JP2005229700A - スイッチ制御装置および空気改質機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 給電用コネクタへの機能部品の付け替えや取り外し等を行うに際して、コネクタにおける空打ちを防止して、コネクタと機能部品との電気接続状態に応じた適正な電源信号を発生させる。
【解決手段】 スイッチ制御回路20は、スイッチ21の操作に応じて、空気清浄機の送風機モータ3aと、機能部品であるプラズマイオン発生器7およびマイナスイオン発生器8の作動モードを順次切り替える。スイッチ21が操作されると、第1コネクタ30のピン300〜302の導通状態が検出されることにより第1コネクタに接続されている機能部品の種類が判別され、接続されている機能部品に応じた電源信号が供給される。次のスイッチ操作により第2コネクタ31に対しても、接続されている機能部品に応じた電源信号の供給が行われる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スイッチ制御装置およびこのスイッチ制御装置を用いた空気改質機に関する。
近年、送風機から送風された空気に、所定の機能部品を用いて、例えば、マイナスイオンや香りを付加したり、空気清浄機能により塵埃等を除去するなど、空気流に所定の機能を付加する空気改質機が開発されている。これらにおいて、例えば、イオン発生器や香り発生器などの機能部品は、駆動源としての電源信号を必要とし、その電源コネクタは、回路上においてはそれぞれの機能部品に対して専用となっている。
このような空気改質機においては、利用目的に応じた機能部品を選択して空気改質機に接続することが行われる。この場合、同一のコネクタの形状およびコネクタ内の接続端子を多数設け、機能部品ごとに用いる接続端子を変えるようにして、機能部品の付け替えの利便性を向上させたものもある。
使用状況に応じて、複数の機能部品を給電用のコネクタに付け替えたりコネクタから取り外したりしたとき、それぞれの機能部品への給電方法の違いやそのコネクタから機能部品が取り外されて空となることなどにより、スイッチ操作により行われる作動指示に対して、コネクタ上の接続端子においては電圧開放(空打ち状態)となる。この空打ち状態は、機能部品を作動させる上では不要な操作となる。
本発明は、上記点に鑑み、給電用コネクタへの機能部品の付け替えや取り外し等を行うに際して、コネクタにおける空打ちを防止して、コネクタと機能部品との電気接続状態に応じた適正な電源信号を発生させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、操作に応じてトリガ信号を発生するスイッチ(21)と、機能部品(7、8)と電気接続されるコネクタ(30、31)と、トリガ信号の発生に応じて機能部品に所望の作動を行わせるよう、コネクタを介して機能部品に電源信号を供給する制御手段(20)とを備え、制御手段は、コネクタと機能部品との電気接続状態を検出し、検出された電気接続状態に応じて機能部品の作動状態を変更するよう電源信号を制御することを特徴とする。
この発明によれば、機能部品の電源信号を供給するコネクタと機能部品との電気接続状態が検出される。この電気接続状態は、機能部品の接続の有無や、接続されている機能部品の種別などが含まれる。そして、制御手段はこのコネクタと機能部品との電気接続状態に応じて、コネクタから供給する電源信号を発生するので、空打ちなどの無駄な電源信号の発生を回避することができる。
制御手段は、請求項2に記載のように、検出された電気接続状態に基づきコネクタに機能部品が接続されていないと判定された場合は、電源信号を停止することにより、そのコネクタにおける空打ち状態を回避することができる。
請求項3に記載の発明は、コネクタは複数の接続端子(300〜305)を備え、複数の接続端子を介して機能部品と電気接続するものであり、制御手段はコネクタの複数の接続端子のそれぞれの導通状態に応じて電気接続状態を検出することを特徴とする。
この発明によれば、コネクタが備える複数の接続端子のそれぞれが機能部品と接続されているか、すなわち、各接続端子の導通状態を検出することにより、コネクタと機能部品との接続の有無や、接続されている機能部品の状態や種類等を判定することができる。
請求項4に記載の発明は、コネクタは、第1の機能部品(7)と第1の機能部品よりも接続端子の数が少ない第2の機能部品(8)とに接続可能であり、制御手段は、検出した電気接続状態に応じて、コネクタに接続されている機能部品が第1または第2の機能部品であることを判定し、接続されている機能部品に応じた電源信号を発生することを特徴とする。
これにより、コネクタに接続されている機能部品の種別を、複数の接続端子の導通状態に応じて判別することができる。したがって、コネクタに接続されている実際の機能部品の種別に応じた電源信号を発生することにより、無駄な空打ち状態を回避することができる。
なお、請求項5に記載のように、表示部(22、23)をさらに備え、制御手段は、電源信号により作動する機能部品の作動状態に応じて表示部の表示状態を制御するようにすれば、利用者は機能部品の作動状態を表示部を目視することにより把握することができる。
また、請求項6に記載のように、コネクタは複数備えられているとともに、制御手段はトリガ信号が発生する毎に、複数のコネクタにそれぞれ接続される各機能部品に、それぞれ対応する電源信号を供給することができる。このように、1つのスイッチ操作で複数の機能部品の各作動状態を制御することができる。
請求項7に記載の発明は、制御手段は、電気接続状態の検出を、トリガ信号が発生する毎に実行することを特徴とする。
すなわち、機能部品の作動状態を変更するためのトリガ信号が発生するごとに、コネクタと機能部品との電気接続状態を検出するので、常時電気接続状態を監視する必要がなく、必要なときに、すなわち、少ない操作回数で電気接続状態の検出を行うことができる。
