JP2005230774A - 水処理方法及び水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸化処理により後段のRO膜の透過流束低下要因物質を酸化分解してRO膜の透過流束を高く維持する水処理方法及び水処理装置において、酸化剤量を的確に制御して必要最少限の添加量でRO膜の高透過流束を維持する。
【解決手段】被処理水を酸化処理した後、逆浸透膜処理する水処理方法において、酸化処理水の紫外線吸光度を測定し、この測定値に基づいて酸化処理における酸化剤の添加量を制御する水処理方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸化処理と逆浸透(RO)膜処理とを組み合わせた水処理方法及び水処理装置に係り、詳しくは、酸化処理により後段のRO膜の透過流束低下要因物質を酸化分解してRO膜の透過流束を高く維持する水処理方法及び水処理装置に関する。
表面緻密層と多孔質支持層とからなり、溶媒分子は通すが溶質分子を通さないRO膜により、海水の一段淡水化が可能になった。その後、RO膜の利用分野が広がり、低圧力で運転可能な低圧RO膜が開発され、下水二次処理水、工場排水、河川水、湖沼水、ゴミ埋め立て浸出水などの浄化にもRO膜が利用されるようになった。
溶質の阻止率が高いRO膜の透過水は、良好な水質を有するので再利用が可能である。しかし、RO膜による処理を継続すると、膜の透過流速が低下し、同処理水量(透過水量)を得るための操作圧力が上昇するためRO膜の洗浄が必要となる。
RO膜の洗浄は、処理の停止を伴い、総処理水量の低下や洗浄排水の増加による水回収率の低下に繋がるため、できる限り洗浄の頻度を少なくすることが好ましい。このようなことから、RO膜処理においては、RO膜への供給水をある程度清澄にすることにより、RO膜において高透過流束を維持するための前処理が必要となる。
特開昭59−95989号公報では、紫外線照射と過酸化水素やオゾンといった酸化剤とを併用した促進酸化処理の前処理により、RO膜で高透過流束を維持する方法が、また特開平10−309577号公報では、オゾン単独の酸化処理によりRO膜で高透過流束を維持する方法が示されており、RO膜の前段で酸化処理を行ってRO膜において透過流束を低下させる物質を酸化分解して除去することにより、RO膜で高透過流束を維持できることが記載されている。
このように酸化処理は、RO膜処理における透過流速の低下の問題を解決できると共に、比較的コンパクトな処理設備で実施でき、また吸着処理のように吸着剤の交換や廃棄物の発生の問題がなく、メンテナンスフリーな処理として有望である。
しかしながら、紫外線照射は多数の紫外線ランプが必要であり、また、オゾンの発生には高価なオゾン発生器が必要であり、多大な設備費を要すると共に、紫外線やオゾンの発生には電力を消費するため、これらの方法は、通常の薬品注入処理に比べて高価な処理方法である。
従って、酸化処理の実施に際しては、紫外線の照射量やオゾンの添加量といった酸化剤の添加量を、必要最少限量に止める最適制御の工夫が重要となる。
なお、特開平7−246384号公報には、オゾン酸化処理水のE260(波長260nmの紫外線の吸光度)を測定してオゾン注入量を制御することが記載されている。しかし、この方法は、浄化処理後の水質を設定するものであり、RO膜処理における前処理において、RO膜の透過流束の維持を目的とするものではない。
特開昭59−95989号公報 特開平10−309577号公報 特開平7−246384号公報
本発明は、酸化処理により後段のRO膜の透過流束低下要因物質を酸化分解してRO膜の透過流束を高く維持する水処理方法及び水処理装置において、酸化剤添加量を的確に制御して必要最少限の添加量でRO膜の高透過流束を維持する水処理方法及び水処理装置を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題について鋭意検討し、RO膜処理における透過流束とRO膜に給水される酸化処理水の紫外線吸光度とに密接な関係があることを見出し、この知見に基づき本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の水処理方法は、被処理水を酸化処理した後、逆浸透膜処理する水処理方法において、酸化処理水の紫外線吸光度を測定し、該測定値に基づいて前記酸化処理における酸化剤の添加量を制御することを特徴とする。
