JP2023172300A - 情報処理装置、ユーザー端末、情報処理方法、制御方法及びコンピュータープログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークを介した処理においてセキュリティを維持すること。【解決手段】ユーザー端末から、認証情報と、ユーザー媒体の無線タグから読み出された無線タグ識別情報と、を受信し、前記無線タグ識別情報に基づいて得られる認証情報と、前記ユーザー端末から受信された認証情報と、を用いて前記ユーザー端末を認証する制御部、を備える情報処理装置。【選択図】図1
Description
本発明は、セキュリティを維持するための技術に関する。
近年、ネットワークを介して金銭のやりとりを行う機会が増えている。例えば、ネットワークを介して物品の購買を行うことや、ネットワークを介してある口座から他の口座へ金銭を移動させることなどが行われている。このようなネットワークを介したやりとりでは、セキュリティの維持が一つの大きな課題になっている。このような課題を解決する技術の一つとして、例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリーに認証情報を記録してユーザーに配布し、そのUSBメモリーに記録された情報を用いて認証処理を行うことでセキュリティを維持する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、このようなUSBメモリーの配布には、多額のコストを要してしまう。また、ユーザーも常にUSBメモリーを使用しなければならないため、管理や処理が煩雑になってしまう可能性があった。このような問題は、ネットワークを介した金銭のやりとりに限られた問題ではなく、ネットワークを介して行われる処理全般に共通する問題であった。例えば、ユーザーの氏名や住所等のような個人情報の登録や変更や出力(例えば表示)においても、正当な権限を有する者によって要求されているか否か正しく判断しセキュリティを維持する必要があった。
上記事情に鑑み、本発明は、ネットワークを介した処理においてセキュリティを維持することが可能となる技術の提供を目的としている。
上記事情に鑑み、本発明は、ネットワークを介した処理においてセキュリティを維持することが可能となる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、ユーザー端末から、認証情報と、ユーザー媒体の無線タグから読み出された無線タグ識別情報と、を受信し、前記無線タグ識別情報に基づいて得られる認証情報と、前記ユーザー端末から受信された認証情報と、を用いて前記ユーザー端末を認証する制御部、を備える情報処理装置である。
本発明の一態様は、ユーザー媒体が備える無線タグに記録されている無線タグ識別情報を読み取る読取部と、前記読取部によって読み取られた無線タグ識別情報と認証情報とを情報処理装置に送信することで認証を受ける制御部と、を備えるユーザー端末である。
本発明の一態様は、ユーザー端末から、認証情報と、ユーザー媒体の無線タグから読み出された無線タグ識別情報と、を受信する受信ステップと、前記無線タグ識別情報に基づいて得られる認証情報と、前記ユーザー端末から受信された認証情報と、を用いて前記ユーザー端末を認証する認証ステップと、を有する情報処理方法である。
本発明の一態様は、ユーザー媒体が備える無線タグに記録されている無線タグ識別情報を読み取る読取ステップと、前記読取ステップにおいて読み取られた無線タグ識別情報と認証情報とを情報処理装置に送信することで認証を受ける認証ステップと、を有する制御方法である。
本発明の一態様は、上記の情報処理装置としてコンピューターを機能させるためのコンピュータープログラムである。
本発明の一態様は、上記のユーザー端末としてコンピューターを機能させるためのコンピュータープログラムである。
本発明により、ネットワークを介した処理においてセキュリティを維持することが可能となる。
以下、本発明の具体的な構成例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、情報処理システム100のシステム構成を示す概略ブロック図である。情報処理システム100は、ユーザー端末20及び情報処理装置30を備える。ユーザー端末20は、ユーザー媒体10(例えばクレジットカード)を有しているユーザーによって使用される。ユーザー端末20及び情報処理装置30は、ネットワーク40を介して通信可能である。ネットワーク40は、例えばインターネット等の広域通信網である。ネットワーク40は、無線通信を用いたネットワークであってもよいし、有線通信を用いたネットワークであってもよい。ネットワーク40は、複数のネットワークが組み合わされて構成されてもよい。
