JP2005229485A - 個人情報管理システムおよび方法、携帯端末 - Google Patents

個人情報管理システムおよび方法、携帯端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 第三者に開示する利用者の個人情報を利用者自らの意思で管理することを可能にする個人情報管理システム等を提供する。
【解決手段】 個人情報管理システムは、利用者の個人医療情報を利用者毎に格納しているデータベース41が接続されたサーバ40と、サーバ40に通信回線20を介して接続される本体部11および本体部11とは別に情報を非接触で送受信する情報送受信手段である無線ICタグ16を有する携帯端末10と、無線ICタグ16情報の読み書きを非接触で直接行う情報読み書き手段であるリーダ・ライタ31が接続された端末30とを有している。携帯端末10は、本体部11がサーバ40との間で送受信する情報と、無線ICタグ16がリーダ・ライタ31を介して端末30との間で送受信する情報とを共通させることが可能な構成になっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、利用者に関する個人情報を管理する個人情報管理システムおよび方法と、そのような個人情報管理システムおよび方法に適用可能な携帯端末に関する。
図6は、特許文献1に開示された従来のICタグ付き携帯電話機を示す図である。
図6に示す従来のICタグ付き携帯電話機110は、内部回路をシールドする導電層112を内蔵する電話機筐体111に、識別情報を保持しその識別情報を非接触で読み取り可能なICタグ150を取り付けたICタグ付き携帯電話機である。ICタグ150は、非接触用のICチップ153と、そのICチップ153の両側に接続され、静電結合方式によって交信する第1及び第2のアンテナ152A,152Bとを備えている。これにより、このICタグ付き携帯電話機は、シールド材などの導電層を内蔵する場合であっても、非接触リーダ・ライタ(不図示)との交信を可能にしている。
また、特許文献2には従来の個人情報管理システムの一例が開示されている。
図7に示すように、特許文献1の診療情報の管理システムは、医療情報を統括する管理機関210に設置されるサーバコンピュータ211と、ICカードドライブ222,232を備えるとともにインターネットを介してサーバコンピュータ211に接続可能で、サーバコンピュータ211およびICカード205へのデータの出入力が可能な各医療機関220および薬局230に設置される端末機223,233とからなり、サーバコンピュータ211およびICカード205には、患者の個人識別情報および各患者の診療情報を記憶させ、端末機223,233を用いてICカード205あるいはサーバコンピュータ211に接続することによって、患者情報の引き出しおよび書き込みを行うように構成されている。
さらに、インターネットを介して文字情報の送受信が可能な携帯電話等の移動体通信機器241をインターネットを介してサーバコンピュータ211に接続させ、患者がICカード205に記載された識別番号等を移動体通信機器241からサーバコンピュータ211に送信することで、その患者の個人情報を入手することが可能になっている。
特許文献2に開示された診療情報の管理システムによれば、各医療機関や各薬局の端末223,233を共通のサーバコンピュータ211にそれぞれ接続することができるので、各医療機関や各薬局は、サーバコンピュータ211に格納された患者に関する全ての個人医療情報にアクセスすることが可能である。そのため、患者が他の医療機関や薬局を訪れた場合にも、その都度改めて自分で病歴や薬歴等を申請する手間を省くことが可能になっている。
特開2003−046627号公報 特開2001−357129号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたICタグ付き携帯電話機は、電話機の筐体にICタグを単に取り付けただけの構成であり、携帯電話機とICタグとは互いに何ら関連性を有していない。そのため、特許文献1のICタグ付き携帯電話機では、携帯電話機自体が外部とやり取りする情報と、ICタグが外部とやり取りする情報とを共通させることはできない。
また、特許文献2に開示されたシステムでは、サーバコンピュータに格納されている個人医療情報の全てが、サーバコンピュータへのアクセスが許可されている全ての医療機関や薬局等に知られてしまうことになる。個人医療情報に含まれる患者の過去の病歴や薬歴等は個人の高度なプライバシーに関する情報を含んでおり、そのような個人医療情報が患者の意思に関係なくあらゆる医療機関や薬局に知られうる状態にあるのは個人のプライバシーを保護する上で好ましくない。