この場合、制御手段は、請求項8に記載のように、電気接続状態の検出を、電源信号が停止状態にあるコネクタに対して実行することができる。すなわち、電源信号が発生しているコネクタには、機能部品が適正に接続されているのであり、電気接続状態を検出する必要はない。逆に、電源信号が停止状態にあるコネクタは、機能部品との電気接続状態が未知である可能性がある。したがって、電源信号が停止状態にあるコネクタに対して電気接続状態を検出するようにすれば、無駄な電気接続状態検出操作を省略して、最小限の操作で電気接続状態を検出することができる。
請求項9に記載の発明は、操作に応じてトリガ信号を発生するスイッチ(21)と、第1の機能部品(7)および第1の機能部品よりも接続端子数の少ない第2の機能部品(8)のいずれかと接続端子を介して電気接続可能な第1のコネクタ(30)と、第1の機能部品および第2の機能部品のいずれかと接続端子を介して電気接続可能な第2のコネクタ(31)と、トリガ信号の発生に応じて、第1および第2のコネクタに接続される各機能部品にそれぞれ所望の作動を行わせる第1および第2の電源信号を発生し、第1および第2のコネクタを介してそれぞれの機能部品に供給する制御手段(20)とを備え、制御手段は、各コネクタと機能部品との接続の有無を含む電気接続状態を検出し、検出された電気接続状態に応じて第1および第2のコネクタに接続される機能部品の作動状態を変更するよう第1および第2の電源信号を制御することを特徴とする。
この発明によれば、電気接続のための接続端子数が互いに異なる第1または第2の機能部品が接続可能とされる第1および第2のコネクタにおいて、制御手段により各機能部品との電気接続状態が検出され、スイッチ操作によるトリガ信号の発生に応じて制御手段が第1および第2のコネクタに供給する第1および第2の電源信号を、検出されたそれぞれの電気接続状態に基づき、制御して発生する。したがって、第1および第2のコネクタの各機能部品との電気接続関係に反するような電源信号の発生、すなわち、電気接続されていないコネクタまたはコネクタ内の接続端子に、不要な電源信号を発生して空打ち状態を生じたり、逆に、電気接続されているコネクタに電源信号を発生しないということを防止することができる。この電源信号の制御はスイッチ操作によるトリガ信号が発生することに応じて行われるので、機能部品の所望の作動状態を生じさせるに際して、電源の空打ちが生ずるような無駄な操作を省略することができる。
請求項10に記載の発明は、スイッチ(21)の操作に応じて表示を行う表示部(22、23)と、スイッチ操作に応じて表示部に表示する内容を変更するとともに、複数の作動状態より表示内容に対応した作動を選択して実行する制御手段(20)と、を備え、制御手段は、スイッチ操作に応じた作動を実行できない場合には、表示内容をジャンプして他の表示内容を選択して表示させるとともに、選択された他の表示に応じた作動を実行することを特徴とする。
この発明によれば、スイッチ操作に応じて表示部の表示内容が変化するとともに、制御手段の作動状態も表示部の表示内容に応じた作動状態が選択される。そして、制御手段は、スイッチ操作に応じた作動が実行できないと判定した場合には、その作動状態を実行せずジャンプして他の表示内容を選択して表示させ、その表示内容に応じた作動を実行する。したがって、スイッチ操作に応じて実行可能な作動状態およびその作動状態に対応した表示内容を選択することができ、無駄な作動を継続することを防止することができるとともに、現在の作動状態を表示してスイッチ操作者に認識させることができる。
請求項11に記載の発明は、所定の風量を発生する送風機(3)と、送風機による風の流れに所定の機能を付与する機能部品(7、8)と、機能部品と着脱可能に構成され、機能部品を作動させる電源信号を複数の接続端子を介して機能部品に供給するコネクタ(30、31)と、操作によりトリガ信号を発生するスイッチ(21)と、トリガ信号に応じて送風機および機能部品の作動状態を制御するものであって、機能部品の電源信号を発生しコネクタに出力する制御手段(20)と、送風機と機能部品とのそれぞれの作動状態を表示する表示部(22、23)と、を備え、制御手段は、コネクタと機能部品との電気接続状態を各接続端子の導通に基づき検出し、電気接続状態に応じて機能部品の電源信号を制御することを特徴とする。
この発明において、送風機が発生する風の流れに所定機能を付与する機能部品は、制御手段が発生する電源信号がコネクタの複数の接続端子を介して供給されることにより作動する。この電源信号は、スイッチ操作によるトリガ信号の発生に応じて制御される。また、コネクタと機能部品との電気接続状態がコネクタの各接続端子の導通に基づいて検出され、これにより、コネクタと機能部品の接続の有無や接続されている機能部品の種類などが検出される。この電気接続状態に応じても、コネクタへ供給する電源信号が制御される。
したがって、コネクタに機能部品が接続されているか否か、あるいはコネクタに接続されている機能部品の種類などに応じて、制御手段がコネクタに供給する電源信号を制御するので、コネクタに機能部品が接続されていない場合に無駄な電源信号を発生することや、接続されていない機能部品の電源信号の発生など、電源の空打ち状態を防止することができる。そして、スイッチ操作に応じて電源信号を制御する場合、コネクタの電気接続状態に応じて行われるので、無駄なスイッチ操作をすることなく、複数の機能部品を使用状況に応じて付け替える場合でも、コネクタに接続されている実際の機能部品に対応した電源信号を発生させることができる空気改質機が得られる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明のスイッチ制御装置を空気改質機としての空気清浄機1に適用した実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態の空気清浄機1は、例えば、車室内の天井の中央部に配置される。
