能や複写機能の情報の取得、状態監視、状態変化時の通知、初期化制御などを行なう機能として備えることもできるようになっている。
これにより、一方の画像出力端末7に保存されているジョブデータを再利用(リプリント機能、ストア印刷機能、保存ジョブ機能、あるいはボックス機能などともと呼ばれる)する際には、自装置にて当該装置構成を確認してから出力することに限らず、他方の画像出力端末7にて出力させる場合に、画像出力端末7の装置構成を確認してから、その装置構成に対して適切なジョブ指定となるようにしてから出力指示を発することができる。
勿論、自装置にて出力した後にジョブデータをサーバ装置8に保存しておき、後にそのジョブデータを再利用する際にも他方の画像出力端末7にて出力させることもでき、この場合にも、他方の画像出力端末7の装置構成を確認してから、その装置構成に対して適切なジョブ指定となるようにしてから出力指示を発することができる。
画像読取部10は、プラテンカバーの機能も備え、原稿を図示しない読取台(プラテンガラス)上の読取位置まで搬送し排紙する循環機能のないドキュメントフィーダ(ADF(自動原稿搬送)装置)12と、装置使用のためのガイダンス情報や所定の情報処理結果や管理情報などを表示する操作パネル部15aやオペレータからの装置に対する種々の指示入力を受け付けるための操作キー部15bを有するユーザインタフェース部15とを有している。なお、操作パネル部15aや操作キー部15bに代えて、あるいはこれらとともに使用される大型ユーザインタフェースあるいはメンテナンス画面を備えたユーザインタフェース装置(図示せず)を設けてもよい。
画像読取部10は、画像入力端末の機能を備えており、たとえばCCD固体撮像素子の全幅アレイを使用して、読取位置へ送られた原稿に光を照射することで、原稿上の画像を読み取り、この読み取った画像を表す赤、緑、青のアナログビデオ信号をデジタル信号へ変換し、コントローラ部20の画像処理機能部へ送る。
このようにして、読取りが完了すると、コントローラ部20の画像処理機能部は、画像読取部10からの赤、緑、青の画像データR,G,Bに基づいて、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のオンオフ2値化トナー信号を得、各トナー信号を画像出力部30に出力する。
画像出力部30は、装置本体として機能しており、画像形成ユニット32と、両面ユニット34と、手差しトレイ35と、サイドトレイ36a(本例では複数)を有する排紙ユニット36と、1枚もしくは複数枚(図は複数枚で例示)の処理基板38とを含む。画像形成ユニット32は、画像読取部10にて得られた画像信号により表される画像を、電子写真式を利用して、普通紙上に可視画像を形成する(印刷する)すなわち複写する。
このため、画像形成ユニット32は、たとえば画像出力端末7をデジタル印刷システムとして稼働させるためのラスタ出力スキャン(ROS)ベースのプリントエンジン33と内蔵トレイ37とを備える。
画像形成ユニット32は、カラー出力対応とする場合には、たとえばK(ブラック),Y(イエロ),M(マゼンタ),C(シアン)の各色に対応した個別のプリントエンジン33を縦続配置したタンデム構成にする。
内蔵トレイ37は小型のもので、用紙サイズもA4サイズ以下のもの(A4,B5,A5など)にしか対応できない。
なお、電子写真方式のプリントエンジンとしては、タンデム構成のものに限らず、たとえば、単一の感光体ユニット(印刷エンジン)で各色の画像を順に形成しつつ、これを1色ずつ転写体に重ね転写してカラー画像を形成するマルチパス型あるいはロータリー型のものとしてもよい。もちろん、カラー出力対応の構成に限らず、モノクロ(白黒)出力対応のものとしてもよい。
また、ここで示した装置構成は電子写真方式を利用した画像形成装置について説明しているが、これに限定するものでなく、感熱式、熱転写式、インクジェット式、あるいは同様な従来の画像形成処理を利用してもよい。
また、内蔵トレイも一例として用紙サイズがA4サイズ以下の小型のものとしているが、これに限らず、B4やA3などのA4サイズを超える大型トレイに対応するようにしてもよい。
処理基板38には、画像出力部30用の処理部(特に画像処理部や制御部)だけでなく、コントローラ部20の画像処理機能部や画像出力端末7全体の種々の処理をするための回路が搭載される。たとえば、画像出力端末7内に構築された資源であるドキュメントフィーダ12、操作パネル部15a、画像読取部10の図示しない画像読取ユニット(スキャナ部)、画像形成ユニット32、両面ユニット34、排紙ユニット36、あるいは給紙トレイ82などを制御する回路が搭載される。
この処理基板38には、半導体製の記憶媒体が搭載され、たとえば、複写アプリケーション、プリンタアプリケーション、ファクシミリ(FAX)アプリケーション、あるいは他のアプリケーション用の処理プログラムが格納される。
画像処理部や制御部の機能を持つコントローラ部20は、専用もしくは汎用のハードウェアあるいはソフトウェアで組み込むとよい。ソフトウェアで組み込む場合、コントローラ部20を、たとえばコンピュータシステム(電子計算機)を利用して構築するとよい。
画像読取部10は、画像入力端末の機能を備えており、たとえばCCD固体撮像素子の全幅アレイを使用して、読取位置へ送られた原稿に光を照射することで、原稿上の画像を読み取り、この読み取った画像を表すアナログビデオ信号をデジタル信号へ変換し、コントローラ部20の画像処理機能部へ送る。
コントローラ部20の画像処理機能部から出力される画像信号に同期して、用紙が複数(A4,B4,A3)の給紙トレイ82の内の何れかから画像出力部30へ給紙されると、画像出力部30の画像形成ユニット32は、その用紙の一方の面に、コントローラ部20の画像処理機能部から送られたK,Y,M,Cのトナー信号に基づいて可視画像を形成する。
両面ユニット34は、一方の面に画像が形成された用紙を裏返し、再び画像形成ユニット32にその用紙を給紙する。これにより、画像が用紙の他方の面に形成され、両面複写や両面プリントが完了される。
画像形成ユニット32から排出される用紙あるいは両面複写済み用紙や両面プリント済み用紙は、排紙ユニット36により、ページ順に連続的にあるいは1ページごとにソートされる。
なお、プリントレディーフォーマットは、ジョブ特性(出力条件など)とオリジナル文書からなるものである。たとえば、印刷ジョブの場合であれば、プリントレディーフォーマットは、ユーザより指定された印刷条件の内容を反映した印刷ジョブ属性と印刷ジョブ(PDLデータ)からなる。出力処理後には、積極的な廃棄指示がない限り、再利用可能なように装置内の図示しない記憶手段(たとえばハードディスク装置など)やサーバ装置8に保存しておく。