図1は、情報処理システム100のシステム構成を示す概略ブロック図である。情報処理システム100は、ユーザー端末20及び情報処理装置30を備える。ユーザー端末20は、ユーザー媒体10(例えばクレジットカード)を有しているユーザーによって使用される。ユーザー端末20及び情報処理装置30は、ネットワーク40を介して通信可能である。ネットワーク40は、例えばインターネット等の広域通信網である。ネットワーク40は、無線通信を用いたネットワークであってもよいし、有線通信を用いたネットワークであってもよい。ネットワーク40は、複数のネットワークが組み合わされて構成されてもよい。
まず、情報処理システム100の概略について説明する。ユーザー媒体10には、無線通信可能な無線タグ11が埋め込まれている。無線タグ11には、無線タグ識別情報が書き換えできないように記録されている。
セキュリティの維持が必要となる特定の処理(以下「特定処理」という。)の実行に際して、情報処理装置30は、ユーザー端末20に対し無線タグ識別情報及び認証情報の送信を要求する。ユーザー端末20は、ユーザー媒体10に埋め込まれている無線タグ11から無線タグ識別情報を読み出し、読み出された無線タグ識別情報と認証情報とを情報処理装置30に送信する。情報処理装置30は、予め無線タグ識別情報に直接的又は間接的に対応付けて記憶されている認証情報を取得する。情報処理装置30は、ユーザー端末20から受信した認証情報と、予め無線タグ識別情報に対応付けられている認証情報とを用いて認証処理を行い、認証がなされた場合には特定処理を実行する。このように、第三者が取得することが難しい無線タグ識別情報を用いて認証処理を行うことで、セキュリティの維持が可能となる。以下、ユーザー媒体10と、情報処理システム100に用いられる各装置(ユーザー端末20及び情報処理装置30)の詳細について説明する。
ユーザー媒体10は、無線タグ11を埋め込むことが可能であればどのような物を用いて構成されてもよい。例えば、ユーザー媒体10は、紙やプラスチックや金属で形成されたカード状の物体を用いて構成されてもよい。ユーザー媒体10は、例えば特定処理に関連する機関、法人又は自然人によって発行された物であってもよい。このようなユーザー媒体10の具体例として、金融機関のキャッシュカード、クレジットカード、マイナンバーカード、免許証、プリペイドカード、会員証、社員証などがある。
ユーザー媒体10が金融機関のキャッシュカードである場合には、特定処理の具体例として、口座振込、口座振替、残高照会、登録情報(住所、電話番号などの個人情報や暗証番号等のその他の情報)の変更などの処理がある。ユーザー媒体10がクレジットカードである場合には、特定処理の具体例として、クレジットカードを用いた支払い、当月又は過去の支払金額の確認、登録情報の変更などの処理がある。ユーザー媒体10がマイナンバーカードである場合には、特定処理の具体例として、各種行政手続きのオンライン申請や照会、各種民間のオンライン取引等がある。ユーザー媒体10が免許証である場合には、特定処理の具体例として、免許証を身分証として用いた手続きがある。ユーザー媒体10がプリペイドカードである場合には、特定処理の具体例として、プリペイドカードを用いた支払い、プリペイドカードへのチャージ、プリペイドカードの残高照会、登録情報の変更などがある。ユーザー媒体10が会員証や社員証である場合には、特定処理の具体例として、登録情報の変更などがある。
無線タグ11は、ユーザー媒体10の表面又は裏面に一部が露出するようにユーザー媒体10に埋め込まれてもよいし、ユーザー媒体10の表面及び裏面に全く露出しないようにユーザー媒体10に埋め込まれてもよい。無線タグ11には、無線タグ識別情報が書き換えできないように記録されている。このような記録は例えば無線タグ11の製造時に行われてもよい。無線タグ識別情報は、無線タグ11を一意に示す識別情報であり、他の無線タグ11の無線タグ識別情報と重複しない情報である。無線タグ識別情報は、例えば無線タグ11の製造を行う者が用いる製造番号であってもよい。無線タグ識別情報は、いわゆるUID(Unique ID)であってもよい。