図1は、空気清浄機1の車室内の下から見た平面図、図2は、図1のA−A断面図である。本実施形態の空気清浄機1の本体を収納するケースは、上ケース2aと下ケース2bおよびカバー2cとによって構成されている。
上ケース2a、下ケース2bおよびカバー2cは機械的強度に優れ、かつ、ある程度の柔軟性を有するABS樹脂等の樹脂材により形成されている。そして、両ケース2a、2bはネジ等の締結手段で互いに締結されており、カバー2cは両ケース2a、2bに対して脱着可能で、両ケース2a、2bに係合されて使用される。なお、上ケース2aが、車室内の天井にネジ等により固定されて、空気清浄機1が車室内に組み付けられる。
送風機3は、モータ3aとファン3bとを含み、上ケース2aに形成されたスクロール部4a内で、かつ、下ケース2bに形成された吸込口9aに対応する位置に設置されている。このファン3bは、回転軸方向から空気を吸入して径外方に向けて吹き出す遠心式のファンで、モータ3aによって回転駆動される。
送風機3の取付位置から車両左方向に延びる第1通風路5aと車両右方向に延びる第2通風路5bとが、本体ケースの内部に形成されている。そして、送風機3は、吸込口9aから車室内の空気を吸い込み、スクロール部4aから第1および第2通風路5a、5bを経由して、カバー2cに形成された2つの吹出口9bから車室内に空気を吹き出すようになっている。
第1通風路5a内には、不織布により空気中の塵を捕捉する除塵フィルタ6aが配置されている。また、第1通風路5a内において除塵フィルタ6aよりも空気流れ下流側には、機能部品としてのプラズマイオン発生器7が配置されている。
一方、第2通風路5b内には、第1通風路5aと同様、不織布により空気中の塵を捕捉する除塵フィルタ6bが配置されている。また、第2通風路5b内において除塵フィルタ6bよりも空気流れ下流側には、機能部品としてのマイナスイオン発生器8が配置されている。
プラズマイオン発生器7は、筐体と、この筐体内部に図示しない2つの電極を備えたイオン発生部とこのイオン発生部の作動を制御するユニット制御回路とを内蔵している。プラズマイオン発生器7のユニット制御回路は、接続端子としてのピンを3つ備えた第1コネクタ30に接続され、この第1コネクタ30を介して後述するスイッチ制御回路20より第1の電源信号が供給されることにより作動する。
プラズマイオン発生器7のユニット制御回路は、イオン発生部の2つの電極の一方を接地電極として他方の電極に交流電圧を印加することにより、プラスイオンとマイナスイオンとを同時に発生させ(プラズマイオンモードとして作動)放出する。さらに、プラズマイオン発生器7のユニット制御回路は、イオン発生部の同じ接地電極に対し他方の電極に負電圧を印加することによりマイナスイオンのみを発生させ(マイナスイオンモードとして作動)放出する。
プラズマイオン発生器7の作動モードの切り替えは、3つの接続端子(給電線)へ供給する電源信号を切り替えることにより行われる。なお、第1の電源信号の供給を停止すれば、イオン発生器としての作動も停止し、プラスイオンもマイナスイオンも発生することはない。
マイナスイオン発生器8は、筐体と、この筐体内部に図示しない電極を備えたイオン発生部とこのイオン発生部の作動を制御するユニット制御回路とを内蔵している。マイナスイオン発生器8のユニット制御回路は、接続端子としてのピンを3つ備えた第2コネクタ31に接続され、この第2コネクタ31の所定の2つのピンを介して後述するスイッチ制御回路20より第2の電源信号が供給されることにより作動する。
このように、プラズマイオン発生器7により同時に生成されるプラスイオンとマイナスイオンとは、送風機3により送風され除塵フィルタ6aにより除塵された空気流れにのって、車両左側の吹出口9bから車室内へ吹き出される。この同時に発生したプラスイオンとマイナスイオンとは、既に知られているように、車室内に浮遊するカビ菌やウィルスなどに付着して、これら浮遊菌や浮遊ウィルスを不活性化することが期待される。すなわち、プラズマイオン発生器7は車室内へ送風される空気をさらに清浄化するもので、空気清浄機1に浄化機能または除菌機能を付加するものである。
また、マイナスイオン発生器8やプラズマイオン発生器7により生成されるマイナスイオンは、送風機3により送風され除塵フィルタ6b、6aにより除塵されたそれぞれの空気流れにのって、車両の右側の吹出口9b、および左側の吹出口9aから車室内へ吹き出される。このマイナスイオンは、既によく知られているように、細胞の活性を高め新陳代謝を活発にし、あるいは気分をリラックスさせる効果が期待される。したがって、マイナスイオン発生器8およびマイナスイオンを発生するプラズマイオン発生器7は車室内へ送風される空気にリフレッシュ効果を持たせるもの、すなわち、空気清浄機1にリフレッシュ機能を付加するものである。
なお、プラズマイオン発生器7とマイナスイオン発生器8とは、取り付け部構造が同じで、コネクタの外形形状も同じである。したがって、それぞれが、使用目的に応じて、第1および第2コネクタ30、31に脱着することができるだけでなく、両者を付け替えることも可能である。
すなわち、第1コネクタ30にマイナスイオン発生器8を接続し、第1コネクタ30の所定の2つのピンに電源信号を供給すれば、マイナスイオン発生器8はマイナスイオンモードとして作動しマイナスイオンを発生させることができる。あるいは、第2コネクタ31にプラズマイオン発生器7を接続し、第2コネクタ30の3つのピンに電源信号を供給すれば、プラズマイオン発生器7はプラズマイオンモードとして作動しプラスイオンおよびマイナスイオンを同時に発生し、第2コネクタ30の所定の2つのピンに電源信号を供給すれば、マイナスイオンモードとして作動しマイナスイオンを発生させることができる。
なお、本実施形態では、後述するように、第1コネクタ30にはプラズマイオン発生器7の脱着がなされる場合、および、第2コネクタ31にはマイナスイオン発生器8の脱着がなされる場合について説明する。
