JP2005229496A - アンテナキャップ及びそれを備えたアンテナの照明構造 - Google Patents

アンテナキャップ及びそれを備えたアンテナの照明構造 Download PDF

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徹 坂田
Atsushi Yamashita
厚 山下
Shunei Takasaki
俊英 高崎
Masaru Saito
勝 齋藤
Masashi Sonoda
昌史 園田
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Abstract

【課題】コードレス電話機子機等において着信時に点滅するアンテナの先端に配設するだけで、光源からの光を屈折、拡散及び反射させることにより側面から射出される輝度の低下を抑え、視認性を向上させることができるアンテナキャップ及びそれを備えたアンテナの照明構造を提供することを目的とする。
【解決手段】コードレス電話機子機等のアンテナカバー部16の先端に配設され光源からの光を外側面に拡散させる拡散部2と、拡散部2の上部に覆設され光源からの光を拡散部2へ反射させる不透光部3と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、着信時等にアンテナを点滅させる場合、アンテナの外周面を発光させることにより、ユーザが正面や側面から着信を確認し易いコードレス電話機子機等のアンテナキャップ及びそれを備えたアンテナの照明構造に関するものである。
近年、家庭用の電話機にはコードレスの子機を備えたものが普及しており、電話機本体がない部屋などで通話を可能にする便利なものとして利用されている。この子機はコードレスであるため、ほとんどの場合、電話機本体及び充電台に伏せるか、立たせた状態で各所に設置される。
この子機には、子機本体の天面や背面において発光ダイオード(以下、LEDという)を光源として着信表示するものや、アンテナ先端をLEDで発光させることにより着信表示するもの等がある。
しかし、アンテナ先端をLEDで発光させるものは、主に頂点部分が発光し、アンテナ側面(外周)に十分な輝度がえられず、子機の正面や背面、側面からの視認性に欠けるという問題点を有していた。
この問題を解決するために(特許文献1)には、「電極が形成された基板の上面に発光素子を載置し、該発光素子と電極とを電気的に接続すると共に、該発光素子を樹脂体で封止してなる発光ダイオードにおいて、樹脂体の表層部に光散乱材が集中する光散乱層を設けたことを特徴とする発光ダイオード」が開示されている。
また、(特許文献2)には、「発光ダイオードを複数個配列してなるランプ基台を、上面の断面が略逆円錐状の透光性キャップにて閉塞してなることを特徴とする発光ダイオードランプ」が開示されている。
特開2003−298115号公報 実開昭60−13757号公報
しかしながら上記従来の技術では、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)は、発光素子を封止する樹脂体の表面に光散乱層を形成することにより、発光素子から発光した光が樹脂体を透過する際の反射率を高め、樹脂体の側面方向へ光を散乱させるものであるが、光が樹脂体の上面からも射出されると共に、光散乱層や基板で反射された光が減衰するため、樹脂体側面で十分な輝度をえることができず、側面からの視認性に欠けるという課題を有していた。
(2)(特許文献2)は、上面の断面を略逆円錐状に形成することにより、光を側面方向に反射させるものであるが、一つの光源からの全ての光を有効に外側へ反射することはできず、側面全周から光を射出するためには、複数の発光ダイオードを円周上に配列しなければならないので、本体が大型化し、生産性、低コスト性に欠けると共に、内部で反射された光が減衰するために十分な輝度を得ることができず、視認性、省電力性に欠けるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、コードレス電話機子機等において着信時等に点滅するアンテナの先端に配設するだけで、光源からの光を屈折、拡散及び反射させることにより側面から射出される輝度の低下を抑え視認性を向上させることができるアンテナキャップの提供、及びそれを備えた着信時等に従来のアンテナ性能を確保しつつアンテナ先端の外周面を発光させることができ、ユーザが正面や側面から着信等を確認し易く、視認性、省電力性に優れたコードレス電話機子機等のアンテナの照明構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のアンテナキャップは、コードレス電話機子機等のアンテナカバー部の先端に配設され光源からの光を外周面に拡散させる拡散部と、拡散部の上部に覆設され光源からの光を拡散部へ反射させる不透光部と、を備えている構成を有している。