一方、患者を診察する医療機関や患者の薬を調薬する薬局は、患者の全ての個人医療情報を入手できなくても、個々のケースに応じた必要な情報を入手できれば、診察や調薬を行うことができる。
また、特許文献2に開示されたシステムでは、移動体通信機器は、サーバコンピュータに格納されている個人医療情報のうちの必要な情報だけを選択的に取り出せる構成にはなっていない。さらにそのシステムは、移動体通信機器と医療機関等の端末機との間で、情報を直接的に簡単かつ迅速にやり取りする手段を備えていない。
そこで、本発明は、第三者に開示する利用者の個人情報を利用者自らの意思で管理することを可能にする個人情報管理システムおよび方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、そのような個人情報管理システムおよび方法に適した携帯端末を提供することを目的とする。
なお、上記では利用者の個人情報として「個人医療情報」を例に挙げて説明したが、本発明の個人情報管理システムおよび方法は「個人医療情報」のみを対象とするものではなく、他の種類の個人情報も対象とすることが可能である。
上記目的を達成するため、本発明の個人情報管理システムは、利用者の個人情報を利用者毎に格納しているデータベースが接続されたサーバと、該サーバに通信回線を介して接続される本体部と、該本体部とは別に情報を非接触で送受信する情報送受信手段とを有する携帯端末と、前記情報送受信手段に対して情報の読み書きを非接触で直接行う情報読み書き手段が接続された端末とを有する個人情報管理システムにおいて、前記携帯端末は、前記本体部が前記サーバとの間で送受信する情報と、前記情報送受信手段が前記情報読み書き手段を介して前記端末との間で送受信する情報とを共通させることが可能な構成になっていることを特徴とする。
上記本発明の個人情報管理システムによれば、携帯端末を所持する利用者は、データベースに格納されている当該利用者の個人情報のうち、利用者自身が必要と考える一部の個人情報だけをサーバを介して携帯端末の本体部に取り込み、その情報を、携帯端末の情報送受信手段から情報読み書き手段を介して端末に送信することができる。このように、利用者は、データベースに保存されている自己の個人情報のうち必要な個人情報だけを自らの意思で選択して第三者に開示することができるので、利用者が第三者に開示する自己の個人情報を自ら管理することが可能である。
さらに、上記構成の個人情報管理システムによれば、新たに生じた追加の個人情報を端末から情報読み書き手段を介して携帯端末の情報送受信手段に送信し、携帯端末が端末から受信した追加の個人情報を携帯端末の本体部からサーバに送信してデータベースに格納させることで、当該利用者の個人情報を更新することができる。
したがって、前記サーバが、前記携帯端末からの要求に応じて、前記データベースに格納されている前記個人情報のうちの少なくとも一部の個人情報を前記携帯端末の前記本体部に送信するように構成され、前記携帯端末の前記情報送受信手段が、前記携帯端末が前記サーバから受信した前記少なくとも一部の個人情報を、前記情報読み書き手段を介して前記端末に送信するように構成されていてもよい。
さらに、前記端末が、前記情報読み書き手段を介して前記携帯端末の前記情報送受信手段に追加の個人情報を送信するように構成され、前記携帯端末が、前記端末から受信した前記追加の個人情報を前記本体部から前記サーバに送信し、前記サーバが、前記携帯端末から受信した前記追加の個人情報を前記データベースに格納させるように構成されていてもよい。
なお、携帯端末の情報送受信手段と端末に接続された情報読み書き手段との間では情報が非接触で直接的に送受信されるので、携帯端末と端末との間の情報のやり取りを簡単かつ迅速に行うことができる。
また、前記情報送受信手段は、前記本体部が前記サーバから受信した情報と、前記情報送受信手段が前記情報読み書き手段を介して前記端末から受信した情報とを記憶する記憶手段を備えている構成としてもよい。
さらに、前記個人情報は個人医療情報または自動車修理履歴情報であってもよい。
また、本発明の個人情報管理方法は、利用者の個人情報を利用者毎に格納しているデータベースが接続されたサーバと、該サーバに通信回線を介して接続される本体部と、該本体部とは別に情報を非接触で送受信する情報送受信手段とを有する携帯端末と、前記情報送受信手段に対して情報の読み書きを非接触で直接行う情報読み書き手段が接続された端末とを有し、前記携帯端末は、前記本体部が前記サーバとの間で送受信する情報と、前記情報送受信手段が前記情報読み書き手段を介して前記端末との間で送受信する情報とを共通させることが可能な構成になっている個人情報管理システムを用いた個人情報管理方法において、前記サーバが、前記携帯端末からの要求に応じて、前記データベースに格納されている前記個人情報のうちの少なくとも一部の個人情報を前記携帯端末の前記本体部に送信するステップと、前記携帯端末の前記情報送受信手段が、前記携帯端末が前記サーバから受信した前記少なくとも一部の個人情報を、前記情報読み書き手段を介して前記端末に送信するステップとを有することを特徴とする。
