JP2005230701A - スラグを用いた浄化材、これを用いた汚濁水の浄化方法および浄化装置 - Google Patents

スラグを用いた浄化材、これを用いた汚濁水の浄化方法および浄化装置 Download PDF

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Itaru Sakai
至 坂井
Masaaki Ito
公明 伊藤
Yasuhiko Kihara
泰彦 木原
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Abstract

【課題】河川水等の汚濁水を浄化する礫間接触法において、SS、BOD、CODと同時にリンも除去できる浄化材を提供する。
【解決手段】少なくとも2個以上のスラグ塊を集合し接合したものからなり、開口径が1mm以上の細孔を有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、スラグを用いた浄化材、これを用いた浄化装置および浄化方法、特に、細孔を有する分離浄化材、これを用いた河川水等の汚濁水の浄化装置および浄化方法に関するものである。
各種の廃水や廃水によって汚染された河川水等の汚濁水の浄化方法として、既に様々な方法が提案されている。特に、河川敷を利用して河川水を浄化する浄化方法として礫間接触法が提案されている。礫間接触法は、河原の砂利等の礫で形成された礫層に河川水を流通させることによってSS(浮遊物質)やBOD(生物学的酸素要求量)やCOD(化学的酸素要求量)等を低減させる方法であり、省エネルギーな浄化方法として注目されている。
工場や家庭から排出される廃液等には、SS、BOD、CODの他にリンも含まれており、排水中のリンは、河川、湖沼、海域の富栄養化の原因となることから礫間接触法による河川水の浄化においては、リンも同時に除去されることが望ましい。礫間接触法の一例が特許文献1に開示されており、既にいくつかの河川において実施されている。
特許文献1に開示された従来礫間接触法は、砕石を集合接合して細孔を形成したものからなる分離浄化材によって汚濁水を浄化する方法である。以下、この方法を従来礫間接触法という。
特開平3−221110号公報
しかしながら、上述した従来礫間接触法は、砂利や小石などの砕石を集合、接合させたものであり、細孔によって汚濁水中のSS分(浮遊物質)はろ過され、また、細孔内に形成される生物膜によって、BODやCODは生物処理され除去できるが、砕石自体がリンを吸着する能力を持たないために、特に溶解性のリンの除去は困難であった。
従って、この発明の目的は、河川水等の汚濁水を浄化する礫間接触法において、SS、BOD、CODと同時にリンも除去できる浄化材とこれを用いた浄化装置ならびに浄化方法を提供することにある。
この発明は、上述した目的を達成するためになされたものであり、下記を特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、少なくとも2個以上のスラグ塊を集合し接合したものからなり、開口径が1mm以上の細孔を有することに特徴を有するものである。
請求項2記載の発明は、少なくとも2個以上のスラグ塊を集合し接合したものからなり、開口径が1mm以上の細孔を有する浄化材を充填することによって形成された礫層に汚濁水を流通して浄化することに特徴を有するものである。
請求項3記載の発明は、少なくとも2個以上のスラグ塊を集合し接合したものからなり、開口径が1mm以上の細孔を有する浄化材を充填することによって形成された礫層を有するハウジングを有し、前記ハウジングは、前記礫層の少なくとも一部が冠水状態に保持されるように流入水口と流出水口とを有することに特徴を有するものである。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記礫層下層に散気手段が設けられていることに特徴を有するものである。
この発明によれば、河川水等の汚濁水を浄化する礫間接触法において、SS、BOD、CODと同時にリンも除去が可能となり、また、浄化材としてスラグを用いるため、大量に発生するスラグの有効利用を図ることができる。
この発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の浄化材の一例を示す概略図、図2は、この発明の汚濁水浄化装置の一例を示す概略断面図である。
図1および図2において、1は、スラグ塊、2は、スラグ塊1を集合し接合させたものからなる浄化材である。浄化材2に形成された細孔3は、浄化材2の外表面上に開口しており、開口の形状は、任意の形状で良い。特に、スラグ砕石を集合し接合させた場合は、様々な形状となり、定型的なものとはならない。浄化材2の細孔3の開口部の大きさも任意であるが、開口部の最も狭い部分の径が少なくとも1mmであることが好ましい。スラグ塊1の原料としては、高炉スラグ、高炉水砕スラグ、高炉徐冷スラグ、転炉スラグ、廃棄物溶融スラグ、発泡スラグ等スラグの種類は任意である。
