JP2005227559A - 現像剤供給機構および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外乱によって回転数が大きく変動するモータを使用した場合にも、現像剤供給量のバラツキを少なくできる現像剤供給機構および前記現像剤供給機構を備える画像形成装置の提供。
【解決手段】電子写真により画像を形成する画像形成装置において現像剤を収容する現像剤収容部から現像器に現像剤を供給する現像剤供給機構であって、軸線の回りに回転しつつ前記現像剤収容部から現像器に向かって現像剤を搬送する現像剤供給部材と、前記現像剤供給部材を駆動回転させる駆動手段と、前記現像剤供給部材の回転数を検出する回転数検出手段と、前記回転数検出手段における回転数の検出結果に基づいて前記駆動手段の回転数を制御する駆動制御手段とを備える現像剤供給機構、前記現像剤供給機構を備える画像形成装置。
【選択図】 図4

Description

本発明は、現像剤供給機構および画像形成装置に関し、特に、駆動源として直流整流子モータのような安価なモータを使用した場合にも、現像剤供給量のバラツキの少ない現像剤供給機構および前記現像剤供給機構を備える画像形成装置に関する。
フルカラープリンタやフルカラーコピー機などのフルカラー電子写真装置においては、鮮明な色彩が得られるなどの理由により、トナーと磁性キャリアとからなる2成分系現像剤が広く用いられている。
2成分系トナーを用いるフルカラー電子写真装置においては、現像器内に投入するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の現像剤の量を制御することにより、各色間の濃度調整を行っている。
現像器に投入する現像剤の量は、一般的には、現像剤を収容するトナーカートリッジから現像器に現像剤を搬送する現像剤搬送装置における現像剤供給量を増減させることにより行っている。
したがって、適切なカラーバランスで画像を作成するためには、現像剤搬送装置における現像剤供給量を高精度でしかもバラツキなく制御する必要がある。
現像剤搬送装置における現像剤供給量のバラツキを防止する方法として、たとえば圧力開放領域を備え、圧力センサによってトナー供給羽根の回転数を制御することにより、印字密度に関係なく圧力開放領域内のトナー量を一定に保持して濃度変動を防止する方法が提案された(特許文献1)。
特開平01−206378号公報
従来は、現像剤搬送装置の駆動にステッピングモータを用いていたので、一定時間当りにステッピングモータに入力するパルスの数を制御することにより、現像剤搬送装置における現像剤供給量をバラツキなく制御することが可能であったが、近年、コスト低減を目的として現像剤搬送装置の駆動に直流整流子モータが使用されることが多くなってきた。
しかしながら、直流整流子モータは、その特性上、トルク変動、電圧変動、機構の部品のバラツキなどの外乱によって回転数が大きく変動するので、そのまま現像剤搬送装置の駆動に用いると正確な供給量で現像剤を供給できないという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、駆動源として直流整流子モータのような外乱によって回転数が大きく変動するモータを使用した場合にも、現像剤の供給量を正確に判定でき、したがって正確な供給量で現像剤を供給できる現像剤供給機構および前記現像剤供給機構を備える画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像形成装置において現像剤を収容する現像剤収容部から画像形成部に現像剤を供給する現像剤供給機構であって、現像剤収容部から前記画像形成部に向かって軸線の回りに回転しつつ現像剤を搬送する現像剤供給部材と、前記現像剤供給部材を駆動回転させる駆動手段と、前記現像剤供給部材の回転数を検出する回転数検出手段と、前記回転数検出手段における回転数の検出結果に基づいて前記駆動手段の回転数を制御する駆動制御手段とを備えてなる現像剤供給機構に関する。
前記現像剤供給機構においては、前記回転数検出手段において前記現像剤供給部材の回転数を直接検出し、駆動制御手段においては、その結果に基づいて駆動手段の回転数を制御しているから、前記駆動手段として直流整流子モータのように外乱によって回転数が著しく変動するようなモータを用いた場合においても、前記現像剤供給部材の回転数の変動による現像剤供給量のバラツキをなくすることができる。したがって、前記現像剤供給機構を有する画像形成装置、たとえば電子写真装置においては、高画質の画像が得られるだけでなく、現像剤の残量を低減できるから、現像剤収容部としてトナーカートリッジを使用する場合においてトナーカートリッジの寿命を延長でき、コストおよび環境負荷の低減を図ることができる。
現像剤としては、たとえばトナーと磁性キャリアとからなる2成分系現像剤を挙げることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の現像剤供給機構において、前記回転数検出手段が、前記現像剤供給部材の回転軸に設けられた回転部と、前記回転部が所定の位置を何回通過したかを検出して前記現像剤供給部材の回転数を検出する検出部とを備えてなる現像剤供給機構に関する。
従来は、現像剤供給部材を駆動するモータへの通電時間を制御することにより、現像剤の供給量を制御してきたが、前述のように、モータとして直流整流子モータを使用する場合にこの方法を採ると、外乱による回転数のバラツキが大きくなる。