また複写ジョブの場合にも同様であり、プリントレディーフォーマットは、そのときの複写ジョブ属性と複写画像データからなる。積極的な廃棄指示がない限り、再利用可能なように装置内の図示しない記憶手段(たとえばハードディスク装置など)やサーバ装置に保存しておく。
印刷ジョブのプリントレディーフォーマットPRFとしては、具体的には、本願出願人が提案しているPLW(Printer Language for Windows(R))を利用するとよい。この“PLW”は、Windows(登録商標)との親和性が高いページ記述言語であり、特にネットワーク転送時間とプリントデータ作成時間を短縮でき、高速プリントを実現するのに都合のよい言語である。勿論、プリントレディーフォーマットPRFは、PLWに限らず、ジョブデータの出力条件を特定可能なものであれば、どのような形態、手法、言語を用いてもよい。
印刷ジョブ属性や複写ジョブ属性としては、たとえば600dpi(Dot Per Inch)や300dpiという出力解像度、カラー出力かモノクロ出力かのカラーモード、階調処理の有無、印刷ジョブにおける転送された(PDLを描画展開された)画像や複写ジョブにおける読取画像の向き、出力部数、あるいは割付印刷(N−up)といった描画環境に関わる画像属性がある。
また、印刷ジョブ属性や複写ジョブ属性としては、片面印刷か両面印刷かという面指定、用紙サイズ、通常紙、色紙、あるいはフィルムなどの記録媒体種(紙種)、手差しトレイ83か各給紙トレイ82の何れかという給紙口指定、サイドトレイ36aを使用かオプションのフィニッシャ(図示せず)を使用かという排紙口指定あるいはステープルやソートモードなどのフィニッシング指定などの、使用する装置構成と関わりのある装置属性がある。
さらには、印刷ジョブ属性や複写ジョブ属性としては、ジョブ処理後も当該画像出力端末7が備えるハードディスク装置やサーバ装置8などの記憶手段へのデータ保存の指示をする属性(保存指示属性)もある。
印刷ジョブ属性や複写ジョブ属性をジョブデータに含めて保存しておくのは、再利用(リプリント)の際に、以前に出力した条件との照合を行なうことで、同じ条件で出力可能とするためである。たとえば、デジタル複合機として画像出力端末7を構成する場合、ソータやフィニッシャなどのオプション機器の装着状態や設定可能な出力条件は装置ごとに異なることがあるし、同一の装置であっても装置構成が切り替えられる場合がある。
このため、画像出力端末7として備えている機能情報を印刷ジョブ属性や複写ジョブ属性としてジョブデータと対応付けて保存しておき、出力時に現時点の装置構成との照合を行なうことで、単にオリジナルデータを利用したリプリントを行なうだけでなく、装置環境が以前の出力時と異なる場合であっても、適切な出力ができるようにする。この印刷ジョブ属性や複写ジョブ属性をジョブデータと対応付けて保存しておくリプリント処理機能についての詳細については後述する。
<画像出力端末の装置構成の組替え例>
図3は、プリンタ本体としての画像出力部30との組合せにおいて使用されるソータやフィニッシャなどの周辺機器を説明する図である。画像出力端末7は、プリンタ本体としての画像出力部30のみで構成される場合や画像読取部10との組合せで複写装置として使用されることに限らない。
たとえば、図3に示すように、画像読取部10の図中左側に配置されるサイドトレイ220や両面ユニット(DU)240、あるいは、画像読取部10の下部に配置される給紙部80を有してなるトレイキャビネット300、さらには画像読取部10の図中右側に配置されるフィニッシャ500などが組み合わされて構成されることもある。
ここで、トレイキャビネット300は、画像読取部10の下部に設置済の内蔵トレイ37のさらに下に配される構成となっている。このトレイキャビネット300としては、内蔵トレイ37の下部に第2の給紙トレイ(TRAY2 )312を設置する2トレイマウントキャビネット(2Tray MC)310や、内蔵トレイ37の下部に第2の給紙トレイ322、第3の給紙トレイ332、および第4の給紙トレイ342をこの順に設置する4トレイマウントキャビネット(4Tray MC)320などが使用できる。
あるいは内蔵トレイ37の下部部に第2の給紙トレイ352を配置し且つさらにその下部に、第3の給紙トレイ362と第4の給紙トレイ372とを並べて配置する大容量トレイモジュール(TTM MC;Tandem Tray Module)350も使用できる。
またフィニッシャ500は、図中の画像読取部10の右側に配置されるようになっている。そしてこのフィニッシャ500としては、たとえば用紙受取部510、水平トランスポート部(H-Tra )520、内部にステープラを収容したフィニッシャ部540、用紙収容部(スタッカトレイ;StackerTray )560、および架台部570を有するものが使用できる。
図2に示した画像出力端末7は、排紙ユニット36にサイドトレイ36aが取り付けられ、両面ユニット34を排紙ユニット36内に収容して、加えて、内蔵トレイ37を含んで4トレイ構成となるようにする4トレイキャビネット320が、画像読取部10および画像出力部30にて構成される画像出力装置(複写機、プリンタ、複合機)に組み合わされている状態を示している。
この装置構成は、図2に示した構成例に限らず、自由に組み替えが可能であり、たとえば、ある時点で複写ジョブを実行した後、その複写ジョブデータを自装置内のハードディスク装置やサーバ装置8に保存しておいた後、再利用のためジョブデータ読み出したときには、以前の出力時と装置構成が切り替っていることもある。
このため、たとえば、前回の複写ジョブ時には4トレイマウントキャビネット320が存在する構成で複写処理を行なったが、今回の複写ジョブ時には、4トレイマウントキャビネット320が存在せず、A4サイズ以下のもの(A4,B5,A5など)にしか対応できない内蔵トレイ37を使用せざるを得ないケースが起こり得る。
この場合、最初の複写ジョブでは、たとえば4トレイマウントキャビネット320のA3トレイを使用してA4サイズ原稿を見開きで等倍にて複写した場合を考えると、読み取られた処理画像はA3横向きで、A3/横置きトレイを使用したものとして複写ジョブ属性が複写ジョブデータに含められて保存される。そして、リプリント処理時には、複写ジョブデータを読み出して出力するのであるが、内蔵トレイ37には、A3/横置き用紙を収容できないので、このままでは以前と同じ条件での出力処理を行なうことができない。
このため、本実施形態の画像出力端末7においては、このように装置環境が以前の出力時と異なる場合であっても、適切な出力ができるようにするリプリント処理機能を備えている。以下、このリプリント処理機能について説明する。