これにより、直接、拡散部に入射した光源からの光を拡散部で拡散させると共に、不透光部で反射された光を拡散部へ導光して拡散させることができるので、着信時等に発光するコードレス電話機子機等のアンテナの先端に配設するだけで、光源からの光をアンテナの頂点部から射出させることなく、アンテナ側面部から射出させて輝度の低下を抑え視認性を向上させることができるアンテナキャップを提供することができる。
上記課題を解決するために、本発明のアンテナの照明構造は、ホルダと、ホルダの一側面に配設された基板部と、基板部に配設された光源となる発光ダイオードと、ホルダの略中心部に配設又は形成され下端部が発光ダイオードに対向して配置された導光部材と、ホルダに配設された送信及び/又は受信用の金属部と金属部に接続されたケーブルとを有するアンテナ部と、ホルダに外挿される筒状のアンテナカバー部と、アンテナカバー部の先端に配設され光源からの光を外周面に拡散させる拡散部と拡散部の上部に覆設され光源からの光を拡散部へ反射させる不透光部とを有するアンテナキャップと、を備えている構成を有している。
これにより、光源となる発光ダイオードの光を導光部材の下端部から上端部に導くことができ、アンテナカバー部の先端に配設されたアンテナキャップ内に発光ダイオードの光を入射させることができ、従来のアンテナ性能を確保しつつアンテナキャップを発光させてユーザに着信等を知らせることができる視認性に優れたアンテナの照明構造を提供することができる。
以上説明したように本発明のアンテナキャップ及びそれを備えたアンテナの照明構造によれば、アンテナ性能を満足しつつアンテナ先端の外周面を発光させることにより、ユーザがアンテナの発光を確認し易いという利点がある。
本発明は、コードレス電話機子機等において着信時等に点滅するアンテナの先端に配設するだけで、光源からの光を屈折、拡散及び反射させることにより側面から射出される輝度の低下を抑え視認性を向上させることができるアンテナキャップを提供するという目的を、アンテナカバー部の先端に配設され光源からの光を外周面に拡散させる拡散部の上部に光源からの光を拡散部へ反射させる不透光部を覆設することにより実現した。
本発明は、従来のアンテナ性能を確保しつつアンテナ先端の外周面を発光させることができ、ユーザが正面や側面から着信等を確認し易く、視認性、省電力性に優れたコードレス電話機子機等のアンテナの照明構造を提供するという目的を、光源となる発光ダイオー
ドの光を導光部材によりアンテナカバー部の先端に配設されるアンテナキャップ内部へ入射させることにより実現した。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、アンテナキャップであって、コードレス電話機子機等のアンテナカバー部の先端に配設され光源からの光を外周面に拡散させる拡散部と、拡散部の上部に覆設され光源からの光を拡散部へ反射させる不透光部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下の作用を有する。
(1)コードレス電話機子機等のアンテナカバー部の先端に配設される拡散部を有するので、着信等を知らせる光源からの光を拡散部で拡散させることができ、光を外周面から射出させることができて、アンテナの側面からの視認性を向上させることができる。
(2)拡散部の上部に覆設された不透光部を有するので、拡散部を通過して不透光部に達した光を拡散部へ反射させることができ、外周面から射出される光量を増加させることができ、輝度を向上させることができる。
ここで、拡散部の材質にはポリカーボネート等の合成樹脂やゴムが好適に用いられる。上述の透明材料中に光を散乱、拡散させる拡散材料を混入することにより、拡散性を付与する。また、拡散部は、透明材料中に拡散材料を混入する代りに、拡散部の内側に形成される受光面や外側面に梨地処理を施すことによっても、同様に光を散乱、拡散させることができる。拡散部は略円柱状や略楕円柱状、三角柱や四角柱等の多角柱状等に形成される。