しかし、前記現像剤供給機構においては、前記検出部が前記回転部が所定位置を何回通過したかを検出し、それに基いて駆動手段の回転数を検出する。そして、この検出結果に基いて所定の回転数で回転するように前記駆動手段を制御するから、外乱による回転数のバラツキをなくすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の現像剤供給機構において、前記現像剤供給部材が、現像剤収容部から画像形成部に現像剤を搬送する現像剤搬送賂の内部に設けられ、線材または狭巾板材を螺旋状に巻回してなる現像剤搬送オーガである現像剤供給機構である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の現像剤供給機構において、前記回転部が、前記現像剤搬送オーガの回転軸の半径方向に沿って外側に向かって突出する回転片であり、前記検出部が、前記回転片が所定の位置を通過したことを光学的、電気的、または機械的に検出する回転片検出手段である現像剤搬送機構に関する。
これらの現像剤供給機構は、現像剤供給部材および回転部、検出部が安価に構成でき、構成が単純で故障が少ない点で好ましい。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか1項に記載の現像剤供給機構において、前記駆動制御手段が、前記検出部における前記回転部の検出結果に基づいて前記現像剤供給手段を停止させるタイミングを設定する現像剤供給機構に関する。
前記現像剤供給機構においては、前記現像剤供給手段を停止させるときは、停止タイミングは外乱によって左右されない。
したがって、前記現像剤供給機構を有する画像形成装置においては、現像剤を更に精度よく現像器に供給できる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の現像剤供給機構において、前記検出部における前記回転部の検出結果から前記現像剤供給部材の累積回転数を求め、前記累積回転数と前記現像剤供給部材の1回転当りの現像剤搬送量とから前記現像剤収容部における現像剤の残量を推定する現像剤供給機構に関する。
前記現像剤供給部材の1回転当りの現像剤搬送量は、現像剤の種類が決まれば一定であると考えられる。したがって、1回転当りの現像剤搬送量と累積回転数との積は、現像剤搬送量を与える。したがって、現像剤の当初量から上述のようにして求めた現像剤搬送量を差し引くことにより、現像剤収容部内の現像剤の残存量を直接測定しなくても、現像剤の残量を高精度で求めることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の現像剤供給機構において、前記画像形成装置の備える現像剤収容部が着脱可能な現像剤カートリッジである現像剤供給機構に関する。
前記現像剤供給機構は、現像剤収容部として現像剤カートリッジを備える電子写真装置などの画像形成装置について本発明を適用した例である。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れかに記載の現像剤供給機構において、前記駆動手段がonになって所定時間経過後に、前記回転数検出手段において現像剤供給部材の回転が検出されない場合において、前記駆動制御手段は前記駆動手段を停止させる現像剤供給機構に関する。
駆動手段をonにしたにもかかわらず前記回転数検出手段において現像剤供給部材の回転が検出されない場合としては、たとえば前記回転数検出手段を構成するセンサが故障した場合などが考えられる。このような場合に現像剤供給機構の運転を継続すると、現像剤供給部材が連続回転し、画像形成部に現像剤が過剰に供給されてトラブルが発生する。
しかし、前記現像剤供給機構においては、このような場合には駆動手段を停止させるので、現像剤供給部材が連続回転することによる画像形成部への現像剤の過剰供給が防止されるから、現像剤が過剰に供給されることによるトラブルが生じることはない。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の現像剤供給機構において、前記駆動手段がonになって所定時間経過後に、前記回転数検出手段において現像剤供給部材の回転が検出されない場合において、前記現像剤供給部材に故障があることを操作者に通知する故障通知手段を備えてなる現像剤供給機構に関する。
前記現像剤供給部材が途中から切断するなどの故障が生じたときに、従来のように現像器で形成される画像のトナー濃度の低下を検出して現像剤カートリッジを交換すべき旨の警告表示を行うと、操作者は、先ず最初に現像剤カートリッジを交換しようとするが、その場合においては同様の現象が再び生じるから操作性が悪い。
これに対して、前記現像剤供給機構においては、前記駆動手段がonになっても前記現像剤供給部材の回転が検出されないことを以って現像剤供給部材が途中から切断したことを検出できるから、操作者は、いち早く真の故障の原因を把握でき、迅速な対応が可能になる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9の何れか1項に記載の現像剤供給機構において、前記検出部による前記回転部の検出を前記駆動手段の駆動中にのみ実施する現像剤供給機構に関する。
前記現像剤供給機構においては、前記駆動手段によって現像剤供給部材が駆動回転しているときのみ回転数の検出を行っているから、現像剤供給部材の累積回転数を正確に求めることができる。したがって、現像剤カートリッジの残り寿命を正確に予測できる。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10の何れか1項に記載の現像剤供給機構において、現像剤供給部材を停止させるときは、前記駆動制御手段が、前記回転部が前記検出部を通過した直後の位置、または前記検出部を通過してから所定の距離または角度だけ進行した位置で現像剤供給部材が停止するように前記駆動手段を停止させる現像剤供給機構に関する。
回転部が検出部を通過する直前および直後の何れかの位置で停止すると、現像剤供給部材が次に回転を開始した場合に、検出部が回転部を検出するときと検出しないときとが生じ、現像剤供給部材の回転数を総計して累積回転数を求めるときに大きな誤差が生じる。