スイッチ制御回路20は、スクロール部4aの起点となるノーズ部4bの外側のスペースに配置されている。また、乗員が空気清浄機1の作動状態を指示するためのスイッチ21および、空気清浄機1の作動状態、すなわち、機能部品であるプラズマイオン発生器7およびマイナスイオン発生器8と送風機3の作動状態を表示する表示器である第1LED22および第2LED23が下ケース2bに露出して設けられている。
スイッチ制御回路20は、車両側電源であるバッテリ100から電力が供給され、スイッチ21の操作に応じて、送風機3の運転・停止および回転数制御と、第1および第2コネクタ30、31に接続されている機能部品の作動状態を制御するものであり、その概略構成を図3に示す。
スイッチ制御回路20は、モーメンタリ型のスイッチ21と、半導体素子用電源である5V電源24と、空気清浄機1の各部の作動状態を表すデータを一時的に記憶するEEPROM25と、マクロコンピュータを構成するCPU26と、CPU26によりオンまたはオフに制御されるスイッチング用のトランジスタ101〜109と、表示器である第1および第2LED22、23と、第1機能部品であるプラズマイオン発生器7に主に接続される第1コネクタ30と、第2機能部品であるマイナスイオン発生器8に主に接続される第2コネクタ31と、送風機3のモータ3aに接続されるモータ用コネクタ32とを備えている。このスイッチ制御回路20は、本発明の制御手段に相当する。
スイッチ21は、常開型の押しボタン式であり、バッテリ100と接地GNDとの間に、抵抗21a、21bと直列接続されている。スイッチ21が乗員等により操作されると、矩形状の電圧信号が抵抗21cを介してCPU26の端子Sに入力される。CPU26は、例えば、入力した矩形信号の立下り部をトリガ信号として取り込み、このトリガ信号をスイッチ21の操作信号として用いる。
一方、第1コネクタ30は、接続端子である3つのピン300、301、302を備え、ピン300がバッテリ100に、他の2つのピン301、302がそれぞれトランジスタ101、102のコレクタに接続されている。この第1コネクタ30には、第1機能部品としてのプラズマイオン発生器7または第2機能部品としてのマイナスイオン発生器8が接続可能である。
第1コネクタ30にプラズマイオン発生器7が接続される場合は、第1コネクタ30の3つのピン300〜302それぞれに、プラズマイオン発生器7の各端子が接続される。そして、トランジスタ102およびトランジスタ101がともにオン状態(導通状態)であるときに、プラズマイオン発生器7は2本導通状態で電源信号が印加され、プラスイオンとマイナスイオンとを同時に発生するプラズマイオンモードとして作動する。
また、第1コネクタ30において、トランジスタ102がオン状態で、トランジスタ101がオフ状態(非導通状態)であるとき、プラズマイオン発生器7は1本導通状態で電源信号が印加され、マイナスイオンのみを発生するマイナスイオンモードとして作動する。トランジスタ101、102がともにオフ状態であるときは、プラズマイオン発生器7には電源信号が印加されないので、非作動状態となる。
第2コネクタ31は、接続端子である3つのピン303、304、305を備え、ピン303がバッテリ100に、他の1つのピン304がトランジスタ103のコレクタに接続されている。この第2コネクタ31には、第2機能部品としてのマイナスイオン発生器8が接続される。なお、第2コネクタ31の残りの1つのピン305については後述する。
第2コネクタ31にマイナスイオン発生器7が接続されると、マイナスイオン発生器7の備える2つの端子は、バッテリ100に接続するピン303と、トランジスタ103のコレクタに接続するピン304とにそれぞれ接続される。なお、本実施形態では、この第2コネクタ31には、マイナスイオン発生器8のみが脱着される場合について説明するものとし、したがって、第2コネクタ31の3つめのピン305は空き状態とし、このピン305にはCPU26との接続もないものとする。
トランジスタ103がオン状態であるときは、第2コネクタ31に接続されているマイナスイオン発生器8は1本導通状態で電源信号が印加され、マイナスイオンを発生するマイナスイオンモードとして作動する。
なお、CPU26は、第1および第2コネクタ30、31への各機能部品の接続、非接続状態を次のように検出する。すなわち、CPU26から第1コネクタ30へ信号を送り、3つのピン300〜302とも導通があるかをチェックする。具体的には、CPU26からトランジスタ101、102にそれぞれベース電流を流し、ともにそれぞれ所定値のベース電流があればピン300〜302は導通があり、第1コネクタにはプラズマイオン発生器7が接続されていることが検出される。また、トランジスタ102のみのベース電流が所定値である場合は、ピン300、301が導通状態にありピン302は導通状態にないことが検出され、これにより第1コネクタ30にはマイナスイオン発生器8が接続されていると判定される。また、少なくともピン301が導通状態になければ、第1コネクタ30には、いずれの機能部品(プラズマイオン発生器7およびマイナスイオン発生器8)も接続されていないと判定される。
第2コネクタ31に対しても、同様に、CPU26から第2コネクタ31に信号を送り、ピン303、304が導通状態にあるか否かチェックされる。すなわち、トランジスタ103のベース電流が所定値である場合は、ピン303、304は導通状態にあり、したがって、第2コネクタ31にはマイナスイオン発生器8が接続されていることが検出される。少なくともピン304が導通状態にない場合は、マイナスイオン発生器8が接続されていないものと判定される。
モータ用コネクタ32は、一方の接続端子にはバッテリ100に接続され、他方の接続端子には2つのトランジスタ104、105が並列に接続されている。このトランジスタ104、105はCPU26により独立にオン、オフ制御され、トランジスタ104のみがオンされる場合、モータ3aの回転数は比較的低く、ファン3bの送風量は低(Lo)とされる。トランジスタ104、105がともにオンとされる場合は、モータ3aの電流が増加し、ファン3bの送風量は高(Hi)とされる。
