JP2005227899A - 情報通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無駄な電力消費を防止しつつ操作部の表面部分に画像を表示し続けることができ、しかもその操作部の表面部分に表示する画像を手軽に変更することができる情報通信端末を提供する。
【解決手段】表示画像を切り換えるための電気信号を受けることで表示画像が変化し且つその画像の表示状態を無給電状態でも維持可能なキー画像表示パネル208を用いて、操作部213の各キー21〜25の表面部分を構成する。また、キー画像表示パネル208に電気信号を送って表示画像を切り換える表示制御装置207を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、利用者が操作する操作手段と、その操作手段の操作内容に応じて所定の動作を実行する制御手段とを備えた携帯電話機等の情報通信端末に関するものである。
携帯電話機等の情報通信端末の操作部の表面には、利用者によるキー操作を案内するための文字や記号等の操作案内用の画像が印刷されている。例えば、携帯電話機の操作部に配置されている複数のキーの表面には、そのキーを押下したときに入力される数字、かな、記号等の画像や、そのキーを押下したときの動作内容を示す画像等の操作案内用の画像が印刷されている。この操作部の上記操作案内用の画像を含めた表面デザインは、情報通信端末の外観デザインに大きな影響を与えるため、ファッションあるいはインテリアとして認識している利用者は多い。そのため、自分の情報通信端末の操作部の表面デザインを自分の希望に沿ったものに手軽に変更したいという利用者からの要望がある。
また、携帯電話機等の情報通信端末では、その携帯性を確保するために、操作部に配置できるキーの個数に制約がある。そのため、複数の動作モードを切り換えて実行する場合、通常のパソコンのキーボード等に比較し、各キーが比較的多くの用途に兼用されている。そこで、各動作モード実行中の操作性を高めるため、動作モードの種類ごとに、操作部の各キーの表面に表示されている操作案内用の画像を変更したいという要望もある。特に、ゲームなどのアプリケーションプログラムを情報通信端末で実行する動作モードのときは、そのアプリケーションプログラムの実行で用いる特定の用途に各キーを割り当てる場合が多い。かかる場合に、操作部のキーの表面にある操作案内用の画像を、上記データ入力のための数字、かな、記号等の操作案内用の画像から、実行中のゲームなどのアプリケーションプログラムで用いる特定の用途の内容を示す操作案内用の画像に変更すると便利である。
従来、上記操作部の表面の画像を変更できるものとして、操作部に液晶表示器を備えた携帯端末装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−61139号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の携帯端末装置では、操作部に設けた液晶表示器に給電しなければ画像を表示することができない。そのため、上記操作案内用の画像を操作部に表示している間は給電を続ける必要があり、電力消費が増大してしまうという不具合があった。特に、携帯端末装置には、通話、データの演算処理、データ通信などの本来の機能をなるべく長い時間発揮できるように、無駄な電力消費を抑えなければならないという制約がある。そのため、操作部の表面の画像を長時間表示させ続けるべく液晶表示器への給電を長期間継続することは、その携帯端末装置の本来の機能を発揮させる時間を大きく削減してしまう。
本発明は、上記背景に鑑みなされたものであり、その目的は、無駄な電力消費を防止しつつ操作部の表面部分に画像を表示し続けることができ、しかもその操作部の表面部分に表示する画像を手軽に変更することができる情報通信端末を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、利用者が操作する操作手段と、該操作手段の操作内容に応じて所定の動作を実行する制御手段とを備えた情報通信端末であって、表示画像を切り換えるための電気信号を受けることで表示画像が変化し且つ該画像の表示状態を無給電状態でも維持可能な無給電画像表示手段を用いて、上記操作手段の表面部分を構成し、上記無給電画像表示手段に上記電気信号を送って上記表示画像を切り換える画像切換手段を備えたことを特徴とするものである。
この情報通信端末では、操作手段の表面部分を構成する無給電画像表示手段に表示する画像の表示状態が無給電状態でも維持されるため、無駄な電力消費を防止しつつ操作手段の表面部分に画像を表示し続けることができる。しかも、利用者の好みが変わったり動作モードを切り換えたりしたときなど操作手段の表面部分に表示する画像を変更する場合には、画像切換手段により無給電画像表示手段に電気信号を送って表示画像を切り換える。この切り換えにより、操作手段の表面部分に表示する画像を手軽に変更することができる。
また、請求項2の発明は、請求項1の情報通信端末において、上記操作手段は、互いに独立に操作可能な複数のキーを有するものであり、該キーの表面部分を上記無給電画像表示手段で形成したことを特徴とするものである。
この情報通信端末では、操作手段に有する複数のキーそれぞれの表面部分を構成する無給電画像表示手段に表示する画像の表示状態が無給電状態でも維持されるため、無駄な電力消費を防止しつつ各キーの表面部分に画像を表示し続けることができる。しかも、利用者の好みが変わったり動作モードを切り換えたりしたときなど各キーの表面部分に表示する画像を変更する場合には、各キーに設けた無給電画像表示手段に表示する画像を画像切換手段で切り換える。この切り換えにより、各キーの表面部分に表示する画像を手軽に変更することができる。
また、請求項3の発明は、請求項1の情報通信端末において、上記制御手段は、複数種類の動作モードを切り換えて所定の動作を実行可能なものであり、上記画像切換手段は、該制御手段で実行する動作モードに応じて上記無給電画像表示手段に表示する操作案内用の画像を切り換えることを特徴とするものである。
この情報通信端末では、制御手段で実行する動作モードを切り換えたときに、その切り換え後の動作モードに応じて無給電画像表示手段に表示する画像を切り換える。この表示画像の切り換えにより、操作手段の表面部分に、上記切り換え後の動作モードで用いる適切な操作案内用の画像を表示できる。