無線タグ識別情報は、無線タグリーダー等の装置によって読み出すことが可能である。例えば、後述するユーザー端末20の読取部24によって無線タグ識別情報は読み出される。このとき、ユーザー端末20の読取部24と無線タグ11との距離が所定の距離よりも短くなければ無線タグ識別情報を読み出すことはできない。例えば、ユーザー媒体10を所持しているユーザーのユーザー端末20における読取部24でなければ無線タグ識別情報を読み出すことができない程度に、所定の距離は短く設定されてもよい。読取部24の表面とユーザー媒体10の表面とがほぼ接している状態でなければ無線タグ識別情報を読み出すことができないように、その無線通信可能な所定距離は短く設定されてもよい。例えば、0cm~数cm程度の距離で無線通信可能に設定されてもよいし、0cm~十数cm程度の距離で無線通信可能に設定されてもよい。
図2は、ユーザー端末20の機能構成の概略を示す概略ブロック図である。ユーザー端末20は、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話機やスマートウォッチや携帯ゲーム機等の可搬性のある情報処理装置を用いて構成される。ユーザー端末20は、通信部21、入力部22、出力部23、読取部24、生体情報取得部25、記憶部26及び制御部27を備える。
通信部21は、通信機器である。通信部21は、例えばネットワークインターフェースとして構成されてもよい。通信部21は、制御部27の制御に応じて、ネットワーク40を介して他の装置とデータ通信する。通信部21は、無線通信を行う装置であってもよいし、有線通信を行う装置であってもよい。
入力部22は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部22は、ユーザーの指示をユーザー端末20に入力する際にユーザーによって操作される。入力部22は、入力装置をユーザー端末20に接続するためのインターフェースであってもよい。この場合、入力部22は、入力装置においてユーザーの入力に応じ生成された入力信号をユーザー端末20に入力する。
出力部23は、出力装置を用いて構成され、ユーザー端末20のユーザーに対してデータの出力を行う。出力装置は、例えば画像や文字を画面に出力する装置を用いて構成されてもよい。例えば、出力装置は、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescent)ディスプレイ等の画像表示装置を用いて構成できる。また、出力装置は、文字を音声に変換して出力する装置を用いて構成されてもよい。この場合、出力装置は、音声合成装置及び音声出力装置(スピーカー)を用いて構成できる。出力部23は、出力装置をユーザー端末20に接続するためのインターフェースであってもよい。
読取部24は、無線タグ11と無線通信することによって無線タグ11に記録されている情報(例えば無線タグ識別情報)を読み取る装置を用いて構成される。読取部24は、例えばいわゆる無線タグリーダーを用いて構成されてもよい。読取部24は、無線通信によって無線タグ11から取得した情報(例えば無線タグ識別情報)を、制御部27に対して出力する。
生体情報取得部25は、ユーザーの生体情報を取得する。認証に使用可能な情報であればどのような生体情報が取得されてもよい。例えば、指紋の情報が生体情報として取得されてもよいし、虹彩の情報が生体情報として取得されてもよいし、顔の画像が生体情報として取得されてもよい。生体情報取得部25は、取得された生体情報を制御部27に出力する。
記憶部26は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部26は、制御部27の処理によって用いられるデータや、制御部27の処理によって生成されたデータを記憶する。記憶部26は、例えばユーザー情報記憶部261として機能する。
ユーザー情報記憶部261は、ユーザー端末20の使用者(ユーザー)に関する情報を記憶する。ユーザー情報記憶部261は、例えば、ユーザーに対して割り当てられているユーザー識別情報を記憶する。ユーザー情報記憶部261は、ユーザーが有する銀行口座の口座番号を記憶してもよいし、ユーザーが有するクレジットカードのカード番号や発行年月を記憶してもよい。ユーザー情報記憶部261は、他にも、ユーザーの氏名、ユーザーの属性情報(住所、年齢、性別などの情報)を記憶してもよい。
制御部27は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーとメモリーとを用いて構成される。制御部27は、プロセッサーがプログラムを実行することによって、サービス制御部271として機能する。なお、制御部27の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。上記のプログラムは、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピューター読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM、半導体記憶装置(例えばSSD:Solid State Drive)等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。上記のプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