上記本発明の個人情報管理方法によれば、携帯端末を所持する利用者は、データベースに保存されている自己の個人情報のうち必要な個人情報だけを自らの意思で選択して第三者に開示することができるので、利用者が第三者に開示する自己の個人情報を自ら管理することが可能である。
また、前記情報送受信手段は、前記本体部が前記サーバとの間から受信した情報と、前記情報送受信手段が前記情報読み書き手段を介して前記端末から受信した情報とを記憶する記憶手段を備えており、前記携帯端末が、前記サーバから受信した前記少なくとも一部の個人情報を前記記憶手段に記憶させるステップをさらに有している構成としてもよい。
また、本発明の個人情報管理方法は、前記端末が、前記情報読み書き手段を介して前記携帯端末の前記情報送受信手段に追加の個人情報を送信するステップと、前記携帯端末が、前記端末から受信した前記追加の個人情報を前記本体部から前記サーバに送信し、前記サーバが、前記携帯端末から受信した前記追加の個人情報を前記データベースに格納させるステップとをさらに有していてもよい。これにより、新たに生じた追加の個人情報をデータベースに格納して、当該利用者の個人情報を更新することができる。
加えて、前記携帯端末が、前記端末から受信した前記追加の個人情報を前記記憶手段に記憶させるステップをさらに有している構成としてもよい。
さらに、前記個人情報は個人医療情報または自動車修理履歴情報であってもよい。
また、本発明の携帯端末は、通信回線を介して情報の送受信を行う本体部と、該本体部とは別に情報を非接触で送受信する情報送受信手段とを有する携帯端末において、前記携帯端末は、前記本体部が送受信する情報と、前記情報送受信手段が送受信する情報とを共通させることが可能な構成になっていることを特徴とする。
上記本発明の携帯端末によれば、本体部によって通信回線を介して外部装置(例えばデータベースに接続されたサーバ)から受信した情報を、情報送受信手段から他の外部装置(例えば情報読み書き手段を備えた端末)に非接触で送信することが可能になる。本携帯端末は、このように複数の外部装置の間に介在して情報のやり取りを行うことができるので、この携帯端末の利用者は、例えばデータベースに保存されている自己の個人情報のうち必要な個人情報だけを自らの意思で選択して第三者に開示することでき、利用者が第三者に開示する自己の個人情報を自ら管理することが可能になる。さらに、情報送受信手段は非接触で情報の送受信を行う構成になっているので、情報送受信手段とその相手側の外部装置との間での情報のやり取りを直接的に簡単かつ迅速に行うことができる。
さらに、前記情報送受信手段は、前記本体部が受信した情報と、前記情報送受信手段が受信した情報とを記憶する記憶手段を備えている構成としてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、第三者に開示する利用者の個人情報を利用者自らの意思で管理することが可能になる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る個人情報管理システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の個人情報管理システムは、利用者が所持する携帯端末10と、各医療機関A,B等に設置されている端末30およびそれに接続されたリーダ・ライタ31と、個人医療情報データベースセンターに設置されているサーバ40およびそれに接続されたデータベース41とを有している。
利用者が所持する携帯端末10は、例えば携帯電話やPDA(情報携帯端末)等の形態の端末であり、有線または無線でインターネット等の通信回線20に接続可能な本体部11と、本体部11とは別に情報を非接触で送受信する情報送受信手段である無線ICタグ(以下、「RFIDタグ」ともいう。)16とを有している。
携帯端末10の本体部11は、通信回線20を介して個人医療情報データベースセンターのサーバ40に接続することが可能である。この携帯端末10は、本体部11をサーバ40に接続する際にその携帯端末10に固有の認証情報をサーバ40に送信するように構成されている。また、RFIDタグ16は、各医療機関A,Bに設置されている情報読み書き手段としてのリーダ・ライタ31によって、情報の読み書きを非接触で直接的に行うことが可能である。この携帯端末10は、予め定められている暗証番号を利用者が携帯端末10の操作部に入力することによって、RFIDタグ16からリーダ・ライタ31に情報を送信することが可能になるように構成されている。