また、本発明の水処理装置は、被処理水を酸化処理する酸化処理手段と、該酸化処理水を逆浸透膜処理する逆浸透膜処理手段とを備える水処理装置において、酸化処理水の紫外線吸光度を測定する紫外線吸光度測定手段と、該紫外線吸光度測定手段の測定値に基づいて、前記酸化処理手段における酸化剤の添加量を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
RO膜処理において透過流束が低下する原因としては、SS等の濁質による物理的な閉塞、無機成分の析出によるスケーリング、微生物の繁殖によるスライム障害、被処理水中に含まれる溶解性有機物質の吸着による化学的閉塞など様々であるが、中でも溶解性有機物質の吸着によると思われる化学的な閉塞は、通水直後からの急激な透過流束の低下を引き起こす致命的な障害である。
酸化処理は、この化学的閉塞を引き起こす溶解性有機物質を分解又は改質し、RO膜処理における透過流束の低下を防ぐことのできる有効な処理方法である。
本発明者らの検討では、この酸化処理において、酸化対象の溶解性有機物質を無機化に至るまで酸化分解しなくとも、RO膜処理において高透過流束の維持が可能であることが明らかとなった。より具体的には、酸化処理により全有機炭素量(以下TOC)の低下が殆どないような場合であっても、RO膜処理において高透過流束を維持できるような場合があるが、この場合において、酸化処理水の紫外線(UV)吸光度は大幅に減少していることを確認した。
即ち、酸化処理によるTOCの低下とUV吸光度の低下は一致せず、TOCが殆ど減少しないような酸化処理条件においても、UV吸光度が大幅に減少していれば、RO膜処理における高透過流束の維持が可能であることを見出した。このように、TOCが殆ど減少しないような酸化処理条件においても、UV吸光度が大幅に減少していれば、RO膜処理における高透過流束の維持が可能であることの理由の詳細は明らかではないが、おそらくは、RO膜の透過流束を低下させる溶解性有機物質は、酸化処理により部分的な分解を受け、無機化までは至らないが、透過流束を低下させない物質に改質されることによるものと考えられ、UV吸光度はこの変化を反映する有効な指標であると考えられる。
従って、本発明においては、より具体的には、酸化処理水のUV吸光度がある既定値(被処理水質に大きく依存)以下、例えば、後述のE260が0.2以下、或いは20〜50%程度となるように、酸化処理における酸化剤の添加量を制御することにより、酸化剤添加量を必要最少限に押え、RO膜処理において高透過流束を維持する。
なお、UV吸光度は測定方法も簡便で、連続測定も可能であることから、制御手段として好適である。
前述の如く、特開平7−246384号公報には、オゾン酸化処理において、高水質の処理水を安定に得るために、E260を測定する方法が記載されているが、この方法は本発明のようにRO膜給水の水質のUV吸光度を測定するものではなく、また、本発明の酸化処理は、処理水質の向上を図るためよりは、むしろ、RO膜の汚染を防止する目的で適用されており、特開平7−246384号公報とは別異の技術である。
本発明においては、特に、酸化処理水を除濁処理して懸濁物質を除去した後RO膜処理することが、RO膜の汚染や劣化を防止する上で好ましく、この場合において、酸化処理とRO膜処理との間で除濁処理することが、除濁処理手段の有機物汚染をも防止する上で好ましい。また、酸化処理とRO膜処理との間で除濁処理を行う場合には、UV吸光度は除濁処理の後段で測定することが好ましく、これにより、特別な処理を施さなくても、濁質による影響を排除したUV吸光度測定が可能になるという利点がある。