第1表示器である第1LED22は、表示色が青および緑の2つのLEDを内蔵し、それぞれのLEDがトランジスタ106、107により点灯または消灯される。第2表示器である第2LED23は、表示色が緑および橙の2つのLEDを内蔵し、それぞれのLEDがトランジスタ108、109により点灯または消灯される。
次に、図示しないROMに記憶され、CPU26により実行される本実施形態の空気清浄機1のスイッチ制御ルーチンについて、図4ないし図6のフローチャートを参照して説明する。このスイッチ制御ルーチンは、空気清浄機1が動作していない状態(各部すべてOFF状態)から開始する(ステップS100)。
このOFF状態で、スイッチ21が1回操作されたと判定される(ステップS102)と、次にステップS104で、電源信号が供給されていない第1コネクタ30の3つのピン300〜302が全て導通状態であるか否かがチェックされる。判定結果がYESの場合は第1コネクタ30に接続されている機能部品(図4ないし6中、モード1と標記)がプラズマイオン発生器7であると判定されステップS106へ移行する。判定結果がNOの場合は第1コネクタ30には少なくともプラズマイオン発生器7は接続されていないと判定され、第1コネクタ30にはプラズマイオンモードとして作動させるための電源信号は供給されず(空打ちが回避され)、ステップS128へ移行する。
ステップS106では、モード1であるプラズマイオン発生器7よりプラスイオンとマイナスイオンとが同時に発生される。すなわち、ステップS106では、CPU26が内蔵するタイマ(経過時間:t)をオン、ファン3bの風量をLo、第1LED22の表示色を青とするとともに、トランジスタ101、102をともにオンとして第1コネクタ30に電源信号を供給してモード1であるプラズマイオン発生器7をプラズマイオンモードで作動させる。このとき、第2LED23の表示をオフ、およびトランジスタ103をオフ、すなわち第2コネクタ31への電源信号の供給を停止する状態が継続される。
このプラズマイオンモードでは、プラズマイオン発生器7が同時に発生するプラスイオンとマイナスイオンとを低風量で車室内に拡散させることができる。
ステップS108でタイマの経過時間tが所定値(例えば、T=30分)を超えたか判定され、所定値を超えた場合にはステップS100へ戻り、空気清浄機1をOFF状態とし、タイマ経過時間tが所定値を超えていない場合は、スイッチ21の操作があるか否かがチェックされる。
ステップS110において、タイマの経過時間tが所定時間T内で、スイッチ21の操作があると、ステップS112で、電源信号が供給されていない第2コネクタ31の2つのピン303、304が導通状態であるか否かがチェックされる。判定結果がYESなら、第2コネクタ31に接続されている機能部品(図4ないし6中、モード2と標記)がマイナスイオン発生器8であると判定されステップ114へ移行し、判定結果がNOならばステップS116へ移行する。
ステップS114では、モード1であるプラズマイオン発生器7はマイナスイオンを発生するよう切り替えられ、モード2であるマイナスイオン発生器8よりマイナスイオンが発生される。すなわち、ステップS114では、タイマを一旦リセットした後オンし、ファン3bの風量をLo、第1LED22の表示色を緑、第2LEDの表示色を緑とするとともに、トランジスタ101をオフ、トランジスタ102をオンとして第1コネクタ30に電源信号を供給しプラズマイオン発生器7をマイナスイオンモードで作動させ、トランジスタ103をオンとして第2コネクタ31に電源信号を供給してマイナスイオン発生器8を作動、すなわちマイナスイオンモードで作動させる。この作動モードでは、モード1およびモード2がともにマイナスイオンを発生し、低風量(Lo)で車室内に緩やかに豊富なマイナスイオンを拡散させることができる。
ステップS116では、第2コネクタ31には機能部品が接続されていない(空き状態)と判定され、一方、モード1であるプラズマイオン発生器7はマイナスイオンを発生するよう切り替えられる。すなわち、ステップS116では、タイマを一旦リセットした後オンし、ファン3bの風量をLo、第1LED22の表示色を緑とするとともに、トランジスタ101をオフ、トランジスタ102をオンとして第1コネクタ30に電源信号を供給してプラズマイオン発生器7をマイナスイオンモードで作動させる。
このとき、第2LED23の表示をオフ、およびトランジスタ103をオフ、すなわち第2コネクタ31への電源信号の供給を停止する状態が継続され、機能部品が接続されていないと判定された第2コネクタ31への電源信号の空打ちが回避される。
その後、ステップS118、S120にて、タイマの経過時間が所定時間T以内に、スイッチ21の操作があれば、ステップS122へ移行し、スイッチ操作がなければ所定時間Tの後、スタートへ戻り空気清浄機1はOFF状態となる。
ステップS122では、ステップS120でのスイッチ操作に基づき、空気清浄機1は強制浄化モードで作動する。すなわち、タイマ一旦リセットした後オンし、ファン3bの風量をHiとし、第1LED22を消灯し、第2LED23の表示色を橙とするとともに、第1および第2コネクタ30、31への電源信号をオフとして、モード1およびモード2においていずれもイオン発生を停止する。この強制浄化モードでは、車室内への送風量を高(Hi)として、除塵フィルタ6a、6bでの通過風量を多くして、車室内のチリやホコリなどの除去効果を高めている。
この強制浄化モードでの作動は、ステップS124、S126にて、タイマの経過時間tが所定時間Tを超えるまで、あるいは、この所定時間に達するまでの間にスイッチ操作があるまで継続し、強制浄化モードが終了後は、スタートに戻り空気清浄機1はOFF状態となり待機する。