前記発明に係る現像剤供給機構においては、前記現像剤供給部材の停止位置を前記回転部が前記検出部を通過した直後の位置、または前記検出部を通過してから所定の距離または角度だけ進行した位置に設定することにより、累積回転数を求めるときに誤差が生じないようにした。
請求項12の発明は、請求項1〜11の何れか1項に記載の現像剤供給機構と、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部から前記現像剤供給機構によって現像剤が供給されて画像を形成する画像形成部とを備えることを特徴とする画像形成装置に関する。
請求項1のところで述べたのと同様の理由により、請求項1〜11の何れか1項に記載の現像剤供給機構は、記現像剤供給部材の回転数の変動による現像剤供給量のバラツキが少ないから、前記画像形成装置においては、高画質の画像が得られる。また、現像剤の残量を低減できので、現像剤収容部としてトナーカートリッジを使用する場合においてトナーカートリッジの寿命を延長でき、コストおよび環境負荷の低減を図ることができる。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の画像形成装置において、前記画像形成部が、露光によって表面に潜像が形成される感光体と、前記現像剤供給機構によって供給された現像剤によって前記感光体に形成された潜像を現像する現像器とを備え、前記現像剤収容部から前記現像剤供給機構によって前記画像形成部における現像器に現像剤が供給されることを特徴とする画像形成装置に関する。
前記画像形成装置は、電子写真方式により画像を形成する複写機やプリンタである電子写真装置に本発明を適用した例である。
請求項14に記載の発明は、請求項12または13に記載の画像形成装置において、異なる色の現像剤を供給する複数の現像剤供給機構を備えてなり、前記現像剤供給機構における現像剤供給部材の回転検出および駆動制御は、各現像剤供給機構毎に独立して行われる画像形成装置に関する。
フルカラーの電子写真装置においては、Y、M、C、Kの各色の濃度合せの正確さが印刷画像の画質の良否に大きく影響する。
前記画像形成装置においては、Y、M、C、Kの各色毎に現像剤供給機構を設け、夫々の現像剤供給機構毎に現像剤供給部材の回転検出および駆動制御の制御を独立して行うことにより、現像剤の供給を各色毎に独立して高精度で行うことができるから、印刷画像の画質を大きく改善できる。
以上説明したように、本発明によれば、駆動源として直流整流子モータのような外乱によって回転数が大きく変動するモータを使用した場合にも、現像剤を正確な供給量で供給できる現像剤供給機構および前記現像剤供給機構を備える画像形成装置が提供される。
1.実施形態1
以下、本発明の画像形成装置に包含される電子写真装置の一例であるレーザプリンタについて図面を参照して説明する。
(レーザプリンタの構成)
実施形態1に係るレーザプリンタ10の全体的な構成を図1に示す。
レーザプリンタ10においては、公知の電子写真プロセスにより、外部装置から入力した画像情報に基づいてトナー画像を形成し、形成されたトナー画像を記録紙等に転写させ、定着して画像を形成する。ここで、電子写真プロセスとは、電子写真感光体に対する帯電、レーザー露光による静電潜像の形成、トナーによる静電潜像の現像を経て電子者写真感光体上に形成されたトナー画像を記録材に転写し、これを加熱定着することで記録材に画像を記録する一連のプロセスを言う。なお、レーザプリンタ10においては、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)、およびシアン(C)の4色のトナーを用いてカラー画像を形成する。
図1に示すように、レーザプリンタ10には、装置の外殻部を構成する筐体12と、筐体12の内側に設けられ、装置を構成する各種部品を支持するメインフレーム14とを有する。
メインフレーム14には、装置の幅方向(矢印W方向)に沿った一端部(図1では左端部)にプロセスユニット16が配置されている。このプロセスユニット16には、メインフレーム14により装置の奥行方向に沿ってスライド可能に支持されたスライドフレーム18が設けられており、このスライドフレーム18には、中間転写ベルト、転写器、クリーニング器等の所定のプロセス部品(図示省略)が搭載されている。これにより、メンテナンス時には、プロセスユニット16をメインフレーム14内から外部へ引き出し、スライドフレーム18に搭載されたプロセス部品の交換、点検作業などを容易に行うことができる。
メインフレーム14には、プロセスユニット16に隣接するように4個の感光体ドラム20,22,24,26が支持されると共に、これらの感光体ドラム20,22,24,26にそれぞれ接するように4台の現像器21、23、25、27が配置されている。これら4台の現像器21、23、25、27には、それぞれマゼンタ(M)トナー、イエロー(Y)トナー、黒(K)トナー、およびシアン(C)トナーが供給され、感光体ドラム20,22,24,26の外周面(像担持面)に形成された静電潜像にこれらのトナーを付着させて現像し、トナー画像を形成する。なお、以下においてマゼンタ(M)トナー、イエロー(Y)トナー、黒(K)トナー及びシアン(C)トナーをそれぞれ単にMトナー、Yトナー、Kトナー、およびCトナーと略称する。
4個の感光体ドラム20,22,24,26にそれぞれ形成されたトナー画像は、プロセスユニット16側に配置された中間転写ベルト上に転写、重畳されてフルカラーのトナー画像を形成する。このフルカラーのトナー画像は、中間転写ベルトから記録紙等の記録材へ転写された後、加熱定着され記録材に記録される。
トナー画像が記録された記録材は、筐体12の上面部に形成された排紙トレー部28上又は、筐体12の側面部に側方へ延出するように取り付けられた排紙トレー30,32上へ排紙される。
なお、レーザプリンタ10は、Kトナーのみでモノクロのトナー画像を形成し、これを記録材へ転写、定着させてモノクロ画像を形成するように設定することもできる。