本発明において、酸化処理としては、オゾンを酸化剤とするオゾン酸化処理や、オゾンと過酸化水素とを併用する促進酸化処理が挙げられる。
本発明によれば、酸化処理により後段のRO膜の透過流束低下要因物質を酸化分解あるいは改質してRO膜の透過流束を高く維持する水処理方法及び水処理装置において、酸化剤添加量を的確に制御して必要最少限の添加量でRO膜の高透過流束を維持することができる。従って、酸化処理コストを低く抑えた上でRO膜の透過流束を高く維持することができる。特に、RO膜における透過流束の低下は、薬品洗浄などによる洗浄操作を行わない限り回復は難しく、洗浄操作に際しては装置の停止が必須となることから、本発明に従って、RO膜の供給水を管理し、透過流束を維持することは非常に有効である。
以下に図面を参照して本発明の水処理方法及び水処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の水処理方法及び水処理装置の実施の形態を示す系統図である。
図1において、被処理水は過酸化水素が添加された後、オゾン反応塔1に導入されて過酸化水素とオゾンとの併用による促進酸化処理された後、膜濾過装置2に導入されて膜濾過処理により除濁され、その後、RO膜装置3に導入されRO膜処理され、RO膜透過水が処理水として取り出される。オゾン反応塔1にはオゾン発生器4からのオゾンが供給され、塔下部の散気管6より散気される。膜濾過装置2の膜濾過処理水をRO膜装置3に送給する配管にはUV吸光度測定装置5Aの測定端子が取り付けられ、測定結果は制御装置5Bに入力され、この制御装置5Bにおいて、UV吸光度の測定結果に基いてオゾン発生器4からオゾン反応塔1へのオゾン吹き込み量が調節される。
例えば、このUV吸光度の測定値が予め定めた設定値以下となるように、即ち、UV吸光度の測定値が増加傾向であったり、或いは、予め定めた設定値を超える場合にはオゾン吹き込み量を増加し、UV吸光度の測定値が減少傾向或いは低い値で安定している場合には、オゾン吹き込み量を減少させるようにオゾン吹き込み量を制御する。
本発明における酸化処理の方法について特に制限はなく、オゾンの添加によるオゾン酸化、紫外線照射による酸化、その他酸化剤を用いた酸化処理を用いることができる。また2種類以上の酸化剤の併用や、図1に示すような、オゾンと過酸化水素を併用する促進酸化処理を用いることもできる。特に、オゾンと過酸化水素を併用する促進酸化処理は、両酸化剤の反応により強力な酸化力を有するヒドロキシルラジカルが発生し、より効果的な酸化処理が可能であり、好適に用いることができる。
酸化剤の添加方法に関しても特に制限はなく、オゾンを用いる場合には、図1に示す如く、オゾン反応塔1を設け、オゾンガスを散気管を用いて散気する方法や、エゼクタを用いた添加法などを採用することができる。また、オゾンと過酸化水素を併用する促進酸化処理においては、過酸化水素添加後の被処理水にオゾンを添加する方法、オゾンを添加した被処理水に過酸化水素を添加する方法のいずれをも採用することができる。
本発明における、酸化処理水のUV吸光度の測定位置及び測定方法に特に制限はなく、測定位置としては、酸化処理後のRO膜処理の直前で測定するなど、酸化処理後であってRO膜処理の前のいずれの位置で測定してもかまわない。また場合によっては、酸化処理前においても併せて測定を実施し、酸化処理の前後における測定値を比較するなど、2ヶ所以上での測定を実施し、測定値を比較しても良い。
測定に用いるUV波長も200nm〜300nm程度のUV領域であれば良く、単波長での測定(例えば260nmの吸光度を測定する)、複数波長での測定(例えば220nmと260nmでの吸光度を測定して比較する)、スペクトル測定(例えば200nm〜300nmでのスペクトルを測定し比較する)などいずれも用いることができる。特に、より簡易的に実施するという観点より、有機物性状に関係が深い260nmの波長を用い、酸化処理後にUV吸光度を測定することで、酸化処理水のRO膜処理への影響を的確に捉えることができる。