不透光部は全体を有色の不透明にすることで形成され、ABS等の合成樹脂の他、ゴム、金属等の幅広い材質を用いることができる。拡散部と不透光部は接着や嵌合等で接合することができる。また、拡散部と不透光部に融点の異なる材質を用いた場合、二色成型により一体的に形成することができ、生産性、低コスト性に優れる。尚、不透光部は拡散部の上面に当接する底面部のみを着色するか、反射塗膜層を配設することにより形成することもできる。反射塗膜層は、シリカ、酸化チタン、ガラス粉体、アルミ粉体等の超微粉末を透明合成樹脂素材等に混合して形成することができ、直接、塗布してもよいし、反射塗膜層を形成したシート等を敷設してもよい。また、反射塗膜層の代りに乱反射テープを用いてもよい。
上記課題を解決するためになされた第2の発明は、第1の発明に記載のアンテナキャップであって、拡散部が、単一又は複数の傾斜部、若しくは曲面部の内いずれか1以上を有する受光面を備えている構成を有している。
この構成により、第1の発明の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)拡散部が、単一又は複数の傾斜部、若しくは曲面部の内いずれか1以上を有する受光面を備えていることにより、光源からの光を受光面で屈折させることができ、拡散部の外周面から射出させることができるので、光が一旦、拡散部を通過し不透光部まで達してから拡散部へ反射される割合を低減させることができ、光量が減衰する割合を低減させることができる。
ここで、拡散部の受光面の傾斜部の傾斜角度や曲面部の曲率は拡散部の屈折率、光源からの光の出光角度範囲及び位置等により決定する。
上記課題を解決するためになされた第3の発明は、第1の発明に記載のアンテナキャップであって、拡散部の下部に延設されて光源からの光を拡散部へ導光する導光部を備えている構成を有している。
この構成により、第1の発明の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)拡散部の下部に延設された導光部を有するので、光源からの光を導光部により確実に拡散部へ導光することができ、拡散部の外周面を発光させることができる。
(2)導光部と拡散部を一部品で形成できるので、部品点数及び組立て工数を低減でき、低コスト化を図ることができる。
ここで、導光部を拡散部を一部品で形成する場合、前述の拡散部と同様に透明材料で形成し、拡散材料を混入する。材質が透明であることにより、導光部で光源からの光を拡散部へ導光することができると共に、拡散材料が混入されていることにより、拡散部では光を拡散させることができ、拡散部の外周面を発光させることができる。また、前述と同様に拡散部の外側面には梨地処理を施してもよい。
上記課題を解決するためになされた第4の発明は、第1乃至第3の内いずれかの発明に記載のアンテナキャップであって、不透光部の底部が、単一又は複数の傾斜部、若しくは曲面部の内いずれか1以上を有する反射面を備えている構成を有している。
この構成により、第1乃至第3の内いずれかの発明の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)不透光部の底部が、不透光部の底部が、単一又は複数の傾斜部、若しくは曲面部の内いずれか1以上を有する反射面を備えているので、不透光部に達した光を反射面で有効に拡散部の外周面側へ反射させることができ、拡散部の外周面全体を満遍なく発光させることができる。
ここで、不透光部の反射面の傾斜角度や曲面部の曲率は、拡散部の受光面の形状、光源からの光の出光角度範囲及び位置等により決定する。
上記課題を解決するためになされた第5の発明は、アンテナの照明構造であって、ホルダと、ホルダの一側面に配設された基板部と、基板部に配設された光源となる発光ダイオードと、ホルダの略中心部に配設又は形成され下端部が発光ダイオードに対向して配置された導光部材と、ホルダに配設された送信及び/又は受信用の金属部と金属部に接続されたケーブルとを有するアンテナ部と、ホルダに外挿される筒状のアンテナカバー部と、アンテナカバー部の先端に配設された第1,2,4の内いずれかに記載のアンテナキャップと、を備えている構成を有している。
この構成により、以下の作用を有する。
(1)光源となる発光ダイオードを備えた基板部がホルダの一側面に配設され、導光部材が下端部で発光ダイオードに対向するようにホルダの略中心部に配設又は形成されているので、発光ダイオードの光を導光部材の下端部から上端部に導くことができ、アンテナ先端部を発光させることができる。
(2)ホルダに筒状のアンテナカバー部が外挿され、アンテナカバー部の先端にアンテナキャップが配設されるので、発光ダイオードの光をアンテナキャップ内に入射させるこ
とができ、アンテナ先端部に配設されたアンテナキャップから光を射出させてユーザに着信等を知らせることができる。
(3)光源として発光ダイオードを用いることにより、長寿命性、省エネルギー性に優れる。