<リプリント機能のブロック図>
図4は、画像出力端末7におけるコントローラ部20によるリプリント処理に着目した機能ブロック図である。
図示するように、リプリント機能を実行するコントローラ部20は、先ず、画像出力端末7全体の動作を制御する中央制御部702と、出力処理の都度、その出力処理時における出力条件とその際に使用したオリジナル画像OGとを対応付けて登録する出力条件データ登録部710を備えている。
ここで、オリジナル画像は、印刷ジョブであれば画像入力端末3から転送されたPDL言語記述の印刷ジョブデータであり、複写ジョブであれば画像読取部10にて読み取った複写ジョブデータ(読取画像)である。
出力条件データ登録部710は、ハードディスク装置などからなるデータ保持装置712を有し、当該出力条件データ登録部710にてデータを保存する機能を持っていてもよい。つまり、画像出力端末7がサーバ機能を備えていてもよい。また、出力条件データ登録部710には記憶部を持たずに、ネットワーク9を介して接続されているサーバ装置8に保存する機能のものであってもよい。
出力条件データ登録部710は、出力条件(印刷条件や複写条件)の内容を反映した印刷ジョブ属性や複写ジョブ属性をPLWなどをとして印刷ジョブデータや複写ジョブデータに付加したプリントレディーフォーマットとして、画像出力端末7内のハードディスク装置などからなるデータ保持装置712やネットワーク9を介して接続されているサーバ装置8に保存する。この保存処理は、出力処理後でよく、ユーザからの積極的な廃棄指示がない限り、オリジナル画像OGを再利用可能なように、データ保持装置712やサーバ装置8に保存しておく。
なお、出力条件の内容を反映したジョブ特性とオリジナル画像OGとの対応付けが可能である限り、具体的な対応付けの手法は問わない。たとえば、オリジナル画像OGの付加情報としてジョブ特性を記述して1つのデータ(プリントレディーフォーマット)として取り扱うようにしてもよいし、オリジナル画像OGとジョブ特性とを別ファイルとしつつ両者のリンクを採るようにしてもよい。オリジナル画像OGの付加情報としてジョブ特性を記述したプリントレディーフォーマットであれば、1つのデータのハンドリングだけで済むので、データ転送時などにおける取り扱いが容易である。
またコントローラ部20は、前回の出力処理以降の出力処理である今回の出力処理時に、この今回の出力処理時において使用する画像の元となるオリジナル画像OGを検索して取り込む検索処理部の一例である元原稿特定処理部720と、この今回の出力処理時において適用可能な出力条件と、データ保持装置712やサーバ装置8から読み出した前回の出力条件とを照合する出力条件照合部730とを備えている。
プリントレディーフォーマットPRFに記述される印刷ジョブ属性や複写ジョブ属性としては、出力解像度、カラー/モノクロのカラーモード、階調処理の有無、画像の向き、出力部数、割付印刷といった描画環境がある。また、面指定、用紙サイズ、通常紙、色紙、記録媒体種、給紙口指定、排紙口指定、フィニッシング指定などの装置属性がある。
リプリント処理である今回の出力処理時において適用可能な出力条件は、データ保持装置712やサーバ装置8に記憶されているオリジナル画像OGの画像サイズや方向などの画像属性条件(描画環境)と今回使用される装置のトレイ構成やフィニッシャの有無などの装置構成と関わりのあるハードウェア条件で決まるものである。ここで、画像属性条件は、プリントレディーフォーマットPRFから特定できる。また、装置構成を示す装置属性は、言うまでもなく、当該コントローラ部20自身が特定できるものである。
元原稿特定処理部720は、今回の出力処理時において使用する画像の元となるオリジナル画像OGを検索し、そのオリジナル画像OGおよび対応するジョブ特性(出力条件など)を取り込むことができるものである限りどのような構成であってもよい。
たとえば、出力条件データ登録部710は、特許第3175364号公報に記載の技術のように、オリジナル原稿を探し出すための情報(以下原稿特定コードという)を、出力処理の都度、出力画像に埋め込んでおき、元原稿特定処理部720は、処理対象画像(たとえば画像読取部10を用いてスキャンした画像)の埋込部分から原稿特定コードを復元して元のオリジナル画像OGを検索する手法を採用できる。
この場合、検索処理の自動化ができるので、ユーザの手を煩わせることがない。また、ユーザからオリジナル画像OGのファイル名や登録先などの情報入力を受け付けて検索する手法を採用することもできる。ここでは、これらの詳細についての説明を割愛する。
なお、検索対象の登録箇所は、たとえば自装置内蔵のデータ保持装置712やサーバ装置8の他、他装置のデータ保持装置712もその検索対象としてよい。検索手順としては、たとえば、先ず自装置のデータ保持装置712を検索して、復元した原稿特定コードに一致する原稿特定コードが記憶されていない場合には、次にサーバ装置8を検索し、一致する原稿特定コードが記憶されていない場合には、さらに他装置のデータ保持装置712を検索する、というようにすればよい。
こうすることで、自装置で出力されたものだけでなく、原稿が他装置で出力されたものであっても、またそのオリジナル画像OGがサーバ装置8や他装置に保存されていても、その複写元のオリジナル画像OGの登録箇所を特定して、オリジナル画像OGおよび対応するジョブ特性を取得することができる。
また、ファイル格納先が、使用を希望する出力装置から離れたところに位置するサーバ装置8や他の画像出力端末7であっても、オリジナル画像OGおよび対応する印刷特性を確実に取得して適切な出力を得ることができる。
また、特許第3175364号公報に記載の技術のように、オリジナル原稿を探し出すための情報(以下原稿特定コードという)を画像に埋め込んでおき検索処理時に利用する構成とすれば、検索処理を自動化することができ、これにより、ユーザは、ファイル格納先を知らなくても、適切な出力を得ることができる。このことは、ファイル格納場所が複数(たとえばサーバ装置8が複数)であっても、また、出力を機能する画像出力端末7とは異なる他の画像出力端末7であっても、同様である。
またコントローラ部20は、出力条件照合部730による照合結果に基づいて、前回の出力条件の修正の要否を判定する条件変更判定部740と、条件変更判定部740の判定結果に基づいて出力処理を制御する出力制御部750とを備えている。