また、被処理水が濁質を含む場合には、この濁質が測定誤差を生じることになるので、UV吸光度の測定に際しては、例えば、公称孔径0.45μm程度のMF(精密濾過)膜により濁質を排除した後にUV吸光度を測定することが好ましい。従って、図1に示す如く、除濁手段としての膜濾過装置2をオゾン反応塔1とRO膜装置3との間に設ける場合には、この膜濾過装置2の後段でUV吸光度の測定を行うことが好ましい。
なお、酸化剤としてオゾンを用いる場合、酸化処理水中にオゾンが残留しているとオゾン自体がUVを吸収して測定値に誤差を生じるため、残留オゾンを還元剤で中和するか、UV照射により分解するなどして、残留オゾンのない状態でUV吸光度の測定をする必要がある。
本発明において用いるRO膜について特に制限はなく、各種材質、各種形状のRO膜を用いることができる。材質としては特に、低圧で運転でき、除去率も高いポリアミド系複合膜を好適に用いることができる。形状としては特に、膜の充填率が高く、コンパクトで高透過水量を得ることができるスパイラル型エレメントのRO膜モジュールを好適に用いることができる。
図1の方法では、この酸化処理水を膜濾過装置2で除濁処理する。この除濁処理は必ずしも必要とされないが、このような除濁処理を行うことにより、後段のRO膜装置3の膜汚染をより一層確実に防止することができる。この除濁処理手段としては、精密濾過(MF)膜や限外濾過(UF)膜による膜濾過装置の他、砂濾過などの濾材を用いた濾過手段等を採用することができる。
以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例により何ら限定されるものではない。
実施例1
機械系工場の排水回収設備入口水を被処理水として図1に示す装置により試験を実施した。
被処理水に過酸化水素を添加した後オゾン反応塔1に導き、オゾン発生器4からのオゾンガスを散気管6より吹き込み、促進酸化処理を実施した。促進酸化処理水はMF膜濾過装置2で除濁処理した後、RO膜装置3に導きRO膜処理を実施した。オゾン反応塔1へのオゾンガスの吹き込み量は、MF膜濾過装置2出口水(膜濾過処理水)のUV吸光度をUV吸光度測定装置5Aにて測定し、その測定値に基づき制御装置5Bで増減させ、このMF膜濾過装置2出口水のUV吸光度が一定値を超えることのないように制御した。
過酸化水素としては、35%試薬(キシダ化学(株)製一級過酸化水素)を5mg/L添加した。オゾンガスとしては、純空気を原料にオゾン発生器(荏原実業(株)製ラボオゾナイザー「OZSD3000A」)にてオゾン濃度20〜120g/mのオゾンガスを製造し、このオゾンガスを反応塔1の底部より散気管6を通して吹き込んだ。
UV吸光度の測定は、MF膜濾過装置2の出口水に残留オゾンがないことを確認後、UV吸光度測定装置5Aにて波長260nmの吸光度(以下「E260」と記す)を測定した。セルは50mm石英ガラスセルを用いた。
オゾンの吹き込み量制御は、UV吸光度測定装置5Aからの出力を受け、制御装置5BにてE260測定値が0.2以下となるようにオゾンガスのオゾン濃度を増減させる制御を実施した。
MF膜濾過装置2では、公称孔径0.1μmの2フッ化ポリビニリデン(PVDF)製メンブレンフィルター(日本ミリポア(株)製「VVLP」)を用い、デッドエンド、定量濾過方式で膜濾過処理を実施した。逆圧洗浄は、通水20分毎に膜濾過処理水にて、逆洗圧200kPaにて30秒実施した。
RO膜処理は、ポリアミド系超低圧RO膜(日東電工(株)製「ES10」)を用い、操作圧力0.75MPaで定圧濾過を実施した。
なお、試験中は、被処理水のTOC濃度とE260の変化、促進酸化処理水(MF膜濾過装置2の出口水)のTOC濃度とE260の変化と、RO膜装置3の透過水量(透過流束)の変化を観察し、結果を表1に示した。また、RO膜装置3の透過流束の経時変化を図2に示した。
通水初期(以下I期)、被処理水のE260=0.292に対し、被処理水に吸収されたオゾン量の濃度換算置10mg/Lの条件において、促進酸化処理水のE260=0.193となり目標値である0.2以下での運転を継続した。このときのRO膜における透過流束は0.74m/dであった。