(4)導光部材がホルダの略中心部に配設又は形成され外周をホルダ及びアンテナカバー部で覆われていることにより、導光部材の外周面から出光した光をホルダ又はアンテナカバー部の内周面で反射させ、再び導光部材に入光させることができるので、光源からの光を減衰させることなく導光部材の下端部から上端部に導くことができ、アンテナ先端部を発光させることができる。
(5)光源となる発光ダイオードが基板部に配設され、導光部材が下端部で発光ダイオードに対向するように配設されていることにより、光が導光部材によりアンテナ先端部まで導光されるので、発光ダイオードの発光がアンテナ部における送受信に影響を与えることがなく、従来のアンテナ性能を確保することができる。
ここで、導光部材は透明な材質であればよく、合成樹脂の他、ガラスやゴム等を使用することができる。
導光部材とホルダを別部材で形成する場合は、ホルダの略中央長手方向に嵌合孔部を穿設し、嵌合孔部に導光部材を嵌入することにより組立てる。また、導光部材とホルダに融点の異なる材質を用いた場合、二色成型によって一体的に形成することができ、生産性、低コスト性に優れる。
ホルダを有色の不透明な材質で形成することにより、導光部材の外周面から出光した光をホルダの嵌合孔部の内周面で反射させることができ、再び導光部材に入光させることができるので、光源からの光を減衰させることなく導光部材の下端部から上端部に導くことができる。
また、導光部材とホルダを同一材料で一体に形成する場合、透明な材質を用いるが、ホルダに外挿されるアンテナカバー部を不透明な材質で形成することにより、ホルダの外周面から出光した光をアンテナカバー部の内周面で反射させ、再びホルダの導光部材に入光させることができるので、光源からの光を導光部材の下端部から上端部に導くことができ、アンテナ先端部を発光させることができる。
ホルダに配設されたアンテナ部の金属部は送信及び/又は受信を行なう。送受信する周波数等により、送信又は受信のみを行なう金属部を別々に有する場合と一つの金属部で送信及び受信の両方を行なう場合がある。
また、アンテナ部で送受信する周波数に応じて金属部の形状を変更するが、予めホルダに複数種類の金属部形状に合わせた金属部係止部を形成することにより、一つのホルダで対応できる。
ホルダとホルダに外挿される筒状のアンテナカバー部にはそれぞれ互いに係止される係止凸部又は係止凹部が形成される。これにより、ホルダとアンテナカバー部を摺動させるだけで容易に組立てることができ生産性に優れる。ホルダとアンテナカバー部を着脱自在に係止させた場合、容易に組立て、分解ができ、部品交換を行なうことができるのでメンテナンス性に優れる。
上記課題を解決するためになされた第6の発明は、アンテナの照明構造であって、略中央長手方向に形成された嵌合孔部を有するホルダと、ホルダの一側面に配設された基板部と、基板部に配設された光源となる発光ダイオードと、ホルダに配設された送信及び/又は受信用の金属部と金属部に接続されたケーブルとを有するアンテナ部と、ホルダに外挿される筒状のアンテナカバー部と、ホルダの嵌合孔部に導光部が嵌入されアンテナカバー部の先端に配設された第3又は4に記載のアンテナキャップと、を備えている構成を有している。
この構成により、以下の作用を有する。
(1)アンテナキャップが拡散部と一体に形成された導光部を有するので、部品点数を減らすことができ、導光部の下端部が発光ダイオードに対向するようにホルダの嵌合孔部に導光部を嵌入してアンテナキャップをアンテナカバー部の先端に配設するだけで容易に組み立てることができ、発光ダイオードの光を導光部の下端部から拡散部まで確実に導くことができ、従来のアンテナ性能を確保しつつアンテナキャップを発光させることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、各図に基づいて説明する。
図1は本実施の形態1におけるアンテナキャップを示す断面図である。
図1中、1はコードレス電話機子機等のアンテナカバー部の先端に配設される本実施の形態1におけるアンテナキャップ、2は下部に固定用爪部2aが形成されたアンテナキャップ1の拡散部、2bはアンテナキャップ1の拡散部2の内周面に略円錐状の傾斜部として形成された受光面、2cは拡散部2の内部から外部へ向かって光を射出する外周面、2dは拡散部2の上部に形成された係合孔、3は下部に突設された係合部3aを拡散部2の係合孔2dに係合され拡散部2の上部に覆設されて拡散部2と一体化された不透光部、3bは不透光部3の底部に中心部が低く外周部が高い略逆円錐状の傾斜部として形成された反射面である。