出力制御部750は、リプリント処理を行なう際、オリジナル画像OGの登録時に指定した印刷ジョブ属性や複写ジョブ属性のうち、たとえば、給紙口や排紙口、用紙サイズなど、そのジョブ属性の一部を今回の装置構成に応じて変更可能に構成されている。つまり、出力制御部750は、条件変更判定部740の判定結果が、前回の出力条件を示すプリントレディーフォーマットPRF内のジョブ特性の修正が必要である旨を示していることを条件とし、そのプリントレディーフォーマットPRFを修正する出力条件変更部の機能を有している。
たとえば、出力制御部750は、条件変更判定部740の判定結果が出力条件の変更を要する旨を示しているときには、前回の出力条件を現時点の装置構成上で適応可能な範囲で自動的に修正する。たとえばA4/縦置きをA4/横置きにするなどのトレイの自動切替えを行なう。
また、出力制御部750は、前回の装置構成上では取り得なかった条件を今回の装置構成上では適用可能な場合には、変更可能内容を操作パネル部15a上でユーザに提示し操作キー部15bを介してユーザ指示を受け付ける。
また、出力制御部750は、前回の装置構成上では取り得た条件が、今回の装置構成上では取り得ないものである場合には、その旨のメッセージを操作パネル部15aに提示したり、スピーカなどの音声通知部15dを介して音声メッセージで通知したりする。
図5は、オリジナル画像OGの登録手法の一例を説明する図である。データ保持装置712やサーバ装置8へオリジナル画像OGを登録する際には、データ保持装置712やサーバ装置8を利用するプリント指示を発する。この指示は、たとえば原稿特定コードを付すかどうかをチェックするだけでよい。
原稿特定コードを付すとチェックされた場合は、コントローラ部20は、登録先を特定する識別情報(たとえばサーバID番号)と、オリジナル画像OGを特定する識別情報(たとえば画像ID番号)からなる識別情報をコード化してオリジナル画像OGの一部に付して出力する。この仕組みは、複写ジョブ時の場合には、たとえば、特許第3175364号公報に記載の技術を利用すればよい。一方、印刷ジョブ時の場合には、この指示はクライアント端末(たとえばパソコン3a)にてプリンタドライバ画面で行なえばよい。
データ保持装置712やサーバ装置8などの登録先を特定する識別情報(以下サーバ識別情報ともいう)はIPアドレス、もしくは各サーバ機械番号などの一意に決まるものであればよい。
また、IPアドレスやサーバ機械番号を直接IDとして使う必要もなく、図5(A)に示すように、ID番号と実IPアドレスがどこかで管理されていれば、図5(A)の表に記載の“001”や“002”、“003”などを、登録先を特定するID番号として使用することができる。
なお、オリジナル画像OGやジョブ特性の登録先は1箇所に限定されず、複数のサーバ装置8に登録するなど、これらのファイル格納場所は、複数であってもよい。オリジナル画像OGなどのデータ消失を防止する観点では、バックアップとして、複数箇所に登録しておくことも可能である。
一方、オリジナル画像OGを特定する識別情報(以下画像識別情報ともいう)は、たとえば印刷ジョブの場合であれば、出力指示のあったクライアントのパソコン3aのIPアドレスや時間、あるいはファイル名などから一意に作成したものであればよい。複写ジョブの場合には、画像出力端末7のIPアドレスや時間などから一意に作成したものであればよい。
また、サーバ識別情報と同様に、図5(B)に示すように、ID番号と実ドキュメント名が管理されていれば、図5(B)の表に記載の“001”や“002”、“003”などを、オリジナル画像OGを特定するID番号として使用することもできる。
図6および図7は、プリントレディーフォーマットPRFの一例を説明する図である。具体的には、プリントレディーフォーマットPRFには、原稿画像サイズや向きなどの画像属性と、トレイ指定情報や片面/両面指定情報などの装置属性がヘッダに記載される。
たとえば、図6に示す第1例は、出力先をメイントレイ、給紙トレイとしてトレイ1を指定したものの例を示し、図7示す第2例は、出力先をソータ、給紙トレイとしてトレイ2、ステープラ止めを左2箇所に指定したものの例を示している。主要行の意味を説明すると以下の通りである。
L10行:排紙口指定であり、メイントレイ(MAINTRAY)やソータなどのオプショントレイ(たとえばSORTER_100など)を設定可能であり、デフォルトはメイントレイである。なお、“BIN100”は、ソータの排紙トレイ(ビン)の数が100であることを示す。この場合、ソータでの100部を越える丁合はできない。
L11行:フィニッシャ指定としてのステープラ設定であり、無効(OFF )、左上、右上、あるいは左2箇所(LEFT_2)などを設定可能であり、デフォルトは無効である。
L12行:面指定であり、片面印刷(SIMPLEX )、両面印刷(DUPLEX)、裏面印刷(使用済用紙の使用)を設定可能であり、デフォルトは片面印刷である。
L15,L16行:L15が画像サイズおよび向き(縦置き/横置き)を設定可能であり、L16が給紙口指定であり、前回の出力処理時に使用された条件が記述される。
L17,L18,L19行:オリジナル画像OGの識別情報が記述されている。図示した例では、ファイル名L17、オリジナル画像OGに対しての出力指示のあった時間L18、および出力装置のIPアドレスL19を利用している。
<リプリント機能;処理手順>
図8は、リプリント機能を実行する処理手順の一例を示したフローチャートである。ここでは、ユーザは、出力対象のジョブデータをサーバ装置8に登録するものとする。
本例において、サーバ装置8に登録してあるジョブデータを使用してリプリント処理を行なう場合、原稿に付された原稿特定コードを読み取り、登録済みのオリジナル画像OGおよびそれに対応するジョブ特性を特定してサーバ装置8から読み出す。そして、基本的にはオリジナル画像OGを用いた前回の出力条件と同等の出力条件で、また必要に応じて今回の出力装置の装置構成に適した条件に修正することで、オリジナル原稿と同等の品質の画像出力を行なう。以下具体的に説明する。
ユーザは、先ず、この装置で出力させるという、使用を希望するカラー複写装置(以下出力対象装置ともいう)を決める。出力対象装置は、ユーザの目前にある装置であってもよいし、ネットワーク接続された装置であってもよい。何れにしても、「この装置で出力させる」ということを決める。以下、複写ジョブの場合を例に、目前の装置を使用してリプリントする事例で説明する。
ユーザは、画像読取部10を使用して、処理対象の原稿を読み取る。なお、原稿の全面を読み取る必要はなく、オリジナル画像OGを特定するための原稿特定コードをスキャンすれば足りる(S110)。画像読取部10を利用した読取りに限らず、たとえば画像出力端末7に付した専用のコードリーダ(図2では図示を割愛)などを利用してもよい。