また、請求項4の発明は、請求項3の情報通信端末において、上記制御手段でアプリケーションプログラムを実行する動作モードに切り換えたときのプログラム実行環境を管理するアプリケーションプログラム実行管理手段を備え、上記画像切換手段は、該アプリケーションプログラム実行管理手段から送られてくる画像切換指令に基づいて上記操作案内用の画像を切り換えることを特徴とするものである。
この情報通信端末では、アプリケーションプログラムに上記操作案内用の画像を切り換える旨の内容が含まれていると、アプリケーションプログラム実行管理手段から画像切換手段に画像切換指令が送られる。画像切換手段は、アプリケーションプログラム実行管理手段から受けた画像切換指令に基づいて、操作手段の表面部分に表示する操作案内用の画像を切り換える。この画像の切り換えにより、そのアプリケーションプログラムで用いる適切な操作案内用の画像を操作手段の表面部分に表示できる。
また、請求項5の発明は、請求項1の情報通信端末において、上記無給電画像表示手段で表示する画像の切り換えを指示するための画像切換指示手段を設け、上記画像切換手段は、該画像切換指示手段による指示内容に応じて上記操作手段の表面部分に表示する画像に切り換えることを特徴とするものである。
この情報通信端末では、操作手段の表面部分に表示する画像を利用者が変更しようとするとき、利用者は画像切換指示手段により無給電画像表示手段で表示する画像の切り換えを指示する。画像切換手段は、画像切換指示手段による指示内容に応じて無給電画像表示手段で表示する画像を所定の画像に切り換える。この画像の切り換えにより、操作手段の表面部分に表示する画像を、利用者が希望する画像に切り換えることができる。
また、請求項6の発明は、請求項1の情報通信端末において、当該情報通信端末の姿勢を検知する姿勢検知手段を設け、上記画像切換手段は、該姿勢検知手段の検知結果に基づいて上記無給電画像表示手段で表示する画像の方向を切り換えることを特徴とするものである。
この情報通信端末では、情報通信端末を傾けたときなど情報通信端末の姿勢が変化すると、その姿勢の変化が姿勢検知手段で検知される。画像切換手段は、姿勢検知手段の検知結果に基づいて、上記無給電画像表示手段で表示する画像の方向を、利用者が見やすい方向に切り換える。
なお、上記「情報通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global SYstem for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications IndustrY Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、PHS(Personal HandYphone Service)、自動車電話機等が挙げられる。また、この「情報通信端末」としては、上記電話機のほか、電話機能を有しないPDA(Personal Digital Assistance)等の情報通信端末も挙げられる。
請求項1乃至6の発明によれば、無駄な電力消費を防止しつつ操作部の表面部分に画像を表示し続けることができ、しかもその操作部の表面部分に表示する画像を手軽に変更することができるという優れた効果がある。
特に、請求項2の発明によれば、無駄な電力消費を防止しつつ操作部の複数のキーの表面部分に画像を表示し続けることができ、しかも各キーの表面部分に表示する画像を手軽に変更することができるできるという優れた効果がある。
特に、請求項3の発明によれば、制御手段で実行する動作モードを切り換えたときに、その切り換え後の動作モードで用いる適切な操作案内用の画像を表示できるという優れた効果がある。
特に、請求項4の発明によれば、アプリケーションプログラムの種類に応じて適切な操作案内用の画像を操作部の表面部分に表示できるという優れた効果がある。
特に、請求項5の発明によれば、利用者が画像切換指示手段で指示することにより、操作手段の表面部分に表示する画像を、任意のタイミングで利用者が希望する画像に切り換えることができるという優れた効果がある。
特に、請求項6の発明によれば、情報通信端末を傾けたときなど情報通信端末の姿勢が変化した場合に、操作手段の表面部分に表示する画像の方向を、利用者が見やすい方向に切り換えることができるという優れた効果がある。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態に係る情報通信端末(移動体通信端末)としての携帯電話機が利用可能な移動体通信システムの全体構成を説明するための説明図である。
この移動体通信システムにおいて、ユーザー1が使用する携帯電話機20は、ユーザー1によって登録されたアプリケーションプログラムを実行可能な構成を有している。本実施形態において、このアプリケーションプログラムは、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向プログラミングによって開発されたものである。このようなアプリケーションプログラムとしては、JAVA(サンマイクロシステムズ社の登録商標。以下、同様である。)で記述されたアプリケーションプログラム、BREW(クアルコム社の登録商標。以下同様。)のアプリケーション実行環境上で動作するアプリケーションプログラムなどが挙げられる。この携帯電話機20は、通信ネットワークとしての携帯電話通信網10に接続可能である。また、この携帯電話通信網10には、サーバ装置としてのコンテンツデータダウンロードサーバ(以下、「ダウンロードサーバ」という。)11が接続されている。このダウンロードサーバ11は、携帯電話機20からのプログラム取得要求であるダウンロード要求を受け付けると、その要求に係る特定プログラムであるアプリケーションプログラムを携帯電話機20に対して送信する。また、このダウンロードサーバ11は、携帯電話機20からの画像取得要求であるダウンロード要求を受け付けると、その要求に係る画像データを携帯電話機20に対して送信するアプリケーションプログラム提供用のサーバとしても機能する。この画像データは、後述する携帯電話機20の液晶ディスプレイ(LCD)27や背面LCD29に表示される画像の画像データであり、以下、LCD画像データという。
