JP2005227871A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 表示制御部305は、画像データ生成部304により新たに生成された画像データをフロントパネル40上において現在表示させている画像データの後方に配置した後、現在表示されている画像データをフロントパネル40から消去し、上記後方に配置した画像データをフロントパネル40上に現出するように表示を制御する。
【選択図】 図5
Description
まず、本発明の一実施形態に係るスロットマシン(遊技機)を例に挙げて説明する。図1は、本実施形態に係るスロットマシンの概略構成を示す図である。
本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部には、表示機能を有するフロントパネル40が設けられ、このフロントパネル40には、1つの透明な表示窓21が設けられている。表示機能を有するフロントパネル40は、例えば液晶パネルであり、種々の演出のための画像や遊技に必要な情報を表示する。また、フロントパネル40において、表示窓21の前面部には、画像を表示するための液晶や液晶を構成する部材(偏光板など)や液晶を制御する回路などが設けられておらず、透明なままである。
図2は、本発明の一実施形態に係るスロットマシン10のシステム構成を示すブロック図である。スロットマシン10の筐体内部には、メイン制御基板50、並びにこのメイン制御基板50に接続されたサブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13が配置されている。ここで、メイン制御基板50は、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13を制御することでスロットマシン10の遊技制御(ゲーム中の動作制御)を行い、サブ制御基板60は、メイン制御基板50の遊技制御に応じた演出制御(演出用の表示や音などの制御)を行うものである。
メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM52、RAM53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。
サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、画像データROM65、ビデオRAM66、音源回路67、アンプ68及びインタフェース回路(I/F回路)69が設けられている。サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、音源回路67及びI/F回路69はバス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65及びビデオRAM66は画像制御プロセッサ64に接続され、アンプ68は音源回路67に接続されている。
リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。これらのリール31L、31C及び31Rの動作の制御は、リール基板11を介してメインCPU51からの指示によって行われる。
中央表示基板12は、例えばフロントパネル40の裏側の中央部に取り付けられる。中央表示基板12には、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ(ボタン)42L、中ストップスイッチ(ボタン)42C、右ストップスイッチ(ボタン)42R、設定表示部82及び設定変更スイッチ83が接続されている。
電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。即ち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルを遊技者に払い出す。
役抽選部103は、役(特別役、小役、リプレイ等)の抽選を行う。ここで、特別役とは、通常遊技とは異なる遊技であって遊技者に有利な複数回の特別遊技に移行させるための役である。小役とは、その小役の種類に応じて枚数のメダルを遊技者に払い出す役である。リプレイとは、前の遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技を行う権利を遊技者に与える役である。
制御部101は、役抽選部103や、後述のリール制御部106及び入賞判定部107等の動作タイミングを制御する。例えば、制御部101は、スタートスイッチ41が操作されたことを条件として、役抽選部103に役の抽選を行わせると共に、リール制御部106にリール群31の回転を開始させ、また、ストップスイッチ群42が操作されたことを条件として、リール制御部106にリール群31の停止制御を行わせ、更に、リール群31が停止したことを条件として、入賞判定部107に入賞判定を行わせる。なお、制御部101の動作はこれらに限定されるものではない。
フラグ情報記憶部105は、役抽選部103の抽選結果によって何らかの役に対するフラグがオンになった場合に、当選した役の種類及びそのフラグがオンになったことを記憶する。
リール制御部106は、制御部101からの指示に基づいて、リール群31(リール31L、31C及び31R)の回転及び停止の制御を行う。より詳細には、リール制御部106は、遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態等)、役抽選部103による抽選の結果、並びにストップスイッチ群42(ストップスイッチ42L、42C及び42R)が操作されたタイミング等に基づいて、リール31L、31C及び31Rの停止位置を決定すると共に、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール31L、31C及び31Rの回転を停止させる。
入賞判定部107は、有効ライン群22のうち、有効になっている有効ラインのいずれかに役の図柄の組合せが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当該遊技でその役に入賞したと判定する。このとき、入賞判定部107は、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ラインに位置する図柄を判定し、これに基づいて、役の入賞の有無を判定する。なお、リール31L、31C及び31Rを停止させる際の制御にテーブルを用いている場合には、リール31L、31C及び31Rが実際に停止してから入賞判定部107が図柄の組合せを判定するのではなく、リール制御部106によってテーブルを用いてリール群31の停止位置が定められた時に、有効ライン上に停止する図柄の組合せを判別するようにしてもよい。
特別遊技制御部108は、入賞判定部107による判定の結果、特別役に入賞していた場合に、次遊技から所定の終了条件が満たされるまでの間、特別遊技の制御を行う。例えば、特別遊技制御部108は、特別遊技中における役抽選部103の抽選結果に応じて、リール制御部106に特別遊技用のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする。