拡散部2の材質にはポリカーボネートを使用し、拡散材料を混入することにより、拡散性を付与した。尚、拡散部2に拡散材料を混入する代りに、拡散部2の受光面2bや外周面2cに梨地処理を施して、光を散乱、拡散させることもできる。不透光部3の材質にはABSを使用し、全体を有色の不透明にすることで不透光性を付与した。本実施の形態では、拡散部2と不透光部3を二色成型により一体的に形成したが、接着や嵌合等で接合することができる。
以上のように形成されたアンテナキャップを備えたアンテナの照明構造について、以下、図面を用いて説明する。
図2は本実施の形態1におけるアンテナキャップを備えたアンテナを示す側面図であり、図3(a)は本実施の形態1におけるアンテナキャップを備えたアンテナを示す断面図であり、図3(b)はアンテナカバー部を取り去った状態のアンテナ本体を示す正面図であり、図4(b)はホルダを示す正面図、図4(a)は図4(b)で示すホルダのA−A断面図である。
以下、図2から図4に基づいて説明する。10はアンテナ本体、11は略中央長手方向に形成された嵌合孔部11aを有するアンテナ本体10の棒状のホルダである。ホルダ10において、11bはホルダ11の側面に形成された係止凸部、11cはホルダ11の側
面に形成された凸状の金属部係止部、11dはホルダ11において金属部係止部11cと同じ側面部に形成された壁部、11eは嵌合孔部11aの下端部に形成された凸状の係止爪部、11fはホルダ11に穿設されたビス孔である。12はホルダ11の一側面にビス17で固定された基板部である。ビス17は基板部12上に設けられた孔を貫通し、更にホルダ11に形成されたビス孔11fに螺入される。
また、13は基板部12に配設された光源となる発光ダイオード、14は下端部が発光ダイオード13に対向してホルダ11の嵌合孔部11aに嵌入された透明な合成樹脂製の導光部材である。ここで、ホルダ11は発光ダイオード13が配設された基板部12にビス17で固定されている。導光部材14はホルダ11の中で係止爪部11eにより位置規制されることにより、導光部材14と発光ダイオード13との間隔を一定に保つことができ、導光部材14が突き当たることによる発光ダイオード13の破壊や発光ダイオード13と基板部12との接続の切断を防いでいる。
15は電磁波を送受信するためのアンテナ素子となる金属部15aおよび金属部15bと、同軸ケーブルであるケーブル15cとからなりホルダ11の金属部係止部11cと同じ側面に配設されたアンテナ部である。金属部15aと金属部15bには固定用の孔が設けられており、この孔をホルダ11の金属部係止部11cが貫通し、この金属部係止部11cを超音波溶接によってかしめる。これにより金属部15aと金属部15bはホルダ11の一側面に固定される。金属部15aと金属部15bの中央寄り端部には、ケーブル15cから金属部15aと金属部15bとに給電する給電点が設けられ、金属部15aにケーブル15cの内部導体、15bに外部導体がはんだ付けにより電気的に接続される。
また、16はホルダ11に外挿される筒状のアンテナカバー部、16aはアンテナカバー部16の下端に形成されホルダ11の係止凸部11bに係止される係止凹部、16bはアンテナカバー部16の上端に形成されアンテナキャップ2の固定用爪部2aが係止されるキャップ固定部である。係止凹部16aを係止凸部11bに係止することによりホルダ11にアンテナカバー部16を着脱自在に固定できる。
アンテナカバー部16がホルダ11に着脱される際、ホルダ11の壁部11dはアンテナカバー部16の内側の面と摺接し、ホルダ11をアンテナカバー部16内に完全に装着した状態では、アンテナカバー部16の内側に当接した状態を保つ。これにより、本実施の形態1のアンテナの組立て時やチェック時にアンテナカバー部16がアンテナ部15に接触しにくくなる。また本実施の形態1のアンテナを備えたコードレス電話機子機等の通常使用状態(アンテナカバー部16がホルダ11に固定された状態)において、落下などにより衝撃が加わっても、アンテナカバー部16とアンテナ部15との間の空隙18が保たれるため、アンテナカバー部16の内側の面がアンテナ部15に接触することを防ぐことができる。したがって、給電点の電気的接続が保たれ、アンテナ部15の破壊や変形することによる特性の変化を防ぎ、常に良好な通話を行うことが可能となる。
なお、アンテナ部15で送受信する周波数が異なる場合、周波数に応じて金属部15a、15bの形状が異なるので、予めホルダ11に複数種類の金属部形状に合わせた金属部係止部11cを形成することにより、一つのホルダ11で対応できる。
以上のように構成されたアンテナの照明構造について説明する。
図5は、本実施の形態1におけるアンテナキャップを備えたアンテナの照明構造を説明する模式図である。