なお、携帯端末10の詳細に関する説明は後述する。
各医療機関A,B等に設置されている端末30は、リーダ・ライタ31によって携帯端末10のRFIDタグ16から読み取った情報を表示することと、追加の情報をリーダ・ライタ31を介してRFIDタグ16に書き込むこととを少なくとも行うことができるように構成されている。
サーバ40は、通信回線20を介して携帯端末10の本体部11との間で情報の送受信を行うように構成されている。また、サーバ40に接続されているデータベース41には、各利用者の個人医療情報(例えば病歴や薬歴)が、各利用者の認証情報と関連付けられて利用者毎の領域に格納されている。サーバ40は、サーバ40にアクセスしてきた携帯端末10から送られてくる認証情報によってどの利用者の携帯端末10かを識別するように構成されており、携帯端末10から送られてきた個人医療情報をデータベース41の当該利用者用の領域に格納したり、データベース41の当該利用者用の領域に格納されている個人医療情報を携帯端末10からの要求に応じて当該利用者の携帯端末10に送信したりすることが可能である。
図2は、図1に示した個人情報管理システムにおける携帯端末の詳細な構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態における携帯端末10の本体部11は、携帯端末10の制御を行う制御部12と、サーバ40との間で情報の送受信を行う通信部13と、利用者が携帯端末10の操作を行う操作部14と、情報を表示する表示部15とを少なくとも有している。携帯端末10が携帯電話である場合には、携帯端末10は通話手段をさらに備えている。
一方、携帯端末10のRFIDタグ16は、記憶部17aおよび送受信部17bを備えたICチップ17とアンテナ18とを有している。
本実施形態における携帯端末10では、本体部11の制御部12とRFIDタグ16のICチップ17とが互いに接続されている。そのため、本実施形態の携帯端末10は、本体部11がサーバ40から受信した情報と、RFIDタグ16が端末30に接続されたリーダ・ライタ31から受信した情報とをICチップ17の記憶部17aに記憶して、両方の情報を共通させることが可能な構成になっている。
次に、主に図3を参照して、図1に示した個人情報管理システムの動作について説明する。図3は、図1に示した個人情報管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
まず、携帯端末10を所持する利用者は、携帯端末10を通信回線20を介して個人医療情報データベースセンターのサーバ40に接続させ、その利用者に固有の認証情報をサーバ40に送信する(ステップ1)。
個人医療情報データベースセンターのサーバ40は、携帯端末10から受信した認証情報に基づいてその携帯端末10のアクセスを許可するか否かの認証を行う(ステップ2)。サーバ40へのアクセスを許可する認証が行われると、携帯端末10は、データベース41に保存されている当該利用者の個人医療情報の一覧を携帯端末10に送信することをサーバ40に要求することが可能になる。そのため、利用者が携帯端末10を操作してそのような要求をサーバ40に対して行うと、サーバ40はその要求に応じて当該利用者の個人医療情報の一覧を携帯端末10に送信する(ステップ2)。
当該利用者の個人医療情報の一覧を受信した携帯端末10は、その表示部15にその一覧を表示する。携帯端末10は、利用者が携帯端末10の操作部14によって入力した指示に従って、その一覧の中から必要な個人医療情報をデータベース41からダウンロードし、その個人医療情報をRFIDタグ16のICチップ17の記憶部17aに保存する(ステップ3)。
利用者は、医療機関で診察等を受ける際には、携帯端末10に予め定めた暗証番号を入力し、記憶部17aに保存している個人医療情報をRFIDタグ16から医療機関のリーダ・ライタ31に送信可能な状態にする(ステップ4)。
医療機関では、記憶部17aに保存している個人医療情報が携帯端末10のRFIDタグ16からリーダ・ライタ31によって読み取られ、端末30に取り込まれる(ステップ5)。端末30には取り込まれた個人医療情報が表示されるので、医療機関の医師はその個人医療情報に基づいて適切な診察等を行うことができる。医療機関の医師は、診察等の後に、その診察結果や施した処置などに関する追加の個人医療情報を端末30に入力し、リーダ・ライタ31を介して携帯端末10のRFIDタグ16に送信する。RFIDタグ16に送信された追加の個人医療情報は、ICチップ17の記憶部17aに保存される(ステップ6)。