この発明による浄化材2は、好ましくはスラグ塊やスラグ砕石を2個以上、通常は、直径約0.5〜5cmのスラグ塊を2〜1000個程度集合させ、開口径が1mm以上の細孔3を多数形成するように接合させることにより得られる。浄化材2の大きさや形状は、特に制限されるものでなく、使用条件によって適宜選択することができる。スラグ塊を集合接合させる場合は、接合点または接合面以外の部分が互いに密着せず、空隙を残して細孔3を形成するよう集合し接合させることが重要である。接合剤としては、セメント等通常の接着剤を用いることができる。
図2に示すこの発明の汚濁水浄化装置は、無蓋または有蓋のハウジング4内に浄化材2が多数充填されたものから構成され、ハウジング4の底部には、散気装置5が一定の間隔で布設されている。ハウジング4の側壁上部には、汚濁水の流入水口6が設けられ、下部側壁には、浄化された汚濁水の流出水口7が設けられている。
河川水等の被処理水は、流入水口6からハウジング4内に流入し、ハウジング4内に充填された浄化材2によって浄化される。一定間隔で布設された散気装置5から散気処理を併せて行なえば、流通過程において被処理水が嫌気状態と好気状態とを繰り返して受けるためより好ましく、高い浄化効果が得られる。浄化された被処理水は、流出水口7からハウジング4外に排出され、河川等に放流される。汚濁水浄化装置の上部を遊空間としたり、樹木8を植えて緑地や公園として利用しても良い。
この発明を実施例によりさらに説明する。
高炉スラグを砕石して得られた平均直径約1〜3cmのスラグ塊をセメントを用いて接着接合し、内部に空隙が形成された平均直径が約10cmの図1に示したような浄化材を調製した。この浄化材の空隙率は、約70%であった。
幅20cm、深さ20cm、長さ3mの直方体で、一端側面部の下部に汚濁水の流入水口を設け、他端側面部の上部に処理水の流出水口を配置した槽内に、上記浄化材を充填して礫層を形成した。
礫層内を水で冠水状態にした後、流入水口から礫層の長手方向に表1に示した性状の原水を8mm/秒の流速で流通させ、流出水口における処理水の性状を測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2005230701
比較例として、スラグ塊の代わりに平均直径1〜3cmの砂利を用いて実施例と同様の浄化材を調製し、実施例と同様の条件で原水を流通させて処理水の測定を行なった。その結果を表1に併せて示す。
表1から明らかなように、この発明による浄化材を充填した礫層においては、SS、COD、および溶解性リンの何れもが効果的に除去されているのに対し、比較例では、SSおよびCODは比較的除去されるのに対し、溶解性リンは除去されていないことが分かる。
この発明の浄化材の一例を示す概略図である。 この発明の汚濁水浄化装置の一例を示す概略断面図である。
符号の説明
1:スラグ塊
2:浄化材
3:細孔
4:ハウジング
5:散気装置
6:流入水口
7:流出水口
8:樹木

Claims (4)

  1. 少なくとも2個以上のスラグ塊を集合し接合したものからなり、開口径が1mm以上の細孔を有することを特徴とする浄化材。
  2. 少なくとも2個以上のスラグ塊を集合し接合したものからなり、開口径が1mm以上の細孔を有する浄化材を充填することによって形成された礫層に汚濁水を流通して浄化することを特徴とする、汚濁水の浄化方法。
  3. 少なくとも2個以上のスラグ塊を集合し接合したものからなり、開口径が1mm以上の細孔を有する浄化材を充填することによって形成された礫層を有するハウジングを有し、前記ハウジングは、前記礫層の少なくとも一部が冠水状態に保持されるように流入水口と流出水口とを有することを特徴とする汚濁水浄化装置。
  4. 前記礫層下層に散気手段が設けられていることを特徴とする、請求項3記載の汚濁水浄化装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011255249A (ja) * 2010-06-04 2011-12-22 Akira Kojima 環境水の水質浄化方法
JP2018183752A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 学校法人梅村学園 コンクリート固化物、コンクリート固化物の製造方法、およびコンクリート固化物を利用したリン回収方法

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