画像読取部10は、読み取った原稿特定コード(もしくは原稿特定コードを含む読取画像の全体)を、コントローラ部20の元原稿特定処理部720に渡す。元原稿特定処理部720は、画像から原稿特定コードを復元して、コード情報を解釈する(S112)。そして、解釈したコード情報に基づいて、オリジナル画像OGおよびそれに対応するジョブ特性の登録先(たとえばサーバID)やドキュメントIDを特定する(S114)。
この後、元原稿特定処理部720は、オリジナル画像OGの登録先に接続して通信処理を行なうことで(S116)、オリジナル画像OGと前回の出力時における出力条件を示すジョブ特性から成るプリントレディーフォーマットを取得する(S118)。元原稿特定処理部720は、取得したプリントレディフォーマットPRFを出力条件照合部730に渡す。これにより、オリジナル画像OGが他の画像出力端末7で出力されたものであっても、その複写元のプリントレディーフォーマット(オリジナル画像OGおよびジョブ特性)を特定して取り込むことができる。
出力条件照合部730は、プリントレディーフォーマットPRF内のジョブ特性の情報と出力装置として使用する画像出力端末7の現時点の装置構成との間にミスマッチがあるか否かを判定する(S120)。つまり、今回の出力処理時に使用する装置構成おいて適用可能な出力条件の中に、前回の出力処理時の出力条件をそのまま適用でき得るか否かを判定する。出力条件照合部730は、その照合結果を条件変更判定部740に通知する。
条件変更判定部740は、出力条件照合部730の照合結果が、ミスマッチがある旨を示している場合には、前回の出力条件の修正は必要であると判断しその旨を出力制御部750に通知する(S120−YES)。これを受けて、出力制御部750は、修正可能な範囲で(S122−YES)、前回の出力条件を示すプリントレディーフォーマットPRF内のジョブ特性を、現時点の装置構成に適合するように自動的に修正する(S124)。この場合、ユーザの手を煩わせることがないので、使い勝手がよい。
なお、適応可能な条件が複数ある場合などには、候補の条件を操作パネル部15a上でユーザに提示(情報提供)してユーザ指示を受け付けるようにする(S124)。この場合、選択候補の中からユーザの希望に応じたものを選択できるようになるので、ユーザフレンドリーな構成になる。
また、出力制御部750は、前回の装置構成上では取り得た条件が、今回の装置構成上では取り得ないものである場合には、その旨のメッセージを操作パネル部15aに提示する、あるいは音声通知部15dを介して音声メッセージで通知するなど、条件修正が不可能である旨をユーザに通知する(S122−NO,S126)。
この場合、今回出力しようとしている装置のハードウエア構成(例たとえばトレイ構成など)を変更することで、出力可能な場合は、ユーザーにその旨を通知する。この場合、ユーザーが指示通りに行なえば出力が可能になる。また、今回出力しようとしている装置のハードウエア構成(たとえばトレイ構成など)を変更した場合でも、出力不可能な場合は、近隣の出力可能は装置を提示する。この場合、ユーザーが選択候補の中から選択することで、その出力装置により、出力される。
一方、条件変更判定部740は、出力条件照合部730の照合結果が、ミスマッチがない旨を示している場合には、前回の出力条件の修正は不要であると判断し、その旨を出力制御部750に通知する(S120−NO)。
これを受けて、出力制御部750はさらに、プリントレディーフォーマットPRF内のジョブ特性の情報と出力装置構成から変更可能な機能があるか否かを判定する(S130)。たとえば、前回の装置構成上では取り得なかった条件を今回の装置構成上では適用可能な場合である。
変更可能な機能がある場合、出力制御部750は、ユーザの指示に基づいてプリントレディーフォーマットPRF内のジョブ特性を修正する(S130−YES、S132)。なお、変更可能な機能の内容を操作パネル部15a上でユーザに提示してユーザ指示を受け付けるようにするとよい。新たに設定し得る条件があれば、ユーザの希望に応じた条件を設定できるようになるので、ユーザフレンドリーな構成になる。
たとえば、図7に示した第2例のプリントレディーフォーマットPRFに基づいてフィニッシャのない画像出力端末7で出力しようとした場合、出力制御部750は、プリントレディーフォーマットPRF内のジョブ特性の自動修正の部分で、図6に示した第1例に示すような内容に自動修正する(S124)。
逆に、図7に示した第1例のプリントレディーフォーマットPRFに基づいてフィニッシャのある画像出力端末7で出力しようとした場合には、プリントレディーフォーマットPRFの情報と出力装置構成にミスマッチがないため、出力制御部750は、プリントレディーフォーマットPRF内のジョブ特性の自動修正処理(S124)では何もしない。
また、フィニッシャがあるので、ステープラ止めなどが可能であるため、出力制御部750は、ユーザインタフェース部15にてユーザに変更可能内容を示し、ユーザの指示を仰ぐ。そして、ユーザの指示に基づいて、プリントレディーフォーマットPRF内のジョブ特性を変更する(S132)。
出力制御部750は、上述した一連のプリントレディーフォーマットPRF内のジョブ特性修正処理が完了した後には、画像出力部30や給紙部80を制御して、オリジナル画像OGを用いたリプリント出力処理を実行する(S140)。
以上説明したように、本実施形態の構成に依れば、プリントレディーフォーマットPRFを利用して、オリジナル画像OGと対応付けて前回の出力条件を示すジョブ特性を登録しておき、リプリント処理時には、その出力条件情報とリプリント処理時の装置構成とを照合し、ミスマッチがあるなど条件修正が必要である場合には出力条件を修正可能に構成した。
出力条件情報を示すプリントレディーフォーマットPRF内のジョブ特性には、原稿サイズや方向などの画像属性と、トレイ指定情報や片面/両面指定情報などの装置属性を記載してあるので、前回の出力条件(画像属性と装置属性)を特定できる。
このうち、画像属性(原稿情報)に関しては、基本的には、今回のリプリント処理時にもそのまま適用される。装置属性に関しては、今回のリプリント処理時の装置構成との対応を採る必要が生じ得るが、原稿情報および出力装置のハードウェア構成から、たとえば、トレイ指定やステープラ止め指定などを、プリントレディーフォーマットPRFに対して自動変更することができる。
また、出力装置のハードウェア構成から変更可能な出力条件(たとえばステープラ止め指定)をユーザインタフェースに表示し、ユーザによる変更指定に基づいて、プリントレディーフォーマットPRFを変更することもできる。