図5中、矢印a、b、cはアンテナキャップ1における光の経路を示している。
光源となる発光ダイオード13から照射された光は導光部材14の上端部まで達した後、三種類の経路を通って拡散部2の外周面2cから射出される。
経路aでは導光部材14を出た光が直接、拡散部2の受光面2bで屈折され、拡散部2の外周面2cから射出される。
経路bでは拡散部2内に入射した光が拡散部2の内部で拡散されながら拡散部2の外周面2cから射出される。
経路cでは受光面2bで屈折された光が一旦、不透光部3の反射面3bで反射され、外周面2cから射出される。
以上の経路a、b、cを有することにより、光源からの光が拡散部2の外周面2c全体から満遍なく射出される。
以上のように本実施の形態1におけるアンテナキャップは構成されているので、以下のような作用を有する。
(1)コードレス電話機子機等のアンテナカバー部16の先端に配設される拡散部2を有するので、着信等を知らせる光源からの光を拡散部2で拡散させることができ、光を拡散部2の外周面2cから射出させることができて、アンテナ本体10の側面からの視認性を向上させることができる。
(2)拡散部2の上部に覆設された不透光部3を有するので、拡散部2を通過して不透光部3に達した光を反射面3bで拡散部2へ反射させることができ、拡散部2の外周面2cから射出される光量を増加させることができ、拡散部2の輝度を向上させることができる。
(3)拡散部2の内周面が、略円錐状に傾斜して形成された受光面2bを有することにより、光源からの光を受光面2bで屈折させることができ、拡散部2の外周面2cから射出させることができるので、光が一旦、拡散部2を通過し不透光部3まで達してから拡散部2へ反射される割合を低減させることができ、光量が減衰する割合を低減させることができる。
(4)不透光部3の底部が、中心部が低く外周部が高い略逆円錐状に形成された反射面3bを有するので、不透光部3に達した光を有効に拡散部2の外周面2c側へ反射させることができ、拡散部2の外周面2c全体を満遍なく発光させることができる。
以上のように本実施の形態1におけるアンテナキャップを備えたアンテナの照明構造は構成されているので、以下のような作用を有する。
(1)光源となる発光ダイオード13を備えた基板部12がホルダ11の一側面に配設され、導光部材14が下端部で発光ダイオード13に対向するようにホルダ11の嵌合孔部11aに嵌入されているので、発光ダイオード13の光を導光部材14の下端部から上端部に導くことができ、アンテナ先端部を発光させることができる。
(2)ホルダ11に筒状のアンテナカバー部16が外挿され、アンテナカバー部16の先端にアンテナキャップ1が配設されるので、発光ダイオード13の光をアンテナキャップ1内に入射させることができ、アンテナ性能を低下させることなく、アンテナ先端部に
配設されたアンテナキャップ1から光を射出させてユーザに着信等を知らせることができる。
(3)光源として発光ダイオード13を用いることにより、長寿命性、省エネルギー性に優れる。
(4)導光部材14がホルダ11の嵌合孔部11aに嵌入され外周を覆われていることにより、導光部材14の外周面から出光した光をホルダ11の嵌合孔部14aの内周面で反射させ、再び導光部材14に入光させることができるので、発光ダイオード13からの光を減衰させることなく導光部材14の下端部から上端部に導くことができ、アンテナ先端部を発光させることができる。
なお、本実施の形態では、ホルダ11の略中央長手方向に嵌合孔部11aを穿設し、別部材で形成した導光部材14を嵌入したが、ホルダ11と導光部材14を二色成型により一体的に形成することや、同一材料で一部品として形成することもできる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について、各図に基づいて説明する。
図6は本実施の形態2におけるアンテナキャップを示す断面図である。
本実施の形態2におけるアンテナキャップが本実施の形態1におけるアンテナキャップと異なるのは、アンテナキャップ21の拡散部2の下部に光源からの光を拡散部2へ導光する導光部22が延設されている点である。
拡散部2及び導光部22の材質には透明なポリカーボネートを使用し、拡散材料を混入することにより、拡散性を付与した。材質が透明であることにより、導光部22で光源からの光を拡散部2へ導光することができると共に、拡散材料が混入されていることにより、拡散部2では光を拡散させることができ、拡散部2の外周面2cを発光させることができる。尚、拡散部2の外周面2cには梨地処理を施して、光を散乱、拡散させることもできる。