一方、ステップS104にて、第1コネクタ30の3つのピン300〜302の少なくとも1つが導通状態でないと判定された場合は、ステップS128へ移行し、第1コネクタ30の2つのピン300、301のいずれもが導通状態であるかがチェックされる。その判定結果がYESである場合は、第1コネクタ30に接続されているモード1の機能部品がマイナスイオン発生器8であると判定されステップS130へ移行し、NOである場合は第1コネクタ30には機能部品が接続されていない(空き状態)と判定され、ステップS140へ移行する。
ステップS130では、モード1であるプラズマイオン発生器7よりマイナスイオンが発生される。すなわち、ステップS130では、CPU26が内蔵するタイマ(経過時間:t)をオン、ファン3bの風量をLo、第1LED22の表示色を緑とするとともに、トランジスタ102のみをオンとして第1コネクタ30に電源信号を供給してモード1であるマイナスイオン発生器8を作動させてマイナスイオンを発生させる、すなわちマイナスイオンモードで作動させる。このとき、第2LED23の表示をオフ、およびトランジスタ103をオフ、すなわち第2コネクタ31への電源信号の供給を停止する状態が継続される。
このモード1におけるマイナスイオンモードでの作動は、ステップS132、S134にて、タイマの経過時間tが所定時間Tに達するまでの間にスイッチ操作があるとステップS136へ移行し、スイッチ操作がなくタイマ経過時間が所定時間を越えたら、スタートに戻り空気清浄機1はOFF状態となり待機する。
ステップS136では、このとき電源信号が供給されていない第2コネクタ31の2つのピン303、304が導通状態であるか否かがチェックされ、判定結果がYESなら第2コネクタ31にモード2としてマイナスイオン発生器8が接続されていると判定されてステップ138へ移行する。判定結果がNOならば第2コネクタ31には機能部品が接続されておらず空気清浄機1を強制浄化モードで作動させるべくステップS122へ移行する。すなわち、ステップS136からS122への移行において、空き状態の第2コネクタ31には電源信号の供給は停止したままであり、電源の空打ちが回避される。
ステップS138では、モード1にてマイナスイオン発生を継続させるとともに、モード2であるマイナスイオン発生器8よりマイナスイオンが発生される。すなわち、タイマを一旦リセットした後オンし、ファン3bの風量をLo、第1LED22の表示色を緑、第2LEDの表示色を緑とするとともに、トランジスタ102をオンとして第1コネクタ30に電源信号を供給しモード1であるマイナスイオン発生器8をマイナスイオンモードで作動させ、トランジスタ103をオンとして第2コネクタ31に電源信号を供給してモード2であるマイナスイオン発生器8を作動、すなわちマイナスイオンモードで作動させる。
このモードでは、ステップS114における作動と同様、モード1およびモード2がともにマイナスイオンを発生し、低風量(Lo)で車室内に緩やかに豊富なマイナスイオンを拡散させることができる。このステップS138の後、ステップS118へ移行する。
上記ステップS128において、第1コネクタ30の2つのピン300、301の少なくともいずれか一方が導通状態でないことが検出されたら、第1コネクタ30には機能部品が接続されていない(空き状態)と判定され、第1コネクタ30への電源信号は停止した状態か継続されてステップS140へ移行する。すなわち、空き状態の第1コネクタ30への電源の空打ちが回避される。
次にステップS140で、このとき電源信号が供給されていない第2コネクタ31の2つのピン303、304が導通状態であるか否かがチェックされる。その判定結果がYESなら第2コネクタ31にモード2としてマイナスイオン発生器8が接続されていると判定されてステップ142へ移行する。判定結果がNOならば第2コネクタ31には機能部品が接続されておらず空気清浄機1を強制浄化モードで作動させるべくステップS122へ移行する。すなわち、ステップS140からS122への移行において、空き状態の第2コネクタ31には電源信号の供給は停止したままであり、電源の空打ちが回避される。
ステップS142では、モード2であるマイナスイオン発生器8よりマイナスイオンが発生される。なお、モード1では、機能部品が接続されていないため、マイナスイオンはモード2においてのみ発生することになる。すなわち、このステップでは、タイマをオン、ファン3bの風量をLo、第2LED23の表示色を緑とするとともに、トランジスタ103をオンとするとして第2コネクタ31に電源信号を供給してモード2であるマイナスイオン発生器8をマイナスイオンモードで作動させる。
このとき、第1LED22の表示をオフ、トランジスタ101、102をともにオフ、すなわち第1コネクタ30への電源信号の供給を停止する状態が継続され、機能部品が接続されていないと判定された第1コネクタ30への電源信号の空打ちが回避される。このステップの後、ステップS118へ移行する。
以上、本実施形態のスイッチ制御ルーチンの実行により、スイッチ21の操作毎に、第1および第2コネクタ30、31に接続される機能部品が、プラズマイオン発生器7であるかマイナスイオン発生器8であるかを、スイッチ制御回路20により判定され、その判定結果に応じて第1および第2コネクタ30、31に接続されている機能部品を作動させることができる。すなわち、本実施形態では、次の(1)〜(6)の場合について、最小限のスイッチ操作で適切な作動モードを選択することができる。
(1)第1コネクタ30にプラズマイオン発生器7、第2コネクタ31にマイナスイオン発生器8が接続されている場合の作動モードは次のように変遷する。スイッチ操作が1回目でステップS106のモード1:プラズマイオンモード、モード2:停止、2回目でステップS114のモード1およびモード2:マイナスイオンモード、3回目でステップS122の強制浄化モード、そして4回目でOFF状態となって待機する。