利用者は、再び、携帯端末10を通信回線20を介して個人医療情報データベースセンターのサーバ40に接続させ、認証情報をサーバ40に送信する(ステップ7)。そして、サーバ40によって携帯端末10のアクセスを許可する認証が行われた後に(ステップ8)、利用者は、携帯端末10を操作して、ICチップ17の記憶部17aに保存されている追加の個人医療情報をサーバ40に送信する(ステップ9)。
サーバ40は、携帯端末10から受信した追加の個人医療情報を、データベース41の当該利用者用の領域に保存する(ステップ10)。これにより、データベース41に保存されている当該利用者の個人医療情報が更新される。
以上説明したように、本実施形態の個人情報管理システムによれば、利用者は、個人医療情報データベースセンターのデータベース41に保存されている自己の個人医療情報のうち、必要な個人医療情報だけを自らの意思で選択して、医療機関に開示することができる。そのため、利用者は、自己の個人医療情報に含まれる過去の病歴や薬歴等の高度なプライバシーに関する情報を自ら管理することができ、特定の医療機関以外の医療機関に開示する必要のない個人医療情報や、特定の医療機関以外の医療機関に知られたくない個人医療情報が、そのような医療機関に知られることを防ぐことができる。そしてその上で、利用者が異なる医療機関に行く度に同じ診察行為(病歴の確認作業など)を受ける時間と費用を省くことが可能になる。
なお、上記では、データベース41に保存されている個人医療情報の中から一部の個人医療情報を携帯端末10に取り出す場合について説明したが、データベース41に保存されている個人医療情報の中から取り出せるのは一部の情報に限られず、利用者が必要と考える場合にはその全部の情報を携帯端末10に取り出すことも可能である。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では個人情報として「個人医療情報」を対象としていたのに対し、本実施形態では個人情報として「自動車修理履歴情報」を対象としている。自動車のユーザーは、その自動車の現在までの修理履歴をデータベースで管理できれば、自動車のメンテナンス管理に便利である。しかしながら、その自動車を購入したディーラーとは異なる自動車修理工場で修理を行ったり、以前とは異なる修理工場で修理を行ったりすることもあり、そのような場合に、その自動車を以前にどこの修理工場でどのような修理を行ったのかを他の修理工場等に知られたくないこともある。そのため、個人情報として「自動車修理履歴情報」を対象とする場合にも、自動車の修理履歴情報をユーザー自らの意思で管理し、必要な情報だけを修理工場等に示すことが可能なシステムが望まれる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る個人情報管理システムの構成を示すブロック図である。
図4に示すように、本実施形態の個人情報管理システムは、利用者が所持する携帯端末10と、自動車ディーラーまたは修理工場A,Bに設置されている端末30およびそれに接続されたリーダ・ライタ31と、自動車修理履歴情報データベースセンターに設置されているサーバ40およびそれに接続されたデータベース41とを有している。
なお、上述したように本実施形態では個人情報として「自動車修理履歴情報」を対象としている点が第1の実施形態と異なるだけであり、本実施形態の個人情報管理システムにおける各構成の詳細は第1の実施形態と同様である。そのため、本実施形態の個人情報管理システムの各構成に関する説明は省略する。
次に、図5を参照して、図4に示した個人情報管理システムの動作について説明する。図5は、図4に示した個人情報管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
まず、携帯端末10を所持する利用者は、携帯端末10を通信回線20を介して自動車修理履歴情報データベースセンターのサーバ40に接続させ、その利用者に固有の認証情報をサーバ40に送信する(ステップ11)。
自動車修理履歴情報データベースセンターのサーバ40は、携帯端末10から受信した認証情報に基づいてその携帯端末10のアクセスを許可するか否かの認証を行う(ステップ12)。サーバ40へのアクセスを許可する認証が行われると、携帯端末10は、データベース41に保存されている当該利用者の自動車修理履歴情報の一覧を携帯端末10に送信することをサーバ40に要求することが可能になる。そのため、利用者が携帯端末10を操作してそのような要求をサーバ40に対して行うと、サーバ40はその要求に応じて当該利用者の自動車修理履歴情報の一覧を携帯端末10に送信する(ステップ12)。
当該利用者の自動車修理履歴情報の一覧を受信した携帯端末10は、その表示部15にその一覧を表示する。携帯端末10は、利用者が携帯端末10の操作部14によって入力した指示に従って、その一覧の中から必要な自動車修理履歴情報をデータベース41からダウンロードし、その自動車修理履歴情報をRFIDタグ16のICチップ17の記憶部17aに保存する(ステップ13)。