サービス制御部271は、ユーザーによって要求される所定のサービスに関する処理を行う。サービス制御部271は、少なくとも特定処理に関する処理を行う。例えば、ユーザーによって登録情報の照会が要求された場合には、サービス制御部271は、情報処理装置30に対してこのユーザーの登録情報の照会を要求し、要求の結果として情報処理装置30から提供される情報をユーザーに対して出力する。例えば、ユーザーによってクレジットカードを用いた支払いが要求された場合には、サービス制御部271は、情報処理装置30に対してこのユーザーのクレジットカードを用いた支払い処理の実行を要求し、要求の結果として情報処理装置30から支払いが完了したことを示す情報が通知されると、通知された情報をユーザーに対して出力する。
サービス制御部271は、特定処理の実行において無線タグ識別情報が必要である場合には、出力部23を介してユーザーに対し無線タグ識別情報を入力することを指示する。サービス制御部271は、読取部24から出力される無線タグ識別情報を情報処理装置30に送信する。サービス制御部271は、特定処理の実行において認証情報が必要である場合には、出力部23を介してユーザーに対し認証情報を入力することを指示する。ユーザーは、要求された認証情報をユーザー端末20に入力する。特定の文字列や数字や形状等を認証情報として求められた場合には、ユーザーは入力部22を操作することによって認証情報を入力する。特定の生体情報を認証情報として求められた場合には、ユーザーは生体情報取得部25を操作することによって認証情報を入力する。サービス制御部271は、入力された認証情報を情報処理装置30に送信する。サービス制御部271は、特定処理の実行においてユーザー情報の一部(例えばユーザー識別情報)が必要である場合には、ユーザー情報記憶部261から必要な情報を読み出し、読み出された情報を情報処理装置30に送信する。
図3は、情報処理装置30の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。情報処理装置30は、例えばパーソナルコンピューターやサーバー装置などの情報処理装置を用いて構成される。情報処理装置30は、通信部31、記憶部32及び制御部33を備える。
通信部31は、通信機器である。通信部31は、例えばネットワークインターフェースとして構成されてもよい。通信部31は、制御部33の制御に応じて、ネットワーク40を介して他の装置とデータ通信する。通信部31は、無線通信を行う装置であってもよいし、有線通信を行う装置であってもよい。
記憶部32は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部32は、制御部33の処理によって用いられるデータや、制御部33の処理によって生成されたデータを記憶する。記憶部32は、例えばユーザー情報記憶部321及び認証補助情報記憶部322として機能する。
ユーザー情報記憶部321は、各ユーザーに関する情報を記憶する。図4は、ユーザー情報記憶部321が記憶するユーザー情報テーブルの具体例を示す図である。ユーザー情報テーブルは、ユーザー識別情報毎にユーザー情報レコードを有する。各ユーザー情報レコードは、ユーザー識別情報、媒体情報、属性情報及び認証情報の各値を有する。ユーザー識別情報は、ユーザーを一意に識別するための情報である。媒体情報とは、ユーザー媒体10に対応付けて発行された情報である。例えば、ユーザー媒体10がクレジットカードである場合、媒体情報は実カード番号(例えばFunding Primary Account Number:FPAN)であってもよい。例えば、ユーザー媒体10がキャッシュカードである場合、媒体情報は銀行口座の口座番号であってもよい。例えばユーザー媒体10がマイナンバーカードである場合には、媒体情報はマイナンバーであってもよい。属性情報は、ユーザーの属性を示す情報である。属性情報は、例えばユーザーの氏名、住所、年齢、性別などの情報を含んでもよい。属性情報は、特定処理の実行によって登録や変更が行われる情報を含んでもよい。認証情報は、そのユーザー識別情報や媒体情報に応じたユーザーの認証処理に使用される情報である。