(2)第1コネクタ30にプラズマイオン発生器7が接続され、第2コネクタ31には機能部品が接続されていない場合の作動モードは次のように変遷する。スイッチ操作が1回目で上記ステップS106の作動モード、2回目でステップS116のモード1:マイナスイオンモード、モード2:停止、3回目でステップS122の強制浄化モード、4回目でOFF状態となって待機する。
(3)第1および第2コネクタ30、31にともにマイナスイオン発生器7が接続されている場合の作動モードは次のように変遷する。スイッチ操作が1回目でステップS130のモード1:マイナスイオンモード、モード2:停止、2回目でステップS138(ステップS114と同じ作動モード)のモード1およびモード2:マイナスイオンモード、3回目でステップS122の強制浄化モード、4回目でOFF状態となって待機する。
以上の(1)〜(3)における機能部品の接続状態では、スイッチ操作が4回で一連の作動モードの切り替えを終了する。
(4)第1コネクタ30にマイナスイオン発生器7が接続され、第2コネクタ31には機能部品が接続されていない場合の作動モードは次のように変遷する。スイッチ操作が1回目でステップS130のモード1:マイナスイオンモード、モード2:停止、2回目でステップS122の強制浄化モード、3回目でOFF状態となって待機する。すなわち、スイッチ操作が3回で一連の作動モードの切り替えを終了する。また、上記(3)の場合に実行されたステップS138での作動が、この(4)の場合には、実行できないため、この作動に対応する表示内容をジャンプしてその次のステップS122の作動およびこれを表す表示器の表示内容が選択され、表示および作動の実行がなされる。これにより、無駄な作動を継続することが防止される。
(5)第1コネクタ30には機能部品が接続されておらず(空き状態)、第2コネクタ31にマイナスイオン発生器8が接続されている場合の作動モードは次のように変遷する。スイッチ操作が1回目でステップS142のモード1:停止、モード2:マイナスイオンモード、2回目でステップS122の強制浄化モード、3回目でOFF状態となって待機する。この場合もスイッチ操作が3回で一連の作動モードの切り替えを終了する。
(6)第1および第2コネクタ30、31にはいずれも機能部品が接続されていない場合の作動モードは、スイッチ操作1回目でステップS122の強制浄化モードの後、2回目でOFF状態となって待機する。したがって、2回のスイッチ操作で一連の作動モードの切り替えが終了する。また、この(6)の場合には、上記ステップS106、S114、S116、S130、S138、S142での作動を実行できないので、これらの作動に対応する表示をジャンプして直ちにステップS122の作動およびこれを表す表示器の表示内容が選択され、表示および作動の実行がなされる。これにより、無駄な作動を継続することが防止される。
以上のように、本実施形態では、1つのスイッチ操作で、複数の機能部品(プラズマイオン発生器7とマイナスイオン発生器8および送風機3)の作動状態の切り替え制御が可能である。
また、第1および第2コネクタ30、31への機能部品の接続状態に応じて、スイッチ操作により作動モードを切り替える際に、例えば機能部品が接続されていない空き状態のコネクタに電源信号を発生するような無駄な操作を回避して、最小限のスイッチ操作で所望の作動モードを変化、選択することができる。
第1および第2コネクタ30、31への機能部品の接続状態を判定するためのピンの電気接続状態(導通状態)検出を、スイッチ操作によるトリガ信号が発生する毎に行うので、常時電気接続状態を監視する必要がなく、必要なときに、すなわち、少ない操作回数で電気接続状態の検出を行うことができる。
また、第1LED22および第2LED23の点灯状態により、空気清浄機1の作動状態(作動モード)を一対一に表示することができる。すなわち、第1LED22が青のときモード1はプラズマイオンモードを表し、第1LED22が緑のときモード1はマイナスイオンモードを表し、第1LED22がオフのときはモード1は停止状態を表す。また、第2LED23が緑のときはモード2がマイナスイオンモードを表し、第2LED23が橙のときは強制浄化モードを表し、第2LED23がオフのときはモード2が停止状態を表す。換言すれば、表示器である第1および第2LED22、23の表示内容より空気清浄機1の作動モードを判別できる。
なお、本実施形態では、第1コネクタ30に接続されたプラズマイオン発生器7がプラズマイオンモードで作動しているときには、第2コネクタ31に接続されたマイナスイオン発生器8は作動停止している(ステップS106)例について説明したが、これに限らず、プラズマイオン発生器7がプラズマイオンモードで作動しているときに、マイナスイオン発生器8も同時に作動してマイナスイオンを発生するようにしてもよい。
また、本実施形態では、機能部品としてプラズマイオン発生器7およびマイナスイオン発生器8を第1および第2コネクタ30、31に接続、あるいは付け替えをする例を示したが、これに限らない。例えば、電気的駆動手段により複数の香りを切り替えて発生させる香り発生器や、水蒸気を発生させる加湿器、あるいは、電気的に塵埃を捕集する電気集塵機等を機能部品として、第1および第2コネクタ30、31に接続、あるいは付け替えるようにしてもよい。
本発明の実施形態の空気清浄機を車室内の下から見た平面図である。 図1のA−A断面図である。 スイッチ制御回路(制御手段)の概略構成を示す図である。 本実施形態のスイッチ制御ルーチンを示すフローチャートの一部である。 本実施形態のスイッチ制御ルーチンを示すフローチャートの一部である。 本実施形態のスイッチ制御ルーチンを示すフローチャートの一部である。
符号の説明
1…空気改質機としての空気清浄機、2a、2b…ケース、2c…カバー、
3…送風機、3a…モータ、3b…ファン、4a…ノーズ部、4b…スクロール部、