ダウンロードサーバ11から提供されるアプリケーションプログラムやLCD画像データは、制作元2から提供される。具体的には、例えば、制作元2側のパーソナルコンピュータ等から、専用回線や公衆回線を介してダウンロードサーバ11にアップロードして提供する。なお、制作したアプリケーションプログラムやLCD画像データを記録した光ディスクや磁気ディスク等の記録媒体を、制作元2からダウンロードサーバ11を管理・運営する通信事業者に送り、その記録媒体内のデータをダウンロードサーバ11で読み取るようにして、提供してもよい。このようにして提供されたアプリケーションプログラムやLCD画像データは、携帯電話機20から携帯電話通信網10を介してダウンロード可能な状態でダウンロードサーバ11に登録される。
図3は、上記ダウンロードサーバ11のハードウェア構成を示す概略構成図である。
このダウンロードサーバ11は、システムバス100、CPU101、内部記憶装置、外部記憶媒体としての外部記憶装置104、入力装置105及び出力装置106を備えている。上記内部記憶装置は、RAM102やROM103等で構成されている。上記外部記憶装置は、ハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクドライブ等で構成されている。上記入力装置105は、外部記憶装置104、マウスやキーボード等で構成されている。上記出力装置106は、ディスプレイやプリンタ等で構成されている。更に、このダウンロードサーバ11は、携帯電話通信網10を介して各ユーザー1の携帯電話機20と通信するための携帯電話通信網用通信装置107を備えている。
上記CPU101やRAM102等の構成要素は、システムバス100を介して、互いにデータやプログラムの命令等のやり取りを行う。このダウンロードサーバ11を所定の手順に従って動作させるためのプログラムは、ROM103や外部記憶装置104に記憶されており、必要に応じてCPU101やRAM102上の作業エリアに呼び出されて実行される。また、このダウンロードサーバ11には、携帯電話機20に提供するLCD画像データやアプリケーションプログラムが外部記憶装置104に記憶されている。また、この外部記憶装置104には、後述する携帯電話機20のキー画像表示パネルに表示されるキー画像の画像データ(以下、「キー画像データ」という。)が、上記LCD画像データや上記アプリケーションプログラムに関連付けられた状態で記憶されている。ダウンロードサーバ11は、携帯電話機20からのダウンロード要求に応じ、CPU101、RAM102、携帯電話通信網用通信装置107等が協働して、外部記憶装置104に記憶されているLCD画像データやアプリケーションプログラム並びにこれらに関連付けられたキー画像データを、携帯電話通信網10を介して携帯電話機20に送信する機能を有している。なお、このダウンロードサーバ11は、専用の制御装置として構成してもいいし、汎用のコンピュータシステムを用いて構成してもよい。また、1台のコンピュータで構成してもいいし、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよい。
図1(a)及び(b)は互いに異なる動作モードにおける携帯電話機20の外観を示す正面図である。また、図4は、その携帯電話機20のハードウェア構成を示す概略構成図である。この携帯電話機20は、クラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機である。この携帯電話機20は、外壁部を構成するケーシングの内部に、システムバス200、CPU201、RAM202やROM203等からなる制御手段としての内部制御装置、入力装置204、出力装置205、携帯電話通信網用通信装置206及び画像切換手段としての表示制御装置207を備えている。CPU201やRAM202等の構成要素は、システムバス200を介して、互いに各種データや後述のプログラムの命令等のやり取りを行っている。
上記入力装置204は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)21、通話開始キー22、終話キー23、スクロールキー24、多機能キー25、マイク26などから構成されている。入力装置204の各種キー21〜25は、利用者が操作する操作手段としてのキー操作部20a上に配置されている。各キー21〜25の表面部分は、表示画像を切り換えるための電気信号を受けることで表示画像が変化し且つその画像の表示状態を無給電状態でも維持可能な無給電画像表示手段としてのキー画像表示パネル208が設けられている。このキー画像表示パネル208については後述する。
上記出力装置205は、給電画像表示手段としての液晶ディスプレイ(LCD)27、スピーカ28等から構成されている。上記携帯電話通信網用通信装置206は、携帯電話通信網10を介して他の携帯電話機や上記ダウンロードサーバ11と通信するためのものである。また、RAM202内には、後述する電話機プラットフォームが管理する第1の記憶手段としてのプラットフォーム用記憶領域と、後述するアプリケーション実行環境上で管理される第2の記憶手段としてのアプリケーション用記憶領域とが存在する。
上記表示制御装置207は、キー操作部20aの各キー21〜25の表面部分に設けられたキー画像表示パネル208に表示されるキー表示画像の切り換え等の表示制御を行うものである。表示制御装置207は、CPU201から送られてくる表示制御命令に従い、記憶手段としてのRAM202に記憶されている画像データに基づいて、キー画像表示パネル208に操作案内用の画像としてのキー操作案内画像(以下「キー画像」という。)を表示させる。上記表示制御装置207からキー画像表示パネル208へ出力される電気信号は、各キーの内側に設けられる信号受信手段としての図示しない信号端子から、キー画像表示パネル208に入力される。キー画像表示パネル208に電気信号が入力されると、その電気信号に応じたキー画像が、キー画像表示パネル208に表示される。
図5は、キー画像表示パネル208の一構成例を示す断面図である。本実施形態におけるキー画像表示パネル208は、いわゆる電子ペーパーと呼ばれるもので、各キーの本体部分の上に貼り付けられている。具体的に説明すると、このキー画像表示パネル208は、図示のように、透明下基材層31、画像記録層32、透明上基材層33、保護層34の4層構造となっている。透明下基材層31の上部すなわち携帯電話機20の外部側には、下格子電極35が設けられており、透明上基材層33の下部すなわち携帯電話機20の内部側には、上格子電極36が設けられている。下格子電極35は、携帯電話機20の横方向(図1中横方向)に平行に延びる多数の電線で構成されており、各電線の端部は、上記表示制御装置207に接続された信号端子に接続されている。また、上格子電極36は、携帯電話機20の縦方向(図1中縦方向)に平行に延びる多数の電線で構成されており、各電線の端部も同様に上記信号端子に接続されている。このように、下格子電極35及び上格子電極36は、各キー画像表示パネル208の全域にわたって、その電線が延びる方向が互いに直交するように配置されている。そして、表示制御装置207から適切なON/OFFタイミングの電気信号を入力することで、キー画像表示パネル208の表示領域の任意の地点における下格子電極35の電線と上格子電極36の電線との間の電位差を制御できる。