レーザプリンタ10には、幅方向に沿ってメインフレーム14に隣接するようにカートリッジホルダ34が設けられている。カートリッジホルダ34は、本発明の画像形成装置におけるトナーカートリッジ装着部に相当する。カートリッジホルダ34には、図2に示すように、それぞれ略円柱状に形成された4個のトナーカートリッジ36、38、40、42が着脱可能に装着されている。トナーカートリッジ36、38、40、42内には、それぞれ内部にMトナー、Yトナー、Kトナー、およびCトナーが充填されている。
図1に示すように、筐体12には、片側(図1の紙面手前側)の側面部にプロセスユニット16及びカートリッジホルダ34に対向してメンテナンス用の開閉扉13が開閉可能に設けられている。これにより、ユーザ等は、開閉扉13を開放させ、プロセスユニット16及びカートリッジホルダ34を外部に露出させることで、プロセスユニット16をメインフレーム14内から外側へ引き出し、またカートリッジホルダ34に対してトナーカートリッジ36、38、40、42をそれぞれ着脱することが可能になる。
図2に示すように、カートリッジホルダ34には、トナーカートリッジ36、38、40、42が着脱可能に装着される着脱部96、98、100.102が、装置の高さ方向H(矢印H方向)、即ち垂直方向に沿って2列に設けられ、前記2列のうち、現像器21、23、25、27に近い側の一の列に3個の着脱部98、100、102が位置し、現像器21、23、25、27から遠い側の他の列に1個の着脱部98が位置するように設けられている。
したがって、図1および図2に示すように、カートリッジホルダ34に装着された4個のトナーカートリッジ36、38、40、42は、軸線方向外側から見て逆L字状の配列になるから、トナーカートリッジ36、38、40、42が高さ方向Hに沿って直線状に配列された場合と比較し、装置の高さ方向Hの寸法がコンパクトに収められている。
逆L字型に配列された着脱部96、98、100、102に囲まれた空間、言い替えればトナーカートリッジ36、38、40、42に囲まれた空間には、レーザプリンタ10を制御する電子回路装置11が収容されている。電子回路装置11は、前記空間内に収容させることにより、現像器21、23、25、27で発生するトナークラウドから効果的に保護される。なお、電子回路装置11は、本発明の現像剤供給機構が備える駆動制御手段に相当する。
なお、レーザプリンタ10においては、通常は、フルカラー印刷よりはモノクロ印刷をすることが圧倒的に多いから、Kトナーの消費量が最も多いと考えられる。したがって、前記他の列に、Mトナーを収容するトナーカートリッジ36に変えてKトナーを収容するトナーカートリッジ40を配置し、前記一の列の真中にトナーカートリッジ36を配置するとともに、トナーカートリッジ40として、トナーカートリッジ36、38、42に比較して大型のものを用いれば、レーザプリンタ10の寸法を増加させること無く、トナーカートリッジ36、38、40、42の交換周期を延長させることができるから好ましい。
また、着脱部96、98、100、102を、トナーカートリッジ36、38、40、42が図1および図2に示すような配列で装着されるように配置する代わりに、前記一の列に配設されるトナーカートリッジ38,40,42のうち最下段のものと略同一の高さにトナーカートリッジ36を配置すれば、トナーカートリッジ36、38、40、42は、着脱部96、98、100、102に装着したときにL字型に配列される。このような配置は、電子回路装置11として電源回路のように発熱の大きな回路を装着する場合に好ましい。電子回路装置11は、L型に配列されたトナーカートリッジ36、38、40、42に囲まれた空間に収容されるから、電子回路装置11の上方にはトナーカートリッジ36、38、40、42の何れも存在しない。したがって、電子回路装置11で発生した熱は上方に発散される上、前記熱がトナーカートリッジ36、38、40、42の何れにも及ぶことがない故にトナーカートリッジ内でトナーが固まるトナーブロッキングが生じることがない。
加えてカートリッジホルダ34の高さを更に低くする必要があるときは、一の列および他の列にトナーカートリッジ36、38、40、42が2個づつ配列されるように着脱部96、98、100、102を配置してもよい。この場合には、電子回路装置11は、着脱部96、98、100、102の上方または下方に配置できる。
更に加えて、現像器21、23、25、27が水平に配列される場合には、現像器21、23、25、27の下方に3個のトナーカートリッジ38,40,42が水平方向にされ、更にその下方に1個のトナーカートリッジ36が配列されるように着脱部96、98、100、102を配置することができる。なお、この場合において、トナーカートリッジ36は、前記3個のトナーカートリッジ38,40,42のうち左端または右端に位置するものの下方に配置することができる。このようにトナーカートリッジ36、38、40、42を配列した場合においても、トナーカートリッジ36、38、40、42の下方に形成される空間に電子回路装置11を収容することにより、現像器21、23、25、27で生じるトナークラウドから電子回路装置11を保護することができる。
各着脱部96、98、100、102は、図2〜図4に示すように、何れも軸線方向に沿った寸法が同一に形成されるとともに、カートリッジホルダ34の手前側の端部にトナーカートリッジ36、38、40、42を囲うように逆L字状に延在する手前側手前側支持プレート104によって前端部が支持され、カートリッジホルダ34の奥側に手前側支持プレート104に相対するように設けられた奥側支持プレート105とによって後端部が支持されている。
手前側支持プレート104と奥側支持プレート105とは、垂直方向に延在する結合プレート103によって結合されている。結合プレート103は、カートリッジホルダ34と電子回路装置11を収容する空間とを仕切る機能も有する。