つまり、リプリント処理時に使用する出力装置のハードウェア構成が分かれば、それに対応するように出力条件を編集することが可能である。これにより、同一の機能を持った画像出力端末7である限り、どの装置でも適切な出力ができる。
また、片面/両面指定などをユーザが変更指示したときに、それに対応する出力条件情報を編集することが可能である。つまり、希望により、ユーザが欲する状態で出力することもできる。
さらに、オリジナル画像OGの格納先を検索可能な構成としたので、ファイル格納先が、リプリント処理時に使用する出力装置から離れたところに位置するサーバ装置8であっても、オリジナル画像OGを取得して利用することで、適切な出力が得られる。ユーザは、ファイル格納先を知らなくても、リプリント出力が可能である。勿論、ファイル格納場所が複数(サーバが複数)であっても、適切な出力が可能である。
このように、本実施形態に依れば、画像出力端末7として備えている機能情報を印刷ジョブ属性や複写ジョブ属性としてジョブデータに含めて保存しておき、出力時に現時点の装置構成との照合を行なうことで、単に画像の再現に際して、原稿が複製原稿であっても、オリジナルデータを利用したリプリントを行なうことにより、オリジナル原稿の場合と同等の画質の複写画像を形成する機能(常に子コピーを作成する機能)を持つだけでなく、装置環境が以前の出力時と異なる場合であっても、適切な出力ができるようになる。
たとえば、自装置でのリプリントではなく、他の画像出力端末7を利用したリプリント時でも、その他の画像出力端末7が自装置と同一の機能を持っている限り、どの装置でも適切な出力ができる。また、必要に応じて出力条件を変更することで、ユーザが欲する状態での出力も可能になる。また、ファイル格納先が出力希望装置から離れた場所に存在する場合や複数箇所である場合であっても、何らの不都合が無く出力できる。
<電子計算機での構成例>
なお、上述したオリジナル画像OGとジョブ特性を利用してリプリント処理を行なう仕組みは、ハードウェア処理回路により構成することに限らず、その機能を実現するプログラムコードに基づいて電子計算機(コンピュータ)を用いてソフトウェア的に実現することも可能である。
よって、本発明に係る画像形成方法や画像形成装置を、電子計算機(コンピュータ)を用いてソフトウェアで実現するために好適なプログラムあるいはこのプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体を発明として抽出することもできる。ソフトウェアにより実行させる仕組みとすることで、ハードウェアの変更を伴うことなく、処理手順などを容易に変更できる利点を享受できるようになる。
電子計算機に一連のリプリント処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ(組込マイコンなど)、あるいは、CPU(Central Processing Unit )、論理回路、記憶装置などの機能を1つのチップ上に搭載して所望のシステムを実現するSOC(System On a Chip:システムオンチップ)、または、各種のプログラムをインストールすることで各種の機能を実行することが可能な汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
記録媒体は、コンピュータのハードウェア資源に備えられている読取装置に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気などのエネルギの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、読取装置にプログラムの記述内容を伝達できるものである。
たとえば、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクFDを含む)、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory )、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc )を含む)、または半導体メモリなどよりなるパッケージメディア(可搬型の記憶媒体)により構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROMやハードディスクなどで構成されてもよい。または、ソフトウェアを構成するプログラムが、有線あるいは無線などの通信網を介して提供されてもよい。
たとえば、リプリント処理機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、ハードウェア処理回路にて構成する場合と同様の効果は達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体がリプリント処理の機能を実現する。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することで、リプリント処理を行なう機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(Operating Systems ;基本ソフト)などが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によってリプリント処理を行なう機能が実現される場合であってもよい。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によってリプリント処理を行なう機能が実現される場合であってもよい。
なお、リプリント処理を行なう機能を実現するプログラムコードを記述したファイルとしてプログラムが提供されるが、この場合、一括のプログラムファイルとして提供されることに限らず、コンピュータで構成されるシステムのハードウェア構成に応じて、個別のプログラムモジュールとして提供されてもよい。
<電子計算機を利用した画像出力端末のハードウェア構成例>
図9は、CPUやメモリを利用してソフトウェア的に画像形成装置としての機能を持つ画像出力端末7を構成する、すなわちパーソナルコンピュータなどの電子計算機の機能を利用して画像出力端末7を構築する場合のハードウェア構成例を示した図である。ソフトウェアとしては、リプリント処理機能用だけでなく、たとえば、ブラウザアプリケーションやメールアプリケーション、ファクシミリ(FAX)アプリケーション、あるいは他のアプリケーション用の処理プログラムなども組み込まれていていよい。また、ネットワーク9を介して外部とのデータを送受信したりするための制御プログラムも組み込まれるとよい。