上記画像記録層32としては、下格子電極35と上格子電極36との間に印加される電位差によってその地点の可視状態を制御することが可能であって、表示制御装置207から電気信号の入力がなくなっても、その可視状態が維持されるものを利用することができる。
例えば、透明なマイクロカプセル内に多数の白色粒子及び黒色粒子を封入し、これを下格子電極35の電線と上格子電極36の電線とが互いに交差する全ての地点(画素点)に配置したものを、上記画像記録層32として用いることができる。この場合、各マイクロカプセル内の白色粒子と黒色粒子は互いに逆極性に帯電している。本実施形態では、白色粒子として負極性帯電物質を用い、黒色粒子として正極性帯電物質を用いている。よって、表示制御装置207から電気信号を入力して、ある画素点における下格子電極35の電位を負極性とし上格子電極36の電位を正極性とした場合、その画素点のマイクロカプセル内では黒色粒子が上格子電極36側へ電気泳動し、白色粒子が下格子電極35側へ電気泳動する。その結果、この画素点を携帯電話機20の外部から見たとき、その画素点は黒色に見える。逆に、下格子電極35の電位を正極性とし上格子電極36の電位を負極性とした場合の画素点は、白色に見える。このような表示制御を表示領域の全域にわたって行うことで、その表示領域に所望のモノクロ画像を表示させることができる。しかも、各マイクロカプセル内の黒色粒子と白色粒子の配置は、表示制御装置207からの電気信号の入力がなくなっても維持される。したがって、本表示パネル208は、一旦表示した画像を無給電状態であってもそのまま維持することができる。また、表示制御装置207から入力される電気信号に応じて、多階調のモノクロ画像を表示させることもできる。
なお、本実施形態ではモノクロ画像を表示しているが、カラー画像を表示させることも可能である。カラー画像を表示させる具体例としては、上記透明上基材層33と上記保護層34との間にカラーフィルタ層を設けたものが挙げられる。このカラーフィルタ層としてR(赤)、G(緑)、B(青)の3色のフィルターを用いた場合、下格子電極35の電線と上格子電極36の電線とが互いに交差する地点のうち、互いに隣接する3つの地点を1つの画素として取り扱う。そして、この3つの地点にそれぞれR、G、Bのフィルタ部分が対向するように、カラーフィルタ層を設ける。これにより、例えばある画素を赤色とする場合には、Rフィルタ部分に対向するマイクロカプセルについては白色粒子が上格子電極36側へ電気泳動し、Gフィルタ部分及びBフィルタ部分に対向するマイクロカプセルについては黒色粒子が上格子電極36側へ電気泳動するような、電気信号を入力する。
また、本発明で用いることができるキー画像表示パネル208としては、表示画像を切替可能でかつ無給電状態でも表示画像の表示状態を維持可能なものであれば、その他の公知の電子ペーパーなども利用することができる。
図6は、上記携帯電話機20の主要部を抽出して示したブロック図であり、図7は、その携帯電話機20におけるソフトウェア構造の説明図である。この携帯電話機20は、無線通信手段としての電話通信部211及びデータ通信部212、操作部213、アプリケーションプログラム実行管理手段としてのアプリケーションプログラム実行管理部214、主制御部215、出力部216、キー画像表示部217等を備えている。
上記電話通信部211は、他の携帯電話機や固定電話機と電話通信を行うために、携帯電話通信網10の基地局と無線通信を行うものであり、上述のハードウェア構成上の携帯電話通信網用通信装置206等に対応する。
上記データ通信部212は、上記電話通信部211と同様に、上述のハードウェア構成上の携帯電話通信網用通信装置206等に対応する。このデータ通信部212は、携帯電話通信網10を介して他の携帯電話機とメールのやり取りを行ったり、携帯電話通信網10からゲートウェイサーバを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークに接続し、インターネット上での電子メールのやり取りやWebページの閲覧等を行ったりするためのものである。また、このデータ通信部212は、携帯電話通信網10を介して、ダウンロードサーバ11が提供するLCD画像データやアプリケーションプログラム及びキー画像データをダウンロードするためにも用いられる。
上記操作部213は、ユーザー1が操作可能な上述の各種キー21〜25等で構成されている。この操作部213を操作することにより、ユーザーは、携帯電話機20に対してURL等のデータを入力したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったり、アプリケーションプログラムの選択、起動及び停止を行ったりすることができる。また、ユーザーは操作部213を操作することにより、上記ダウンロードサーバ11からLCD画像データやアプリケーションプログラム及びキー画像データをダウンロードすることもできる。
上記アプリケーションプログラム実行管理部214は、上述のシステムバス200、CPU201やRAM202の一部等で構成されている。このアプリケーションプログラム実行管理部214は、図7のソフトウェア構造上において中央の「アプリケーション実行環境」に対応しており、オブジェクト指向プログラミングで開発されたアプリケーションプログラムに利用されるクラスライブラリ、実行環境管理ライブラリ、アプリケーション管理等のソフトウェアを提供し、アプリケーションプログラムの実行環境を管理する。このアプリケーション実行環境は、実行するアプリケーションプログラムに応じて適宜選定される。例えば、実行するアプリケーションプログラムがJAVAで記述されたものである場合には、JAVAのアプリケーション実行環境を選定する。また、実行するアプリケーションプログラムがBREWの実行環境上で動作するC言語で記述されたものである場合には、BREWのアプリケーション実行環境を選定する。なお、実行するアプリケーションプログラムがJAVAで記述されたものである場合には、BREWのアプリケーション実行環境上に更にJAVAのアプリケーション実行環境を構築することで、これを実行することができる。