着脱部96,100,102は軸線方向に沿った位置、言い替えればレーザプリンタ10の奥行き方向Dに沿った位置が何れも同一になるように配設され、着脱部98のみが、着脱部96,100,102に対してレーザプリンタ10の奥行き方向Dに沿って手前側に突出した位置に配設されている。各着脱部96、98、100、102をこのように配設することにより、着脱部98と着脱部96とに設けられたトナー給送管114同士が干渉することが防止される。
図2〜図4に示すように、各着脱部96、98、100、102は、何れも、支持ブラケット106と、支持ブラケット106に相対するように配設された駆動プレート108と、駆動プレート108と支持ブラケット106との間に奥行き方向Dに沿って掛け渡された2個のガイド部材110,112とから構成されている。各着脱部96、98、100、102は、支持ブラケット106において手前側支持プレート104に支持され、駆動プレート108において奥側支持プレート105に支持されている。トナーカートリッジ36、38、40、42は、カートリッジホルダ34に挿脱するときは、ガイド部材110,112により奥行方向に沿って直線的に移動するように案内される。
支持ブラケット106は、図4および図5に示すように、手前側支持プレート104に固定される固定部106Aと、固定部106Aに隣接するとともに、着脱部96、98、100、102の軸線に対して直角に延在するシャッタ受け部材106Bと、シャッター受け部材106Bの下方に隣接するとともに、着脱部96、98、100、102の軸線に対して直角に延在する円筒状のトナー導出部106Cと、シャッタ受け部材106Bを挟んで固定部106Aの反対側に位置し、後述するトルク伝達軸116を軸支する軸受プレート106Dとから形成されている。シャッタ受け部材106Bは、上方に向かって凹陥する部分円筒状であり、その上面を係合シャッタ107が摺動する。シャッタ受け部材106Bには、トナー導出部106Cに連通する開口部106Eが設けられている。なお、係合シャッタ107は、トナーカートリッジ36、38、40、42の後述するシャッター部材に係合してともに開閉する。
駆動プレート108は図2および図3に示すように厚板状に形成され、その厚さ方向が装置の奥行方向と一致するように支持されている。駆動プレート108には、トナーカートリッジ36、38、40、42の底面に対向する表面部に、トナーカートリッジ36、38、40、42の従動連結板52(図6参照)に噛合して駆動回転させる駆動連結板109が回転可能に配置されている。駆動連結板109は、従動連結板52と対称的な形状に形成されている。駆動プレート108内には、それぞれ駆動モータ(図示省略)が内蔵され、この駆動モータは現像器21、23、25、27の作動時に回転して駆動連結板109を回転させる。駆動モータは、直流整流子モータである。駆動プレート108には、更にトルク伝達軸116が設けられている。トルク伝達軸116の支持ブラケット106側の末端には斜歯ギア116Aが嵌着されている。
各着脱部96、98、100、102には更に、図1〜図4に示すように現像器21、23、25、27にトナーを搬送するトナー給送管114が設けられている。トナー給送管114は、柔軟で半透明または透明なフレキシブルチューブからなり、一端が支持ブラケット106におけるトナー導出部106C、他端が現像器21、23、25、27に接続されている。
トナー給送管114は、前述のように半透明または透明なフレキシブルチューブであるから、各着脱部96、98、100、102と現像器21、23、25、27との配置の制約が少なくなる。また、1本のチューブで済むから、複数の部材で構成する必要がない。更に、清掃後に内部にトナーが残っていないかどうかを外側から目視で容易に確認できる。
また、トナー給送管114の始点と終点とを結んだ勾配が水平方向に対して±20度以内になるようにトナー給送管114を配設しているから、トナー給送管114の上り勾配や下り勾配が過大なときとは異なり、トナーが固まって密度が上昇し、トナー排出量が上昇したり、トナー搬送量がばらついて一定量に制御できないという問題が生じることがなく、トナーを所定の搬送量で安定に搬送できる。
図5に示すように、トナー給送管114の内部にはオーガ115が配置されている。オーガ115は、図5および図6に示すように、トナー導出部106C内に収容され、根元部においてトナー導出部106Cに軸支された押出オーガ115Aと、押出オーガ115Aの先端に固定され、トナー給送管114内で回転する螺旋オーガ115Bとから構成されている。押出オーガ115Aは、螺旋状の羽根115Dと、羽根115Dの中心に設けられた回転軸115Cとを有している。回転軸115Cの根元部には斜歯ギア115Eが固定されている。斜歯ギア115Eは、トルク伝達軸116の斜歯ギア116Aと歯合し、トルク伝達軸116の回転をオーガ115の回転軸115Cに伝達する。これにより、駆動プレート108内の駆動モータのトルクがトルク伝達軸116を通して回転軸115Cに伝達されてオーガ115が回転する。
螺旋オーガ115Bは、図5および図6に示すように巾1mm、厚さ0.2〜0.3mm程度の金属薄板を螺旋状に巻回した構成を有している。また、螺旋オーガ115Bの外径は、トナー給送管114の内径よりも1〜2mm小さくなるように形成されている。したがって、トナー給送管114を湾曲させた場合にも、トナー給送管114の内壁と螺旋オーガ115Bとの間の摩擦力は然程強くなることがなく、したがって、トナー給送管114と螺旋オーガ115Bとの摩擦でトナー塊を生じて画質不良を引き起こすことがない。また、トナー給送管114の内径と螺旋オーガ115Bの外径との差が1〜2mmであることにより、トナー隗の生成が更に効果的に防止される。
オーガ115、トナー給送管114、駆動プレート108、および駆動プレート108に設けられた駆動モータは、本発明に係る現像剤供給機構を構成する。そして、トナー給送管114は本発明の現像剤供給機構における現像剤搬送賂に相当し、オーガ115は、前記現像剤供給機構における現像剤供給部材に相当する。