この画像出力端末7は、コンピュータ装置100を主要部として、原稿を読み取る画像読取部(スキャナユニット)10と、操作パネル部15aおよび操作キー部15bを含むユーザインタフェース部15と、プリントエンジン33を有する画像形成ユニット32と、給送処理を行なう給紙部80と、電源部126とを備えている。
本実施形態の画像出力端末7は、画像入力端末3からネットワーク9を介してあるいは画像読取部10を用いて原稿画像を読み取ることで印刷ジョブや複写ジョブの各データを取得すると、この取得したジョブデータ(プリントレディーフォーマット)に記述されている出力条件と現時点の装置構成とに基づいて、またユーザインタフェース部15を介したユーザ指示に応じて、ユーザの希望するサイズや希望する枚数だけ、オリジナル画像OGを用いてリプリント出力可能になっている。本実施形態において、この出力要求に応えるための処理機能部分を、ソフトウェアで組み込む構成としている。
図9に示すように、画像出力端末7を構成するコンピュータ装置100は、これら画像出力端末7全体の動作制御やそのほかの演算や制御の各処理機能をなすCPU110と、不揮発性の記憶部の一例であるROM130と、書換可能な記憶部の一例であるRAM140とを備える。
また、画像出力端末7におけるリプリント処理機能をなす全ての処理をソフトウェアで行なうのではなく、これら機能部分の一部をハードウェアにて行なうための処理回路160を設けてもよい。特に、出力用のY,M,C,Kの各色データを生成する画像処理機能部分に関しては、処理の重たい部分であるので、半導体回路を用いた専用の機能部分として設けることで、スループットを高めるようにするのがよい。
また、コンピュータ装置100は、たとえばハードディスク装置174など、大容量かつ不揮発性の記憶媒体からデータを読み出したり記録したりするための記録・読取装置を備えている。
またコンピュータ装置100は、ネットワーク9との間のインタフェース機能をなすネットワークIF(インタフェース)部158を備えている。ネットワークI/F部158は、ISDNやインターネットなどの通信網との間の通信データの受け渡しを仲介する。
なお、図示しないが、インタフェース部としては、ネットワークIF部158の他に、たとえば、ユーザインタフェース部15との間のインタフェース機能をなす入力I/F部、プリンタ部として機能する画像出力部30との間のインタフェース機能をなすプリンタI/F部、スキャナユニットとして機能する画像読取部10との間のインタフェース機能をなすスキャナI/F部などが設けられる。
また、コンピュータ装置100は、フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリカード196など、種々の方式の可搬型の記憶媒体である記録メディア190からデータを読み出したりデータを記録メディア190に書き込んだりするためのインタフェース機能をなすメディアIF部170と、各部を互いに接続するアドレスバスおよびデータバスを含む内部バス180とを備えている。画像データや制御データは、内部バス180を通じて各ハードウェア間をやり取りされる。
なお、可搬型の記憶媒体としては、半導体メモリカード196の他、たとえばフレキシブルディスク197やCD−ROM198などや、図示しない、DVDなどの光学記録媒体、MDなどの磁気記録媒体、PDなどの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュアカードなどの半導体メモリを用いることができる。
メディアIF部170には、たとえば、フレキシブルディスク197に対して読み書きするための図示しないフレキシブルディスクドライブや、CD−ROM198に対して読み書きするための図示しないCD−ROMドライブなど、記録メディア190の種類に応じたドライブ装置が設けられる。
ハードディスク装置174やメディアIF部170内の図示しないフレキシブルディスクドライブやCD−ROMドライブは、たとえば、CPU110にソフトウェア処理をさせるためのプログラムデータを登録するために利用される。フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリカードなど、そのほかの記録媒体にプログラムを格納してもよい。
また、半導体メモリカード196、フレキシブルディスク197、CD−ROM198などの記録メディア190は、プログラムを記憶するための媒体としてだけでなく、画像入力ソースとしての機能も備えており、画像出力端末7に対して、画像出力に供し得る画像データを提供し得るものである。たとえば、オリジナル画像OGおよびジョブ特性をこれら記録メディア190に保存しておき、リプリント処理時に利用してもよい。
ROM30は、内部に、CPU110が各種処理を行なうための制御プログラムが格納されるプログラム記憶領域や、CPU110が各種処理を行なうために必要とするそのほかのデータ記憶領域を有する。たとえば、ROM30は、CPU110が描画処理や出力制御処理を行なうのに必要となるプログラムをプログラム記憶領域に予め格納している。さらに、プログラム記憶領域は、図示されないBIOS(Basic Input/Output System )やOSやGUI(Graphical User Interface)処理などのプログラムをも格納している。CPU110は、BIOSやOSやGUI処理を利用しつつ、ROM30内のプログラムを実行することによって、各部の機能を実現する。
RAM40は、CPU110が各種処理を実行する際のワークメモリとして用いられる作業領域であって、外部から取り込んだ画像データを格納する画像記憶領域、操作パネル部15aにて表示するため、あるいは画像出力部30にて印刷出力するためのラスタデータ(ビットマップイメージ)を格納するページバッファ領域、画像処理に供されるビットマップイメージを格納するビットマップ領域、あるいはそのほかの処理対象データを格納する領域を含んでいる。
メディアIF部170は、図示しないドライブ装置に挿入された記録メディア190からプログラムデータや画像データおよびジョブ特性を読み出して、RAM140やハードディスク装置174へ格納する。あるいは、処理済みの画像データおよびジョブ特性を記録メディア190に記録する。
このような構成の画像出力端末7では、たとえば、中央制御部28(38)の主要部をなすCPU110は、予めROM130やハードディスク装置174内に格納されている制御プログラムに基づいて必要なGUI画面を操作パネル部15aに順次表示させるとともに、制御プログラムおよび操作パネル部15aを介して与えられるユーザ入力に基づいて、記録メディア190からオリジナル画像OGとジョブ特性を取り込み、ユーザの希望する出力対象画像について、オリジナル画像OGの画像属性や装置構成に対応する出力条件を設定して、画像出力部30や給紙部80などを制御する。