ここで、アプリケーションプログラムは、クラスライブラリAPI(アプリケーションインターフェース)を介して上記アプリケーション実行環境内にある関数等のクラスライブラリを呼び出して使用できるようになっている。この関数等のクラスライブラリの呼び出しの履歴は、アプリケーションプログラムの仮想的な実行環境(仮想マシン:VM)が終了するまで、RAM202内におけるアプリケーション用記憶領域に記憶される。また、アプリケーション実行環境は、アプリケーションプログラムの実行に際して用いる各種データも、そのアプリケーション用記憶領域に保存する。そして、この各種データを用いるときには、このアプリケーション用記憶領域から読み出したり、書き込んだりする。また、アプリケーション実行環境内の実行環境管理ライブラリは、電話機プラットフォームAPIを介して後述の電話機プラットフォーム内の電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用できるようになっている。
上記主制御部215は、上記電話通信部211、データ通信部212、操作部213、出力部216、キー画像表示部217を制御するものであり、上述のシステムバス200、CPU201、RAM202等で構成されている。この主制御部215は、アプリケーションプログラム実行管理部214との間で制御命令や各種データのやりとりを行い、これらと協働して制御を行う。主制御部215は、図7のソフトウェア構造上において最下部の「電話機プラットフォーム」に対応しており、上記電話通信部211等を制御するための制御用プログラムやユーザインターフェースを実行したり、電話機プラットフォームライブラリを提供したりする。この電話機プラットフォームは、上記アプリケーション実行環境内の実行環境管理ライブラリに対してイベントを送ることにより、アプリケーションプログラムにおいて各種処理を実行したり、アプリケーション管理APIを介して上記アプリケーション実行環境内のアプリケーション管理のソフトウェアを呼び出して使用したりできるようになっている。また、アプリケーション実行環境が電話機プラットフォームAPIを介して電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用したとき、電話機プラットフォームは、その電話機プラットフォームライブラリに応じた処理を実行する。例えば、電話機プラットフォームは、電話機プラットフォームライブラリを利用したアプリケーション実行環境からの指示に基づき、RAM202内における電話機プラットフォームが管理するプラットフォーム用記憶領域に記憶されたデータを読み出して、これをアプリケーション用記憶領域に移行することができる。
上記出力部216は、上述のLCD27、スピーカ28等からなる出力装置205で構成されている。この出力部216は、上記データ通信部212で受信したWebページ画面をLCD27に表示する。また、この出力部216のLCD27は、上記電話通信部211やデータ通信部212で情報を着信した旨をユーザーに報知するときに用いられる。具体的には、その情報を着信すると、主制御部215により、出力部216のLCD27に着信報知画像を表示したり、スピーカ28から着信音を出力させたりする。更に、この出力部216は、アプリケーション実行環境で実行されるアプリケーションプログラムの実行中に、そのプログラム実行に関連したメニュー画面等の表示や音楽の出力にも用いられる。
上記操作部213の各キーのキー画像表示部217は、上述の表示制御装置207、キー画像表示パネル208等で構成されている。このキー画像表示部217は、上記主制御部215の制御の下で動作し、キー画像表示パネル208にキー画像を表示する。具体的には、あるキー画像を表示する場合、主制御部215は、そのキー画像の画像データをRAM202から読み出し、キー画像表示部207に対してこの画像データに基づく表示制御命令を出力する。この表示制御命令を受けキー画像表示部217は、その画像データに基づくキー画像をキー画像表示パネル208に表示させるための電気信号を表示制御装置207からキー画像表示パネル208へ出力する。そして、キー画像表示パネル208にキー画像が表示されたら、電気信号を出力を停止する。
キー画像表示パネル208に表示されているキー画像を別のキー画像へ切り替える場合、まず、ユーザー1は、操作部213を操作して、これから表示させるキー画像を選択するためのキー画像選択画面をLCD27上に表示させる。そして、このキー画像において、ユーザー1が希望するキー画像をスクロールキー24を用いて選択し、多機能キー25を押下する。すると、その操作内容が主制御部215に入力され、主制御部215は、ユーザー1が選択したキー画像の画像データをRAM202から読み出し、キー画像表示部217に対してこの画像データに基づく表示制御命令を出力する。この表示制御命令を受けたキー画像表示部217は、その画像データに基づくキー画像をキー画像表示パネル208に表示させるための電気信号を表示制御装置207からキー画像表示パネル208へ出力した後、その電気信号を出力を停止する。これにより、キー画像表示パネル208に表示されていたキー画像を、ユーザー1が希望する別のキー画像に切り替えることができる。
なお、携帯電話機20を所定の手順に従って動作させる電話機プラットフォームを構築するための制御用プログラムは、RAM202やROM203に記憶されている。また、基本OS(オペレーティングシステム)のプログラムや、上記アプリケーション実行環境を構築するためのプログラム及びアプリケーションプログラムも、RAM202やROM203に記憶されている。そして、これらのプログラムは、必要に応じてCPU201やRAM202中の作業エリアに呼び出されて実行される。
〔動作例1〕
次に、アプリケーションプログラム実行管理部214でアプリケーションプログラムが実行されているとき、このプログラムの実行中に用いる特定用途のキー画像を操作部213の各キーのキー画像表示パネル208に表示させるための一動作例(以下、本動作例を「動作例1」という。)について説明する。