回転軸115Cの根元部には更に、オーガ115の回転数を検出する回転数検出装置120が設けられている。回転数検出装置120は、本発明の現像剤供給機構の備える回転数検出手段に相当する。
回転数検出装置120は、図4〜図6に示すように、回転軸115Cの根元部に固定された回転片120Aと、回転片120Aの回転を光学的に検出するフォトセンサ120Bとを備えている。回転片120Aは、回転軸115Cの半径方向に沿って外側に向かって延在する扇形の板状乃至小片状の部材である。フォトセンサ120Bには発光部と発光部からの光を受光する受光部とを備え、発光部からの光を回転片120Aが遮ることにより、オーガ115の回転を検出する。フォトセンサ120Bの出力は電子回路装置11に入力される。なお、回転片120Aとセンサ120Bとは、夫々本発明における回転部および検出部に相当する。
電子回路装置11においては、フォトセンサ120Bから入力された信号に基き、以下に述べる手順に従ってトナー給送管114内を搬送されるトナーの量を制御している。
電子回路装置11は、フォトセンサ120Bにおいて回転片120Aによって1回光が遮られることにより、オーガ115が1回転したものと判定する。したがって、単位時間、たとえば1分当り、フォトセンサ120Bにおいて光が何回遮られたを検出すれば、単位時間あたりのオーガ115の回転数が検出できる。
ここで、トナーの粒度が一定であれば、オーガ115が1回転したときにトナー給送管114内を搬送されるトナーの量は一定であるから、トナー給送管114内の単位時間当りのトナー搬送量は単位時間あたりのオーガ115の回転数に比例する。したがって、単位時間あたりのオーガ115の回転数が一定になるように駆動モータの回転数を制御すれば、トナー搬送量のバラツキをなくすることができる。
そこで、電子回路装置11においては、フォトセンサ120Bからの入力に基いて求めた単位時間あたりのオーガ115の回転数に基き、所定のトナー搬送量に対応した回転数でオーガ115が回転するように駆動モータに印加する電流値を制御する。駆動モータの制御方法としては、たとえばチョッパ制御や位相制御など、直流モータの速度制御に一般に使用される方式が可能である。
駆動モータへの電流を遮断してオーガ115を停止させたときのオーガ115の空走距離は、オーガ115の回転数に比例し、オーガ115の空走距離と回転数との割合は、駆動モータによって決まっている。そこで、電子回路装置11においては、オーガ115を停止させるときは、オーガ115の回転数に応じて駆動モータへの電流を遮断するタイミングを設定し、回転片120Aがフォトセンサ120Bを通過してから一定の空走距離だけ回転したところで停止するように制御する。
更に、電子回路装置11は、駆動モータをonにしてから所定時間が経過してもオーガ115の回転が検出されない場合は、押出オーガ115Aおよび螺旋オーガ115Bの一方または両方が破損したものと判断して駆動モータへの電流を遮断してオーガ115を停止させる。
加えて、電子回路装置11は、フォトセンサ120Bからの信号を累積してオーガ115の累積回転数を求め、前記累積回転数に基いてトナーの消費量を求めてトナーカートリッジ36.38、40、42の残り寿命を推定する機能も有している。
以上、回転片120Aが1個のみ設けられた例について説明したが、回転片120Aは、一定間隔で複数個設けることができる。回転片120Aを複数個設ければ、たとえば回転片120Aを2個設けた場合は1/2回転単位、回転片120Aを3個設けた場合は1/3回転単位、回転片120Aを4個設けた場合は1/4回転単位というように、回転片120Aの個数に応じ、1回転以下の回転数も容易に検出できる。
オーガ115の回転数を検出する回転数検出装置のほかの例を図7〜図10に示す。
図7に示す回転数検出装置122も、回転数検出装置120と同様にオーガ115の回転数を光学的に検出するものであるが、回転数検出装置120における回転片120Aの代りにオーガ115の回転軸115Cに同心に設けられた回転円板122Aと、回転円板122Aに向かってレーザ光を照射する発光部122Bと、回転円板122Aからの反射光を受光する受光部122Cとを有する。受光部122Cは電子回路装置11に接続され、検出信号が電子回路装置11に入力されるようになっている。
回転円板122Aは、アルミニウムの円板であり、下地は鏡面研磨されている。そして、下地が露出した小区画である光反射部122Dを除いて黒色艶消し塗装されている。発光部122Bと受光部122Cとは、図7に示すように光反射部122Dが最下位に位置したときに発光部122Bからのレーザ光が受光部122Cで受光されるような位置に設けられている。
回転数検出装置122においては、オーガ115が回転すると回転円板122Aも回転するが、光反射部122Dが最下位に位置したときにのみ、発光部122Bからのレーザ光が下地に当って反射されて受光部122Cで受光され、それ以外のときは、発光部122Bからのレーザ光は回転円板122Aにおける艶消し黒色塗装された部分に当って吸収され、受光部122Cでは受光されない。したがって、発光部122Bからのレーザ光は、回転円板122Aが1回転する毎に受光部122Cで1回だけ受光されるから、受光部122Cでレーザ光を何回受光したかを検出すれば、回転円板122Aが何回転したかが求められ、これに基いて回転円板122A、換言すればオーガ115の回転数および累積回転数が求められる。このようにして求めた回転数および累積回転数に基いて駆動モータの回転数を制御する手順およびトナーカートリッジ36、38、40、42の残り寿命の推定を行うことができる。
なお、光反射部122Dを等間隔に複数個設けることにより、回転数検出装置120のところで述べたように1回転以下の回転数も容易に検出できる。