通水開始から約60時間後、水質の変動が発生し、被処理水のE260は緩やかに0.458まで増加した(以下II期)。水質の変動に伴い、促進酸化処理水のE260もやや増加傾向を示したが、オゾンガス吹き込み量の制御が随伴し、最終的に被処理水に吸収されたオゾン量の濃度換算値20mg/Lで促進酸化処理水はE260=0.186で安定した。
RO膜における透過流束は、I期の0.74m/dからやや低下したものの、0.72m/dで安定し、その後、約60時間、透過流束の低下は確認されなかった。
なお、I期、II期を通し、被処理水と促進酸化処理水とのTOC値に大きな差は認められなかった。
比較例1
UV吸光度測定値に基づいた促進酸化処理におけるオゾン吹き込み量のフィードバック制御を行わなかったこと以外は、実施例1と同様に試験を実施し、結果を表1及び図2に示した。
I期、II期を通して、オゾンの吹き込み量は、被処理水に吸収されたオゾン量の濃度換算値として10mg/Lの運転を継続したところ、II期の被処理水のE260増加に伴い、促進酸化処理水のE260も0.254まで増加し、RO膜の透過流束は0.58m/dまで低下した。
Figure 2005230774
以上の結果より、酸化処理水のUV吸光度を測定し、その測定値に基づき酸化処理条件を制御することにより、後段のRO膜における透過流束の低下を招くことなく安定した運転が可能なことが分かる。また、RO膜の透過流束を維持するための促進酸化処理としては、処理水のTOC低下が殆どないような場合であっても、UV吸光度の減少により達成でき、UV吸光度が有効な指標となることが確認された。
本発明の水処理方法及び水処理装置の実施の形態を示す系統図である。 実施例1及び比較例1におけるRO膜装置の透過流束の経時変化を示すグラフである。
符号の説明
1 オゾン反応塔
2 膜濾過装置
3 RO膜装置
4 オゾン発生器
5A UV吸光度測定装置
5B 制御装置

Claims (10)

  1. 被処理水を酸化処理した後、逆浸透膜処理する水処理方法において、酸化処理水の紫外線吸光度を測定し、該測定値に基づいて前記酸化処理における酸化剤の添加量を制御することを特徴とする水処理方法。
  2. 請求項1において、前記酸化処理水を除濁処理した後逆浸透膜処理することを特徴とする水処理方法。
  3. 請求項2において、前記除濁処理水の紫外線吸光度を測定することを特徴とする水処理方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記酸化処理が、オゾンを酸化剤とするオゾン酸化処理であることを特徴とする水処理方法。
  5. 請求項4おいて、前記酸化処理が、オゾンと過酸化水素とを併用する促進酸化処理であることを特徴とする水処理方法。
  6. 被処理水を酸化処理する酸化処理手段と、該酸化処理水を逆浸透膜処理する逆浸透膜処理手段とを備える水処理装置において、酸化処理水の紫外線吸光度を測定する紫外線吸光度測定手段と、該紫外線吸光度測定手段の測定値に基づいて、前記酸化処理手段における酸化剤の添加量を制御する制御手段とを有することを特徴とする水処理装置。
  7. 請求項6おいて、前記酸化処理水を除濁処理する除濁処理手段を有し、除濁処理水が前記逆浸透膜処理手段に導入されることを特徴とする水処理装置。
  8. 請求項7において、前記紫外線吸光度測定手段は該除濁処理手段と逆浸透膜処理手段との間に設けられていることを特徴とする水処理装置。
  9. 請求項6ないし8のいずれか1項において、前記酸化処理手段が、オゾンを酸化剤とするオゾン酸化処理手段であることを特徴とする水処理装置。
  10. 請求項9において、前記酸化処理手段が、オゾンと過酸化水素とを併用する促進酸化処理手段であることを特徴とする水処理装置。
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