図8は、本動作例1における制御の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザー1は、特定プログラムであるアプリケーションプログラムを上記ダウンロードサーバ11からダウンロードして取得し、これを登録する(S1)。具体的には、図9に示すように、ダウンロードサーバ11からアプリケーションプログラムをダウンロードする場合、まず、ユーザーは、操作部213のキーを操作し、ブラウザを起動して閲覧先のURLを入力する。そうすると、ブラウザを実行する主制御部215は、そのURLによって特定されるダウンロードサーバ11に対してリクエストを送信する。このリクエストを受けたダウンロードサーバ11は、そのリクエストの送信元である携帯電話機20に向けて、そのリクエストに係るアプリケーションリストをレスポンスとして送信する。その後、ユーザーは、操作部213のキーを操作して、LCD27上に表示されたアプリケーションリストの中から、自分が希望するアプリケーションプログラムを選択する。すると、主制御部215は、その選択結果をデータ通信部212を介してリクエスト(プログラム取得要求)とともにダウンロードサーバ11へ送信する。このリクエストを受けたダウンロードサーバ11は、そのリクエストに係るアプリケーションプログラムを、レスポンスとして携帯電話機20に向けて送信する。
本動作例1において、アプリケーションプログラムには、そのアプリケーション本来のメインプログラム部分に加え、上記主制御部215を介してキー画像表示パネル208にキー画像を表示させるための表示制御プログラム部分も含まれている。そして、このアプリケーションプログラムをダウンロードする際には、図9に示すように、このアプリケーションプログラム中の制御表示プログラム部分が利用するキー画像データもレスポンスの中に含まれ、アプリケーションプログラムと一緒にダウンロードされる。このレスポンスを受信した携帯電話機20の主制御部215は、そのレスポンスに含まれるアプリケーションプログラム及びキー画像データをRAM202に保存する。このとき、キー画像データは、そのアプリケーションプログラムに関連付けられた状態で保存される。なお、本動作例1では、データ通信部212及び主制御部215によってデータ取得手段が構成され、主制御部215によってデータ保存手段が構成されている。以下の動作例についても同様である。
このようにダウンロードしたアプリケーションプログラムを実行する場合、ユーザー1は、操作部213のキーを操作して、実行するアプリケーションプログラムを選択し、実行指示操作を行う(S2)。すると、図7に示した電話機プラットフォームすなわち図6に示した主制御部215に、アプリケーションプログラムの実行指示が入力される。これにより、主制御部215は、ダウンロードしたアプリケーションプログラムを読み出してこれを起動し、携帯電話機がアプリケーションプログラム実行モードになる(S3)。本動作例1においては、アプリケーションプログラムが起動すると、図7に示したアプリケーション実行環境すなわち図6に示したアプリケーションプログラム実行管理部214上で、そのアプリケーションプログラムが動作する。その結果、このアプリケーションプログラムのメインプログラム部分の内容に従ったゲームなどのアプリケーションが、携帯電話機20のユーザー1に提供される(S4)。
更に、本動作例1においては、アプリケーションプログラムが起動すると、その表示制御プログラム部分の内容に従ってアプリケーションプログラム実行管理部214に対して表示制御命令が送られる。これにより、アプリケーションプログラム実行管理部214は、電話機プラットフォームの主制御部215に対して表示制御命令を送る。これを受けた主制御部215は、その表示制御命令に係るキー画像データをRAM202から読み出す(S5)。このキー画像データは、上記アプリケーションプログラムのダウンロードの際に一緒にダウンロードされてRAM202に記憶されたものである。その後、主制御部215は、上記と同様に、キー画像表示部217に対してこのキー画像データに基づく表示制御命令を出力する。これにより、操作部213の各キーのキー画像表示パネル208に表示されているキー画像が、アプリケーションプログラムのメインプログラム部分の内容に関係した特定用途のキー画像へ切り替わる(S6)。
例えば、ゲームのアプリケーションプログラムを実行する場合、各キーのキー画像表示パネル208に表示されキー画像を、図1(a)に示す通常の待機状態のキー画像から、ゲームのアプリケーションで使用する特定の用途のキー画像(A,B,X,Y,Zボタン用の画像)に切り替る。宇宙空間で戦闘機を操縦して敵機を撃沈させるシューティングゲームの場合は、ゲーム開始・停止ボタンやシューティング動作ボタンとして機能するキーのそれぞれに、それらの対応する特定用途を表す記号等のキー画像を表示する。
以上、本動作例1によれば、アプリケーションプログラムを実行する動作モードに移行したときに、携帯電話機の操作部213の各キーの表面に表示されるキー画像を、そのアプリケーションプログラムの内容に関係した特定用途のキー画像にすることができる。
〔動作例2〕
次に、上記携帯電話機20においてメール文面等の文字情報を入力する文字情報入力画面が出力部216のLCDに表示されているとき、その文字情報入力に用いる入力モードの切り換えに応じて、操作部213の各キーのキー画像表示パネル208に表示するキー画像を切り換えるための一動作例(以下、本動作例を「動作例2」という。)について説明する。
図10は、本動作例2における制御の流れを示すフローチャートである。図11(a)〜(c)は、本動作例2における各入力モードにおける携帯電話機20の外観を示す正面図である。ユーザー1がメール文面などの文字情報を入力する動作モードを選択すると、操作部213の各キーの表面のキー画像は、図11(a)に示す待受け用のキー画像から図11(b)に示す日本語のかな入力するためのキー画像に自動的に切り替わって表示される。次に、ユーザー1が「かな文字入力」から「英文字入力」に切り換えるべく、所定のキー操作で入力モードの変更指示を行う。すると、主制御部215は、入力モードの変更指示があったと判断し、各キーの入力データ割り当てを「かな文字」から「英文字」に切り換える制御を実行する(S1,S2)。更に、主制御部215は、英文字入力モードに関連付けられたキー画像データを、RAM202から読み出す(S3)。その後、主制御部215は、前述の動作例1の場合と同様に、キー画像表示部217に対してこのキー画像データに基づく表示制御命令を出力する。これにより、各キーのキー画像表示パネル208に表示されているキー画像が、図11(b)に示すかな文字入力用のキー画像から図11(c)に示す英文字入力用のキー画像へ切り替わる(S4)。