オーガ115の回転数を光学的に検出する回転数検出装置の他の例を図8に示す。図8に示す回転数検出装置124は、オーガ115の回転軸115Cに同心に固定された円筒124Aと、円筒124Aに向かってレーザ光を照射する発光部124Bと、円筒124Aからの反射光を受光する受光部124Cとを有する。受光部124Cは電子回路装置11に接続され、検出信号が電子回路装置11に入力されるようになっている。
円筒124Aの側面は鏡面仕上げされているが、側面上には、艶消し黒色に着色された長方形状の回転検出パッチ124Dが形成されている。発光部124Bからのレーザ光は、円筒124Aの回転検出パッチ124Dが附されていない部分に当ったときは円筒124Aの胴体で受光部124Cに向かって反射される。一方、回転検出パッチ124Dの附されている部分に当ったときは、発光部124Bからのレーザ光は回転検出パッチ124Dで吸収されるから、受光部124Cに向かって反射されることはほとんどない。したがって、発光部124Bからのレーザ光は、円筒124Aが1回転する毎に1回だけ回転検出パッチ124Dで吸収されるから、受光部124Cでレーザ光が受光されなかったことが何回あるかを検出すれば、円筒124Aが何回転したかが求められ、これに基いて円筒124A、換言すればオーガ115の回転数および累積回転数が求められる。このようにして求めた回転数および累積回転数に基いて駆動モータの回転数の制御およびトナーカートリッジ36、38、40、42の残り寿命の推定を行うことができる。駆動モータの回転数の制御の手順およびトナーカートリッジ36、38、40、42の残り寿命の推定の手順については、回転数検出装置120のところで述べたとおりである。
図9に示す回転数検出装置126は、オーガ115の回転軸115Cそのものに艶消し黒色に着色された長方形状の回転検出パッチ126Aを描いた例であり、発光部126Bと受光部126Cとで回転検出パッチ126Aを検出する。回転数検出装置126は、回転軸115Cそのものに描かれた回転検出パッチ126Aを検出する以外は回転数検出装置124と同様である。
図10に示す回転数検出装置128は、オーガ115の回転数を機械的に検出する回転数検出装置の例であり、オーガ115の軸115Cの根元部末端に固定された卵型板状のカム板128Aと、カム板128Aが回転することにより入り切りされるマイクロスイッチ128Bとを有している。マイクロスイッチ128Bは電子回路装置11に接続されている。カム板128Aは、マイクロスイッチ128Bのレバー128Cに当接するように配設されている。したがって、図10において実線および二点鎖線で示すように、カム板128Aが回転すると、レバー128Cは上下方向に揺動し、マイクロスイッチ128Bが入り切りされる。
マイクロスイッチ128Bとしては、レバー128Cが押動されると「切」になる形態のもの、およびレバー128Cが押動されると「入」になる形態のものの何れも使用できる。
回転数検出装置128においては、カム板128Aが1回転するとマイクロスイッチ128Bは1回だけ「切」または「入」になるから、マイクロスイッチ128Bが「切」または「入」になった回数を検出することにより、回転軸115Cが何回転したかが求められ、これに基いてカム板128A、換言すればオーガ115の回転数および累積回転数が求められる。このようにして求めたオーガ115の回転数および累積回転数に基いて駆動モータの回転数の制御およびトナーカートリッジ36、38、40、42の残り寿命の推定を行うことができる。
なお、回転数検出装置122、124、126、128は、何れも本発明の現像剤供給機構の備える回転数検出手段に相当する。
レーザプリンタ10においては、トナーカートリッジ36、38、40、42の夫々について、回転数検出装置120、122、124、126、または128によってオーガ115の回転数を直接検出し、その結果に基づいて電子回路装置11において駆動モータの回転数を制御しているから、前記駆動モータが外乱によって回転数が著しく変動する直流整流子モータであるにもかかわらず、オーガ115の回転数の変動による現像剤供給量のバラツキをなくすることができる。
したがって、カラーバランスの良好な高画質の画像が得られるだけでなく、トナーの残量を低減できるから、トナーカートリッジ36、38、40、42の寿命を延長でき、コストおよび環境負荷の低減を図ることができる。
レーザプリンタ10においては、現像剤供給部材としてオーガ115を使用しているから、現像剤供給部材の回転数とトナーの供給量との間に比例関係がある。したがって、現像剤供給部材であるオーガ115の回転数を制御するだけでトナー給送管114を通過するトナー量を正確に制御できる。
また、回転数検出装置120、122、124、126、および128は、何れもオーガ115とともに回転する回転片120A、回転円板122A、円筒124A、若しくはカム板128Aの回転数を光学または機械的に検出するか、または回転軸115Cそのものの回転を検出しているから、動作が確実であり、故障時の対応も容易である。
更に、電子回路装置11においては、オーガ115を停止させるときは、オーガ115の回転数に応じて駆動モータへの電流を遮断するタイミングを設定し、回転片120Aがフォトセンサ120Bを通過してから一定の空走距離だけ回転したところで停止するように制御する。
したがって、再びオーガ115を回転させたときに、回転初期に回転片120A等が誤って2回検出され、回転数が1回転余計にカウントされることがないから、オーガ115の正確な累積回転数を求めることができる。したがって、現像器21、23、25、27に供給されるトナーの量を正確に制御できる。
加えて、オーガ115の累積回転数とオーガ1回転当りのトナー搬送量とからトナーカートリッジ36、38、40、42内のトナー消費量を正確に推測できるから、トナーカートリッジ36、38、40、42内のトナー残量を、直接測定することなく高精度で求めることができる。