利用者は、自動車ディーラーまたは修理工場で自動車の修理を行う場合に、携帯端末10に予め定められている暗証番号を入力し、記憶部17aに保存している自動車修理履歴情報をRFIDタグ16から自動車ディーラーまたは修理工場のリーダ・ライタ31に送信可能な状態にする(ステップ14)。
自動車ディーラーまたは修理工場では、記憶部17aに保存している自動車修理履歴情報が携帯端末10のRFIDタグ16からリーダ・ライタ31によって読み取られ、端末30に取り込まれる(ステップ15)。端末30には取り込まれた自動車修理履歴情報が表示されるので、自動車ディーラーまたは修理工場のメカニックはその自動車修理履歴情報に基づいて適切な修理等を行うことができる。自動車ディーラーまたは修理工場のメカニックは、修理等を行った後に、その修理結果や施した修理項目などに関する追加の自動車修理履歴情報を端末30に入力し、リーダ・ライタ31を介して携帯端末10のRFIDタグ16に送信する。RFIDタグ16に送信された追加の自動車修理履歴情報は、ICチップ17の記憶部17aに保存される(ステップ16)。
利用者は、再び、携帯端末10を通信回線20を介して自動車修理履歴情報データベースセンターのサーバ40に接続させ、認証情報をサーバ40に送信する(ステップ17)。そして、サーバ40によって携帯端末10のアクセスを許可する認証が行われた後に(ステップ18)、利用者は、携帯端末10を操作して、ICチップ17の記憶部17aに保存されている追加の自動車修理履歴情報をサーバ40に送信する(ステップ19)。
サーバ40は、携帯端末10から受信した追加の自動車修理履歴情報を、データベース41の当該利用者用の領域に保存する(ステップ20)。これにより、データベース41に保存されている当該利用者の自動車修理履歴情報が更新される。
以上説明したように、本実施形態の個人情報管理システムによれば、利用者は、自動車修理履歴情報データベースセンターのデータベース41に保存されている自己の自動車修理履歴情報のうち、必要な自動車修理履歴情報だけを自らの意思で選択して、自動車ディーラーまたは修理工場に開示することができる。そのため、利用者は、自己の自動車修理履歴情報に含まれる過去の修理歴等に関する情報を自ら管理することができ、修理等のために自動車を持ち込んだ自動車ディーラーまたは修理工場に開示する必要のない自動車修理履歴情報や知られたくない自動車修理履歴情報が、そのような自動車ディーラーまたは修理工場に知られることを防ぐことができる。
その上で、自動車ディーラーまたは修理工場には必要な情報が示されるので、以前に点検して間もない箇所が再度点検されたり、交換して間もない部品が交換されたりすることを防ぐことができる。
なお、上記では、データベース41に保存されている自動車修理履歴情報の中から一部の自動車修理履歴情報を携帯端末10に取り出す場合について説明したが、データベース41に保存されている自動車修理履歴情報の中から取り出せるのは一部の情報に限られず、利用者が必要と考える場合にはその全部の情報を携帯端末10に取り出すことも可能である。
本発明の第1の実施形態に係る個人情報管理システムの構成を示すブロック図である。 図1に示した個人情報管理システムにおける携帯端末の詳細な構成を示すブロック図である。 図1に示した個人情報管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る個人情報管理システムの構成を示すブロック図である。 図4に示した個人情報管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 従来のICタグ付き携帯電話機を示す図である。 従来の個人情報管理システムの一例を示す図である。
符号の説明
10 携帯端末
11 本体部
12 制御部
13 通信部
14 操作部
15 表示部
16 無線ICタグ(RFIDタグ)
17 ICチップ
17a 記憶部
17b 送受信部
18 アンテナ
20 通信回線
30 端末
31 リーダ・ライタ
40 サーバ
41 データベース

Claims (12)

  1. 利用者の個人情報を利用者毎に格納しているデータベースが接続されたサーバと、
    該サーバに通信回線を介して接続される本体部と、該本体部とは別に情報を非接触で送受信する情報送受信手段とを有する携帯端末と、
    前記情報送受信手段に対して情報の読み書きを非接触で直接行う情報読み書き手段が接続された端末とを有する個人情報管理システムにおいて、
    前記携帯端末は、前記本体部が前記サーバとの間で送受信する情報と、前記情報送受信手段が前記情報読み書き手段を介して前記端末との間で送受信する情報とを共通させることが可能な構成になっていることを特徴とする個人情報管理システム。