また、ユーザーが「英文字入力」から「かな文字入力」、「かな文字入力」から「数字入力」等の他の切り換えの態様の場合も、各キーのキー画像表示パネル208に表示されているキー画像を、上記同様に切り換え後の文字入力モードに対応するキー画像に切り換えるように制御する。
本動作例2によれば、メール文面等の文字情報を入力する文字情報入力画面が出力部216のLCDに表示されているとき、その文字情報入力に用いる入力モードの切り換えに応じて、操作部213の各キーのキー画像表示パネル208に表示するキー画像を切り換える。このキー画像の切り換えにより、各キーを押下したときに入力される正確な文字種類を常に把握させることができるので、ユーザーによるキー操作の操作性の向上を図ることができる。
〔動作例3〕
上記動作例2では各キーのキー画像表示パネル208に表示するキー画像を切り換えを入力モードの切り換えに応じて行っているが、図12の切り換え動作例3に示すように携帯電話機20の言語切り換えに応じて行うようにしてもよい。図12の切り換え動作例3は、国際ローミング可能な携帯電話機を日本から英国に持っていったときに携帯電話機の言語モードを日本語モードから英語モードに切り換えた場合の例である。ユーザーが所定のキー操作で言語モードを日本語モードから英語モードに切り換える変更指示を行う。すると、主制御部215は、その変更指示があったと判断し、各キーの入力データ割り当てを「かな数字文字」から「英数字文字」に切り換える制御を実行する(S1,S2)。更に、主制御部215は、英数字文字の入力モードに関連付けられたキー画像データを、RAM202から読み出す(S3)。その後、主制御部215は、前述の動作例1の場合と同様に、キー画像表示部217に対してこのキー画像データに基づく表示制御命令を出力する。これにより、各キーのキー画像表示パネル208に表示されているキー画像が、かな数字入力用のキー画像から英数字入力用のキー画像へ切り替わる(S4)。
本動作例3によれば、携帯電話機の言語モードの切り換えに応じて、操作部213の各キーのキー画像表示パネル208に表示するキー画像を切り換えることにより、ユーザーが希望する言語が変わったときのキー操作の操作性の向上を図ることができる。
なお、上記携帯電話機の姿勢を検知する姿勢検知手段を設け、この姿勢検知手段の検知結果に基づいて、操作部213の各キーの表面に表示されるキー画像がユーザーにとって常に見やすい向きに表示できるように制御してもよい。
図13は、上記姿勢検知手段としての姿勢検知部218を備えたときの携帯電話機20の主要部を抽出して示したブロック図である。この姿勢検知部218は主制御部215で制御され、姿勢検知部218で検知された検知データは主制御部215に送られてデータ処理されたり、キー画像の切り換え制御に用いられたりする。
上記姿勢検知部218としては、例えば加速度センサを用いたり、この加速度センサと地磁気センサとを組み合わせたものを用いることができる。加速度センサは、データ入力キーが設けられた操作部213の面に対して平行な面内で互いに直交する2方向(図14中、X軸方向及びY軸方向)に向かう加速度αX,αYを検出する2軸の加速度センサである。この加速度センサは、携帯電話機20の内部に設けられた図示しない回路基板上に実装されており、上記加速度αX,αYを検出できる公知のものを用いることができる。
また、上記地磁気センサは、上記X軸及び上記Y軸並びにこれらの軸に直交するZ軸からなる3次元座標上における地磁気の磁界強度成分(磁束密度成分)を検知する3軸のセンサである。そして、この地磁気センサの検知結果を利用して、X軸、Y軸及びZ軸のまわりの角度θX(ピッチ角),θY(ロール角),θZ(ヨー角)を検出することができる。具体的には、地磁気の方向が、基準となる地磁気の方向(基準方向)に対して変化したときの変化量を、X軸、Y軸及びZ軸のまわりの角度θX,θY,θZを用いて検出する。これにより、地磁気の方向が基準方向にあるときの姿勢から携帯電話機がその姿勢を変化させたとき、その変化後の姿勢を各角度θX,θY,θZによって特定することができる。
また、上記地磁気センサを用いることで、例えば上記Z軸が北方位に対してどの向きに向いているかを検知することもできる。この場合、例えば、上記Z軸と北方位とのなす角(以下、「方位角」という。)θNによって携帯電話機が向いている方角を特定する。この地磁気センサも、携帯電話機20の内部に設けられた図示しない回路基板上に実装されている。
なお、これらの加速度センサ及び地磁気センサは、携帯電話機20の本体とは別体の装置として構成してもよい。この場合、例えば、これらのセンサを備えた外部装置を、携帯電話機20の本体に設けられる外部端子に接続し、その外部装置と携帯電話機20の本体とが一体となるように構成する。
〔動作例4〕
図15は、図13に示す姿勢検知部218を備えた携帯電話機20における操作部213の各キーのキー画像表示パネル208を切り換えるための一動作例(以下、本動作例を「動作例4」という。)を示すフローチャートである。ユーザーが携帯電話機20を縦向き姿勢(図16(a)の姿勢)から横向き姿勢(図16(b)の姿勢)に変化させると、その姿勢の変化が姿勢検知部218で検知される(S1)。すると、主制御部215は、携帯電話機20の姿勢変化があったと判断し(S2)、出力部216のLCD27における表示を縦長表示から横長表示に切り換える(S3)。この表示切り換えにより、LCD27に表示される画像を正しい向きでみることができる。更に、主制御部215は、横向き姿勢に関連付けられたキー画像データを、RAM202から読み出す(S4)。その後、主制御部215は、前述の動作例1の場合と同様に、キー画像表示部217に対してこのキー画像データに基づく表示制御命令を出力する。これにより、各キーのキー画像表示パネル208に表示されているキー画像が、図16(a)に示す縦向き姿勢用のキー画像から図16(b)に示す横向き姿勢用のキー画像へ切り替わる(S5)。
本動作例4によれば、携帯電話機20の姿勢に応じて、操作部213の各キーのキー画像表示パネル208に表示するキー画像の向きを切り換えることにより、各キーに表示されるキー画像の向きを常にユーザの見やすい適正な向きにすることができる。したがって、携帯電話機20の姿勢が変化した場合でも、ユーザーによるキー操作の操作性の向上を図ることができる。