認証補助情報記憶部322は、ユーザーの無線タグ識別情報と媒体情報とを対応付けて記憶する。図5は、認証補助情報テーブルの具体例を示す図である。認証補助情報テーブルは、複数の認証補助レコードを有する。認証補助レコードは、無線タグ識別情報と媒体情報との各値を有する。無線タグ識別情報と媒体情報とを対応付けた情報は、例えばユーザー媒体10の製造者によって生成されてもよい。
制御部33は、CPU等のプロセッサーとメモリーとを用いて構成される。制御部33は、プロセッサーがプログラムを実行することによって、サービス提供部331及び認証部332として機能する。なお、制御部33の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。上記のプログラムは、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピューター読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM、半導体記憶装置(例えばSSD)等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。上記のプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
サービス提供部331は、ユーザーによって要求される所定のサービスをユーザーに対して提供する処理を行う。サービス提供部331は、例えば所定のサービスの一つとして、特定処理を実行する。サービス提供部331は、特定処理を実行する際には、認証部332において認証がなされたユーザーに対してのみ実行する。
認証部332は、ユーザー端末20から送信される無線タグ識別情報及び認証情報を取得する。認証部332は、受信された無線タグ識別情報と対応付けて認証補助情報記憶部322に記憶されている媒体情報を取得する。認証部332は、取得された媒体情報と対応付けてユーザー情報記憶部321に記憶されている認証情報と、ユーザー端末20から受信された認証情報と、を用いて認証処理を実行する。例えば、認証部332は、記憶されている認証情報と受信された認証情報とが一致する場合には、ユーザー端末20のユーザーが正当なユーザーであると認証する。一方、これらが一致しない場合には、認証部332は、ユーザー端末20のユーザーは不当なユーザーであると判定する。認証部332は、認証の結果をサービス提供部331に出力する。
図6は、情報処理システム100の基本的な処理の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。まず、情報処理装置30のサービス提供部331において特定処理が実行される場合、認証部332はユーザー端末20に対し認証処理の実行を要求する信号を送信する(ステップS101)。この信号には、無線タグ識別情報の送信の要求も含まれる。ユーザー端末20のサービス制御部271は、出力部23を介してユーザーに対し無線タグ識別情報及び認証情報の入力を指示する。ユーザーは、自身が有しているユーザー媒体10の無線タグ11に記録されている無線タグ識別情報を読取部24からユーザー端末20に入力する。この入力に応じて、ユーザー端末20のサービス制御部271は、無線タグ識別情報を取得する(ステップS102)。さらに、ユーザーは要求された認証情報を入力する。サービス制御部271は、無線タグ識別情報と認証情報とを含む認証要求情報を情報処理装置30に送信する(ステップS103)。
情報処理装置30の認証部332は、受信された認証要求情報から無線タグ識別情報を取得する(ステップS104)。認証部332は、取得された無線タグ識別情報に対応付けて記憶されている媒体情報を認証補助情報記憶部322から取得する(ステップS105)。認証部332は、取得された媒体情報に対応付けて記憶されている認証情報をユーザー情報記憶部321から取得する(ステップS106)。認証部332は、ユーザー端末20から取得された認証情報と、媒体情報に対応付けて記憶されていた認証情報と、を用いて認証処理を実行する(ステップS107)。認証部332は、認証結果をサービス提供部331に出力する。サービス提供部331は、認証結果をユーザー端末20に通知する(ステップS108)。ユーザー端末20のサービス制御部271は、通知された認証結果を出力部23に表示する(ステップS109)。