払出制御部109は、入賞判定部107による判定の結果、入賞している役に応じたメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせる。
演出パターン選択部201は、遊技状態に応じて演出のパターンを選択する。具体的には、演出パターン選択部201は、メイン制御基板50の役抽選部103からの信号を受けて、当選役等に応じた演出パターンを選択したり、メイン制御基板50の入賞判定部107及び特別遊技制御部108からの信号を受けて、入賞役や遊技状態に応じた演出パターンを選択したりする。
演出制御部202は、演出パターン選択部201によって選択された演出パターンに基づく演出の制御を行う。即ち、演出制御部202は、演出パターンに基づいて仮想的な三次元画像データを作成し、フロントパネル40上に表示させる。また、演出制御部202は音源回路67を制御することにより、音源回路67によって音信号が生成され、アンプ68によって増幅された後、スピーカ71から出力される。
図5において、301は、画像制御部であり、演出パターン選択部201が選択した演出パターンに応じた画像データを生成するように後述の画像データ生成部304を制御するとともに、演出パターン選択部201が選択した演出パターンに応じて、表示制御部305から画像データを取得するように後述の画像データ取得部306を制御する。
302は、音制御部であり、演出パターン選択部201によって選択された演出パターンに応じた音を発生するように音源回路67を制御する。
303は、オブジェクト情報記憶部であり、画像データ生成部304によって生成される仮想的な三次元空間内の各オブジェクトの動作や属性情報のほか、当該三次元空間に対する視点や光源に関する情報、背景の画像情報等を格納する。
304は、画像データ生成部であり、画像制御部301の制御に応じて、オブジェクト情報記憶部303から必要な情報を読み出し、三次元画像データを生成する。また、画像データ生成部304は、画像制御部301の制御に応じて、後述する記憶部309に記憶された二次元画像データを所定のオブジェクトのポリゴンに対して張り付け、三次元画像データを新たに生成する処理も行う。
305は、表示制御部であり、画像データ生成部304によって生成された三次元画像データをフロントパネル40上で表示させるよう制御する。
306は、画像データ取得部であり、画像制御部301の制御に応じて、現在フロントパネル40上で表示されている三次元画像データを表示制御部305から取得する。
307は、画像データ変換部であり、画像データ取得部306によって取得された三次元画像データを二次元画像データに変換する。
308は、記憶制御部であり、画像データ変換部307によって生成された二次元画像データを後述の記憶部309に記憶させるための制御を行う。
309は、記憶部であり、記憶制御部308の制御によって画像データ変換部307で生成された二次元画像データを記憶する。本実施形態では、記憶部309を演出制御部202内部に構成しているが、他の実施形態として同様の記憶部を演出制御部202の外部に構成してもよいし、サブ制御基板60の外部に構成してもよい。
11:リール基板
12:中央表示基板
13:電源装置基板
20:フロントパネル
21:表示窓
22a、22b、22c:有効ライン
23:メダル投入口
31L、31C、31R:リール
40:フロントパネル
41:スタートスイッチ
42L、42C、42R:ストップスイッチ
43a、43b:ベットスイッチ
50:メイン制御基板
51:メインCPU
52、62:ROM
53、63:RAM
54、69:I/F回路
60:サブ制御基板
67:音源回路
68:アンプ
71:スピーカ
101:制御部
102:抽選テーブル
103:役抽選部
105:フラグ情報記憶部
106:リール制御部
107:入賞判定部
108:特別遊技制御部
109:払出制御部
201:演出パターン選択部
202:演出制御部
301:画像制御部
302:音制御部
303:オブジェクト情報記憶部
304:画像データ生成部
305:表示制御部
306:画像データ取得部
307:画像データ変換部
308:記憶制御部
309:記憶部
401:背景
402:キャラクタオブジェクト
403:破片オブジェクト
Claims (5)
- リアルタイムで動画像を表示するための画像処理を行う画像処理装置であって、
画像データを生成する画像データ生成手段と、
表示手段上における画像データの表示制御を行う表示制御手段とを有し、
前記表示制御手段は、前記画像データ生成手段により新たに生成された第1の画像データを前記表示手段上において現在表示させている第2の画像データの後方に配置した後、前記第2の画像データを前記表示手段上から消去し、前記第1の画像データを前記表示手段上に現出するように表示を制御することを特徴とする画像処理装置。 - 三次元画像データである前記第2の画像データを二次元画像データに変換する画像データ変換手段と、
前記画像データ変換手段により生成された前記二次元画像データを記憶する記憶手段とを有し、
前記画像データ生成手段は、前記記憶手段に記憶された前記二次元画像データを用いて、三次元画像データである前記第1の画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像データ生成手段は、前記第1の画像データに含まれる所定のオブジェクトのポリゴンに対して前記二次元画像データの一部を張り付けることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- リアルタイムで動画像を表示するための画像処理方法であって、
画像データを生成する画像データ生成ステップと、
表示手段上における画像データの表示制御を行う表示制御ステップとを含み、
前記表示制御ステップでは、前記画像データ生成ステップにより新たに生成された第1の画像データを前記表示手段上において現在表示させている第2の画像データの後方に配置した後、前記第2の画像データを前記表示手段上から消去し、前記第1の画像データを前記表示手段上に現出するように表示を制御することを特徴とする画像処理方法。 - リアルタイムで動画像を表示するための画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
画像データを生成する画像データ生成手順と、
表示手段上における画像データの表示制御を行う表示制御手順とを含み、
前記表示制御手順では、前記画像データ生成ステップにより新たに生成された第1の画像データを前記表示手段上において現在表示させている第2の画像データの後方に配置した後、前記第2の画像データを前記表示手段上から消去し、前記第1の画像データを前記表示手段上に現出するように表示を制御する画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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