以上のように本実施の形態2におけるアンテナキャップは構成されているので、以下のような作用を有する。
(1)拡散部2の下部に延設された導光部22を有するので、光源からの光を導光部22により確実に拡散部2へ導光することができ、拡散部2の外周面を発光させることができる。
(2)導光部22と拡散部2を一部品で形成できるので、部品点数及び組立て工数を低減でき、低コスト化を図ることができる。
本発明のアンテナキャップ及びそれを備えたアンテナの照明構造は、着信時等にアンテナを点滅させる場合、アンテナ性能を満足しつつアンテナ先端の外周面を発光させることにより、ユーザが正面や側面から着信等を確認し易く視認性に優れ、光源からの光を有効に利用でき省電力化に役立つ。
本実施の形態1におけるアンテナキャップを示す断面図 本実施の形態1におけるアンテナキャップを備えたアンテナを示す側面図 (a)本実施の形態1におけるアンテナキャップを備えたアンテナを示す断面図、(b)アンテナカバー部を取り去った状態のアンテナ本体を示す正面図 (a)図4(b)で示すホルダのA−A断面図、(b)ホルダを示す正面図 本実施の形態1におけるアンテナキャップを備えたアンテナの照明構造を説明する模式図 本実施の形態2におけるアンテナキャップを示す断面図
符号の説明
1、21 アンテナキャップ
2 拡散部
2a 固定用爪部
2b 受光面
2c 外周面
2d 係合孔
3 不透光部
3a 係合部
3b 反射面
10 アンテナ本体
11 ホルダ
11a 嵌合孔部
11b 係止凸部
11c 金属部係止部
11d 壁部
11e 係止爪部
11f ビス孔
12 基板部
13 発光ダイオード
14 導光部材
15 アンテナ部
15a、15b 金属部
15c ケーブル
16 アンテナカバー部
16a 係止凹部
16b キャップ固定部
17 ビス
18 空隙
22 導光部
a、b、c 光路

Claims (7)

  1. コードレス電話機子機等のアンテナカバー部の先端に配設され光源からの光を外周面に拡散させる拡散部と、
    前記拡散部の上部に覆設され前記光源からの光を前記拡散部へ反射させる不透光部と、
    を有することを特徴とするアンテナキャップ。
  2. 前記拡散部が、
    単一又は複数の傾斜部、若しくは曲面部の内いずれか1以上を有する受光面
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナキャップ。
  3. 前記拡散部の下部に延設されて前記光源からの光を前記拡散部へ導光する導光部
    を有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナキャップ。
  4. 前記不透光部の底部が、
    単一又は複数の傾斜部、若しくは曲面部の内いずれか1以上を有する反射面
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載のアンテナキャップ。
  5. 略中央長手方向に形成された嵌合孔部と、
    一側面に配設され送信及び/又は受信用の金属部と前記金属部に接続されたケーブルとを有するアンテナ部と、
    前記アンテナ部と同じ側面に形成された壁部と、
    を有することを特徴とするホルダ。
  6. ホルダと、
    前記ホルダの一側面に配設された基板部と、
    前記基板部に配設された光源となる発光ダイオードと、
    前記ホルダの略中心部に配設又は形成され下端部が前記発光ダイオードに対向して配置された導光部材と、
    前記ホルダに配設された送信及び/又は受信用の金属部と前記金属部に接続されたケーブルとを有するアンテナ部と、
    前記ホルダに外挿される筒状のアンテナカバー部と、
    前記アンテナカバー部の先端に配設された請求項1,2,4の内いずれか1項に記載のアンテナキャップと、
    を有することを特徴とするアンテナの照明構造。
  7. 略中央長手方向に形成された嵌合孔部を有するホルダと、
    前記ホルダの一側面に配設された基板部と、
    前記基板部に配設された光源となる発光ダイオードと、
    前記ホルダに配設された送信及び/又は受信用の金属部と前記金属部に接続されたケーブルとを有するアンテナ部と、
    前記ホルダに外挿される筒状のアンテナカバー部と、
    前記ホルダの前記嵌合孔部に前記導光部が嵌入され前記アンテナカバー部の先端に配設された請求項3又は4に記載のアンテナキャップと、
    を有することを特徴とするアンテナの照明構造。
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