このように構成された情報処理システム100では、ネットワーク40を介してユーザー端末20のユーザーについて認証を行うことができる。その際に、ユーザーが所持するユーザー媒体10に埋め込まれている無線タグ11の無線タグ識別情報が認証に必要となる。したがって、無線タグ11が埋め込まれたユーザー媒体10を有していない不正ユーザーは、たとえ正当なユーザーが使用しているユーザー識別情報やパスワードを知得していたとしても、認証を受けることができない。また、無線タグ識別情報は、知識として知得しておくことが難しく、ユーザー媒体10を有していない限りユーザー端末20に入力することが難しい。したがって、ネットワークを介した処理においてセキュリティを維持することが可能となる。
(変形例)
サービス制御部271は、情報処理装置30に無線タグ識別情報を送信する場合、読取部24によって読み取られた無線タグ識別情報でなければ情報処理装置30に送信することができないように構成されてもよい。このようにサービス制御部271が構成されることによって、不正に無線タグ識別情報を取得した人物が入力部22を操作することによって無線タグ識別情報を不正に入力することを防止することが可能となる。
サービス制御部271は、情報処理装置30に無線タグ識別情報を送信する場合、読取部24によって読み取られた無線タグ識別情報でなければ情報処理装置30に送信することができないように構成されてもよい。このようにサービス制御部271が構成されることによって、不正に無線タグ識別情報を取得した人物が入力部22を操作することによって無線タグ識別情報を不正に入力することを防止することが可能となる。
ユーザー情報記憶部321又は認証補助情報記憶部322は、無線タグ識別情報と認証情報とを対応付けて記憶していてもよい。このように構成されることで、認証部332は認証処理を実行する際に、無線タグ識別情報に対応付けられた媒体情報を取得することなく、認証情報を取得することが可能となる。なお、上述したように、無線タグ識別情報と媒体情報とを対応付けた情報がユーザー媒体10の製造者によって生成される場合がある。このような場合は、まず無線タグ識別情報と媒体情報とを対応付けた情報と、媒体情報と認証情報とを対応付けた情報とが得られ、それらの情報に基づいて無線タグ識別情報と認証情報とを対応付けた情報が生成されてもよい。このような処理は、例えば制御部33によって実行されてもよい。このように構成された場合、例えば図6に示される処理において、ステップS105の処理は省略されてもよい。
情報処理装置30は、複数の情報処理装置を用いて実装されてもよい。例えば、通信部31及び記憶部32を備える装置と、通信部31及び制御部33を備える装置と、を用いて情報処理装置30が実装されてもよい。情報処理装置30は、いわゆるクラウドシステムを用いて実装されてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
100…情報処理システム, 10…ユーザー媒体, 11…無線タグ, 20…ユーザー端末, 21…通信部, 22…入力部, 23…出力部, 24…読取部, 25…生体情報取得部, 26…記憶部, 261…ユーザー情報記憶部, 27…制御部, 271…サービス制御部, 30…情報処理装置, 31…通信部, 32…記憶部, 321…ユーザー情報記憶部, 322…認証補助情報記憶部, 33…制御部, 331…サービス提供部, 332…認証部
Claims (6)
- ユーザー端末から、認証情報と、ユーザー媒体の無線タグから読み出された無線タグ識別情報と、を受信し、前記無線タグ識別情報に基づいて得られる認証情報と、前記ユーザー端末から受信された認証情報と、を用いて前記ユーザー端末を認証する制御部、
を備える情報処理装置。 - ユーザー媒体が備える無線タグに記録されている無線タグ識別情報を読み取る読取部と、
前記読取部によって読み取られた無線タグ識別情報と認証情報とを情報処理装置に送信することで認証を受ける制御部と、
を備えるユーザー端末。 - ユーザー端末から、認証情報と、ユーザー媒体の無線タグから読み出された無線タグ識別情報と、を受信する受信ステップと、
前記無線タグ識別情報に基づいて得られる認証情報と、前記ユーザー端末から受信された認証情報と、を用いて前記ユーザー端末を認証する認証ステップと、
を有する情報処理方法。 - ユーザー媒体が備える無線タグに記録されている無線タグ識別情報を読み取る読取ステップと、
前記読取ステップにおいて読み取られた無線タグ識別情報と認証情報とを情報処理装置に送信することで認証を受ける認証ステップと、
を有する制御方法。 - 請求項1に記載の情報処理装置としてコンピューターを機能させるためのコンピュータープログラム。
- 請求項2に記載のユーザー端末としてコンピューターを機能させるためのコンピュータープログラム。
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