以上、上記各実施形態においては、操作部213の各キーの表面部分を構成する無給電画像表示手段としてのキー画像表示部217(キー画像表示パネル208)に表示する画像の表示状態が無給電状態でも維持される。そのため、無駄な電力消費を防止しつつ操作部213の各キーの表面部分に画像を表示し続けることができる。しかも、ユーザーの好みが変わったり動作モードを切り換えたりしたときなど操作部213の各キーの表面部分に表示する画像を変更する場合には、上記キー画像表示部217(キー画像表示パネル208)に表示する画像を画像切換手段としての表示制御装置207で切り換えることにより、各キーの表面部分に表示する画像を手軽に変更することができる。
なお、上記各実施形態では、各キーの表面のキー画像表示パネル208についてキー画像を切り換える場合について説明したが、このキー画像だけでなく、操作部213のキー以外の部分についても上記キー画像表示パネル208と同様な電子ペーパーと呼ばれるもので構成し、そのキー以外の部分に表示されている画像を日本語用の文字画像から英語用の文字画像に切り換えたり、他の模様の画像に切り換えたりするようにしてもよい。
また、携帯電話機の操作部以外のケーシング部分についても上記キー画像表示パネル208と同様な電子ペーパーと呼ばれるもので構成し、そのケーシング部分に表示されている画像を日本語用の文字画像から英語用の文字画像に切り換えたり、他の模様の画像に切り換えたりするようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、アプリケーションプログラムや待ち受け画像データ及びキー画像データを、携帯電話通信網10を介してダウンロードサーバ11から取得する場合を例に挙げたが、他の取得方法であってもよい。例えば、携帯電話機20に対して着脱可能なメモリーカード等の外部記憶媒体から画像データを読み出して取得する方法が挙げられる。この外部記憶媒体の具体例としては、SDメモリーカード、CF(コンパクトフラッシュ:登録商標)メモリーカード、スマートメディア、メモリースティック、MMC(マルチメディアカード)等が挙げられる。
また、上記各実施形態では、キー画像をこれに関係したアプリケーションプログラムや待ち受け画像データと一緒に取得する場合について説明したが、これらを別々に取得するようにしてもよい。例えば、携帯電話機20が小型カメラ等の撮像手段を備えている場合には、その撮像手段で撮像することでキー画像の画像データを取得することも可能である。別々に取得したアプリケーションプログラムや待ち受け画像データとキー画像は、その取得後、互いに関連付けてRAM202に保存すればよい。
また、本発明は、携帯電話機のほか、PHS、自動車電話機等の電話機、携帯型のPDAの場合についても適用でき、同様な効果が得られるものである。
(a)及び(b)は互いに異なる動作モードにおける携帯電話機の外観を示す正面図。 同携帯電話機を用いる移動体通信システムの全体構成を説明するための説明図。 同移動体通信システムを構成するダウンロードサーバのハードウェア構成を示す概略構成図。 同携帯電話機のハードウェア構成を示す概略構成図。 同携帯電話機の各キーの表面部分に設けたキー画像表示パネルの断面図。 同携帯電話機の主要部を抽出して示したブロック図。 同携帯電話機に用いるソフトウェア構造の説明図。 動作例1における制御の流れを示すフローチャート。 ダウンロードサーバから携帯電話機へのアプリケーションプログラムのダウンロード手順を示すシーケンス図。 動作例2における制御の流れを示すフローチャート。 (a)〜(c)は動作例2におけるキー画像の変化を示す携帯電話機の外観を示す正面図。 動作例3における制御の流れを示すフローチャート。 他の実施形態に係る携帯電話機の主要部を抽出して示したブロック図。 同携帯電話機に設けた姿勢検知部のセンサーで検知する検知データを座標を示す説明図。 動作例4における制御の流れを示すフローチャート。 (a)及び(b)は動作例4におけるキー画像の変化を示す携帯電話機の外観を示す正面図。
符号の説明
10 携帯電話通信網
11 ダウンロードサーバ
20 携帯電話機
21〜25 キー
27 LCD
31 透明下基材層
32 画像記録層
33 透明上基材層
34 保護層
35 下格子電極
36 上格子電極
207 表示制御装置
208 キー画像表示パネル
211 電話通信部
212 データ通信部
213 操作部
214 アプリケーションプログラム実行管理部
215 主制御部
216 出力部
217 キー画像表示部

Claims (6)

  1. 利用者が操作する操作手段と、該操作手段の操作内容に応じて所定の動作を実行する制御手段とを備えた情報通信端末であって、
    表示画像を切り換えるための電気信号を受けることで表示画像が変化し且つ該画像の表示状態を無給電状態でも維持可能な無給電画像表示手段を用いて、上記操作手段の表面部分を構成し、
    上記無給電画像表示手段に上記電気信号を送って上記表示画像を切り換える画像切換手段を備えたことを特徴とする情報通信端末。
  2. 請求項1の情報通信端末において、
    上記操作手段は、互いに独立に操作可能な複数のキーを有するものであり、
    該キーの表面部を上記無給電画像表示手段で形成したことを特徴とする情報通信端末。
  3. 請求項1の情報通信端末において、
    上記制御手段を、複数種類の動作モードを切り換えて所定の動作を実行可能に構成し、
    上記画像切換手段は、該制御手段で実行する動作モードに応じて上記無給電画像表示手段に表示する操作案内用の画像を切り換えることを特徴とする情報通信端末。
  4. 請求項3の情報通信端末において、
    上記制御手段でアプリケーションプログラムを実行する動作モードに切り換えたときのプログラム実行環境を管理するアプリケーションプログラム実行管理手段を備え、
    上記画像切換手段は、該アプリケーションプログラム実行管理手段から送られてくる画像切換指令に基づいて上記操作案内用の画像を切り換えることを特徴とする情報通信端末。
  5. 請求項1の情報通信端末において、
    上記無給電画像表示手段で表示する画像の切り換えを指示するための画像切換指示手段を設け、
    上記画像切換手段は、該画像切換指示手段による指示内容に応じて上記操作手段の表面部分に表示する画像に切り換えることを特徴とする情報通信端末。
  6. 請求項1の情報通信端末において、
    当該情報通信端末の姿勢を検知する姿勢検知手段を設け、
    上記画像切換手段は、該姿勢検知手段の検知結果に基づいて上記無給電画像表示手段で表示する画像の方向を切り換えることを特徴とする情報通信端末。
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