  2. 前記サーバが、前記携帯端末からの要求に応じて、前記データベースに格納されている前記個人情報のうちの少なくとも一部の個人情報を前記携帯端末の前記本体部に送信するように構成され、
    前記携帯端末の前記情報送受信手段が、前記携帯端末が前記サーバから受信した前記少なくとも一部の個人情報を、前記情報読み書き手段を介して前記端末に送信するように構成されている、請求項1に記載の個人情報管理システム。
  3. 前記端末が、前記情報読み書き手段を介して前記携帯端末の前記情報送受信手段に追加の個人情報を送信するように構成され、
    前記携帯端末が、前記端末から受信した前記追加の個人情報を前記本体部から前記サーバに送信し、前記サーバが、前記携帯端末から受信した前記追加の個人情報を前記データベースに格納させるように構成されている、請求項2に記載の個人情報管理システム。
  4. 前記情報送受信手段は、前記本体部が前記サーバから受信した情報と、前記情報送受信手段が前記情報読み書き手段を介して前記端末から受信した情報とを記憶する記憶手段を備えている、請求項1から3のいずれか1項に記載の個人情報管理システム。
  5. 前記個人情報は個人医療情報または自動車修理履歴情報である、請求項1から4のいずれか1項に記載の個人情報管理システム。
  6. 利用者の個人情報を利用者毎に格納しているデータベースが接続されたサーバと、
    該サーバに通信回線を介して接続される本体部と、該本体部とは別に情報を非接触で送受信する情報送受信手段とを有する携帯端末と、
    前記情報送受信手段に対して情報の読み書きを非接触で直接行う情報読み書き手段が接続された端末とを有し、
    前記携帯端末は、前記本体部が前記サーバとの間で送受信する情報と、前記情報送受信手段が前記情報読み書き手段を介して前記端末との間で送受信する情報とを共通させることが可能な構成になっている個人情報管理システムを用いた個人情報管理方法において、
    前記サーバが、前記携帯端末からの要求に応じて、前記データベースに格納されている前記個人情報のうちの少なくとも一部の個人情報を前記携帯端末の前記本体部に送信するステップと、
    前記携帯端末の前記情報送受信手段が、前記携帯端末が前記サーバから受信した前記少なくとも一部の個人情報を、前記情報読み書き手段を介して前記端末に送信するステップとを有することを特徴とする個人情報管理方法。
  7. 前記情報送受信手段は、前記本体部が前記サーバとの間から受信した情報と、前記情報送受信手段が前記情報読み書き手段を介して前記端末から受信した情報とを記憶する記憶手段を備えており、
    前記携帯端末が、前記サーバから受信した前記少なくとも一部の個人情報を前記記憶手段に記憶させるステップをさらに有している、請求項6に記載の個人情報管理方法。
  8. 前記端末が、前記情報読み書き手段を介して前記携帯端末の前記情報送受信手段に追加の個人情報を送信するステップと、
    前記携帯端末が、前記端末から受信した前記追加の個人情報を前記本体部から前記サーバに送信し、前記サーバが、前記携帯端末から受信した前記追加の個人情報を前記データベースに格納させるステップとをさらに有する、請求項6に記載の個人情報管理方法。
  9. 前記情報送受信手段は、前記本体部が前記サーバから受信した情報と、前記情報送受信手段が前記情報読み書き手段を介して前記端末から受信した情報とを記憶する記憶手段を備えており、
    前記携帯端末が、前記端末から受信した前記追加の個人情報を前記記憶手段に記憶させるステップをさらに有している、請求項8に記載の個人情報管理方法。
  10. 前記個人情報は個人医療情報または自動車修理履歴情報である、請求項6から9のいずれか1項に記載の個人情報管理方法。
  11. 通信回線を介して情報の送受信を行う本体部と、該本体部とは別に情報を非接触で送受信する情報送受信手段とを有する携帯端末において、
    前記携帯端末は、前記本体部が送受信する情報と、前記情報送受信手段が送受信する情報とを共通させることが可能な構成になっていることを特徴とする携帯端末。
  12. 前記情報送受信手段は、前記本体部が受信した情報と、前記情報送受信手段が受信した情報とを記憶する記憶手段を備えている、請求項11に記載の携帯端末。
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JP2013050823A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Higashi Nihon Medicom Kk 医療情報管理システム

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