6a、6b…除塵フィルタ、7…プラズマイオン発生器、8…マイナスイオン発生器、
9a…吸込口、9b…吹出口、20…スイッチ制御回路(制御手段)、
21…スイッチ、22…第1LED、23…第2LED、26…CPU、
30…第1コネクタ、31…第2コネクタ、100…バッテリ、
101〜109…スイッチングトランジスタ、300〜305…ピン(接続端子)。

Claims (11)

  1. 操作に応じてトリガ信号を発生するスイッチ(21)と、
    機能部品(7、8)と電気接続されるコネクタ(30、31)と、
    前記トリガ信号の発生に応じて前記機能部品に所望の作動を行わせるよう、前記コネクタを介して前記機能部品に電源信号を供給する制御手段(20)とを備え、
    前記制御手段は、前記コネクタと前記機能部品との電気接続状態を検出し、前記検出された電気接続状態に応じて前記機能部品の作動状態を変更するよう前記電源信号を制御することを特徴とするスイッチ制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出された電気接続状態に基づき前記コネクタに前記機能部品が接続されていないと判定された場合は、前記電源信号を停止することを特徴とする請求項1に記載のスイッチ制御装置。
  3. 前記コネクタは複数の接続端子(300〜305)を備え、前記複数の接続端子を介して前記機能部品と電気接続するものであり、
    前記制御手段は前記コネクタの複数の接続端子のそれぞれの導通状態に応じて前記電気接続状態を検出することを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチ制御装置。
  4. 前記コネクタは、第1の機能部品(7)と前記第1の機能部品よりも接続端子の数が少ない第2の機能部品(8)とに接続可能であり、
    前記制御手段は、前記検出した電気接続状態に応じて、前記コネクタに接続されている機能部品が前記第1または第2の機能部品であることを判定し、前記接続されている機能部品に応じた電源信号を発生することを特徴とする請求項3に記載のスイッチ制御装置。
  5. 表示部(22、23)をさらに備え、
    前記制御手段は、前記電源信号により作動する前記機能部品の作動状態に応じて前記表示部の表示状態を制御することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のスイッチ制御装置。
  6. 前記コネクタは複数備えられているとともに、前記制御手段は前記トリガ信号が発生する毎に、前記複数のコネクタにそれぞれ接続される前記各機能部品に、それぞれ対応する電源信号を供給することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のスイッチ制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記電気接続状態の検出を、前記トリガ信号が発生する毎に実行することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のスイッチ制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記電気接続状態の検出を、前記電源信号が停止状態にあるコネクタに対して実行することを特徴とする請求項7に記載のスイッチ制御装置。
  9. 操作に応じてトリガ信号を発生するスイッチ(21)と、
    第1の機能部品(7)および前記第1の機能部品よりも接続端子数の少ない第2の機能部品(8)のいずれかと前記接続端子を介して電気接続可能な第1のコネクタ(30)と、
    前記第1の機能部品および前記第2の機能部品のいずれかと前記接続端子を介して電気接続可能な第2のコネクタ(31)と、
    前記トリガ信号の発生に応じて、前記第1および第2のコネクタに接続される前記各機能部品にそれぞれ所望の作動を行わせる第1および第2の電源信号を発生し、前記第1および第2のコネクタを介して前記それぞれの機能部品に供給する制御手段(20)とを備え、
    前記制御手段は、前記各コネクタと前記機能部品との接続の有無を含む電気接続状態を検出し、前記検出された電気接続状態に応じて第1および第2のコネクタに接続される前記機能部品の作動状態を変更するよう前記第1および第2の電源信号を制御することを特徴とするスイッチ制御装置。
  10. スイッチ(21)の操作に応じて表示を行う表示部(22、23)と、
    前記スイッチ操作に応じて前記表示部に表示する内容を変更するとともに、複数の作動状態より前記表示内容に対応した作動を選択して実行する制御手段(20)と、を備え、
    前記制御手段は、前記スイッチ操作に応じた前記作動を実行できない場合には、前記表示内容をジャンプして他の表示内容を選択して表示させるとともに、前記選択された他の表示に応じた作動を実行することを特徴とするスイッチ制御装置。
  11. 所定の風量を発生する送風機(3)と、
    前記送風機による風の流れに所定の機能を付与する機能部品(7、8)と、
    前記機能部品と着脱可能に構成され、前記機能部品を作動させる電源信号を複数の接続端子を介して前記機能部品に供給するコネクタ(30、31)と、
    操作によりトリガ信号を発生するスイッチ(21)と、
    前記トリガ信号に応じて前記送風機および機能部品の作動状態を制御するものであって、前記機能部品の電源信号を発生し前記コネクタに出力する制御手段(20)と、
    前記送風機と機能部品とのそれぞれの作動状態を表示する表示部(22、23)と、を備え、
    前記制御手段は、前記コネクタと機能部品との電気接続状態を前記各接続端子の導通に基づき検出し、前記電気接続状態に応じて前記機能部品の電源信号を制御することを特徴とする空気改質機。
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