あるいは、ネットワークI/F部158を介してオリジナル画像OGとジョブ特性とを取り込んで、ユーザの希望する出力対象画像について、オリジナル画像OGの画像属性や装置構成に対応する出力条件を設定して、画像出力部30や給紙部80などを制御する。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を備えた画像出力システムの概要を示す図である。 画像出力端末の一構成例を示した概略図である。 画像出力部との組合せにおいて使用されるソータやフィニッシャなどの周辺機器を説明する図である。 コントローラ部によるリプリント処理に着目した機能ブロック図である。 オリジナル画像の登録手法の一例を説明する図である。 プリントレディーフォーマットの第1例を説明する図である。 プリントレディーフォーマットの第2例を説明する図である。 リプリント機能を実行する処理手順の一例を示したフローチャートである。 CPUやメモリを利用してソフトウェア的に画像出力端末を構成する場合のハードウェア構成の一例を示した図である。 従来のリプリント処理対応のシステム構成を示す図である。
符号の説明
1…画像出力システム、3…画像入力端末、7…画像出力端末、8…サーバ装置、9…ネットワーク、10…画像読取部、15…ユーザインタフェース部、15a…操作パネル部、15b…操作キー部15b、15d…音声通知部、20…コントローラ部、30…画像出力部、32…画像形成ユニット、33…プリントエンジン、34…両面ユニット、35…手差しトレイ、36…排紙ユニット、80…給紙部、82…給紙トレイ、100…コンピュータ装置、300…トレイキャビネット、500…フィニッシャ、702…中央制御部、710…出力条件データ登録部、712…データ保持装置、720…元原稿特定処理部、730…出力条件照合部、740…条件変更判定部、750…出力制御部

Claims (11)

  1. オリジナル画像を使用して画像を所定の記録媒体に形成して出力する画像形成方法であって、
    第1の出力処理時における第1の出力条件と前記オリジナル画像とを対応付けて所定の記憶媒体に登録しておき、
    前記第1の出力処理以降の出力処理である第2の出力処理時には、当該第2の出力処理時において適用可能な第2の出力条件と前記記憶媒体から読み出した前記第1の出力条件とを照合し、
    この照合結果に基づいて、前記第1の出力条件の修正の要否を判定し、
    前記第1の出力条件の修正が必要である場合には、前記第1の出力条件を修正し、
    この修正後の出力条件に従って画像を形成して出力する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  2. オリジナル画像を使用して画像を所定の記録媒体に形成して出力する画像形成装置であって、
    第1の出力処理時における第1の出力条件と前記オリジナル画像とを対応付けて所定の記憶媒体に登録する出力条件データ登録部と、
    前記第1の出力処理以降の出力処理である第2の出力処理時に、当該第2の出力処理時において適用可能な第2の出力条件と前記記憶媒体から読み出した前記第1の出力条件とを照合する出力条件照合部と、
    前記出力条件照合部による照合結果に基づいて、前記第1の出力条件の修正の要否を判定する条件変更判定部と、
    前記条件変更判定部の判定結果が、前記第1の出力条件の修正が必要である旨を示していることを条件として、前記第1の出力条件を修正する出力条件変更部と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記出力条件データ登録部は、第1の出力処理時における第1の出力条件を示す情報を、前記オリジナル画像を示す画像データの付加データとして前記記憶媒体に登録する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記出力条件変更部は、前記第2の出力処理時において適用可能な第2の出力条件を参照して前記修正を自動的に行なう
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記出力条件変更部は、前記第2の出力処理時において適用可能な第2の出力条件を参照して選択可能な条件を判断するとともに、選択可能な条件が複数存在する場合には、その複数の条件をユーザに提示し、この提示に応答して前記ユーザから指示された内容に従って前記修正を行なう
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  6. 前記出力条件変更部は、前記第1の出力条件の修正が必要である項目内容をユーザに提示し、この提示に応答して前記ユーザから指示された内容に従って前記修正を行なう
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  7. 前記出力条件変更部は、前記第2の出力処理時において適用可能な第2の出力条件を参照して選択可能な条件を判断するともに、選択可能な条件が存在しない場合には、その旨をユーザに通知する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  8. 前記出力条件変更部は、前記通知に応答して前記ユーザから指示された内容に従って前記修正を行なう
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記出力条件データ登録部は、前記出力処理時に、前記オリジナル画像と前記出力条件の登録先を特定可能な情報を、出力される画像に埋め込む
    ことを特徴とする請求項2から8のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記オリジナル画像の登録先を検索して取り込む検索処理部を
    さらに備えていることを特徴とする請求項2から9のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記検索処理部は、前記第2の出力処理時に、処理対象の画像に埋め込まれている前記オリジナル画像と前記第1の出力条件の登録先を特定可能な情報を参照して前記検索を行なう
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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