図1は、実施形態1に係るレーザプリンタの全体的な構成を示す概略図である。 図2は、図1に示すレーザプリンタの備えるカートリッジホルダを正面から見たところを示す斜視図である。 図3は、図2に示すカートリッジホルダを背面から見たところを示す斜視図である。 図4は、図2に示すカートリッジホルダにおいてトナーカートリッジが着脱される着脱部に設けられた回転数検出装置の構成を示す拡大斜視図である。 図5は、支持ブラケットおよびトナー給送管の内部の構成を示す断面図である。 図6は、支持ブラケットおよびトナー給送管の内部に設けられたオーガの構成の詳細を示す拡大図である。 図7は、実施形態1に係るレーザプリンタに設けることのできる回転数検出装置の別の例を示す拡大斜視図である。 図8は、実施形態1に係るレーザプリンタに設けることのできる回転数検出装置の別の例を示す拡大斜視図である。 図9は、実施形態1に係るレーザプリンタに設けることのできる回転数検出装置の別の例を示す拡大斜視図である。 図10は、実施形態1に係るレーザプリンタに設けることのできる回転数検出装置の別の例を示す拡大斜視図である。
符号の説明
10 レーザプリンタ
11 電子回路装置
36、38、40、42 トナーカートリッジ
106 支持ブラケット
114 トナー給送管
115 オーガ
115A 押出オーガ
115B 螺旋オーガ
115C 回転軸
115D 羽根
120、122、124、126、128 回転数検出装置
120A 回転片
120B フォトセンサ
122A 回転円板
122B 発光部
122C 受光部
122D 光反射部
124A 円筒
124B 発光部
124C 受光部
124D 回転検出パッチ
126A 回転検出パッチ
126B 発光部
126C 受光部
128A カム板
128B マイクロスイッチ
128C レバー

Claims (14)

  1. 画像形成装置において現像剤を収容する現像剤収容部から画像形成部に現像剤を供給する現像剤供給機構であって、
    現像剤収容部から前記画像形成部に向かって軸線の回りに回転しつつ現像剤を搬送する現像剤供給部材と、
    前記現像剤供給部材を駆動回転させる駆動手段と、
    前記現像剤供給部材の回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記回転数検出手段における回転数の検出結果に基づいて前記駆動手段の回転数を制御する駆動制御手段とを備えてなる現像剤供給機構。
  2. 前記回転数検出手段は、前記現像剤供給部材の回転軸に設けられた回転部と、前記回転部が所定の位置を何回通過したかを検出して前記現像剤供給部材の回転数を検出する検出部とを備えてなる請求項1に記載の現像剤供給機構。
  3. 前記現像剤供給部材は、現像剤収容部から画像形成部に現像剤を搬送する現像剤搬送賂の内部に設けられ、線材または狭巾板材を螺旋状に巻回してなる現像剤搬送オーガである請求項1または2に記載の現像剤供給機構。
  4. 前記回転部は、前記現像剤搬送オーガの回転軸の半径方向に沿って外側に向かって突出する回転片であり、前記検出部は、前記回転片が所定の位置を通過したことを光学的、電気的、または機械的に検出する回転片検出手段である請求項3に記載の現像剤供給機構。
  5. 前記駆動制御手段は、前記検出部における前記回転部の検出結果に基づいて前記現像剤供給手段を停止させるタイミングを設定する請求項2〜4の何れか1項に記載の現像剤供給機構。
  6. 前記検出部における前記回転部の検出結果から前記現像剤供給部材の累積回転数を求め、前記累積回転数と前記現像剤供給部材の1回転当りの現像剤搬送量とから前記現像剤収容部における現像剤の残量を推定する請求項1〜5の何れか1項に記載の現像剤供給機構。
  7. 前記画像形成装置の備える現像剤収容部は着脱可能な現像剤カートリッジである請求項1〜6の何れか1項に記載の現像剤供給機構。
  8. 前記駆動手段がonになった後、所定時間経過後に、前記回転数検出手段において現像剤供給部材の回転が検出されない場合において、前記駆動制御手段は前記駆動手段を停止させる請求項1〜7の何れかに記載の現像剤供給機構。
  9. 前記駆動手段がonになって所定時間経過後に、前記回転数検出手段において現像剤供給部材の回転が検出されない場合において、前記現像剤供給部材に故障があることを操作者に通知する故障通知手段を備えてなる請求項8に記載の現像剤供給機構。
  10. 前記検出部による前記回転部の検出は、前記駆動手段の駆動中にのみ実施する請求項1〜9の何れか1項に記載の現像剤供給機構。
  11. 前記駆動制御手段は、現像剤供給部材を停止させるときは、前記回転部が前記検出部を通過した直後の位置、または前記検出部を通過してから所定の距離または角度だけ進行した位置で現像剤供給部材が停止するように前記駆動手段を停止させる請求項1〜10の何れか1項に記載の現像剤供給機構。
  12. 請求項1〜11の何れか1項に記載の現像剤供給機構と、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部から前記現像剤供給機構によって現像剤が供給されて画像を形成する画像形成部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記画像形成部は、露光によって表面に潜像が形成される感光体と、前記現像剤供給機構によって供給された現像剤によって前記感光体に形成された潜像を現像する現像器とを備え、前記現像剤収容部から前記現像剤供給機構によって前記画像形成部における現像器に現像剤が供給されることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 異なる色の現像剤を供給する複数の現像剤供給機構を備えてなり、前記現像剤供給機構における現像剤供給部材の回転検出および駆動制御は、各現像剤供給機構毎に独立して行われる請求項12または13に記載の画像形成装置。
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